JP3242225B2 - 2重埋設管の空隙充填工法 - Google Patents

2重埋設管の空隙充填工法

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JP3242225B2 JP19994993A JP19994993A JP3242225B2 JP 3242225 B2 JP3242225 B2 JP 3242225B2 JP 19994993 A JP19994993 A JP 19994993A JP 19994993 A JP19994993 A JP 19994993A JP 3242225 B2 JP3242225 B2 JP 3242225B2
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光俊 林
明孝 藤田
伸吾 長島
稔 蔵品
中島  隆
一男 小林
安弘 松尾
聡 古屋
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JFE Engineering Corp
Tokyo Gas Co Ltd
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JFE Engineering Corp
Tokyo Gas Co Ltd
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば推進管内にガ
ス管等の本管を引き込んで埋設した外管と内管とを有す
る2重埋設管の空隙充填工法、特に作業能率の向上に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス管や下水道管等の敷設にあたり、近
年特に交通事情や工事公害の点から開削工法が困難にな
ってきている。このため、例えばガス管を敷設する場合
には、発進立坑と到達立坑の間に鋼管等からなる鞘管を
推進させて敷設した後、本管を発進立坑で順次溶接によ
り接続しながら、到達立坑で本管の先端に固定した先導
管を牽引して鞘管の内部に引き込んだり、鞘管である外
管と本管である内管とを発進立坑から押し込んだりして
いる。このよう鞘管である外管と本管である内管とから
なる2重埋設管を敷設した場合、地山と外管と空隙をそ
のまま放置しておくと、上部の地山が次第に崩壊沈下し
て、地表面の沈下を起こす。このため地山と外管と空隙
にモルタル等の裏込め材を注入して裏込めしている。こ
の地山と外管との裏込めとは別に本管と内管との間隙に
もモルタル等を注入し中詰めしている。
【0003】上記のように従来の空隙充填工法は、地山
と外管との間の裏込めと、本管と内管との間の中詰めを
別個に行っているため、一方のモルタル充填が終了した
後、他方の空隙にモルタルを注入しているから、充填作
業に多くの時間を要し、作業能率が悪いという短所があ
った。
【0004】この発明はかかる短所を解消するためにな
されたものであり、地山と外管との間の裏込めと外管と
内管との間の中詰めを短時間で効率良く行うことができ
る2重埋設管の空隙充填工法を提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る2重埋設
管の空隙充填工法は、外管に対して摺動自在に挿入され
た内管を有する2重埋設管の空隙充填工法において、外
管の長手方向に沿って充填材供給弁を吐出側が外管の表
面になるように複数個取付け、充填材供給弁の弁体を弁
座に押し付けた圧力調整ばねを外管端部から充填材供給
弁の取付位置までの距離に応じて可変して設定した状態
で外管を敷設し、外管内に内管を引き込んだ後、埋設さ
れた外管の両端部と地山との間及び外管と内管の両端部
の間を密封し、外管の両端部と地山との間の密封部及び
外管と内管の一方の端部の密封部から空気抜きをしなが
ら、外管と内管の間の一方の端部の密封部から充填材を
圧送することを特徴とする。
【0006】
【作用】この発明においては、埋設された外管の両端部
と地山との間及び外管と内管の両端部の間を密封し、外
管の両端部と地山との間の密封部及び外管と内管の一方
の端部の密封部から空気抜きをしながら、外管と内管の
間の一方の端部の密封部から充填材を圧送する。外管と
内管の間に圧送された充填材は外管と内管の間の間隙に
充満する。この充満した充填材の圧力が高まると外管に
取り付けた充填材供給弁の弁体を開にして外管と地山と
の空隙に充填材を送り出す。この充填材を送り出す各充
填材供給弁の弁体を弁座に押し付けた圧力調整ばねは押
圧力が充填材供給側の外管端部から充填材供給弁の取付
位置までの距離に応じて弱くなるように設定してあるか
ら、複数の充填材供給弁から同時に外管と地山との空隙
に充填材を送り出し、外管と地山との空隙を短時間で充
填する。
【0007】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す断面図であ
る。図に示すように、2重埋設管1は外管2と内管3と
を有する。外管2には所定間隔毎に充填材供給弁4が複
数個取り付けられている。充填材供給弁4は、図2の断
面図に示すように、円筒状のバルブボディ5と弁体6と
圧力調整ばね7と圧力調整部8とを有する。バルブボデ
ィ5は外周面に取付ねじ5aを有し、内面には圧力調整
部8の取付け位置を可変をための調整用ねじ5bを有す
る。このバルブボディ5の内面先端部には弁座5cが設
けられている。弁体6は先端部に半球形をした弁6a
と、弁6aの後端面の中心に取り付けられたガイド軸6
bとを有する。圧力調整部8は外周面にバルブボディ5
の調整用ねじ5bと螺合するねじ8aを有し、中心には
図3の平面図に示すように弁体6のガイド軸6bを滑動
する案内穴8bを有するまた、圧力調整部8の案内穴8
bの外側には複数の穴8cが対称に設けられている。こ
の穴8cは充填材を通過させるとともに圧力調整部8の
位置調整用に使用される。そしてバルブボディ5の内部
に装着された弁体6の弁6aと圧力調整部8の間に圧力
調整ばね7が配置され、圧力調整ばね7の弾性力で弁6
aを弁座5cに押し付けてシ−ルしている。
【0008】外管1には図2に示すように充填材供給弁
4を取り付ける継手9が固定されており、この継手9に
充填材供給弁4が吐出側は外部を向くように取り付けら
れている。この外管1に取り付けられた複数の充填材供
給弁4は圧力調整部8の位置を可変して圧力調整ばね7
の弾性力を調節し、弁体6が開になる圧力、すなわち吐
出圧が、図4の取付距離と設定圧力の特性図に示すよう
に、外管1の一方の端部から各充填材供給弁4の取付位
置までの距離L1〜L4とあらかじめ定められた減圧特
性に応じて小さくなるように設定してある。
【0009】このように複数の充填材供給弁4を取り付
けた外管2を、図1に示すように、立坑11,12間に
推進して敷設した後、外管2内に内管3を引き込む。こ
の外管2を推進するときに、外管2の外面と地山13と
の間に空隙15が生じる。この空隙15をそのまま放置
すると、上部の地山13が次第に崩壊,沈下し、地表面
の沈下が生じる。そこで埋設された外管2の両端部と地
山13との間に密封材14を取付け、外管2の外面と地
山13との間の空隙15を密封する。また、外管2と内
管3の両端部の間にも密封材16を取付けて外管2内面
と内管3外面との間の間隙17も密封する。そして外管
2の外面と地山13との間の空隙15を密封した両端部
の密封材14に空気抜きのバルブ18を取付ける。ま
た、外管2と内管3との間の密封材16のうち充填材供
給弁4の吐出圧を高く設定した方の端部に固定された密
封材16には充填材導入バルブ19を取付け、他方の端
部に固定された密封材16には空気抜きのバルブ18を
取り付ける。
【0010】この状態で各空気抜きのバルブ18を開に
して充填材導入バルブ19からモルタル等の充填材を外
管2と内管3との間の間隙17に圧送する。この圧送さ
れた充填材が外管2と内管3との間の間隙17に充満す
ると、充満した充填材の圧力が急激に高くなる。この間
隙17に充満した充填材の圧力は摩擦損失により充填材
導入バルブ19が設けられた注入部からの距離に比例し
て減少する。一方、外管2に取り付けた各充填材供給弁
4の弁体6を弁座5cに押し付けた圧力調整ばね7は押
圧力が充填材供給側の外管2端部から各充填材供給弁4
の取付位置までの距離L1〜L4に応じて弱くなるよう
に設定してあるから、間隙17に充満した充填材の圧力
が上昇し、外管2に取り付けた各充填材供給弁4の吐出
圧まで高くなると、各充填材供給弁4の弁体6が開にな
る。したがって各充填材供給弁4から外管2の外面と地
山13との間の空隙15に充填材を同時に送り出して、
空隙15を速やかに充填材で満たすことができる。ま
た、各充填材供給弁4から充填材を送り出すときに充填
材は半球形をした弁6aと弁座5cとの間を流れるから
充填材を小さな抵抗で送り出すことができる。
【0011】外管2の外面と地山13との間の空隙15
が充填材で満たされ、外管2の外面と地山13との間の
空隙15の充填材の圧力が高くなり、空隙15の充填材
の圧力と外管2と内管3との間の間隙17の充填材の圧
力の差が小さくなると、各充填材供給弁4の弁体6が圧
力調整ばね7の押圧力で閉になり、外管2の内外を完全
にシ−ルする。
【0012】なお、上記実施例は複数の充填材供給弁4
を取り付けた外管2を、立坑11,12間に推進して敷
設した後、外管2内に内管3を引き込んだ場合について
説明したが、外管2と内管3を中押し工法を利用して同
時に推進して地中に埋設した場合にも、上記実施例と同
様に中詰めと裏込めを同時に行うことができる。
【0013】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、外管と
内管の間の間隙に圧送され充満した充填材の圧力が高ま
ると外管に取り付けた充填材供給弁の弁体を開にして外
管と地山との空隙に充填材を送り出すようにしたから、
外管と内管の間の間隙と外管と地山との空隙に同時に充
填材を充填することができる。
【0014】また、充填材を送り出す各充填材供給弁の
吐出圧を充填材供給側の外管端部から充填材供給弁の取
付位置までの距離に応じて弱くなるように設定すること
により、複数の充填材供給弁から同時に外管と地山との
空隙に充填材を送り出すから、外管と地山との空隙を短
時間で充填することができ、2重埋設管の中詰めと裏込
めを短時間で効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す断面図である。
【図2】充填材供給弁を示す断面図である。
【図3】充填材供給弁を示す平面図である。
【図4】充填材供給弁の取付位置と吐出圧の設定圧力を
示す特性図である。
【符号の説明】
1 2重埋設管 2 外管 3 内管 4 充填材供給弁 5 バルブボディ 6 弁体 7 圧力調整ばね 8 圧力調整部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 明孝 神奈川県横浜市鶴見区末広町1−7−7 東京瓦斯株式会社内 (72)発明者 長島 伸吾 神奈川県横浜市鶴見区末広町1−7−7 東京瓦斯株式会社内 (72)発明者 蔵品 稔 神奈川県横浜市鶴見区末広町1−7−7 東京瓦斯株式会社内 (72)発明者 中島 隆 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 小林 一男 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 松尾 安弘 神奈川県厚木市下津古久122−6 (72)発明者 古屋 聡 神奈川県平塚市南豊田391−3 ハッピ −シャト201号 (56)参考文献 特開 平5−263586(JP,A) 特開 平3−241196(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 1/024

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外管に対して摺動自在に挿入された内管
    を有する2重埋設管の空隙充填工法において、外管の長
    手方向に沿って充填材供給弁を吐出側が外管の表面にな
    るように複数個取付け、充填材供給弁の弁体を弁座に押
    し付けた圧力調整ばねを外管端部から充填材供給弁の取
    付位置までの距離に応じて可変して設定した状態で外管
    を敷設し、外管内に内管を引き込んだ後、埋設された外
    管の両端部と地山との間及び外管と内管の両端部の間を
    密封し、外管の両端部と地山との間の密封部及び外管と
    内管の一方の端部の密封部から空気抜きをしながら、外
    管と内管の間の一方の端部の密封部から充填材を圧送す
    ることを特徴とする2重埋設管の空隙充填工法。
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