JP3240278U - 食品を製造および分配するための機械 - Google Patents

Abstract

【課題】攪拌機を必要に応じて簡単に取り外して交換できる、液体または半液体の食品を処理するための機械を提供する。【解決手段】機械は、処理される製品を収容するための少なくとも１つの容器と、容器の内部に取り付けられ且つ回転軸周りに回転する少なくとも１つの攪拌機３と、を備え、攪拌機は少なくとも、回転軸に平行に延在する第１の突起４Ａと、各々が第１の突起を収容するためのキャビティ６Ａ、６Ｂ、６Ｃを備える複数の掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃと、第１の突起と取り外し可能に関連付け可能であり、係合位置と非係合位置との間で移動可能で、係合位置では、第１の突起に複数の掻き取り要素を連結するために第１の突起にロックされ、非係合位置では、複数の掻き取り要素の連結を解くことを可能にするために、第１の突起に対して移動可能である、第１のロック要素７Ａと、を備える。【選択図】図５

Description

本開示は、（液体および／または半液体および／または半固体の）食品を製造および分配するための機械に関する。

より具体的には、この考案は、例えば、アイスクリーム、ホイップクリーム、デザートクリーム、チョコレート、ヨーグルト、ジャムなどの食品を製造および分配するための機械に関する。

一般的に言えば、これらの機械は、処理される製品を収容するための容器、当該容器の前面底部に取り付けられた少なくとも１つの分配タップ、および当該容器の内部に取り付けられ且つ当該製品を混合するために使用される攪拌機を備える。

製品は攪拌機によって機械的に処理される。

一般的に言えば、攪拌機の機能は、非限定的な例として、分配される製品に働きかけて混合し、製品が必要な稠度を有することを保証することである。

すべての製品が均一且つ連続的に処理されるように、容器を擦るために使用される掻き取り要素を含む攪拌機も知られている。

攪拌機は、まさにその機能上、常に製品と接触しているので、全面的に且つ頻繁に洗浄される必要がある。

本開示の機械は、様々な異なる種類の製品を製造することができ、したがって、異なる種類の攪拌機を使用する必要があり得る。

したがって、この業界では、（例えば、洗浄および保守の目的のため、または異なる種類の製品に切り替える場合に）攪拌機を必要に応じて簡単に取り外して交換できる必要がある。

この考案は、上記の必要を満たすことを目的とする。

より具体的には、この考案の目的は、液体の食品を製造および分配するための機械であって、（例えば、洗浄および保守の目的のため、または異なる種類の製品に切り替える場合に）攪拌機を簡単に取り外して交換できる機械を提供することである。

この目的は、添付の実用新案登録請求の範囲で特徴付けられる機械によって完全に達成される。

本考案の技術的特徴および利点は、その好ましいが非限定的な実施形態の以下の説明においてより明らかになる。

明細書は添付の図面を参照するが、当該図面は単に非限定的な例として提供される。
この考案による機械の正面図を示す。 図１の機械の上面図を示す。 図１および２の機械の一部を形成する攪拌機の第１の実施形態の斜視図を示す。 図１および２の機械の一部を形成する攪拌機の第２の実施形態の詳細の斜視図を示す。 図３に示された攪拌機の分解斜視図を示す。 図４に示された攪拌機の分解斜視図を示す。 非連結位置にある、図３および４に示される攪拌機の詳細の斜視図を示す。 連結位置にある、図３および４に示される攪拌機の詳細の斜視図を示す。 非連結位置にある、図３および４に示された攪拌機の詳細の斜視図を示す。 非係合位置にある、図３および４に示された攪拌機の詳細の斜視図を示す。 係合位置にある、図３および４に示された攪拌機の詳細の斜視図を示す。 図１および２の機械の一部を形成する攪拌機の第３の実施形態の斜視図を示す。 図１および２の機械の一部を形成する攪拌機の実施形態の詳細の斜視図を示す。 図１および２の機械の一部を形成する攪拌機の別の実施形態の詳細の斜視図を示す。

添付の図面を参照すると、数字１は、食品、好ましくは液体または半液体または半固体の食品を製造および分配するための機械を全体として示す。

例えば、食品は、アイスクリーム、ホイップクリーム、デザートクリーム、チョコレート、ヨーグルト、ジャムまたは同様の製品であり得る。

本開示によれば、食品を製造および分配するための機械１は、処理される製品を収容するための少なくとも１つの容器２を備える。

容器２は、側壁および底壁を備える。

本開示によれば、食品を製造および分配するための機械１は、容器２の内部に取り付けられ且つ回転軸Ｘ周りに回転する少なくとも１つの攪拌機３を備える。

本開示によれば、攪拌機３は、少なくとも第１の突起４Ａを備える。

第１の突起４Ａは、回転軸Ｘに平行に延在する。

攪拌機３は、複数の掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃを備える。

複数の掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃの各々には、第１の突起４Ａを収容するためのキャビティ６Ａ、６Ｂ、６Ｃが設けられている。

好ましい実施形態では、キャビティ６Ａ、６Ｂ、６Ｃは円筒形である。

説明される実施形態では、３つの掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃが存在するが、これは掻き取り要素の数の非限定的な例にすぎず、掻き取り要素の数は、３つより多くても少なくてもよいことに留意されたい。

有利なことに、掻き取り要素の存在により、攪拌機３が、製品の塊が容器２の内側の側壁に蓄積するのを防ぐことを可能にする。

本開示の一態様によれば、複数の掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃは、かみ合わせ（インターロッキング）によって互いに連結される。

複数の掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃを共にかみ合わせることにより、それらが互いに対して回転するのを防止する。

好ましい実施形態では、掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃの少なくとも一部分において、複数の掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃは各々、連結ゾーン１５を画定する環状シート１５Ａ、１５Ｂ、１５Ｃを備える。

連結ゾーン１５は、掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃのその部分が別の掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃに連結されることを可能にする。

この連結は、複数の掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃが互いに対して回転するのを防止する。

一態様によれば、各環状シート１５Ａ、１５Ｂ、１５Ｃには、凹部２１が設けられている。

一態様によれば、各掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃには、それらが互いに回転するのを防止する前述の連結を規定するために、別の掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃの凹部２１に連結されるように構成された出っ張り部２２が設けられている。

特に図７Ａおよび７Ｂを参照すると、複数の掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃのうちの１つの掻き取り要素の凹部２１は、残りの２つの掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃのうちの１つの掻き取り要素の出っ張り部２２に連結される。

複数の掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃの間の連結は形状結合である。

言い換えれば、一態様によれば、複数の掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃは、第１の突起４Ａに取り付けられて互いに連結され且つそれらが互いに対して回転することを防止するようにかみ合わされる。

本開示の一態様によれば、攪拌機３はベース要素１４を備える。

一態様によれば、機械１は、攪拌機３に運動を伝達するように構成されたシャフトを備えたモータを備える。

ベース要素１４は、キャビティ２４を有する。

ベース要素１４のキャビティ２４は、シャフトによって運動が攪拌機３に伝達され得るように、シャフトに適合するように成形されている。

第１の突起４Ａは、ベース要素１４の特徴である。

言い換えれば、第１の突起４Ａは、ベース要素１４に接続（好ましくは固定）されている。

一実施形態では、複数の掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃのうちの、第１の突起４Ａに取り付けられ且つベース要素１４の近位にある掻き取り要素５Ａには、ベース要素１４に当接するように構成された部分５５が設けられている。

有利なことに、ベース要素１４に対する部分５５の当接位置は、複数の掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃが互いに対して回転するのを防止する複数の掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃの間のインターロッキング接続と組み合わされて、軸Ｘに平行な方向周りの掻き取り要素５Ａ、５Ｂの回転を制限することを可能にする。

言い換えれば、複数の掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃが全体としてそれらの回転において制限され、すべての掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃが同じように同時に回転する。

しかしながら、使用時に、掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃは、底部の掻き取り要素５Ａがベース要素１４の側壁に当接しているので、攪拌機がＸ軸周りに回転するときに、回転することが防止されることに留意されたい。

有利なことに、掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃの制限された回転は、それらが容器２の内側の（側）壁と接触したままになり、壁自体を効果的に擦ることを可能にする。

攪拌機３は、第１のロック要素７Ａを備える。

第１のロック要素７Ａは、第１の突起４Ａと取り外し可能に関連付け可能である。

第１のロック要素７Ａは、掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃを第１の突起４Ａに連結するために第１の突起４Ａにロックされる係合位置Ｐ１と、第１の突起４Ａから掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃを外すことを可能にするために第１の突起４Ａに対して移動可能である非係合位置Ｐ２との間で移動可能である。

一態様によれば、攪拌機３は、第２の突起４Ｂを備える。

第２の突起４Ｂは、回転軸Ｘに平行に延在する。

第２の突起４Ｂは、ベース要素１４の特徴である。

言い換えれば、第２の突起４Ｂは、ベース要素１４に接続される。

攪拌機３はベーン８を備える。

ベーン８には、第２の突起４Ｂを収容するためのキャビティ９が設けられている。

好ましい実施形態では、ベーン８は湾曲した形状を有する。

好ましい実施形態では、ベーン８には追加のキャビティ８Ａが設けられている。

有利なことに、ベーン８は、ベーン８に「中空」ゾーンを形成する追加のキャビティ８Ａの存在のおかげで、製品とベーン８自体との間の摩擦を低減しながら、製品を混合することを可能にする。

有利なことに、ベーン８はまた、容器２の内部、特にその中央領域に生じ得る製品の過度に密集した塊を壊すことを可能にする。

一態様によれば、ベーン８は、第２の突起４Ｂに対する回転が防止されるように構成されている。

ベーン８には、突出部１６’および１６’’が設けられている。

突出部１６’および１６’’は、ベーン８が第２の突起４Ｂに対して回転するのを防止するように構成されている。

有利なことに、ベーン８が第２の突起４Ｂに対して回転するのを防止することにより、ベーン８自体が第２の突起４Ｂに対して回転することなく製品を攪拌することを可能にする。

したがって、突出部１６’、１６’’は、ベーン８がベース要素１４に対して回転するのを防止するように構成される。

有利なことに、ベーン８がベース要素１４に対して回転するのを防止することにより、ベーン８自体が第２の突起４Ｂに対して回転することなく製品を攪拌することを可能にする。

一態様によれば、攪拌機３は、第２のロック要素７Ｂを備える。

第２のロック要素７Ｂは、第２の突起４Ｂと取り外し可能に関連付け可能である。

第２のロック要素７Ｂは、ベーン８を第２の突起４Ｂに連結するために第２の突起４Ｂにロックされる係合位置Ｐ１と、第２の突起４Ｂからベーン８を外すことを可能にするために第２の突起４Ｂに対して移動可能である非係合位置Ｐ２との間で移動可能である。

言い換えれば、第１のロック要素７Ａおよび第２のロック要素７Ｂは、第１の突起４Ａに対して掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃを、および／または第２の突起４Ｂに対してベーン８を係合または係合解除することを可能にする。

有利なことに、第１のロック要素７Ａの非係合位置Ｐ２により、掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃを第１の突起４Ａから取り外す／第１の突起４Ａに取り付けることが可能になる。

有利なことに、第２のロック要素７Ｂの非係合位置Ｐ２により、ベーン８を第２の突起４Ｂから取り外す／第２の突起４Ｂに取り付けることが可能になる。

有利なことに、ロック要素７Ａ、７Ｂを取り外すおよび取り付けることにより、要素自体に作業を実行することが可能になる。

作業は、例えば、交換、保守、洗浄であり得る。

第１のロック要素７Ａは、係合位置Ｐ１と非係合位置Ｐ２との間で回転軸Ｘに平行な方向の周りにおいて異なる角度位置に配置される。

第２のロック要素７Ｂは、係合位置Ｐ１と非係合位置Ｐ２との間で回転軸Ｘに平行な方向の周りにおいて異なる角度位置に配置される。

特に図５を参照すると、第１の突起４Ａは、少なくとも第１の部分１０Ａを備える。

一実施形態では、第１の部分１０Ａは円筒形である。

第１の突起４Ａは、少なくとも、平坦面１２’を有する第２の部分１２Ａを備える。

本開示の一態様によれば、第１の突起４Ａの第２の部分１２Ａは、第１の突起４Ａの端部に配置される。

第１の突起４Ａは、少なくとも、狭い断面を有する第３の部分１３Ａを備える。

第３の部分１３Ａは、第１の部分１０Ａと第２の部分１２Ａとの間に配置される。

第２の突起４Ｂは、少なくとも第１の部分１０Ｂを備える。

一実施形態では、第１の部分１０Ｂは円筒形である。

第２の突起４Ｂは、少なくとも、平坦面１２’を有する第２の部分１２Ｂを備える。

本開示の一態様によれば、第２の突起４Ｂの第２の部分１２Ｂは、第２の突起４Ｂの端部に配置される。

第２の突起４Ｂは、少なくとも、狭い断面を有する第３の部分１３Ｂを備える。

第３の部分１３Ｂは、第１の部分１０Ｂと第２の部分１２Ｂとの間に配置される。

好ましい実施形態では、第２の部分１２Ａ、１２Ｂはベース要素１４の遠位にあり、第１の部分１０Ａ、１０Ｂはベース要素１４の近位にある。

複数の掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃは、第１の突起４Ａの円筒形の第１の部分１０Ａに取り付けられる。

ベーン８は、第２の突起４Ｂの円筒形の第１の部分１０Ｂに取り付けられる。

第１のロック要素７Ａは、第１の突起４Ａを収容するための中空シート１１を備える。

中空シート１１は平坦面１１’を有する。

第１のロック要素７Ａの中空シート１１は、第１の突起４Ａの第２の部分１２Ａの形状と一致するように形作られている。

言い換えれば、中空シート１１と第２の部分１２Ａとは互いに適合する形状である。

言い換えれば、中空シート１１および第２の部分１２Ａの形状のおかげで、第１のロック要素７Ａは、少なくとも第１の突起４Ａの第２の部分１２Ａに取り付けることができる。

しかしながら、第１のロック要素７Ａは、所定の角度位置でのみ第２の部分１２Ａに取り付けれることに留意されたい。より正確には、中空シート１１の平坦面（１１’）およびロック要素７Ａの平坦面（１２’）が互いに向き合う角度位置で取り付けが可能である。

第２のロック要素７Ｂは、第２の突起４Ｂを収容するための中空シート１１を備える。

第２のロック要素７Ｂの中空シート１１は、第２の突起４Ｂの第２の部分１２Ｂの形状と一致するように形作られている。

言い換えれば、中空シート１１と第２の部分１２Ｂとは互いに適合する形状である。

言い換えれば、中空シート１１および第２の部分１２Ｂの形状のおかげで、第２のロック要素７Ｂは、少なくとも第２の突起４Ｂの第２の部分１２Ｂに取り付けることができる。

しかしながら、第２のロック要素７Ｂは、所定の角度位置でのみ第２の部分１２Ｂに取り付けれることに留意されたい。より正確には、中空シート１１の（１１’）およびロック要素７Ｂの平坦面（１２’）が互いに向き合う角度位置で取り付けが可能である。

本開示の一態様によれば、第１のロック要素７Ａが狭い第３の部分１３Ａにあるとき、当該狭い第３の部分１３Ａは、第１のロック要素７Ａが、掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃの連結を解除することを可能にするために第１の突起４Ａに対して（長手方向に）移動可能である非係合位置Ｐ２から、掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃを第１の突起４Ａに連結するために第１の突起４Ａに対して長手方向にロックされる係合位置Ｐ１に、または、係合位置Ｐ１から非係合位置Ｐ２に移動する（すなわち、軸Ｘに平行な軸周りに回転する）ことを可能にする。

好ましい実施形態では、非係合位置Ｐ２から係合位置Ｐ１への、および係合位置Ｐ１から非係合位置Ｐ２への第１のロック要素７Ａの移動は、回転軸Ｘに平行な方向周りの第１のロック要素７Ａ自体の１８０°の回転である。

特に、図８Ａ、８Ｂおよび８Ｃは、第１のロック要素７Ａが第１の突起４Ａにロック／連結される一連のステップを示す。

第１のロック要素７Ａは、狭い断面を有する第３の部分１３Ａに取り付けられるように構成される。

第１のロック要素７Ａは、円筒形の第１の部分１０Ａに沿った滑り落ちが防止されるように構成される。実際には、第１のロック要素７Ａのキャビティ１１の断面は、第１の部分１０Ａの断面よりも小さいので、互いの取り付けが防止される。

第１のロック要素７Ａは、第３の部分１３Ａに取り付けられたときに、回転軸Ｘに平行な方向周りに回転できるように構成される。

図８Ｃに示されるように、位置Ｐ１では、中空シート１１および第２の部分１２Ａの形状が、第１のロック要素７Ａが第２の部分１２Ａに対して長手方向に移動するのを防止するので、第１のロック要素７Ａが第１の突起４Ａから外れることが防止される。

このように、有利なことに、第１のロック要素７Ａは、係合位置Ｐ１にあるとき、攪拌機３を取り外す、または取り付けるための、より一般的に言えば、持ち上げるためのグリップとして使用され得る。

有利なことに、攪拌機３は、したがって、非常に容易に容器２から取り外すことができ、または容器２に取り付けることができる。

有利なことに、掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃを第１の突起４Ａに連結することは、攪拌機３が製品を機械的に処理している間、それらのどれもが攪拌機３から外れることができないことを意味する。

好ましい実施形態では、回転軸Ｘに平行な方向に沿った掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃ、円筒形の第１の部分１０Ａ、狭い第３の部分１３Ａ、および第１のロック要素７Ａの寸法は、（ロック要素７Ａが係合位置Ｐ１にある）攪拌機３の使用時に、第１のロック要素７Ａが狭い断面を有する第３の部分１３Ａに配置されるような寸法である。

有利なことに、第１のロック要素７Ａを非係合位置Ｐ２に移動させることにより、攪拌機３の構成要素のいくつかを容易に抜き取る／分解することが可能になる。

実際には、掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃは、第１の突起４Ａから取り外すことができる。

有利なことに、攪拌機３の構成要素のいくつかを取り外すことにより、保守または洗浄に供される構成要素が例えば交換されることを可能にする。

本開示の一態様によれば、第２のロック要素７Ｂが第３の部分１３Ｂにあるとき、狭い第３の部分１３Ｂは、第２のロック要素７Ｂが、ベーン８の連結を解除することを可能にするために第２の突起４Ｂに対して（長手方向に）移動可能である非係合位置Ｐ２から、ベーン８を第２の突起４Ｂに連結するために第２の突起４Ｂにロックされる係合位置Ｐ１に、または係合位置Ｐ１から非係合位置Ｐ２に移動することを可能にする。

好ましい実施形態では、非係合位置Ｐ２から係合位置Ｐ１への、および係合位置Ｐ１から非係合位置Ｐ２への第２のロック要素７Ｂの移動は、回転軸Ｘに平行な方向周りの第２のロック要素７Ｂ自体の所定の角度（好ましくは２０°から１８０°の間）の回転である。

第２のロック要素７Ｂは、第２の部分１２Ｂと中空シート１１との一致する形状のおかげで、第２の突起４Ｂに取り付けられるように構成される。

第２のロック要素７Ｂは、狭い断面を有する第３の部分１３Ｂに取り付けられるように構成される。

第２のロック要素７Ｂは、円筒形の第１の部分１０Ｂに沿った滑り落ちが防止されるように構成される。

第２のロック要素７Ｂは、第３の部分１３Ｂに取り付けられたときに、回転軸Ｘに平行な方向周りに回転できるように構成される。

位置Ｐ１では、中空シート１１および第２の部分１２Ｂの形状が、第２のロック要素７Ｂが第２の部分１２Ｂに対して長手方向に移動するのを防止するので、第２のロック要素７Ｂが第２の突起４Ｂから外れることが防止される。

このように、有利なことに、第２のロック要素７Ｂは、係合位置Ｐ１にあるとき、攪拌機３を取り外す、または取り付けるための、より一般的に言えば、持ち上げるためのグリップとして使用され得る。

有利なことに、攪拌機３は、したがって、非常に容易に容器２から取り外すことができ、または容器２に取り付けることができる。

有利なことに、ベーン８を第２の突起４Ｂに連結することは、攪拌機３が製品を機械的に処理している間、攪拌機３から外れることができないことを意味する。

好ましい実施形態では、回転軸Ｘに平行な方向に沿ったベーン８、円筒形の第１の部分１０Ｂ、狭い第３の部分１３Ｂ、および第２のロック要素７Ｂの寸法は、攪拌機３の使用時に、第２のロック要素７Ｂが狭い断面を有する第３の部分１３Ｂに配置されるような寸法である。

有利なことに、第２のロック要素７Ｂを非係合位置Ｐ２に移動させることにより、攪拌機３の構成要素のいくつかを容易に抜き取る／分解することが可能になる。

有利なことに、攪拌機３の構成要素のいくつかを取り外すことにより、保守または洗浄に供される構成要素が例えば交換されることを可能にする。

好ましい実施形態では、第１のロック要素７Ａは、少なくとも１つの接触要素２３であって、これによって攪拌機３と容器２とが接触する少なくとも１つの接触要素２３を有する。

好ましい実施形態では、第２のロック要素７Ｂは、少なくとも１つの接触要素２３であって、これによって攪拌機３と容器２とが接触する少なくとも１つの接触要素２３を有する。

一態様によれば、各接触要素２３は、第１のロック要素７Ａまたは第２のロック要素７Ｂに取り外し可能に関連付けられる。

一態様によれば、接触要素２３は、非限定的な例として、エラストマー材料などのプラスチック材料から作られる。

有利なことに、接触要素２３の存在は、掻き取り要素以外の攪拌機３の構成要素と容器２の（側）壁との間の接触表面積を制限する。

有利なことに、接触要素２３の存在は、使用中の攪拌機３の回転中にロック要素７Ａ、７Ｂと容器２の（側）壁との間の摩擦による摩耗を低減する。

有利なことに、接触要素２３の両方が取り外し可能であり、したがって、摩耗したときに交換することができる。

有利なことに、第１のロック要素７Ａおよび第２のロック要素７Ｂの両方を係合位置Ｐ１に維持することによって、攪拌機３全体をそのすべての構成要素とともに機械１から容易に取り外すことが可能である。

実際には、第１のロック要素７Ａおよび第２のロック要素７Ｂは、使用者が攪拌機３を取り扱うことができる一種の取っ手を規定する。

有利なことに、攪拌機３が機械１から取り出されると、第１のロック要素７Ａおよび第２のロック要素７Ｂを非係合位置Ｐ２に移動させることによって、攪拌機３の種々の構成要素を分解できる。

図９に示される第３の実施形態では、攪拌機３は、複数の追加の掻き取り要素５Ｄ、５Ｅ、５Ｆを備える。

複数の追加の掻き取り要素５Ｄ、５Ｅ、５Ｆの各々には、第２の突起４Ｂを収容するためのキャビティ６Ｄ、６Ｅ、６Ｆが設けられている。

好ましい実施形態では、キャビティ６Ｄ、６Ｅ、６Ｆは円筒形である。

第２のロック要素７Ｂは、この実施形態では、複数の追加の掻き取り要素５Ｄ、５Ｅ、５Ｆと関連付けられることに留意されたい。

複数の追加の掻き取り要素５Ｄ、５Ｅ、５Ｆは各々、それらの少なくとも一部において、それらが互いに回転するのを防ぐために、複数の追加の掻き取り要素５Ｄ、５Ｅのうちの別の追加の掻き取り要素５Ｄ、５Ｅ、５Ｆへの連結を可能にする連結ゾーン１５を画定する追加の環状シート１５Ｄ、１５Ｅ、１５Ｆを備える。

追加の掻き取り要素５Ｄ、５Ｅ、５Ｆは、本開示において上述した掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃと同一の特徴および機能を有することに留意されたい。したがって、掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃに関して上述したことは、不適合でない場合には、追加の掻き取り要素５Ｄ、５Ｅ、５Ｆにも適用可能である。

特に図４に示される第２の実施形態を参照すると、攪拌機３は、少なくとも１つの半径方向ベーン２０を備える。

半径方向ベーン２０は、ベース要素１４から半径方向に突出する。

一実施形態では、攪拌機３は、一対の半径方向ベーン２０を備える。

一態様によれば、少なくとも１つの半径方向ベーン２０は、ベース要素１４から取り外し可能である。

一実施形態では、少なくとも１つの半径方向ベーン２０は、形状結合によってベース要素１４に接続されるように構成される。

半径方向ベーン２０は、突出部２０Ａを備える。

ベース要素１４は、凹部１４Ａを備える。

半径方向ベーン２０の突出部２０Ａは、ベース要素１４の対応する凹部１４Ａに連結されるように構成される。

有利なことに、少なくとも１つの半径方向ベーン２０の存在により、容器２の底壁を擦ることが可能になる。

言い換えれば、各半径方向ベーン２０は、掻き取り要素５Ａ、５Ｂ、５Ｃによって擦られる（側）壁以外の壁（底壁）を擦ることを可能にする追加の掻き取り要素である。

図１０Ａおよび１０Ｂに示される第４の実施形態では、ベース要素１４には、少なくとも１つの突出部２５が設けられている。

言い換えれば、少なくとも１つの突出部２５は、ベース要素１４に接続される。

少なくとも１つの突出部２５は、半径方向に延びる。

好ましい実施形態では、ベース要素１４には、２つの突出部２５が設けられている。

言い換えれば、２つの突出部２５は、ベース要素１４に接続される。

攪拌機３は、ベース要素１４に突出部２５の各々に対して追加のベーン２６を備える。

各追加のベーン２６は、対応する突出部２５に取り外し可能に連結される。

本開示の一態様によれば、追加のベーン２６はキャビティ２６Ａを備える。

キャビティ２６Ａと対応する突出部２５とは、互いに連結されるように構成されている。

一態様によれば、追加のベーン２６は端部２６Ｄを有する。

追加のベーン２６の端部２６Ｄは、ベース要素１４の近位にある。

追加のベーン２６の端部２６Ｄは、形状結合によってベース要素１４に連結されるように構成される。

一実施形態では、追加のベーン２６の端部２６Ｄは、雌部分２６Ｂを備え、ベース要素１４は、雌部分２６Ｂと一致するように成形された対応する雄部分１４Ｂを備える。

雌部分２６Ｂおよび対応する雄部分１４Ｂは、互いに連結されるように構成される。

本開示の一態様によれば、追加のベーン２６の端部２６Ｄの雌部分２６Ｂおよびベース要素１４の雄部分１４Ｂは、互いに連結されたときに、追加のベーン２６が回転軸Ｘに垂直な回転軸周りに回転することを防止するように成形される。

別の実施形態では、追加のベーン２６の端部２６Ｄは雄部分２６Ｃを備え、ベース要素１４は、雄部分２６Ｃと一致するように成形された対応する雌部分１４Ｃを備える。

雄部分２６Ｃおよび対応する雌部分１４Ｃは、互いに連結されるように構成される。

本開示の一態様によれば、追加のベーン２６の端部２６Ｄの雄部分２６Ｃおよびベース要素１４の雌部分１４Ｃは、互いに連結されたときに、追加のベーン２６が回転軸Ｘに垂直な回転軸周りに回転することを防止するように成形される。

有利なことに、追加の半径方向ベーン２６の存在により、容器２の壁（底壁）を擦ることが可能になる。

有利なことに、追加のベーン２６が回転軸Ｘに垂直な回転軸周りに回転することを防止することにより、追加のベーン２６が容器２の内壁（底壁）と接触したままになり、それを効果的に擦ることを可能にする。

本開示の一態様によれば、機械１は、熱処理手段１７を備える。

熱処理手段１７は、容器２に関連付けられて、その中に収容された製品を熱処理する。

一態様によれば、熱処理手段１７は、少なくとも１つの熱力学的システムを備える。

熱力学システムは閉回路を備える。

熱力学的システムは、少なくとも１つの熱交換器、例えば、製品を加熱するための凝縮器および／または製品を冷却するための蒸発器を備える。

本開示の一態様によれば、機械１は分配タップ１８を備える。

分配タップ１８は、容器２の出口開口部に取り付けられる。

分配タップ１８は、機械１から製品を分配することを許可または防止する。

Claims (31)

1. 液体または半液体の食品を処理するための機械（１）であって、
   処理される製品を収容するための少なくとも１つの容器（２）と、
   前記容器（２）の内部に取り付けられ且つ回転軸（Ｘ）周りに回転する少なくとも１つの攪拌機（３）と、を備え、
   前記攪拌機（３）は少なくとも、
   前記回転軸（Ｘ）に平行に延在する第１の突起（４Ａ）と、
   複数の掻き取り要素（５Ａ、５Ｂ、５Ｃ）であって、各々が前記第１の突起（４Ａ）を収容するためのキャビティ（６Ａ、６Ｂ、６Ｃ）を備える複数の掻き取り要素（５Ａ、５Ｂ、５Ｃ）と、
   前記第１の突起（４Ａ）と取り外し可能に関連付け可能であり、係合位置（Ｐ１）と非係合位置（Ｐ２）との間で移動可能である第１のロック要素（７Ａ）であって、前記係合位置（Ｐ１）では、前記第１の突起（４Ａ）に前記複数の掻き取り要素（５Ａ、５Ｂ、５Ｃ）を連結するために前記第１の突起（４Ａ）にロックされ、前記非係合位置（Ｐ２）では、前記複数の掻き取り要素（５Ａ、５Ｂ、５Ｃ）の連結を解くことを可能にするために、前記第１の突起（４Ａ）に対して移動可能である、第１のロック要素（７Ａ）と、を備える機械（１）。
2. 前記回転軸（Ｘ）に平行に延在する第２の突起（４Ｂ）と、
   前記第２の突起（４Ｂ）または複数の追加の掻き取り要素（５Ｄ、５Ｅ、５Ｆ）を収容するためのキャビティ（９）を備えたベーン（８）であって、前記複数の追加の掻き取り要素（５Ｄ、５Ｅ、５Ｆ）の各々が前記第２の突起（４Ｂ）を収容するための追加のキャビティ（６Ｄ、６Ｅ、６Ｆ）を備える、ベーン（８）と、
   前記第２の突起（４Ｂ）と取り外し可能に関連付け可能であり、係合位置（Ｐ１）と非係合位置（Ｐ２）との間で移動可能である第２のロック要素（７Ｂ）であって、前記係合位置（Ｐ１）では、前記第２の突起（４Ｂ）に前記ベーン（８）または前記複数の追加の掻き取り要素（５Ｄ、５Ｅ、５Ｆ）を連結するために前記第２の突起（４Ｂ）にロックされ、前記非係合位置（Ｐ２）では、前記ベーン（８）または前記複数の追加の掻き取り要素（５Ｄ、５Ｅ、５Ｆ）の連結を解くことを可能にするために、前記第２の突起（４Ｂ）に対して移動可能である、第２のロック要素（７Ｂ）と、をさらに備える請求項１に記載の機械（１）。
3. 前記第１のロック要素（７Ａ）および／または前記第２のロック要素（７Ｂ）は、前記係合位置（Ｐ１）と前記非係合位置（Ｐ２）との間で前記回転軸（Ｘ）と平行な方向の周りにおいて異なる角度位置に配置される、請求項２に記載の機械（１）。
4. 前記第１のロック要素（７Ａ）および／または前記第２のロック要素（７Ｂ）が少なくとも１つの接触要素（２３）を有し、前記少なくとも１つの接触要素（２３）によって前記攪拌機（３）と前記容器（２）が接触し、前記少なくとも１つの接触要素（２３）は、前記第１のロック要素（７Ａ）または前記第２のロック要素（７Ｂ）に取り外し可能に関連付けられる、請求項２または３に記載の機械（１）。
5. 前記第１の突起（４Ａ）および／または第２の突起（４Ｂ）が、少なくとも円筒形の第１の部分（１０Ａ、１０Ｂ）を備え、前記複数の掻き取り要素（５Ａ、５Ｂ、５Ｃ）および／または前記ベーン（８）または前記複数の追加の掻き出し要素（５Ｄ、５Ｅ、５Ｆ）が、前記第１の突起（４Ａ）および／または前記第２の突起（４Ｂ）の前記円筒形の第１の部分（１０Ａ、１０Ｂ）に取り付けられる、請求項２または３に記載の機械（１）。
6. 前記第１のロック要素（７Ａ）および／または前記第２のロック要素（７Ｂ）が、前記第１の突起（４Ａ）および／または前記第２の突起（４Ｂ）を収容するための中空シート（１１）を備える、請求項５に記載の機械（１）。
7. 前記中空シート（１１）が少なくとも１つの平坦面（１１’）を有し、前記第１の突起（４Ａ）および／または前記第２の突起（４Ｂ）が少なくとも、平坦面（１２’）を有する第２の部分（１２Ａ、１２Ｂ）を備える、請求項６に記載の機械（１）。
8. 前記平坦面（１２’）を有する前記第２の部分（１２Ａ、１２Ｂ）が、それぞれ、前記第１の突起（４Ａ）および／または前記第２の突起（４Ｂ）の端部に配置される、請求項７に記載の機械（１）。
9. 前記第１の突起（４Ａ）および／または前記第２の突起（４Ｂ）は、前記円筒形の第１の部分（１０Ａ、１０Ｂ）と前記平坦面（１２’）を有する前記第２の部分（１２Ａ、１２Ｂ）との間に配置された、狭い断面を有する少なくとも第３の部分（１３Ａ、１３Ｂ）を備える、請求項７または８に記載の機械（１）。
10. 前記攪拌機（３）が、前記第１の突起（４Ａ）および前記第２の突起（４Ｂ）が特徴であるベース要素（１４）を備える、請求項７に記載の機械（１）。
11. シャフトを備えたモータを備え、前記ベース要素（１４）がキャビティ（２４）を備え、前記キャビティ（２４）が前記シャフトと一致するように成形されている、請求項１０に記載の機械（１）。
12. 前記平坦面（１２’）を有する前記第２の部分（１２Ａ、１２Ｂ）が前記ベース要素（１４）の遠位にあり、前記円筒形の第１の部分（１０Ａ、１０Ｂ）が前記ベース要素（１４）の近位にある、請求項１０に記載の機械（１）。
13. 前記回転軸（Ｘ）に平行な方向に沿った前記円筒形の第１の部分（１０Ａ、１０Ｂ）、狭い断面を有する前記第３の部分（１３Ａ、１３Ｂ）、前記第１のロック要素（７Ａ）および／または前記第２のロック要素（７Ｂ）、および前記複数の掻き取り要素（５Ａ、５Ｂ、５Ｃ）、および／または前記ベーン（８）または前記複数の追加の掻き取り要素（５Ｄ、５Ｅ、５Ｆ）の寸法は、使用時に、前記第１のロック要素（７Ａ）および／または前記第２のロック要素（７Ｂ）が前記狭い断面を有する前記第３の部分（１３Ａ、１３Ｂ）に配置されるような寸法である、請求項９に記載の機械（１）。
14. 前記複数の掻き取り要素（５Ａ、５Ｂ、５Ｃ）が、それらが互いに回転するのを防止するインターロッキングによって、互いに連結されている、請求項１に記載の機械（１）。
15. 前記複数の掻き取り要素（５Ａ、５Ｂ、５Ｃ）が各々、それらの少なくとも一部において、連結ゾーン（１５）を画定する環状シート（１５Ａ、１５Ｂ、１５Ｃ）を備え、前記連結ゾーン（１５）は、前記複数の掻き取り要素（５Ａ、５Ｂ、５Ｃ）の別の掻き取り要素（５Ａ、５Ｂ、５Ｃ）への連結を可能にし、それらが互いに対して回転するのを防止する、請求項１４に記載の機械（１）。
16. 前記ベーン（８）が、前記第２の突起（４Ｂ）に対して回転するのを防止するように構成される、請求項２に記載の機械（１）。
17. 前記ベーン（８）が、前記ベーン（８）が前記第２の突起（４Ｂ）に対して回転するのを防止するように構成された突出部（１６’、１６’’）を備える、請求項１６に記載の機械（１）。
18. 前記攪拌機（３）が、前記第１の突起（４Ａ）および前記第２の突起（４Ｂ）が特徴であるベース要素（１４）を備え、
    前記突出部（１６’、１６’’）は、前記ベーン（８）を前記ベース要素（１４）にロックするように構成される、請求項１７に記載の機械（１）。
19. 前記複数の追加の掻き取り要素（５Ｄ、５Ｅ、５Ｆ）が、それらが互いに対して回転するのを防止するインターロッキングによって互いに連結される、請求項２に記載の機械（１）。
20. 前記複数の追加の掻き取り要素（５Ｄ、５Ｅ、５Ｆ）が各々、それらの少なくとも一部において、連結ゾーン（１５）を画定する追加の環状シート（１５Ｄ、１５Ｅ、１５Ｆ）を備え、前記連結ゾーン（１５）は、前記複数の追加の掻き取り要素（５Ｄ、５Ｅ、５Ｆ）の別の追加の掻き取り要素（５Ｄ、５Ｅ、５Ｆ）への連結を可能にし、それらが互いに対して回転するのを防止する、請求項１９に記載の機械（１）。
21. 前記攪拌機（３）が、前記第１の突起（４Ａ）および／または第２の突起（４Ｂ）が特徴であるベース要素（１４）を備え、前記ベース要素（１４）から半径方向に突出する少なくとも１つの半径方向ベーン（２０）も備える、請求項２に記載の機械（１）。
22. 前記攪拌機（３）が、前記ベース要素（１４）から半径方向に突出する一対の半径方向ベーン（２０）を備える、請求項２１に記載の機械（１）。
23. 前記少なくとも１つの半径方向ベーン（２０）が前記ベース要素（１４）から取り外し可能である、請求項２１または２２に記載の機械（１）。
24. 前記少なくとも１つの半径方向ベーン（２０）が、形状結合によって前記ベース要素（１４）に接続されるように構成されている、請求項２３に記載の機械（１）。
25. 前記ベース要素（１４）には少なくとも１つの突出部（２５）が設けられており、前記攪拌機（３）はまた、各突出部（２５）のための追加のベーン（２６）を備え、前記追加のベーン（２６）は、前記突出部（２５）に取り外し可能に連結される、請求項１０に記載の機械（１）。
26. 前記追加のベーン（２６）が、前記突出部（２５）を受け入れるように構成されたキャビティ（２６Ａ）を備える、請求項２５に記載の機械（１）。
27. 前記追加のベーン（２６）はまた、形状結合によって前記ベース要素（１４）に連結される、請求項２５または２６に記載の機械（１）。
28. 前記追加のベーン（２６）が、前記ベース要素（１４）の近位にある端部（２６Ｄ）を有し、前記端部（２６Ｄ）が形状結合によって前記ベース要素（１４）に連結されるように構成されている、請求項２５または２６に記載の機械（１）。
29. 前記追加のベーン（２６）の前記端部（２６Ｄ）が雌部分（２６Ｂ）を備え、前記ベース要素（１４）が雄部分（１４Ｂ）を備え、前記追加のベーン（２６）の前記端部（２６Ｄ）の前記雌部分（２６Ｂ）は、前記ベース要素（１４）の前記雄部分（１４Ｂ）に連結されるように構成されている、請求項２８に記載の機械（１）。
30. 前記追加のベーン（２６）の前記端部（２６Ｄ）が雄部分（２６Ｃ）を備え、前記ベース要素（１４）が雌部分（１４Ｃ）を備え、前記追加のベーン（２６）の前記端部（２６Ｄ）の前記雄部分（２６Ｃ）は、前記ベース要素（１４）の前記雌部分（１４Ｃ）に連結されるように構成されている、請求項２８に記載の機械（１）。
31. 前記製品を熱的に処理するために前記容器（２）に関連付けられた熱処理手段（１７）と、
    前記容器（２）の出口開口部に取り付けられた少なくとも１つの分配タップ（１８）と、を備える請求項１に記載の機械（１）。
    

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