JP3240766U - 立体プリントシートとシート製品 - Google Patents

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博之 木本
由美 藤江
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Abstract

【課題】多彩な立体的表現をなすことができる立体プリントシートと、これを用いたシート製品の提供を図る。【解決手段】基材シート10とその上にプリントされた立体的なプリント部を備える立体プリントシート。プリント部は、発泡剤が発泡した発泡部11、12を複数備える。発泡部11、12は一部が互いに上下に重ねられ、一部が上下に重ねられていないことにより、高低差を備えている。発泡部11、12の上に着色層13が形成されて、立体的なプリント部が形成される。【選択図】図1

Description

実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 第1:営業活動 (1)営業活動の開始日 令和3年12月21日 (2)営業所 松尾産業株式会社 大阪府大阪市西区阿波座一丁目4番14号 第2:ウェブサイト「Instagram」への掲載 (1)ウェブサイトの掲載日 令和3年12月21日 (2)ウェブサイトのアドレス https://www.instagram.com/p/CXulzrHvqhm/?igshid=MDJmNzVkMjY= 第3:ウェブサイト「クウネル・サロン」への掲載 (1)ウェブサイトの掲載日 令和4年3月24日 (2)ウェブサイトのアドレス https://kunel-salon.com/post-83115#gallery=1 第4:展示会の展示 (1)展示日 令和4年4月13日~令和4年4月26日 (2)展示した場所 大阪府箕面市船場東2-6-55 ライフスタイルショップ「about her」
本考案は、立体プリントシート及びこれを用いたシート製品に関するものである。
従来、織物地や編物地や不織布などの繊維製シートや、合成樹脂製シートには、プリント加工によって少なくとも表面に着色層が形成されて、様々な装飾が施されている。またこれらのプリントシートは、Tシャツなどの衣服、ハンカチやタオルなどの布製身の回り品、鞄、袋物等々、様々なシート製品に加工して消費市場に提供されている。
これらのプリントシートにあっては、特許文献1~3などに示されるように、ウレタン発泡剤などの発泡剤をプリントし、これを加熱加圧して、立体的な装飾を可能にした立体プリントシートが知られている。
ところが従来の立体プリントシートは、立体感に乏しく、多様な立体的表現を求めることが困難であった。そのため特許文献3にあっては基材シートのプリント模様の領域裏面全体に、プリント模様の立体形状を支持する発泡体層を形成すると共に、立体的に成形したプラスチックフィルムを併用することによって立体感を高めているが、プラスチックフィルムを用いるためにシートの柔軟性など基材シートの特性を変化させる恐れがある。
登録実用新案第3203395号公報 特許第6049245号公報 特許第2632511号公報
本考案は、多彩な立体的表現をなすことができる立体プリントシートの提供を図ることを課題とする。
また本考案は、多彩な立体的表現をなすことができるシート製品の提供を図ることを課題とする。
本考案は、基材シートとその上にプリントされた立体的なプリント部を備えたプリントシートにおいて、次の手段を備えたものを提供することによって、上記課題を解決する。
前記プリント部は、発泡剤が発泡した発泡部を複数備える。複数の前記発泡部は一部が互いに上下に重ねられ、一部が上下に重ねられていないことにより、高低差を備えている。前記発泡部の上に着色層が形成されて、立体的な前記プリント部が形成されたものである。
前記基材シートとしては、繊維製シートや合成樹脂製シートやメッシュシートを用いることができる。
前記基材シートがメッシュシートの場合には、その下に裏側樹脂層を備え、前記基材シートの上に下地層を備え、さらにその上に前記プリント部が形成されたものとして実施することができる。
また、前記プリント部の前記着色層の上に、透明光沢樹脂層を備えたものとして、立体感を強調することもできる。
前記着色層の少なくとも一部が、箔プリント層を備えていることにより、金属的着色がなされたものとすることもできる。
本考案は、多彩な立体的表現をなすことができる立体プリントシートと、これを用いたシート製品を提供することができたものである。
本考案の第1の実施の形態にかかる立体プリントシートを示すもので、(A)は断面の構造説明図、(B)は拡大平面図である。 同立体プリントシートの他の平面図である。 同立体プリントシートのさらに他の平面図である。 本考案の第2の実施の形態にかかる立体プリントシートの断面の構造説明図である。
以下図面を参照して本考案の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態にかかる立体プリントシートは、図1(B)、図2及び図3に示すような、立体的な表現がなされたプリントシートである。これらの図はいずれも平面図ではあるが、立体的な凹凸に富み、極めて微細な立体的表現がなされたものである。
これらの立体プリントシートは、基材シート10の少なくとも一部にプリント加工が施されたプリント部を備えている。このプリント部の構造を、図1(A)を主に参照して説明するが、この図では各層の重なりの構造を示すに止まり、各層の正確な厚みは反映していない。なお、以下の説明では、基材シート10を最も下として説明し、その表面側を上方として説明するが、これらは主に積層順を説明するために用いるのに止まり、絶対的な位置を特定するものではない。
(基材シートについて)
基材シート10には、織物地や編物地や不織布などの繊維製シートや、合成樹脂製シートを用いることができる。この基材シート10には、以下に述べるプリント加工が施されて立体プリントシートが製作される。この立体プリントシートは一般のプリントシートと同様に、Tシャツなどの衣服等、様々なシート製品に加工される。
(プリント部について)
プリント部には、織物地や編物地や不織布などの繊維製シートを好適に用いることができる他、プリント加工によって少なくとも表面に着色層を形成することができるものであれば合成樹脂製シートなどの他のシート素材を用いることができる。この実施の形態ではプリント加工に、シルクスクリーンプリントが採用されたが、ロータリー捺染、インクジェットプリント、転写プリント、昇華転写プリントなどの他のプリント手段を用いて実施しても構わない。プリントに用いられるインクは、顔料インクや染料インクなどを、加工する模様などによって選択して実施することができる。
(発泡部について)
基材シート10の上には、ウレタン発泡剤等の発泡剤を含有する発泡インクをプリントし、加熱、加圧などによって発泡させて発泡部が形成される。発泡インクの上にラバーインクを重ねてプリントしても構わない。
この実施の形態では第1発泡部11と第2発泡部12の複数の発泡部が層状に形成されている。これによって、発泡部が形成されていない部分、第1発泡部11のみの部分、第2発泡部12のみの部分、第1発泡部11と第2発泡部12が上下に重ねられた部分とが形成されて、高低差が生じている。
この発泡部は、第1、第2に加えて第3、第4、第5等々さらに多くの発泡部を形成して実施することによって、さらに緻密な高低差を表現することもできる。また、スクリーンのドットやインクの量を調整変更して実施しても構わない。
(着色層について)
プリント部には、発泡部の有無に関わらず着色層13が形成される。着色層13による色彩による表現と、発泡部による高低差とが組み合わされることにより、多彩な立体的表現をなすことができたものである。
(箔プリント層について)
着色層13には通常のインクを用いて実施することができるが、その少なくとも一部に箔プリントを加えて実施することもできる。着色層13は、様々な手段で形成することができるが、例えば、加熱により粘着するインクをプリントし、その上に金箔、銀箔などの金属系の箔を配置し、加熱、加圧により圧着させることによって形成することができるものであり、光沢感を付与することができる。
(第2の実施の形態について)
図4は、第2の実施の形態にかかる立体プリントシートの層構造を示すものであるが、層構造の積層順を示したに止まり、角層の厚みは反映していない。
また、第1の実施の形態と共通する層については、同じ符号を用いてその詳細な説明を省略する。
(基材シートについて)
この第2の実施の形態にあっては基材シート20としてハードメッシュと呼ばれる比較的大きな開口を備えたメッシュシートを用いたものである。このシートは網目状で直径1mm以上の開口があるため、開口から空気を通しやすくて熱を逃がしてムレにくく、軽量であるという利点がある反面、これに本考案を適用すると開口から発泡部や着色層が下方(裏面側について)へ抜けてしまうという課題がある。第2の実施の形態にかかる立体プリントシートはこの課題をも解決する手段を示すものである。
基材シート20は、ポリエステル、綿、ナイロン製等のメッシュを採用することができるが、これに限らず他の材質によって構成されたメッシュであっても構わない。
(裏側樹脂層について)
基材シート20の 下(裏面側)には、裏側樹脂層21が形成されている。この裏側樹脂層21は、次に示す下地層22が基材シート20から脱落してしまうことを抑制するものであり、様々な合成樹脂にて形成することができるが、着用者に不快感を与えることを抑制するためにタック性(粘着性)のない合成樹脂で実施することが好ましい。これによって、着用者の肌等に接する面に滑りを付けて摩擦軽減を図ることもできる。
また第1の実施の形態にあっても、基材シート10の下(裏面側)に裏側樹脂層21を形成して実施しても構わない。
(下地層について)
下地層22は粗目粒子のバインダーによって形成されることによって、その上に形成される第1発泡部11や第2発泡部12の発泡部が基材シート20のメッシュの開口から漏れてしまうことを抑制するものである。その色彩は問わないが、着色層13の色彩と干渉を起こさないために白色系であることが好ましい。
(プリント部について)
下地層22の上に、第1の実施の形態と同様の第1発泡部11と第2発泡部12などの発泡部と着色層13とからなるプリント部が形成される。
(透明光沢樹脂層について)
上記のプリント部を、最上(最表面)の層として実施しても構わないが、この実施の形態では、プリント部の上に透明光沢樹脂層23を形成して実施した。なお、透明光沢樹脂層23は第1の実施形態においても適用することができ、この透明光沢樹脂層23を最上(最表面)の層として実施することもできる。
透明光沢樹脂層23は、光沢性を与えるために形成されるもので、透明光沢樹脂で構成されている。透明光沢樹脂層23は、厚膜型を使用することによって、立体的な透明の層をさらに形成したものとして実施することが好ましい。より詳しくは、従来スクリーン印刷にて型に貼っているスクリーンは50ミクロンの厚みで感光乳剤を塗り柄の表現を出していたが、立体感を表現するために、例えば250ミクロンまで感光乳剤の層を従来よりも厚く仕上げ、柄を感光しプリント部に高さをつけることが好ましい。
(シート製品について)
上述の立体プリントシートは、様々な製品に加工することができる。例えば、Tシャツやスポーツウェアなどの衣服、ハンカチやタオルなどの布製身の回り品、鞄、袋物、帽子等々の他、各種のシート材が適用される製品に加工して実施することができる。
10 基材シート
11 第1発泡部
12 第2発泡部
13 着色層
20 基材シート
21 裏側樹脂層
22 下地層
23 透明光沢樹脂層

Claims (5)

  1. 基材シートとその上にプリントされた立体的なプリント部を備えたプリントシートにおいて、
    前記プリント部は、発泡剤が発泡した発泡部を複数備え、
    複数の前記発泡部は一部が互いに上下に重ねられ、一部が上下に重ねられていないことにより、高低差を備えており、
    前記発泡部の上に着色層が形成されて、前記発泡部と前記着色層とによって立体的な前記プリント部が形成されたことを特徴とする立体プリントシート。
  2. 基材シートとその上にプリントされた立体的なプリント部を備えたプリントシートにおいて、
    前記基材シートは、開口直径1mm以上のメッシュシートであり、
    前記基材シートの下に裏側樹脂層を備え、
    前記基材シートの上に下地層を備え、
    前記下地層の上に前記プリント部を備え、
    前記プリント部は、発泡剤が発泡した発泡部を複数備え、
    複数の前記発泡部は一部が互いに上下に重ねられ、一部が上下に重ねられていないことにより、高低差を備えており、
    前記発泡部の上に着色層が形成されて、前記発泡部と前記着色層とによって立体的な前記プリント部が形成されたことを特徴とする立体プリントシート。
  3. 前記着色層の上に透明光沢樹脂層を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の立体プリントシート。
  4. 前記着色層の少なくとも一部が、箔プリント層を備えていることにより、金属的着色がなされたことを特徴とする請求項1又は2に記載の立体プリントシート。
  5. 請求項1又は2に記載の立体プリントシートが用いられたことを特徴とするシート製品。
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