JP3240199U - 掲示板付き電子黒板スタンド - Google Patents

Abstract

【課題】ディスプレイ使用時に紙資料等を手に持つことなく掲示板に貼り付けることができ、ディスプレイに電源を入れていない場合でも、常にお知らせ等を掲示することができる掲示板付き電子黒板スタンドを提供する。【解決手段】掲示板付き電子黒板スタンド１００は、一対の支持脚１０と、一対の支持脚の間に装着され、電子黒板のディスプレイＤを取り付けるためのフレーム２０と、フレームに装着され、電子黒板のディスプレイの左側又は／及び右側において視認可能な掲示板３０とを備えている。【選択図】図１

Description

本考案は、学校やオフィスなどに設置される電子黒板を自立させるための掲示板付き電子黒板スタンドに関する。

従来、学校の教育現場や企業の研修施設等において、授業や会議などで利用される電子黒板や大型ディスプレイ等の表示装置を自立させる場合、専用のスタンドが用いられている。電子黒板や大型ディスプレイ等の表示装置を自立させるためのスタンドは、キャスタ付の支持足に取り付け金具を介して電子黒板等のディスプレイを取り付ける構成が一般的である。

近年、電子黒板等のディスプレイが大型化になり、従来の一般的なスタンドを利用して設置することが困難となった。そのため、重量のある大型プラズマディスプレイを省力的に設置することができるようにした大型ディスプレイ用のスタンドが提案されている（例えば、特許文献１）

特許文献１に記載された大型ディスプレイ用のスタンドは、ベース部材の両側に立設した支柱間に、ディスプレイの取付枠を、ガイド機構で支柱に沿って上下に移動自在となるよう取付け、支柱の上部に、上昇位置にある取付枠を支柱に固定するための固定機構を設けたものである。

実用新案登録第３１１６６８３号

しかしながら、特許文献１に記載された電子黒板用スタンドは、電子黒板のディスプレイのみが設置されるものである。ディスプレイに電源を入れていない場合、情報を表示することができない。教室、オフィスなどにおいて、常にお知らせ等を掲示する必要な場合には、対応できないという欠点があった。そのため、掲示板を設置するために、掲示板用、電子黒板用とそれぞれのスタンドが必要となる問題点があった。

従って、本考案は従来技術の上述した問題点を解消するものであり、本考案の目的は、ディスプレイ使用時に紙資料等を手に持つことなく掲示板に貼り付けることができ、ディスプレイに電源を入れていない場合でも、常にお知らせ等を掲示することができる掲示板付き電子黒板スタンドを提供することにある。

本考案によれば、掲示板付き電子黒板スタンドは、一対の支持脚と、一対の支持脚の間に装着され、電子黒板のディスプレイを取り付けるためのフレームと、フレームに装着され、少なくとも一部が電子黒板のディスプレイの左側又は／及び右側において視認可能な掲示板とを備えている。

電子黒板のディスプレイの左側又は／及び右側に掲示板を設けることで、ディスプレイに電源を入れていない場合でも、常にお知らせ等を掲示することができる。即ち、ディスプレイに電源を入れて、お知らせ等を表示する必要がなく、随時お知らせ等を掲示することが可能となる。また、ディスプレイ使用時に紙資料等を手に持つことなく掲示板に貼り付けて効率的に使える。また、ディスプレイ使用未使用に関係なく常時案内や伝言を掲示できる。

掲示板は、枠と、枠内に嵌装され、マグネット及び画鋲が使える板材とから構成されていることが好ましい。これにより、マグネット又は画鋲を使って簡単にお知らせ等を掲示することができる。また、掲示板をマグネットシートタイプのホワイトボードとすれば、マジックペン等で字や絵を書き込むことができ、簡単にお知らせ等を掲示することができる。

電子黒板のディスプレイは、一対の取り付け金具を介してフレームに取り付けられ、一対の取り付け金具は、フレームに引掛ける係止部を備えていることがより好ましい。このような構成を有することにより、電子黒板のディスプレイを確実に固定することができる。また、電子黒板のディスプレイをフレームに沿って横方向にスライドし、任意な位置で固定することができる。

一対の支持脚には、ストッパ付のキャスタが設けられていることがより好ましい。これにより、電子黒板を自由に移動することができる。

本考案によれば、掲示板付き電子黒板スタンドは、電子黒板のディスプレイを取り付けるためのフレームに少なくとも一部が電子黒板のディスプレイの左側又は右側において視認可能な掲示板を設けることで、ディスプレイに電源を入れていない場合でも、常にお知らせ等を掲示することができる。即ち、ディスプレイに電源を入れて、お知らせ等を表示する必要がなく、随時お知らせ等を掲示することが可能となる。そのため、掲示板を設置するために、掲示板用、電子黒板用とそれぞれのスタンドを用意する必要がなくなる。また、ディスプレイ使用時に紙資料等を手に持つことなく掲示板に貼り付けて効率的に使える。また、ディスプレイ使用未使用に関係なく常時案内や伝言を掲示できる。さらにディスプレイは横方向にスライド式で掲示板付き電子黒板スタンドの右側、センター、左側と位置を容易に変更できるので使い勝手の良い位置で掲示板を使用できる。さらに、支持脚はディスプレイ及び掲示板取付枠部分の両端に位置することで脚間が広く取れて足元を気にすることなく書き込みやタッチ操作の所作が安全で容易である。

また、掲示板は、枠と、枠内に嵌装され、マグネット及び画鋲が使える板材とから構成されていることで、マグネット又は画鋲を使って簡単にお知らせ等を掲示することができる。

本考案の一実施形態における掲示板付き電子黒板スタンドの構成及び使用状態を概略的に示す正面図である。 図１の掲示板付き電子黒板スタンドの構成を概略的に示す上から見た図である。 図１の掲示板付き電子黒板スタンドの構成を概略的に示す側面から見た図である。 図１の掲示板付き電子黒板スタンドの構成を概略的に示す掲示板部の側面図である。 図１の掲示板付き電子黒板スタンドの構成を概略的に示すディスプレイ部の側面図である。 図１の掲示板付き電子黒板スタンドの取り付け金具の構成を概略的に示す図である。 本考案の他の実施形態における掲示板付き電子黒板スタンドの構成及び使用状態を概略的に示す正面図である。 図７の掲示板付き電子黒板スタンドの構成を概略的に示す上から見た図である。 本考案のさらに他の実施形態における掲示板付き電子黒板スタンドの構成及び使用状態を概略的に示す正面図である。 図９の掲示板付き電子黒板スタンドの構成を概略的に示す上から見た図である。 図９の掲示板付き電子黒板スタンドの他の使用状態を概略的に示す正面図である。

以下、本考案に係る掲示板付き電子黒板スタンドの実施形態を、図面を参照して説明する。

図１は本考案の実施形態における掲示板付き電子黒板スタンド１００の構成及び使用状態を示しており、図１において、掲示板付き電子黒板スタンドン１００の正面から見た状態を示している。図２は図１の掲示板付き電子黒板スタンド１００の構成を概略的に示す上から見た状態を示している。図３は図１の掲示板付き電子黒板スタンド１００の構成を概略的に示す側面から見た状態を示している。図４は図１の掲示板付き電子黒板スタンド１００の構成を概略的に示す掲示板部の側面図であり、図５は図１の掲示板付き電子黒板スタンド１００の構成を概略的に示すディスプレイ部の側面図である。図６は電子黒板のディスプレイＤを取り付けるための取り付け金具４０の構成を概略的に示しており、図６中（Ａ）はディスプレイＤを固定する面を示しており、（Ｂ）は側面を示している。

図１から図６に示すように、本実施形態における掲示板付き電子黒板スタンド１００は、一対の支持脚１０と、フレーム２０と、掲示板３０と、一対の取り付け金具４０と、キャスタ５０を備えている。この掲示板付き電子黒板スタンド１００は、学校やオフィスなどに設置される電子黒板のディスプレイＤを自立させるためのものである。

一対の支持脚１０の各々は、例えば、垂直の支柱部１１と、支柱部１１の下端に配置された水平脚部１２とを備えている。支柱部１１及び水平脚部１２には、例えば、アルミの引き抜き材を用いることができる。

フレーム２０は、一対の支持脚１０の間に装着された２本の水平フレーム２１及び２２と、この２本の水平フレーム２１及び２２の両端及び中央に配置された垂直フレーム２３、２４及び２５とを備えている。２本の水平フレーム２１及び２２の長さ方向の幅は、電子黒板のディスプレイＤの横幅より大きくなるように形成されている。また、フレーム２０の下方に、一対の支持脚１０の間に装着された中桟２６を有している。中桟２６の上面にパソコン等電子機器等を載置するためのトレイ２７が設けられている。

掲示板３０は、フレーム２０に取り付けられ、一部が電子黒板のディスプレイＤの左側又は右側において視認可能な位置に配置されている。この掲示板３０は、アルミ製の枠３１と、枠３１内に嵌装され、マグネット及び画鋲が使える板材３２とから構成されている。本実施形態において、掲示板３０の露出部は、例えば、幅６００ｍｍ、高さ９００ｍｍである。なお、掲示板３０の全部が電子黒板のディスプレイＤの左側又は右側において視認可能にしても良い。また、板材３２の表面には、例えば、マグネットと画鋲が使える「ニューマグネットクロス」（大洋株式会社製）を貼り付けて構成されている。この場合、マグネット又は画鋲を使ってポスター・写真・メモなどを掲示することができる。これにより、簡単にお知らせ等を掲示することができる。

一対の取り付け金具４０は、電子黒板のディスプレイＤをフレーム２０に取り付けるためのものである。図６に示すように、この一対の取り付け金具４０の各々は、ディスプレイＤを固定する固定部４１と、フレーム２０に引掛ける係止部４２とを備えている。ディスプレイＤをフレーム２０に取り付ける際に、一対の取り付け金具４０の固定部４１をディスプレイＤの裏面に固定し、そして、係止部４２を２本の水平フレーム２１及び２２に落とし込んで係止させた状態でボルトで固定する。このような構成を有することにより、電子黒板のディスプレイＤを確実に固定することができる。また、ディスプレイＤを水平フレーム２１及び２２に沿って横方向にスライドし、任意な位置で固定することができる。

キャスタ５０は、一対の支持脚１０の水平脚部１２の両端側にそれぞれ装着されている。このキャスタ５０は、ストッパ付のキャスタであり、電子黒板を自由に移動させることが可能となる。

以上説明したように、本実施形態の掲示板付き電子黒板スタンド１００は、一対の支持脚１０と、フレーム２０と、掲示板３０と、一対の取り付け金具４０と、キャスタ５０を備えている。これにより、ディスプレイＤに電源を入れていない場合でも、常にお知らせ等を掲示することができる。即ち、ディスプレイＤに電源を入れて、お知らせ等を表示する必要がなく、随時お知らせ等を掲示することが可能となる。掲示板付き電子黒板スタンド１００には、後付けで電子黒板のディスプレイＤを簡単に取り付けることができる。また、ディスプレイＤ使用時に紙資料等を手に持つことなく掲示板３０に貼り付けて効率的に使える。また、ディスプレイＤ使用未使用に関係なく常時案内や伝言を掲示できる。さらに、支持脚１０はディスプレイＤ及び掲示板取付枠部分の両端に位置することで脚間が広く取れて足元を気にすることなく書き込みやタッチ操作の所作が安全で容易である。

また、掲示板３０は、アルミ製の枠３１と、枠３１内に嵌装され、マグネット及び画鋲が使える板材３２とから構成されていることで、マグネット又は画鋲を使って簡単にお知らせ等を掲示することができる。

なお、上述した実施形態の掲示板付き電子黒板スタンド１００において、掲示板３０は電子黒板のディスプレイＤの右側（前面視）において視認可能な位置に配置されている例を説明したが、本考案はこれに限定されるものではない。掲示板３０を電子黒板のディスプレイＤの左側において視認可能な位置に配置するようにしても良い。電子黒板のディスプレイＤの両側ともに掲示板を設けるようにしても良い。

図７は本考案の他の実施形態に係る掲示板付き電子黒板スタンド１００Ａの構成及び使用状態を示しており、図７において、掲示板付き電子黒板スタンド１００Ａの正面から見た状態を示している。図８は図７の掲示板付き電子黒板スタンド１００Ａの構成を概略的に示す上から見た状態を示している。この例において、例えば電子黒板のディスプレイＤは７５型の大型ディスプレイである。図７及び図８に示すように、掲示板付き電子黒板スタンド１００Ａは、一対の支持脚１０と、フレーム２０と、１対の掲示板３０と、一対の取り付け金具４０と、キャスタ５０を備えている。１対の掲示板３０は、ディスプレイＤの両側において視認可能な位置に配置されている。この場合、ディスプレイＤの両側の掲示板３０に掲示物を掲示することができる。また、スタンドの支持脚１０はディスプレイＤ及び掲示板３０取付枠部分の両端に位置することで脚間が広く取れて足元を気にすることなく書き込みやタッチ操作の所作が安全で容易である。また、掲示板付き電子黒板スタンド１００Ａにおいて、掲示板３０アルミ製の枠３１と、枠３１内に嵌装され、マグネット及び画鋲が使える板材３２とから構成されている。板材３２の表面には、例えば、マグネットと画鋲が使える「ニューマグネットクロス」（大洋株式会社製）を貼り付けて構成されている。この場合、マグネット又は画鋲を使ってポスター・写真・メモなどを掲示することができる。

図９は本考案の他の実施形態に係る掲示板付き電子黒板スタンド１００Ｂの構成及び使用状態を示しており、図９において、掲示板付き電子黒板スタンド１００Ｂの正面から見た状態を示している。図１０は図８の掲示板付き電子黒板スタンド１００Ｂの構成を概略的に示す上から見た状態を示している。図９及び図１０に示すように、掲示板付き電子黒板スタンド１００Ｂは、一対の支持脚１０と、フレーム２０と、掲示板３０Ｂと、一対の取り付け金具４０と、キャスタ５０を備えている。掲示板３０Ｂは、一対の支持脚１０の間に装着された１枚の板材３２Ｂを備えるものであり、一対の取り付け金具４０を回避するために、ボード３２Ｂの中央部に１対の切り抜き部３３を設けている。板材３２Ｂの表面には、例えば、マグネットと画鋲が使える「ニューマグネットクロス」（大洋株式会社製）を貼り付けて構成されている。図９に示すように、ディスプレイＤはフレーム２０の中央部に設置されている場合、掲示板３０ＢはディスプレイＤの両側からそれぞれ一部を露出可能となっている。この場合、ディスプレイＤの両側の掲示板３０Ｂに掲示物を掲示することができる。また、ディスプレイＤは横方向スライド式で掲示板付き電子黒板スタンドの右側、センター、左側と位置を容易に変更できるので使い勝手の良い位置で掲示板を使用できる。さらに、スタンドの支持脚１０はディスプレイＤ及び掲示板３０Ｂ取付枠部分の両端に位置することで脚間が広く取れて足元を気にすることなく書き込みやタッチ操作の所作が安全で容易である。

図１１は図９の掲示板付き電子黒板スタンド１００Ｂの構成及び他の使用状態を概略的に示す正面図である。図１１に示すように、ディスプレイＤはフレーム２０の左側（前面視）に設置されている場合、掲示板３０ＢはディスプレイＤの右側から一部を露出している。なお、ディスプレイＤをフレーム２０の右側（前面視）に設置するようにしても良い。この場合、掲示板３０ＢはディスプレイＤの左側から一部を露出することになる。

また、上述した実施形態の掲示板付き電子黒板スタンド１００において、掲示板３０は、アルミ製の枠３１と、枠３１内に嵌装された板材３２とから構成され、板材３２の表面にマグネットと画鋲が使える「ニューマグネットクロス」を貼り付けて構成されている例を説明したが、本考案はこれに限定されるものではない。板材３２として、他のマグネット又は／及び画鋲が使える材料を使用しても良い。なお、場合によって、文字や絵を書き込み、又は掲示物を貼り付けることが可能なホワイトボードを用いても良い。この場合は、マジックペン等で字や絵を書き込むことができ、簡単にお知らせ等を掲示することができる。

さらに、上述した実施形態の掲示板付き電子黒板スタンド１００において、支柱部１１の下端部とＴ字状に連結して支柱部１１を立設させる水平脚部１２とから構成された例を説明したが、本考案はこれに限定されるものではない。例えば、三角形形状の構造を用いて形成されても良い。

以上述べた実施形態は全て本考案を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本考案は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って本考案の範囲は実用新案登録請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。

１０ 支持脚
１１ 支柱部
１２ 水平脚部
２０ フレーム
２１、２２ 水平フレーム
２３、２４、２５ 垂直フレーム
２６ 中桟
２７ トレイ
３０、３０Ｂ 掲示板
３１ 枠
３２、３２Ｂ 板材
３３ 切り抜き部
４０ 取り付け金具
４１ 固定部
４２ 係止部
５０ キャスタ
１００、１００Ａ、１００Ｂ 掲示板付き電子黒板スタンド
Ｄ ディスプレイ

Claims (4)

1. 一対の支持脚と、前記一対の支持脚の間に装着され、電子黒板のディスプレイを取り付けるためのフレームと、前記フレームに装着され、少なくとも一部が前記電子黒板のディスプレイの左側又は／及び右側において視認可能な掲示板とを備えていることを特徴とする掲示板付き電子黒板スタンド。
2. 前記掲示板は、枠と、前記枠内に嵌装され、マグネット及び画鋲が使える板材とから構成されていることを特徴とする請求項１に記載の掲示板付き電子黒板スタンド。
3. 前記電子黒板のディスプレイは、一対の取り付け金具を介して前記フレームに取り付けられ、
   前記一対の取り付け金具は、前記フレームに引掛ける係止部を備えていることを特徴とする請求項１又は２に記載の掲示板付き電子黒板スタンド。
4. 前記一対の支持脚には、ストッパ付のキャスタが設けられていることを特徴とする請求項１又は２に記載の掲示板付き電子黒板スタンド。
   
   

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