JP3241387U - 底のない縦に２分割された筒形のプランター - Google Patents

Abstract

【課題】従来のプラスチック製の鉢の底部をなくし、台形筒形にし、さらに、縦に２分割し、使用の際は、２片をもとの筒形に組み立て、その中に土を入れて、サツマ芋を育成し、収穫の初めのツル切断を、収穫最後にし、２片を剥がすことで、芋を傷つけず、楽に作業できるプランターを提供する。【解決手段】掘り出す際の、ツルの切断を従来よりも遅くして、かつ芋を傷つけずに、容易に、取り出せるようにし、天日干しが終わるまで、ツルの光合成を継続させ肥大化と熟成化を図る。【選択図】図２

Description

本考案は、収穫の際、サツマ芋を傷つけ簡単に収穫する考案である。

サツマ芋の収穫は、従来大規模の農家であれば、特有の機械を導入し、畝の中に隠れている芋を傷つけずに掘り出しているが、中小規模の農家では、機会の手当てが困難であるため、スッコップを用い、手探りで芋を掘り上げている。
まず、稲の上に繁茂しているツルを、株元１０センチほど残して切断し、畝のそばに移し、次に、畝の表面に張ったマルチをはがし、株の周囲３０センチほど離れたところにスッコプを入れ、土塊を揺るがし、株元のツルの先を指で探り、慎重に掘り出している。掘り出したところで、畝のそばに並べて、２～３日天日干しをする。

考案の解決しようとする課題

しかし、畝の中に隠れているサツマ芋を、スッコップを入れる際、見当が外れ、スッコプの刃で、芋を傷つけてしまい価値を損ねている。
手指で芋を探るあてる作業もきつい。

課題を解決する手段

そこで、畝そのものを作らずに、本考案の筒形プランターの中にサツマ芋の苗を植え付け育成するのである。
底部を切断され、縦に２片に切断された筒形プランターを、元の形状に組み立て、筒が土圧で開かないようにリングをかけ、この筒の中で、サツマ芋の苗を育成するのである。
サツマイモを取り出すときは、ツルを切断せずに、リングをツル側に移動し、筒形のプランターを元の２片に分けると、芋が簡単に、傷をつけることなく取り出せる。芋を、ツルの上に移し、２～３日の天日干しの間、光合成は続き、水分は芋自身から供給されるため、塾生化と肥大化が図れる。
芋の表皮が乾き。霜が心配される頃、ツルを切断し、収穫となる。

考案の効果

ツルの切断を、芋の掘り出しの後にすることで天日干し中の芋の肥大化が図れるし、スコップによる芋の傷つけることもなく、手指による芋の探索からも解放される。

プランター製造の段階で、２片としたプランター下部周囲に、土に突き刺さるヒレを付帯させれば、筒状の組み立てが楽になる。

プランターの２片の見取り図である。 土の上に筒状に組み立て、サツマ芋の収穫に至るまでの連続図である。

１，製造の段階で、縦に２片に分割されたプランターの下部に付けられた土の差し込み用のヒレ。
２、２片を組み合わせ筒形にし、その中に土を入れたとき、２片が土圧で開かないようにプランターにかけるリング。

Claims (1)

1. 高さ約３０ｃｍ、上部の直径約２０ｃｍ、下部の直径約２５ｃｍのプラスッチク製の植木鉢の底をそっくり切断し筒形とし、さらに、縦に２分割して、２片の組み立て型のプランター。

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