JP3241473B2 - 治具用把持装置 - Google Patents

治具用把持装置

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JP3241473B2
JP3241473B2 JP02305093A JP2305093A JP3241473B2 JP 3241473 B2 JP3241473 B2 JP 3241473B2 JP 02305093 A JP02305093 A JP 02305093A JP 2305093 A JP2305093 A JP 2305093A JP 3241473 B2 JP3241473 B2 JP 3241473B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は治具用把持装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジン用として用いられるシリ
ンダブロックの製作工程においては、シリンダブロック
に基準用の治具を取り付け、この治具を基準として種々
の加工用あるいは組立用の器具の位置合わせを行なって
いる。
【0003】従来、上記の基準用の治具をシリンダブロ
ックに取り付ける場合には人手に頼っているのが一般的
である。すなわち、図5に示すように、作業員が左右の
基準用の治具1、2(これらの治具は、エンジンが実際
に車体に組み付けらる場合にはフロント側あるいはリヤ
側の位置になる)のうち一方の基準用の治具1(2)を
持ち、該基準用の治具1に設けた左右のピン部1a(2
a)、1a(2a)がシリンダブロック3の左右の孔3
a、3aに合致するよう、基準用の治具1をシリンダブ
ロック3に対して正確に位置合わせした後、該基準用の
治具1を片手で支えながら、他方の手でインパクトレン
チ4を用いてボルト5の締め付けを行なう。
【0004】次いで、シリンダブロック3を水平方向に
180度回転させた後、残りの基準用の治具2(1)を
持ち、前記と同様にシリンダブロック3に対して正確な
位置合わせを行なった後、該基準用の治具2を片手で支
えながら、他方の手でインパクトレンチ4を用いてボル
ト5の締め付けを行なう。以上のようにして、基準用の
治具1、2をシリンダブロック3の左右にそれぞれ取り
付けているのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した基
準用の治具のシリンダブロックへの取付方法にあって
は、人手による作業であるためコスト高になる、あるい
は、片手で基準用の治具1、2を支えながら残る他方の
手でねじ止めするという面倒な作業を強いられるため作
業性が悪い、さらに一方の基準用の治具を取り付けた
後、シリンダブロックを回転させなければならず、シリ
ンダブロックは相当重量が嵩むこともあって作業性がよ
り一層悪くなるという欠点があった。
【0006】そこで、本願発明者は、直交座標型のロボ
ットを用い、作業員が基準用の治具を収納台車より取り
出して治具受けにセットするだけで、上記ロボットが基
準用の治具を自動的に引き込んでシリンダブロックの一
方側(例えば右側)に取り付ける、基準用の治具取付の
自動化を図ることを考えた。
【0007】しかしながら、上記のように基準用の治具
取付の自動化を図る場合、次の点が問題になる。すなわ
ち、ロボットが基準用の治具を自動的に引き込んでシリ
ンダヘッドに取付けるには、まずロボットによって基準
用の治具を把持することが前提である。ところが、ノッ
ク穴6、6(この部分がロボットの把持部によって実際
に係止される部分である)のピッチおよび座標が左右の
基準用の治具1、2間で異なるため、それらを共通のロ
ボット把持部によって把持することが困難であるという
問題である。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、係止用であるノック穴の位置が種々異なる治具であ
っても、共通する一つのものでそれら治具を把持できる
治具用把持装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、治具支持フレームに左右
一対の把持具が互いに接近離間する方向に移動自在に設
けられた治具用把持装置であって、前記把持具には把持
対象の治具を係止するために、治具の左右のノック孔に
それぞれ挿入されて係止される左右の係止ピンと、それ
ら左右の係止ピン間の上方より前記治具を押圧する押圧
手段とが設けられ、前記治具支持フレームには前記左右
一対の把持具のうちいずれか一方の把持具を移動させる
移動手段が設けられ、前記左右一対の把持具の間にはリ
ンクバーが設けられ、該リンクバーの一端は左右の把持
具のうちいずれか一方に固定されるとともに該リンクバ
ーの他端は前記左右の把持具の他方にクリアランスをも
って係止される構成とした。
【0010】請求項2記載の発明では、前記リンクバー
の他端の中間部分には小径部が形成され、この小径部が
前記残りの把持具に形成された孔に挿通され、かつ小径
部の長さは前記残りの把持具の孔の長さよりも長く設定
されている構成とした。
【0011】請求項3記載の発明では、前記治具支持フ
レームに左右の把持具の移動位置を定めるストッパが、
それら左右の把持具に対してそれぞれ個別に設けられて
いる構成とした。
【0012】
【作用】本発明によれば、移動手段によって左右一対の
把持具のうちいずれか一方の把持具を移動させると、一
方の把持具は当然に移動するが、該一方の把持具にリン
クバーを介して連結されている他側の把持具も同方向へ
移動する。このとき、リンクバーの他端は把持具のいず
れかにクリアランスをもって係止される構成とされてい
るから、一方の把持具とともにリンクバーが移動して
も、他側の把持具はすぐには移動せず、リンクバーがク
リアランス分移動した後に初めて移動することとなる。
【0013】これにより、前記移動手段を作動させれ
ば、双方の把持具に設けられた係止部はそれらの座標の
みならずピッチも変化することになる。したがって、把
持対象となる治具が数種類あって、それらの治具の被係
止部分である例えばノック穴等の座標およびピッチがそ
れぞれ異なる場合でも、それらの治具を、共通する一つ
の把持装置で把持することが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1〜図4は加工用あるいは組立用器具
の位置合わせを行なうために用いられる基準用治具1、
2をシリンダブロック3に自動的に取り付ける自動治具
取付装置の一例を示すものであり、この自動治具取付装
置には治具支持フレームである昇降アーム7の先端に本
願発明に係る治具用把持装置Aが組み込まれている。
【0015】図において符号10は左右のレール11、
11によって案内される移送テーブルであり、該移送テ
ーブル10上のターンテーブル12にはシリンダブロッ
ク3が載置されて移送される。
【0016】13は左右のレール11、11を跨ぐよう
に設けられたコ字状のブリッジである。このブリッジ1
3の水平部14にはサーボモータを備える移動台15が
移動調整可能に設けられ、この移動台15には固定ロッ
ド16が軸線を鉛直方向に向けて固定されている。そし
て、この固定ロッド16には前記昇降アーム7が取り付
けられ、この昇降アーム7は固定ロッド16に設けられ
たサーボモータによって昇降調整される。
【0017】20は治具1(2)が載置される治具受け
であり、この治具受けは、図示しないシリンダにより案
内部材21に沿ってレール11と同方向に移動調整され
るようになっている。
【0018】また、22はナットランナ30を支えるた
めの架台である。架台22には移動台23が図示しない
シリンダにより案内部材22aに沿って前記レール11
と同方向に移動調整可能に取り付けられ、移動台23に
は支持部材24が鉛直方向に延びて固定され、支持部材
24には前記ナットランナ30が図示しないシリンダに
よって昇降調整可能に取り付けられている。
【0019】前記昇降アーム7の先端に設けられた治具
用把持装置Aについて説明すると、図2および図3にお
いて符号31、32は前記基準用の治具1(2)を把持
するための左右一対の把持具であり、この把持具31、
32は、図3に示すように昇降アーム7の下端に取り付
けられた平板7aに平行部材7b、7bが上下に間隔を
あけて固定され、これら平板7aおよび平行部材7b、
7bにより形成されるアリ溝33に、把持具31、32
に設けられた被案内部34が案内されることにより、互
いに接近離間する方向(図1においてY方向)に移動自
在に設けられている。
【0020】把持具31、32の下部には把持対象の治
具1(2)を係止するための係止部である係止ピン35
が、基準用の治具1(2)に対向するよう昇降フレーム
7とは逆側に突出して設けられている。また、前記昇降
アーム7の下端に設けられた平板7aにはブラケット3
6aを介してシリンダ36が固定されており、このシリ
ンダ36から下方に延びるピストンロッド36bの先端
には柔軟性材料からなる治具押さえ37が取り付けられ
ている。前記係止ピン35および治具押さえ37によっ
て前記基準用の治具1、2に対し、異なる2方向からの
係止が行なえ、これにより基準用の治具1、2が把持固
定できるようになっている。
【0021】38は昇降アーム7の下部にブラケット3
9a、39bを介して取り付けられたシリンダであり、
シリンダ38のピストンロッド38aの先端には前記左
右一対の把持具31、32のうち一方の把持具31から
延びる連結部40が固定され、これにより把持具31は
Y方向へ移動調整されるようになっている。
【0022】また、前記左右一対の把持具31、32の
間にはリンクバー41が前記シリンダ38と平行に設け
られている。リンクバー41は図4にも示すように、筒
状体41aの一端にねじ部41bが形成されるとともに
筒状体41aの他端に小径部41cが形成され、さらに
小径部41cの先端に大径ストッパ41dが形成された
構造になっている。そして、該リンクバー41の一端の
ねじ部41bは前記一方の把持具31の連結部40の孔
31aに螺合され、またリンクバー41の他端は前記他
方の把持具32にクリアランスをもって係止されてい
る。
【0023】具体的には、前記リンクバー41の他端の
小径部41cが前記他方の把持具32の連結部32aに
形成された孔43に摺動自在に挿通されている。ここ
で、小径部41cの長さmは前記他方の把持具の孔43
の長さnよりも長くなるように設定されている。
【0024】また、46および47は前記左右の把持具
31、32がY方向に移動される際、その移動位置を規
制するためのストッパであり、前記両把持具31、32
にそれぞれ個別に設けられている。なお、これらストッ
パ46、47の位置は把持具3132のノック穴6、6
のピッチh(図1参照)によって決定される。
【0025】次に、上記実施例の作用について説明す
る。まず、作業員が基準用の治具1(2)を治具受け2
0上に載せる。すると、治具受け20が案内部材21に
沿ってY方向に移動し、上部に載せられた基準用の治具
1(2)を治具用把持装置Aに対して位置決めする。
【0026】次いで、図示しないサーボモータが作動し
移動台15を図1中X方向に沿って左側へ移動させる。
これにより、治具受け20の前に待機していた治具用把
持装置Aが固定ロッド16とともに基準用の治具1
(2)側へ移動し、係止ピン35、35が基準用の治具
1(2)のノック穴6、6に差し込まれる。
【0027】この時、治具用把持装置Aの係止ピン3
5、35の間隔は、基準用の治具1(2)のノック穴
6、6のピッチhに合致するよう、シリンダ38によっ
て両把持具31、32が移動操作されることにより予め
調整されている。
【0028】次いで、シリンダ36が作動し、ワーク押
さえ37が下がって基準用の治具1(2)の上面に当接
し、これにより上記係止ピン35がノック穴6に挿入さ
れることと相俟って、基準用の治具1(2)を把持固定
する。
【0029】次いで、固定ロッド16に設けられた図示
しないサーボモータが作動し、昇降アーム7および該昇
降アーム7の下端の治具用把持装置Aによって把持され
た基準用の治具1(2)を上昇させる。次いで、移動台
15に設けられたサーボモータが作動し、基準用の治具
1(2)を移動台15および固定ロッド16等とともに
図1中X方向に沿って右側へ移動させる。そして、所定
位置まで移動した時点で移動台15上のサーボモータが
停止する。次に、固定ロッド16に設けられたサーボモ
ータが作動し、昇降アーム7とともに基準用の治具1
(2)を所定位置まで下降させる。そして、下降された
基準用の治具1(2)は、予め定位置に移動されたシリ
ンダブロック3に対向することになる。
【0030】その後、移動台15および固定ロッド16
上にそれぞれ設けられたサーボモータが微調整され、シ
リンダブロック3に対する基準用の治具1(2)の正確
な位置合わせが行なわれる。具体的には、基準用の治具
1(2)のピン部1a(2a、1a(2a)がシリンダ
ブロック3の左右の孔3a、3aに合致するよう、基準
用の治具1(2)が位置合わせされる。
【0031】その後、移動台15上のサーボモータが作
動し、基準用の治具1(2)を移動台15ごとX方向に
沿った左側へ移動させて、基準用の治具1(2)のピン
部1a(2a)、1b(2b)をシリンダブロック3の
左右の孔3a、3aに挿入させる。
【0032】次いで、移動台23および支持部材24に
設けられた図示しないシリンダが作動し、ナットランナ
30をYおよびZ方向に移動調整して、該ナットランナ
30の先端に把持されているボルトを基準用の治具1
(2)のボルト孔と同一軸線上に位置させる。
【0033】次いで、ナットランナ30によってボルト
の締め付けが行なわれ、これにより、一方の基準用の治
具1(2)がシリンダブロック3の側面に固定される。
【0034】その後、すベての機器が元の初期位置に戻
される。すなわち、移動台23および支持部材24に設
けられたシリンダ等が作動して、ナットランナ30が元
の位置に戻る。また、移動台15および固定ロッド16
上にそれぞれ設けられたサーボモータが作動し、治具用
把持装置Aを一旦図1中X方向に沿った右側へ移動さ
せ、これに伴い把持具31、32の係止ピン35が基準
用の治具1(2)のノック穴6から抜け出て、治具用把
持装置Aに対する基準用の治具1(2)の把持を解除
し、その後、治具用把持装置Aは昇降アーム7とともに
上昇された後、X方向に沿って左側へ移動し、その後下
降されて元の位置に戻る。なお、治具用把持装置Aに対
する基準用の治具1(2)の把持を解除するとき、事前
に、治具用把持装置Aに設けられたシリンダ36が作動
し、治具押さえ37が後退して基準用の治具1(2)の
押圧をやめる。
【0035】次いで、移送テーブル10上のターンテー
ブル12が180度回転し、シリンダブロック3を旋回
させる。
【0036】これと同時にあるいはシリンダブロック3
を旋回させる前に、作業員が他側の基準用の治具2
(1)を治具受け20上に載せる。
【0037】次いで、上記とほぼ同様の作動が行なわ
れ、治具用把持装置Aによって他側の基準用の治具2
(1)が把持される。ここで、他側の基準用の治具2
(1)の把持が行なわれる前に、治具用把持装置Aの左
右の把持具31、32間の調整が行なわれる。
【0038】すなわち、昇降アーム7にブラケット39
a、39bを介して取り付けられたシリンダ38が伸張
する。これに伴い、シリンダ38のピストンロッド38
aに固定されている一方の把持具31が、図中2点鎖線
で示すごとくピストンロッド38aと一体的に図2中Y
方向に沿って右側へ移動する。
【0039】このとき、一方の把持具31とリンクバー
41を介して連結されている他方の把持具32も同方向
移動するが、リンクバー41と他方の把持具32との連
結部はクリアランスをもって係止される構成とされてい
るから、一方の把持具31とともにリンクバー41が移
動しても、他方の把持具32はすぐには移動せず、リン
クバー41がクリアランス分移動した後に初めて移動す
ることとなる。
【0040】つまり、初期においてリンクバー41が図
中右側へ移動するとき、小径部41cが把持具32の孔
43を滑るが、このとき他方の把持具32は移動しな
い。その後、リンクバー41は一方の把持具31ととも
にさらに右側へ移動し、リンクバー41の左端の大径ス
トッパ41dが他側の把持具32の連結部32aの左端
面に当接する。その後は、他側の把持具32は大径スト
ッパ41dに押されてリンクバー41と一体的に右側へ
移動する。そして、他側の把持具32は図中二点鎖線で
示すように所定位置に停止される。
【0041】以上のように、前記シリンダ38を伸長操
作させるさせるだけで、双方の把持具31、32が互い
に関連をもって移動することとなり、それら把持具3
1、32に設けられている係止ピン35、35はそれら
の座標のみならずピッチも変化する。したがって、把持
対象となる基準用の治具1、2が2種類あって、それら
の治具1、2の被係止部分であるノック穴6、6の座標
およびピッチがそれぞれ異なる場合でも、それらの治具
を、共通する一つの把持装置Aで把持することが可能と
なる。
【0042】なお、この実施例では、把持具31、32
の移動位置を定めるストッパ46、47を設けているの
で、把持具31、32の停止位置を正確に定めることが
できる利点が得られる。
【0043】次いで、伸長状態にあるシリンダ38が短
縮操作される場合について説明すると、シリンダ38の
ピストンロッド38aに固定されている一方の把持具3
1が、図2中左方向へ移動され、これとともにリンクバ
ー41が同方向へ移動する。このときも、移動初期にお
いては、小径部41cが把持具32の孔43を滑るだけ
で他方の把持具32が移動しないが、リンクバー41の
筒状体41aの左端41aaが他側の把持具32の連結
部32aの右端面に当接した後は、他側の把持具32は
筒状体41aに押されてリンクバー41と一体的に左側
へ移動する。そして、双方の把持具31、32は図2中
実線で示すごとく初期位置に戻る。
【0044】以下、前記したときと同様な動作が行なわ
れて、他側の基準用の治具1がシリンダブロック3の他
側面にボルト止めされる。
【0045】なお、本発明の治具用把持装置は、前記し
た実施例の構成に限定されるものではなく、外観形状や
寸法及び内部に配置される各機器の具体的な構成など
は、実施に当たって適宜変更可能である。
【0046】例えば、前記実施例では、左右両把持具3
1、32に設けた係止ピン35、35の座標およびピッ
チを切り換えるための駆動源となるシリンダ38によっ
て一方の把持具31を移動操作しているが、これに限ら
れることなく、シリンダ38によって他側の把持具32
を移動操作するようにしてもよい。
【0047】また、前記実施例では、シリンダ38のピ
ストンロッド38aに取り付けられた側の一方の把持具
31にリンクバー41を固定する一方、他側の把持具3
2にリンクバー41をクリアランスをもって係止させる
構造にしているが、これに限られることなく、逆にピス
トンロッド38aに取り付けられた側の一方の把持具3
1にリンクバー41をクリアランスをもって係止させ、
他側の把持具32にリンクバー41を固定する構造にし
ているもよい。
【0048】また、前記実施例では、本発明にかかる治
具用把持装置Aを、基準用治具1、2をシリンダブロッ
ク3に自動的に取り付ける自動治具取付装置に組み込ん
だ例について説明したが、これに限られることなく、本
発明にかかる治具用把持装置は、勿論、他の装置に組み
込むことも可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、治
具支持フレームに左右一対の把持具が互いに接近離間す
る方向に移動自在に設けられた治具用把持装置であっ
て、 前記把持具には把持対象の治具を係止するために、
治具の左右のノック孔にそれぞれ挿入されて係止される
左右の係止ピンと、それら左右の係止ピン間の上方より
前記治具を押圧する押圧手段とが設けられ、前記治具支
持フレームには前記左右一対の把持具のうちいずれか一
方の把持具を移動させる移動手段が設けられ、前記左右
一対の把持具の間にはリンクバーが設けられ、該リンク
バーの一端は左右の把持具のうちいずれか一方に固定さ
れるとともに該リンクバーの他端は前記左右の把持具の
他方にクリアランスをもって係止されている構成とした
から、移動手段によって左右一対の把持具のうちいずれ
か一方の把持具を強制的に移動させるとき、該一方の把
持具とともにリンクバーが移動しても、他側の把持具は
すぐには移動せず、リンクバーがクリアランス分移動し
た後に初めて移動することとなる。この結果、双方の把
持具に設けた治具係止用の係止部を、それらの座標のみ
ならずピッチも変化することになる。したがって、把持
対象となる治具が数種類あって、それらの治具の被係止
部分である例えばノック穴等の座標およびピッチがそれ
ぞれ異なる場合でも、それらの治具を、共通する一つの
把持装置で把持することができる等の優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、シリンダブロ
ックに基準用の治具を取り付ける自動治具取付装置の全
体を示す斜視図である。
【図2】上記自動治具取付装置に組み込まれた本発明に
係る治具用把持装置を示す正面図である。
【図3】同治具用把持装置の側面図である。
【図4】リンクバーの正面図である。
【図5】従来のシリンダブロックに基準用の治具を取り
付ける取付方法を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 基準用の治具 2 基準用の治具 3 シリンダブロック 7 昇降アーム(治具支持フレーム) 30 ナットランナ 31 把持具 32 把持具 35 係止ピン(係止部) 38 シリンダ(移動手段) 41 リンクバー 41a 筒状体 41b ねじ部 41c 小径部 41d 大径ストッパ 46 ストッパ 47 ストッパ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−69919(JP,A) 特開 平4−141329(JP,A) 特開 平6−182633(JP,A) 特開 昭62−236631(JP,A) 実開 平4−24599(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 19/00 - 21/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治具支持フレームに左右一対の把持具が
    互いに接近離間する方向に移動自在に設けられた治具用
    把持装置であって、 前記 把持具には把持対象の治具を係止するために、治具の左右のノック孔にそれぞれ挿入されて係止される
    左右の係止ピンと、それら左右の係止ピン間の上方より
    前記治具を押圧する押圧手段とが設けられ、 前記治具支持フレームには前記左右一対の把持具のうち
    いずれか一方の把持具を移動させる移動手段が設けら
    れ、 前記左右一対の把持具の間にはリンクバーが設けられ、 該リンクバーの一端は左右の把持具のうちいずれか一方
    固定されるとともに該リンクバーの他端は前記左右の
    把持具の他方にクリアランスをもって係止されているこ
    とを特徴とする治具用把持装置。
  2. 【請求項2】 前記リンクバーの他端の中間部分には小
    径部が形成され、この小径部が前記残りの把持具に形成
    された孔に挿通され、かつ小径部の長さは前記残りの把
    持具の孔の長さよりも長く設定されていることを特徴と
    する請求項1記載の治具用把持装置。
  3. 【請求項3】 前記治具支持フレームには左右の把持具
    の移動位置を定めるストッパが、それら左右の把持具に
    対してそれぞれ個別に設けられていることを特徴とする
    請求項1または2記載の治具用把持装置。
JP02305093A 1993-02-10 1993-02-10 治具用把持装置 Expired - Fee Related JP3241473B2 (ja)

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