JP3240260U - マイクロニードル付きスタンプ型流体注入容器 - Google Patents

Abstract

【課題】液体内容物と異種内容物（粉末）とを分離して保管し、使用時に混合して使用し、肌や頭皮のケア、治療などに用いられる内容物を肌や頭皮の内部に効果的に注入させるマイクロニードル付きスタンプ型流体注入容器を提供する。【解決手段】マイクロニードル付きスタンプ型流体注入容器は、液状内容物の収容される中空型容器本体（１０）の上部に、マイクロニードル（２５）が結合されているニードルハウジング（２１）を結合し、容器本体の下部に異種内容物（粉末）の収容される異種内容物保管手段（５０）を結合することで、使用の際に、異種内容物保管手段のプッシャー押圧によって補助容器（５１）内の異種内容物を容器本体内の液状内容物に混合させて使用するが、マイクロニードルを肌や頭皮にたたきながら液状内容物を肌や頭皮の真皮（内皮）まで注入させて簡単に使用することができるのはもとより、その薬用効果も増大させることができる。【選択図】図７

Description

本考案は、マイクロニードル付きスタンプ型流体注入容器に関し、より詳しくは、液状内容物と異種内容物（粉末）とを分離して保管し、使用時に混合して使用し、マイクロニードルを肌や頭皮にたたきながら肌や頭皮のケア、治療などに用いられる内容物を注入させるマイクロニードル付きスタンプ型流体注入容器に関する。

一般に、肌や頭皮のケア、治療などのために用いられる液状内容物の場合、主に肌や頭皮に直接塗布するように使用してきた。

しかし、前記液状内容物を肌や頭皮に直接塗布する場合、液状内容物が肌や頭皮の表皮層にのみ塗布されるだけで、肌や頭皮の真皮（内皮）まで浸透できなくて、実質的に肌や頭皮のケア、治療において優れた効果が発揮できなくなるという問題点があった。

このような問題点を解決するために、マイクロニードルを用いて液状内容物が肌や頭皮の表皮層ではない真皮（内皮）まで浸透するように注入する流体株入容器がいろんな形態で開示されたことがある。

例えば、韓国登録特許第１０－１９９３７０６号公報では、流体が収納される収容部材（容器）の上部に連結ハウジングを結合し、該連結ハウジングに、マイクロニードルがスロット溝に挿入されるニードルハウジングを結合し、前記連結ハウジングの中央のノズル孔に開閉バー及びノズルバーをばねによって上下に弾発移動可能に挿入設置して前記ノズルバーを肌や頭皮に押し付けることによって、ノズル孔が開放されて薬液がニードルハウジングのマイクロニードルを介して肌や頭皮の真皮（内皮）まで浸透するように注入した。

しかし、前記した下流体注入容器は、別途のノズル開閉構造及び連結ハウジングを別途形成する複雑な構造を持っていることはもちろん、前記連結ハウジングのノズル孔へ供給された薬液がニードルハウジングのマイクロニードルに直接供給されるものではなく、連結ハウジングの前方空間を介してニードルハウジングのマイクロニードルにそれぞれ供給されるので、薬液がまんべんなくかつ円滑に供給できないという問題点があった。

また、韓国登録特許第１０－１７７６１５４号公報では、ノズル構造なしに収容部材（容器）の上部に受け部を結合し、前記受け部にマイクロニードルをスロット溝に挿入したカバー部を結合し、前記カバー部の上部にスポンジ部材を結合することでノズル開閉構造なしに薬液がマイクロニードルを介して肌や頭皮の真皮（内皮）まで浸透するように注入した。

しかし、前記した流体注入容器は、ノズル開閉構造が省略されたが、受け部のような、別途の部材がさらに結合されて構造が複雑であり、カバー部のスロット溝とは別途の流体通孔に収容部材の薬液が直接供給されるように構成されているため、薬液の供給が円滑であるものの、薬液を適量供給することができずに、過量供給してしまうという問題点があった。しかも、前記流体注入容器の保管あるいは運搬中に、カバー部の流体通孔が開放されていることから、流体が流れて外部に漏出するという問題点もあった。

なお、これらの従来の流体注入容器は、収容部材（容器）に貯留される液状内容物のみを注入する構造となっているので、肌や頭皮ケア、治療などの効果を向上させるために液状内容物に別途の異種内容物を混合して使用することができないから使用の効率性を極大化することができないという限界があった。

韓国登録特許第１０－１７７６１５４号公報 韓国登録特許第１０－１９９３７０６号公報

本考案は、前述した従来の技術の諸問題点を解決するために案出されたものであって、液状内容物と異種内容物（粉末）とを分離して保管し、使用時に混合して使用し、マイクロニードルを肌や頭皮にたたきながら肌や頭皮のケア、治療などに用いられる内容物を肌や頭皮の内部に効果的に注入させることをその目的とする。

本考案は、ノズル開閉構造なしの簡単な構造によって内容物を注入させて使用することはもとより、液状内容物をマイクロニードルを介してまんべんなくかつ円滑に供給するとともに、肌や頭皮の内部へ注入させることをその目的とする。

前述した課題を達成するために、本考案は、内部に液状内容物が収容され、上部内側に設けられ且つ底面に吐出孔を有する結合溝部と、上部外側に設けられた結合部と、内外部を貫通する通気孔とを備える中空型の容器本体；前記容器本体の結合溝部に挿入結合されるニードルハウジングに、上下に貫通されるスロット溝を並列形成し、前記スロット溝にマイクロニードルをそれぞれ挿入結合して内容物を肌に注入する内容物注入手段；前記容器本体の上部の結合部に結合する閉塞キャップ；および、前記容器本体の下部に、上端が遮蔽板で遮られており且つ内部の空間部に異種内容物が収容される補助容器を内挿して結合し、前記補助容器の空間部にプッシャーの管体を挿入し、前記プッシャーの下部の押さえ板が補助容器の下部から隔たって位置してプッシャーの押さえ板押圧動作によって、管体の先端に突出している押し切り部が補助容器の遮蔽板を切開するようにして、容器本体内の液状内容物に補助容器内の異種内容物を混合させる異種内容物保管手段；を含んでなることを特徴とする。

また、本考案は、前記容器本体の上部と前記閉塞キャップとの間には、気密のための封止シートを挿設することを特徴とする。

また、本考案は、前記容器本体の吐出孔は、スロット状に形成し、内容物注入手段のニードルハウジングへの結合の際に、吐出孔とニードルハウジングのスロット溝とが互いに交差して位置するように構成したことを特徴とする。

このような本考案によれば、内部に液状内容物が収容される中空型容器本体の上部の結合溝部に、マイクロニードルが結合されているニードルハウジングを結合し、容器本体の下部に、異種内容物（粉末）の収容される補助容器及びプッシャーが挿入されている異種内容物保管手段を結合して、液状内容物と異種内容物とを分離して保管し、使用の際に、前記プッシャーの押圧による切開動作によって補助容器内の異種内容物を容器本体内の液状内容物に混合させて使用し、マイクロニードルを肌や頭皮にたたきながら肌や頭皮のケア、治療などに用いられる液状内容物を肌や頭皮の真皮（内皮）まで注入させるので、肌や頭皮のケア及び治療効果を増大させるという効果を有する。

また、本考案によれば、ノズル開閉構造なしの簡単な構造を提供し、液状内容物が過剰にならないように供給されつつ、マイクロニードルを介してまんべんなくかつ円滑に注入されるようにするので、使用満足度にも優れているという効果が得られる。

本考案による容器を示す外観斜視図である。 図１の正断面図である。 図２における「Ａ」部分の拡大図である。 図１の要部分解斜視図である。 本考案による容器本体にニードルハウジングが結合された構造を示す平面図である。 本考案による容器の異種内容物補助手段を示す半断面状態の分解斜視図である。 本考案による容器の内容物混合前・後の動作を示す正断面図である。 本考案による容器を用いて頭皮に液状内容物を注入する使用状態の正断面図である。

以下、添付図面を参照して前記した本考案の望ましい実施形態を具体的に説明する。

本考案のマイクロニードル付きスタンプ型流体注入容器は、図１乃至図８に示すように、容器本体１０と、内容物注入手段２０と、閉塞キャップ３０と、異種内容物保管手段５０とを含んでなる。

前記容器本体１０は、中空型構造に形成し、内部に液状内容物を収容する。

前記液状内容物は、本考案による流体注入容器の使用用途に合う内容物を選択的に貯留し、例えば肌や頭皮のケア及び治療のための成分を有する液状内容物である。

そして、前記容器本体１０は、上部内側に設けられ、吐出孔１１ａが底面に貫通されている結合溝部１１と、上部外側に設けられた結合部１２と、上側やその他の位置に設けられて内外部を貫通する通気孔１４とを備えてなる。

前記結合溝部１１は、上下段差状の構造で形成し、平面視で矩形形状に形成することが望ましい。

また、前記通気孔１４は、液状内容物の流出は防止するとともに外気が容器本体の内部へ流入するように構成する。

前記内容物注入手段２０は、容器本体の結合溝部１１に挿入結合されるニードルハウジング２１に、上下に貫通されるスロット溝２２を並列形成し、前記スロット溝に板状のマイクロニードル２５をそれぞれ挿入して結合し、前記スロット溝は、液状内容物の注入のために上部から下部に行くほど幅が広がるテーパー状に形成する。

前記ニードルハウジング２１は、容器本体の結合溝部１１に対応する矩形形状に形成して一定した方向に組み立てられるようにし、締まりばめ方式で固定結合し、外側上下に結合溝部の上下段差に対応する段差構造を形成するように構成する。

前記マイクロニードル２５は、上部の微細針２５ａがニードルハウジングの上部に突出するように組み立て、両側下部に係止条２５ｂを形成することで、ニードルハウジングに組み立てる際に、係止動作によりマイクロニードルをニードルハウジングのスロット溝２２に一定した高さ位置に結合させることはもとより、マイクロニードルがニードルハウジングのスロット溝２２の上部に離脱することを防止するように構成されている。

前記容器本体の吐出孔１１ａは、スロット状に形成し、内容物注入手段のニードルハウジング２１への結合時に、吐出孔１１ａとニードルハウジングのスロット溝２２とが互いに交差するように結合させる。すなわち、液状内容物がスロット状の吐出孔１１ａを介して過剰に供給されないようにするとともに、ニードルハウジングのスロット溝２２と互いに交差して液状内容物をまんべんなくかつ円滑に供給するように構成されている。

前記閉塞キャップ３０は、容器本体の上部外側の結合部１２に螺合して閉塞するように構成されている。

また、前記容器本体１０の上部と閉塞キャップ３０との間には、液状内容物が漏出することを遮断するように、気密作動する封止シート４０を挿設し、前記容器本体への閉塞キャップ３０の結合時、 閉塞キャップが封止シートを押圧しながら密閉するように構成する。

前記封止シート４０は、ゴム材質からなり、下部中央にはマイクロニードル２５の上端の微細針２５ａが挿入されるようにニードル収容溝４２を形成して構成する。

前記異種内容物保管手段５０は、容器本体１０の下部に結合し、内部へビタミンなどのような、肌や頭皮のケア、治療などに役立つ異種内容物（粉末）を収容し、使用時に容器本体の内部の液状内容物に供給して混合して使用するように構成する。

すなわち、前記異種内容物保管手段５０は、容器本体の下部に上端が遮蔽板５２で遮られており、内部の空間部５３に異種内容物が収容される補助容器５１を内挿して結合し、前記補助容器の空間部５３にプッシャー５５の管体５６を挿入し、前記プッシャーの下部の押さえ板５８が補助容器５１の下部から隔たって位置してプッシャーの押さえ板押圧動作によって、管体の先端に突出している押し切り部５７が補助容器の遮蔽板５２を切開するようにして、容器本体内の液状内容物に補助容器内の異種内容物を混合させるように構成する。

次に、前記のように構成される本考案の作動及び作用について説明する。

まず、本考案の流体注入容器の組立過程を説明すると、ニードルハウジング２０のスロット溝２２の下部から板状のマイクロニードル２５をそれぞれ挿入して結合し、これを容器本体１０の上部内側に形成された結合溝部１１に挿入することで組み立てる。

このとき、前記容器本体の結合溝部１１の底に長孔状に形成された吐出孔１１ａとニードルハウジング２０のスロット溝２２とは、互いに交差して位置するように組み立てられる。

この状態で前記容器本体の上部に封止シート４０を安着設置し、容器本体の上部外側の結合部１２に閉塞キャップ３０を螺合し、前記閉塞キャップ３０が封止シート４０を押圧して容器本体の上部を蜜閉するように組み立てる。

この状態で前記容器本体１０を覆して、容器本体１０の内部へ、肌や頭皮のケア及び治療のための液状内容物を充填する。

それから容器本体１０の下部に、内部空間部５３へビタミンのような肌や頭皮のケア及び治療に役立つ異種内容物（粉末）が満たされている補助容器５１とプッシャー５５とが結合されている異種内容物保管手段５０を結合し、前記補助容器５１を内挿して組み立てる。

このように組み立て済みの本考案の流体注入容器を使用しようとするときは、異種内容物保管手段５０内の異種内容物（粉末）を容器本体１０内の液状内容物に混合させる。

すなわち、前記異種内容物保管手段の補助容器５１に結合されているプッシャー５５の押さえ板５８を押圧すると、前記プッシャーの管体５６の先端に突出している押し切り部５７が補助容器の遮蔽板５２を押圧して切開しながら補助容器５１の内部と容器本体１０の内部とが互いに連通するようになる。

この状態で前記補助容器内の異種内容物（粉末）が容器本体１０内の液状内容物に混入されれば、前記容器本体１０を揺って異種内容物（粉末）と液状内容物とをよく混ぜ合わせて用意する。

この状態で容器本体１０の上部の閉塞キャップ３０と封止シート４０とを分離する。

このように用意した状態で、前記容器本体１０の上部に組み立てられているマイクロニードルの微細針２５ａを肌や頭皮などにたたく動作によって、容器本体内の液状内容物が微細針２５ａによって形成された肌や頭皮などの微細孔に注入されるのである。

より具体的に説明すると、前記容器本体１０内の液状内容物が、結合溝部１１の底にスロット状に形成された吐出孔１１ａを介して供給され、前記吐出孔１１ａと互いに交差するように並列形成されているニードルハウジングのスロット溝２２に供給されるのである。

特に、前記結合溝部の吐出孔１１ａは、結合溝部の底を全体的に貫通形成するものではなく、スロット状に形成するものであるから、液状内容物が過剰に供給されないようにしながらニードルハウジングのスロット溝２２の全体に液状内容物が均等に供給されるのである。

それだけでなく、前記容器本体１０の上部に設けられた通気孔１４を介して外気が流入して、容器本体の内部の液状内容物が円滑に供給され得るようにするのである。

このように供給される液状内容物は、マイクロニードルの微細針２５ａによって肌や頭皮の真皮（内皮）まで注入される。

よって、本考案は、容器本体１０内の液状内容物に、異種内容水保管手段５０内に別途保管されている異種内容物（粉末）を混合して、肌や頭皮のケア及び治療の効果を極大化して使用することができ、マイクロニードルを肌や頭皮にたたきながら液状内容物を肌や頭皮の真皮（内皮）まで注入させて簡単に使用することができるのはもとより、その薬用効果も増大させることができる。

１０ 容器本体
１１ 結合溝部
１１ａ 吐出孔
１２ 結合部
１４ 通気孔
２０ 内容物注入手段
２１ ニードルハウジング
２２ スロット溝
２５ マイクロニードル
３０ 閉塞キャップ
４０ 封止シート
５０ 異種内容物保管手段
５１ 補助容器
５２ 遮蔽板
５３ 空間部
５５ プッシャー
５６ 管体
５７ 押し切り部
５８ 押さえ板

Claims (3)

1. 内部に液状内容物が収容され、上部内側に設けられ且つ底面に吐出孔（１１ａ）を有する結合溝部（１１）と、上部外側に設けられた結合部（１２）と、内外部を貫通する通気孔（１４）とを備える中空型の容器本体（１０）；
   前記容器本体の結合溝部に挿入結合されるニードルハウジング（２１）に、上下に貫通されるスロット溝（２２）を並列形成し、前記スロット溝にマイクロニードル（２５）をそれぞれ挿入結合して内容物を肌に注入する内容物注入手段（２０）；
   前記容器本体の上部の結合部（１２）に結合する閉塞キャップ（３０）；および
   前記容器本体の下部に、上端が遮蔽板（５２）で遮られており且つ内部の空間部（５３）に異種内容物が収容される補助容器（５１）を内挿して結合し、前記補助容器の空間部（５３）にプッシャー（５５）の管体（５６）を挿入し、前記プッシャーの下部の押さえ板（５８）が補助容器（５１）の下部から隔たって位置してプッシャーの押さえ板押圧動作によって、管体の先端に突出している押し切り部（５７）が補助容器の遮蔽板（５２）を切開するようにして、容器本体内の液状内容物に補助容器内の異種内容物を混合させる異種内容物保管手段（５０）；を含んでなることを特徴とする、マイクロニードル付きスタンプ型流体注入容器。
2. 前記容器本体（１０）の上部と前記閉塞キャップ（３０）との間には、気密のための封止シート（４０）を挿設することを特徴とする、請求項１に記載のマイクロニードル付きスタンプ型流体注入容器。
3. 前記容器本体の吐出孔（１１ａ）は、スロット状に形成し、内容物注入手段のニードルハウジング（２１）への結合の際に、吐出孔（１１ａ）とニードルハウジングのスロット溝（２２）とが互いに交差して位置するように構成したことを特徴とする、請求項１に記載のマイクロニードル付きスタンプ型流体注入容器。

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