JP2008253242A - 植物の生育方法および肥料用おから - Google Patents

植物の生育方法および肥料用おから Download PDF

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Abstract

【課題】 豆腐類製造事業所より排出されるおからは、国内で年間100万トンと言われ、リサイクル法が適用されても殆んどが産業廃棄物として処理されている現況でこれといった有効利用法が見出せなかった。食品素材として利用されているが廃棄(排出)量からすれば、まだまだ極僅かであり、大半が焼却、埋め立てされている。従来、おからを堆肥製造時に混ぜ発酵・切り替えしを行い6〜10ヶ月をかけて有機堆肥肥料として利用してきたが、時間と手間が掛かり良い方法と言えない。
そこで、おからを原料として簡単にそのまま植物に成長促進肥料として施肥できることを課題とする。
【解決手段】 本発明は、おからを微粒子化しペースト状にすることで、直接施肥でき肥料効果があり、分散浸透性・保水性が良く土中で醗酵障害も起きなく、腐敗・悪臭の発生を好適に回避、従来の肥料より成長が早いことを見出し、本発明を完成するに至った。
【選択図】図6

Description

本発明は、豆腐および豆乳類製造時等に発生するおからを用いた植物の生育方法及びこれに適した肥料用おからに関する。
おからは、大豆から豆腐や豆乳、湯葉等を製造する際に二次的に発生する固形残渣で、国内で年間80〜100万トン発生するといわれている。
おからは、大豆由来の蛋白質、脂質、糖質や食物繊維、リン、カルシウム、カリウムを多く含み、人間の食品への利用が図られると共に植物にとっても欠かすことの出来ない栄養成分が含まれていることから肥料としての利用が試みられ、さらに、一部でリサイクル法をクリアーするため、乾燥オカラとして動物の餌料や猫砂等に使用されているが、未だ発生量に見合うだけの消費量がなく、その大部分が産業廃棄物として処理されている。
おからの肥料としての利用は従来から多々試みられているが、生おからを湿潤状態でそのまま土表に施肥すると、その性質上短時間での腐敗が激しく、悪臭を発生し生活環境を悪化させ公害の原因となり、また土壌中に混ぜ込む場合には腐敗とともに発酵が始まり、植物が存在する場合には根や芽が発酵熱により枯れたり、養分が濃いと浸透圧で枯れるという問題があり、直接的に施肥して用いるには大きな問題がある。
一方、生おからを乾燥させて同様に施肥することも試みられているが、おからは吸湿性が高く、施肥後に吸湿して生おからと同様の問題を生じることとなる。
おからの肥料としての利用方法における上記問題を回避する他の肥料としての利用方法としては、下記特許文献例で見られる如く、堆肥化して使用する方法、発酵促進装置を用いて発酵させ有機肥料として用いる方法が試みられているが、これらの方法では多大の労力と時間、独特の技術・設備を必要とする難点がある。
特開平8−217585 特開2003−321288 特開2005−320181 特開2006−110440
本発明は、腐敗・悪臭を発生させることなくおからを植物に直接的に施肥し植物を生育する方法を提供し、従来殆んどが産業廃棄物として処理されていたおからを原料として、簡便に施せる肥料用オカラを提供することを課題とする。
本発明者は、おからを微粒子化しペースト状にすることで、直接施肥した場合に土中への浸透性、分散性が良く腐敗・悪臭の発生を好適に回避して肥料効果があり、上記課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は上記課題を解決する手段として、
(1)平均粒径5〜500ミクロンのおからを植物の近傍の培地に施すことを特徴とする植物の生育方法。
(2)微粒子おからが、乾燥状のおからである(1)に記載の植物の生育方法。
(3)微粒子おからが、水性ペースト状のおからである(1)に記載の植物の生育方法。
(4)水性ペースト状のおからが、生おからを粉砕して得られるペーストである(3)に記載の植物の生育方法。
(5)水性ペースト状のおからが、乾燥微粒子おからに加水して得られるペーストである(3)に記載の植物の生育方法。
(6)微粒子おからを植物近傍の培土に施すに際し、培土の表面又は土中に施すことからなる(1)〜(5)に記載の植物の生育方法。
(7)水性ペースト状のおからを植物近傍の培土に施すに際し、おから粒子の水性ペーストにさらに加水し流動化して施すことからなる(3)〜(6)に記載の植物の生育方法
(8)微粒子おからを植物の近傍の培地に施し、ついで散水することを特徴とする(1)〜(7)に記載の植物の生育方法。
以上(1)〜(8)を提供し、このための肥料用おからとして、
(9)平均粒子径5〜500ミクロンの微粒子おからからなる肥料用おから。
(10)微粒子おからが乾燥微粒子おからである(9)に記載の肥料用おから。
(11)微粒子オカラが、水性ペースト状のおからである(9)に記載の肥料用おから。
(12)水性ペースト状のおからが、生おからを粉砕して得られるペーストである(11)に記載の肥料用おから。
(13)水性ペースト状のおからが、生おからを粉砕し加水煮沸洗浄したものである(11)に記載の肥料用おから。
(14)水性ペースト状のおからが、乾燥微粒子おからに加水して得られたものである(11)記載の肥料用おからを提供するものである。
本発明に基づき微粒子のおからを植物の培土に施すことで、施肥したおから粒子が散水や雨水でバラけて土中に浸透して行き、分散された状態での発酵が促進され、また微粒子化する工程でおからの細胞膜が破壊されているのでリン酸等の養分の溶出が容易であるため植物の発根、成育が十分に促進され、さらに、繊維質を多く含むので土の目詰まり等も抑制され、バクテリア環境を整え、土壌中水分が多いときは内部に水分を蓄え、土壌中水分が不足すると放出する土壌中の水分コントロールを行い、植物の生育環境を良好に保つ効果を奏し、従来の農法に比較し、野菜類においては、良質の野菜を得かつ収穫時期を著しく早めることができる。
発明に用いられる肥料用おからは、微粒子おからであってその平均粒径は5〜500ミクロンが好ましい。粒径がこれ以下の場合肥料としての効果において劣るものではないが製造上高度な技術を要し、500ミクロンを超えると粒子の土中への浸透性、分散性が悪く施肥効果および環境面において好ましくない。製造の容易さ及びおからの施用効果を考慮した場合のおからの平均粒子径は200〜400ミクロンがより好ましい。
おからを微粒子化する方法は既存方法が適用できるがたとえば電動石臼、または電動カッター方式を用いることができる。おからの含水率は72〜80%であり、これらを直接電動石臼や電動カッターで粉砕処理することは可能であるが、そのままだと比重が小さいため自然落下せず機械の摩砕部で焼付きなどの障害が発生しやすく、これらを防止するためは1〜3倍の加水をして流動性をもたせ粉砕することが好ましい。
所望の粒径に微粒子化したおからは、水性ペーストとしてそのまま使用に供することができるが、保存する場合は、乾燥処理をするか腐敗を防止するため加水煮沸処理をし、又は長期保存の可能性がある場合には、真空包装し加熱殺菌処理を施すのが好ましい。保存するに当たり、微粒子おからが生おからを加水粉砕して得られたペーストの場合には、含水率が90%以上と高く取り扱いにくいため例えば遠心分離機、濾布等の既存の脱水方法により脱水することが好ましい。
微粒子おからの培土への施用は、乾燥状態で又は水性ペーストの状態で土表または土中に施して行う。
微粒子おからの水性ペーストは上記生おからを粉砕したままのペーストでもよく腐敗防止処理をしたペーストまた乾燥微粒子おからに加水して得たペーストでも良い。
乾燥微粒子おからは自ら製造した微粒子おからを乾燥してもよいが食品用として市販されているものも有効に使用できる。乾燥粉末おからを植物(特に野菜や果実、花や花木等)に施す場合は、粉末粒子径5〜400ミクロンがよく、200ミクロン前後が望ましい。
微粒子オカラの具体的な施用方法は、土壌(畑)全般に散布、または、トラクター等により攪拌して鋤き込んでも良く、水分80%前後で団子にできる程度の固さなので団子状にして施肥しても良く、これらの方法により微粒子おからの水性ペーストを植物近傍の培土に施せばよい。
施肥の対象とする植物は、野菜、花、果樹等多岐にわたり特に不都合なものはなく種子・・苗・若木の状態から成長したものまで広く適用できる。
微粒子おからの施肥のタイミングは、元肥として種まき床、苗木の移植床に混ぜるか、発芽後や苗木移植後に、根元に埋めるか、土壌表面に散布しても良く、追肥としても使用できる。
上述の如く微粒子おからの具体的施肥方法は場所、時期、対象植物に応じていろいろあるが、植物の根張りを良くするには、発芽後、又は苗木移植後に幹の側か土壌表面に施すのが望ましく、腐敗のおそれがある場合、苗木幹の側に埋めて1〜2cm覆土するのが望ましい。こうすることで、散水や雨水で粒子が土中に細かく浸透、分散し、養分が溶出し、成長促進効果をもたらす。
微粒子おからのうち、乾燥微粉末オカラの使い方は、油かすや米糠と同様の使い方もできるが、後発酵熱や腐敗が遅く即効性が薄れる。従って本発明に基づきそのまま利用する場合は、土壌表面に撒く(耕して混ぜても良い)か、元肥として、床の下部に、または、側に溝を掘るか、幹の廻りに撒くか埋め込むと良い。
微粒子おからのうち、ペースト状のおからを用いる場合は、ペースト状のおからは水分80%前後で団子にできる程度の固さなので、この施し方はばら撒いてもよくまたまとめて施肥しても良い。団子状で施肥する場合の量は、60〜70g(卵大の大きさ)のものを苗木幹の両側(廻り)に施すのが望ましく、土壌混ぜ込み、または、元肥の場合は、この倍量程度が望ましいが、多くても弊害は無い。
ペースト状おからを野菜や花などに追肥として用いる場合は、1本の幹に卵大3〜4個(卵大1ヶあたりペーストで約70〜80g)を幹根元に施すのも効果的であり、ほうれん草のようなベタまきの葉物や根菜類の場合は、土壌に混ぜるか、または、側に溝を掘り、そこに施すと良い。また、花の場合や鉢植え(プランター)の場合は、土表面に置くように施すのが望ましいが、微酸敗臭がすることがあるので、土表面にバラ撒くように薄く置き、その上から1〜2cmの覆土を施すと良い。
ペースト状の微粒子おからを用いて施肥する場合、施肥の周囲の状況や環境によってそのまま固形状で施肥するには手間がかかることがあるが、この場合ペースト状の微粒子おからにさらに2〜7倍、好ましくは3〜5倍、の加水を行い、流動化状態としてバケツやジョウロで、苗床、土壌の表面に散布、また、側溝をつくり、流し込んでも良い。この場合の施肥量は前記を目安とすればよい。
散水は、雨季であれば特に必要はないが、乾燥期には施肥後速やかに散水するのが好ましい。高温多湿の時期は施肥後2時間以内に行うのが好ましく、当該おからに十分行きわたるようにし、固形状で表土に施した場合には形がくずれるぐらい十分に散水を行う。散水は、施肥直後だけではなくその後数次にわたり行い、表土に施肥した場合には微粒子おからがほとんど土中に分散移行して喪失するまで繰り返して行うのが好ましい。
200坪の畑に2トンのおから微粒子ペーストをバラ撒きし、トラクターによってかき混ぜ、そこに巾40cm、高さ10cmの床をつくり、小松菜の種を撒く。従来は元肥(堆肥、米糠、油かす)を施し、床をつくって種を撒いたが、元肥をやらず実施した。従来(通常)であると、種まきから75日程度で収穫を始められるが、おから微粒子ペーストを使ったため、60日で収穫ができ収穫期が短縮した。従来(今まで)の施法では、30〜35cm程度で成長は止まるが、今回は高さ50cm以上に成長した。
さつま芋「品種:紅あづま」の苗木を[0029]同様にして植えつけた。葉やツルの成長が従来よりも早く、その数と大きさ共に30%位多く大きかったので、通常6ヶ月のものを半月早く試し掘りしたところ、すでに芋が巨大化していた。
ビニルハウス内に(巾3m×奥行6m)に、元肥は施さず、キュウリ、トマト、サラダ茄子の市販苗木を各10本移植し、直後に苗木の廻りに、1本あたりおから微粒子ペーストで400gをバラ撒きし、散水をした。ペーストは少しバラけた状態となり、一部は土中に浸透していった。
毎朝、散水を実施したところ、15日程で、ペーストは殆んど浸透してしまったが、苗木の成長は従来に無く早く、幹も太く葉は濃緑色で、しっかりとした葉幹であった。
その後も成長著しく、全ての初収穫期が(従来比較で平均約10日位)早く、キュウリはみずみずしく甘味があり、トマトも同様、サラダなすは臭いが少なく食べやすくなった。また、虫がつきにくく無農薬栽培ができた。
またキュウリ、トマト、サラダなすは夏野菜であって、葉幹のいたみが早いのが普通であるが、オカラ微粒子ペーストを施したことで葉幹のいたみが遅くなり、収穫期間が1.3〜1.5倍延長した。
露地(畑)栽培中の里芋、菊芋の根本土壌表面におから微粒子ペーストを1株あたり1kg程度を施したところ、樹や茎葉の成長著しく、従来の1.5倍(里芋:高さ160cm[図1]、菊芋:高さ250cm[図2]、幹径3cm[図3])となり、それぞれ芋の収穫量が1.3〜1.5倍となった。
大型プランター30cm×90cm×深さ35cmに、市販されている一般的大きさのカサブランカ(ユリ科)の球根を2種各3ヶを2ヶのプランターに植え付け、発芽したところに、おから微粒子ペーストを各プランターに2.5kgを土表面に撒き、散水を毎日実施したところ30日程で、ペーストは全て土中に浸透した。10日程で太い幹に濃緑色の葉が出て30日経過時では、幹径18ミリメートル[図5]、葉長220〜230ミリメートル、葉巾23〜25mmと通常考えられない程に育った。植え付け後、100日が経過した頃、つぼみがつき始め、見る間に大きくなり、花も1本に9〜11ヶを付け、花1ヶが大きく、花径250〜280mm[図4]の巨大輪となった。2ヶのプランター計6本とも同様の開花となった。また、幹径18mm[図5]と太く、発根状況[図5]も400mmと通常の2倍程度の成長がみられた。
[図6]に示すように、畑にブロッコリーの苗木6本を元肥を入れずに植え付け(H18.9.10)、その17日後、半分の3本にのみ、1本あたり1kgのペーストを幹の廻りの土表面に施し(H18.9.27)、6本全部に散水する。1日1回1週間散水し、その後は放置植え付け30日後に農薬散布。成長比較[表1]に示すように、ペースト施肥の方が著しく成長が早い。
ブロッコリー(畑露地栽培)植え付け3ヶ月後のペースト施肥の可食部を[図7]、発根状況比較を[図8]に示す。発根状況も著しい差がでた。
前述同様に、パンジー(花)についても実施した。
プランター3ヶ(A、B、C)に、幼苗を各3本ずつ植え付け。
プランターA 元肥として化成肥料(N:P:K=8:8:8)10gを土表面全体 にばら撒く。
プランターB プランターA同様の元肥。苗の廻りの土表面に各100gのおから微 粒子ペーストを平均にバラ撒く。(100g×3)
プランターC プランターA同様の元肥。苗の廻りに乾燥粉末おからに5倍加水しペ ースト状にしたものをプランターB同様、苗の廻りに100g×3を 平均に施す。
前述成長記録を[表2]に示す。
結果:プランターAとB.Cでは、11月1日時点(苗植え付けから36日)で生育に 1回りの差が見られた。プランターB.Cの生育は、ほぼ同じ。
以上のように、おからを微粒子化することで、有機肥料のように完熟堆肥化せず、即施肥が可能で、労力や時間を費やすことなく使用が可能で、成長促進効果、及び巨大化や収穫期間の延長ができ、花や葉物野菜においては、早期収穫、早期出荷が可能となる。野菜はみずみずしく新鮮で味も良く申し分ない肥料効果があることが実証された。
また、微粒子おからの性質上、保湿性が高いため、水分が多い時はおから中に吸収(保水)し、土中の水分が不足すると放出するので、散水をわすれても痛みが少なく、被害も減少し、土壌混ぜ込みの場合肥料効果も長期間に亘る(10ヶ月以上)ことが判明した。ただし、土表面施肥の場合、条件により多少酸敗臭が発生する。
前述の比較試験から明らかなように、おからをそのまま加水し微粒子ペースト化したものと、乾燥オカラ粉末を加水し、ペースト状としたもので、ほぼ同様の効果が得られた。
産業廃棄物のおからをリサイクル法に基づき、乾燥おから粉末を製造している事業者は多く、現在、配合飼料や猫砂等に利用されているに過ぎなく、過剰在庫となっている。本発明を適用することによって、これらが植物の成長促進に利用されると、生おからも含め年間80〜100万トンのおからが容易にリサイクルでき100億円/年の処分費が大幅に削減できる可能性があり、また、土壌にも環境にも優しく、農家や花木業にとっては収益が上がる可能性があり、その社会貢献度は計り知れないものである。
ペースト施肥里芋の生育状況(樹丈) ペースト施肥菊芋の生育状況(樹丈) ペースト施肥菊芋の生育状況(幹) ペースト施肥カサブランカ生育状況(花径) ペースト施肥カサブランカ生育状況(茎・発根状況) ブロッコリー(露地栽培)植え付け、及びペースト施肥状況 ペースト施肥ブロッコリー(露地栽培)の可食部 H.18.11.10 ブロッコリー(露地栽培)発根状況比較 H.18.12.7

Claims (14)

  1. 平均粒径5〜500ミクロンの微粒子おからを植物の近傍の培地に施すことを特徴とする植物の生育方法
  2. 微粒子おからが、乾燥状のおからである請求項1に記載の植物の生育方法
  3. 微粒子おからが、水性ペースト状のおからである請求項1に記載の植物の生育方法
  4. 水性ペースト状のおからが、生おからを粉砕して得られるペーストである請求項3に記載の植物の生育方法
  5. 水性ペースト状のおからが、乾燥微粒子おからに加水して得られペーストである請求項3に記載の植物の生育方法
  6. 微粒子おからを植物近傍の培土に施すに際し、培土の表面又は土中に施すことからなる請求項1〜5に記載の植物の生育方法
  7. 水性ペースト状のおからを植物近傍の培土に施すに際し、おから粒子の水性ペーストにさらに加水し流動化して施すことからなる請求項3〜6に記載の植物の生育方法
  8. 微粒子おからを植物の近傍の培地に施し、ついで散水することを特徴とする請求項1〜7に記載の植物の生育方法
  9. 平均粒子径5〜600ミクロンの微粒子おからからなる肥料用おから
  10. 微粒子おからが、乾燥微粒子おからである請求項9に記載の肥料用おから
  11. 微粒子おからが、水性ペースト状のおからである請求項9に記載の肥料用おから
  12. 水性ペースト状のおからが、生おからを粉砕して得られるペーストである請求項11に記載の肥料用おから
  13. 水性ペースト状のおからが、生おからを粉砕し加水煮沸洗浄したものである請求項11に記載の肥料用おから
  14. 水性ペースト状のおからが、乾燥微粒子おからに加水して得られたものである請求項11記載の肥料用おから
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