JP3241464B2 - 抗体及びそれを産生するハイブリド−マ - Google Patents

抗体及びそれを産生するハイブリド−マ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒトc−kit癌原遺
伝子産物に対して特異性を有し、2種類の異なる抗原決
定基(以下、エピト−プという)を認識するモノクロー
ナル抗体を産生するハイブリドーマ、それを用いる該モ
ノクローナル抗体の製造法、及びそれによって得られる
モノクローナル抗体に関するものである。
【0002】ヒトc−kit癌原遺伝子産物は、そのm
RNAの有無を調べた研究等から、未分化な造血幹細胞
に多く発現することが知られており、c−kit癌原遺
伝子産物の発現異常は、幹細胞レベルでの腫瘍化、造血
器腫瘍に影響を及ぼすと考えられている。よって、本抗
体は白血病等の造血器腫瘍等の診断薬、および治療薬と
して有用である。
【0003】
【従来の技術】v−kitはネコの繊維肉腫から得られ
たレトロウイルスの癌遺伝子である。v−kitに対応
する、c−kitのコードするタンパク質(c−kit
癌原遺伝子産物)は受容体型のチロシンキナーゼで最近
そのリガンド分子が同定され、ステムセルファクター
(SCF)などと呼ばれている。このc−kit癌原遺
伝子に異常のあるWマウスは貧血、色素異常のモデルと
して古くより研究されていたが、最近の研究によりこの
異常がc−kit癌原遺伝子産物とステムセルファクタ
ーによるシグナル伝達に関わる異常であることが明らか
にされている。これまでマウスc−kit癌原遺伝子産
物に対する抗体であるACK2(J.Exp.Me
d.,vol.174,p.63,1991)を用いて
ヒトc−kit癌原遺伝子産物を白血病細胞上に検出し
た例が報告されているが、ヒト生体試料(たとえばヒト
骨髄細胞)上の該産物を直接に検出することはできなか
った。
【0004】また、造血器腫瘍である白血病やリンパ腫
は、未分化な段階の細胞が腫瘍化した疾患であると言え
るが、その腫瘍化した血球の増殖にもいくつかのサイト
カインが関与していることが明らかになっている。c−
kit癌原遺伝子産物のリガンドであるステムセルファ
クターも一部の急性骨髄性白血病の細胞の増殖を刺激す
ることが報告されている。
【0005】このように造血機構においてc−kit癌
原遺伝子産物とそのリガンドであるステムセルファクタ
ーは重要な役割を果たしており、そのシグナル伝達系に
関わる異常は少なからず正常な造血機構に影響するもの
と考えられる。しかるに現在までに、造血器腫瘍におけ
るc−kit癌原遺伝子産物の発現とその病態との相
関、等について詳細に検討されることはなかった。わず
かに造血器腫瘍細胞におけるc−kit癌原遺伝子mR
NAの有無を調べた研究等があるのみである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、簡便に造血
系腫瘍におけるヒトc−kit癌原遺伝子産物の存在あ
るいはその量を測定する必要があること、あるいはヒト
c−kit癌原遺伝子産物自体を分離、精製する必要が
あること、といった当業界のニーズに応える目的でなさ
れたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであって、各方面から検討の
結果、ヒトc−kit癌原遺伝子産物に特異性を有する
抗体、特にモノクローナル抗体に着目するに至った。そ
して更に検討を行い、該モノクローナル抗体を産生する
ことのできる融合細胞(ハイブリドーマ)の創製に成功
し、本発明の完成に至ったものである。
【0008】すなわち、本発明は、生体試料中のヒトc
−kit癌原遺伝子産物と特異的に反応するモノクロー
ナル抗体及びその産生システムに関するものである。
【0009】目的とするモノクローナル抗体を産生する
ためのハイブリドーマを創製するため、本発明において
は、免疫原としてヒト巨核芽球性細胞株(UT−7)に
着目しただけでなく、更に効率化を図るためにドナーの
cDNAから目的とする遺伝子のcDNAを単離し、こ
れをレシピエントに形質導入してなる形質導入株を使用
することとした。すなわち、本発明者らは先ず、ヒトc
−kit癌原遺伝子産物を高発現する白血病細胞株UT
−7のcDNAライブラリーより単離したc−kit癌
原遺伝子のcDNAをマウス繊維芽細胞L−cell、
およびBalb/3T3cellに、それぞれ、形質導
入した形質導入細胞(トランスフェクタント)を作製し
た(HCK/L、HCK/3T3)。
【0010】次いで、このようにして得た安定発現株
を、それぞれ、免疫原として例えばマウスに免疫し、そ
の脾細胞、リンパ節細胞あるいは、Bリンパ球を抗体産
生細胞として得る。この抗体産生細胞とマウス、ヒトあ
るいはラットの骨髄腫細胞をいわゆる細胞融合法を用い
て融合細胞(ハイブリドーマ)を形成させ、上記c−k
it癌原遺伝子を導入したトランスフェクタントに特異
的に反応する抗体を産生するクローンを選択する。この
ようにして得られた抗体産生細胞(ハイブリドーマ)
を、L6、L15と命名した。これらは、いずれも、工
業技術院微生物工業技術研究所に寄託されている(L−
6:微工研菌寄第13224号;L−15:微工研菌寄
第13225号)。
【0011】これらのクローンをそれぞれ常法にしたが
って培養し、モノクローナル抗体L6及びL15を分離
採取する。得られたモノクローナル抗体は、免疫沈降
法、ウエスタン−ブロッティング法等により目的とする
抗c−kit蛋白抗体であることが確認された。
【0012】こうして得られる抗c−kit癌原遺伝子
産物モノクローナル抗体は、これらを直接蛍光色素標識
する方法あるいは、あらかじめ蛍光色素標識された二次
抗体を用いる方法などによって、フローサイトメトリー
を用いた細胞表面に発現されたc−kit癌原遺伝子産
物の測定、その他の用途に用いることができる。
【0013】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明をより具体的に
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
【0014】
【実施例1 モノクローナル抗体の作製】
【0015】(1)免疫原の作製 c−kit癌原遺伝子産物を高発現することが知られて
いる白血病細胞株UT−7のcDNAライブラリーより
単離したc−kit癌原遺伝子のcDNAを動物細胞発
現用ベクターBCMGSNeoに組み込んだ後、マウス
繊維芽細胞L−cell、およびBalb/3T3ce
llに、それぞれ、形質導入した形質導入細胞(トラン
スフェクタント)を作製し(HCK/L、HCK/3T
3)、これを免疫原とした。
【0016】(2)融合細胞の作製
【0017】(a)免疫 8週令のBalb/cマウス(雌)3匹に、HCK/3
T3、HCK/L、CD34/Lトランスフェクタント
をそれぞれ2週間隔で腹腔内投与した。免疫終了後、マ
ウス尾静脈より採血した血清を用いてHCK/3T3、
HCK/L、CD34/Lトランスフェクタント、白血
病細胞株UT−7cellに対する反応性をチェックし
た。免疫原とは異なるトランスフェクタントとの反応性
に有意差が得られたことを確認し、最終免疫、細胞融合
を行った。
【0018】(b)細胞融合 最終免疫から、4日後、HCK/3T3、HCK/Lト
ランスフェクタントを免疫したマウスの脾臓細胞と、マ
ウス骨髄腫由来細胞P3−X63−Ag8−U1(P3
U1)細胞を用いて、常法に従って細胞融合を行った。
【0019】(c)ハイブリドーマのスクリーニング
【0020】白血病細胞株との反応性 ハイブリドーマの1次スクリーニングとして、白血病細
胞株UT−7cellを抗原とした間接蛍光抗体法によ
って、ハイブリドーマ培養上清の反応性により陽性クロ
ーンを選択した。ハイブリドーマ培養上清とUT−7細
胞浮遊液を氷冷で30分反応、洗浄後、FITC標識マ
ウスIgG抗体溶液を添加した(氷冷、30分)。洗浄
後、フローサイトメーターによって蛍光強度の測定を行
った。
【0021】形質導入細胞との反応性 2次スクリーニングとして、生細胞を抗原とした間接蛍
光抗体法を用い、形質導入細胞(トランスフェクタン
ト)に対するハイブリドーマ培養上清の反応性により陽
性クローンを選択した。
【0022】HCK/3T3トランスフェクタントで免
疫して得られたハイブリドーマ培養上清は、HCK/
L、CD34/Lトランスフェクタントを用いてスクリ
ーニングし、HCK/Lトランスフェクタントで免疫し
て得られたハイブリドーマ培養上清は、HCK/3T3
トランスフェクタント、Balb/3T3を用いてスク
リーニングした。ハイブリドーマ培養上清のスクリーニ
ングは、HCK/3T3、HCK/Lトランスフェクタ
ントを免疫したものそれぞれ945well、707w
ellについて行った。判定は、HCK/L、CD34
/Lに対する反応性がそれぞれ陽性、陰性のクローン
を、また、HCK/3T3、Balb/3T3に対する
反応性がそれぞれ陽性、陰性のクローンを選択した。
【0023】スクリーニングの結果、2クローン(L
6、L15)を得た(図1)。これらのハイブリドーマ
は、それぞれ微生物工業技術研究所に寄託されている
(L−6:FERM P−13224;L−15:FE
RM P−13225)。
【0024】(d)抗体の精製 培養上清を限外ろ過濃縮した後、結合緩衝液(Bior
ad,ProteinA MAPSII Buffer)
と等量混合しサンプルとする。ProteinA−Se
pharose CL−4Bカラム(ファルマシア)を
結合緩衝液で平衡化し、サンプルをカラムに流して抗体
を結合させた後、結合緩衝液でカラムを洗浄した。0.
2M Gly−HCI(pH3.0)で溶出し、モノク
ローナル抗体L6及びモノクローナル抗体L15の分画
をそれぞれ得た。
【0025】(e)抗体の標識 精製した各抗体について、ビオチン標識及びFITC
(フルオレッセイン イソチアシアナート アイソマ
ー)標識を行った。
【0026】ビオチン標識(BioradのBioti
nylation Kitを使用) 抗体溶液を0.05Mほう酸バッファー(pH8.6)
に交換し1mg/mlに調製後、ビオチン化試薬(アマ
シャム、Biotinylation Kit)を加
え、室温で1時間攪拌した。反応液をSephadex
G−25カラムにかけ、未反応ビオチンを除去した
後、ビオチン化抗体をそれぞれ得た。
【0027】FITC標識 抗体溶液を0.05M炭酸バッファー(pH9.5)に
交換し1mg/mlに調製後、FITC(Becton
Dickinson,Fluorescein Is
othiocyanate Isomer)をDMSO
に溶解(1〜2mg/ml)し、抗体溶液にゆるやかに
攪拌しながら添加した。4℃で1晩攪拌(遮光下)した
後、反応液をSephadex G−25カラムにかけ
未反応FITCを除去し、FITC標識抗体をそれぞれ
得た。
【0028】
【実施例2 抗体の性質】
【0029】(1)ヒト骨髄細胞との反応性 ヒト骨髄細胞を抗原とした蛍光抗体法により、骨髄細胞
に対する反応性を調べた。健常人骨髄を採取し、170
mM NH4Clを加え溶血後、洗浄した。この溶液に
FITC標識抗c−kit抗体を加え、氷冷で30分放
置後、洗浄、フローサイトメーターによって蛍光強度の
測定を行った。
【0030】その結果、モノクローナル抗体L6、L1
5はいずれもヒト骨髄細胞に対し陽性であった(図
2)。
【0031】(2)種々の白血病細胞株との反応性 種々の白血病細胞株を抗原とした間接蛍光抗体法によっ
て、各抗体の反応性を調べた。得られた結果を、下記表
1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】(3)免疫沈降 得られた抗体について免疫沈降を行った。
【0034】その方法を、以下に述べる。HCK/3T
3トランスフェクタント(陽性細胞)、Balb/3T
3(陰性細胞)をプレートにまき込み、細胞が接着する
まで37℃で培養する。メチオニン、システイン不含培
地(DME(−Met、−Cys)で洗浄後、35S放射
線標識用培地(Trans−35S)を加え、37℃で1
6〜18時間培養した。細胞を洗浄後、Lysis B
ufferを加え、よく溶解する。氷冷で30分放置
後、Tubeに移し、遠心(800rpm、5mi
n)、上清を分取しLysateとした。Lysate
中の非特異結合物質をProteinG−Sephar
ose 4Fast Flow(ファルマシア)を用い
て除去した後(4℃、30分間)、遠心(15000r
pm、1min)し上清を分取した。抗体との反応(4
℃、30分間)後、ProteinG−Sepharo
seを加え、4℃で30分間、ゆっくり回転させた。P
roteinG−Sepharoseを洗浄後、SDS
サンプルバッファーを加え、3分間煮沸、遠心(150
00rpm、1min)し、電気泳動用のサンプルとし
た。これをSDS−PAGEで泳動後、25%EtOH
で固定(20分間、振とう)、ゲル乾燥後、オートラジ
オグラフィーを行い検出した。その結果、本抗体はc−
kit癌原遺伝子産物である分子量120〜140KD
のタンパク質と特異的に結合した(図3)。図中、Mo
Ab(モノクローナル抗体)の内、Negativeは
ネガティブ抗体つまり異なるものに反応する抗体を指
し、またACK2はマウスc−kit癌原遺伝子産物に
対する抗体である。
【0035】(4)ブロッキング試験 得られた抗体とACK2とのブロッキング試験を行っ
た。
【0036】HCK/3T3トランスフェクタント細胞
浮遊液と、種々の未標識抗体と小試験管内で、氷冷で3
0分反応させ、抗原をブロックした後、洗浄し遠心(1
400rpm、3min)した後、上清を除去した。F
ITC標識した種々の抗体を添加し氷冷で30分反応、
洗浄後、フローサイトメーターにより蛍光強度を測定し
た。
【0037】ブロッキング試験の結果より、モノクロー
ナル抗体L6、L15はACK2とは異なるエピト−プ
を認識し、また、L6と15の認識するエピト−プも異
なっていた。
【0038】(5)サブクラスの決定 マウスモノクローナルタイビングキット(THE BI
NDING SITE社製)を用いて行った。抗体のサ
ブクラスは、L6とL15ともにIgG1であった。
【0039】
【発明の効果】本発明によってはじめて、ヒトc−ki
t癌原遺伝子産物に特異的に反応するモノクローナル抗
体が作製された。本モノクローナル抗体は、特異性が高
くしかもヒト骨髄細胞等に存在するヒトc−kit癌原
遺伝子産物に特異性を有するため、これを測定すること
により、白血病等の造血器腫瘍等の診断薬として有用で
あるばかりでなく、それらの治療薬としても利用でき、
また、ヒトc−kit癌原遺伝子産物の分離、精製にも
利用できる。
【0040】更にまた本発明によれば、形質導入法を採
用したことにより、すぐれたハイブリドーマが得られ、
目的とするモノクローナル抗体を効率的に生産できると
いう著効も奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハイブリドーマL6、L15のHCK/3T3
トランスフェクタントとの反応性を示した図面である。
【図2】モノクローナル抗体L6,L15のヒト骨髄細
胞との反応性を示した図面である。なおB112はネガ
ティブ抗体である。
【図3】4種のモノクローナル抗体(Negative
抗体、マウスc−kit癌原遺伝子産物に対する抗体で
あるACK2、本発明に係る抗体L6及び同L15)の
オートラジオグラフィーによる免疫沈降の結果を示す図
面である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01N 33/574 (C12P 21/08 33/577 C12R 1:91) //(C12P 21/08 C12N 5/00 B C12R 1:91) 15/00 C (72)発明者 中 村 充 熊本県熊本市近見町3599−1 日高ハイ ツ102号 (72)発明者 早 川 佳 代 子 埼玉県越谷市南越谷3−27−31 (56)参考文献 Blood,vol.79,No.2 (1992.Jan)p338−346 Blood,vol.77,No.9 (1991)p1876−1883 Clinical Reseach, Vol.39,No.2(1991)p210A J.Cell.Biochem,Su ppl.15F(1991)p89 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12N 15/00 C07K 16/28 C12P 21/08 BIOSIS(DIALOG) EPAT(QUESTEL) JICSTファイル(JOIS) MEDLINE(STN) WPI(DIALOG)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒトから直接得られた生体試料中のヒト
    c−kit癌原遺伝子産物と陽性に反応することを特徴
    とするモノクローナル抗体を産生することができるハイ
    ブリドーマL6又はハイブリドーマL15。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のハイブリドーマを使用
    することを特徴とする、ヒトc−kit癌原遺伝子産物
    に対する特異的モノクローナル抗体L6又は同L15の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の方法によって製造され
    た、ヒトc−kit癌原遺伝子産物に対する特異的モノ
    クローナル抗体L6又は同L15。
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CN110818794B (zh) * 2019-11-27 2021-08-31 河南赛诺特生物技术有限公司 一种用于检测人cd117蛋白的单克隆抗体、偶联蛋白、抗原表位肽以及杂交瘤细胞株

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Blood,vol.77,No.9(1991)p1876−1883
Blood,vol.79,No.2(1992.Jan)p338−346
Clinical Reseach,Vol.39,No.2(1991)p210A
J.Cell.Biochem,Suppl.15F(1991)p89

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