JP3243457U - 無線伝送モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】 ユーザーのさまざまなニーズを満たすことができる無線通信または無線充電に適用される無線伝送モジュールを提供する。【解決手段】 エネルギーまたは信号を伝送するように用いられ、第1のコイル、前記第1のコイルに対応する第1の透磁性要素、および前記第1の透磁性要素の1つ側に設置された第2の透磁性要素を含む無線受信アセンブリを含む無線送信モジュールである。【選択図】 図2
Description
本考案は、無線伝送モジュールに関するものであり、特に、無線通信または無線充電に適用される無線伝送モジュールに関するものである。
技術の発展に伴い、多くの電子機器(例えば、タブレットまたはスマートフォン)がワイヤレス充電の機能を有するようになった。ユーザーは、電子装置をワイヤレス充電トランスミッター上に置いて、電子装置内のワイヤレス充電レシーバーが、電磁誘導または電磁共鳴を用いて電流を生成し、バッテリーに充電を行うことができる。ワイヤレス充電の利便性により、ワイヤレス充電モジュールを有する電子機器も普及が進んでいる。
一般的に言えば、ワイヤレス充電モジュールは、コイルを支持する1つの透磁性基板を含む。コイルに通電し、ワイヤレス充電モードまたはワイヤレス通信モードを動作したとき、透磁性基板は、コイルからの磁力線をより集中させ、より優れた性能を得ることができる。しかしながら、既存のワイヤレス充電(または通信)モジュールの構造およびコイルの巻き方では、充電、通信性能の向上、サイズの小型化など、無線伝送モジュールのさまざまな要件を満たすことができない。
従って、ユーザーのさまざまなニーズを満たすことができる無線伝送モジュールをどのように設計するかが、目下、探求し、解決すべき課題である。
本考案は、ユーザーのさまざまなニーズを満たすことができる無線通信または無線充電に適用される無線伝送モジュールを提供することを目的とする。
本開示は、無線受信アセンブリを含む、エネルギーまたは信号を伝送するように用いられる無線送信モジュールを提供する。無線受信アセンブリは、第1のコイル、第1の透磁性要素、および第2の透磁性要素を含む。第1の透磁性要素は、第1のコイルに対応する。第2の透磁性要素は、第1の透磁性要素の1つ側に設置される。
本開示のいくつかの実施形態によれば、無線受信アセンブリは、受信装置の第1の面に設置される。第1のコイルの第1の巻軸の方向に沿って見たとき、第1の透磁性要素と第2の透磁性要素との間に第1のギャップが形成される。第1のギャップの最小幅は1mmより大きい。第1のギャップの最大幅は30mmより小さい。
本開示のいくつかの実施形態によれば、第1の巻軸に沿って見たとき、第1の透磁性要素は、円形構造を有する。第1の巻軸に沿って見たとき、第2の透磁性要素は、円形構造を有する。第2の透磁性要素の直径は、第1の透磁性要素の直径以上である。第1の巻軸に沿って見たとき、第1のギャップは直線状でない。第1の巻軸に沿って見たとき、第1のギャップは、砂時計構造を有する。
本開示のいくつかの実施形態によれば、無線受信アセンブリは、第2の透磁性要素に対応する第2のコイルをさらに含む。第1のコイルは第2のコイルに電気的に接続される。第1のコイルは、第1の入線部および第1の出線部を含む。第2のコイルは、第2の入線部および第2の出線部を含む。第1の出線部は、第2の入線部に直接接続される。第1の巻軸に沿って見たとき、第1の出線部は、第2の透磁性要素と重ならない。第1の巻軸に沿って見たとき、第2の入線部は、第1の透磁性要素と重ならない。第1の面は曲面構造を有する。第1の巻軸は、第1の面に垂直である。第2のコイルの第2の巻軸は、第1の面に垂直である。第1の巻軸は第2の巻軸と平行でない。第1の巻軸は、第2の透磁性要素を通過しない。第2の巻軸は、第1の透磁性要素を通過しない。
本開示のいくつかの実施形態によれば、無線受信アセンブリは、第3のコイルおよび第3の透磁性要素をさらに含む。第3の透磁性要素は第3のコイルに対応する。第2の巻軸に沿って見たとき、第2のコイルは、第1のコイルと第3のコイルとの間に位置する。第2のコイルは、第3のコイルに電気的に接続される。第3のコイルは、第3の入線部および第3の出線部を含む。第2の出線部は、第3の入線部に直接接続される。第2の巻軸に沿って見たとき、第2の出線部は、第3の透磁性要素と重ならない。第2の巻軸に沿って見たとき、第3の入線部は、第2の透磁性要素と重ならない。第1のコイル、第2のコイル、および第3のコイルは一体成形である。第3のコイルの第3の巻軸は、第1の面に垂直である。第3の巻軸は、第1の巻軸と平行でない。第3の巻軸は、第2の巻軸と平行でない。第1の巻軸は、第3の透磁性要素を通過しない。第2の巻軸は、第3の透磁性要素を通過しない。第3の巻軸は、第1の透磁性要素を通過しない。第3の巻軸は、第2の透磁性要素を通過しない。第2の巻軸に沿って見たとき、第2の透磁性要素と第3の透磁性要素との間に第2のギャップが形成される。第1のギャップは第2のギャップに等しい。 第1のギャップと第2のギャップは、第2のコイルに対して対称である。
本開示のいくつかの実施形態によれば、無線受信アセンブリは、第1の保護要素および第2の保護要素をさらに含む。第1の透磁性要素、第2の透磁性要素、および第3の透磁性要素は、第1の保護要素と第2の保護要素との間に設置される。第1の巻軸に沿って見たとき、第1の保護要素は、第1の透磁性要素、第2の透磁性要素、および第3の透磁性要素と完全に重なる。第1の巻軸に沿って見たとき、第1の保護要素は細長い構造を有する。第1の保護要素と第2の保護要素は同じサイズを有する。無線受信アセンブリは、第1の接着要素、第2の接着要素、および第3の接着要素をさらに含む。第1の接着要素、第2の接着要素、および第3の接着要素は、第1のコイル、第2のコイル、および第3のコイルを、第1の透磁性要素、第2の透磁性要素、および第3の透磁性要素にそれぞれ接着するように構成される。無線受信アセンブリは、第4の接着要素および第5の接着要素をさらに含む。第4の接着要素は、第1の接着要素と第2の接着要素との間に接続される。第5の接着要素は、第2の接着要素と第3の接着要素との間に接続される。第4の接着要素は、第1の出線部および第2の入線部に接着するように構成される。第5の接着要素は、第2の出線部および第3の入線部に接着するように構成される。
本開示のいくつかの実施形態によれば、第1の保護要素は、第1のインターフェース部および第2のインターフェース部を有する。第2の巻軸に沿って見たとき、第1のインターフェース部は、第1の透磁性要素と第2の透磁性要素との間に位置する。第2の巻軸に沿って見たとき、第2のインターフェース部は、第2の透磁性要素と第3の透磁性要素との間に位置する。第2の巻軸に沿って見たとき、第1のインターフェース部は、第1の透磁性要素および第2の透磁性要素と重ならない。第2の巻軸に沿って見たとき、第2のインターフェース部は、第2の透磁性要素および第3の透磁性要素と重ならない。第2の保護要素は、第3のインターフェース部および第4のインターフェース部を有する。第2の巻軸に沿って見たとき、第3のインターフェース部は、第1の透磁性要素と第2の透磁性要素との間に位置する。第2の巻軸に沿って見たとき、第4のインターフェース部は、第2の透磁性要素と第3の透磁性要素との間に位置する。第2の巻軸に沿って見たとき、第3のインターフェース部は、第1の透磁性要素および第2の透磁性要素と重ならない。第2の巻軸に沿って見たとき、第4のインターフェース部は、第2の透磁性要素および第3の透磁性要素と重ならない。第2の透磁性要素に平行な方向に沿って見たとき、第1のインターフェース部は、第3のインターフェース部に当接する。第2の透磁性要素に平行な方向に沿って見たとき、第2のインターフェース部は、第4のインターフェース部に当接する。無線受信アセンブリは、第1のスルーホール、第2のスルーホール、第3のスルーホール、および第4のスルーホールをさらに含む。第1のスルーホールは、第1のインターフェース部と第3のインターフェース部を貫通する。第2のスルーホールは、第1のインターフェース部と第3のインターフェース部を貫通する。第3のスルーホールは、第2のインターフェース部と第4のインターフェース部を貫通する。第4のスルーホールは、第2のインターフェース部と第4のインターフェース部を貫通する。第1のスルーホールおよび第2のスルーホールは、第1の方向に沿って配置される。第3のスルーホールおよび第4のスルーホールは、第2の方向に沿って配置される。第1の方向は第2の方向に平行である。
本開示のいくつかの実施形態によれば、第1のコイルのサイズは第2のコイルのサイズと異なる。第2のコイルのサイズは第3のコイルのサイズと異なる。第2のコイルのサイズは第1のコイルのサイズよりも大きい。第2のコイルのサイズは第3のコイルのサイズよりも大きい。第1のコイルのサイズは第3のコイルのサイズと等しい。無線伝送モジュールは、送信装置の第2の面に設置された無線送信アセンブリをさらに含む。無線送信アセンブリは、無線受信アセンブリに対応する。第2の面は第1の面に対応する。第2の面は曲面構造を有する。無線送信アセンブリは、第4のコイル、第5のコイル、および第6のコイルを含む。受信装置が送信装置に接続されたとき、第4のコイル、第5のコイル、および第6のコイルは、第1のコイル、第2のコイル、および第3のコイルにそれぞれ面する。第4のコイルのサイズは第5のコイルのサイズと異なる。第5のコイルのサイズは第6のコイルのサイズと異なる。第5のコイルのサイズは第4のコイルのサイズよりも大きい。第5のコイルのサイズは第6のコイルのサイズよりも大きい。第4のコイルのサイズは第6のコイルのサイズよりも大きい。
本開示のいくつかの実施形態によれば、無線受信アセンブリは、受信装置の第1の面に設置される。無線受信アセンブリは、第3の透磁性要素をさらに含む。第1の透磁性要素、第2の透磁性要素、および第3の透磁性要素は、第1の面上に順次に配置される。第1のコイルは、第1の透磁性要素、第2の透磁性要素、および第3の透磁性要素上に設置される。第1のコイルの第1の巻軸の方向に沿って見たとき、第1のコイルは第1の透磁性要素に重なる。第1の巻軸の方向に沿って見たとき、第1のコイルは第2の透磁性要素と重なる。第1の巻軸の方向に沿って見たとき、第1のコイルは第3の透磁性要素と重なる。第1の巻軸の方向に沿って見たとき、第1の透磁性要素と第2の透磁性要素との間に第1のギャップが形成される。第1の巻軸の方向に沿って見たとき、第2の透磁性要素と第3の透磁性要素との間に第2のギャップが形成される。第1のギャップは第2のギャップと等しい。第1の巻軸の方向に沿って見たとき、第1のコイルは第1のギャップと重なる。第1の巻軸の方向に沿って見たとき、第1のコイルは第2のギャップと重なる。第1のコイルは平面コイルである。
本開示のいくつかの実施形態によれば、第1の透磁性要素は、第2の透磁性要素と接触するように構成される。第1のコイルの第1の巻軸に沿って見たとき、第1の透磁性要素は第2の透磁性要素と重ならない。
本開示は、無線受信アセンブリおよび無線送信アセンブリを含む無線伝送モジュールを提案する。無線受信アセンブリは、複数の受信コイル(例えば、第1~第3のコイル)を含むことができ、無線送信アセンブリは、複数の送信コイル(例えば、第4~第6のコイル)を含むことができ、複数の受信コイルは一体成形であり、複数の送信コイルは一体成形であり、且つ複数の受信コイルは複数の送信コイルに対応している。
また、無線受信アセンブリは、第1~第3のコイルに対応する第1~第3の透磁性要素をさらに含み、且つこれらの透磁性要素は可撓性を有するため、無線受信アセンブリが曲面構造を有する受信装置にフィットして設置されることができるようにすることができる。それに応じて、無線送信アセンブリは、複数の送信コイルにそれぞれ対応する複数の透磁性要素を有することもできる。ここでの複数の送信コイルのサイズは、複数の受信コイルのサイズに対応する。
本開示の構造の構成により、無線伝送モジュールを異なる形状を有する電子機器の面に任意に設置させて、設計の自由度を高めることができ、且つ複数の一体成形のコイルを設置することで、無線充電の有効面積を増やすだけでなく、さらに効果的に放熱の効率も高めることができる。
提供される主題の異なる特徴を実施するために、いくつかの異なる実施方法または例が以下に開示される。本開示を説明するために、具体的な要素およびその配置の実施例を以下に記載する。例えば、本明細書における、第1の特徴が第2の特徴の上に形成されるという記載は、第1の特徴が第2の特徴と直接接触している実施形態を含み得るか、または、第1の特徴の要素と第2の特徴の要素との間に他の特徴を有する実施形態も含まれ得ることである。換言すれば、第1の特徴の要素は第2の特徴の要素と直接接触していないことがある。
また、異なる実施形態では、繰り返される記号またはラベルが用いされる可能性があり、これらの繰り返しは、本開示を簡単かつ明確に説明することのみを目的としており、議論された異なる実施形態および/または構造間に特定の関係があることを意味するものではない。また、本開示における別の特徴の要素の上に別の特徴の要素を形成、接続、および/または結合することは、その中の特徴の要素が直接接触して形成される実施形態を含むことができ、且つ上述の特徴の要素が直接接触しないように、上述の特徴の要素に挿入する追加の特徴の要素を形成することができる実施形態も含むことができる。また、例えば、「垂直の」、「上方」、「上」、「下」、「底部」など空間的に関連する用語、および類似の用語(例えば「下向き」、「上向き」など)が用いられることがあり、これらの空間的に相対的な用語は、図面内の1つの(複数の)要素または特徴と、別の(複数の)要素または特徴との関係を記述するための説明を簡潔にするために用いられる。これらの空間的に相対的な用語は、特徴を含む装置の異なる方向を包括することを意図している。
特に定義されない限り、本明細書で用いられる全ての技術用語および科学用語は、本考案が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。理解されることであろうが、一般的に使用される辞書で定義されている用語は、本開示の相対的スキルおよび本開示の背景または文脈に適合する意味を有するものとして解釈されるべきであり、特に定義されない限り、理想化されたまたは過度に形式的な方法で解釈されるべきではない。
さらに、本明細書および実用新案登録請求の範囲で用いられる「第1」、「第2」などの序数詞は、クレーム要素を区別するものであり、それ自体は、クレーム要素に任意の前の序数詞を含んだり示唆したりするものではなく、あるクレーム要素と別のクレーム要素の順序、または製造方法における順序を示唆するものでもない。このような序数詞の使用は、ある名前のクレーム要素を同じ名前の別のクレーム要素と明確に区別できるようにするためにのみ用いている。
また、本開示のいくつかの実施形態において、「接合された」または「相互接続された」などの接合、結合などに関連する用語は、特に定義されない限り、互いの構造が直接接触することを指すか、または互いの構造が直接接触しないことを指すことができ、且つこの接合、結合に関する用語は、2つの構造が移動可能な、または2つの構造が固定した関係を含むことができる。
図1に示すように、図1は、本考案の一実施形態による無線受信アセンブリ100の分解図である。図1に示すように、無線受信アセンブリ100は、エネルギーまたは信号を伝送するように用いられることができる無線伝送アセンブリである。ここでの無線伝送アセンブリ100は、第1のコイル101、第1の透磁性要素105、第1の保護要素108、第2の保護要素111、および第1の接着要素115を含むことができる。
この実施形態では、第1のコイル101、第1の接着要素115、第1の保護要素108、第1の透磁性要素105、および第2の保護要素111は、第1のコイル101の第1の巻軸RX1に沿って順次に配置される。
同様に、無線伝送アセンブリ100は、第2のコイル102、第2の透磁性要素106、第1の保護要素109、第2の保護要素112、および第2の接着要素116をさらに含むことができ、第2のコイル102、第2の接着要素116、第1の保護要素109、第2の透磁性要素106、および第2の保護要素112は、第2のコイル102の第2の巻軸RX2に沿って順次に配置される。
同様に、無線伝送アセンブリ100は、第3のコイル103、第3の透磁性要素107、第1の保護要素110、第2の保護要素113、および第3の接着要素117をさらに含むことができ、第3のコイル103、第3の接着要素117、第1の保護要素110、第3の透磁性要素107、および第2の保護要素113は、第3のコイル103の第3の巻軸RX3に沿って順次に配置される。
第1のコイル101、第2のコイル102、および第3のコイル103は一体成形であることに留意されたい。具体的には、第1のコイル101、第2のコイル102、および第3のコイル103は、同一の導線で形成されたコイルアセンブリ100Xである。
この実施形態では、コイルアセンブリ100Xは、外部充電装置に用いられるワイヤレス充電を行う充電コイルとなることができる。例えば、コイルアセンブリ100Xは、A4WP(Alliance for Wireless Power)規格に基づく共振充電コイルとして用いることができるが、これに限定されない。
また、コイルアセンブリ102は、Qi規格などのワイヤレスパワーコンソーシアム(WPC)の規格に基づくことができ、感応充電コイルとなる。従って、この実施形態は、コイルアセンブリ102が異なる形態の充電方法に同時に対応することを可能にし、適用可能な範囲を増加させることができる。例えば、近距離(例えば1cm以下)のときでは、感応動作を用い、遠距離では共振動作を用いる。
この実施形態では、コイルアセンブリ102は、例えば、近距離無線通信(NearFieldCommunication; NFC)モードで動作し、外部の電子機器と通信を行う通信コイルとなることもできる。
この実施形態では、第1の透磁性要素105、第2の透磁性要素106、第3の透磁性要素107は、第1のコイル101、第2のコイル102、および第3のコイル103にそれぞれ隣接して設置され、第1の透磁性要素105、第2の透磁性要素106、第3の透磁性要素107は、第1のコイル101、第2のコイル102、および第3のコイル103付近の電磁界分布を変えるように配置される。ここでの第1の透磁性要素105、第2の透磁性要素106、第3の透磁性要素107は、例えばフェライト(Ferrite)などの磁性体であり得るが、これに限定されない。例えば、他の実施形態では、第1の透磁性要素105、第2の透磁性要素106、第3の透磁性要素107はナノ結晶材料も含み得る。
第1の透磁性要素105は、第1のコイル101に対応する透磁率を有し、第1のコイル101の電磁波がより集中するようにすることができる。第2の透磁性要素106および第3の透磁性要素107は、第1の透磁性要素106の一方の側に設置され、第2のコイル102および第3のコイル103にそれぞれ対応し、第2のコイル102および第3のコイル103の電磁波がより集中するようにする。第2の透磁性要素106および第3の透磁性要素107のサイズ(巻数)および透磁率は、第1の透磁性要素105と同じであってもよいが、これに限定されない。
第1の接着要素115、第2の接着要素116、第3の接着要素117、第1の保護要素108~110、および第2の保護要素111~113は、隣接する1つまたは2つの要素に接着する、両面接着剤または片面接着剤であることができる。一実施形態では、第1の接着要素115、第2の接着要素116、第3の接着要素117、第1の保護要素108~110、および第2の保護要素111~113のうちの1つまたは複数は、ポリエチレンテレフタレート(PET)で作られることができるが、これに限定されない
第1の接着要素115、第2の接着要素116、および第3の接着要素117は、第1のコイル101、第2のコイル102、および第3のコイル103を第1の透磁性要素105、第2の透磁性要素106および第3の透磁性要素107にそれぞれ接着するように構成される。
また、第2の保護要素111~113は両面接着剤であることができ、第1の透磁性要素105、第2の透磁性要素106、および第3の透磁性要素107の底部にそれぞれ固定して設置され、無線受信アセンブリ100が、第2の保護要素111~113により外部回路(例えば、スマートフォンのマザーボード)に固定されるようにする。
次いで、図2に示すように、図2は、本考案の一実施形態による、受信装置20に設置された無線受信アセンブリ100の立体概略図である。受信装置20は、例えば、円盤状の構造を有する掃除ロボットであり得るが、これに限定されない。受信装置20は、ドローン、スマートウォッチ、またはワイヤレスバーコードリーダーなどであってもよい。図2に示すように、無線受信アセンブリ100は、受信装置20の第1の面21上に設置することができる。
第1のコイル101の第1の巻軸RX1の方向に沿って見たとき、第1の透磁性要素105と第2の透磁性要素106との間に第1のギャップGP1が形成されることができる。第1のギャップGP1の幅WS1は1mm(最小幅)より大きく、第1のギャップGP1の幅WS1は30mm(最大幅)以下である。例えば、幅WS1は7mmであることができ、または幅WS1も10mmであることができるが、これに限定されない。
第1の巻軸RX1に沿って見たとき、第1の透磁性要素105は円形構造を有し、第1の巻軸RX1に沿って見たとき、第2の透磁性要素106は円形構造を有し、且つ第3の透磁性要素107も円形構造を有する。
この実施形態では、第2の透磁性要素106の直径は、第1の透磁性要素105の直径と等しいが、それに限定されない。他の実施形態では、第2の透磁性要素106の直径は、第1の透磁性要素105の直径より大きくてもよい。また、第2の透磁性要素106の直径は、第3の透磁性要素107の直径以上であってもよい。
第1の巻軸RX1に沿って見たとき、第1のギャップGP1は直線状でない。具体的には、第1の巻軸RX1に沿って見たとき、第1のギャップGP1は、砂時計構造を有する。
同様に、第2の巻軸RX2に沿って見たとき、第2の透磁性要素106と第3の透磁性要素107との間に第2のギャップGP2が形成される。第1のギャップGP1と第2のギャップGP2は等しいことに留意されたい。即ち、第2のギャップGP2の幅WS2は幅WS1と等しく、第1のギャップGP1と第2のギャップGP2は第2のコイル102に対して対称である。
この実施形態では、第1のコイル101は、第2のコイル102に電気的に接続される。ここでの第1のコイル101は第1の入線部1011および第1の出線部1012を含み、第2のコイル102は第2の入線部1021および第2の出線部1022を含み、且つ第1の出線部1012は第2の入線部1021と直接接続される。
第1の巻軸RX1に沿って見たとき、第1の出線部1012は、第2の透磁性要素106と重ならない。第1の巻軸RX1に沿って見たとき、第2の入線部1021は、第1の透磁性要素105と重ならない。
この実施形態では、第1の面21は曲面構造を有し、第1の巻軸RX1は第1の面21に垂直であり、且つ第2のコイル102の第2の巻軸RX2も第1の面21に垂直である。
第1の巻軸RX1は第2の巻軸RX2と平行でなく、第1の巻軸RX1は第2の透磁性要素106を通過せず、第2の巻軸RX2は第1の透磁性要素105を通過しないことに留意されたい。第2の巻軸RX2に沿って見たとき、第2のコイル102は、第1のコイル101と第3のコイル103との間に位置する。
同様に、第2のコイル102は、第3のコイル103に電気的に接続される。具体的には、第3のコイル103は、第3の入線部1031および第3の出線部1032を含み、且つ第2の出線部1022は第3の入線部1031に直接接続される。
第2の巻軸RX2に沿って見たとき、第2の出線部1022は、第3の透磁性要素107と重ならず、且つ第2の巻軸RX2に沿って見たとき、第3の入線部1031は、第2の透磁性要素106と重ならない。
この実施形態では、第3のコイル103の第3の巻軸RX3は、第1の面21に垂直である。第3の巻軸RX3は第1の巻軸RX1と平行でなく、且つ第3の巻軸RX3も第2の巻軸RX2と平行でないことに留意されたい。
図2に示すように、第1の巻軸RX1は第3の透磁性要素107を通過せず、第2の巻軸RX2は第3の透磁性要素107を通過せず、第3の巻軸RX3は第1の透磁性要素105を通過せず、且つ第3の巻軸RX3は第2の透磁性要素106を通過しない。
この実施形態の第1の透磁性要素105は、加圧プロセスによりそれを複数個に分割し、第1の透磁性要素105が可撓性を有するようにさせることができる。第2の透磁性要素106および第3の透磁性要素107も同じ加圧プロセスで処理することができる。このような構成により、無線受信アセンブリ100を第1の面21に取り付けることができる。
次いで、図3に示すように、図3は、本考案の一実施形態による、受信装置20に設置された無線受信アセンブリ100Aの立体概略図である。無線受信アセンブリ100Aと前述の無線受信アセンブリ100は類似しており、両者の違いは、第1の透磁性要素105が第2の透磁性要素106に接触するように構成され、且つ第2の透磁性要素106が第3の透磁性要素に接触するように構成されていることである。このような構成により、無線受信アセンブリ100Aを、ユーザーの異なるニーズに合わせて、より小さいサイズの受信装置20に搭載させることができる。
また、第1のコイル101の第1の巻軸RX1に沿って見たとき、第1の透磁性要素105は、第2の透磁性要素106と重ならず、第2のコイル102の第2の巻軸RX2に沿って見たとき、第2の透磁性要素106は、第3の透磁性要素107と重ならないことに留意されたい。
図4および図5に示すように、図4は、本考案の別の実施形態による、無線受信アセンブリ100Bの分解図であり、図5は、本考案の別の実施形態による、無線受信アセンブリ100Bの上面図である。この実施形態では、無線受信アセンブリ100Bは、第1の保護要素108および第2の保護要素111のみを含み、且つ第1の透磁性要素105、第2の透磁性要素106、および第3の透磁性要素107は、第1の保護要素108と第2の保護要素111との間に設置される。
図5に示すように、第1の巻軸RX1に沿って見たとき、第1の保護要素108は、第1の透磁性要素105、第2の透磁性要素106、および第3の透磁性要素107と完全に重なり、且つ第2の保護要素111も第1の透磁性要素105、第2の透磁性要素106、および第3の透磁性要素107と完全に重なる。
第1の巻軸RX1に沿って見たとき、第1の保護要素108は細長い構造を有し、第2の保護要素111も細長い構造を有する。この実施形態では、第1の保護要素108と第2の保護要素111は同じサイズを有するが、これに限定されない。
図5および図6に示すように、図6は、本考案の別の実施形態による、無線受信アセンブリ100Bの正面図である。無線受信アセンブリ100Bが組み合わされたとき、第1の保護要素108は、第1のインターフェース部1081および第2のインターフェース部1082を有することができる。
第2の巻軸RX2に沿って見たとき、第1のインターフェース部1081は、第1の透磁性要素105と第2の透磁性要素106との間に位置する。第2の巻軸RX2に沿って見たとき、第1のインターフェース部1081は、第1の透磁性要素105と第2の透磁性要素106との間に位置する。
第2の巻軸RX2に沿って見たとき、第1のインターフェース部1081は、第1の透磁性要素105および第2の透磁性要素106と重ならない。第2の巻軸RX2に沿って見たとき、第2のインターフェース部1082は、第2の透磁性要素106および第3の透磁性要素107と重ならない。
同様に、第2の保護要素111は、第3のインターフェース部1111および第4のインターフェース部1112を有する。第2の巻軸RX2に沿って見たとき、第3のインターフェース部1111は、第1の透磁性要素105と第2の透磁性要素106との間に位置する。第2の巻軸RX2に沿って見たとき、第4のインターフェース部1112は、第2の透磁性要素106と第3の透磁性要素107との間に位置する。
第2の巻軸RX2に沿って見たとき、第3のインターフェース部1111は、第1の透磁性要素105および第2の透磁性要素106と重ならない。第2の巻軸RX2に沿って見たとき、第4のインターフェース部1112は、第2の透磁性要素106および第3の透磁性要素107と重ならない。
図6に示すように、第2の透磁性要素106に平行な方向(例えばY軸)に沿って見たとき、第1のインターフェース部1081は、第3のインターフェース部1111に当接する。同様に、第2の透磁性要素106に平行な方向に沿って見たとき、第2のインターフェース部1082は、第4のインターフェース部1112に当接する。
この実施形態では、無線受信モジュール100Bは、第1のインターフェース部1081と第3のインターフェース部1111とを貫通する第1のスルーホールTH1をさらに含み、且つ無線受信モジュール100Bは、第1のインターフェース部1081と第3のインターフェース部1111とを貫通する第2のスルーホールTH2をさらに含むことができる。
同様に、無線受信アセンブリ100Bは、第2のインターフェース部1082と第4のインターフェース部1112とを貫通する第3のスルーホールTH3をさらに含むことができ、且つ無線受信アセンブリ100Bは、第2のインターフェース部1082と第4のインターフェース部1112とを貫通する第4のスルーホールTH4をさらに含むことができる。
図5に示すように、第1のスルーホールTH1と第2のスルーホールTH2は第1の方向D1に沿って配列され、第3のスルーホールTH3と第4のスルーホールTH4は第2の方向D2に沿って配列され、且つ第1の方向D1は第2の方向D2と平行する。
上述の構造の構成により、無線受信アセンブリ100Bを受信装置20に取り付けて利便性および精度を高めることができる。具体的には、受信装置20上に第1のスルーホールTH1~第4のスルーホールTH4にそれぞれ対応する4つの位置決めバンプを形成することができ、作業者が無線受信アセンブリ100Bを取り付けるときに迅速に位置決めすることができるようにし、且つ細長い第1の保護要素108および第2の保護要素111により、無線受信アセンブリ100Bを受信装置20の第1の面21に迅速に取り付けることができる。
次いで、図7と図8に示すように、図7は、本考案の別の実施形態による、無線受信アセンブリ100Cの分解図であり、且つ図8は、本考案の別の実施形態による、無線受信アセンブリ100Cの上面図である。無線受信アセンブリ100Cと前述の無線受信アセンブリ100Bは類似しており、両者の違いは、無線受信アセンブリ100Cは、第4の接着要素118および第5の接着要素120をさらに含むことである。
ここでの第4の接着要素118は、第1の接着要素115と第2の接着要素116との間に接続され、且つ第5の接着要素120は、第2の接着要素116と第3の接着要素117との間に接続される。この実施形態では、第1の接着要素115、第4の接着要素118、第2の接着要素116、第5の接着要素120、および第3の接着要素117は、一体成形の両面接着剤であることができる。
第4の接着要素118は、第1の出線部1012および第2の入線部1021に接着されるように構成され、第5の接着要素120は、第2の出線部1022および第3の入線部1031に接着されるように構成されることに留意されたい。このような設計により、第1の出線部1012、第2の入線部1021、第2の出線部1022、および第3の入線部1031の位置決めを確保することができ、且つ断裂しやすいという問題も回避することができる。
図9および図10に示すように、図9は本考案の別の一実施形態による、受信装置20に設置された無線受信アセンブリ100Dの立体概略図であり、図10は、本考案の別の実施形態による、無線伝送モジュール10の部分構造の上面図である。この実施形態では、第1のコイル101のサイズは第2のコイル102のサイズと異なり、且つ第2のコイル102のサイズは第3のコイル103のサイズと異なる。
例えば、第2のコイル102のサイズは第1のコイル101のサイズよりも大きく、第2のコイル102のサイズは第3のコイル103のサイズよりも大きく、第1のコイル101のサイズは第3のコイル103のサイズと等しいが、これに限定されない。他の実施形態では、第1のコイル101のサイズは第3のコイル103のサイズと等しくなくてもよい。
さらに、図10に示されるように、無線伝送モジュール10は、送信装置30の第2の面31上に設置された無線送信アセンブリ200をさらに含む。ここでの無線送信アセンブリ200は、無線受信アセンブリ100Dに対応する。例えば、受信装置20は掃除ロボットであることができ、送信装置30は充電台であり、無線受信アセンブリ100Dに充電を行う、または信号を伝送することができる。
図10に示されるように、第2の面31は第1の面21に対応し、第2の面31は曲面構造を有し、且つ第1の面21と第2の面31は同じ曲率半径を有することができるが、これに限定されない。
また、無線送信アセンブリ200は、無線受信アセンブリ100と同様の要素および構成を有することができ、例えば、第4のコイル201、第5のコイル202、第6のコイル203、第4の透磁性要素205、第5の透磁性要素206、および第6の透磁性要素207を含むことができる。第4の透磁性要素205、第5の透磁性要素206、および第6の透磁性要素207の透磁率は、第4のコイル201、第5のコイル202、第6のコイル203にそれぞれ対応する。ここでの第5の透磁性要素206の透磁率は、第4の透磁性要素205の透磁率と異なり、且つ第4の透磁性要素は、第6の透磁性要素207の透磁率と等しいが、これに限定されない。
受信装置20が送信装置30に接続されたとき、第4のコイル201、第5のコイル202、および第6のコイル203は、第1のコイル101、第2のコイル102、および第3のコイル103にそれぞれ面する。それに応じて、第4のコイル201のサイズは第5のコイル202のサイズと異なり、且つ第5のコイル202のサイズは第6のコイル203のサイズと異なる。
例えば、第5のコイル202のサイズは第4のコイル201のサイズよりも大きく、第5のコイル202のサイズは第6のコイル203のサイズよりも大きく、且つ第4のコイル201のサイズは第6のコイル203のサイズと等しい。
このような構造の構成により、受信装置20が送信装置30に接続されたとき、無線送信アセンブリ200は、無線受信アセンブリ100Dに対して最も効果的に充電を行うことができることを確保することができる。
図11と図12に示すように、図11は、本考案の別の実施形態による、受信装置20に設置された無線受信アセンブリ100Eの立体概略図であり、且つ図12は、本考案の別の実施形態による、無線受信アセンブリ100Eの上面図である。前述の実施形態と同様に、無線受信アセンブリ100Eは、受信装置20の第1の面21上に設置され、第1の面21は曲面であり、無線受信アセンブリ100Eも第1の面21に取り付けられ、曲面構造を有し、且つ第1の透磁性要素105、第2の透磁性要素106、および第3の透磁性要素107は、第1の面21上に順次に配置される。
この実施形態では、無線受信アセンブリ100Eは、第1の透磁性要素105、第2の透磁性要素106、および第3の透磁性要素107上に設置された1つの第1のコイル101のみを含む。
図12に示すように、第1のコイル101の第1の巻軸RX1の方向に沿って見たとき、第1のコイル101は第1の透磁性要素105と重なる。第1の巻軸RX1の方向に沿って見たとき、第1のコイル101は、第2の透磁性要素106と重なる。第1の巻軸RX1の方向に沿って見たとき、第1のコイル101は、第3の透磁性要素107と重なる。
第1の巻軸RX1の方向に沿って見たとき、第1の透磁性要素105と第2の透磁性要素106との間は第1のギャップGP1が形成される。第1の巻軸RX1の方向に沿って見たとき、第2の透磁性要素106と第3の透磁性要素107との間に第2のギャップGP2が形成される。この実施形態では、第1のギャップGP1は第2のギャップGP2と等しいが、これに限定されない。
第1の巻軸RX1の方向に沿って見たとき、第1のコイル101は、第1のギャップGP1と重なる。第1の巻軸RX1の方向に沿って見たとき、第1のコイル101は、第2のギャップGP2と重なる。
第1の保護要素108は、第1のコイル101に接着されるように構成された両面接着剤であることができることに留意されたい。従って、第1のコイル101は、第1の保護要素108によって、第1の透磁性要素105、第2の透磁性要素106、および第3の透磁性要素107上にしっかりと設置することができる。
図13に示すように、図13は、本考案の別の実施形態による、無線受信アセンブリ100Fの上面図である。無線受信アセンブリ100Fと前述の無線受信アセンブリ100Eは類似しており、両者の違いは、この実施形態における第1のコイル101が平面コイルであることができることである。このような構成により、組み立て上の利便性を向上させることができ、且つ全体の構造の強度も高めることができる。
図14に示すように、図14は、本考案の別の実施形態による、別の送信装置40に設置された無線送信アセンブリ100Gの立体概略図である。この実施形態では、送信装置40は、複数の異なる形状の面で構成された立体構造体である。例えば、送信装置40の第1の面41はL字型の平面である。
無線送信アセンブリ100Gの要素および構成は、無線受信アセンブリ100と同じであるが、違いは、無線送信アセンブリ100Gがエネルギーまたは信号を送信するように用いられ、且つ、無線送信アセンブリ100Gの透磁性要素およびコイルが、第1の面41の形状に合わせて設置されることもでき、或いは送信装置40の様々な異なる面に設置されることもできることである。即ち、本開示の無線送信アセンブリは、送信装置の異なる面に合わせて構成上の調整をして、最良の伝送効率を達成することができる。
図15に示すように、図15は、本考案の別の実施形態による、別の送信装置50に設置された無線送信アセンブリ100Hの立体概略図である。この実施形態では、送信装置50は三角錐であり、且つ無線送信アセンブリ100Hは送信装置50の三角形平面51に設置される。
この実施形態では、伝送装置50の別の三角形平面52上に、無線伝送アセンブリ100Hと同じ要素および構成を有する、別の無線伝送アセンブリ100Iを設置することができる。無線送信アセンブリ100Iの第1のコイル101と、無線送信アセンブリ100Hの第1コイル101とは互いに接続されていることに留意されたい。即ち、無線送信アセンブリ100Iと無線送信アセンブリ100Hのコイルは、同一の巻線で形成されている。
このような構成により、外部の受信装置(例えば、スマートフォン)を送信装置50の異なる面に任意に置いても充電の目的を達成することができ、ユーザーの利便性を高めることができる。
要約すると、本開示は、無線受信アセンブリおよび無線送信アセンブリを含む無線伝送モジュールを提案する。無線受信アセンブリは、複数の受信コイル(例えば、第1~第3のコイル)を含むことができ、無線送信アセンブリは、複数の送信コイル(例えば、第4~第6のコイル)を含むことができ、複数の受信コイルは一体成形であり、複数の送信コイルは一体成形であり、且つ複数の受信コイルは複数の送信コイルに対応している。
また、無線受信アセンブリは、第1~第3のコイルに対応する第1~第3の透磁性要素をさらに含み、且つこれらの透磁性要素は可撓性を有するため、無線受信アセンブリが曲面構造を有する受信装置にフィットして設置されることができるようにすることができる。それに応じて、無線送信アセンブリは、複数の送信コイルにそれぞれ対応する複数の透磁性要素を有することもできる。ここでの複数の送信コイルのサイズは、複数の受信コイルのサイズに対応する。
本開示の構造の構成により、無線伝送モジュールを異なる形状を有する電子機器の面に任意に設置させて、設計の自由度を高めることができ、且つ複数の一体成形のコイルを設置することで、無線充電の有効面積を増やすだけでなく、さらに効果的に放熱の効率も高めることができる。
「第1の」、「第2の」、「第3の」などの本明細書の記述および請求項の序数は、それ自体が順序を示唆するものではなく、同じ名前を有する2つの異なる要素を区別するためだけに用いられていることは理解されるべきである。
本開示の実施形態およびその利点が、上記のように開示されているが、当該技術分野の通常の知識を有する者なら誰でも、本開示の精神および範囲から逸脱せずに、変更および置換を行うことができることを理解されたい。また、本開示の保護範囲は、本明細書に記載された特定の実施形態におけるプロセス、機械、製造、物質の組成、装置、方法、およびステップに限定されない。当該技術分野の通常の知識を有する者なら誰でも、本明細書に記載の実施形態とそれらが実質的に同じ機能を実施するか、または実質的に同じ結果を達成することができる限り、本開示の内容より、現在または将来開発されるプロセス、機械、製造、物質の組成、装置、方法、およびステップを理解することができる。従って、本開示の保護範囲は、上述のプロセス、機械、製造、物質の組成、装置、方法、およびステップを含む。さらに、実用新案登録請求の範囲の各請求項は別個の実施形態を構成し、本開示の保護範囲は、実用新案登録請求の範囲の各請求項と実施形態の組み合わせも含む。
10 無線伝送モジュール
20 受信装置
21 第1の面
30 送信装置
31 第2の面
40 送信装置
41 第1の面
50 送信装置
51 三角形平面
52 三角形平面
100、100A~100F 無線伝送アセンブリ
100G~100I 無線送信アセンブリ
100X コイルアセンブリ
101 第1のコイル
1011 第1の入線部
1012 第2の出線部
102 第2のコイル
1021 第2の入線部
1022 第2の出線部
103 第3のコイル
1031 第3の入線部
1032 第3の出線部
105 第1の透磁性要素
106 第2の透磁性要素
107 第3の透磁性要素
108 第1の保護要素
1081 第1のインターフェース部
1082 第2のインターフェース部
109 第1の保護要素
110 第1の保護要素
111 第2の保護要素
1111 第3のインターフェース部
1112 第4のインターフェース部
112 第2の保護要素
113 第2の保護要素
115 第1の接着要素
116 第2の接着要素
117 第3の接着要素
118 第4の接着要素
120 第5の接着要素
200 無線送信アセンブリ
201 第4のコイル
202 第5のコイル
203 第6のコイル
205 第4の透磁性要素
206 第5の透磁性要素
207 第6の透磁性要素
D1 第1の方向
D2 第2の方向
GP1 第1のギャップ
GP2 第2のギャップ
RX1 第1の巻軸
RX2 第2の巻軸
RX3 第3の巻軸
TH1 第1のスルーホール
TH2 第2のスルーホール
TH3 第3のスルーホール
TH4 第4のスルーホール
WS1 幅
WS2 幅
X X軸
Y Y軸
Z Z軸
20 受信装置
21 第1の面
30 送信装置
31 第2の面
40 送信装置
41 第1の面
50 送信装置
51 三角形平面
52 三角形平面
100、100A~100F 無線伝送アセンブリ
100G~100I 無線送信アセンブリ
100X コイルアセンブリ
101 第1のコイル
1011 第1の入線部
1012 第2の出線部
102 第2のコイル
1021 第2の入線部
1022 第2の出線部
103 第3のコイル
1031 第3の入線部
1032 第3の出線部
105 第1の透磁性要素
106 第2の透磁性要素
107 第3の透磁性要素
108 第1の保護要素
1081 第1のインターフェース部
1082 第2のインターフェース部
109 第1の保護要素
110 第1の保護要素
111 第2の保護要素
1111 第3のインターフェース部
1112 第4のインターフェース部
112 第2の保護要素
113 第2の保護要素
115 第1の接着要素
116 第2の接着要素
117 第3の接着要素
118 第4の接着要素
120 第5の接着要素
200 無線送信アセンブリ
201 第4のコイル
202 第5のコイル
203 第6のコイル
205 第4の透磁性要素
206 第5の透磁性要素
207 第6の透磁性要素
D1 第1の方向
D2 第2の方向
GP1 第1のギャップ
GP2 第2のギャップ
RX1 第1の巻軸
RX2 第2の巻軸
RX3 第3の巻軸
TH1 第1のスルーホール
TH2 第2のスルーホール
TH3 第3のスルーホール
TH4 第4のスルーホール
WS1 幅
WS2 幅
X X軸
Y Y軸
Z Z軸
Claims (10)
- エネルギーまたは信号を伝送するように用いられ、
第1のコイル、
前記第1のコイルに対応する第1の透磁性要素、および
前記第1の透磁性要素の1つ側に設置された第2の透磁性要素を含む無線受信アセンブリを含む無線送信モジュール。 - 前記無線受信アセンブリは、受信装置の第1の面に設置され、
前記第1のコイルの第1の巻軸の方向に沿って見たとき、前記第1の透磁性要素と前記第2の透磁性要素との間に第1のギャップが形成され、
前記第1のギャップの最小幅は1mmより大きく、
前記第1のギャップの最大幅は30mmより小さい請求項1に記載の無線伝送モジュール。 - 前記第1の巻軸に沿って見たとき、前記第1の透磁性要素は、円形構造を有し、
前記第1の巻軸に沿って見たとき、前記第2の透磁性要素は、円形構造を有し、
前記第2の透磁性要素の直径は、前記第1の透磁性要素の直径以上であり、
前記第1の巻軸に沿って見たとき、前記第1のギャップは直線状でなく、
前記第1の巻軸に沿って見たとき、前記第1のギャップは、砂時計構造を有する請求項2に記載の無線伝送モジュール。 - 前記無線受信アセンブリは、前記第2の透磁性要素に対応する第2のコイルをさらに含み、
前記第1のコイルは前記第2のコイルに電気的に接続され、
前記第1のコイルは、第1の入線部および第1の出線部を含み、
前記第2のコイルは、第2の入線部および第2の出線部を含み、
前記第1の出線部は、前記第2の入線部に直接接続され、
前記第1の巻軸に沿って見たとき、前記第1の出線部は、前記第2の透磁性要素と重ならず、
前記第1の巻軸に沿って見たとき、前記第2の入線部は、前記第1の透磁性要素と重ならず、
前記第1の面は曲面構造を有し、
前記第1の巻軸は、前記第1の面に垂直であり、
前記第2のコイルの第2の巻軸は、前記第1の面に垂直であり、
前記第1の巻軸は前記第2の巻軸と平行でなく、
前記第1の巻軸は、前記第2の透磁性要素を通過せず、
前記第2の巻軸は、前記第1の透磁性要素を通過しない請求項3に記載の無線伝送モジュール。 - 前記無線受信アセンブリは、第3のコイルおよび第3の透磁性要素をさらに含み、
前記第3の透磁性要素は前記第3のコイルに対応し、
前記第2の巻軸に沿って見たとき、前記第2のコイルは、前記第1のコイルと前記第3のコイルとの間に位置し、
前記第2のコイルは、前記第3のコイルに電気的に接続され、
前記第3のコイルは、第3の入線部および第3の出線部を含み、
前記第2の出線部は、前記第3の入線部に直接接続され、
前記第2の巻軸に沿って見たとき、前記第2の出線部は、前記第3の透磁性要素と重ならず、
前記第2の巻軸に沿って見たとき、前記第3の入線部は、前記第2の透磁性要素と重ならず、
前記第1のコイル、前記第2のコイル、および前記第3のコイルは一体成形であり、
前記第3のコイルの第3の巻軸は、前記第1の面に垂直であり、
前記第3の巻軸は、前記第1の巻軸と平行でなく、
前記第3の巻軸は、前記第2の巻軸と平行でなく、
前記第1の巻軸は、前記第3の透磁性要素を通過せず、
前記第2の巻軸は、前記第3の透磁性要素を通過せず、
前記第3の巻軸は、前記第1の透磁性要素を通過せず、
前記第3の巻軸は、前記第2の透磁性要素を通過せず、
前記第2の巻軸に沿って見たとき、前記第2の透磁性要素と前記第3の透磁性要素との間に第2のギャップが形成され、
前記第1のギャップは前記第2のギャップに等しく、
前記第1のギャップと前記第2のギャップは、前記第2のコイルに対して対称である請求項4に記載の無線伝送モジュール。 - 前記無線受信アセンブリは、第1の保護要素および第2の保護要素をさらに含み、
前記第1の透磁性要素、前記第2の透磁性要素、および前記第3の透磁性要素は、前記第1の保護要素と前記第2の保護要素との間に設置され、
前記第1の巻軸に沿って見たとき、前記第1の保護要素は、前記第1の透磁性要素、前記第2の透磁性要素、および前記第3の透磁性要素と完全に重なり、
前記第1の巻軸に沿って見たとき、前記第1の保護要素は細長い構造を有し、
前記第1の保護要素と前記第2の保護要素は同じサイズを有し、
前記無線受信アセンブリは、第1の接着要素、第2の接着要素、および第3の接着要素をさらに含み、
前記第1の接着要素、前記第2の接着要素、および前記第3の接着要素は、前記第1のコイル、前記第2のコイル、および前記第3のコイルを、前記第1の透磁性要素、前記第2の透磁性要素、および前記第3の透磁性要素にそれぞれ接着するように構成され、
前記無線受信アセンブリは、第4の接着要素および第5の接着要素をさらに含み、
前記第4の接着要素は、前記第1の接着要素と前記第2の接着要素との間に接続され、
前記第5の接着要素は、前記第2の接着要素と前記第3の接着要素との間に接続され、
前記第4の接着要素は、前記第1の出線部および前記第2の入線部に接着するように構成され、
前記第5の接着要素は、前記第2の出線部および前記第3の入線部に接着するように構成される請求項5に記載の無線伝送モジュール。 - 前記第1の保護要素は、第1のインターフェース部および第2のインターフェース部を有し、
前記第2の巻軸に沿って見たとき、前記第1のインターフェース部は、前記第1の透磁性要素と前記第2の透磁性要素との間に位置し、
前記第2の巻軸に沿って見たとき、前記第2のインターフェース部は、前記第2の透磁性要素と前記第3の透磁性要素との間に位置し、
前記第2の巻軸に沿って見たとき、前記第1のインターフェース部は、前記第1の透磁性要素および前記第2の透磁性要素と重ならず、
前記第2の巻軸に沿って見たとき、前記第2のインターフェース部は、前記第2の透磁性要素および前記第3の透磁性要素と重ならず、
前記第2の保護要素は、第3のインターフェース部および第4のインターフェース部を有し、
前記第2の巻軸に沿って見たとき、前記第3のインターフェース部は、前記第1の透磁性要素と前記第2の透磁性要素との間に位置し、
前記第2の巻軸に沿って見たとき、前記第4のインターフェース部は、前記第2の透磁性要素と前記第3の透磁性要素との間に位置し、
前記第2の巻軸に沿って見たとき、前記第3のインターフェース部は、前記第1の透磁性要素および前記第2の透磁性要素と重ならず、
前記第2の巻軸に沿って見たとき、前記第4のインターフェース部は、前記第2の透磁性要素および前記第3の透磁性要素と重ならず、
前記第2の透磁性要素に平行な方向に沿って見たとき、前記第1のインターフェース部は、前記第3のインターフェース部に当接し、
前記第2の透磁性要素に平行な方向に沿って見たとき、前記第2のインターフェース部は、前記第4のインターフェース部に当接し、
前記無線受信アセンブリは、
前記第1のインターフェース部と前記第3のインターフェース部を貫通する第1のスルーホール、
前記第1のインターフェース部と前記第3のインターフェース部を貫通する第2のスルーホール、
前記第2のインターフェース部と前記第4のインターフェース部を貫通する第3のスルーホール、および
前記第2のインターフェース部と前記第4のインターフェース部を貫通する第4のスルーホールをさらに含み、
前記第1のスルーホールおよび前記第2のスルーホールは、第1の方向に沿って配置され、
前記第3のスルーホールおよび前記第4のスルーホールは、第2の方向に沿って配置され、
前記第1の方向は前記第2の方向に平行である請求項6に記載の無線伝送モジュール。 - 前記第1のコイルのサイズは前記第2のコイルのサイズと異なり、
前記第2のコイルのサイズは前記第3のコイルのサイズと異なり、
前記第2のコイルのサイズは前記第1のコイルのサイズよりも大きく 、
前記第2のコイルのサイズは前記第3のコイルのサイズよりも大きく 、
前記第1のコイルのサイズは前記第3のコイルのサイズと等しく、
前記無線伝送モジュールは、送信装置の第2の面に設置された無線送信アセンブリをさらに含み、
前記無線送信アセンブリは、前記無線受信アセンブリに対応し、
前記第2の面は前記第1の面に対応し、
前記第2の面は曲面構造を有し、
前記無線送信アセンブリは、第4のコイル、第5のコイル、および第6のコイルを含み、
前記受信装置が前記送信装置に接続されたとき、前記第4のコイル、前記第5のコイル、および前記第6のコイルは、前記第1のコイル、前記第2のコイル、および前記第3のコイルにそれぞれ面し、
前記第4のコイルのサイズは前記第5のコイルのサイズと異なり、
前記第5のコイルのサイズは前記第6のコイルのサイズと異なり、
前記第5のコイルのサイズは前記第4のコイルのサイズよりも大きく 、前記第5のコイルのサイズは前記第6のコイルのサイズよりも大き く、
前記第4のコイルのサイズは前記第6のコイルのサイズよりも大きい請求項5に記載の無線伝送モジュール。 - 前記無線受信アセンブリは、受信装置の第1の面に設置され、
前記無線受信アセンブリは、第3の透磁性要素をさらに含み、
前記第1の透磁性要素、前記第2の透磁性要素、および前記第3の透磁性要素は、前記第1の面に順次に配置され、
前記第1のコイルは、前記第1の透磁性要素、前記第2の透磁性要素、および前記第3の透磁性要素上に設置され、
前記第1のコイルの第1の巻軸の方向に沿って見たとき、前記第1のコイルは前記第1の透磁性要素に重なり、
前記第1の巻軸の方向に沿って見たとき、前記第1のコイルは前記第2の透磁性要素と重なり、
前記第1の巻軸の方向に沿って見たとき、前記第1のコイルは前記第3の透磁性要素と重なり、
前記第1の巻軸の方向に沿って見たとき、前記第1の透磁性要素と前記第2の透磁性要素との間に第1のギャップが形成され、
前記第1の巻軸の方向に沿って見たとき、前記第2の透磁性要素と前記第3の透磁性要素との間に第2のギャップが形成され、
前記第1のギャップは前記第2のギャップと等しく、
前記第1の巻軸の方向に沿って見たとき、前記第1のコイルは前記第1のギャップと重なり、
前記第1の巻軸の方向に沿って見たとき、前記第1のコイルは前記第2のギャップと重なり、前記第1のコイルは平面コイルである請求項1に記載の無線伝送モジュール。 - 前記第1の透磁性要素は、前記第2の透磁性要素と接触するように構成され、
前記第1のコイルの第1の巻軸に沿って見たとき、前記第1の透磁性要素は前記第2の透磁性要素と重ならない請求項1に記載の無線伝送モジュール。
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