JP3242059U - ボディタオル - Google Patents

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富久 田部田
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タツネ株式会社
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Abstract

【課題】使用済みの合成繊維を再利用し、新たに生産される合成繊維の使用量を低減できるボディタオルを提供する。【解決手段】タオル1では、タオル1全体で50質量%以上となるように再生ポリエステルが含まれている。そのため、石油や天然ガス等の天然資源から新たに生産されたポリエステルを原料とした通常のタオルと比較して、新たに生産されるポリエステルの使用量を低減できる。また、タオル1に利用される再生ポリエステルは、使用済みのペットボトルから回収されたものを利用するため、使用済みのポリエステルの再利用が可能となる。【選択図】図1

Description

実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年2月15日に東京ビッグサイトで開催された第95回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2023への出展により公開
本考案は、再生ポリエステルを利用したボディタオルに関するものである。
従来から、利用者が入浴時に顔や身体を洗うために用いるボディタオルでは、その原料に化学繊維や天然繊維が利用されている。例えば、下記の特許文献1では、綿や麻などの天然繊維を原料としたボディタオルが提案されている。このボディタオルは、綿生地にループヤーン形状の意匠撚糸が織り込まれ、この意匠撚糸のからみ糸として、ジュートやヘンプ等の麻からなる糸が用いられている。麻の糸は、粗野な感触があることから、垢擦り効果や適度なマッサージ効果、高い摩擦感覚付与効果を発揮するとされ、天然繊維の性質が活かされたボディタオルとなっている。
また、特許文献1では、天然繊維主体のボディタオルについて、からみ糸の原料となるジュートやヘンプ、ケナフ等の麻が、一年草で成長が早く、二酸化炭素の吸収力が高いため、森林資源の保護及び地球環境保全の観点から、自然に優しく、また、人体にも優しいものであることが記載されている。
特開2002-191527号公報
ところで、近年では、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)という概念が提唱され、注目を集めている。このSDGsで掲げられた開発目標の一つには、例えば、天然資源の持続可能な管理と効率的な利用や、国際的な取り決めに従った環境上の化学物質及び廃棄物の適正な管理、人への健康や環境への悪影響を最少化するための、大気や水、土壌への化学物質及び廃棄物の放出の削減、廃棄物の削減、廃棄物の発生防止及び再利用による削減など、持続可能な生産消費形態を確保するための種々の目標が示されている。
一般に、市場で流通するボディタオルは、上記した天然繊維主体のものと比較して、その原料に化学繊維が用いられたものが多い。特に、化学繊維のうち、合成繊維については、石油や天然ガスからの生産が容易で、加工性に優れることから、多くのボディタオルの原料に用いられている。合成繊維の中でもポリエステルは、日本で最も生産量が高く、かつ多量に消費されている。
合成繊維を原料としたボディタオルは、大量生産が可能で、かつ安価であるため、天然繊維又は再生繊維を原料としたものと比較しても、市場に流通する製品数が多く、廃棄される製品数も多い。
そのため、石油や天然ガス等の天然資源の持続可能な管理など、SDGsの目標の一つを達成するために、新たな合成繊維の使用量の低減や、使用済みの合成繊維の再利用が強く望まれている。
そこで、本考案は、使用済みの合成繊維を再利用し、新たに生産される合成繊維の使用量を低減できるボディタオルの提供を目的とする。
本考案に係るボディタオルは、再生ポリエステルからなる糸を含み、ボディタオル全体で50質量%以上の再生ポリエステルを含むことを特徴とする。
本考案に係るボディタオルは、ボディタオル全体で50質量%以上の再生ポリエステルが含まれているため、新たに生産されるポリエステル、すなわち新たに生産される合成繊維の使用量を低減できると共に、使用済みのポリエステルの再利用が可能になる。
本考案に係るボディタオルの平面図である。 本考案に係るボディタオルの一部の拡大平面図である。 本考案に係るボディタオルを、図2におけるA-A線で切断した状態の一部を示す拡大断面図である。
以下、本考案に係るボディタオルについて、タオル1を例として、図1から図3を参照して説明する。
なお、以下の説明では、図1から図3に示すタオル1において、タオル1の長手方向を縦方向Xとし、縦方向Xに水平に直交するタオル1の短手方向を横方向Yとし、タオル1の厚み方向を上下方向Zとする。
図1に示したタオル1は、利用者が入浴時に顔や身体を洗うために用いる所謂「浴用タオル」である。タオル1は、縦方向Xを長手方向とする略長方形状であり、経糸2と緯糸3とが交互に織り込まれて製造される。タオル1では、経糸2及び緯糸3は、フィラメント糸からなり、経糸2は、糸の長手方向を縦方向Xに沿わせて配置され、緯糸3は、経糸2に交差して、糸の長手方向を横方向Yに沿わせて配列されている。
経糸2及び緯糸3には、再生ポリエステルからなる糸と、必要に応じて再生ポリエステル以外の原料からなる糸とが用いられ、タオル1全体が50質量%以上100質量%以下の割合で再生ポリエステルを含有するように調整される。この再生ポリエステルには、使用済みペットボトルから回収されたものが用いられる。なお、使用済みペットボトル以外でも、例えば、電子部品用フィルムや包装材料等からなるフィルム製品の廃棄物、又は、使用済みの衣服等からなる繊維製品などから回収されたものを用いることができる。
再生ポリエステル以外の原料からなる糸には、例えば、ポリエステル、ナイロン、アクリル、ポリウレタン又はポリアミド等の合成繊維からなる糸、レーヨン、キュプラ、ポリノジック、リヨセル又はテンセル等の再生繊維からなる糸、アセテート、トリアセテート又はプロミックス等の半合成繊維からなる糸、綿、麻、毛、絹等の天然繊維からなる糸を用いることができる。なお、上記した再生ポリエステル以外の原料からなる糸は、製造後のボディタオルに必要とされる性質を考慮して任意の糸を用いることができ、また、複数の原料が任意の割合で配合された糸を用いることもできる。
経糸2は、撚られたフィラメント糸が引き揃えられたものであり、図1及び図2に示すように、経糸2同士が、横方向Yに所定の間隔を空けて、等間隔に並列して配置されている。そのため、経糸2に織り込まれる緯糸3の一部は、経糸2同士の間で渡り糸となって現れている。
緯糸3は、経糸2とは異なり、撚られていないフィラメント糸が引き揃えられた第一緯糸3a及び第二緯糸3bからなる。第一緯糸3aは、縦方向Xに7本が並列してまとめられ、この7本の第一緯糸3aが、縦方向Xに所定の間隔を空けて複数で配置されている。また、7本ごとの第一緯糸3a同士の間には、第二緯糸3bが、縦方向Xに12本で並列して配置されている。そのため、タオル1の表面では、縦方向Xにおいて、交互に配置された7本の第一緯糸3aと12本の第二緯糸3bとが縞模様として現れている。なお、第一緯糸3a及び第二緯糸3bの本数は、任意である。
第一緯糸3aは、経糸2同士の間の渡り糸部分において、引き揃えられたままの第一緯糸3aがタオル1の上下方向Zの上下のいずれかの方向に向けて大きくうねっている。
一方、第二緯糸3bは、図2及び図3に示すように、第二緯糸3bが捲縮されたクリンプ部4を備えている。具体的には、経糸2同士の間の渡り糸部分の第二緯糸3bにクリンプ加工がなされ、第二緯糸3bを捲縮させて、クリンプ部4が形成されている。クリンプ部4は、解された第二緯糸3bが一本ごとのフィラメント糸となり、このフィラメント糸同士が小さく縮れて絡み合って、網の目が細かいネット状になっている。
タオル1では、上記したように、経糸2同士の間の渡り糸である第二緯糸3bにクリンプ加工がなされてクリンプ部4が形成されている。そのため、例えば、経糸2同士の間隔をより長く設けて、より長い渡り糸、すなわちより長い第二緯糸3bにクリンプ加工を施して、より長いクリンプ部4を形成することで、より高い伸縮性及び柔軟性を付与することができる。
また、長いクリンプ部4を形成しない場合であっても、例えば、並列する第一緯糸3a同士の間、又は、並列する第二緯糸3b同士の間により長い間隔を設けて、単位面積当たりの緯糸3の本数を減らすことで、より高い柔軟性を付与することができる。
次に、本実施形態に係るタオル1の効果について説明する。
タオル1では、タオル1全体で50質量%以上となるように再生ポリエステルが含まれている。そのため、石油や天然ガス等の天然資源から新たに生産されたポリエステルを原料とした通常のタオルと比較して、新たに生産されるポリエステルの使用量を低減できる。また、タオル1に利用される再生ポリエステルは、使用済みのペットボトルから回収されたものを利用するため、使用済みのポリエステルの再利用が可能となる。
したがって、天然資源の持続可能な管理や再利用による廃棄物の削減など、持続可能な生産消費形態の確保を目標とするSDGsの開発目標の達成に寄与することができる。
さらに、タオル1は、クリンプ部4を備えているので、伸縮性及び柔軟性を有する。特に、横方向Yに大きく伸びるクリンプ部4によって高い柔軟性を有すると共に、伸ばされたクリンプ部4が元の形状に戻ろうとする弾性力によって高い伸縮性を有する。
また、タオル1の表面では、上下に大きくうねる第一緯糸3aによって凹凸が形成されている(図3)。この凹凸が、入浴時の利用者の顔や身体に擦られて複数回接触することで、高い垢擦り効果や適度なマッサージ効果を得ることができる。
以上、本考案に係る実施形態を詳述したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、本考案に係るタオル1は、経糸2と緯糸3とが織り込まれた織物のボディタオルである例を示したが、糸を編んで製造される編物のボディタオルでもよい。また、本考案に係るタオル1は、ボディタオルのうち、所謂「浴用タオル」である例を示したが、垢擦りタオル等の他の用途に利用されるボディタオルであってもよい。
また、タオル1では、クリンプ部4を備えた例を示したが、クリンプ部4を備えないボディタオルでもよく、また、経糸2にクリンプ部が形成されたボディタオルや、経糸2及び緯糸3の両方にクリンプ部が形成されたボディタオルでもよい。さらに、第二緯糸3bと同様に、第一緯糸3aにもクリンプ加工を施し、2種類のクリンプ部を備えたボディタオルでもよい。
さらに、タオル1では、経糸2同士を横方向Yに等間隔で配置した例を示したが、経糸2同士は等間隔でなくてもよく、任意の長さの間隔が設けられたものでよい。また、経糸2及び緯糸3のそれぞれは、引き揃えられたものでもよいし、引き揃えられていないものでもよく、複数本の糸からなるものでも1本の糸からなるものでもよい。さらに、経糸2及び緯糸3のそれぞれが並列して配置される本数も任意である。また、タオル1では、第一緯糸3a及び第二緯糸3bの2種類の緯糸3を備えた例を示したが、緯糸3は1種類でもよいし、3種類以上でもよい。
1 タオル(ボディタオル)
2 経糸
3 緯糸
3a 第一緯糸
3b 第二緯糸
4 クリンプ部
X 縦方向
Y 横方向
Z 上下方向

Claims (1)

  1. 再生ポリエステルからなる糸を含み、
    ボディタオル全体で50質量%以上の前記再生ポリエステルを含む、
    ことを特徴とするボディタオル。
JP2023000922U 2023-03-27 2023-03-27 ボディタオル Active JP3242059U (ja)

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