JP3242868B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JP3242868B2 JP24601197A JP24601197A JP3242868B2 JP 3242868 B2 JP3242868 B2 JP 3242868B2 JP 24601197 A JP24601197 A JP 24601197A JP 24601197 A JP24601197 A JP 24601197A JP 3242868 B2 JP3242868 B2 JP 3242868B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機の制御
装置に関し、特に、その油圧制御装置のエンジンブレー
キ達成用の切換弁を制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動変速機において、異なる摩擦
係合要素の一方を解放し、他方を係合させる変速時の両
摩擦係合要素のタイアップによる変速ショックを防止す
るために、解放される側の摩擦係合要素のトルク支持状
態を変速の進行につれて解消すべくワンウェイクラッチ
をギヤトレイン内に組み込んだものがある。こうした変
速機では、ワンウェイクラッチによりプラネタリギヤの
反力要素を係止している変速段でのエンジン駆動状態か
ら、コースト状態になったときに、反力要素にかかるト
ルクが逆転するため、ワンウェイクラッチがフリーとな
る。そのためホイール側からのトルクがギヤトレインを
介してエンジンに伝達されなくなり、そのままではエン
ジンブレーキ効果を得ることができない。そこで、従来
一般的には、ワンウェイクラッチと並列に多板ブレーキ
等の両方向にトルク支持が可能な摩擦係合要素を設け
て、エンジンブレーキ達成のためにこれを係合させてい
る。こうしたギヤトレインの例として特開昭61−41
063号公報に開示の技術がある。
【0003】ところで、上記エンジンブレーキ効果は、
下り坂路等の走行時には有用であるが、渋滞路等の走行
時には、アクセルペダルの頻繁なオンオフによりぎくし
ゃく感を与えることになるため、滑らかな走行のために
は生じない方がよい。そこで、従来の通常の自動変速機
では、通常走行のために全ての前進変速段を達成可能な
“D”(ドライブ)レンジの減速段では、上記ワンウェ
イクラッチと並列する摩擦係合要素を解放してエンジン
ブレーキ効果が生じないようにし、低速段側の限られた
複数の変速段を達成可能な“2”(セカンド)レンジあ
るいは“L”(ロー)レンジ等のレンジポジションでの
低速段では、摩擦係合要素を係合させてエンジンブレー
キ効果が生じるようにしている。こうしたレンジポジシ
ョンの選択は、自動変速機の油圧制御装置に配設された
マニュアルバルブをシフトレバーにより機械的に切り換
えることで行われる。
【0004】また、近年、自動変速機において、運転者
の意図する変速段の直接選択が可能な手動変速機のよう
な操作を可能としたものが提案されている。こうした技
術の例として、特開平5−60210号公報に開示の技
術がある。この技術においては、油圧制御装置のマニュ
アルバルブを“D”レンジポジションとしたままで、ソ
レノイド弁の制御により、エンジンブレーキ達成用の摩
擦係合要素を係合させる回路構成が採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記後者の
提案に係る自動変速機においては、“D”レンジにおけ
るエンジンブレーキの達成方法として、“D”レンジ圧
をエンジンブレーキ用摩擦係合要素に導くための油路を
形成し、その油路中に該摩擦係合要素へ係合圧を供給す
るか否かを切り換える切換弁(ローコーストブレーキカ
ットオフバルブ)を配置している。そして、その切換弁
を切り換えるための信号圧出力手段として、フェイルセ
イフを考慮して2つのソレノイド弁を配置しており、そ
れらの出力する信号圧が、切換弁のスプールを作動させ
るべく配設された第2のスプールからなる受圧部材の異
径のランドにそれぞれ印加される構成とし、受圧部材の
両ランドに同時に等しい信号圧が供給される際にも必ず
受圧部材が一方に押されるようにしている。
【0006】しかしながら、上記のような異径のランド
を有するスプールは、高い精度と加工工数を必要とする
ため、製造コストが高くなってしまう。そこで、製造コ
ストの低い同ランド径のスプール又は更に安価な軸状の
プランジャを配置することが考えられるが、単にそのよ
うにしたのでは、両ソレノイド弁からの信号圧による受
圧スプールへの負荷が釣り合う状態が生じる。こうした
状態が生じる場合、切換弁の作動自体には格別支障を生
じないが、受圧スプールは、両端に作用する信号圧のバ
ランスで浮動状態となり、信号圧の基圧であるライン圧
の微妙な変動の影響を受けて弁穴内で振動することがあ
り、それにより切換スプールやバルブボディの端面に当
たり、異音を発生させ、摩耗が早まる可能性もある。そ
れを防止する場合、どちらか一方のみに油圧を供給する
ようにすれば良いが、その場合、どちらか片方のソレノ
イド弁は油圧をドレンすることになる。その結果、信号
圧の基圧となるライン圧の低下を招き、バルブボディ内
の回路全体の油圧が低下する。こうしたドレンによる油
圧の低下は、特にオイルポンプの回転数が低いエンジン
アイドリング時や低スロットル開度時には無視できな
い。したがって、例えば車両発進のためのニュートラル
からドライブレンジへのシフト(以下、N→Dシフトと
略記する。他のシフトについても同じ)時に、第1速達
成のための摩擦係合要素(通常は入力クラッチ)の係合
圧の立ち上がりが遅れて、変速にタイムラグが生じる可
能性がある。
【0007】そこで、本発明は、上記受圧部材を同径化
してコストダウンを図りながら、制御応答性を損なうこ
となく、異音の発生の可能性を抑制する自動変速機の制
御装置を提供することを第1の目的とする。
【0008】次に、本発明は、上記異音の発生の可能性
を適正な変速判断で変速期間後直ちに解消することを第
2の目的とする。
【0009】更に、本発明は、上記制御を簡単なロジッ
クで実現することを第3の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するため、本発明は、油圧制御装置の回路中に配設さ
れ、エンジンブレーキ達成用の摩擦係合要素を係脱制御
する係合圧を給排する切換弁と、該切換弁にその切り換
え作動のための信号圧を前記回路からのドレンを閉じて
出力する第1のソレノイド弁及び第2のソレノイド弁
と、該第1及び第2のソレノイド弁を駆動制御する電子
制御装置とを備える自動変速機の制御装置であって、前
記切換弁は、スプールと、該スプールを一方の切換位置
に押圧する受圧部材とを有するものにおいて、前記第1
のソレノイド弁は、切換弁の受圧部材の一端に信号圧を
印加可能に連結され、第2のソレノイド弁は、切換弁の
受圧部材の他端とスプールの一端との間に信号圧を印加
可能に連結され、前記電子制御装置は、変速中は、前記
両ソレノイド弁を信号圧出力状態に駆動して、第2のソ
レノイド弁の信号圧によりスプールを一方の切換位置に
押圧し、変速終了後は、第2のソレノイド弁を信号圧出
力をなくす状態に駆動して、第1のソレノイド弁の信号
圧により受圧部材を介してスプールを前記一方の切換位
置に押圧するソレノイド駆動手段を有することを特徴と
する。
【0011】また、上記第2の目的を達成するため、前
記電子制御装置は、所定回転部材の回転変化により変速
終了を判断する変速終了判断手段を有する構成とされ
る。
【0012】そして、上記第3の目的を達成するため、
前記電子制御装置は、タイマが所定時間経過したときに
変速終了と判断する変速終了判断手段を有する構成とさ
れる。
【0013】
【発明の作用及び効果】本発明では、変速中は、油圧制
御装置の回路の油圧が低下しないように、第1及び第2
のソレノイド弁からの油圧のドレンをなくす作動を生じ
させるため、切換弁の受圧部材の両端に信号圧が供給さ
れることになるが、変速終了後は、第2のソレノイド弁
の信号圧出力がなくされるため、受圧部材はスプールに
押付けられて浮動しない状態になる。したがって、本発
明によれば、変速レスポンスの低下を防ぐために油圧制
御装置の回路の油圧を維持する必要がある変速期間にソ
レノイド弁からのドレンをなくし、しかも走行中の回路
のライン圧の変動による受圧部材の浮動で異音が発生す
る可能性をなくす作動を、低コストで製造可能な受圧面
積差のない受圧部材を切換弁に用いながら両ソレノイド
弁の制御で実現することができる。また、運転時の大部
分を占める走行状態での受圧部材の浮動を防ぐことで、
受圧部材の摩耗を防止することができる。
【0014】また、請求項2に記載の構成では、変速の
完了を正確に判断できるので、異音発生の可能性のある
信号圧の両側供給となる状態を、変速終了に合わせて速
やかに解消することができる。
【0015】そして、請求項3に記載の構成では、簡単
な制御ロジックで変速終了判断を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿い、本発明の実施
形態を説明する。図2にギヤトレインをスケルトンで示
すように、この変速機は、ロックアップクラッチ付きの
トルクコンバータTを発進装置とし、2つのプラネタリ
ギヤユニットU1,U2を変速要素として組み合わせて
前進3段、後進1段の変速機構として、その前段にプラ
ネタリギヤユニットU0からなるオーバドライブ機構を
配置した4速構成の自動変速機とされている。
【0017】トルクコンバータTに連結するプラネタリ
ギヤユニットU0は、そのキャリアC0 をタービン出力
軸に連結され、サンギヤS0 を、並列するクラッチC−
0とワンウェイクラッチF−0を介してキャリアC0
連結され、サンギヤS0 がブレーキB−0で係止可能と
されている。そして、プラネタリギヤユニットU0の出
力要素を構成するリングギヤR0 は、並列するクラッチ
C−1,C−2を介して後段の変速機構に連結されてい
る。
【0018】クラッチC−1には、プラネタリギヤユニ
ットU1のリングギヤR1 が連結され、クラッチC−2
には、両ギヤユニットU1,U2の両サンギヤS1 ,S
2 が連結されている。そして、プラネタリギヤユニット
U1のキャリアC1 は、プラネタリギヤユニットU2の
リングギヤR2 に連結され、それらキャリアC1 とリン
グギヤR2 が自動変速機の出力要素として出力軸に連結
されている。更に、両サンギヤS1 ,S2 は、ブレーキ
B−1により係止可能とされるとともに、直列するワン
ウェイクラッチF−1とブレーキB−2により係止可能
とされ、プラネタリギヤユニットU2のキャリアC
2 は、並列するワンウェイクラッチF−2とブレーキB
−3により係止可能とされている。
【0019】上記構成からなる自動変速機は、図3の係
合図表に示すように、選択された各レンジポジション、
すなわち“P”(パーキング)、“R”(リバース)、
“N”(ニュートラル)、“D”、“2”、“L”に応
じた各クラッチC−0〜C−2及びブレーキB−0〜B
−3の係合又は解放、ワンウェイクラッチ(O.W.
C)F−0〜F−2のロック又はフリーにより作動す
る。図において○印は、各クラッチ及びブレーキについ
ては係合、ワンウェイクラッチについてはロックを示
し、×印は、同じくクラッチ及びブレーキについては解
放、ワンウェイクラッチについてはフリーを示す。
【0020】図2及び図3を併せ参照してわかるよう
に、この自動変速機の“N”レンジでは、クラッチC−
0だけが係合されているため、プラネタリギヤユニット
U0は直結状態となり、トルクコンバータTのタービン
回転が両クラッチC−1,C−2まで伝達されている
が、それらの解放で動力は遮断され、両ギヤユニットU
1,U2は停止している。この状態は、クラッチC−1
の係合による第1速達成可能状態でもある。
【0021】したがって、N→Dシフトが行われると、
クラッチC−1の係合による第1速が達成される。この
とき、“D”レンジのオート(AUTO)モードと、
“D”レンジのマニュアル(MANUAL)モードとで
は、ブレーキB−3の係合の有無のみが相違し、ブレー
キB−3の係合時には、コースト時のエンジンブレーキ
効果が得られるようになる。この変速段では、プラネタ
リギヤユニットU1,U2側では、エンジン駆動状態に
おいて、リングギヤR1 への入力で、ワンウェイクラッ
チF−2のロックによるキャリアC2 の係止で、サンギ
ヤS1 の逆転による反力回転がリングギヤR2 の正転と
して出力される。これに対して、コースト時は、ブレー
キB−3の解放状態では、キャリアC2 の係止がワンウ
ェイクラッチF−2のフリーにより解放され、リングギ
ヤR2 への入力でキャリアC2 が空転するため、逆駆動
力は伝達されない。一方、ブレーキB−3の係合状態で
は、リングギヤR2 への入力がブレーキB−3の係合に
よるキャリアC2 の係止で、サンギヤS1 の逆転による
反力回転がリングギヤR1 の正転として出力される。そ
して、この出力が直結のプラネタリギヤユニットU0、
トルクコンバータTを経てエンジンに伝達される。
【0022】次に、第2速では、新たにブレーキB−2
が係合され、更にマニュアル(MANUAL)モードで
は、エンジンブレーキ達成のためにブレーキB−3に代
えてブレーキB−1が係合される。この場合、エンジン
駆動状態では、リングギヤR1 への入力で、ワンウェイ
クラッチF−1のロック及びブレーキB−2の係合によ
り、サンギヤS1 係止の反力によるピニオンの公転がキ
ャリアC1 の回転として出力される。これに対して、コ
ースト時は、キャリアC1 への入力がブレーキB−1係
合の場合には、それによるサンギヤS1 の係止で反力を
取って、逆の経路でリングギヤR1 に出力され、ブレー
キB−1解放の場合には、サンギヤS1の空転でリング
ギヤR1 へのトルク伝達が成されなくなる。
【0023】更に、第3速は、新たにクラッチC−2が
係合とされてプラネタリギヤユニットU1,U2も直結
となり、ギヤトレインが全段直結となることで達成され
る。このときエンジンブレ−キ達成用のブレ−キB−1
の係合は不要となるため解放される。
【0024】また、第4速は、ブレーキB−0の係合に
より係止されたサンギヤS0 に反力をとるキャリアC0
支持のピニオンの自転によるリングギヤR0 の増速回転
と、クラッチC−1とクラッチC−2が共に係合とされ
た両プラネタリギヤユニットU1,U2の直結状態で達
成され、このとき変速機はオーバドライブ状態となる。
【0025】次に、上記ギヤトレインのクラッチ及びブ
レーキを制御する油圧制御装置のエンジンブレーキ制御
回路部分の構成を図1に基づき説明する。この回路は、
図示しないオイルポンプの吐出圧をプライマリレギュレ
ータ弁で車両走行負荷に応じて調圧したライン圧
(PL )の供給を受けて、シフトレバーの操作による切
換位置に応じて“D”レンジ圧(PD )、“2”レンジ
圧、“L”レンジ圧(PL )及び“R”レンジ圧
(PR )を各油路に出力するマニュアルバルブ1を備え
ている。なお、図はマニュアルバルブ1のニュートラル
状態を示す。
【0026】そして、マニュアルバルブ1から“D”レ
ンジ圧(PD )及び“L”レンジ圧(PL )が供給され
る油路L1,L2には、第1速及び第2速時にエンジン
ブレーキ達成のために、切換弁としてコーストブレーキ
リレー弁2が介挿されている。このリレー弁2は、
“D”レンジ圧(PD )と“L”レンジ圧(PL )のい
ずれか一方の選択的なエンジンブレーキ達成用摩擦係合
要素、すなわちこの実施形態において、ブレーキB−3
及びブレーキB−1への供給の制御、詳しくは一方への
供給と他方の遮断と排出を行う機能を果たす切換弁とさ
れている。そのために、コーストブレーキリレー弁2
は、両端にランド21,22を有し、弁穴内で摺動可能
なスプール20と、スプール20の一端にバネ復帰力を
作用させるリターンスプリング23と、他端に信号圧に
よる変位力を作用させるべく弁穴内で摺動可能な受圧部
材としてのプランジャ24とから構成されている。
【0027】コーストブレーキリレー弁2を経た油圧を
供給される油路L3は、2分岐して、図に略号で示すシ
フト用ソレノイド弁S1が出力する信号圧(以下、実施
形態の説明において、各ソレノイド弁の閉止により油路
に生じる油圧をソレノイド圧という)(PS 1 )に応じ
て第2速と第3速との間で切り換わって、回路をそれぞ
れの変速段達成可能な油路接続状態にする2−3シフト
弁3が連結されている。
【0028】2−3シフト弁3の一方の出力油路L4
は、同じく略号で示すシフト用ソレノイド弁S2が出力
するソレノイド圧(PS 2 )に応じて第1速と第2速と
の間で切り換わって、回路をそれぞれの変速段達成可能
な油路接続状態にする1−2シフト弁4に連結されてい
る。それに対応する1−2シフト弁4の出力油路L5
は、第1速エンジンブレーキ達成用摩擦係合要素として
のブレーキB−3に連結されている。なお、2−3シフ
ト弁3と1−2シフト弁4とを連結する油路L4に介挿
されている弁は、ローコーストモジュレータ弁5であ
る。このモジュレータ弁5は、第1速のエンジンブレー
キ達成時のブレーキB−3の所要係合トルクに合わせ
て、2−3シフト弁3経由で供給される“D”レンジ圧
(PD )を減圧して1−2シフト弁4に供給するための
ものである。
【0029】2−3シフト弁3の他方の出力油路L6
は、直接1−2シフト弁4に連結され、それに対応する
1−2シフト弁4の出力油路L7は、セカンドコースト
モジュレータ弁6を経て第2速エンジンブレーキ達成用
摩擦係合要素としてのブレーキB−1に連結されてい
る。セカンドコーストモジュレータ弁6も第2速のエン
ジンブレーキ達成時のブレーキB−1の所要係合トルク
に合わせて、2−3シフト弁3及び1−2シフト弁4経
由で供給される“D”レンジ圧(PD )を減圧するため
のものである。
【0030】なお、セカンドコーストモジュレータ弁6
と第2速のエンジンブレーキ達成用のブレーキB−1と
を連結する油路L7に介挿されている弁7は、カットオ
フバルブである。このカットオフバルブ7は、マニュア
ルモード時と自動変速モード時とで切り換わって第2速
エンジンブレーキ達成用摩擦係合要素としてのブレーキ
B−1への油圧供給速度を変更し、マニュアルモード時
のブレーキ係合レスポンスを向上させる機能を果たす。
【0031】更に、コ−ストブレ−キリレ−弁2のプラ
ンジャ24の外端にライン圧油路の油圧(PL )をオリ
フィスを介して供給される信号圧油路LS3には、該油
圧をソレノイド信号のオンで解放又はオフで印加する
(本明細書において、信号圧の解放と印加を両方含めて
出力という。したがって、信号圧の出力とは、必ずしも
圧力の供給を意味しない)常閉型のオンオフソレノイド
弁S3が、本発明にいう第1のソレノイド弁として付設
されている。この信号圧油路LS3は、カットオフバル
ブ7のスプール端にも信号圧を印加可能に連結されてい
る。
【0032】本発明の特徴に従い、コーストブレーキリ
レー弁2は、そのスプール20の端部に当接するプラン
ジャ24を受圧部材として別体に備え、スプール20の
端部に第2の受圧部を有する。したがって、スプール2
0は、プランジャ24の外端へのソレノイド圧
(PS 3 )の印加と、後に詳記するスプール20の端部
へのソレノイド圧(PS 4 )の印加のいずれによっても
“D”レンジ圧油路L1の遮断と、その下流の油路L3
〜L7を油路L2及びマニュアルバルブ1に連通させて
のドレン連結が可能である。
【0033】第2の受圧部にソレノイド圧(PS 4 )を
印加する信号圧油路LS4には、ライン圧油路の油圧
(PL )をオリフィスを介して供給され、該油圧をソレ
ノイド駆動信号のオンで解放又はオフで印加する常閉型
のオンオフソレノイド弁S4が第2のソレノイド弁とし
て付設されている。そして、油路LS4には、コースト
ブレーキコントロール弁8が介挿されている。コースト
ブレーキコントロール弁8は、そのスプール端への信号
圧の印加で開閉するバネ復帰式のスプール弁とされてお
り、この形態では、第1速を検出する信号圧は、該変速
段達成のために係合される摩擦係合要素としてのブレー
キB−2への供給圧(PB 2 )とされている。なお、こ
の信号圧(PB 2 )は、図3を参照してわかるように、
第2速以上では常時供給されており、したがって、コー
ストブレーキコントロール弁8は、第1速達成時以外は
常時遮断状態に保持される。
【0034】図4は図3にも示す各ソレノイド弁の第1
速及び第2速時の作動図表を抜粋してソレノイド信号パ
ターンを示す。図に示すように、シフト用ソレノイド弁
S1は、第1速(1st)及び第2速(2nd)とも常
時オン(本形態において解放)とされる。また、シフト
用ソレノイド弁S2は、第2速時にオン(同じく解放)
とされる。そして、ソレノイド弁S3は、エンジンブレ
ーキ(E/G)達成時のみオン(同じく解放)とされる
のに対して、ソレノイド弁S4は、基本的には第1速の
エンジンブレーキ達成時のみオン(同じく解放)とされ
ている。したがって、第2速において、ソレノイド弁S
2の信号の欠落等でオフとなった場合と、正規の第1速
のエンジンブレーキ達成時の信号パターンとは、ソレノ
イド弁S4の信号がオンオフ逆となることで識別可能と
なる。
【0035】こうした構成からなる油圧回路は、以下の
ように作動する。まず、ニュートラル状態では、ソレノ
イド弁S1がオンとされ、他のソレノイド弁S2〜S4
がオフとされている。これにより、油路LS3にソレノ
イド圧(PS 3 )が、また油路LS4にソレノイド圧
(PS 4 )が共に出力された状態となる。このライン圧
(PL )を基圧とするソレノイド圧(PS 3 )とソレノ
イド圧(PS 4 )は、コーストブレーキリレー弁2のプ
ランジャ24の外端(図において上端)と内端(同じく
下端)とにそれぞれ印加され、ソレノイド圧(PS 4
は、スプール20の外端にも作用するため、スプール2
0は、スプリング負荷に抗して一方の切換位置(図示左
半分に示す位置)に押付けられる。なお、このときマニ
ュアルバルブ1は、図示のニュートラル位置にあり、ソ
レノイド弁S1は、マニュアルバルブ1の出力する
“D”レンジ圧を基圧とする回路構成となっているた
め、“D”レンジ圧が出力されないニュートラル時のソ
レノイド弁S1の開放による油圧のロスは生じない。
【0036】この状態から、マニュアルバルブ1を
“D”レンジポジションにシフトすると、これによるオ
ート(AUTO)モードの第1速は、基本的には、シフ
ト用ソレノイド弁S1のオンのまま達成される。このと
きシフト用ソレノイド弁S1のオンで、2−3シフト弁
3のスプール端のソレノイド圧(PS 1 )は解放されて
いるため、スプールは図示右半分に示す位置にある。ま
た、ソレノイド弁S4はオフとされているため、コース
トブレーキリレー弁2は、そのスプール20の外端にソ
レノイド圧(PS 4 )を印加されており、スプール20
のランド22によりマニュアルバルブ1からの供給油路
L1を遮断し、それより下流の油路L3〜L5を油路L
2及びマニュアルバルブ1を介してドレン連結してい
る。これにより、第1速エンジンブレーキ達成用のブレ
ーキB−3の油圧は排出され、エンジンブレーキが達成
されない状態となる。
【0037】これに対して、マニュアル(MANUA
L)モードの第1速の場合は、シフト用ソレノイド弁S
1に加えて両ソレノイド弁S3,S4もオンとされる。
それにより、コーストブレーキリレー弁2は、そのプラ
ンジャ24の外端へのソレノイド圧(PS 3 )の印加及
びスプール20の外端へのソレノイド圧(PS 4 )の印
加を解放され、スプール20が図示右半分の位置に切り
換わる。また、2−3シフト弁3は、上記の理由で図示
右半分に示すスプール位置にある。更に、1−2シフト
弁4は、ソレノイド圧(PS 2 )の印加状態にあるた
め、図示右半分に示すスプール位置にある。したがっ
て、この場合、マニュアルバルブ1から供給される
“D”レンジ圧(PD )は、コーストブレーキリレー弁
2及び2−3シフト弁3経由でローコーストモジュレー
タ弁5に供給され、そこで減圧されたモジュレータ圧と
され、1−2シフト弁4を経てブレーキB−3に供給さ
れ、エンジンブレーキ達成可能状態となる。
【0038】次に、オート(AUTO)モードの第2速
は、両シフト用ソレノイド弁S1及びソレノイド弁S2
のオン並びにソレノイド弁S3及びソレノイド弁S4の
オフで達成される。このとき、コーストブレーキリレー
弁2は、そのプランジャ24の外端にソレノイド圧(P
S 3 )を印加され、第2速信号で切り換わるコーストブ
レーキコントロール弁8を介するソレノイド圧
(PS 4 )のドレンで、その印加を解放されて、図示左
半分に示すスプール位置に切り換わるため、スプール2
0のランド22によりマニュアルバルブ1からの供給油
路L1を遮断し、それより下流の油路L3,L5,L6
を油路L2及びマニュアルバルブ1を介してドレン連結
する。これにより、第2速エンジンブレーキ達成用のブ
レーキB−1の油圧が排出され、エンジンブレーキが達
成されない状態となる。
【0039】更に、マニュアル(MANUAL)モード
の第2速は、両シフト用ソレノイド弁S1,S2及びソ
レノイド弁S3のオンで達成される。この場合、コース
トブレーキリレー弁2は、そのプランジャ24の外端へ
のソレノイド圧(PS 3 )とプランジャ24の内端及び
ピストン20の外端へのソレノイド圧(PS 4 )の印加
を解放され、図示右半分に示すスプール位置となる。ま
た、2−3シフト弁3は、上記の理由で図示右半分に示
すスプール位置にある。更に、1−2シフト弁4も、ソ
レノイド圧(PS 2 )の解放状態にあるため、図示左半
分に示すスプール位置にある。したがって、この場合、
マニュアルバルブ1から供給される“D”レンジ圧(P
D )は、コーストブレーキリレー弁2及び2−3シフト
弁3経由でローコーストモジュレータ弁5に供給され、
そこで減圧されたモジュレータ圧(PD M )とされ、1
−2シフト弁4に供給されるが、該シフト弁4で遮断さ
れてブレーキB−3には供給されない。一方、コースト
ブレーキリレー弁2から2−3シフト弁3、1−2シフ
ト弁4経由でセカンドコーストモジュレータ弁6に供給
された“D”レンジ圧(PD )は、該モジュレータ弁6
で減圧されてカットオフバルブ7に至り、それを経てブ
レーキB−1に供給される。したがって、この場合、ブ
レーキB−1の係合によるエンジンブレーキが達成され
る。
【0040】なお、この実施形態における第3速時は、
オートモードとマニュアルモードでソレノイド弁S3の
オン、オフの差はあるが、この場合、コーストブレーキ
リレー弁2の出力の有無に関わりなく、2−3シフト弁
3によりエンジンブレーキ関連油路への油圧供給は成さ
れない状態となる。この場合、ギヤトレインとしては直
結状態となる。
【0041】次に、第2速達成時において、シフト用ソ
レノイド弁S2が万が一の信号の欠落等でオフ状態にフ
ェイルした場合、1−2シフト弁4は、ソレノイド圧
(PS2 )の印加で、第1速位置(図の右半分に示す)
に切り換えられ、それにより、ギヤトレインは第1速達
成状態にシフトダウンされる。このとき、第2のソレノ
イド弁S4がオフとされることで、コーストブレーキコ
ントロール弁8に第2速以上で供給中のブレーキB−2
圧(PB 2 )が、第1速へのシフトで解放され、それに
よりコーストブレーキコントロール弁8が開放される。
その結果、ソレノイド圧(PS 4 )は、コーストブレー
キコントロール弁8を経由してコーストブレーキリレー
弁2に印加され、そのスプール20の押し下げで“D”
レンジ圧油路L1が遮断され、同時に、それより下流の
油路L3〜L5は、油路L2及びマニュアルバルブ1を
介してドレン連結される。これにより、マニュアルモー
ドの第1速状態にも拘わらず、エンジンブレーキ回避状
態が得られようになる。
【0042】ここで、本発明の主題に係るN→Dシフト
時のソレノイド弁S4の制御について詳述する。図5
は、このときの制御をタイムチャートで示す。当初のニ
ュートラル状態でソレノイド弁S4はオフとされてい
る。また、本形態において、所定の回転部材を構成する
クラッチC−0は係合されているため、タービン回転と
同速で回転している。ここでシフトレバーによるN→D
シフト操作が成されると、マニュアルバルブ1の操作リ
ンクの作動からシフトポジションを検出するニュートラ
ルスタートスイッチ(Nスイッチ)の信号から、電子制
御装置Eにより“D”レンジへのシフトが検出される。
そして、このシフト判断に基づき、電子制御装置Eから
第1速の変速信号が出力され、入力クラッチC−1の係
合操作が開始される。
【0043】この操作により、図1に示す油圧制御装置
Vの回路上では、前記のように、油路LS4にソレノイ
ド圧(PS 4 )が出力されており、この信号圧が解放状
態(図示右半分に示す位置)のコーストブレーキコント
ロール弁8を経由してスプール20の外端(図において
上端)へ直接印加され、スプール20は一方の切換位置
に押し付けられている。このとき、プランジャ24に
は、その外端(図において上端)にソレノイド圧(P
S 3 )が、また内端(図において上端)にはソレノイド
圧(PS 4 )が対向して印加されているため、プランジ
ャ24は、実施上均等な油圧をその両端に受けてストッ
パに当接する図示右半分に示す位置と、スプール20の
外端に当接する図示左半分に示す位置との間で浮動状態
となっている。この状態のとき、前記のようにライン圧
(PL )の変動の影響を受けて両ソレノイド圧
(PS 3 ,PS 4 )が変動することで、プランジャ24
が振動して異音が生じる可能性がある。
【0044】ここで発進のためのアクセルオンによりシ
フトトルクが増大し、入力クラッチC−1の係合が進行
し、それにつれて停止状態の車両負荷がクラッチC−0
に伝達され、やがてクラッチC−0の回転数が0にな
る。これにより入力クラッチC−1の係合完了が確認さ
れたところで、ソレノイド弁S4の駆動信号をオンにす
る制御が行われる。
【0045】この制御でソレノイド弁S4は開放され、
ソレノイド圧(PS 4 )のドレン状態が生じ、油路LS
4のソレノイド圧のスプール20の外端へ直接の印加は
なくなる。したがって、プランジャ24は、その外端に
ソレノイド圧(PS 3 )だけが印加されるようになり、
スプール20に押し付けられるため、浮動状態は解消さ
れる。この状態が第1速達成の定常状態となる。このと
き、シフトトルクは入力クラッチC−0のスリップ状態
のピークを過ぎて第1速同期の走行トルクになる。
【0046】図6は、上記制御内容をフローで示す。図
に示すように、最初のステップS−1で、シフトポジシ
ョンが“N”から移動したか否かを判断する。この判断
が成立(Y)すると、次に、変速終了判断手段を構成す
るステップS−2で、それまで空転していたクラッチC
−0の回転が、クラッチC−1の係合に伴い停止したか
否かの判断を継続する。やがてクラッチC−1の係合が
達成されて、この判断が成立(Y)すると、ソレノイド
駆動手段を構成するステップS−3で、ソレノイド弁S
4のオフからオンへの切り換えを行い、制御を終了す
る。
【0047】上記制御形態では、ソレノイド弁S4のオ
フ期間をクラッチ係合終了までの期間に限定するのに、
回転センサにより所定の回転部材としてのクラッチC−
0の回転を検出して、電子制御装置Eの変速終了判断手
段により実際の変速終了を監視制御する構成を採ってい
る。この制御の利点は、変速終了をクラッチC−1の実
際の係合完了により正確に判断できるため、油の粘性変
化による油圧回路の作動レスポンスの微妙な変化に影響
されないソレノイド弁S4の制御を行うことができる点
にある。
【0048】上記、電子制御装置Eの変速終了判断手段
は、タイマにより変速終了を判断するものとすることも
できる。図7は、こうした実施形態の制御のフローを示
す。この制御では、同様に最初のステップS−10で、
シフトポジションが“N”から移動したか否かを判断す
る。この判断が成立(Y)すると、次に、ステップS−
11で、タイマ(T)のカウントを開始する。そして、
変速終了判断手段を構成するステップS−12で、予め
設定された時間(T0 )との比較によりタイマ経過時間
(T≧T0 )を監視する。やがてこのタイマ判断が成立
(Y)すると、ソレノイド駆動手段を構成するステップ
S−13で、ソレノイド弁S4の切り換えを行い、更に
ステップS−14で、タイマをクリアして制御を終了す
る。この制御形態の利点は、制御ロジックを単純化する
ことができる点にある。
【0049】最後に、図8は、上記回転を検出する制御
とタイマによる制御とを組み合わせた実施形態の制御を
フローで示す。この場合、最初のステップS−20で、
シフトポジションが“N”から移動したか否かを判断す
る。この判断が成立(Y)すると、次に、ステップS−
21で、タイマ(T)のカウントを開始する。そして、
変速終了判断手段を構成するステップS−22で、クラ
ッチC−0の回転が停止したか否かの判断を開始する。
それと併せて、同じく変速終了判断手段を構成するステ
ップS−23で、タイマ経過時間(T≧T0 )を監視す
る。したがって、この場合、ステップS−22又はステ
ップS−23の何れかの変速終了判断が成立(Y)する
と、ソレノイド駆動手段を構成するステップS−24
で、ソレノイド弁S4の切り換えを行い、更にステップ
S−25で、タイマをクリアして制御を終了する。
【0050】以上詳述したように、上記いずれの実施形
態を採る場合でも、変速中は、油圧制御装置Vの回路の
油圧が低下しないように、両ソレノイド弁S3,S4か
らの油圧のドレンをなくす作動が生じるため、プランジ
ャ24の両端に信号圧(PS3 ,PS 4 )が供給される
が、変速終了後は、第2のソレノイド弁S4の信号圧出
力がなくされるため、低コストで製造可能な受圧面積差
のないプランジャ型の受圧部材を用いながら、それを浮
動させることなく切換弁2を作動させることができる。
したがって、本発明によれば、油圧制御装置Vの回路の
油圧の低下による変速レスポンスの低下を防ぐための、
プランジャ24の両側に信号圧(PS 3,PS 4 )が印
加される状態を、N→Dシフトの変速期間の終了により
油圧ロスがそれほど問題とならない状態に合わせて解消
することで、回路のライン圧(PL )の変動により異音
が発生する可能性を第1速達成によりなくすことがで
き、受圧部材を同径の安価プランジャとしながら、通常
走行状態での異音の発生を防ぎ、受圧部材の摩耗を防止
することができる。
【0051】以上、本発明を実施形態に基づき変形形態
も含めて説明したが、本発明は、それらの実施形態に限
定されることなく、特許請求の範囲の個々の請求項に記
載の事項の範囲内で種々に細部の具体的な構成を変更し
て実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施形態の油圧制御装置の部
分回路図である。
【図2】上記実施形態の自動変速機のギヤトレインを示
すスケルトン図である。
【図3】上記実施形態の自動変速機の作動図表である。
【図4】上記作動図表を抜粋してソレノイド信号パター
ンを示す図表である。
【図5】上記自動変速機のN→Dシフト時の作動を示す
タイムチャートである。
【図6】上記N→Dシフトの制御フローを示すフローチ
ャートである。
【図7】上記N→Dシフトの制御フローの変形形態を示
すフローチャートである。
【図8】上記N→Dシフトの制御フローの他の変形形態
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
B−3 ブレーキ(摩擦係合要素) C−0 クラッチ(回転部材) V 油圧制御装置 E 電子制御装置 S3 ソレノイド弁(第1のソレノイド弁) S4 ソレノイド弁(第2のソレノイド弁) 2 コーストブレーキリレー弁(切換弁) 20 スプール 24 プランジャ(受圧部材) S−4,S−13,S−24 ソレノイド駆動手段 S−3,S−12,S−22,S−23 変速終了判断
手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 克人 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 加納 威倍 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 岩月 邦裕 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 松原 亨 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 谷口 浩司 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 友松 秀夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−41063(JP,A) 特開 平5−60210(JP,A) 特開 平3−20167(JP,A) 特開 平9−42430(JP,A) 特開 平7−4504(JP,A) 特開 平8−105529(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 61/00 - 61/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧制御装置の回路中に配設され、エン
    ジンブレーキ達成用の摩擦係合要素を係脱制御する係合
    圧を給排する切換弁と、該切換弁にその切り換え作動の
    ための信号圧を前記回路からのドレンを閉じて出力する
    第1のソレノイド弁及び第2のソレノイド弁と、該第1
    及び第2のソレノイド弁を駆動制御する電子制御装置と
    を備える自動変速機の制御装置であって、前記切換弁
    は、スプールと、該スプールを一方の切換位置に押圧す
    る受圧部材とを有するものにおいて、 前記第1のソレノイド弁は、切換弁の受圧部材の一端に
    信号圧を印加可能に連結され、第2のソレノイド弁は、
    切換弁の受圧部材の他端とスプールの一端との間に信号
    圧を印加可能に連結され、 前記電子制御装置は、変速中は、前記両ソレノイド弁を
    信号圧出力状態に駆動して、第2のソレノイド弁の信号
    圧によりスプールを一方の切換位置に押圧し、変速終了
    後は、第2のソレノイド弁を信号圧出力をなくす状態に
    駆動して、第1のソレノイド弁の信号圧により受圧部材
    を介してスプールを前記一方の切換位置に押圧するソレ
    ノイド駆動手段を有することを特徴とする、自動変速機
    の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記電子制御装置は、所定回転部材の回
    転変化により変速終了を判断する変速終了判断手段を有
    する、請求項1記載の自動変速機の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記電子制御装置は、タイマが所定時間
    経過したときに変速終了と判断する変速終了判断手段を
    有する、請求項1又は2記載の自動変速機の制御装置。
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