JP3240456B2 - デジタルノイズスケルチ回路 - Google Patents
デジタルノイズスケルチ回路Info
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Description
るデジタルノイズスケルチ回路に関する。
すようなアナログノイズスケルチ回路が一般的である。
図5の回路では、例えば無線通信機等において、受信し
たRF(ラジオ周波数)信号を検波器51で検波してA
F(オーディオ周波数)信号を得た後、ノイズアンプ5
2を通してノイズ信号のみを得てノイズ検波回路53に
入力し、ノイズ検波回路53からノイズ量に比例した直
流電圧を取り出し、マイクロコンピュータ(以下マイコ
ンという)54のアナログポートに入力し、そのレベル
によってスケルチオン/オフをしている。
として図6のブロック図のように構成されているものが
ある。図6において、無線通信機等において、受信した
RF信号は、検波器1で検波されてAF信号となり、ハ
イパスフィルタ2を通過してAF信号中のノイズ成分が
出力される。このノイズ成分はオペアンプ等からなるコ
ンパレータ3でパルス化された後、マイコン61のカウ
ンタ5に入力される。マイコン61はカウンタ5、積分
回路62、比較器6、基準値設定部7、スケルチオン/
オフ制御部8とからなる。マイコン61内部のカウンタ
5はコンパレータ3からのパルス出力のパルス数をカウ
ントする。カウンタ5の出力は積分回路62で安定化処
理された後、比較器6に入力される。
ゲイン、Gは係数、Z-1は遅延器である。比較器6は、
積分回路62を介したカウンタ5のカウント出力を基準
値設定部7の基準値と比較する。AF信号に含まれるノ
イズ成分量は電界強度が強い所では少なく、弱い所では
多くなる。このことを利用して、ある一定の電界強度で
スケルチをオンし、それ以下の電界強度の場合はオフと
する。このため、上記のようなコンパレータ3とカウン
タ5と比較器6の組合せを用いてスケルチオン/オフ制
御を行なうのである。
準値より大きければ、比較器6はスケルチオン/オフ制
御部8をスケルチオン制御動作させる比較出力を発生す
る。それにより、スケルチオン/オフ制御部8、例えば
無線通信機の低周波回路(図示しない)を非動作状態と
なるように制御し、音声出力をオフする。また、カウン
タ5のカウント出力が基準値より小さければ、比較器6
はスケルチオン/オフ制御部8をスケルチオフ制御動作
させる比較出力を発生する。それにより、スケルチオン
/オフ制御部8は、例えば無線通信機の低周波回路を動
作状態となるように制御し、音声を出力させる。
ナログノイズスケルチ回路は、ノイズアンプやノイズ検
波回路等の回路構成要素の部品点数が多いという問題が
あった。
回路は次のような問題点があった。 (1)積分回路62における安定化処理に時間がかかっ
てしまう。その改善のためには、マイコン61として処
理速度の速いマイコンを使用しなければならない等の制
約が大きくなっていた。 (2)基準値設定部8の基準値は予め設定した値を用い
るため、セット(無線通信機)間のバラツキによりスケ
ルチ開放値が違ってしまう。
トメリットのあるデジタルノイズスケルチ回路を提供す
ることにある。
イズスケルチ回路は、検波回路によって抽出されたオー
ディオ周波数信号出力中のノイズ成分をパルス化するパ
ルス化手段と、該パルス化手段からのパルス出力をカウ
ントするカウンタ手段と、該カウンタ手段の出力を基準
値と比較する比較手段と、該比較手段の比較出力に応答
してスケルチオン/オフ制御する制御手段とを有するデ
ジタルノイズスケルチ回路であって、上記基準値は予め
決められたサンプリング回数の平均カウント値として書
換え設定するものである。また、本発明によるデジタル
ノイズスケルチ回路は、検波回路によって抽出されたオ
ーディオ周波数信号出力中のノイズ成分をパルス化する
パルス化手段と、該パルス化手段からのパルス出力をカ
ウントするカウンタ手段と、単位時間あたりの該カウン
タ手段によるカウント値と基準値とを比較する比較手段
と、該比較手段における比較において上記カウント値が
上記基準値を超えている場合にはスケルチをオン制御
し、それ以外の場合にはオフ制御をする制御手段とを有
するものである。
マイコン内部の比較器に入力され、基準値と比較され、
その比較出力によりスケルチオン/オフ制御が行なわれ
る。ここで使用されるマイコンは高価な処理速度が速い
ものでなくても良く、コストメリットがある。また、書
き換え処理部を備えることができ、基準値の書き換えが
可能となり、セット間でのスケルチ感度のバラツキをお
さえることができる。
ズスケルチ回路の一実施例を、図1のブロック図を参照
して説明する。図1において、1は検波器、2はハイパ
スフィルタ、3はコンパレータ、4はマイコン、5はカ
ウンタ、6は比較器、7は基準値設定部、8はスケルチ
オン/オフ制御部、9は書き換え処理部である。
検波器1によりAF信号に変換される。検波器1よりの
AF信号はハイパスフィルタ2を通過してAF信号のノ
イズ成分が検出され、このノイズ成分は、図2に示され
るようなオペアンプA等からなりパルス化手段となるコ
ンパレータ3によりパルス化され、マイコン4に入力さ
れる。マイコン4の内部では、カウンタ手段となるカウ
ンタ5によりコンパレータ3からのパルス出力のパルス
数をカウントする。カウンタ5のカウンタ出力は比較手
段となる比較器6に入力され、基準値設定部7の基準値
と比較される。
大きければ、比較器7はスケルチオン/オフ制御部8を
スケルチオン制御させる比較出力を発生する。それによ
り、制御手段となるスケルチオン/オフ制御部8は、例
えば無線通信機の低周波回路を非動作状態となるように
制御し、音声出力をオフする。また、カウンタ5のカウ
ンタ出力が基準値より小さければ、比較器6はスケルチ
オン/オフ制御部8をスケルチオフ制御させる比較出力
を発生する。それにより、スケルチオン/オフ制御部8
は、例えば無線通信機の低周波回路を動作状態となるよ
うに制御し、音声を出力させる。このように、マイコン
4は予め設定した仕様に基づいてスケルチオン/オフの
処理を行う。
て説明する。受信状態に入るとカウンタ5でカウントを
開始する(ステップS1)。次に、予め決められたサン
プリング時間(この例では6mS)が経過すると(S
2)、そのカウント値(a)と基準値設定部7の基準値
(Ref)を比較器6で比較し、ステップS4で、a>
Refであればスケルチオン/オフ制御部8はスケルチ
オンとし(S5)、そうでなければスケルチオフとし
(S6)、再びカウントをはじめる(S1)。以上のよ
うに、図1の構成及びその動作では、図6に示した従来
構成におけるような積分回路のない回路でスケルチオン
/オフ制御を行なっているので、コスト的に高く、処理
速度が速いマイコンデバイスを用いる必要がない。
作で書き換えることができる。すなわち、図1において
カウンタ5と基準値設定部7間の書き換え処理部9を設
け、カウンタ5のカウント値を基準値にするように処理
し(例えばサンプリング256回の平均を基準値にす
る)、処理された数値を基準値設定部7の基準値として
書き換える。
のフローチャートを用いて説明する。書き込みモードに
入ると、カウンタ5のカウント回数(Count)を
0、カウント値(Buff)を0にし(S11)、カウ
ントを開始する(S12)。次に、サンプリング時間
(例えば6mS)が経過すると(S13)、書き換え処
理部9において、そのカウント値をBuff値に加算し
(S14)、これを予め決められた回数(例えば256
回)繰り返す(S15)。256回の加算が終了すると
(S16)、Buff値を256で割って平均値を出
し、得られた平均値を基準値設定部7の基準値(Re
f)に書き込み(S17)、基準値の書き換えを終了す
る。したがって、基準値が書き換えられるので、セット
(無線通信機)間でのスケルチ感度のバラツキをおさえ
ることができる。
ン/オフの処理は、ステップS4におけるa>Refの
1度の判断で行なっているが、a>Refが複数回連続
して発生した場合にスケルチオン/オフの処理を行なう
ように構成しても良い。また、サンプリング時間は、機
器の制約、マイコンデバイスの制約の中で変えることが
できる。さらに、図4のフローチャートでは、256回
の平均にしているが、何度の平均でも良い。
路によれば、次のような効果が得られる。 (1)ソフトの処理が容易であるため、速い処理は必要
ない。そのためコスト的に高い速度処理の速いデバイス
を使用しなくても良い。 (2)アナログノイズスケルチ回路より部品点数が減る
ため、小型化に有利でコスト的にも有利である。
例のブロック図を示す。
を示す。
チャートを示す。
のフローチャートを示す。
示すブロック図である。
すブロック図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 検波回路によって抽出されたオーディオ
周波数信号出力中のノイズ成分をパルス化するパルス化
手段と、該パルス化手段からのパルス出力をカウントす
るカウンタ手段と、該カウンタ手段の出力を基準値と比
較する比較手段と、該比較手段の比較出力に応答してス
ケルチオン/オフ制御する制御手段とを有するデジタル
ノイズスケルチ回路であって、 上記基準値は予め決められたサンプリング回数の平均カ
ウント値として書換え設定する ことを特徴とするデジタ
ルノイズスケルチ回路。 - 【請求項2】 検波回路によって抽出されたオーディオ
周波数信号出力中のノイズ成分をパルス化するパルス化
手段と、 該パルス化手段からのパルス出力をカウントするカウン
タ手段と、 単位時間あたりの該カウンタ手段によるカウント値と基
準値とを比較する比較手段と、 該比較手段における比較において上記カウント値が上記
基準値を超えている場合にはスケルチをオン制御し、そ
れ以外の場合にはオフ制御をする制御手段とを有するこ
とを特徴とするデジタルノイズスケルチ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20857495A JP3240456B2 (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | デジタルノイズスケルチ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20857495A JP3240456B2 (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | デジタルノイズスケルチ回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0946246A JPH0946246A (ja) | 1997-02-14 |
JP3240456B2 true JP3240456B2 (ja) | 2001-12-17 |
Family
ID=16558443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20857495A Expired - Fee Related JP3240456B2 (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | デジタルノイズスケルチ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3240456B2 (ja) |
-
1995
- 1995-07-25 JP JP20857495A patent/JP3240456B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0946246A (ja) | 1997-02-14 |
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