JP3239966U - 骨盤底用サポーター - Google Patents

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Abstract

【課題】骨盤内臓器の下垂を留める治療器具に於いて、着用者の運動可能範囲を拡大するべく、下半身の屈伸を伴う運動時も性能を維持でき、膣及び肛門経由の臓器下垂に兼用できる骨盤底用サポーターを提供する。【解決手段】骨盤底用サポーターは、下半身の屈伸運動時に動きの大きい左右臀部と腰椎部への布の接触を避け、背面側は仙骨部に中心を接して三方向へ帯を伸ばすY字状の布11を用い、腹部側は下腹部を覆う概略逆三角形状の布10を用いる。伸縮性弾性素材から成るY字状の布の細い帯状に形成した下端が腹部側の布の下端10cに接続し、Y字状の布の左右端部11a、11bを引き上げて、腹部側の布の左右10a、10bに接続して着用することで、肛門部の布に張力が発生すると伴に会陰体を挙上して骨盤内臓器の下垂を留める。【選択図】図1

Description

本考案は、骨盤内臓器の下垂を治療する器具に関するものである。
老化に因る骨盤底筋群の緩みや肥満が原因となって生じる、直腸脱や骨盤臓器脱という疾病が知られている。「直腸脱」は、肛門から直腸の粘膜および直腸壁全層が下垂して脱出する病気で、骨盤臓器脱は、膣から子宮や膀胱、直腸等の臓器が下垂して脱出する病気である。特に高齢の女性に多く、尿失禁や歩行難等を伴うことから日常活動を大きく制約し、運動不足による筋力低下を招いて健康寿命を悪化させる。高齢化社会で克服されるべき疾病のひとつである。この疾病の治療には、手術による外科的治療と、初期症状に対して運動で骨盤底の筋肉を鍛錬する保存的治療がある。一方、症状を緩和する治療法として、骨盤臓器脱に対してはペッサリーなどの器具を膣内に挿入する方法や、柔軟素材で被覆した弾性体を膣口に保持する器具(特許文献1)が用いられ、また、会陰体を挙上して膣を途中で塞ぐサポーター(特許文献2)が提案されている。直腸脱に対しては脱出部位をゴム製のバンドと押さえ玉で押さえる器具(非特許文献1)が現在用いられている。
特開2002-28172号公報 WO 2017/175663 A1
https://www.muranaka.co.jp/upload/pdf/H6900113_Z07_catalog.pdf
「特許文献1」の柔軟素材で被覆した弾性体を膣口に保持する器具は、現在提供されている実施形態では、膣口からの臓器脱出を留めるが、ペッサリーに比べ症状緩和効果が小さいという欠点がある。また器具の清浄維持管理や装着に手間がかかり、運動時には保持ベルトが装着部の形状変化に追従せず運動時の着用に適さない。「特許文献2」の会陰体を挙上して膣を途中で塞ぐサポーターは、膣内挿入部品を用いずに膣深部で臓器下垂を留めて症状を緩和し、軽度の運動は可能であるが、スクワットの様にしゃがみこむ動作を伴う運動時は、きつい着用感を生じるため運動範囲を大きく制約する。
「非特許文献1」の器具は肛門からの直腸脱専用であり、膣経由の下垂を伴う症例には適応できない。
本考案は、骨盤内臓器の下垂を留める治療器具の上記の如き欠点を解消すべく、膣及び肛門経由の臓器下垂に兼用でき、着用者の運動可能範囲を拡大し、下半身の屈伸を伴う運動時も性能を維持できる治療器具の考案である。
下半身の屈伸を伴う運動としてスクワットを想定し、運動時の人体の動きについて考察する。しゃがみこむ時の人体の動きは、大腰筋により大腿骨を股関節中心に前方に回転させると同時に、腰椎の湾曲を減じ直立させ、大殿筋とその他大腿部の筋肉群及び脊柱の固有筋群が緊張しその姿勢を保つ。起き上がる時の動きは、大殿筋とその他大腿部後面の筋肉群が大腿骨を股関節中心に後方へ回転させ、脊柱の固有筋群が腰椎を後方に湾曲させ自然な立位へと戻す。
上記の動きに因って体表面に顕れる変化のうち、大殿筋が動く臀部と腰椎が動く腰椎部の形状変化がサポーターに影響する。従い、同部位に接しない様にサポーターを構成することに拠り、スクワット運動時の影響を排除することができる。即ち、背面側は腰椎部と左右臀部を避けてY字状の布を用い、Y字の交点に相当する部分が仙骨部に接する様配置する。一方腹部側は、腹圧の変化に因る腹囲の変化がサポーターに影響するため、腹部を1周して締付けるベルトをなくし、下腹部を覆う概略逆三角形状の布を用いる。
これらの布を用いて下記の様に骨盤底用サポーターを構成する。
下腹部を覆う概略逆三角形状の布と、背面仙骨部に中心を接して三方向へ帯を伸ばすY字状の布を備える骨盤底用サポーターであって、前記Y字状の布の中心から、正中線上を下方に伸びた下端は肛門に接する幅の細い帯状に形成されて前記概略逆三角形状の布の下部頂点に接続され、左右対称に斜め上方に伸びた左右端部は体側を経由して前腸骨棘の近傍で前記概略逆三角形状の布の左右頂点に着脱可能に接続される。前記Y字状の布の一部または全部が伸縮性弾性素材から成り、左右端部を以て引き伸ばして着用することに因り肛門部の布に張力を付与し会陰体を挙上して臓器下垂を留めることができる。更に、直腸脱を伴う症例に対しても、肛門に吸水パッド等の消耗品を押さえ玉の代わりとして用いることで適応でき、膣及び肛門経由の臓器下垂に兼用できる。
前記Y字状の布の幅や形状を工夫することで、上体の旋回運動や体側の曲げ伸ばしの運動等、腰部に左右非対称の動きが発生する運動時もずり落ちを防ぐことができるが、前記Y字状の布の斜め上方に伸びる2本の布の途中に、左右を繋ぐ帯を備えることにより、体表面への追従性を増すことができる。
膣内で下垂を留めることができ、臓器下垂に伴う違和感等の諸症状の緩和効果が大きく、下半身の屈伸を伴う運動を行っても股間を経由する部分の張力変化が少なく、従来困難であった下半身の筋力増強運動が可能になり、運動可能範囲が拡大する。
また、帯の一方の接続を外すことにより容易に着脱でき、直腸脱を伴う患者にも適した骨盤底用サポーターとなる。
本考案の実施例を示す斜視図である。
腹部側は、ティーバックと呼ばれるショーツに似た形状で、ウェストゴム13のついた下腹部を覆う概略逆三角形状の布10を用いる。三角形の左右頂点に当たる10a・10bが前腸骨棘近傍となる大きさに形成し、10a・10bに面ファスナー等の着脱用部品を設ける。概略逆三角形状の布の下端10cは肛門部に届く位置とし、背面側のY字状の布11の細い帯状に形成された下端と同じ幅にする。
背面側は、腰椎部と左右臀部を避けてY字状とした伸縮性弾性素材から成る布11を用い、Y字状の布の中心11xが仙骨部に接する位置に配置する。中心から下方に伸びY字の足に相当する布は、臀裂内を通って肛門に届く長さとし、下端11cは肛門に接する幅の細い帯状に形成して肛門部で腹部側の概略逆三角形状の布の下端10cに縫製等で接続する。中心から左右対称に斜め上方に伸びY字の左右の腕に相当する布は、11xから臀部上端付近を通って体側を経由し、伸縮部分を引き伸ばして着用した時に前腸骨棘近傍に届く長さとし、端部11a・11b付近に面ファスナー等の着脱部分を設けて前記概略逆三角形状の布の頂点10a・10bに着脱できる様にする。
体表面への追従性を増すために、前記Y字状の布の斜め上方に伸びる2本の布の途中に、左右を繋ぐ帯12を設ける場合は、ウェストゴム13より下でY字状の布の中心11xに近い部分に設け、左右を繋ぐ帯12と腹部側の布10のつながりが腹部を1周するベルトになることを避ける。上記構成により、着用時にY字状の布の左右端部を以て引き伸ばし、肛門部の布に最適な張力を付与できる長さの所で着用することにより、会陰体を挙上して臓器下垂を留めることができる。直腸脱を伴う症例に対しては、肛門に吸水パッド等の消耗品を臀裂内に納まる様に当てることで肛門部の布の曲率を大きくし、押さえる力を高めることができる。
左右を繋ぐ帯12とウェストゴム13は本考案の実現に必須のものではないが、これらを付帯させることにより利便性が向上する。概略逆三角形状の布10についても、通気性の改善や帯の締め付け力の分散等、着用感を改善させる既存技術と組み合わせて実施することが好ましい。
10 概略逆三角形状の布
10a 概略逆三角形状の布の右頂点
10b 概略逆三角形状の布の左頂点
10c 概略逆三角形状の布の下端
11 Y字状の布
11a Y字状の布の右端部
11b Y字状の布の左端部(図では隠れた部分)
11c Y字状の布の下端
11x Y字状の布の中心
12 左右を繋ぐ帯
13 ウェストゴム

Claims (1)

  1. 下腹部を覆う概略逆三角形状の布と、背面仙骨部に中心を接して三方向へ帯を伸ばすY字状の布を備える骨盤底用サポーターであって、前記Y字状の布の中心から、正中線上を下方に伸びた下端は肛門に接する幅の細い帯状に形成されて前記概略逆三角形状の布の下部頂点に接続され、左右対称に斜め上方に伸びた左右端部は体側を経由して前腸骨棘の近傍で前記概略逆三角形状の布の左右頂点に着脱可能に接続される。前記Y字状の布の一部または全部が伸縮性弾性素材から成り、左右端部を以て引き伸ばして着用することに因り肛門部の布に張力を付与し会陰体を挙上して膣及び肛門経由の臓器下垂に兼用できる骨盤底用サポーター。
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