JP3242083U - 電話で録音した声で亡くなってからも自分の声でおわかれを伝えることができる生前録音したお別れメッセージの管理・利用システム - Google Patents

電話で録音した声で亡くなってからも自分の声でおわかれを伝えることができる生前録音したお別れメッセージの管理・利用システム Download PDF

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Abstract

【課題】故人の肉声を葬儀に参列する参列者に公開したり、参列できなかった人たちに送信したりと親族が依頼者の希望に沿った依頼者とのお別れを依頼者の肉声で設定でき、肉声を聞いた方々は故人の肉声で懐かしむことができるシステムを提供する。【解決手段】システムは、依頼者が将来の葬儀に際して遺族及び参列者に伝えたいメッセージを、運営者指定電話番号に架電し、自己の肉声で録音し、運営者のPBXサーバーが、依頼者電話番号、保存された肉声、録音日付をデータベースサーバーに自動登録する。【選択図】図2

Description

本考案はインターネットにつながるスマートフォンなどの普及により、インターネット及びPBXサーバー、データベースサーバーとホームページの連動と運用により、依頼者の利便性と残された親族の利便性を図ること、そして何より依頼者が残された親族やの自己の葬儀に参列する参列者、葬儀自体に参列したくても参列できない参列希望者に対し、自己の肉声においてお別れを伝えることが簡便にできるシステムとして考案した。
お別れの声を録音するという考案は下記先行技術特許文献においても存在するが、依頼者が自己の死去を念頭において簡便に録音する手間は解決されていなかった。またインターネットやスマートフォンが普及した現在であってもデジタルデバイドな中高年においては動画や音声の記録などを簡単に行うことはできないという現実がある。
そこで通常の電話で会話を行うように録音できるようPBXサーバーとデータベースサーバーとを連携し、気軽に何度でも音声をお別れの音声を録音できるように連携させた。
この連携におけるポイントはPBXサーバーが認識した依頼者の電話端末の電話番号をデータベースサーバーに引き渡し、依頼者の声データを依頼者個人と紐づけすることが一つのポイントである。
また依頼者の親族がお別れの音声を引き出す際には、メール添付によって音声を受け取れる仕組みにするため、Mailサーバーとの連携も図った。
この連携のポイントも依頼者親族が指定する依頼者の声を依頼者の電話番号で特定することで多数ある声のデータから依頼者の声を特定することが可能となる。
特開2009-32220
コロナ禍が収まらない現在、亡くなった方への葬儀参列を親族から断られるケースが多く、仮に葬儀に参列できても故人を懐かしむ通夜振る舞いや葬儀後に精進落としとして会食の場を設けることが憚られ、故人を他の参列者と懐かしむ機会が奪われていっている現状がある。この現状はコロナ禍が過ぎてもそれほど変化がないと予想でき、故人を葬儀で懐かしむこと自体が難しい未来になってしまうのではないか。
また自分の葬儀に立ち会えず直接のお別れができなかった故人となった依頼者が、葬儀参列者や参列できない方々に対する依頼者の気持ちを伝えることは簡単ではなかった。
依頼者が電話で録音した自分の肉声による生前メッセージを、運営者のデータベースに保管し、運営者が依頼者親族より依頼者死去情報を得たときには、データベースから引き出すIDとパスワードを依頼者親族に通知。依頼者親族はインターネットを介して生前に依頼者が録音した肉声(お別れの言葉)の引き出しを可能にする。故人となった依頼者の肉声を依頼者親族は葬儀に参列する参列者に公開したり、参列できなかった人たちに送信したりと親族が依頼者の希望に沿ったのお別れを設定することが可能となる。
コロナ禍で葬儀に参列することさえままならない現在、参列できなくても故人を懐かしむこと希望する人々において、依頼者親族に依頼すれば故人となった依頼者の肉声を受取ることができ故人を懐かしむことができる。しかもその体験は時間・場所に囚われることはなく依頼者の肉声を受け取った人が懐かしむことができる。
依頼者は運営者との間で生前の肉声を伝えることのできるシステム(以下「声でおわかれ」という)の依頼契約を結び月額の使用料金(主に肉声録音専用電話番号料金)について支払いを行う。
支払いが行われたら運営者は依頼者に対し肉声録音専用電話番号を開示し依頼者はいつでも何度でも肉声録音専用電話番号に電話をかけ肉声を録音
依頼者は生存中に親族に対し「声でおわかれ」の契約があることを通知することで「声でおわかれ」の存在を認知。
依頼者死去後、依頼者親族より運営者に「声でおわかれ」依頼者最後の録音データ引き渡し依頼をすることにより、運営者は依頼者親族へデータベースシステムからインターネットを通じて録音データMPEGを受け取ることができるホームページアドレスとID・パスワードを通知する。
ホームページよりID・パスワードによって依頼者最後の録音データMPEGデータがスマートフォンなどにメール添付で届く。
依頼者親族は故人の希望や依頼者親族の希望によって、葬儀であれば参列者へ肉声を開示、葬儀自体に参列したくても参列できない参列希望者には肉声データMPEGを送信などを自由に行う。
サービス名 声でおわかれ モデルフロー 依頼者による音声データの登録システム流れ 依頼者による音声データの登録システムフロー 図2の1~4説明 依頼者親族による音声データの引き出しシステム 依頼者親族による音声データの引き出しシステムフロー図4の1と2説明 依頼者親族による音声データの引き出しシステムフロー図4の3と4説明
図1-1依頼者は運営者との間で声で肉声を伝えることのできるシステム(以下「声でおわかれ」という)の依頼契約を結ぶ
図1-2依頼者は月額の使用料金(主に肉声録音専用電話番号料金)について支払いを開始
図1-3運営者は依頼者に対し肉声録音専用電話番号を開示し運用開始
図1-4と図1-5依頼者はいつでも何度でも肉声録音専用電話番号に電話をかけ肉声を録音
図1-6依頼者は生存中に親族に対し「声でおわかれ」の契約があることを通知
図1-7「声でおわかれ」の肉声録音専用電話番号にかけて録音された最後の録音データが引き渡しデータとなる
図1-8依頼者死去後、依頼者親族より運営者に「声でおわかれ」依頼者最後の録音データ引き渡し依頼
図1-9運営者より依頼者親族へデータベースシステムからインターネットを通じて録音データMPEGを受け取ることができるホームページアドレスとID・パスワードを通知
図1-10ホームページよりID・パスワードによって依頼者最後の録音データMPEGをスマートフォンなどの電子機器にメール添付で送付
図1-10依頼者親族は故人の希望や依頼者親族の希望によって、葬儀であれば参列者へ肉声を開示、葬儀自体に参列したくても参列できない参列希望者には肉声データMPEGの送信を自由に行う。
1 データベースサーバー
2 PBXサーバー
3 ホームページ
4 Mailサーバー

Claims (3)

  1. 依頼者は将来における自己の死去を念頭に、その葬儀に際して遺族及び参列者に伝えたいメッセージを自己の肉声を電話で運営者指定電話番号に架電・肉声録音することにより運営者のPBXサーバーから 1依頼者電話番号 2肉声保存 3録音日付をデータベースサーバーに自動登録するシステム。
  2. 依頼者は上記システムを通じて簡便に自分の肉声を何回も自己の判断により架電・録音することが可能となり、運営者が依頼者死去の際に親族の要求により引き渡す肉声データは録音するごとに更改され最終の肉声データを保管・管理するシステム。
  3. 請求項1請求項2において、保管・管理した依頼者の最終肉声情報が運営者に存在することを依頼者親族に生前に通知した上で、依頼者死去に伴い運営者に依頼者電話番号を元に肉声データ引き渡し依頼を行う依頼者親族に対し運営者はID・パスワードを通知することで依頼者親族のPC・スマートフォン・タブレット端末などインターネットで依頼者親族自ら依頼者の生前最終肉声をデータベースからダウンロードすることができるシステム。
JP2023000287U 2023-02-02 2023-02-02 電話で録音した声で亡くなってからも自分の声でおわかれを伝えることができる生前録音したお別れメッセージの管理・利用システム Active JP3242083U (ja)

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