JP3242568U - エクササイズ器具 - Google Patents

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康真 三好
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Abstract

【課題】運動効率を向上する、エクササイズ器具を提供する。【解決手段】足踏み運動に使用可能なエクササイズ器具100は、内部に空気が充填された下部袋体1と、下部袋体の上に配置された上部クッション体2とを備える。【選択図】図2

Description

新規性喪失の例外適用申請有り
本開示はエクササイズ器具に係り、特に、足踏み運動に使用可能なエクササイズ器具に関する。
この種のエクササイズ器具として、内部に空気が充填された袋体からなるものが知られている(例えば非特許文献1参照)。これによれば、比較的不安定もしくはアンバランスな状態で袋体を踏んで足踏み運動することで、体幹と下半身を鍛えることができる。
アクティバイタル商品購入ウェブサイト<URL:https://activital.jp/airstepper/>
しかし、この従来器具では、足踏み運動時に片足で踏んだときに凹んで底付きする可能性がある。こうした底付きが起こると不安定さが失われ、運動効率が低下する虞がある。
そこで本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、運動効率を向上することができるエクササイズ器具を提供することにある。
本開示の一の態様によれば、
足踏み運動に使用可能なエクササイズ器具であって、
内部に空気が充填された下部袋体と、
前記下部袋体の上に配置された上部クッション体と、
を備えることを特徴とするエクササイズ器具が提供される。
好ましくは、前記上部クッション体の上面部が、前記下部袋体の底面部に対し前上がりになるように傾斜されている。
好ましくは、前記下部袋体の底面部に対する前記上部クッション体の上面部の傾斜角が8°以上12°以下である。
好ましくは、前記下部袋体において、上面部が底面部に対し前上がりになるように傾斜され、
前記上部クッション体において、上面部が底面部に対し前上がりになるように傾斜されている。
好ましくは、前記上部クッション体の傾斜角が前記下部袋体の傾斜角より大きい。
好ましくは、前記上部クッション体は発泡樹脂により形成されている。
好ましくは、前記上部クッション体は低反発弾性フォームにより形成されている。
好ましくは、前記上部クッション体はウレタンフォームにより形成されている。
好ましくは、前記エクササイズ器具は、前記下部袋体と前記上部クッション体を収容する器具カバーを備える。
好ましくは、前記器具カバーは、使用者の土踏まずに当接するための突起を有する。
好ましくは、前記器具カバーは、使用者の踵に当接するための滑り止め板を有する。
好ましくは、前記下部袋体と前記上部クッション体は、平面視でバタフライ形状を有する。
好ましくは、前記エクササイズ器具は、前記上部クッション体を収容する上部クッション体カバーを備える。
本開示によれば、運動効率を向上することができる。
器具カバーを取り付けた状態のエクササイズ器具を示す斜視図である。 器具カバーを取り外した状態のエクササイズ器具を示す斜視図である。 下部袋体を示す斜視図である。 器具本体アセンブリを透過的に示す斜視図である。 エクササイズ器具を示す右側面図であり、器具カバーは図1のV-V断面で示されている。 下部袋体を示す平面図である。 上部クッション体を示す平面図である。 器具本体アセンブリを示す前面図である。 器具本体アセンブリを示す後面図である。 足踏み運動時の使用方法を示す概略斜視図である。 スクワット運動時の使用方法を示す概略斜視図である。 おしり歩き運動時の使用方法を示す概略斜視図である。 着座時の使用方法を示す概略斜視図である。 ストレッチ運動時の使用方法を示す概略斜視図である。
以下、添付図面を参照して本開示の実施形態を説明する。なお本開示は以下の実施形態に限定されない点に留意されたい。
図1は、器具カバー3を取り付けた状態のエクササイズ器具100を示し、図2は、器具カバー3を取り外した状態のエクササイズ器具100を示す。エクササイズ器具100は、内部に空気が充填された下部袋体1と、下部袋体1の上に配置された上部クッション体2とを備える。これら下部袋体1と上部クッション体2の組み合わせを器具本体アセンブリ90という。図3は、下部袋体1のみを単独で示す。図4は、器具本体アセンブリ90を透過的に示す。図5は、エクササイズ器具100を示す右側面図であり、器具カバー3と上部クッション体カバー4が図1のV-V断面で示されている。
図5から分かるように、エクササイズ器具100は足踏み運動に使用可能であり、主として足踏み運動用として構成されている。使用者の足Fを仮想線で示す。一方、エクササイズ器具100は、後述するような他のエクササイズ等にも使用可能である。エクササイズ器具100の使用目的および用途は足踏み運動に限定されない。
便宜上、前後左右上下の各方向を図示の通り定める。これら各方向は、足踏み運動時における使用者の前後左右上下の各方向に一致する。上下方向は鉛直方向に平行であり、前後左右方向は水平方向に平行である。
本実施形態のエクササイズ器具100は、下部袋体1および上部クッション体2(すなわち器具本体アセンブリ90)に加え、下部袋体1および上部クッション体2を収容する器具カバー3を備える。また本実施形態のエクササイズ器具100は、上部クッション体2のみを収容する上部クッション体カバー4を備える。便宜上、上部クッション体カバー4は図5のみに示し、他の図2,4,7,8,9からは省略する。
主に図3,5,6に示すように、下部袋体1は、概して扁平形状であり、上方から見たときの平面視(図6)においてバタフライ形状を有する。下部袋体1は、柔軟な樹脂材料により一体に形成されており、本実施形態の場合、ポリ塩化ビニル(PVC)により一体に形成されている。
下部袋体1は、左右方向に互いに離間された左側袋体5および右側袋体6と、左側袋体5および右側袋体6の間でこれらを連結する複数(本実施形態では3つ)の連結管7とを備える。これら左側袋体5と右側袋体6と連結管7との内部は中空で、互いに連通しており、これら内部同士の間を空気が自由に移動可能である。左側袋体5および右側袋体6は、平面視において概ね小判形もしくは楕円状であり、想定する使用者の左足および右足に比べ十分大きいサイズを有している。これら左側袋体5と右側袋体6を、前後方向に等間隔で離間された3つの連結管7が連結する。
左側袋体5の前面部には、通常のバレーボール等にあるようなエアバルブ8が設けられている。使用時には、エアバルブ8に空気針を差し込み、空気ポンプを使って下部袋体1内に大気圧より高い所定圧力の空気を充填する。これにより下部袋体1は図示するような膨張状態となり、外圧に応じて任意に変形したり凹んだりすることが可能である。
左側袋体5と右側袋体6の上面部9の全体には無数の小突起10が一体に形成されている。これら小突起10は、上部クッション体2の位置ずれを防止する滑り止めとして機能する。なお左側袋体5と右側袋体6の上面部9自体は、概ね平面であるが、実際にはそれら上面部9に無数の小突起10が形成されているので、左側袋体5と右側袋体6の上面部は実質的に凸凹である。一方、左側袋体5と右側袋体6の底面部11は水平な平面である。小突起10の内部は中空で、左側袋体5と右側袋体6の内部と連通している。ただし小突起10は中実であってもよい。
下部袋体1において、上面部9は底面部11に対し前上がりになるように傾斜されている。下部袋体1の底面部11に対する上面部9の傾斜角θ1は、本実施形態の場合、4°である。
主に図2,5,7に示すように、上部クッション体2は、概して扁平形状であり、上方から見たときの平面視(図7)において、最外周形状が下部袋体1と同一のバタフライ形状を有する。上部クッション体2は、柔軟で圧縮可能な発泡樹脂の板状の材料により形成されており、本実施形態の場合、低反発弾性フォーム、具体的にはウレタンフォームの板状の材料により形成されている。上部クッション体2は、外圧に応じて任意に変形したり凹んだりすることが可能である。
上部クッション体2は、下部袋体1の上に載置されたとき、下部袋体1の上面部9の全体を覆う。すなわち、上部クッション体2は、下部袋体1の上に載置されたとき、左側袋体5および右側袋体6の上面部9および小突起10の全体と、3つの連結管7を含む、左側袋体5と右側袋体6の間の隙間14とを覆う。平面視において、上部クッション体2は、使用者の左右の足より十分大きいサイズを有する。隙間14の部分を除き、上部クッション体2と、左側袋体5および右側袋体6との平面視における最外周形状は合致する。なお図8および図9に示すように、連結管7と上部クッション体2の間には上下方向の隙間15がある。
上部クッション体2は、左右方向から見たときの側面視(図5)においてテーパ形状を有する。上部クッション体2の上面部12および底面部13は平面である。上部クッション体2において、上面部12は底面部13に対し前上がりになるように傾斜されている。上部クッション体2の底面部13に対する上面部12の傾斜角θ2は、本実施形態の場合、6°である。
上部クッション体カバー4は、繊維材料により形成され、本実施形態では化学繊維、具体的にはポリエステルにより形成されている。上部クッション体カバー4は、上部クッション体2と実質的に同一の形状に形成され、上部クッション体2の全体を最小限の隙間で密着して覆う。従って上部クッション体2を取り付けたときと取り外したときとで上部クッション体2の形状はほぼ同じである。上部クッション体カバー4は、上部クッション体2を挿抜するための開口部(スリット等)を有する。開口部には、これを閉止するためのファスナーが設けられてもよい。
こうした上部クッション体カバー4を設けることにより、上部クッション体2の見栄えを向上できる。
上部クッション体カバー4に、図示しない紐等の条材が取り付けられる。条材は化学繊維、例えばポリエステルにより形成される。この条材を下部袋体1の連結管7に縛り付けることにより、下部袋体1に上部クッション体2を密着状態で固定し、下部袋体1に対する上部クッション体2の位置ずれを防止できる。
上部クッション体カバー4は省略することも可能である。この場合、条材を上部クッション体2に取り付けるのが好ましい。
下部袋体1および上部クッション体2の組み合わせすなわち器具本体アセンブリ90において、上部クッション体2の上面部12は、下部袋体1の底面部11に対し前上がりになるように傾斜されている。下部袋体1の底面部11に対する上部クッション体2の上面部12の傾斜角θは、好ましくは8°以上12°以下であり、より好ましくは9°以上11°以下であり、より好ましくは本実施形態における10°である(θ=θ1+θ2=4+6=10)。上部クッション体2の傾斜角θ2は下部袋体1の傾斜角θ1より大きい。このように各傾斜角を設定した理由は後述する。
図1,5に示すように、器具カバー3は、繊維材料により形成され、本実施形態では化学繊維、具体的にはポリエステルにより形成されている。器具カバー3は、器具本体アセンブリ90と実質的に同一の形状に形成され、器具本体アセンブリ90の全体を最小限の隙間で密着して覆う。従って器具カバー3を取り付けたときと取り外したときとで器具本体アセンブリ90の形状はほぼ同じである。こうした器具カバー3を設けることにより、器具本体アセンブリ90の見栄えを向上できる。
器具カバー3は、器具本体アセンブリ90を挿抜するための開口部を有し、この開口部には、開口部を閉止するためのファスナー16が設けられる。本実施形態のファスナー16は、器具本体アセンブリ90の高さの約半分の高さ位置に水平に設けられ、器具本体アセンブリ90の略全周に亘って延びる。ただし器具本体アセンブリ90の前面部の左右方向中間部、すなわち隙間14の前方位置には、ファスナー16が設けられていない。よってファスナー16が全開されたとき、そのファスナー16がない部分を回動支点として、器具カバー3は上下に観音開き状に開閉することができる。
ファスナー16を部分的に開いてエアバルブ8を露出させることができる。よってこのときにエアバルブ8に空気針を差し込んで下部袋体1の空気圧を調整することができる。
なおファスナー16の位置は上記に限定されない。例えば、器具本体アセンブリ90の下端外周部に沿うようにファスナー16を設けてもよい。
器具カバー3は、その上面部17に、使用者の土踏まずに当接するための突起18を有する。突起18は、左側袋体5および右側袋体6の上方の位置に左右一対設けられる。突起18は、通常の青竹踏みのように、左右方向に延び、上面が湾曲された略半円形の断面形状を有する。
図5に示すように、器具カバー3の上面部17の裏面部には、突起収納袋19が形成されている。この突起収納袋19に、左右方向に延び略半円形の断面形状を有する突起本体20を収納することで、突起18が形成される。突起収納袋19は、突起本体20を挿抜するための図示しない開口部を有する。突起本体20は、硬質の樹脂、本実施形態では硬質のウレタンにより形成されている。
突起18により、使用者の土踏まずを刺激することができ、特に高齢者の場合には土踏まずが減少するのを防止できる。また、足Fを器具カバー3上の定位置に保持して安定感を高め、筋力と消費カロリーを向上するのに役立つ。
また器具カバー3は、使用者の踵に当接するための滑り止め板21を有する。滑り止め板21は、平面視において、使用者の踵の外周形状に沿うような三日月状とされており、左側袋体5および右側袋体6の上方の位置に左右一対設けられる。滑り止め板21は器具カバー3の上面部17に縫い付け、接着等の方法で取り付けられている。滑り止め板21は、ゴム等の弾性材料、本実施形態ではシリコーンゴムにより形成されている。
滑り止め板21により、使用者の踵が器具カバー3上で滑って位置ずれするのを防止できる。
なお、突起18および滑り止め板21の少なくとも一方は省略することが可能であり、器具カバー3自体を省略することも可能である。
次に、本実施形態のエクササイズ器具100の使用方法および利点について説明する。
図10は、最も典型的な足踏み運動(ステップ運動)時の使用方法を示す。この場合、エクササイズ器具100の前後方向を使用者Uの前後方向に一致させ、エクササイズ器具100の左側袋体5および右側袋体6の真上の位置に使用者Uの左足および右足をそれぞれ載せ、使用者Uが左足および右足を交互に上げる足踏み運動を行う。
エクササイズ器具100が柔軟で前上がりに傾斜しているので、使用者Uはバランスを取るため(後傾を防ぐため)前荷重になることを強いられる。すると骨盤が立ち、使用者Uは自ずと良い姿勢で足踏み運動を行うことになる。これにより体幹と下半身を効果的に鍛えることができる。同時に、ふくらはぎを伸ばしてストレッチすることもできる。
例えば左足のみで踏んで右足を浮かせた場合、上部クッション体2の左側のみが下方に凹むと共に、下部袋体1の左側袋体5のみが下方に凹む。これにより下部袋体1では、連結管7を通じて、左側袋体5から右側袋体6へと空気が移動し、下部袋体1(特に右側袋体6)内の空気圧が上昇する。
ここで仮に、下部袋体1に類似の袋体のみからなる従来のエクササイズ器具(比較例という)を想定する。比較例では、左足のみで踏んで左側袋体のみが下方に凹んだとき、左側袋体が底付きする可能性がある。底付きとは、左側袋体の上面部が底面部に押し付けられることをいう。すると、底面部の下には建物の床があるので、左足は実質的に建物の床を踏んでるのと同じとなり、これによって使用者の不安定さが失われ、運動効率が低下する虞がある。
しかし本実施形態では、下部袋体1の上に上部クッション体2を配置したので、こうした底付きを抑制もしくは防止することができる。すなわち、上部クッション体2の左側のみを踏むと、まず上部クッション体2が凹むので、上部クッション体2から左側袋体5への荷重が分散され、左側袋体5への局所荷重を防止することができる。よって左側袋体5の凹み量を減少し、左側袋体5の底付きを防止することができる。
左側袋体5が底付きしなくなれば、依然として不安定もしくはアンバランスな状態を維持できる。よって結果的に運動効率を向上することが可能となる。
しかも、こうしたアンバランス状態の中でも、低反発弾性フォーム(具体的にはウレタンフォーム)により形成された上部クッション体2が、あたかも砂地のように凹むので、使用者Uは比較的バランスを取り易く、楽しく安全にエクササイズを行うことができる。上部クッション体2による砂地感覚が、使用者Uに新たな感覚をもたらす。
このように本実施形態のエクササイズ器具100によれば、左側袋体5の底付きを防止することにより不安定な状態を維持して運動効率を向上することができる。
なおここでは左足のみで踏んで右足を浮かせた場合を説明したが、逆に右足のみで踏んで左足を浮かせた場合も同様である。
図11は、スクワット運動時の使用方法を示す。この場合、エクササイズ器具100の前後方向を使用者Uの前後方向に一致させ、エクササイズ器具100の左側袋体5および右側袋体6の真上の位置に使用者Uの左足および右足をそれぞれ載せ、使用者Uが左足および右足を両方同時に曲げ伸ばしする運動を行う。
このときの運動効果も足踏み運動時とほぼ同様である。ここでは左側袋体5および右側袋体6に均等に荷重がかかるので底付きの虞は殆ど無い。相変わらず、上部クッション体2の砂地感覚が使用者Uに不安定な中での安心感および安定感をもたらす。
図12は、おしり歩き運動時の使用方法を示す。この場合、エクササイズ器具100の前後方向を使用者Uの前後方向と逆向きとし、エクササイズ器具100を前下がりの状態で床の上に置く。このエクササイズ器具100の上に使用者Uが体育座りし、上半身と下半身を逆向きに交互に捩ることを繰り返す。
使用者Uが座ったときに前傾させられるので、使用者Uはバランスを取るため(前傾を防ぐため)後荷重になることを強いられる。すると骨盤が立ち、使用者Uは自ずと良い姿勢でおしり歩き運動を行うことになる。これにより体幹を効果的に鍛えることができる。
使用者Uが座ったときに上部クッション体2が砂地のように凹むので、使用者Uは位置ずれなく安定して座り続けることができる。
図13は、単なる着座時の使用方法を示し、(A)はエクササイズ器具100を椅子Hの座面上に敷いた場合、(B)はエクササイズ器具100を建物の床の上に敷いた場合である。いずれの場合も、おしり歩き運動時と同様、エクササイズ器具100の前後方向を使用者Uの前後方向と逆向きとし、エクササイズ器具100を前下がりの状態で使用する。このエクササイズ器具100の上に使用者Uが座る。
おしり歩き運動時と同様、使用者Uが座ったときに前傾させられるので、使用者Uはバランスを取るため(前傾を防ぐため)後荷重になることを強いられる。すると骨盤が立ち、使用者Uは自ずと良い姿勢で着座を行うことになる。こうして使用者Uの着座姿勢をサポートもしくは改善することができる。
図14は、ストレッチ運動時の使用方法を示す。この場合も、おしり歩き運動時と同様、エクササイズ器具100を前下がりの状態で使用する。このエクササイズ器具100の上に使用者Uがあぐら座りする。そして背中を伸ばしたり((A)図参照)丸めたり((B)図参照)することを繰り返して背中のストレッチ運動を行う。
おしり歩き運動時と同様、使用者Uが座ったときに前傾させられるので、使用者Uはバランスを取るため(前傾を防ぐため)後荷重になることを強いられる。すると骨盤が立ち、使用者Uは自ずと良い姿勢でストレッチ運動を行うことになる。これにより体幹を効果的に鍛えることができる。
以上、代表的な使用方法を説明したが、これらの他にも様々な使用方法が考えられる。
次に、下部袋体1の底面部11に対する上部クッション体2の上面部12の傾斜角θ(図5参照)が8°以上12°以下であるのが好ましい理由を説明する。
一般に、健全な人の足首の最大曲げ角度は約20°である。ここで足首の最大曲げ角度とは、つま先と踵を床に着けた直立状態を基準として、踵を支点につま先を持ち上げるように足首を曲げたときの最大曲げ角度のことをいう。本実施形態の傾斜角θは、この最大曲げ角度を考慮し、最大曲げ角度の約1/2に設定されている。
例えば図10に示したような足踏み運動時、使用者Uが片足でエクササイズ器具100を踏むと、その片足の足首は概ね、傾斜角θに近い角度だけ曲げられる。つまり使用者Uの足首の曲げ角度は最大曲げ角度の約半分となる。こうした足首の曲げ角度は、殆どの使用者Uにとって好適である。
傾斜角θを大きくし、使用者Uの足首が大きく曲げられるほど、使用者Uはバランスを取りにくくなり、大きく前傾することを強いられる。そのため運動負荷は高くなる。しかし、高齢者は若年者よりも足首がかたく、最大曲げ角度が小さいため、傾斜角θをあまりに大きくしてしまうと、使用者Uが立つこと自体難しくなって、器具を使用できなくなってしまう。
最大曲げ角度の約半分という傾斜角θは、こうした実状を踏まえた好ましい傾斜角θであり、若年者層にも高齢者層にも最適な運動負荷を与えつつ、高齢者層にとって安全かつ安心に使用できる傾斜角θである。よって本実施形態の傾斜角θによれば、幅広い年齢層の使用者Uに安全かつ安心に、しかも効率よく運動できるエクササイズ器具100を提供することができる。
特に本実施形態のように、健全な人の最大曲げ角度の丁度半分である10°という傾斜角θは、上記状況を踏まえて最適である。
なお、エクササイズ器具100上で立つ位置を調節することにより、足首の曲げ角度を調節することができる。よって例えば若年者であれば、最大曲げ角度付近まで足首を曲げるよう調節し、運動負荷を上げて器具を使用することができる。
本実施形態では、下部袋体1と上部クッション体2の両方において、上面部9,12は底面部11,13に対し前上がりになるように傾斜されている。このため、トータルの傾斜角θを下部袋体1と上部クッション体2の両方に分担させ、アンバランス強度を最適に調整することができる。
また本実施形態では、上部クッション体2の傾斜角θ2が下部袋体1の傾斜角θ1より大きい。上部クッション体2は下部袋体1より軟質で凹みやすいので、このように傾斜角θ2,θ1を定めることによってもアンバランス強度を最適に調整することができる。特に、上部クッション体2による砂地感覚を強調することが可能となる。
ところで一般に、高齢者になると足首が曲がりづらくなり、すり足気味に歩くようになり、これに伴って骨盤が寝てくると共に、土踏まず(すなわち足の内側縦アーチ)が減少してくる。本実施形態によれば、器具カバー3に突起18が設けられているため、突起18により使用者Uの土踏まずを刺激および押圧して、高齢者における土踏まず減少を抑制することができる。
また本実施形態によれば、器具カバー3に滑り止め板21が設けられている。そのため、足踏み運動時(図10)やスクワット運動時(図11)等、エクササイズ器具100の上に立って使用するとき、突起18と相俟って足の踵の位置ずれを防止し、特に高齢者にとって安全かつ安心に器具を使用可能となる。
以上、本開示の実施形態を詳細に述べたが、本開示の実施形態および変形例は他にも様々考えられる。
(1)例えば、上部クッション体2は、低反発弾性フォーム(例えばウレタンフォーム)により形成されなくてもよく、他の発泡樹脂、例えばゴムスポンジ等により形成されてもよい。
(2)下部袋体1および上部クッション体2の平面視形状は、バタフライ形状でなくてもよく、例えば四角形(正方形、長方形または台形)、円形、楕円形等であってもよい。
(3)下部袋体1の小突起10は省略してもよい。
本開示の実施形態は前述の実施形態のみに限らず、実用新案登録請求の範囲によって規定される本開示の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本開示に含まれる。従って本開示は、限定的に解釈されるべきではなく、本開示の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
1 下部袋体
2 上部クッション体
3 器具カバー
4 上部クッション体カバー
9 上面部
11 底面部
12 上面部
13 底面部
18 突起
21 滑り止め板
100 エクササイズ器具
θ、θ1、θ2 傾斜角

Claims (13)

  1. 足踏み運動に使用可能なエクササイズ器具であって、
    内部に空気が充填された下部袋体と、
    前記下部袋体の上に配置された上部クッション体と、
    を備えることを特徴とするエクササイズ器具。
  2. 前記上部クッション体の上面部が、前記下部袋体の底面部に対し前上がりになるように傾斜されている
    請求項1に記載のエクササイズ器具。
  3. 前記下部袋体の底面部に対する前記上部クッション体の上面部の傾斜角が8°以上12°以下である
    請求項2に記載のエクササイズ器具。
  4. 前記下部袋体において、上面部が底面部に対し前上がりになるように傾斜され、
    前記上部クッション体において、上面部が底面部に対し前上がりになるように傾斜されている
    請求項2に記載のエクササイズ器具。
  5. 前記上部クッション体の傾斜角が前記下部袋体の傾斜角より大きい
    請求項4に記載のエクササイズ器具。
  6. 前記上部クッション体は発泡樹脂により形成されている
    請求項1に記載のエクササイズ器具。
  7. 前記上部クッション体は低反発弾性フォームにより形成されている
    請求項1に記載のエクササイズ器具。
  8. 前記上部クッション体はウレタンフォームにより形成されている
    請求項1に記載のエクササイズ器具。
  9. 前記下部袋体と前記上部クッション体を収容する器具カバーを備える
    請求項1に記載のエクササイズ器具。
  10. 前記器具カバーは、使用者の土踏まずに当接するための突起を有する
    請求項9に記載のエクササイズ器具。
  11. 前記器具カバーは、使用者の踵に当接するための滑り止め板を有する
    請求項9に記載のエクササイズ器具。
  12. 前記下部袋体と前記上部クッション体は、平面視でバタフライ形状を有する
    請求項1に記載のエクササイズ器具。
  13. 前記上部クッション体を収容する上部クッション体カバーを備える
    請求項1に記載のエクササイズ器具。
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