JP3242027U - 蓋受システム、及び、これを用いた溝蓋受システム - Google Patents

蓋受システム、及び、これを用いた溝蓋受システム Download PDF

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Abstract

【課題】蓋体が平面視で受け体の一部のみを占有し、蓋体の上面より下方の段違い面を有して、「景観悪化の抑制」や「排水効率の向上」などを実現する。【解決手段】蓋体2と受け体3を有した蓋受システム1である。蓋体2は平面視で受け体3の一部のみを占有し、受け体3は、蓋体2の上面より下方で且つ蓋体2との間で段差を形成する段違い面4を有する。段違い面4の上方に配置された別素材の補充部材の上面は、蓋体2の上面と略面一状であったり、枠小体6に略180°反転して取付可能な蓋体2の受け小体7を有したり、蓋体2の下方に傾斜部材を有しても良い。又、蓋受システム1と溝体を有した溝蓋受システムは、受け体3が溝体への取付位置が調整可能な取付部材9を有しても良い。【選択図】図1

Description

本考案は、蓋体と受け体を有した蓋受システムと、この蓋受システムを用いた溝蓋受システムに関するものである。
従来、溝蓋であって、溝ブロックの溝蓋用の受け部に設けられた固定穴に固定させる固定装置を有する溝蓋が知られている(特許文献1)。
この溝蓋は、前記固定装置は、前記受け部に対応する溝蓋の箇所に上下動可能な状態で上方付勢される固定用基材を有し、前記固定用基材の上端側にはこの固定用基材を所定の道具で上下動及び回動させる為に前記道具と係合させる係合部が設けられると共に、前記固定用基材の下端側には溝ブロックの固定穴を下方に通過してこの固定穴に係止される係止部が固定用基材と共に上下動及び回動する様に設けられた。
又、従来、溝蓋用の受け部を有する溝ブロックの前記受け部に溝ブロックと一体的に設けられる受け枠も知られている(同じく、特許文献1)。
この受け枠は、空洞部と、この空洞部を覆う状態で設けられて固定穴が形成された固定板と、が前記受け枠の上面側に向けて形成され、前記受け部に蓋される溝蓋の下面に設けた係止部が前記固定穴に係止される共に、前記空洞部は前記係止部の前記係止が成される際の作業エリアとなる。
特開2005-113457号公報
しかしながら、特許文献1に記載された溝蓋や受け枠は、当該特許文献1ではその図1等に開示されたように、溝ブロックにおける上方開口の全体を覆い、当該溝ブロックに対する開口面積が最も広いため、道路などの施工場所における景観が悪化し易い。
更に、特許文献1の溝蓋や受け枠は、当該溝蓋や受け枠の直下がすぐに溝ブロックの溝内部であるため、雨水など液体が溝蓋等を経て溝ブロックへゆっくり入る場合(液体の入る勢いが不十分な場合)、溝蓋や受け枠としての排水効率が十分ではない虞がある。
本考案は、このような点に鑑み、蓋体が平面視で受け体の一部のみを占有し、蓋体の上面より下方の段違い面を有することによって、「景観悪化の抑制」や「排水効率の向上」などを実現できる蓋受システム、及び、溝蓋受システムを提供することを目的とする。
本考案に係る蓋受システム1は、蓋体と、前記蓋体が嵌る受け体を有した蓋受システムであって、前記受け体に嵌った際の蓋体は、平面視において前記受け体の一部のみを占有し、前記受け体は、当該受け体に嵌った蓋体の上面より下方に位置し且つ前記蓋体の上面との間で段差を形成する段違い面を有していることを第1の特徴とする。
本考案に係る蓋受システム1の第2の特徴は、上記第1の特徴に加えて、前記段違い面の上方側に、前記蓋体及び/又は受け体とは別素材である補充部材が配置され、前記補充部材の上面は、前記受け体に嵌った際の蓋体の上面と略面一状である点にある。
本考案に係る蓋受システム1の第3の特徴は、上記第1又は2の特徴に加えて、前記受け体は、当該受け体全体を支持する枠小体と、前記枠小体に対して所定の一方向に沿って又は前記所定の一方向とは略180°反転した方向に沿って取付可能で且つ前記蓋体を受ける受け小体を有している点にある。
本考案に係る蓋受システム1の第4の特徴は、上記第1~3の特徴に加えて、前記受け体は、当該受け体に嵌った際の蓋体の下方に配置可能で且つ当該受け体の平面視における隙間に近づくにつれて下方に位置する傾斜部材を有している点にある。
これらの特徴により、受け体3に嵌った際の蓋体2に平面視で受け体3の一部のみを占有させ、受け体3に嵌った蓋体2の上面2aより下方に位置し且つ蓋体2の上面2aとの間で段差を形成する段違い面4を有することで、特許文献1とは異なり、これらの蓋体2や受け体3を溝体Mに取り付けても、当該溝体Mに対する開口面積を低減できるため、道路などの施工場所Sにおける景観が悪化し難い(「景観悪化の抑制」)。
これと同時に、特許文献1とは異なり、蓋体2や受け体3を溝体Mに取り付けても、蓋体2の上面2aと段違い面4との間の段差距離の分だけ、蓋体2や受け体3と、溝体Mの溝内が離れているため、雨水など液体が蓋体2等を経て溝体Mへゆっくり入る場合(液体の入る勢いが不十分な場合)でも、当該液体が、少なくとも当該段差距離を落下することによって、液体が溝体Mへ入る勢いが増し、蓋体2や受け体3としての排水効率が上がる(「排水効率の向上」)。
又、段違い面4の上方側に配置された蓋体2や受け体3とは別素材の補充部材5の上面5aを、受け体3に嵌った際の蓋体2の上面2aと略面一状にすることで、「景観悪化の抑制」を図りつつ、施工場所の上面と蓋体2の上面2aとの間で、段差を生じ難くできる。
更に、受け体3全体を支持する枠小体6に対して略180°反転して取付可能な蓋体2の受け小体7を有することで、所定幅の溝体Mに蓋体2や受け体3を取り付けた際には、当該溝体Mに対する蓋体2の幅方向位置の変更(例えば、同一の蓋体2と受け体3で、蓋体2を溝体Mにおける幅方向略中央に配置(謂わば、センター配置H1)させた中央排水型としたり、蓋体2を溝体Mにおける幅方向端部寄りに配置(当該端部には敷地境界等があることから、謂わば、ボーダー配置H2)させた境界排水型とするなど)が可能となる。
そして、蓋体2の下方に受け体3の平面視で隙間D側へ傾斜した傾斜部材8を有することで、蓋体2から入って下方に落下した雨水などの液体が、傾斜部材8に当たって、溝体Mへ入る勢いが更に増し、蓋体2や受け体3の更なる「排水効率の向上」が図れる。
本考案に係る溝蓋受システム20は、請求項1~4の特徴を持つ蓋受システムと、前記蓋受システムが取り付けられる溝体を有した溝蓋受システムであって、前記受け体は、前記溝体における左右の溝上端部それぞれに対する取付左右位置が調整可能な取付部材を有していることを第1の特徴とする。
この特徴により、溝体Mに対する取付左右位置が調整可能な取付部材9を有することで、仮に、コンクリート充填時に溝体Mがひずんだり、左右の溝上端部M1間の距離やそれらの左右位置がズレても、取付部材9にて取付左右位置を調整して、蓋体2が受け体3に嵌る位置や距離を確保できる(「溝体ひずみ等への対応」)。
本考案に係る蓋受システム、及び、溝蓋受システムによると、蓋体が平面視で受け体の一部のみを占有し、蓋体の上面より下方の段違い面を有することによって、「景観悪化の抑制」や「排水効率の向上」などを実現できる。
本考案に係る蓋受システムを例示する図面代用写真であって、(a)は蓋体等のセンター配置を示し、(b)は蓋体等のボーダー配置を示す。 蓋受システム全体を例示する図面代用平面写真である。 蓋受システム、及び、溝蓋受システム(特に、蓋体上面と補充部材の上面等)の側面図であって、(a)は蓋体等のセンター配置を示し、(b)は蓋体等のボーダー配置を示す。 蓋受システムの平面視を例示する図面代用写真であって、(a)は蓋体等のセンター配置を示し、(b)は蓋体等のセンター配置からボーダー配置へ反転させる途中を示し、(c)は蓋体等のボーダー配置を示す。 センター配置した蓋受システムの平面図であって、(a)は蓋体ありの状態を示し、(b)は蓋体なしの状態を示し、(c)は蓋体のみを示す。 センター配置した蓋受システムの側面図であって、(a)は蓋体ありの状態を示し、(b)は蓋体なしの状態を示し、(c)は蓋体のみを示す。 ボーダー配置した蓋受システムの平面図であって、(a)は蓋体ありの状態を示し、(b)は蓋体なしの状態を示し、(c)は蓋体のみを示す。 ボーダー配置した蓋受システムの側面図であって、(a)は蓋体ありの状態を示し、(b)は蓋体なしの状態を示し、(c)は蓋体のみを示す。 固定部材(ネジ受け体、固定ネジ、蓋体等)の図面代用写真であって、(a)はネジ受け体の上面側と固定ネジを示し、(b)はネジ受け体の下面側を示し、(c)は蓋体の下面側を示す。 固定部材(ネジ受け体、固定ネジ、蓋体、受け小体等)を示し、(a)はネジ受け体の支持部と蓋体の支持部が離れている状態の下方斜視を例示する図面代用写真であり、(b)はネジ受け体の支持部と蓋体の支持部が近接している状態の下方斜視を例示する図面代用写真である。 蓋体を受け体(特に、受け小体の左端部)に嵌める際の図面代用写真であって、(a)は受け小体のみの状態を示し、(b)は(a)の状態でネジ受け体を載置した状態を示し、(c)は(b)の状態で蓋体をズレた位置に嵌めた状態を示す。 蓋体を受け体(特に、受け小体の右端部)に嵌める際の図面代用写真であって、(a)は受け小体のみの状態を示し、(b)は(a)の状態でネジ受け体を載置した後に、蓋体をズレた位置に嵌めた状態を示し、(c)は(b)の状態で蓋体をスライドさせて正しい位置に嵌めた状態を示す。 受け体の変形例(より幅広な受け体)における枠小体を示し、(a)は平面図であり、(b)は側面図であり、(c)は正面断面図である。 受け体の変形例(より幅広な受け体)における受け小体を示し、(a)は平面図であり、(b)は側面図であり、(c)は正面断面図である。
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。
<蓋受システム1の全体構成>
図1~12には、本考案に係る蓋受システム1が例示されている。
蓋受システム1は、後述する蓋体2と、受け体3を有している。
その他、蓋受システム1は、後述する補充部材5を有していたり、後述する固定ネジ10、ネジ受け体11を有していても良い。
このような蓋受システム1が取り付けられ得る溝体Mについて、以下に述べる。
<溝体Mなど>
図3等に示すように、溝体Mは、上述した蓋受システム1が取り付けられ、溝内に水等の液体が流れ得るものである。
溝体Mは、当該溝体Mが複数連なって1本の溝として、道路脇に(側溝として)設けられたり、溝内に排水を流す排水溝として用いられても良く、土中に埋設されたり、アスファルト舗装やコンクリート舗装等の下に埋設されても構わない。
ここで、本考案における「左右方向」とは、平面視において、溝体Mの溝方向(溝長さ方向)に略直交する方向を意味する。
又、本考案における「上下方向」とは、溝体Mの溝の深さ方向を意味し、後述する蓋体2等においては「厚さ方向」とも言う。
溝体Mは、その構成に特に限定はないが、例えば、溝体Mの形状は、例えば、断面視において、略U字状や略コ字状であったり、略V字状や略L字状などであっても良い。
以下、溝体Mの断面視における形状は、主に略U字状(謂わば、断面略U字状)であるとして述べる。
断面略U字状等の溝体Mは、例えば、溝底部と、この溝底部の左右両端から立設する左右一対の溝壁部と、これらの左右一対の溝壁部における左右一対の溝上端部M1を有していても良い。
溝体Mの断面視における深さ(溝深さ)や幅(溝幅)も、特に限定はないが、例えば、溝深さが10mm以上1000mm以下、好ましくは50mm以上500mm以下、更に好ましくは100mm以上300mm以下(170mmなど)であったり、溝幅が10mm以上1000mm以下、好ましくは50mm以上500mm以下、更に好ましくは100mm以上300mm以下(180mmなど)であっても良い。
溝体Mそれぞれの長さも、特に限定はないが、例えば、300mm以上2000mm以下、好ましくは400mm以上1000mm以下、更に好ましくは500mm以上700mm以下(600mmなど)であっても良い。
断面略U字状等の溝体Mの厚さも、特に限定はなく、例えば、溝底部の厚さが10mm以上150mm以下、好ましくは25mm以上100mm以下、更に好ましくは30mm以上60mm以下(45mmなど)であったり、左右の溝壁部(や溝上端部M1)の厚さが10mm以上100mm以下、好ましくは20mm以上80mm以下、更に好ましくは30mm以上60mm以下(40mmや、50mmなど)であっても良い。
溝体Mの素材も、特に限定はなく、鉄筋コンクリート製であったり、コンクリート製(鉄筋なし)であったり、その他、木製や、鉄等の金属製などであっても良い。
溝体Mの色彩についても、灰色系(謂わば、コンクリート色系)であったり、その他黒色系、白色系、であったり、青色系、紫色系など何れの色調でも良く、色調の数や、彩度や明度についても何れの値でも構わない。
溝体Mに刻印や塗布等された文字、図柄も、その有無や、数、デザイン、色彩など特に限定はなく、何れであっても良い。
このような溝体Mに対する蓋受システム1の数も、特に限定はなく、例えば、1つの溝体Mに対して1つの蓋受システム1が取り付けられたり(この場合、溝体Mと蓋受システム1の長さが略同じであるとも言える)、複数(例えば、2つ)の溝体Mに亘って1つの蓋受システム1が取り付けられたり、逆に、1つの溝体Mに対して複数の蓋受システム1が取り付けられたり、その他、複数の溝体Mに対して複数の蓋受システム1が取り付けられても(溝体Mと蓋受システム1が長さ方向に少しずつズレながら取り付けられても)良い。
次に、蓋体2について、以下に述べる。
<蓋体2>
図1~12に示すように、蓋体2は、後述する受け体3に嵌るものであって、当該受け体3の開口部を、後述する固定ネジ10やネジ受け体11等を介して蓋をする(覆う、又は、塞ぐ)ものであり、グレーチングとも言う。
蓋体2は、後述する受け体3に嵌った際には、平面視において当該受け体3の一部のみを占有する。
蓋体2も、その構成に特に限定はないが、例えば、蓋体2の形状は、例えば、平面視において、略矩形状や、略正方形状であったり、その他、略ホームベース状などであっても良い。
以下、蓋体2の平面視における形状は、主に略矩形状であるとして述べる。
平面視で略矩形状等の蓋体2は、例えば、複数の開口を備えたメッシュ部(格子部)と、このメッシュ部を囲む枠部と、後述する(皿ネジ状等の)固定ネジ10を保持するネジ保持部2A(固定ネジ10を挿通するネジ孔や、当該固定ネジ10のネジ頭部に応じた凹み(皿ネジ状のネジ頭部に応じたテーパー状等の凹み(テーパー凹み、又は、上凹み)など)、この上凹み周辺の平坦部分を含む)を有していても良く、この他、メッシュ部や、枠部、鍔部等の表面(上面)側に凹凸(滑止め)が形成されていても構わない。又、平面視で略矩形状等の蓋体2におけるネジ保持部2Aは、略板状であり、当該ネジ保持部2Aの裏面側には、凹部(下凹部)が存在しても良い。
平面視で略矩形状等の蓋体2における下凹部の近傍(下凹部から所定距離だけ離れた位置)には、後述する受け体3の受け係止部と共にネジ受け体11を支持する支持部2bが設けられていても良い(図9(c)等)。
この支持部2bは、受け体3の受け係止部と共にネジ受け体11を支持するのであれば、何れの構成でも良いが、例えば、支持部2bは、平面視で略矩形状等の蓋体2の裏面に対して立設した略矩形状板材であり、その長手方向が当該平面視で略矩形状等の蓋体2の長手方向に略直交し、その短手方向の長さが、支持部2bの立設高さとなっても構わない。
蓋体2のメッシュ部における開口の形状や数等も、特に限定はないが、各開口の形状は、例えば、平面視において、略矩形状や略正方形状であっても良く、開口の数は、1つの蓋体2に対して複数設けられていると言え、その配置も、1列状に設けられていたり、複数列状に(各列幅が、略同じや異なるように)設けられていても構わない。
以下、蓋体2のメッシュ部においては、主に、平面視における各開口の形状が略矩形状であり、開口の数は、1つの蓋体2に対して、複数の開口が複数列状に設けられているとして述べる。
平面視で略矩形状等の蓋体2の大きさも、特に限定はないが、例えば、平面視における形状が略矩形状であるならば、長手方向長さが400mm以上2000mm以下、好ましくは600mm以上1600mm以下、更に好ましくは800mm以上1200mm以下であったり、短手方向長さが10mm以上400mm以下、好ましくは20mm以上300mm以下、更に好ましくは40mm以上200mm以下(998mm×80mmなど)であっても良い。
蓋体2の厚さ(特に、上述した支持部2bを除く、蓋体2本体の厚さ)も、特に限定はないが、例えば、5mm以上100mm以下、好ましくは10mm以上50mm以下、更に好ましくは20mm以上30mm以下(25mmなど)であっても良い。
平面視で略矩形状等の蓋体2のメッシュ部において、同じく平面視で略矩形状等の各開口の大きさも、特に限定はないが、例えば、平面視における形状が略矩形状であるならば、大きい方の開口における長手方向長さが40mm以上160mm以下、好ましくは60mm以上140mm以下、更に好ましくは80mm以上120mm以下であったり、小さい方の開口における長手方向長さが20mm以上80mm以下、好ましくは30mm以上70mm以下、更に好ましくは40mm以上60mm以下であったり、大きい方と小さい方の開口における短手方向長さは共通で6mm以上20mm以下、好ましくは8mm以上18mm以下、更に好ましくは10mm以上16mm以下(100mm×15mmや49mm×15mmなど)であっても良い。
尚、平面視で略矩形状等の蓋体2のメッシュ部において、各開口を仕切っている部分(仕切り)のうち、当該蓋体2の平面視で縦方向及び横方向のうち一方向に沿う仕切り(後述する略WIバー状仕切り、又は、略WXIバー状仕切り)の断面形状は、特に限定はないが、例えば、当該仕切りの最上部の長手方向に垂直な断面は、長辺が上に位置する略台形形状であり、当該仕切りの下部の長手方向に垂直な断面は、略長方形であり、当該仕切りの上端部の幅は、当該仕切りの下部の幅よりも大きく、当該仕切りの中央部の幅は、当該仕切りの下部の幅よりも小さくても(謂わば、略WIバー状、又は、略WXIバー状であっても)良い。
当該蓋体2の平面視で縦方向及び横方向のうち一方向に沿う仕切りの断面形状において、当該仕切りの上端部の幅は、当該仕切りの下部の幅よりも大きく、当該仕切りの中央部の幅は、当該仕切りの下部の幅よりも小さければ、それらの具体的な値に特に限定はないが、例えば、当該仕切りの上端部の幅が2mm以上8mm以下、好ましくは3mm以上7mm以下、更に好ましくは4mm以上6mm以下(5mmなど)であったり、当該仕切りの中央部の幅が2.0mm以上5.0mm以下、好ましくは2.5mm以上4.5mm以下、更に好ましくは3.0mm以上4.0mm以下(3.5mmなど)であったり、該仕切りの下部の幅が4.0mm以上7.0mm以下、好ましくは4.5mm以上6.5mm以下、更に好ましくは5.0mm以上6.0mm以下(3.5mmなど)であっても良い。
又、平面視で略矩形状等の蓋体2のメッシュ部において、仕切りのうち、当該蓋体2の平面視で縦方向及び横方向のうち他方向に沿う仕切りの断面形状は、例えば、略円形状や略楕円形状であったり、略正方形状や略矩形状、略三角形状などであっても良く、その他、長手方向に沿う仕切りが捻じれていても構わない。
このような蓋体2の素材は、特に限定はなく、鋳鉄製やスチール製(鋼製)、ステンレス製、FRP(Fiber Reinforced Plastics、繊維強化プラスチック)製、プラスチック(合成樹脂)製、ラバー製(合成ゴム製)、アルミニウム製などでもあっても良い。
蓋体2の色彩についても、銀色系や灰色系)であったり、その他、黒色系、白色系であったり、青色系、紫色系など何れの色調でも良く、色調の数や、彩度や明度についても何れの値でも構わない。
蓋体2に刻印や塗布等された文字、図柄も、その有無や、数、デザイン、色彩など特に限定はなく、何れであっても良い。
蓋体2の表面性状については、溶融亜鉛鍍金やSG鍍金(登録商標)、リン酸処理(低光沢処理)などの錆止めや表面処理がされていたり、逆に、錆止め等がされていなくとも良い。
このような蓋体2に対する受け体3の数も、特に限定はなく、例えば、1つの蓋体2に対して1つの受け体3が受けていたり、複数の蓋体2に亘って1つの受け体3が受けたり、逆に、1つの蓋体2に対して複数の受け体3が受けたり、その他、複数の蓋体2に対して複数の受け体3が受けていても(蓋体2と受け体3が平面視で縦方向及び横方向のうち少なくとも一方向に少しずつズレながら受けていても)良い。
以下、主に、1つの蓋体2に対して1つの受け体3が受けているとして述べる。
ここまで述べた蓋体2で蓋をされる受け体3について、次に述べる。
<受け体3>
図1~8、11、12に示すように、受け体3は、上述した蓋体2を受ける(蓋体2に蓋をされる、覆われる、又は、塞がれる)ものであり、蓋受け体3であるとも言える。
この受け体3に嵌った際の蓋体2は、平面視において受け体3の一部のみを占有する。
ここで、本考案における「蓋体2は、平面視において受け体3を占有する」とは、蓋体2及び受け体3を上方から見て、蓋体2が、受け体3を覆っている(被っている)ことを意味する。
又、本考案における「受け体3に嵌った際の蓋体2は、平面視において受け体3の一部のみを占有する」とは、当該蓋体2が、平面視において、受け体3の全部を占有している訳ではなく(謂わば、占有率100%ではなく)、且つ、受け体3を全く占有していない訳でもない(謂わば、占有率0%でもない)ことを意味する。
尚、蓋体2の受け体3に対する占有率は、上述したように、0%より大きく100%未満であり、好ましくは10%以上80%以下、更に好ましくは20%以上60%以下(約32%や、約24%など)であっても良い。
更に、当該蓋体2が平面視において受け体3の一部のみを占有している形状や数などは、特に限定はないが、例えば、受け体3が平面視で略矩形状である場合、当該蓋体2は平面視で略矩形状であったり、略正方形状や略楕円形状、略円形状、略三角形状などであっても良い。
又、1つの受け体3の一部のみに対して、1つの当該蓋体2が占有していたり、複数(2つ以上)の当該蓋体2が占有していても良い。
以下、主に、1つの平面視で略矩形状の受け体3の一部のみに対して、1つの平面視で略矩形状の蓋体2が占有しているとして述べる。
1つの平面視で略矩形状の受け体3の一部のみに対する1つの平面視で略矩形状の蓋体2による占有の例としては、上述したように、蓋体2を受け体3における幅方向略中央に配置(謂わば、センター配置H1)させた中央排水型としたり、蓋体2を受け体3における幅方向端部寄りに配置(謂わば、ボーダー配置H2)させた境界排水型としたもの等があると言える。
受け体3における素材や色彩、刻印や塗布等された文字、図柄、表面性状は、特に限定はなく、上述した蓋体2の素材や色彩、刻印や塗布等された文字、図柄、表面性状と同様である。
尚、受け体3と蓋体2の素材や色彩、表面性状等は、同じ(又は略同じ)であっても良いし、異なっていても構わない。
このような受け体3は、後述する段違い面4を有する。
受け体3は、後述する枠小体6や受け小体7、傾斜部材8、取付部材9も有していても良く、上述した段違い面4は、枠小体6や受け小体7に設けられていても構わない。
そこで、まずは枠小体6や受け小体7について、以下に述べる。
<枠小体6>
図1~8に示すように、枠小体6は、上述した受け体3全体を支持する部材であって、上述した溝体Mの上に配置され得る。
枠小体6は、受け体3全体を支持する部材で、且つ、溝体Mの上に配置され得るのであれば、何れの構成であっても良いが、例えば、溝体Mにおける左右の溝上端部M1それぞれの上に配置される左右一対の支持部材6aと、これら左右の支持部材6aを連結する連結部材6bと、これらの支持部材6aと連結部材6bの上方側に設けられた上面部材6cを有していても良い。
<支持部材6a>
図1~8に示すように、支持部材6aは、上述した溝体Mにおける左右の溝上端部M1それぞれの上に配置される左右一対の部材である。
左右の支持部材6aは、各溝上端部M1に配置されるのであれば、何れの構成であっても良いが、例えば、中実状の棒部材であったり、その他、中空状の棒部材や、板部材であっても構わない。
ここで、溝体Mにおける各溝上端部M1(又は溝壁部)は、通常、左右対称であるため、左右の支持部材6aは、ある直線に対して、互いに対称な位置に配置されているとも言える。
又、左右の支持部材6aは、互いに同じ構成であったり、異なる構成であっても(例えば、互いに形状が若干異なったり、一方の支持部材6aにはある構成を有するが、他方の支持部材6aには当該構成を有さない等であっても)良い。
尚、左右の支持部材6aは、互いに同じ構成で、以下、支持部材6aは、主に、中実状の棒部材であるとして述べる。
中実状の棒部材等である支持部材6aは、その大まかな断面形状が、略クランク状(略S字状)であったり、その他、略コ字状や略U字状、略C字状(謂わば、チャンネル材)であったり、略L字状や略V字状であっても良い。
以下、中実状の棒部材等である支持部材6aは、主に、その大まかな断面形状が略クランク状で(断面略クランク状)あるとして述べる。
断面略クランク状の棒部材等である支持部材6aは、例えば、各溝上端部M1の上端面に載置される略矩形状板材の上面部6a1と、この上面部6a1の左右方向内方側の辺から所定距離だけ下方へ延出した略矩形状板材の内側面部6a2と、上面部6a1の左右方向外方側の辺から所定距離だけ上方へ延出した略矩形状板材の外側面部6a3を有していても良い。
断面略クランク状の棒部材等である支持部材6a全体(各部6a1~6a3)の長さも、特に限定はないが、例えば、400mm以上2000mm以下、好ましくは600mm以上1600mm以下、更に好ましくは800mm以上1200mm以下(1000mmなど)であっても良い。
その他、断面略クランク状の棒部材等である支持部材6aは、上面部6a1の幅や、内側面部6a2の下方延出距離、外側面部6a3の上方延出距離も、特に限定はないが、例えば、上面部6a1の幅が10mm以上70mm以下、好ましくは20mm以上60mm以下、更に好ましくは30mm以上50mm以下(40mmなど)であったり、内側面部6a2の下方延出距離が5mm以上60mm以下、好ましくは10mm以上50mm以下、更に好ましくは20mm以上40mm以下(30mmなど)であったり、外側面部6a3の上方延出距離が10mm以上70mm以下、好ましくは20mm以上60mm以下、更に好ましくは30mm以上50mm以下(41mmなど)であっても良い。
又、支持部材6aにおける各部6a1~6a3を構成する略矩形状板材の厚さも、特に限定はないが、例えば、1mm以上6mm以下、好ましくは1mm以上5mm以下、更に好ましくは2mm以上4mm以下(3.2mmなど)であっても良い。
<連結部材6b>
図1~8に示すように、連結部材6bは、上述した左右一対の支持部材6aを連結する部材であり、左右一対の支持部材6aに対して、複数の連結部材6bによって連結する。
連結部材6bは、左右の支持部材6aを連結するのであれば、何れの構成でも良いが、例えば、中空状の棒部材であったり、その他、中実状の棒部材や、板部材であっても構わない。
以下、連結部材6bは、主に、中空状の棒部材であり、これらの連結部材6bの長手方向と、左右の支持部材6aの長手方向は、平面視で略直交しているとして述べる。
中空状の棒部材である連結部材6bは、その断面形状が、略コ字状や略U字状、略C字状(謂わば、チャンネル材)であったり、その他、中空の略矩形状(略ロ字状)であったり、略L字状や略V字状であっても良い。
以下、中空状の棒部材である連結部材6bは、主に、その断面形状が略コ字状(断面略コ字状)であるとして述べる。
断面略コ字状の棒部材等である連結部材6bの場合、当該連結部材6bは、例えば、略矩形状板材の上面部6b1と、この上面部6b1の幅方向一方側の辺から所定距離だけ下方へ延出した略矩形状板材の一方側面部6b2と、上述した上面部6b1の幅方向他方側の辺から所定距離だけ下方へ延出した略矩形状板材の他方側面部6b3を有していても良い。
断面略コ字状の棒部材等である連結部材6bの長さも、特に限定はないが、例えば、190mm以上290mm以下、好ましくは210mm以上270mm以下、更に好ましくは230mm以上250mm以下(242mmなど)であっても良い。
尚、断面略コ字状の棒部材等である連結部材6bの長さは、左右一対の支持部材6a間の距離より大きくとも良く、この場合、当該連結部材6bの少なくとも一方の端部は、平面視で、当該支持部材6aの一部と重なっていても構わない。
又、左右一対の支持部材6a間の距離も、特に限定はないが、例えば、120mm以上220mm以下、好ましくは140mm以上200mm以下、更に好ましくは160mm以上180mm以下(170mmなど)であっても良い。
その他、断面略コ字状の棒部材等である連結部材6bは、上面部6b1の幅や、一方側面部6b2の下方延出距離、他方側面部6b3の下方延出距離も、特に限定はないが、例えば、上面部6b1の幅が10mm以上70mm以下、好ましくは20mm以上60mm以下、更に好ましくは30mm以上50mm以下(40mmなど)であったり、一方側面部6b2の下方延出距離と他方側面部6b3の下方延出距離が略同じ場合には、それぞれが10mm以上60mm以下、好ましくは20mm以上50mm以下、更に好ましくは30mm以上40mm以下(34.6mmなど)であっても良く、又、一方側面部6b2の下方延出距離と他方側面部6b3の下方延出距離が異なっていても構わない。
又、断面略コ字状の棒部材等である連結部材6bにおける各部6b1~6b3を構成する略矩形状板材の厚さも、特に限定はないが、例えば、1mm以上6mm以下、好ましくは1mm以上5mm以下、更に好ましくは2mm以上4mm以下(3.2mmなど)であっても良い。
断面略コ字状の棒部材等である連結部材6bは、左右一対の支持部材6aに対し、何れの位置・個数で連結していても良く、例えば、左右一対の支持部材6aにおける長手方向各端部の位置に、それぞれ1つずつの当該連結部材6bが連結されていたり、これら以外に1つ以上(例えば、各端部の位置の連結部材6bの間に3つなど)の当該連結部材6bが、所定間隔を空けて、左右一対の支持部材6aを連結していても構わない。
以下、断面略コ字状の棒部材等である連結部材6bは、主に、左右一対の支持部材6aにおける長手方向各端部の位置にそれぞれ1つずつと、これらの間に3つ(つまり、合計5つ)が連結されているとして述べる。
断面略コ字状の棒部材等である連結部材6bそれぞれは、何れの間隔で配置されていても良いが、例えば、支持部材6aにおける長手方向各端部の位置の連結部材6bは、当該各端部からの距離が0mm(つまり、支持部材6aにおける長手方向各端部の端面と、当該連結部材6bの一方側面部6b2又は他方側面部6b3の側端面が略面一状)であったり、所定距離であっても良い。
尚、当該各端部の位置の連結部材6bには、後述する受け小体7における延出面部材7eの反転取付ネジ孔7e1と、端部材7gの反転取付ネジ孔7g4に対応した位置に、反転取付ネジ受け孔6b4が設けられ、この反転取付ネジ受け孔6b4及び反転取付ネジ孔7e1、7g4に挿通される反転取付ネジ7e2、7g5と螺合する雌ネジが形成されたナットなどの反転取付ネジ受け体6b5が設けられていても良い。反転取付ネジ受け孔6b4や反転取付ネジ受け体6b5の位置等の詳細は、後述する。
又、当該各端部の位置の連結部材6bから、次に当該各端部に近い位置の連結部材6bまでの距離も、特に限定はないが、例えば、180mm以上290mm以下、好ましくは200mm以上270mm以下、更に好ましくは220mm以上250mm以下(236mmなど)であっても良く、更に、次に当該各端部に近い位置の連結部材6bから、支持部材6aにおける長手方向略中央の位置の連結部材6bまでの距離も、特に限定はないが、例えば、110mm以上210mm以下、好ましくは130mm以上190mm以下、更に好ましくは150mm以上170mm以下(160mmなど)であっても構わない。
各連結部材6bの一方端側は、その下方角部が、Cカット(C面カット、支持部材6aにおける長手方向において略直角三角形状に下方角部が面取り)されていても良く、このCカットによって、左右の支持部材6aのうち、一方の支持部材6a(例えば、後述する上面部材6cが設けられていない(後述する傾斜部材8が設けられていても良い)側の支持部材6a)における外側面部6a3の下方側との間で、略直角三角形状の隙間が形成されるとも言える。
又、各連結部材6bの他方端側は、左右の支持部材6aのうち、一方の支持部材6a(例えば、後述する上面部材6cが設けられた側の支持部材6a)における外側面部6a3と所定距離を空けて、略矩形状の隙間が形成されていても良い。
尚、このような各連結部材6bは、左右の支持部材6aに対して、溶接や接着、ネジ等の固定手段などによって取り付けられていても良い。
<上面部材6c>
図1~8に示すように、上面部材6cは、上述した左右一対の支持部材6aや、各連結部材6bの上方側に設けられた略面状の部材であるである。
上面部材6cは、支持部材6aや連結部材6bの上方側に設けられ且つ略面状であれば、何れの構成でも良いが、例えば、略矩形状板材であったり、その他、略正方形状や、略楕円形状、略円形状などの板材であっても良い。
以下、上面部材6cは、主に、略矩形状板材であるとして述べる。
略矩形状板材等である上面部材6cは、上述した左右一対の支持部材6aの何れか一方(例えば、後述する傾斜部材8が設けられない側の支持部材6a)と一体(例えば、当該支持部材6aの外側面部6a3における上方側の辺から所定距離だけ左右方向内方側へ、略矩形状板材等である上面部材6cが延出するように、同一の板材が屈曲しているなど)でも良く、逆に、当該支持部材6aとは別体であって、溶接や接着、ネジ等の固定手段などによって、当該支持部材6aや連結部材6b(の一部等)に取り付けられていても構わない。
以下、略矩形状板材等である上面部材6cは、主に、当該支持部材6aと一体である(当該支持部材6aの外側面部6a3における上方側の辺から所定距離だけ左右方向内方側へ延出するように、屈曲した略矩形状板材である)として述べる。
その他、略矩形状板材等である上面部材6cは、その幅(外側面部6a3の上方側の辺からの内方延出距離)や、長さ(支持部材6aの長手方向に沿った長さ)も、特に限定はないが、例えば、その幅が50mm以上110mm以下、好ましくは60mm以上100mm以下、更に好ましくは70mm以上90mm以下(79.8mmなど)であったり、長さが400mm以上2000mm以下、好ましくは600mm以上1600mm以下、更に好ましくは800mm以上1200mm以下(1000mmなど)であっても良い。
又、略矩形状板材等である上面部材6cの厚さも、特に限定はないが、例えば、1mm以上6mm以下、好ましくは1mm以上5mm以下、更に好ましくは2mm以上4mm以下(3.2mmなど)であっても良い。
このような上面部材6cの上面が、後述する段違い面4(その一部)を構成するとも言える。
<受け小体7>
図1~8、11、12に示すように、受け小体7は、上述した枠小体6に対して所定の一方向(例えば、枠小体6の長手方向の一端側から他端側など)に沿って、又は、所定の一方向とは略180°反転した方向(例えば、枠小体6の長手方向の他端側から一端側など)に沿って取付可能で、且つ、蓋体2を受ける部材である。
受け小体7は、枠小体6に対して所定の一方向又は所定の一方向とは略180°反転した方向に沿って取付可能で且つ蓋体2を受けるのであれば、何れの構成であっても良いが、例えば、複数の棒部材を組み合わせたものであったり、その他、1つの棒部材を屈曲等させたものであっても構わない。
以下、受け小体7は、主に、複数の棒部材を組み合わせたものであるとして述べる。
複数の棒部材を組み合わせたもの等である受け小体7は、例えば、蓋体2を受ける受け部材7aと、この受け部材7aの左右方向一方側で上下方向に延出した略矩形状板材の一方側面部材7bと、この一方側面部材7bの下方側の辺から左右方向一外方へ突出した一外方突出部材7cと、上述した受け部材7aの左右方向他方側で上下方向に延出した略矩形状板材の他方側面部材7dと、この他方側面部7dの下方側の辺から左右方向他外方へ延出した延出面部材7eと、この延出面部材7eの左右方向他外方側の辺から更に左右方向他外方へ突出した他外方突出部材7fと、上述した一方側面部材7bと他方側面部材7dの長手方向の各端部に位置する一対の端部材7gを有していても良い。
<受け部材7a>
図2、3、5~8、11、12に示すように、受け部材7aは、1つの受け小体7に対して、1つだけ、又は、複数設けられていても良く、例えば、左右一対の後述する受け部7a1等を有した受け部材7aが複数個所に設けられていても構わない。
以下、主に、左右一対の受け部7a1等を有した受け部材7aが複数個所に設けられているとして述べる。
受け部材7aは、例えば、蓋体2のメッシュ部における仕切りの間に下方側から進入し且つ上下方向に延出した略矩形状板材の左右一対の受け部7a1と、こられ左右の受け部7a1それぞれの下方側の辺から左右方向外方へ延出し且つその下方側から後述するネジ受け体11(特に、ネジ受け体11の本体部11Aの上面)が当接する略矩形状板材の左右一対の当接部7a2と、これら左右の当接部7a2それぞれの左右方向外方側の辺から下方へ延出した略矩形状板材の左右一対の外側面部7a3と、これら左右の外側面部7a3それぞれの下方側の辺から左右方向他内方へ延出し且つその上面に後述するネジ受け体11を(特に、当該ネジ受け体11の支持部11Bの下方側の端面を当接させた状態で)載置可能な略矩形状板材の左右一対の載置部7a4と、こられ左右の載置部7a4それぞれの長手方向の一端側の辺から上方へ延出した略矩形状板材の左右一対の端面部7a5と、上述した左右の各部7a1~7a5を連結する連結部7a6を有していても良い。
尚、連結部7a6は、その断面形状が略コ字状や略U字状、略C字状(謂わば、チャンネル材)であって、上述した左右の外側面部7a3それぞれの下方側の辺から下方へ延出した後、左右の下方側(延出先端側)の辺それぞれからら左右方向内方へ延出して連結しており、上述した左右の各部7a1~7a5を連結すると共に、後述する左右の側面部材7b、7d等も連結している(つまり、連結部7a6は、受け部材7aにおける左右の各部7a1~7a5を連結する部分と、左右の側面部材7b、7d等を連結する部分を兼用している)とも言える。
受け部材7a(端面部7a5は除く)の長さも、特に限定はないが、例えば、受け部7a1と当接部7a2と外側面部7a3と載置部7a4と連結部7a6の長さが同じ場合には、それらの長さが20mm以上80mm以下、好ましくは30mm以上70mm以下、更に好ましくは40mm以上60mm以下(50mmなど)である他、載置部7a4だけが、他の各部7a1~7a3と長さが異なる場合、載置部7a4の長さが40mm以上160mm以下、好ましくは60mm以上140mm以下、更に好ましくは80mm以上120mm以下(100mmなど、つまり、他の各部7a1~7a3、7a6の長さの略2倍)であっても良い。
左右一対の受け部7a1間の距離も、特に限定はないが、例えば、30mm以上90mm以下、好ましくは40mm以上80mm以下、更に好ましくは50mm以上70mm以下(58mmなど)であっても良い。
その他、受け部材7aは、受け部7a1の上下長さや、当接部7a2の外方延出距離、外側面部7a3の下方延出距離、載置部7a4の内方延出距離、端面部7a5の上方延出距離、連結部7a6の連結距離(左右長さ、幅)も、特に限定はないが、例えば、受け部7a1の上下長さが5mm以上40mm以下、好ましくは5mm以上30mm以下、更に好ましくは10mm以上20mm以下(15mmなど)であったり、当接部7a2の外方延出距離と載置部7a4の内方延出距離が略同じ場合には、それぞれが5mm以上40mm以下、好ましくは5mm以上30mm以下、更に好ましくは10mm以上20mm以下(13mmなど)であったり、又、当接部7a2の外方延出距離と載置部7a4の内方延出距離が異なっていたり、外側面部7a3の下方延出距離と端面部7a5の上方延出距離が略同じ場合には、それぞれが5mm以上40mm以下、好ましくは5mm以上30mm以下、更に好ましくは10mm以上20mm以下(15mmなど)であったり、又、外側面部7a3の下方延出距離と端面部7a5の上方延出距離が異なっていても良く、連結部7a6の連結距離が50mm以上120mm以下、好ましくは60mm以上110mm以下、更に好ましくは70mm以上100mm以下(84mmなど)であっても構わない。
又、受け部材7aにおける各部7a1~7a6を構成する略矩形状板材の厚さも、特に限定はないが、例えば、1mm以上6mm以下、好ましくは1mm以上5mm以下、更に好ましくは2mm以上4mm以下(3.2mmなど)であっても良い。
受け部材7aは、一方側面部材7bと他方側面部材7d(謂わば、左右の側面部材7b、7d)に対し、何れの位置・個数で取り付けられていても良く、例えば、左右の側面部材7b、7dにおける長手方向各端部から所定距離の位置に、それぞれ1組ずつの左右の受け部材7aが取り付けられていたり、これら以外に1つ以上(例えば、各端部寄りの受け部材7aの間に3つなど)の受け部材7aが、所定間隔を空けて、左右の側面部材7b、7dに取り付けられていても構わない。
以下、受け部材7aは、主に、左右の側面部材7b、7dにおける長手方向各端部から所定距離の位置にそれぞれ1つずつと、これらの間に3つ(つまり、合計5つ)が取り付けられているとして述べる。
受け部材7aそれぞれは、何れの間隔で配置されていても良いが、例えば、左右の側面部材7b、7dにおける長手方向各端部からの距離(特に、受け部7a1、当接部7a2、外側面部7a3までの距離)が13mm以上37mm以下、好ましくは17mm以上33mm以下、更に好ましくは21mm以上29mm以下(25mmなど)であっても良い。
尚、当該長手方向各端部から所定距離の位置にある受け部材7aは、載置部7a4の長さが長くとも良く、又、左右の側面部材7b、7dにおける長手方向各端部から、この長い載置部7a4までの距離は、13mm以上37mm以下、好ましくは17mm以上33mm以下、更に好ましくは21mm以上29mm以下(25mmなど)であっても良い。
ここで、当該当該長手方向各端部から所定距離の位置にある受け部材7aは、平面視で、上述した支持部材6aにおける長手方向各端部の位置の連結部材6bと略同じ位置(ほぼ重なる位置)にあっても良い。
又、各端部寄りの受け部材7aから、次に当該各端部に近い位置の受け部材7aまでの距離(特に、受け部7a1、当接部7a2、外側面部7a3からの距離)も、特に限定はないが、例えば、90mm以上210mm以下、好ましくは110mm以上190mm以下、更に好ましくは130mm以上170mm以下(150mmなど)であっても良く、特に、上述した長い載置部7a4からの距離は、40mm以上160mm以下、好ましくは60mm以上140mm以下、更に好ましくは80mm以上120mm以下(100mmなど)であっても構わない。
尚、当該次に当該各端部に近い位置の受け部材7aは、載置部7a4の長さが、受け部7a1、当接部7a2、外側面部7a3、連結部7a6の長さと略同じでも良い。
ここで、次に当該各端部に近い位置の受け部材7aは、平面視で、上述した支持部材6aにおける長手方向各端部の位置の連結部材6bから、次に当該各端部に近い位置の連結部材6bと略同じ位置(ほぼ重なる位置)にあっても良い。
更に、次に当該各端部に近い位置の受け部材7aから、左右の側面部材7b、7dにおける長手方向略中央の位置の受け部材7aまでの距離も、特に限定はないが、例えば、90mm以上210mm以下、好ましくは110mm以上190mm以下、更に好ましくは130mm以上170mm以下(150mmなど)であっても良い。
尚、当該略中央の位置の受け部材7aも、載置部7a4の長さが、受け部7a1、当接部7a2、外側面部7a3、連結部7a6の長さと略同じでも良い。
このような各受け部材7aは、左右の側面部材7b、7dに対して、溶接や接着、ネジ等の固定手段などによって取り付けられていても良い。
ここで、当該略中央の位置の受け部材7aは、平面視で、上述した支持部材6aにおける長手方向略中央の位置の連結部材6bと略同じ位置(ほぼ重なる位置)にあっても良い。
又、蓋体2を受け体3に嵌める際、まずは、受け体3に対して蓋体2をズレた位置に嵌め、且つ、後述するネジ受け体11を、受け部材7aにおける左右の当接部7a2と載置部7a4との間に亘るように端面部7a5がない側(謂わば、受け部材7aにおける開口側)から挿入し、後述する固定ネジ10でネジ受け体11を仮止めした(緩く螺合させた)後に、蓋体2及びネジ受け体11を受け体3に対してスライドさせて、当該ネジ受け体11を端面部7a5に内側から当てると、まずは、ネジ受け体11を本来の固定すべき正しい位置への位置決めが出来るとも言える。
これと同時に、ネジ受け体11が、上述した蓋体2の裏側の支持部2bに当たることで、ネジ受け体11を介して、蓋体2も、本来の固定すべき正しい位置への位置決めが出来るとも言える。
<一方側面部材7b、一外方突出部材7c>
図1~8に示すように、一方側面部材7bは、上述した受け部材7aが取り付けられる側面部の一方側を構成する略矩形状板材である。
一方側面部材7bの上下長さも、特に限定はないが、例えば、40mm以上100mm以下、好ましくは50mm以上90mm以下、更に好ましくは60mm以上80mm以下(69mmなど)であっても良く、又、後述する他方側面部材7dの上下長さより所定長さ(例えば、延出面部材7eの厚さや、3.2mmなど)だけ短くとも構わない。
又、一方側面部材7bの厚さも、特に限定はないが、例えば、1mm以上6mm以下、好ましくは1mm以上5mm以下、更に好ましくは2mm以上4mm以下(3.2mmなど)であっても良い。
図1~8に示すように、一外方突出部材7cは、上述したように、一方側面部材7bの下方側の辺から左右方向一外方へ突出した略面状の部材である。
一外方突出部材7cは、上述した一方側面部材7bの下方側の辺から左右方向一外方へ突出していれば、何れの構成でも良いが、例えば、略矩形状板材であったり、その他、略正方形状や、略楕円形状、略円形状などの板材であっても良い。
以下、一外方突出部材7cは、主に、略矩形状板材であるとして述べる。
略矩形状板材等である一外方突出部材7cは、上述した一方側面部材7bと一体であっても良く、逆に、一方側面部材7bとは別体であって、溶接や接着、ネジ等の固定手段などによって、一方側面部材7bに取り付けられていても構わない。
以下、一外方突出部材7cは、主に、一方側面部材7bと一体であるとして述べる。
その他、一外方突出部材7cは、その幅(一方側面部材7bの下方側の辺からの左右方向一外方突出距離)や、長さ(一方側面部材7bの長手方向に沿った長さ)も、特に限定はないが、例えば、その幅が3mm以上30mm以下、好ましくは7mm以上20mm以下、更に好ましくは10mm以上15mm以下(13mmなど)であったり、長さが400mm以上2000mm以下、好ましくは600mm以上1600mm以下、更に好ましくは800mm以上1200mm以下(1000mmなど)であっても良い。
又、一外方突出部材7cの厚さも、特に限定はないが、例えば、1mm以上6mm以下、好ましくは1mm以上5mm以下、更に好ましくは2mm以上4mm以下(3.2mmなど)であっても良い。
尚、上述した一方側面部材7bの上下長さが後述する他方側面部材7dの上下長さより延出面部材7eの厚さ分だけ短い場合、蓋体2を受け体3に対してセンター配置H1に取り付けた際には、一外方突出部材7cが、延出面部材7eの左右方向一外方側の端部上面に当接する(又は被さる)こととなる。
このような一外方突出部材7cは、蓋体2を溝体Mにおける幅方向略中央に配置(センター配置H1)した場合には、その上面が、後述する段違い面4の一部を構成するとも言える。
<他方側面部材7d、延出面部材7e、他外方突出部材7f>
図1~8、11、12に示すように、他方側面部材7dは、上述した受け部材7aが取り付けられる側面部の他方側を構成する略矩形状板材である。
他方側面部材7dの上下長さも、特に限定はないが、例えば、40mm以上100mm以下、好ましくは50mm以上90mm以下、更に好ましくは60mm以上80mm以下(72.2mmなど)であっても良く、又、上述した一方側面部材7bの上下長さより所定長さ(例えば、延出面部材7eの厚さや、3.2mmなど)だけ長くとも構わない。
又、他方側面部材7dの厚さも、特に限定はないが、例えば、1mm以上6mm以下、好ましくは1mm以上5mm以下、更に好ましくは2mm以上4mm以下(3.2mmなど)であっても良い。
図1~8、11、12に示すように、延出面部材7eは、上述したように、他方側面部材7dの下方側の辺から左右方向他外方へ延出した略面状の部材である。
延出面部材7eは、上述した他方側面部材7dの下方側の辺から左右方向他外方へ延出していれば、何れの構成でも良いが、例えば、略矩形状板材であったり、その他、略正方形状や、略楕円形状、略円形状などの板材であっても良い。
以下、延出面部材7eは、主に、略矩形状板材であるとして述べる。
略矩形状板材等である延出面部材7eは、上述した他方側面部材7dと一体であっても良く、逆に、他方側面部材7dとは別体であって、溶接や接着、ネジ等の固定手段などによって、他方側面部材7dに取り付けられていても構わない。
以下、延出面部材7eは、主に、他方側面部材7dと一体であるとして述べる。
その他、延出面部材7eは、その幅(他方側面部材7dの下方側の辺からの左右方向他外方延出距離)や、長さ(他方側面部材7dの長手方向に沿った長さ)も、特に限定はないが、例えば、その幅が50mm以上110mm以下、好ましくは60mm以上100mm以下、更に好ましくは70mm以上90mm以下(79.8mmなど)であったり、長さが400mm以上2000mm以下、好ましくは600mm以上1600mm以下、更に好ましくは800mm以上1200mm以下(1000mmなど)であっても良い。
又、延出面部材7eの厚さも、特に限定はないが、例えば、1mm以上6mm以下、好ましくは1mm以上5mm以下、更に好ましくは2mm以上4mm以下(3.2mmなど)であっても良い。
尚、当該延出面部材7eには、上述した支持部材6aの長手方向各端部の位置の連結部材6bに設けられた反転取付ネジ受け孔6b4に対応した位置に、反転取付ネジ孔7e1が設けられ、この反転取付ネジ孔7e1、後述する端部材7gの反転取付ネジ孔7g4、及び、反転取付ネジ受け孔6b4に挿通される反転取付ネジ7e2が、上述した支持部材6aの長手方向各端部の位置の連結部材6bに設けられた反転取付ネジ受け体6b5に螺合することで、枠小体6に対して、受け小体7が取り付けられる。
又、延出面部材7e側の反転取付ネジ孔7e1の孔径は、当該各端部の位置の連結部材6b側の反転取付ネジ受け孔6b4の孔径(例えば、11mmなど)より大きくても良く、延出面部材7e側の反転取付ネジ孔7e1は長孔(略楕円形状)で、当該各端部の位置の連結部材6b側の反転取付ネジ受け孔6b4は丸孔(略円形状)であったり、その逆であったり、何れのネジ孔7e1、6b1も同じ形状であっても構わない。尚、長孔であるネジ孔7e1等の長径は、延出面部材7eや当該各端部の位置の連結部材6bの左右方向(長手方向)に略沿っていても良い。反転取付ネジ孔7g4の位置等の詳細は、後述する。
このような延出面部材7eの上面が、後述する段違い面4の一部を構成するとも言える。
図1~8、11に示すように、他外方突出部材7fは、上述したように、延出面部材7eの左右方向他外方側の辺から更に左右方向他外方へ突出した略面状の部材である。
他外方突出部材7fは、上述した延出面部材7eの左右方向他外方側の辺から更に左右方向他外方へ突出していれば、何れの構成でも良いが、例えば、略矩形状板材であったり、その他、略正方形状や、略楕円形状、略円形状などの板材であっても良い。
以下、他外方突出部材7fは、主に、略矩形状板材であるとして述べる。
略矩形状板材等である他外方突出部材7fは、上述した延出面部材7eと一体であっても良く、逆に、延出面部材7eとは別体であって、溶接や接着、ネジ等の固定手段などによって、延出面部材7eに取り付けられていても構わない。
以下、延出面部材7eは、主に、延出面部材7eと別体であるとして述べる。
その他、他外方突出部材7fは、その幅や、延出面部材7eの左右方向他外方側の辺からの左右方向他外方突出距離、長さ(他方側面部材7dの長手方向に沿った長さ)も、特に限定はないが、例えば、その幅は5mm以上35mm以下、好ましくは10mm以上30mm以下、更に好ましくは15mm以上25mm以下(19mmなど)であるものの、延出面部材7eと一部(溶接等を行う部分が)重なっているため、延出面部材7eの左右方向他外方側の辺からの左右方向他外方突出距離としては、3mm以上30mm以下、好ましくは7mm以上20mm以下、更に好ましくは10mm以上15mm以下(12mmなど)であったり、長さが400mm以上2000mm以下、好ましくは600mm以上1600mm以下、更に好ましくは800mm以上1200mm以下(1000mmなど)であっても良い。
又、他外方突出部材7fの厚さも、特に限定はないが、例えば、1mm以上6mm以下、好ましくは1mm以上5mm以下、更に好ましくは2mm以上4mm以下(3.2mmなど)であっても良い。
尚、上述した一方側面部材7bの上下長さが上述した他方側面部材7dの上下長さより延出面部材7eの厚さ分だけ短い場合、蓋体2を受け体3に対してボーダー配置H2に取り付けた際には、他外方突出部材7fが、延出面部材7eの左右方向一外方側の端部上面に当接する(又は被さる)こととなる。
このような他外方突出部材7fは、蓋体2を溝体Mにおける幅方向端部寄りに配置(ボーダー配置H2)した場合には、その上面が、後述する段違い面4の一部を構成するとも言える。
<端部材7g>
図1~8、11、12に示すように、端部材7gは、上述したように、左右の側面部材7b、7dの長手方向の各端部に位置する一対の部材である。
端部材7gは、上述した左右の側面部材7b、7dの長手方向の各端部に位置等していれば、何れの構成でも良いが、例えば、その大まかな断面形状が、略クランク状(略S字状)であったり、その他、略コ字状や略U字状、略C字状(謂わば、チャンネル材)であったり、略L字状や略V字状であっても良い。
以下、端部材7gは、主に、その大まかな断面形状が略クランク状で(断面略クランク状)あるとして述べる。
断面略クランク状等である端部材7gは、例えば、上述した枠小体6の支持部材6aにおける長手方向各端部の位置の連結部材6bの上面に載置される略矩形状板材の上面部7g1と、この上面部7g1の左右の側面部材7b、7dの長手方向内方側の辺から所定距離だけ下方へ延出した略矩形状板材の内側面部7g2と、上面部7g1の左右の側面部材7b、7dの長手方向外方側の辺から所定距離だけ上方へ延出した略矩形状板材の外側面部7g3を有していても良い。
断面略クランク状等である端部材7g全体(各部7g1~7g3)の左右長さ(左右幅)も、特に限定はないが、例えば、50mm以上120mm以下、好ましくは60mm以上110mm以下、更に好ましくは70mm以上100mm以下(84mmなど)であっても良い。
その他、断面略クランク状等である端部材7gは、上面部7g1の長手方向長さや、内側面部7g2の下方延出距離、外側面部6a3の上方延出距離も、特に限定はないが、例えば、上面部7g1の長手方向長さが20mm以上80mm以下、好ましくは30mm以上70mm以下、更に好ましくは40mm以上60mm以下(48mmなど)であったり、内側面部7g2の下方延出距離が4mm以上30mm以下、好ましくは8mm以上20mm以下、更に好ましくは10mm以上15mm以下(12mmなど)であったり、外側面部7g3の上方延出距離が10mm以上70mm以下、好ましくは20mm以上60mm以下、更に好ましくは30mm以上50mm以下(40mmなど)であっても良い。
尚、外側面部7g3は、受け体3に嵌った際の蓋体2の長手方向端面までは覆わず(当該端面までは延出されておらず)、これにより、蓋体2を受け体3に嵌める際、受け体3に対して蓋体2をズレた位置に嵌めたり、蓋体2を受け体3に対してスライドさせて正しい位置に嵌める等が可能となるとも言える。ここで、外側面部7g3は、一対の端部材7gの両方において、受け体3に嵌った際の蓋体2の長手方向端面までは延出していなくても良いが、少なくとも、上述した受け部材7aにおける端面部7a5がない側(受け部材7aにおける開口側)の端部材7gにおける外側面部7g3は、当該端面までは延出していなければ良いとも言える。
又、端部材7gにおける各部7g1~7g3を構成する略矩形状板材の厚さも、特に限定はないが、例えば、1mm以上6mm以下、好ましくは1mm以上5mm以下、更に好ましくは2mm以上4mm以下(3.2mmなど)であっても良い。
尚、当該端部材7gには、上述した支持部材6aの長手方向各端部の位置の連結部材6bに設けられた反転取付ネジ受け孔6b4に対応した位置に、反転取付ネジ孔7g4が設けられ、この反転取付ネジ孔7g4及び反転取付ネジ受け孔6b4に挿通される反転取付ネジ7g5が、上述した支持部材6aの長手方向各端部の位置の連結部材6bに設けられた反転取付ネジ受け体6b5に螺合することで、枠小体6に対して、受け小体7が取り付けられる。
又、端部材7g側の反転取付ネジ孔7g4の孔径は、当該各端部の位置の連結部材6b側の反転取付ネジ受け孔6b4の孔径(例えば、11mmなど)より大きくても良く、端部材7g側の反転取付ネジ孔7g4は長孔(略楕円形状)で、当該各端部の位置の連結部材6b側の反転取付ネジ受け孔6b4は丸孔(略円形状)であったり、その逆であったり、何れのネジ孔7g4、6b1も同じ形状であっても構わない。尚、長孔であるネジ孔7g4等の長径は、端部材7gや当該各端部の位置の連結部材6bの左右方向(長手方向)に略沿っていても良い。
ここまで述べた端部材7g側の反転取付ネジ孔7g4や延出面部材7e側の反転取付ネジ孔7e1と、当該各端部の位置の連結部材6b側の反転取付ネジ受け孔6b4の個数や位置は、互いに対応していれば、何れでも良いが、例えば、それぞれ1つずつであったり、2つであったり、3つ以上であっても良い。
以下、反転取付ネジ孔7g4、7e1の個数は、それぞれ1つずつ(つまり、合わせて2つ)であり、反転取付ネジ受け孔6b4のそれぞれの個数は、主に、2つであるとして述べる。
端部材7g側の反転取付ネジ孔7g4や延出面部材7e側の反転取付ネジ孔7e1と、当該各端部の位置の連結部材6b側の反転取付ネジ受け孔6b4の位置については、2つの反転取付ネジ孔7g4、7e1の間の距離(2つの孔の中心間の距離)は、2つの反転取付ネジ受け孔6b4の間の距離(2つの孔の中心間の距離)は、略同じ(例えば、120mmなど)であっても良い。
又、端部材7gや延出面部材7eその他の部材7a~7d、7fも含めた受け小体7全体における、反転取付ネジ孔7g4、7e1の位置としては、反転取付ネジ孔7g4から受け小体7全体における一方の左右方向端部(一方側面部材7bの一外側端面)までの距離と、反転取付ネジ孔7e1から受け小体7全体における他方の左右方向端部(延出面部材7eの他外側端面)までの距離が略同じとなっていると共に、これらの距離は、一方の反転取付ネジ受け孔6b4から枠小体6全体における一方の左右方向端部(支持部材6aの外側面部6a3の一外側端面)までの距離や、他方の反転取付ネジ受け孔6b4から枠小体6全体における上面部材6cの一方の左右方向端部までの距離とも略同じであるとも言える。
これによって、受け小体7が、枠小体6に対して、所定の一方向に沿って、又は、所定の一方向とは略180°反転した方向に沿って(蓋体2を受け体3に対してセンター配置H1又はボーダー配置H2に)取付可能となると同時に、何れの方向に沿って受け小体7を枠小体6に取り付けた場合にも、枠小体6の上面部材6cと、受け小体7の延出面部材7eとが略同じ高さに位置できるとも言える。
ここまで述べた受け小体7における各部材7a~7gは、互いに、溶接や接着、ネジ等の固定手段などによって取り付けられていても良い。
又、受け小体7の左右の側面部材7b、7dと、蓋体2の側端面との間に、クリアランス(謂わば、蓋クリアランス(蓋隙間))C’が存在しても良く、この蓋クリアランスC’の値も、特に限定はないが、例えば、1mm以上7mm以下、好ましくは2mm以上6mm以下、更に好ましくは3mm以上5mm以下(4mmなど)であっても良い。
<段違い面4>
図1、3、4~8、11、12に示すように、段違い面4は、上述した受け体3に嵌った蓋体2の上面2aより下方に位置し且つ蓋体2の上面2aとの間で段差を形成する面である。
ここで、本考案における「段違い面4が、受け体3に嵌った蓋体2の上面2aより下方に位置する」とは、側面視において、段違い面4が、受け体3に嵌った蓋体2の上面2aより、受け体3の下面側に近いことを意味する。
又、本考案における「段違い面4と蓋体2の上面2aとの間で形成される段差」とは、段になった高低差を有した部分であり、例えば、上述した受け小体7における他方側面部材7dや一方側面部材7bなど、段違い面4と蓋体2の上面2aとの間で、上下方向に所定の長さの部分が存在していれば良い。
段違い面4は、当該蓋体2の上面2aより下方に位置し且つ当該蓋体2の上面2aとの間で段差を形成するのであれば、何れの構成でも良いが、例えば、蓋体2が受け体3に対してセンター配置H1されている場合であれば、段違い面4は、枠小体6の上面部材6cの上面及び受け小体7の一外方突出部材7cの上面を含む1つの面と、受け小体7の延出面部材7eの上面及び同じく受け小体7の他外方突出部材7fの上面を含むもう1つの面の合計2つの面の何れもであると言える(図1(a)等参照)。
又、この場合における段違い面4と蓋体2の上面2aとの間で形成される段差とは、段違い面4が合計で2つあることから、段違い面4(部材6c、7cの上面)と蓋体2の上面2aとの間で形成される段差とは、一方側面部材7bであり、逆に、段違い面4(部材7e、7fの上面)と蓋体2の上面2aとの間で形成される段差とは、他方側面部材7dであり、合計2つであるとも言える。
一方、蓋体2が受け体3に対してボーダー配置H2されている場合であれば、段違い面4は、枠小体6の上面部材6cの上面、受け小体7の延出面部材7eの上面及び同じく受け小体7の他外方突出部材7fの上面を含む1つの面であると言える(図1(b)等参照)。
又、この場合における段違い面4と蓋体2の上面2aとの間で形成される段差とは、段違い面4が1つであることから、段違い面4(部材6c、7e、7fの上面)と蓋体2の上面2aとの間で形成される段差とは、他方側面部材7dであり、逆に、段違い面4(部材7e、7fの上面)と蓋体2の上面2aとの間で形成される段差とは、他方側面部材7dであり、合計1つであるとも言える。
尚、厳密には、ボーダー配置H2されている場合でも、段違い面4は、受け小体7の一外方突出部材7cの上面のみでもう1つの面を構成し、この場合でも、合計で2つの面の何れもであるとも言え、段違い面4(部材7cの上面)と蓋体2の上面2aとの間で形成される段差とは、一方側面部材7bであり、合計2つであるとも言える。
このような段違い面4は、蓋体2の上面2aと略平行であっても良く、又、段違い面4の形状は、上述した場合の何れもにおいて、上述した枠小体6の上面部材6cや、受け小体7の一外方突出部材7c、延出面部材7e、他外方突出部材7fの平面視における形状を上述のように組み合わせたものであっても構わない。
以下、段違い面4の平面視における形状は、主に、略矩形状であるとして述べる。
<補充部材5>
図3に示すように、補充部材5は、上述した段違い面4の上方側に配置された部材であり、上述した蓋体2及び/又は受け体3とは別素材である。
補充部材5の上面5aは、受け体3に嵌った際の蓋体2の上面2aと略面一状である。
ここで、本考案における「補充部材5の上面5aは、受け体3に嵌った際の蓋体2の上面2aと略面一状」とは、補充部材5の上面5a全体と当該蓋体2の上面2a全体が厳密に面一となっている(側面視で厳密に高さや傾きが同一である)場合だけでなく、蓋体2の受け体3に対する配置状況や、補充部材5の段違い面4上方側への配置状況によって、補充部材5の上面5a全体と当該蓋体2の上面2aとの間で若干の高低差(例えば、0mmより大きく3mm以内など)が生じている場合や、補充部材5の上面5aの少なくとも一部と当該蓋体2の上面2aの少なくとも一部が面一となっている(側面視で高さや傾きが同一である)場合なども含み、その他、補充部材5の上面5aに滑り止めの凹凸などが形成されている場合や、蓋体2の上面2a(当該蓋体2のメッシュ部や、枠部、鍔部等の上面)に凹凸(滑止め)が形成されている場合、受け体3の受け小体7における左右の側面部材7b、7dの上端面に凹凸(滑止め)が形成されている場合なども含む。
補充部材5は、段違い面4の上方側に配置された部材であり、蓋体2や受け体3と別素材で、その上面5aが当該蓋体2の上面2aと略面一状であれば、何れの構成であっても良いが、補充部材5の素材は、例えば、アスファルトやコンクリート等の舗装材であったり、境界を示す等のブロック(図3(b)参照)であったり、その他、土や砂、砂利であったり、人工芝や、陸上競技場等で用いられるラバー製の素材などであったり、これらを組み合わせたものでも構わない。
又、補充部材5は、1つの素材だけでなく、複数の素材を含んでいても良い。
以下、補充部材5の素材は、蓋体2が受け体3に対してセンター配置H1されている場合には、主に、舗装材の1種類であるとし、蓋体2が受け体3に対してボーダー配置H2されている場合には、主に、舗装材と境界ブロック(図3参照)であるとして述べる。
<傾斜部材8>
図2~8に示すように、傾斜部材8は、上述した受け体3に嵌った際の蓋体2の下方に配置可能な部材であり、受け体3の平面視における隙間Dに近づくにつれて下方に位置している(謂わば、隙間Dに近づくにつれて低い、又は、隙間D側に傾斜している)。
ここで、本考案における「受け体3の平面視における隙間D」とは、平面視において、受け体3の枠小体6であれば、左右の支持部材6aの間や、各連結部材6bの間、支持部材6aや各連結部材6bに囲まれる部分、上面部材6cの左右方向内方側の端縁と支持部材6aや各連結部材6bに囲まれる部分など、受け体3の受け小体7であれば、受け部材7aの各部7a1~7a5の間や、左右の側面部材7b、7dの間など全てのうち、少なくとも1つを意味する。
傾斜部材8は、当該蓋体2の下方に配置可能で、隙間Dに近づくにつれて下方に位置するのであれば、何れの構成であっても良いが、例えば、中実の板部材(謂わば、傾斜板)であったり、中空の側面視略三角形状の部材、中実の側面視略三角形状の部材でも構わない。
以下、傾斜部材8は、主に、傾斜板として述べる。
傾斜板等である傾斜部材8は、その形状や大きさや、傾斜角度も、特に限定はないが、例えば、傾斜板等である傾斜部材8の形状は、略矩形状や、略正方形状であったり、その他、略円形状や略楕円形状、略三角形状などであっても良い。
以下、傾斜板等である傾斜部材8の形状は、主に、略矩形状であるとして述べる。
略矩形状の傾斜板等である傾斜部材8は、例えば、長手方向(支持部材6a等の長手方向に略沿った方向)の長さが、上述した各連結部材6bの間の距離と略同じであっても良く、110mm以上210mm以下、好ましくは130mm以上190mm以下、更に好ましくは150mm以上170mm以下(160mmなど)であったり、180mm以上290mm以下、好ましくは200mm以上270mm以下、更に好ましくは220mm以上250mm以下(236mmなど)であったり、短手方向長さ(謂わば、傾斜方向に略沿った方向)の長さが33mm以上63mm以下、好ましくは38mm以上58mm以下、更に好ましくは43mm以上53mm以下(48mmなど)であっても良く、傾斜角度(水平方向とのなす角度)が20°以上70°以下、好ましくは30°以上60°以下、更に好ましくは40°以上50°以下(45°など)であっても構わない。
略矩形状の傾斜板等である傾斜部材8は、その厚さも、特に限定はないが、例えば、1mm以上6mm以下、好ましくは1mm以上5mm以下、更に好ましくは2mm以上4mm以下(3.2mmなど)であっても良い。
略矩形状の傾斜板等である傾斜部材8の位置については、蓋体2が受け体3に対してボーダー配置H2されている場合であれば、受け体3の枠小体6における左右の支持部材6aのうち、上面部材6cに覆われていない側の支持部材6aに対して、その外側面部6a3の上方側の端部から上面部6a1の左右方向内方側の端部にかけて下る(下方に位置する)ように取り付けられていても良く、このように取り付けることで、当該傾斜部材8は、ボーダー配置H2における当該蓋体2の下方に配置可能となり、受け体3の枠小体6の平面視における左右の支持部材6aの間の隙間Dに近づくにつれて下方に位置することとなる。
又、略矩形状の傾斜板等である傾斜部材8の個数については、枠小体6における複数(5つなど)の連結部材6bそれぞれの間に取り付けられていても(5つの連結部材6bの間は4つあるため、4つの傾斜部材8が取り付けられていても)良く、例えば、支持部材6aの長手方向各端部の位置の連結部材6bと、次に当該各端部に近い位置の連結部材6bとの間に取り付けられたり、次に当該各端部に近い位置の連結部材6bと支持部材6aにおける長手方向略中央の位置の連結部材6bとの間に取り付けられていても構わない。
この他、蓋体2が受け体3に対してセンター配置H1されている場合であっても、例えば、当該センター配置H1された蓋体2の下方となる受け体3の枠小体6における連結部材6bの左右方向(長手方向)略中央の上面に対して、当該連結部材6bの幅方向略中央から幅方向端部それぞれにかけて下る(下方に位置する)ように、中空や中実の側面視略三角形状の部材を2つ取り付けられていても良く、このように取り付けることで、当該傾斜部材8は、受け体3の枠小体6の平面視における各連結部材6bの間の隙間Dに近づくにつれて下方に位置することとなる。
又、センター配置H1されている場合、例えば、受け体3の受け小体7の受け部材7aにおける連結部7a6の左右方向(長手方向)略中央の上面に対して、当該連結部7a6の幅方向略中央から幅方向端部それぞれにかけて下る(下方に位置する)ように、中空や中実の側面視略三角形状の部材を2つ取り付けられていても良く、このように取り付けることでも、当該傾斜部材8は、当該センター配置H1された蓋体2の下方に配置可能となり、受け体3の受け小体7の平面視における各連結部7a6の間の隙間Dに近づくにつれて下方に位置することとなる。
このような傾斜部材8は、受け体3の枠小体6における上面部材6cに覆われていない側の支持部材6aや、受け体3の枠小体6における連結部材6bの左右方向略中央の上面、受け体3の受け小体7の受け部材7aにおける連結部7a6の左右方向略中央の上面等とは、別体であって、溶接や接着、ネジ等の固定手段などによって、当該支持部材6aや連結部材6b(の一部等)、連結部7a6(の一部等)に取り付けられていても良い。
逆に、傾斜部材8は、当該支持部材6aや連結部材6b(の一部等)、連結部7a6(の一部等)と一体(例えば、当該支持部材6aの外側面部6a3における上方側の辺から所定距離だけ左右方向内下方側へ、略矩形状の傾斜板等である傾斜部材8が延出するように、同一の板材が屈曲しているなど)でも良い。
尚、傾斜部材8の傾斜面8aは、傾斜していることから、当然、蓋体2の上面2aや、段違い面4等とは平行ではないと言える。
又、傾斜部材8の傾斜面8aは、傾斜方向の途中において、上方に湾曲したり(上に凸であったり)、下方に湾曲しても(下に凸であっても)良く、その傾斜面8aの表面に凹凸(例えば、傾斜方向に略沿った筋状の凹部や凸部、傾斜方向に略直交した方向に略沿った段状の小さい凹凸など)があっても構わない。
<取付部材9>
図1~8、11、12に示すように、取付部材9は、上述した受け体3に設けられ、且つ、上述した溝体Mにおける左右の溝上端部M1それぞれに対する取付左右位置が調整可能な部材である。
取付部材9は、溝体Mにおける左右の溝上端部M1それぞれに対して、左右方向外方側から取り付けられていても良い。
取付部材9は、受け体3に設けられ、且つ、各溝上端部M1に対する取付左右位置が調整可能であれば、何れの構成でも良いが、後述する取付ネジ9aと、後述する取付ネジ受け片9bを有していても良く、この他、取付部材9は、付勢部材や、付勢部材を取付左右位置が調整可能となるように保持する保持片などを有していても構わない。
以下、取付部材9は、主に、取付ネジ9aと取付ネジ受け片9bを有しているとして述べる。
<取付ネジ9a>
図1~8に示すように、取付ネジ9aは、上述した溝体Mにおける左右の溝上端部M1それぞれの左右方向外面にネジ先端が当接するネジであり、取付ネジ9aが後述する取付ネジ受け片9bに捩じ込まれたり、捩じ戻されることで、取付ネジ9aの取付ネジ受け片9bに対する相対位置が変わることで、取付部材9が溝体Mにおける左右の溝上端部M1それぞれに対する取付左右位置が調整可能となると言える。
取付ネジ9aは、その先端(ネジ先端)が、各溝上端部M1の左右外面に当接するのであれば、何れの構成でも良いが、全体構成としては、例えば、六角ボルト状であったり、蝶ボルト状や六角穴付ボルト状であったり、その他、化粧ビス状や皿ネジ状、寸切状、六角穴付止めネジ状などであっても良い。
取付ネジ9aは、そのネジ頭部として、例えば、上述した皿ネジ状(平皿状や丸皿状)であったり、ナベ状や、バインド状、トラス状などであっても良い。
取付ネジ9aは、そのネジ本体部分も特に限定はなく、全ネジ状であったり(ネジ先端からネジ頭部の付け根までネジ山が形成されていたり)、半ネジ状であっても(ネジ先端からネジ頭部の付け根までの途中までネジ山が形成されていても)良い。
取付ネジ9aの先端(ネジ先端)は、略平坦であっても良く、又、尖っていても(ドリルネジ状であっても)構わない。
以下、取付ネジ9aは、主に、その全体形状が六角ボルト状で、ネジ本体部分が全ネジ状で、ネジ先端が略平坦であるとして述べる。
取付ネジ9aは、その直径(呼び径(ネジ山における直径))や、長さ(六角ボルト状であれば、ネジ本体部分のみの長さ)についても、特に限定はなく、例えば、直径が2mm以上14mm以下、好ましくは4mm以上12mm以下、更に好ましくは6mm以上10mm以下(8mmなど)であったり、長さが13mm以上37mm以下、好ましくは17mm以上33mm以下、更に好ましくは21mm以上29mm以下(25mmなど)であっても良い。
<取付ネジ受け片9b>
図1~8、11、12に示すように、取付ネジ受け片9bは、上述した取付ネジ9a用の雌ネジが形成されたもので片である。
取付ネジ受け片9bは、上述した支持部材6aから左右方向外方に突出していても良い。
取付ネジ受け片9bは、上述した取付ネジ9a用の雌ネジが形成されていれば、何れの構成であっても良いが、例えば、中実の板部材や、棒部材であったり、中空の棒部材であっても構わない。
以下、取付ネジ受け片9bは、主に、中実の板部材であるとして述べる。
取付ネジ受け片9bは、例えば、1枚の中実の板部材であって、上述した支持部材6aの左右方向外面に取り付けられる取付部9b1と、この取付部9b1から左右方向外方へ突出した段差部9b2と、この段差部9b2から所定距離だけ下方へ延出し且つ取付ネジ9a用の雌ネジ(取付ネジ9aが螺合可能な雌ネジ山)が形成されたネジ受け部9b3を有していても良い。
1枚の中実の板部材等である取付ネジ受け片9bは、当該板部材自体の幅(つまり、取付部9b1、段差部9b2及びネジ受け部9b3全ての幅)や、取付部9b1の上下長さ、段差部9b2の段差高さ、ネジ受け部9b3の下方延出距離も、特に限定はないが、例えば、板部材自体の幅が10mm以上70mm以下、好ましくは20mm以上60mm以下、更に好ましくは30mm以上50mm以下(40mmなど)であったり、取付部9b1の上下長さが5mm以上35mm以下、好ましくは10mm以上30mm以下、更に好ましくは15mm以上25mm以下(20mmなど)であったり、段差部9b2の段差高さが2mm以上7mm以下、好ましくは3mm以上6mm以下、更に好ましくは4mm以上5mm以下(4.5mmなど)であったり、ネジ受け部9b3の下方延出距離が10mm以上70mm以下、好ましくは20mm以上60mm以下、更に好ましくは30mm以上50mm以下(40mmなど)であっても良い。
尚、当該取付ネジ受け片9bにおける段差部9b2の段差方向は、取付部9b1やネジ受け部9b3に対して、斜めであったり、略直交していても良い。
又、取付ネジ受け片9bである1枚の中実の板部材の厚さも、特に限定はないが、例えば、2mm以上7mm以下、好ましくは3mm以上6mm以下、更に好ましくは4mm以上5mm以下(4.5mmなど)であっても良い。
1枚の中実の板部材等である取付ネジ受け片9bは、左右一対の支持部材6aに対し、何れの位置・個数で連結していても良く、例えば、左右一対の支持部材6aそれぞれにおける長手方向各端部から所定距離の位置に、それぞれ1つずつ(合計2つ)の当該取付ネジ受け片9bが、各支持部材6aの左右方向外面に取り付けられていたり、3つ以上の当該取付ネジ受け片9bが、所定間隔を空けて、左右一対の支持部材6aに取り付けられていても構わない。
つまり、左右一対の支持部材6aに取り付けられた取付ネジ受け片9bも、左右一対であるとも言えるが、この左右の取付ネジ受け片9bに螺合された取付ネジ9aのうち、一方が、寸切りされ(取付ネジ受け片9bのネジ受け部9b3に螺合する取付ネジ9aにおいて、当該ネジ受け部9b3から突出した部分を切り取られ)ていても良い。
尚、1枚の中実の板部材等である取付ネジ受け片9bは上述した断面略コ字状の棒部材等である連結部材6bと、支持部材6aの長手方向位置が略同じであったり、左右一対の支持部材6aに対して、平面視で、互い違いに取り付けられていても良い。
以下、1枚の中実の板部材等である取付ネジ受け片9bは、主に、左右一対の支持部材6aそれぞれにおける長手方向各端部から所定距離の位置に、それぞれ1つずつ取り付けられているとして述べる。又、このような1枚の中実の板部材等である取付ネジ受け片9bは、アンカーであるとも言える。
<固定ネジ10>
図1、2、4~9、11、12に示すように、固定ネジ10は、上述した蓋体2を受け体3に嵌めた状態で、蓋体2を受け体3に固定するネジであって、蓋受システム1に含まれる。
固定ネジ10の上面10aは、受け体3に蓋体2が固定された際、蓋体2の上面2a(やネジ保持部2Aの平坦部分の上面)と略面一状(略平坦状)となるように、固定ネジ10が構成されていても良い。
ここで、本考案における「固定ネジ10の上面10aは、受け体3に蓋体2が固定された際、蓋体2の上面2aと略面一状」とは、固定ネジ10の上面10a全体と蓋体2の上面2a全体が厳密に面一となっている(側面視で厳密に高さや傾きが同一である)場合だけでなく、固定ネジ10の取付状況・取付具合によって固定ネジ10の上面10aと蓋体2の上面2aとの間で若干の角度(例えば、0°より大きく5°以内など)が生じている場合や、固定ネジ10の上面10aと蓋体2の上面2aとの間で若干の高低差(例えば、0mmより大きく3mm以内など)が生じている場合、固定ネジ10の上面10aの少なくとも一部と蓋体2の上面2aの少なくとも一部が面一となっている(側面視で高さや傾きが同一である)場合なども含み、その他、固定ネジ10の上面10aにネジ回しなど固定ネジ10を螺合させる(回転させる)回転具が係止する溝が形成されている場合や、蓋体2の上面2a(当該蓋体2のメッシュ部や、枠部、鍔部等の上面)に凹凸(滑止め)が形成されている場合なども含む。
固定ネジ10は、蓋体2を受け体3に固定した際、固定ネジ10の上面10aが蓋体2の上面2aと略面一状となるのであれば、何れの構成でも良いが、全体構成としては、例えば、皿ネジ状であっても良く、その他、その上面10aが略平坦状である袋ナット状であったり、その上面2aが略平坦状である六角ボルト状や、蝶ボルト状、六角穴付ボルト状、化粧ビス状、寸切状、六角穴付止めネジ状などであっても良い。
固定ネジ10は、そのネジ頭部として、例えば、上述した上面10aが略平坦状である皿ネジ状(平皿状や丸皿状)であったり、その他、その上面10aが略平坦状であるナベ状や、バインド状、トラス状などであっても良く、特に、上面10aが略平坦状である皿ネジ状であれば、当該皿ネジ状のネジ頭部における上面10aと外周面との成す角が、上述した蓋体2のネジ保持部2Aにおける平坦部分の上面と上凹みの内周面とのなす角と略同じ角度であっても構わない。
固定ネジ10は、そのネジ本体部分は、特に限定はなく、全ネジ状であったり(ネジ先端からネジ頭部の付け根までネジ山が形成されていたり)、半ネジ状であっても(ネジ先端からネジ頭部の付け根までの途中までネジ山が形成されていても)良い。
固定ネジ10の先端(ネジ先端)は、略平坦であっても良く、又、尖っていても(ドリルネジ状であっても)構わない。
以下、固定ネジ10は、主に、その上面10aが略平坦状で、全体形状が皿ネジ状で、ネジ本体部分が全ネジ状で、ネジ先端が略平坦であるとして述べる。又、
固定ネジ10は、その直径(呼び径(ネジ山における直径))や、長さ(皿ネジ状であれば、ネジ本体部分の長さにネジ頭部の高さを足した長さ)についても、特に限定はなく、例えば、直径が6mm以上18mm以下、好ましくは8mm以上16mm以下、更に好ましくは10mm以上14mm以下(12mmなど)であったり、長さが20mm以上80mm以下、好ましくは30mm以上70mm以下、更に好ましくは40mm以上60mm以下(50mmなど)であっても良い。
固定ネジ10における素材や色彩、刻印や塗布等された文字、図柄、表面性状も、特に限定はなく、上述した受け体3や蓋体2の素材や色彩、刻印や塗布等された文字、図柄、表面性状と同様である。
尚、固定ネジ10と、受け体3や蓋体2の素材や色彩、表面性状等は、全て又は一部が同じ(又は略同じ)であっても良いし、全てが異なっていても構わない。
<ネジ受け体11>
図2、5~11に示すように、ネジ受け体11は、上述した固定ネジ10用の雌ネジ(固定ネジ10が螺合可能な雌ネジ山)が形成されたものであって、蓋受システム1に含まれる。
ネジ受け体11は、固定ネジ10用の雌ネジが形成されていれば、何れの構成でも良いが、例えば、1枚の板部材であったり、1枚の板部材(謂わば、本体部11A)に後述する支持部11Bが設けられたものであったり、その他、2枚以上の板部材を重ねたもの(例えば、略矩形状の大小2枚の板部材を重ねて段差を有したものなど)でも構わない。
以下、ネジ受け体11は、主に、本体部11Aに支持部11Bが設けられたものであるとして述べる。
本体部11Aに支持部11Bが設けられたもの等であるネジ受け体11は、本体部11Aが略矩形状や略正方形状であったり、その他、略楕円形状、略三角形状などであっても良い。
以下、ネジ受け体11の本体部11Aは、主に、略矩形状であるとして述べる。
略矩形状の本体部11Aに支持部11Bが設けられたもの等であるネジ受け体11は、その本体部11Aの略中央には固定ネジ10が螺合可能な雌ネジ孔11aが形成されていても良く、角部が丸くても(Rカット(R面カット)されていても)構わない。
略矩形状の本体部11Aに支持部11Bが設けられたもの等であるネジ受け体11は、本体部11Aの大きさや、雌ネジ孔11aの直径も、特に限定はないが、例えば、当該本体部11Aの長手方向長さが58mm以上88mm以下、好ましくは63mm以上83mm以下、更に好ましくは68mm以上78mm以下(73mmなど)であったり、当該本体部11Aの短手方向長さが20mm以上50mm以下、好ましくは25mm以上45mm以下、更に好ましくは30mm以上40mm以下(35mmなど)であったり、雌ネジ孔11aの直径(雌ネジ内径)が10mm以上22mm以下、好ましくは12mm以上20mm以下、更に好ましくは14mm以上18mm以下(16mmなど)であっても良い。
ネジ受け体11の本体部11Aは、その厚さも、特に限定はないが、例えば、3mm以上9mm以下、好ましくは4mm以上8mm以下、更に好ましくは5mm以上7mm以下(6mmなど)であっても良い。
このようなネジ受け体11の本体部11Aに設けられた支持部11Bは、本体部11Aにおける一対の長辺のうち、一方の長辺に略沿って立設した略矩形状の板材であり、この板材である支持部11Bの長手方向と、本体部11Aの長手方向は略平行である。
尚、略矩形状の支持部11Bの大きさも、特に限定はないが、例えば、当該支持部11Bの長手方向長さが35mm以上65mm以下、好ましくは40mm以60mm以下、更に好ましくは45mm以上55mm以下(51mmなど)であったり、当該支持部11Bの短手方向長さが3mm以上30mm以下、好ましくは7mm以上25mm以下、更に好ましくは10mm以上20mm以下(15mmなど)であっても良い。
ネジ受け体11の支持部11Bは、その厚さも、特に限定はないが、例えば、3mm以上9mm以下、好ましくは4mm以上8mm以下、更に好ましくは5mm以上7mm以下(6mmなど)であっても良い。
このようなネジ受け体11における本体部11Aの厚さは、上述した受け小体7の受け部材7aにおける当接部7a2と載置部7a4の間の距離より若干小さくとも良く、これにより、蓋受システム1において、受け体3側に、蓋体2と、ネジ受け体11との間にクリアランス(謂わば、ネジ受けクリアランス(ネジ受け隙間))Cを設けることとなる。
ここで、ネジ受けクリアランスCには、<1>ネジ受け体11の本体部11Aの上面と当接部7a2の下面との間のクリアランスや、本体部11Aの下面と載置部7a4の上面との間のクリアランスと、<2>ネジ受け体11の本体部11Aの長手方向における各端面と、受け小体7の左右の側面部材7b、7dの左右方向内方側の面との間のクリアランスが含まれる。
尚、上述の<1>のクリアランスが所定の値より小さければ、受け小体7の受け部材7aにおける開口側から、本体部11Aを挿入した際に、使用者がネジ受け体11から手を離しても、本体部11Aの姿勢(当該支持部11Bの立設状態とも言える)は保持され、固定ネジ10のネジ受け体11に対する螺合がし易くなるとも言える(図11(b)等参照)。
一方、蓋受システム1において、蓋体2側には、当該蓋体2と、固定ネジ10との間にクリアランスを設けていなくとも良い。
尚、本考案における「蓋体2と固定ネジ10との間にクリアランスを設けていない」とは、蓋体2と固定ネジ10との間に一切の隙間が存在していない場合だけでなく、例えば、蓋体2を受け体3に固定ネジ10を介して固定する際における、固定ネジ10を蓋体2に対して回転等させるための隙間(蓋体2のネジ保持部2Aにおけるネジ孔と固定ネジ10のネジ本体部分との隙間)や、蓋体2のネジ保持部2Aにおける上凹みと固定ネジ10のネジ頭部との隙間などを有している場合も含まれる。
ネジ受け体11における素材や色彩、刻印や塗布等された文字、図柄、表面性状も、特に限定はなく、上述した受け体3や蓋体2、固定ネジ10の素材や色彩、刻印や塗布等された文字、図柄、表面性状と同様である。
尚、ネジ受け体11と、受け体3や蓋体2、固定ネジ10の素材や色彩、表面性状等は、全て又は一部が同じ(又は略同じ)であっても良いし、全てが異なっていても構わない。
<受け体3の変形例>
図13、14は、受け体3の変形例を示している。
この受け体3の変形例において今まで述べてきた実施形態と最も異なるのは、平面視における形状が、より幅広である点である。
この受け体3の変形例で、より具体的に異なるのは、枠小体6における各連結部材6bがより長い点や、上面部材6cの幅がより広い点であったり、受け小体7における延出面部材7eの幅がより広い点などが異なっていると言える。
尚、受け小体7の受け部材7aにおける左右の各部7a1~7a5の間の距離は、今まで述べてきた実施形態と略同じであっても良く、この場合、受け体3全体としての幅によらず、同じ蓋体2や、受け小体7の左右の側面部材7b、7d、左右の突出部材7f、7gが使えるとも言える。
又、受け体3の変形例では、その枠小体6の連結部材6b(例えば、支持部材6aの長手方向各端部から次に当該各端部に近い位置の連結部材6bや、当該長手方向略中央の位置の連結部材6bなど)の内部における左右方向略中央に補助部(板材など)6b6が設けられていても良い。
板材などである補助部6b6は、その左右の上方角部がCカットされていても良い。
更に、受け体3の変形例では、略矩形状の傾斜板等である傾斜部材8は、例えば、短手方向長さ(謂わば、傾斜方向に略沿った方向)の長さが38mm以上68mm以下、好ましくは43mm以上63mm以下、更に好ましくは48mm以上58mm以下(53mmなど)であっても良く、傾斜角度(水平方向とのなす角度)が25°以上50°以下、好ましくは30°以上45°以下、更に好ましくは34°以上40°以下(37°など)であっても構わない。
その他の蓋体2や受け体3、段違い面4、補充部材5、枠小体6、受け小体7、傾斜部材8、取付部材9、固定ネジ10、ネジ受け体11等の構成、作用効果や使用態様は、上述した実施形態と同様である。
<溝蓋受システム20>
図1~14(特に、図3)に示すように、本考案の第1実施形態に係る溝蓋受システム20は、上述した蓋受システム1、受け体3及び蓋体2を少なくとも有したシステムである。
溝蓋受システム20においても、蓋体2側には、当該蓋体2と固定ネジ10との間にクリアランスを設けていないと共に、受け体3側には、蓋体2とネジ受け体11との間にクリアランス(ネジ受けクリアランス)Cを設けていると言える。
<その他>
本考案は、前述した実施形態に限定されるものではない。蓋受システム1、溝蓋受システム20等の各構成又は全体の構造、形状、寸法などは、本考案の趣旨に沿って適宜変更することが出来る。
蓋受システム1や溝蓋受システム20は、上述した受け体3に、直接、固定ネジ10用の雌ネジが形成されたネジ受け部分が形成されていても良い。
又、蓋受システム1や溝蓋受システム20は、蓋体2と受け体3との間等に設置する網体(メッシュ体)等を有していても良い。
蓋体2は、そのネジ保持部2Aにおける上凹みは、テーパー状の凹み以外に、傾斜が下方又は上方へ湾曲した凹みであったり、固定ネジ10のネジ頭部に応じた凹み(例えば、ナベ底状など)であっても良い。
受け体3の枠小体6において、略矩形状の傾斜板等である傾斜部材8は、連結部材6bの切欠きが形成されていても良い。
本考案に係る蓋受システム、及び、溝蓋受システムは、道路脇に側溝として設けられたり、道路において排水溝として設けられる他、駐車場や公園等に設ける他、集水枡や会所枡、CD枡(東京都都市整備局規格の角型排水桝で、特殊改良桝とも言う)として用いるなど、何れの場所にも利用可能である。
1 蓋受システム
2 蓋体
3 受け体
4 段違い面
5 補充部材
6 枠小体
7 受け小体
8 傾斜部材
9 取付部材
20 溝蓋受システム
D 受け体の平面視における隙間
M 溝体
M1 溝体における左右の溝上端部

Claims (5)

  1. 蓋体と、前記蓋体が嵌る受け体を有した蓋受システムであって、
    前記受け体に嵌った際の蓋体は、平面視において前記受け体の一部のみを占有し、
    前記受け体は、当該受け体に嵌った蓋体の上面より下方に位置し且つ前記蓋体の上面との間で段差を形成する段違い面を有していることを特徴とする蓋受システム。
  2. 前記段違い面の上方側に、前記蓋体及び/又は受け体とは別素材である補充部材が配置され、
    前記補充部材の上面は、前記受け体に嵌った際の蓋体の上面と略面一状であることを特徴とする請求項1に記載の蓋受システム。
  3. 前記受け体は、当該受け体全体を支持する枠小体と、前記枠小体に対して所定の一方向に沿って又は前記所定の一方向とは略180°反転した方向に沿って取付可能で且つ前記蓋体を受ける受け小体を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の蓋受システム。
  4. 前記受け体は、当該受け体に嵌った際の蓋体の下方に配置可能で且つ当該受け体の平面視における隙間に近づくにつれて下方に位置する傾斜部材を有していることを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の蓋受システム。
  5. 請求項1~4の何れか1項に記載の蓋受システムと、前記蓋受システムが取り付けられる溝体を有した溝蓋受システムであって、
    前記受け体は、前記溝体における左右の溝上端部それぞれに対する取付左右位置が調整可能な取付部材を有していることを特徴とする溝蓋受システム。
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