JP3241812B2 - 火 器 - Google Patents

火 器

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    • F41A19/06—Mechanical firing mechanisms, e.g. counterrecoil firing, recoil actuated firing mechanisms
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の背景】従来の自動火器は、撃鉄の下降に従って
撃鉄が撃針に係合するのを防止する試みで、撃針を前方
へ移動させるための構成を有している（米国特許第４，
５８９，３２７号）。また、撃鉄がその下降位置に向か
って移動するのに従って撃鉄との係合から撃針を保護す
る位置へ突起を移動するレバーを回動させることも提案
されている（米国特許第４，５９０，６９７号）。
【０００２】しかしながら、これらの何れの構成も、初
期回動に応じてシア（ｓｅａｒ）が撃鉄を解除させ、撃
針を制限された距離前方へ移動することを可能にするよ
うなコンパクトなデコッキグレバー構成であって、撃針
がさらに前方へ移動すること の阻止とレバーのさらなる
回動の阻止とができる構成を提案または示唆すらしてい
ない。
【０００３】
【発明の概要】概観的に本発明は、手動回動可能レバー
を含む遊底によって回動可能な回動自在装置または構成
を有する火器であり、これは、その初期回動に応じて内
部の第１のカム面が撃針を前方へ圧すると共に、更なる
回動においてシアを回動させるように係合する第２のカ
ム面を有する。シアの回動は、撃鉄を起こした位置から
撃鉄を解除し、撃鉄を遊底における撃鉄溝の底において
停止面に接触するようにする。
【０００４】また、操作者による解除において、スプリ
ングがその静止位置へ強制的に復帰できることも構成の
特徴である。
【０００５】回動自在装置は、撃針を前方に移動させる
のみならず、撃鉄が下降されるのに応じて撃鉄の動作に
より何等かの付加的な撃針前方移動を防止することも構
成の特徴である。
【０００６】
【実施例】図１乃至図３において、拳銃１はバレル２、
フレーム３、グリップ４、遊底５、撃鉄６、トリガーガ
ード７、トリガー８及びリアサイト９を含む。丸い遊底
側穴５ａ、５ｂに位置決めされた回動自在装置すなわち
デコッカー１０も更に示されている。図２は、面１４
ａ、１４ｂを有し、バレル２及び撃鉄下部座面すなわち
下面１５ｂに平行な後部遊底切欠スロット１４を示す。
上面１５ａもまた示されている。下面１５ｂは上面１５
ａの数千分の一インチ後方にあるが、この小さな寸法の
差は図２には示されていない。撃針１６の後方に突出し
た撃鉄係合撃針部分１６ｃがシア（ｓｅａｒ）１７から
の解除の後の下方移動の間に撃鉄により打撃されようと
して示されている（図２及び図５、図６参照）。装置１
０の右側部分１０ａ及び左側部分１０ｂも示されてい
る。図３は更に左側部分１０ｂのデコッキング（ｄｅｃ
ｏｃｋｉｎｇ）部分の面３４ｂ及び右側部分１０ａの面
２７ｂを示す。
【０００７】図４を参照すると、右側部分１０ａと、左
側部分１０ｂと、撃針１６とが示されていて、撃針１６
は、前端１６ａ、中心頭１６ｈ、垂直頭面１６ｖ、屈曲
頭面及びカム面１６ｗ、後端に突出した撃鉄係合撃針部
分１６ｃ、及び右側突起１６ｐを有する。軸１７ａに枢
軸なシア１７は上アーム１７ｂを有し、上アーム１７ｂ
は後述するように回動自在装置すなわちデコッカーの左
側部分１０ｂにより作動される。上部撃針ブロックピー
ス２２は、カートリッヂ（図示せず）に対する撃針１６
の前方移動を防ぐために、撃針１６の垂直面１６ｖに係
合する。軸１８ａに枢軸な下部ブロッカーユニット１８
は、上部撃針ブロックピース２２を上昇させるためのレ
バーアーム１８ｌを有し、撃針の垂直面１６ｖを上昇さ
れた上部撃針ブロックピース２２の下方へ前方移動させ
るようにする。垂直ステムピース２２ｖ及びプランジャ
部分２２ｃを含む上部撃針ブロックピース２２は、スプ
リング２２ｂと、リアサイト９により保持されたプラン
ジャ２２ｃとからなるプランジャアセンブリ２２ａによ
り下方へ圧せられる。上部撃針ブロックピース２２は、
後述のように装置１０により撃針１６を前方に移動させ
る下部位置にあるときでさえも、垂直面１６ｖの充分に
前方にある。下部ブロッカーユニット１８は、引金バー
２０の開口１９に位置決めするために側脚１８ｆを支持
する。引金引きの最終部分の間にトリガー８が後方移動
する際に、下部ブロッカーユニット１８が回動され保持
される結果、レバーアーム１８ｌが上部撃針ブロックピ
ース２２を発火の直前に撃針１６の垂直面１６ｖから上
部撃針ブロックピース２２が離れる点へ上昇させる。右
側部分１０ａはボディ２５、ウイングサムピース（ｗｉ
ｎｇ ｔｈｕｍｂ ｐｉｅｃｅ）２５ａ、部分係合プロ
ング２５ｂ及び係止溝２５ｃを含む。延伸係止ピース２
６もまた組み立てられて示され、これは、右側部分１０
ａを遊底側穴５ａ内で部分的に回動させる間に、遊底側
穴５ａ内に右側部分１０ａを支持するように、係止溝２
５ｃにおける端部２６ａに位置決めされ、且つ固定され
ている。撃鉄６及び引金２１もまた示されている。
【０００８】更に図４を参照すると、左側部分１０ｂ
は、左ボディ２９、サムピースすなわちウィング２９
ａ、突起受け用の溝２９ｂ、交差するロッド３１が内部
に取り付けられたスプリング受凹所としての溝２９ｃを
含む（図９も参照）。組み立てられると、右側部分１０
ａ及び左側部分１０ｂは、組み立て及び両手きき操作の
容易性を与えるように一体的に回動する。
【０００９】図５を参照すると、左ボディ２９とそのウ
ィング２９ａ、溝２９ｂを有する左側部分１０ｂは、面
部分３４ａ、３４ｂからなる後方面３４を有する。面部
分３２ａ、３２ｂからなるシアカム面３２もまた示され
ている。シア１７の上アーム１７ｂはシアカム面３２に
組まれている。表面部分３５ａ、３５ｂを備える第３カ
ム面３５は、撃針のカム面１６ｗに組まれている。撃鉄
係合撃針部分１６ｃは、その発射準備位置にある際は、
垂直座面１５を越えてその後方で遊底切欠１４内に延在
している。撃針１６は、撃針スプリングによってストッ
プ（共に図示せず）に抗して後方へ圧せられ、それによ
って撃鉄係合撃針部分１６ｃは、拳銃１０が発射される
ように撃鉄６の下方及び前方移動の間に撃鉄６に対して
適宜に露出される。
【００１０】図６において、撃鉄６は、下方のシアカム
面３２がその組み込み位置から外れて回動し、シアの上
アーム１７ｂを下方へ移動するように解除される。ま
た、左側部分１０ｂが回動するに従って、そのカム状の
表面部分３５ａ及び左ボディ２９の面２９ｓは撃針のカ
ム面１６ｗ上で撃針１６を前方へ移動させるように働
く。従って撃鉄係合撃針部分１６ｃは、下面１５ｂの左
へ移動するので、撃鉄６による打撃及び前方推進から撃
針１６を保護する。図７及び図８を参照すると、右側部
分１０ａのボディ２５は、内部が湾曲したポケット２８
及びポケット２８側における開口３０を含む。右側突起
１６ｐ（及び撃針１６）の更なる前方への移動を防ぐた
めに、右側部分１０ａが反時計方向へ回動されるように
ポケット２８は撃針の右側突起１６ｐを係合する。開口
３０は、点火中に撃針の右側突起１６ｐを前方移動させ
るように作用する。撃鉄係合 撃針部分１６ｃは、回動自
在装置すなわちデコッカー１０の回動前には、下面１５
ｂの後方への距離ｘであり、デコッカー１０の回動後及
び上述したような左側部分１０ｂによる前方へのカム係
合後は、下面１５ｂの前方距離ｙである。
【００１１】最後に、図９において、遊底５におけるス
プリング保持凹所４１は、左側部分１０ｂの左ボディ２
９の溝２９ｃ内のロッド３１に保持された復帰スプリン
グ３８を収容する。ピン３９はスプリング３８を定位置
に保持する。仮想線はスプリング３８を押し下げるよう
に回動されたデコッカーの左側部分１０ｂを示す。
【００１２】操作において、回動自在装置１０は、その
静止した非作動位置から、その完全作動位置に到達する
までの中間作動位置を含む約４５°の弧状の弓型範囲を
通って回動し（図６及び図７、８）、スプリング３８に
よる復帰のために解除されるか（図９）、或いはその作
動位置に保持される。スプリング復帰を伴う動作期間中
に下記のことが生じる。 （１）撃針１６の後端の撃鉄係合撃針部分１６ｃが遊底
の下面１５ｂの前方へ移動するまで、撃針１６はそのカ
ム面１６ｗによって前方ヘカム係合される。 （２）上述の（１）が達成された際、シア１７を回転し
撃鉄６を解除するために、シア１７はシアの上アーム１
７ｂに作用するシアカム面３２によって回転され、撃鉄
６は、拳銃１を発射することなくデコッキングを可能に
する面１５ｂに対して下方へ向けられる。 （３）装置１０の回動全体に亘って、面部分３４ａ、３
４ｂ及び面２７ｂは、下面１５ｂの前方に保持される。 （４）撃鉄６が解除されるに従って、ポケット２８のカ
ム面は、右側突起１６ｐの係合と更なる前方移動の阻止
によって撃針１６の前方移動を防ぐ。 （５）装置１０は、操作者により解除されるに従って、
下面１５ｂに対して撃鉄６が離れる静止位置へ復帰し、
ボディ２９及び第３カム面３５は撃針１６を後方移動さ
せるように回動し、開口３０は、後続の標準発射工程期
間中に撃鉄が撃針１６を打撃する際に、カートリッヂに
対して撃針１６を前方移動させるように方向付けられ
る。
【００１８】スプリング復帰を伴わない操作期間中、火
器が発射モードに操作されることを可能にするために戻
すように操作者が装置１０を回動するまで、装置１０は
その作動的な撃針前方位置に保持される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の回動自在装置の左部分を含む拳銃の左
側面を示す側面図である。
【図２】拳銃の後方部分を部分的に拡大して示す平面図
である。
【図３】非動作状態において本発明の回動自在装置と共
に遊底の後端面を示す端面図である。
【図４】二つの相互接続可能装置及び特定の関連部品を
示す分解斜視図である。
【図５】右側レバー部分、シア、及び遊底を部分的に示
す側面図である
【図６】図５と同様に完全作動位置における右側部分を
示す側面図である。
【図７】本発明の回動自在装置と共に左側レバー部分及
び撃針を非作動位置で示す側面図である。
【図８】図７に対応して作動位置で示す側面図である。
【図９】本発明の回動自在装置が作動逆転下降位置に保
持されるに応じて装填されるスプリングを示す側面図で
ある。
【符号の説明】
５…遊底、６…撃鉄、１０…回動自在装置、１０ａ…
（回動自在装置の）右側部分、１０ｂ…（回動自在装置
の）左側部分、１５ｂ…撃鉄座面、１６…撃針、１６ｗ
…カム面、１７…シア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 米国特許4590697（ＵＳ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A41A 17/64 F41C 3/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 火器が点火された際に撃鉄の下方移動を
    制限する後部撃鉄座面を持つ遊底と、カートリッヂに係
    合するための前端及び通常は座面の後方へ延在する後端
    を有する撃針と、撃鉄が起こされた位置に撃鉄を保持す
    るように撃鉄に係合可能なシアとを有する火器におい
    て、右側部分と左側部分とを有し、 非作動位置から作動位置
    へ弧を通って移動可能な回動自在装置と、選択された作動位置において撃鉄を解除すべくシアを回
    動させるようにシアに係合する前記回動自在装置のシア
    係合カム手段と、 撃針を遊底座面の前方に選択された距離をもって位置決
    めさせるように、撃針を前方へ移動させる前記回動自在
    装置の撃針係合カム手段とを備えていて 、 前記回動自在装置の回動に際して、撃針の後方に位置決
    めされた面手段は、撃鉄がシアから解除されたときに撃
    鉄が撃針を打撃するのを防止することを特徴とする火
    器。
  2. 【請求項２】 前記回動自在装置は、遊底を横断して取
    り付けられた二つの相互接続ボディ部分を備える回動自
    在ボディを更に含み、シア係合カム手段と撃針係合カム
    手段とが一つの相互接続ボディ部分の部分をなすことを
    特徴とする請求項１記載の火器。
  3. 【請求項３】 他方のボディ部分上に、デコッキング期
    間中に撃針の前方移動を制限する面を付加的に有するこ
    とを特徴とする請求項２記載の火器。
  4. 【請求項４】 前記回動自在装置が、撃針を前方に保持
    する作動位置に保持されていることを特徴とする請求項
    １記載の火器。
  5. 【請求項５】 撃鉄と、回動自在シアと、遊底及び遊底
    上の後部撃鉄下降座面とを有する自動火器において、静
    止した非作動位置と作動位置との間で移動可能な回動自
    在装置を備えていて、この回動自在装置は： 相互接続するように形成された第１のボディ部分と第２
    のボディ部分とを有し、これらのボディ部分は各実質的
    に円筒状の形状であって、これらのボディ は； 回動自在 装置がその異なる位置にある際に、前記座面の
    前方に離間して位置する各ボディ部分の面手段と、 回動自在シアにカム係合する第１のボディ部分の下部シ
    アカム面と、 第１のボディ部分において撃針を前方にカム係合する撃
    針カム面と、 デコッキング期間中に選択された位置の撃針の前方への
    移動を防止する第２のボディ部分の面と、を備えたことを特徴とする火器。
  6. 【請求項６】 前記回動自在装置は、第１のボディ部分
    が、その側方から延出する手動操作可能なレバー手段を
    有することを特徴とする請求項５記載の火器。
  7. 【請求項７】 前記回動自在装置は、第１のボディ部分
    が、内部スプリング手段収容凹部を有すると共に、スプ
    リング手段がスプリング手段収容凹部に位置することに
    より、レバーがその非作動位置に復帰することを特徴と
    する請求項５記載の火器。
  8. 【請求項８】 前記回動自在装置は、撃針が撃鉄下降座
    面の前方に位置されるべき位置にレバーを保持すること
    を特徴とする請求項７記載の火器。
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