JP3242843U - 耐久性エンボス天竺生地 - Google Patents

Abstract

【課題】生地全体の温度が急速に低下し、粘着剤が硬化し、生地の構造が緩んで引っ張られて損傷しないようにする耐久性エンボス天竺生地及びこれの製造装置を提供する。【解決手段】耐久性エンボス天竺生地の製造装置は、エンボス装置を含み、エンボス装置の一方側に加熱ローラー２が回転可能に接続され、加熱ローラーの一方側に第１ギアが嵌着され、加熱ローラーの一方側に第１回転軸４が設けられ、第１回転軸の外面に冷却ローラー５が固定して嵌着され、冷却ローラーの一方側に冷気溝が開けられる。生地に粘着剤を加えると、粘着剤は加熱ローラーにより高温で加熱されて軟化し、軟化した生地の内部構造は緩んで損傷しやすく、使用できなくなるため、冷却ローラーを設置することにより、冷却ローラーは高温で軟化した粘着剤中の温度を吸収することができる。【選択図】図２

Description

本考案はエンボス装置の技術分野に関し、より具体的には、本考案は耐久性エンボス天竺
生地に関する。

エンボスは、高周波や特定の深さの模様が刻印されている一対のローラーで織物を熱間圧
延し、立体効果及び特殊な光沢効果のある凹凸状模様を織物に持たせるプロセスである。
その独特なスタイルにより、エンボス生地の応用分野は家庭用繊維製品に及ばされ、エン
ボス加工機は、主に様々な織物のエンボス加工、しじら加工、しわ加工、商標加工に使用
され、不織布、塗膜、人工皮革、用紙、アルミニウム板への商標加工、人工皮革の模様や
、さまざまな深さのパターンと模様に使用される。
現在、加工対象とする素材の基材は織布及びタオル生地であり、エンボス処理された生地
は、手触りが硬く、エンボス部分が崩壊しやすく、ニット天竺やカノコ生地などのやわら
かいニット生地はまだ対象としておらず、加熱によってエンボスする従来のエンボス加工
機では、粘着剤や類似の物質が加えられた生地に適用される場合、生地中の粘着剤が熱に
よって軟化し、所望の模様がエンボスされるが、粘着剤が軟化した直後に硬化できないた
め、生地がローラー上を移動する際に、粘着剤の軟化により生地が緩んでしまい、その結
果、引っ張られて変形しやすくなり、変形後の生地は使用できなくなり、経済的に損失に
なる。

従来技術の上記欠陥を解消するために、本考案の実施例は耐久性エンボス天竺生地を提供
し、冷却ローラーを設置することにより、軟化した粘着剤が冷却ローラーに接触すると、
軟化した粘着剤の熱が奪われ、粘着剤が急速に硬化し、上記背景技術に記載の問題を解決
する。
上記目的を実現するために、本考案は以下の技術的解決手段を提供する。エンボス装置を
含む耐久性エンボス天竺生地の製造装置であって、前記エンボス装置の一方側に加熱ロー
ラーが回転可能に接続され、前記加熱ローラーの一方側に第１ギアが嵌着され、前記加熱
ローラーの一方側に第１回転軸が設けられ、前記第１回転軸の外面に冷却ローラーが固定
して嵌着され、前記冷却ローラーの一方側に冷気溝が開けられ、前記冷却ローラーの一端
に排気孔が開けられ、前記冷却ローラーの一方側に第２ギアが嵌着され、前記第１ギア及
び第２ギアの外面に第１ギアベルトが噛み合って接続され、前記エンボス装置の外面に冷
風機が固定して取り付けられ、前記冷風機の一方側に排気管が設けられ、前記第１回転軸
の一方側に換気溝が開けられ、前記第１回転軸の外面に排気口が開けられ、前記排気管の
一端が換気溝の内部に延伸し、前記第１回転軸の外面に第１固定スリーブが固定して嵌着
され、前記第１固定スリーブの一方側に複数の押出ブロックが設けられ、複数の前記押出
ブロックの各々と第１固定スリーブとの間に第１ばねが固定して接続される。
上記更なる解決手段を採用することにより、以下の有益な効果がある。冷却ローラーの内
部に冷気溝が開けられることにより、生地が加熱ローラーに入ってエンボスされる前に、
冷却ローラーの温度を低下させることができ、加熱ローラーを起動する前に、先ず、冷風
機を起動し、冷風機により回転軸の内部に冷気を吹き込み、回転軸の排気口によって冷気
を排気口から冷却ローラーの冷気溝に送り、冷気溝が冷気で満たされると、余分な冷気が
冷却ローラーの他端の排気孔を介して冷却ローラーから排出され、このようにして、冷気
が冷却ローラー内を流れ、流れる冷気は冷却ローラーの温度低下を促進する。
１つの好ましい実施形態では、前記冷却ローラーの一方側に複数の冷却ブロックがスライ
ド可能に接続され、複数の前記冷却ブロックのいずれの底部にも摺動ブロックが固定して
接続され、前記摺動ブロックの一方側に複数の摺動口が開けられ、複数の前記摺動口のい
ずれの内部にも摺動ロッドがスライド可能に接続される。
上記更なる解決手段を採用することにより、以下の有益な効果がある。冷却ローラーの内
部に冷気があって冷却を行う場合、外部の加熱ローラー及び加熱された生地が冷却ローラ
ーの表面を通過すると、冷却ローラーの表面の温度が高くなり、冷気は冷却ローラーの表
面の温度をタイムリに低下させることができないが、冷却ブロックと冷却ローラーの協働
は冷却ローラーの表面の温度を低下させることができる。
１つの好ましい実施形態では、前記第１回転軸の両端共に第１ベベルギアが固定して套設
され、前記第１ベベルギアの一方側に第２ベベルギアが噛み合って接続され、前記第２ベ
ベルギアの一方側に回転ロッドが固定して取り付けられ、前記回転ロッドの一端に第３ギ
アが固定して取り付けられ、前記第３ギアの一方側に第４ギアが設けられ、前記第３ギア
及び第４ギアの外面に第２ギアベルトが噛み合って接続され、前記第４ギアの一方側に軸
受けが回転可能に接続され、前記軸受けの一方側に第１支持板が回転可能に接続され、前
記第４ギアの他方側に回転ディスクが固定して取り付けられ、前記回転ディスクの一方側
に第１回転柱が回転可能に接続され、前記第１回転柱の一方側にプッシュロッドが回転可
能に接続され、前記プッシュロッドの一端に第２回転柱が回転可能に嵌着され、前記第２
回転柱が摺動ブロックの一方側に固定して接続される。
上記更なる解決手段を採用することにより、以下の有益な効果がある。加熱ローラーと加
熱された生地中の粘着剤とが冷却ローラーの表面の温度に与える影響にばらつきがある場
合、冷却ブロックを冷却ローラーに摩擦することで、生地摩擦により上昇した温度を低下
させることができる。
１つの好ましい実施形態では、前記加熱ローラーの一方側に第２回転軸が設けられ、前記
第２回転軸の両端にホルダーが固定して接続され、前記第２回転軸の両端共に固定ブロッ
クが回転可能に接続され、前記固定ブロックの一方側に固定溝が開けられ、前記固定溝の
内部に複数の制限板がスライド可能に接続され、複数の前記制限板のいずれの一方側にも
スクリューが設けられ、前記スクリューの一端が制限板を貫通し、前記スクリューの他端
にねじブロックが固定して取り付けられる。
上記更なる解決手段を採用することにより、以下の有益な効果がある。制限板及びホルダ
ーを設置することにより、第２回転軸の位置を調整する必要がある場合、スクリューを緩
み、第２回転軸を固定する必要がある場合、スクリューを締め付ける。
１つの好ましい実施形態では、前記第２回転軸の外面にクリーナーが固定して取り付けら
れ、前記クリーナーの一端が加熱ローラーの外面に延伸し、前記クリーナーの一端が加熱
ローラーの外面に密着する。
上記更なる解決手段を採用することにより、以下の有益な効果がある。加熱ローラーが生
地を加熱すると、生地中の粘着剤が軟化し、さらに押し出されると残留物が加熱ローラー
の表面に残留付着されることに対しては、クリーナーを利用することで残存物を取り除く
ことができる。
１つの好ましい実施形態では、前記冷却ローラーの外面に吸水スポンジがスライド可能に
接続され、前記吸水スポンジの一方側にプッシュ板が設けられ、前記プッシュ板の外面に
制限装置がスライド可能に接続され、前記プッシュ板と制限装置との間に複数の第２ばね
が固定して接続され、前記エンボス装置の一方側に押出口が開けられ、前記プッシュ板の
一方側が押出口を貫通する。
上記更なる解決手段を採用することにより、以下の有益な効果がある。冷却ローラーの温
度が低下した後、高温や冷却ブロックの影響により、冷却ローラーの表面に水分が発生す
るが、スポンジで水分を拭き取ることで、水分が生地に影響を与えることを防止する。
１つの好ましい実施形態では、前記エンボス装置の底部に台座が固定して取り付けられ、
前記台座の最上部に集水溝が開けられ、前記集水溝の一方側に出水口が開けられ、前記出
水口に出水管が固定して取り付けられ、前記台座の一方側に集水タンクが設けられる。
上記更なる解決手段を採用することにより、以下の有益な効果がある。スポンジにより吸
収された水分が多すぎる場合、余分な水分が集水溝に落下して収集される。
１つの好ましい実施形態では、ステップＳ１では、耐久性エンボスニット生地は、ニット
天竺、リブ生地、カノコエンボス生地の組み合わせであり、ポリエステル、ナイロン、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、綿、麻、粘着剤等の１種又は複数種の成分糸を編んでエン
ボス加工することにより形成され、材料のせいでエンボス部分と非エンボス部分の色の濃
淡が異なって、異なる屈折効果を有し、エンボス模様付き部分と非エンボス部分は生地の
物理的構造を変化させ、生地は凹凸状のシアサッカー生地のような構造を有し、エンボス
の過程で、特殊な固体粘着剤でニット天竺生地を加工し、高温エンボスローラーによって
固体粘着剤を反応温度にし、エンボス模様付き部分は粘着剤と結合し、固体粘着剤の反応
温度が１５０～１８０℃であるので、エンボスローラーが１５０～１８０℃に加熱される
と、固体粘着剤は反応温度に達し、機能性助剤と粘着反応を起こし、生地に機能性を持た
せる。
ステップＳ２では、先ず、加熱ローラーによって押し出された生地に加熱ローラーに置け
る所望の模様が出現するように、エンボス装置の加熱ローラーを所望の位置に調整し、加
熱ローラーを調整しながら冷却ローラー及び加熱ローラーの第１ギアベルトを調整し、加
熱ローラーの変位により第１ギアベルトが引っ張られて損傷しないようにし、冷風機を起
動し冷却ローラーを予冷し、冷却ローラーの底部の冷却ブロックに低温物質を加え、生地
中の粘着剤が軟化した後急速に硬化できるようにする。
ステップＳ３では、操作者が準備工程を完了した後マシンを起動し、生地をエンボス装置
に入れ、生地を加熱ローラーで加熱した後に押し出し、生地に所望の模様を形成し、生地
が加熱ローラーによって加熱されて巻き取りローラーの駆動下で移動し、生地が冷却ロー
ラーに移動すると、生地中の軟化した粘着剤が冷却されて急速に硬化する。
ステップＳ４では、生地中の粘着剤が冷却ローラーによって急速に硬化した後、回収ロー
ラーの回転下で、生地を回収ローラーによって巻き取り、回収ローラーにある程度巻き取
ると、作業者は回収ローラーにおける生地を回収する。
本考案の技術的効果及び利点は以下のとおりである。
１．生地に粘着剤を加えると、粘着剤は加熱ローラーにより高温で加熱されて軟化し、軟
化した生地の内部構造は緩んで損傷しやすく、使用できなくなり、本考案では、冷却ロー
ラーを設置することにより、冷却ローラーは高温で軟化した粘着剤中の温度を吸収するこ
とができ、これにより、生地全体の温度が急速に低下し、粘着剤が硬化し、生地の構造が
緩んで引っ張られて損傷しないようにする。
２．加熱ローラーが生地及び生地中の粘着剤を一緒に加熱した後、粘着剤が軟化し、加熱
ローラーによって押し出された後、軟化した粘着剤の一部が加熱ローラーに残留付着され
、タイムリに処理しないと、粘着剤は次の生地の加工に影響を与え、本考案では、クリー
ナーを設置することにより、残留物が加熱ローラーに付着されると、加熱ローラーとクリ
ーナーとが摩擦し、クリーナーは残留物を擦り落とし、次の生地の加工に問題が発生する
ことを回避する。

本考案の正面の構造模式図である。 本考案の冷却ローラーの構造模式図である。 本考案の冷却ブロックの構造模式図である。 本考案の押出ブロックの構造模式図である。 本考案の回転ディスクの構造模式図である。 本考案のプッシュロッドの構造模式図である。 本考案の吸水スポンジの構造模式図である。 本考案のクリーナーの構造模式図である。 本考案の固定溝の構造模式図である。 本考案のスクリューの構造模式図である。

符号の説明
１、エンボス装置
２、加熱ローラー
３、第１ギア
４、第１回転軸
５、冷却ローラー
６、第２ギア
７、第１ギアベルト
８、冷風機
９、換気溝
１０、排気口
１１、第１固定スリーブ
１２、押出ブロック
１３、第１ばね
１４、冷却ブロック
１５、摺動ブロック
１６、摺動ロッド
１７、第１ベベルギア
１８、第２ベベルギア
１９、回転ロッド
２０、第３ギア
２１、第４ギア
２２、第２ギアベルト
２３、第１支持板
２４、回転ディスク
２５、プッシュロッド
２６、第２回転軸
２７、固定ブロック
２８、固定溝
２９、制限板
３０、スクリュー
３１、クリーナー
３２、吸水スポンジ
３３、プッシュ板
３４、制限装置
３５、第２ばね
３６、台座
３７、集水溝
３８、出水管
３９、集水タンク

以下、本考案の実施例の図面を参照しながら、本考案の実施例の技術的解決手段を明確か
つ完全に説明するが、明らかに、説明される実施例は本考案の実施例の一部に過ぎず、全
ての実施例ではない。当業者が本考案における実施例に基づいて創造的な労働を必要とせ
ずに取得する全てのその他の実施例は、本考案の保護範囲に属する。
明細書の図１～１０に示すように、本考案の１つの実施例の耐久性エンボス天竺生地の製
造装置はエンボス装置１を含み、エンボス装置１の一方側に加熱ローラー２が回転可能に
接続され、加熱ローラー２の一方側に第１ギア３が嵌着され、加熱ローラー２の一方側に
第１回転軸４が設けられ、第１回転軸４の外面に冷却ローラー５が固定して嵌着され、冷
却ローラー５の一方側に冷気溝が開けられ、冷却ローラー５の一端に排気孔が開けられ、
冷却ローラー５の一方側に第２ギア６が嵌着され、第１ギア３及び第２ギア６の外面に第
１ギアベルト７が噛み合って接続され、エンボス装置１の外面に冷風機８が固定して取り
付けられ、冷風機８の一方側に排気管が設けられ、第１回転軸４の一方側に換気溝９が開
けられ、第１回転軸４の外面に排気口１０が開けられ、排気管の一端が換気溝９の内部に
延伸し、第１回転軸４の外面に第１固定スリーブ１１が固定して嵌着され、第１固定スリ
ーブ１１の一方側に複数の押出ブロック１２が設けられ、複数の押出ブロック１２の各々
と第１固定スリーブ１１との間に第１ばね１３が固定して接続される。
作動原理について、固体粘着剤が加えられた生地を高温でエンボスするとき、加熱ローラ
ー２により加熱された生地中の粘着剤が軟化し、軟化した後の生地の内部構造が緩んで損
傷しやすくなり、冷風機８を用いて冷気を第１回転軸４によって冷却ローラー５に予め送
り、加熱ローラー２が回転する際に、ギア及びベルトは冷却ローラー５を駆動して回転さ
せ、回転する冷却ローラー５は内部の押出ブロック１２を揺動させて、内部の冷気を押し
出し、このように冷気が冷却ローラー５の内壁に速く接触してから、次に排気孔から排出
され、これにより、冷却ローラー５を低温状態に維持し、次に、軟化した生地を冷却ロー
ラー５に接触させ、生地中の粘着剤の温度を吸収し、これにより、粘着剤を急速に硬化す
る。
また、図２に示すように、冷却ローラー５の一方側に複数の冷却ブロック１４がスライド
可能に接続され、複数の冷却ブロック１４のいずれの底部にも摺動ブロック１５が固定し
て接続され、摺動ブロック１５の一方側に複数の摺動口が開けられ、複数の摺動口のいず
れの内部にも摺動ロッド１６がスライド可能に接続され、第１回転軸４の両端共に第１ベ
ベルギア１７が固定して套設され、第１ベベルギア１７の一方側に第２ベベルギア１８が
噛み合って接続され、第２ベベルギア１８の一方側に回転ロッド１９が固定して取り付け
られ、回転ロッド１９の一端に第３ギア２０が固定して取り付けられ、第３ギア２０の一
方側に第４ギア２１が設けられ、第３ギア２０及び第４ギア２１の外面に第２ギアベルト
２２が噛み合って接続され、第４ギア２１の一方側に軸受けが回転可能に接続され、軸受
けの一方側に第１支持板２３が回転可能に接続され、第４ギア２１の他方側に回転ディス
ク２４が固定して取り付けられ、回転ディスク２４の一方側に第１回転柱が回転可能に接
続され、第１回転柱の一方側にプッシュロッド２５が回転可能に接続され、プッシュロッ
ド２５の一端に第２回転柱が回転可能に嵌着され、第２回転柱が摺動ブロック１５の一方
側に固定して接続される。
作動原理について、加熱ローラー２が回転するときに、加熱ローラー２の第１ギア３及び
第２ギア６がギアベルトに噛み合って接続されているので、冷却ローラー５を回転させ、
これと同時に、第１ベベルギア１７は第２ベベルギア１８を回転させ、第２ベベルギア１
８の回転により第３ギア２０を回転させ、ギアベルトを介して第３ギア２０に噛み合って
接続される第４ギア２１も同様に回転し、これにより、第４ギア２１に固定して接続され
る回転ディスク２４はプッシュロッド２５とともに摺動ブロック１５を往復してプッシュ
し、プッシュされた摺動ブロック１５は冷却ブロック１４を冷却ローラー５の表面に摩擦
し、加熱された生地により影響された表面は急速に冷却される。
また、図８に示すように、加熱ローラー２の一方側に第２回転軸２６が設けられ、第２回
転軸２６の両端にホルダーが固定して接続され、第２回転軸２６の両端共に固定ブロック
２７が回転可能に接続され、固定ブロック２７の一方側に固定溝２８が開けられ、固定溝
２８の内部に複数の制限板２９がスライド可能に接続され、複数の制限板２９のいずれの
一方側にもスクリュー３０が設けられ、スクリュー３０の一端が制限板２９を貫通し、ス
クリュー３０の他端にねじブロックが固定して取り付けられ、第２回転軸２６の外面にク
リーナー３１が固定して取り付けられ、クリーナー３１の一端が加熱ローラー２の外面に
延伸し、クリーナー３１の一端が加熱ローラー２の外面に密着する。
作動原理について、加熱ローラー２は粘着剤が加えられた生地を加熱し押し出すと、粘着
剤は軟化し、また押し出されるため、その一部は生地から押し出され、加熱ローラー２の
表面に残留付着され、加熱ローラー２が回転するときに、加熱ローラーの表面に接触する
クリーナー３１は加熱ローラー２の表面を拭き取り、クリーナー３１に固定して接続され
た第２回転軸２６はさらに、固定ブロック２７の制限板２９によって回転軸のホルダーを
固定し、第２回転軸２６の回転を防止する。
また、図７に示すように、冷却ローラー５の外面に吸水スポンジ３２がスライド可能に接
続され、吸水スポンジ３２の一方側にプッシュ板３３が設けられ、プッシュ板３３の外面
に制限装置３４がスライド可能に接続され、プッシュ板３３と制限装置３４との間に複数
の第２ばね３５が固定して接続され、エンボス装置１の一方側に押出口が開けられ、プッ
シュ板３３の一方側が押出口を貫通し、エンボス装置１の底部に台座３６が固定して取り
付けられ、台座３６の最上部に集水溝３７が開けられ、集水溝３７の一方側に出水口が開
けられ、出水口に出水管３８が固定して取り付けられ、台座３６の一方側に集水タンク３
９が設けられる。

作動原理について、冷却ローラー５が冷却又は加熱されると、その表面に水分が発生し、
冷却ローラー５が回転する過程で、この水分は吸水スポンジ３２により拭き取られ、水分
が多すぎて水滴が発生した場合、水滴は集水溝３７に落下し収集され、これにより、水分
が生地に影響を与えないようにする。
また、Ｓ１では、耐久性エンボスニット生地は、ニット天竺、リブ生地、カノコエンボス
生地の組み合わせであり、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、綿
、麻、粘着剤等の１種又は複数種の成分糸を編んでエンボス加工することにより形成され
、材料のせいでエンボス部分と非エンボス部分の色の濃淡が異なって、異なる屈折効果を
有し、エンボス模様付き部分と非エンボス部分は生地の物理的構造を変化させ、生地は凹
凸状のシアサッカー生地のような構造を有し、エンボスの過程で、特殊な固体粘着剤でニ
ット天竺生地を加工し、高温エンボスローラーによって固体粘着剤を反応温度にし、エン
ボス模様付き部分は粘着剤と結合し、固体粘着剤の反応温度が１５０～１８０℃であるの
で、エンボスローラーが１５０～１８０℃に加熱されると、固体粘着剤は反応温度になり
、機能性助剤と粘着反応を起こし、生地に機能性を持たせる。
ステップＳ２では、先ず、加熱ローラー２によって押し出された生地に加熱ローラー２に
おける所望の模様が出現するように、エンボス装置１の加熱ローラー２を所望の位置に調
整し、加熱ローラー２を調整しながら冷却ローラー５及び加熱ローラー２の第１ギアベル
ト７を調整し、加熱ローラー２の変位により第１ギアベルト７が引っ張られて損傷しない
ようにし、冷風機８を起動し冷却ローラー５を予冷し、冷却ローラー５の底部の冷却ブロ
ック１４に低温物質を加え、生地中の粘着剤が軟化した後急速に硬化できるようにする。
ステップＳ３では、操作者が準備工程を完了した後マシンを起動し、生地をエンボス装置
１に入れ、生地を加熱ローラー２で加熱した後に押し出し、生地に所望の模様を形成し、
生地が加熱ローラー２によって加熱されて巻き取りローラーの駆動下で移動し、生地が冷
却ローラー５に移動すると、生地中の軟化した粘着剤が冷却されて急速に硬化する。
ステップＳ４では、生地中の粘着剤が冷却ローラー５によって急速に硬化した後、回収ロ
ーラーの回転下で、生地を回収ローラーによって巻き取り、回収ローラーにある程度巻き
取ると、作業者は回収ローラーにおける生地を回収する。
最後に、以下の点について説明したい。先ず、本考案の説明において、説明すべきものと
して、特に規定及び限定がない限り、「取り付ける」、「連結」、「接続」という用語は
、広義に理解すべきであり、機械的接続又は電気的接続であってもよく、２つの素子の内
部の連通であってもよく、直接連結であってもよく、「上」、「下」、「左」、「右」等
は、相対位置関係を示すためのものに過ぎず、説明対象の絶対位置が変化すると、相対位
置関係が変化する可能性がある。
また、本考案に開示されている実施例の図面は、本開示の実施例に係る構造のみに関し、
他の構造は通常の設計を参照すればよく、矛盾がない場合、本考案の同一実施例及び異な
る実施例は互いに組み合わせることができる。
最後に、以上は、本考案の好ましい実施例に過ぎず、本考案を制限するためのものではな
く、本考案の精神及び原則内に行われた任意の修正、均等な置換、改良等は、いずれも本
考案の保護範囲内に含まれるべきである。

Claims (8)

1. エンボス装置（１）を含む耐久性エンボス天竺生地の製造装置であって、前記エンボス装
   置（１）の一方側に加熱ローラー（２）が回転可能に接続され、前記加熱ローラー（２）
   の一方側に第１ギア（３）が嵌着され、前記加熱ローラー（２）の一方側に第１回転軸（
   ４）が設けられ、前記第１回転軸（４）の外面に冷却ローラー（５）が固定して嵌着され
   、前記冷却ローラー（５）の一方側に冷気溝が開けられ、前記冷却ローラー（５）の一端
   に排気孔が開けられ、前記冷却ローラー（５）の一方側に第２ギア（６）が嵌着され、前
   記第１ギア（３）及び第２ギア（６）の外面に第１ギアベルト（７）が噛み合って接続さ
   れ、前記エンボス装置（１）の外面に冷風機（８）が固定して取り付けられ、前記冷風機
   （８）の一方側に排気管が設けられ、前記第１回転軸（４）の一方側に換気溝（９）が開
   けられ、前記第１回転軸（４）の外面に排気口（１０）が開けられ、前記排気管の一端が
   換気溝（９）の内部に延伸し、前記第１回転軸（４）の外面に第１固定スリーブ（１１）
   が固定して嵌着され、前記第１固定スリーブ（１１）の一方側に複数の押出ブロック（１
   ２）が設けられ、複数の前記押出ブロック（１２）の各々と第１固定スリーブ（１１）と
   の間に第１ばね（１３）が固定して接続される、ことを特徴とする耐久性エンボス天竺生
   地の製造装置。
2. 前記冷却ローラー（５）の一方側に複数の冷却ブロック（１４）がスライド可能に接続さ
   れ、複数の前記冷却ブロック（１４）のいずれの底部にも摺動ブロック（１５）が固定し
   て接続され、前記摺動ブロック（１５）の一方側に複数の摺動口が開けられ、複数の前記
   摺動口のいずれの内部にも摺動ロッド（１６）がスライド可能に接続される、ことを特徴
   とする請求項１に記載の耐久性エンボス天竺生地。
3. 前記第１回転軸（４）の両端共に第１ベベルギア（１７）が固定して套設され、前記第１
   ベベルギア（１７）の一方側に第２ベベルギア（１８）が噛み合って接続され、前記第２
   ベベルギア（１８）の一方側に回転ロッド（１９）が固定して取り付けられ、前記回転ロ
   ッド（１９）の一端に第３ギア（２０）が固定して取り付けられ、前記第３ギア（２０）
   の一方側に第４ギア（２１）が設けられ、前記第３ギア（２０）及び第４ギア（２１）の
   外面に第２ギアベルト（２２）が噛み合って接続され、前記第４ギア（２１）の一方側に
   軸受けが回転可能に接続され、前記軸受けの一方側に第１支持板（２３）が回転可能に接
   続され、前記第４ギア（２１）の他方側に回転ディスク（２４）が固定して取り付けられ
   、前記回転ディスク（２４）の一方側に第１回転柱が回転可能に接続され、前記第１回転
   柱の一方側にプッシュロッド（２５）が回転可能に接続され、前記プッシュロッド（２５
   ）の一端に第２回転柱が回転可能に嵌着され、前記第２回転柱が摺動ブロック（１５）の
   一方側に固定して接続される、ことを特徴とする請求項１に記載の耐久性エンボス天竺生
   地。
4. 前記加熱ローラー（２）の一方側に第２回転軸（２６）が設けられ、前記第２回転軸（２
   ６）の両端にホルダーが固定して接続され、前記第２回転軸（２６）の両端共に固定ブロ
   ック（２７）が回転可能に接続され、前記固定ブロック（２７）の一方側に固定溝（２８
   ）が開けられ、前記固定溝（２８）の内部に複数の制限板（２９）がスライド可能に接続
   され、複数の前記制限板（２９）のいずれの一方側にもスクリュー（３０）が設けられ、
   前記スクリュー（３０）の一端が制限板（２９）を貫通し、前記スクリュー（３０）の他
   端にねじブロックが固定して取り付けられる、ことを特徴とする請求項１に記載の耐久性
   エンボス天竺生地。
5. 前記第２回転軸（２６）の外面にクリーナー（３１）が固定して取り付けられ、前記クリ
   ーナー（３１）の一端が加熱ローラー（２）の外面に延伸し、前記クリーナー（３１）の
   一端が加熱ローラー（２）の外面に密着する、ことを特徴とする請求項４に記載の耐久性
   エンボス天竺生地。
6. 前記冷却ローラー（５）の外面に吸水スポンジ（３２）がスライド可能に接続され、前記
   吸水スポンジ（３２）の一方側にプッシュ板（３３）が設けられ、前記プッシュ板（３３
   ）の外面に制限装置（３４）がスライド可能に接続され、前記プッシュ板（３３）と制限
   装置（３４）との間に複数の第２ばね（３５）が固定して接続され、前記エンボス装置（
   １）の一方側に押出口が開けられ、前記プッシュ板（３３）の一方側が押出口を貫通する
   、ことを特徴とする請求項１に記載の耐久性エンボス天竺生地。
7. 前記エンボス装置（１）の底部に台座（３６）が固定して取り付けられ、前記台座（３６
   ）の最上部に集水溝（３７）が開けられ、前記集水溝（３７）の一方側に出水口が開けら
   れ、前記出水口に出水管（３８）が固定して取り付けられ、前記台座（３６）の一方側に
   集水タンク（３９）が設けられる、ことを特徴とする請求項１に記載の耐久性エンボス天
   竺生地。
8. 耐久性エンボス天竺生地の生産方法であって、
   耐久性エンボスニット生地は、ニット天竺、リブ生地、カノコエンボス生地の組み合わせ
   であり、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、綿、麻、ビスコース
   等の１種又は複数種の成分糸を編んでエンボス加工することにより形成され、材料のせい
   でエンボス部分と非エンボス部分の色の濃淡が異なって、異なる屈折効果を有し、エンボ
   ス模様付き部分と非エンボス部分は生地の物理的構造を変化させ、生地は凹凸状のシアサ
   ッカー生地のような構造を有し、エンボスの過程で、特殊な固体粘着剤でニット天竺生地
   を加工し、高温エンボスローラーによって固体粘着剤を反応温度にし、エンボス模様付き
   部分は粘着剤と結合し、固体粘着剤の反応温度が１５０～１８０℃であるので、エンボス
   ローラーが１５０～１８０℃に加熱されると、固体粘着剤は反応温度に達し、機能性助剤
   と粘着反応を起こし、生地に機能性を持たせるステップＳ１と、
   先ず、加熱ローラー（２）によって押し出された生地に加熱ローラー（２）における所望
   の模様が出現するように、エンボス装置（１）の加熱ローラー（２）を所望の位置に調整
   し、加熱ローラー（２）を調整しながら冷却ローラー（５）及び加熱ローラー（２）の第
   １ギアベルト（７）を調整し、加熱ローラー（２）の変位により第１ギアベルト（７）が
   引っ張られて損傷しないようにし、冷風機（８）を起動し冷却ローラー（５）を予冷し、
   冷却ローラー（５）の底部の冷却ブロック（１４）に低温物質を加え、生地中の粘着剤が
   軟化した後急速に硬化できるようにするステップＳ２と、
   操作者が準備工程を完了した後マシンを起動し、生地をエンボス装置（１）に入れ、生地
   を加熱ローラー（２）で加熱した後に押し出し、生地に所望の模様を形成し、生地が加熱
   ローラー（２）によって加熱されて巻き取りローラーの駆動下で移動し、生地が冷却ロー
   ラー（５）に移動すると、生地中の軟化した粘着剤は冷却されて急速に硬化するステップ
   Ｓ３と、
   生地中の粘着剤が冷却ローラー（５）によって急速に硬化した後、回収ローラーの回転下
   で、生地を回収ローラーによって巻き取り、回収ローラーにある程度巻き取ると、作業者
   は回収ローラーにおける生地を回収するステップＳ４とを含む、ことを特徴とする耐久性
   エンボス天竺生地の生産方法。

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