JP3239523U - チューブコア交換可能な口紅 - Google Patents

Abstract

本考案は、底部とチューブコアとを含むチューブコア交換可能な口紅を開示する。チューブコアは、内側から外側に向かって順に同軸に嵌設された、バレル、フォーク、スパイラル及びアルミ製チューブを含む。バレルの外側壁にバレル係止点が一体に突設され、フォークにその軸方向に延びるくり抜き案内溝が設けられ、スパイラルの内側壁にその軸方向に沿って螺旋状に上昇するスパイラル案内溝が設けられ、かつバレル係止点がくり抜き案内溝を通過した後にスパイラル案内溝に挿入されて摺動可能であり、スパイラルがフォークに対して軸方向に係止可能かつ周方向に回動可能であり、アルミ製チューブの位置がスパイラルに対して一定であり、フォークの底部は、底部に取り外し可能に係合可能であるとともに、フォークは、底部に対して周方向に係止可能である。【選択図】図４

Description

本考案は、口紅の技術分野に関し、特にチューブコア交換可能な口紅に関する。

従来の口紅の構造は、底部とチューブコアを含み、前記チューブコアは、内側から外側に向かって順に同軸に嵌設された、（口紅肉を収容するための）バレル、フォーク、スパイラル（ヘリックス、螺旋）及びアルミ製チューブを有する。使用時には、固定接続されたアルミ製チューブとスパイラルを回転させることで、口紅肉がアルミ製チューブの上端口から押し出されるまで、バレルをフォークのくり抜き案内溝およびスパイラルの内側壁のスパイラル案内溝に沿って上へ移動させる。

しかし、従来の口紅の構造において、底部とフォークとは固定接続され、すなわち底部とチューブコアとは分離不可能であり、口紅肉がなくなると、口紅管全体も「廃品」となり、廃棄することになり、それに応じて、消費者も完全な口紅を購入する必要がある。そのため、このように環境保護の圧力も増加し、消費者の買い物費用も増加している。

本考案は、このような点に鑑みてなされたものである。

上記欠点を克服するために、本考案は、チューブコア交換可能な口紅を提供し、その構造が簡単であり新しく、操作が簡単であり、消費者が前記チューブコアと前記底部との分離と結合を容易に実現でき、消費者のニーズをうまく満たす一方で、消費者の買い物コストを節約し、製品をより環境に優しいものにする。

本考案は、その技術的課題を解決するために採用した技術的手段が以下のとおりである。チューブコア交換可能な口紅は、底部とチューブコアとを含む。前記チューブコアは、内側から外側に向かって順に同軸に嵌設された、バレル、フォーク、スパイラル及びアルミ製チューブを含む。ここで、前記バレルの外側壁にバレル係止点が一体に突設され、前記フォークにその軸方向に延びるくり抜き案内溝が設けられ、前記スパイラルの内側壁にその軸方向に沿って螺旋状に上昇するスパイラル案内溝が設けられ、かつ前記バレル係止点が前記くり抜き案内溝を通過した後に前記スパイラル案内溝に挿入されて摺動可能であり、また、前記スパイラルが前記フォークに対して軸方向に係止可能かつ周方向に回動可能であり、前記アルミ製チューブの位置が前記スパイラルに対して一定である。前記フォークの底部は、前記底部に取り外し可能に係合可能であるとともに、前記フォークは、前記底部に対して周方向に係止可能である。

本考案のさらなる改良として、前記底部は、中空の円柱体形状で上軸端が開放された底部ケーシングと、前記底部ケーシングの下軸端の内面に一体成形され前記底部ケーシングの軸方向に延びる底部内柱と、前記底部ケーシングと前記底部内柱との間に形成された収容室とを有し、かつ前記底部ケーシングの内側壁には、一回りの返しリブが形成され、前記底部内柱の外側壁の上部には、一回りの回り止め歯Ａが形成されている。前記フォークは、フォーク本体を有する。前記フォーク本体は、上下両軸端が開放された中空の円柱体構造であり、前記フォーク本体の底部には、その軸方向に延び、その下軸端に開口する複数の仕切溝が設けられている。複数の前記仕切溝は、前記フォーク本体の底部を複数の弾性ブロックに仕切るように輪列状に配置されている。複数の前記弾性ブロックは、複数の第１弾性ブロックと複数の第２弾性ブロックとが順に交互に配置されてなり、かつ前記第１弾性ブロックのそれぞれの外側壁に弾性フックがそれぞれ一体成形され、前記第２弾性ブロックのそれぞれの外側壁に凸リブがそれぞれ一体成形されている。また、前記フォーク本体の内側壁であって複数の前記仕切溝に近接する位置には、径方向に内向きに一回りの凸リングが延在して形成されており、かつ、前記凸リングの内壁には、一回りの周り止め歯Ｂが設けられている。前記フォーク本体の底部が前記収容室に挿入されたときに、複数の前記弾性フックは、前記返しリブにそれぞれ係合可能であり、前記回り止め歯Ｂは、前記回り止め歯Ａに回り止め嵌合可能に連結されている。

本考案のさらなる改良として、前記底部内柱も上軸端が開放された中空の円柱体構造であり、かつ前記底部内柱は、前記底部ケーシングと同軸上に配置されている。また、前記底部ケーシングの下部の内側壁には、輪列状に分布する複数の支持リブＡが一体に突設され、さらに、前記底部内柱の下部の外側壁には、輪列状に分布する複数の支持リブＢが一体に突設され、かつ複数の前記支持リブＡと複数の前記支持リブＢとは、同一径方向平面上に位置する。前記収容室に内蔵されたリング状のウェイトがさらに設けられており、かつ、複数の前記支持リブＡと複数の前記支持リブＢは、前記ウェイトの内側壁と外側壁とそれぞれ対応して当接する。

本考案のさらなる改良として、前記フォーク本体の上軸端の外側壁には、一回りの第１ストッパリングが一体に突設され、前記フォーク本体の下部の外側壁には、一回りの第２ストッパリングが一体に突設され、前記フォーク本体における前記第１ストッパリングと前記第２ストッパリングとの間の部位を取付部と定義し、かつ前記くり抜き案内溝は、前記取付部に形成されている。前記スパイラルは、中空の直円管状のスパイラル本体を有し、前記スパイラル本体は、前記取付部に可動に嵌設され、かつ、前記第１ストッパリングおよび前記第２ストッパリングは、前記スパイラル本体の上軸端および下軸端をそれぞれストッパし、また、前記スパイラル案内溝は、前記スパイラル本体の内側壁に形成されている。

本考案のさらなる改良として、前記アルミ製チューブも中空の直円筒状のアルミ製チューブ本体を有し、前記アルミ製チューブ本体は、前記スパイラル本体の外に嵌設され、さらに前記スパイラル本体に点接着固定方式により固定接続されている。また、前記フォーク本体の外側壁であって前記第２ストッパリングと前記弾性ブロックとの間の位置には、一回りの凹溝が形成され、前記凹溝には、複数の弾性シートが環設され、かつ複数の前記弾性シートは、それぞれ前記アルミ製チューブ本体の内側壁に弾性的に当接する。

本考案のさらなる改良として、キャップ本体を有するキャップがさらに設けられており、前記キャップ本体は、下軸端が開放された中空の円柱体構造であり、かつ前記キャップ本体の内側壁であってその下開口に近接した位置には、一回りの係止溝が凹設されている。また、前記底部ケーシングの上部の外径は、その中下部の外径よりも小さく、さらに、前記底部ケーシングの上部の外側壁には、輪列状に分布する複数の底部係止点が一体に凸設され、かつ複数の前記底部係止点は、いずれも前記係止溝に係合可能である。

本考案の有益な効果は、以下のとおりである。本考案は、構造の改良により、前記フォークと前記底部を「取り外し可能に係合し、かつ周方向に係止する」の接続方式に設計し、これにより口紅管構造の安定を確保した。その上で、消費者は、「引き抜き」および「押し下げ」の操作方式によって、前記チューブコアと前記底部との分離および結合を容易に行うことができる。すなわち、消費者が新しい口紅肉を交換する必要があるときに、消費者は、簡単に古いチューブコアを引き抜き、新しいチューブコアを押し下げて取り付けに成功することができる。以上のことから明らかなように、本考案に係る口紅は、その構造が簡単であり新しく、操作が簡便であり、消費者のニーズをうまく満たしている。一方、本考案に係る口紅の構造は、前記底部と前記キャップの両方をリサイクルすることができ、消費者の買い物コストを節約しつつ、製品をより環境に優しいものにすることができる。

本考案に係るチューブコア交換可能な口紅の断面図である。 図１に示すＡ部の拡大図である。 図１に示す口紅の前記キャップを取り外した状態を示す図である。 図３に示す口紅の前記チューブコアを抜き取った状態を示す図である。 本考案に係る底部の斜視図である。 本考案に係る底部の第１視野角における断面図である。 本考案に係る底部の第２視野角における断面図（拡大図）である。 本考案に係るウェイドの斜視図である。 本考案に係るチューブコアの断面図である。 本考案に係るバレルの斜視図である。 本考案に係るフォークの斜視図である。 本考案に係るフォークの側面図である。 本考案に係るフォークの断面図である。 本考案に係るスパイラルの断面図である。 本考案に係るアルミ製チューブの断面図である。 本考案に係るキャップの断面図である。

以下、本考案の実施形態を具体的な実施例により説明するが、本考案の他の利点および効果は、本明細書の開示から当業者には容易に理解される。

なお、本明細書に添付された図面に示された構造、比率、大きさ等は、明細書に開示された内容に合わせるためにのみ用いられるものであり、当該技術を熟知している者が理解し、読むためのものであり、本考案が実施可能な限定条件を限定するものではないので、技術的に実質的な意味を持たない。いかなる構造の修飾、比例関係の変更または大きさの調整も、本考案によってもたらされる有効性および達成される目的に影響を与えることなく、本考案によって開示される技術的内容の範囲内にあるべきである。本明細書でいう「第１」、「第２」、「Ａ」、「Ｂ」は、説明の便宜上のものであって、本考案が実施可能な範囲を限定するものではなく、その相対関係の変更や調整は、実質的な変更のない技術的内容においても、本考案の実施可能な範疇であると考えられる。

実施例１：
図１から図４は、それぞれ、本考案に係るチューブコア交換可能な口紅の断面図、局部（Ａ部）の拡大図、口紅の前記キャップを取り外した状態図、口紅の前記チューブコアを抜き取った状態図である。

本考案に係るチューブコア交換可能な口紅は、底部１と、チューブコアとを含む。前記チューブコアは、内側から外側に向かって順に同軸に嵌設された、（口紅肉を収容するための）バレル２、フォーク３、スパイラル４及びアルミ製チューブ５を含む。ここで、前記バレル２の外側壁には、バレル係止点２０が一体に突設されている（図１０では２つを示しているが、２つに限定されない）。前記フォーク３には、その軸方向に延びるくり抜き案内溝３０が設けられている（図１１および図１２では２つを示しているが、前記バレル係止点の数に合わせる）。前記スパイラル４の内側壁には、その軸方向に沿って螺旋状に上昇するスパイラル案内溝４０が設けられ（図１４参照）、かつ前記バレル係止点２０は、前記くり抜き案内溝３０を通過した後に前記スパイラル案内溝４０に挿入されて摺動可能である。また、前記スパイラル４は、前記フォーク３に対して軸方向に係止可能かつ周方向に回動可能である。前記アルミ製チューブ５は、その位置が前記スパイラル４に対して一定である。特に、前記フォーク３の底部は、前記底部１に取り外し可能に係合可能であるとともに、前記フォーク３は、前記底部１に対して周方向に係止可能である。

本実施例において、好ましくは、図５～図７に示すように、前記底部１は、中空の円柱体形状で上軸端が開放された底部ケーシング１０と、前記底部ケーシング１０の下軸端の内面に一体成形され前記底部ケーシングの軸方向に延びる底部内柱１１と、前記底部ケーシング１０と前記底部内柱１１との間に形成された収容室１２とを有し、かつ前記底部ケーシング１０の内側壁には、一回りの返しリブ１３が形成され、前記底部内柱１１の外側壁の上部には、一回りの回り止め歯Ａ１４が形成されている。また、図１１～図１３に示すように、前記フォーク３は、フォーク本体３１を有する。前記フォーク本体３１は、上下両軸端が開放された中空の円柱体構造である。前記フォーク本体３１の底部には、その軸方向に延び、その下軸端に開口する複数の仕切溝３２が設けられている。複数の前記仕切溝３２は、前記フォーク本体３１の底部を複数の弾性ブロックに仕切るように輪列状に配置されている。弾性ブロックは、それぞれ単独であるため、いずれも弾性を持つ。複数の前記弾性ブロックは、複数の第１弾性ブロック３３と複数の第２弾性ブロック３４とが順に交互に配置されてなり、かつ前記第１弾性ブロック３３のそれぞれの外側壁に弾性フック３５がそれぞれ一体成形され、前記第２弾性ブロック３４のそれぞれの外側壁に凸リブ３６がそれぞれ一体成形されている。また、前記フォーク本体３１の内側壁であって複数の前記仕切溝３２に近接する位置には、径方向に内向きに一回りの凸リングが延在して形成されており、かつ、前記凸リングの内壁には、一回りの周り止め歯Ｂ３７が設けられている。前記フォーク本体３１の底部が前記収容室１２に挿入されたときに、複数の前記弾性フック３５は、前記返しリブ１３にそれぞれ係合可能である。前記返しリブ１３がリング体であるため、複数の前記弾性フック３５との任意の方向での係合を実現することができ、取り付けに有利である。前記回り止め歯Ｂ３７は、前記回り止め歯Ａ１４に回り止め嵌合可能に連結されているため、前記フォーク３を、前記底部１に係入した後に回動せず、前記底部１の周方向に対して係止するようにする。

さらに、好ましくは、前記底部内柱１１も上軸端が開放された中空の円柱体構造であり、かつ前記底部内柱１１は、前記底部ケーシング１０と同軸上に配置されている。また、前記底部ケーシング１０の下部の内側壁には、輪列状に分布する複数の支持リブＡ１５が一体に突設され、さらに、前記底部内柱１１の下部の外側壁には、輪列状に分布する複数の支持リブＢ１６が一体に突設され、かつ複数の前記支持リブＡ１５と複数の前記支持リブＢ１６とは、同一径方向平面上に位置する。図８に示すように、前記収容室１２に内蔵されたリング状のウェイト６がさらに設けられており、かつ、複数の前記支持リブＡ１５と複数の前記支持リブＢ１６は、前記ウェイト６の内側壁と外側壁とそれぞれ対応して当接することで、前記ウェイト６の位置を前記底部１に対して一定にする。

さらに、好ましくは、前記フォーク本体３１の上軸端の外側壁には、一回りの第１ストッパリング３８が一体に突設され、前記フォーク本体３１の下部の外側壁には、一回りの第２ストッパリング３９が一体に突設され、前記フォーク本体３１における前記第１ストッパリング３８と前記第２ストッパリング３９との間の部位を取付部と定義し、かつ前記くり抜き案内溝３０は、前記取付部に形成されている。図１４に示すように、前記スパイラル４は、中空の直円管状のスパイラル本体４１を有する。前記スパイラル本体４１は、前記取付部に可動に嵌設され、かつ、前記第１ストッパリング３８および前記第２ストッパリング３９は、前記スパイラル本体４１の上軸端および下軸端をそれぞれストッパする。すなわち、前記スパイラル４を、前記フォーク３に対して周方向に回動し、かつ軸方向に係止するようにする。また、前記スパイラル案内溝４０は、前記スパイラル本体４１の内側壁に形成されている。

本実施例において、好ましくは、図１５に示すように、前記アルミ製チューブ５も中空の直円筒状のアルミ製チューブ本体５０を有する。前記アルミ製チューブ本体５０は、前記スパイラル本体４１の外に嵌設され、さらに前記スパイラル本体４１に点接着固定方式により固定接続されている。また、前記フォーク本体３１の外側壁であって前記第２ストッパリング３９と前記弾性ブロックとの間の位置には、一回りの凹溝が形成され、前記凹溝には、複数の弾性シート３１０が環設され、かつ複数の前記弾性シート３１０は、それぞれ前記アルミ製チューブ本体５０の内側壁に弾性的に当接する。複数の前記弾性シートは、前記アルミ製チューブを支持してその安定性を維持するために用いられる。

また、図４と図９に示すように、前記アルミ製チューブ本体５０の下軸端は、複数の弾発ブロックに近接して延びており、フォーク本体３１の底部が収容室１２に挿入されたときに、前記アルミ製チューブ本体５０の下軸端も前記収容室１２内に挿入される。

本実施例において、好ましくは、図１６に示すように、キャップ本体７０を有するキャップ７がさらに設けられており、前記キャップ本体７０は、下軸端が開放された中空の円柱体構造であり、かつ前記キャップ本体７０の内側壁であってその下開口に近接した位置には、一回りの係止溝７１が凹設されている。また、前記底部ケーシング１０の上部の外径は、その中下部の外径よりも小さく、すなわち、前記底部ケーシングの上部と中下部との間は、階段状になっている。さらに、前記底部ケーシング１０の上部の外側壁には、輪列状に分布する複数の底部係止点１７が一体に凸設され、かつ複数の前記底部係止点１７は、いずれも前記係止溝７１に係合可能である。

次に、本考案に係る口紅の構造に関連して、チューブコアの交換方式を簡単に説明すると、
（１）チューブコアＡを交換しなければならない場合、チューブコアＡの各弾性ブロックが単独で分離されるため、各弾性ブロックに弾性を持たせることができ、さらに、チューブコアＡにおける複数の前記弾性フック３５と前記返しリブ１３との間の係合に弾性を持たせることができる。消費者がチューブコアＡを強く引き抜く際に、チューブコアＡの複数の前記弾性フック３５を前記返しリブ１３から引き離すように付勢してチューブコアＡを引き抜く。引き抜いた状態を図４に示す。
（２）新しいチューブコアＢを装着する際には、チューブコアＢを前記収容室１２に挿入してチューブコアＢを押し下げ、チューブコアＢの前記フォーク３と前記底部１とを先に前記凸リブ３６により位置決めし、次いで、チューブコアＢを押し下げ続けると、前記フォーク３の複数の弾性フック３５が前記底部１上の前記返しリブ１３に係合し、その際、前記回り止め歯Ｂ３７と前記回り止め歯Ａ１４との回り止め嵌合式接続とともに、チューブコアＢの前記底部１への取り付けを実現することができる。

以上の記載をまとめると、本考案は、構造の改良により、前記フォークと前記底部を「取り外し可能に係合し、かつ周方向に係止する」の接続方式に設計し、これにより口紅管構造の安定を確保した。その上で、消費者は、「引き抜き」および「押し下げ」の操作方式によって、前記チューブコアと前記底部との分離および結合を容易に行うことができる。すなわち、消費者が新しい口紅肉を交換する必要があるときに、消費者は、簡単に古いチューブコアを引き抜き、新しいチューブコアを押し下げて取り付けに成功することができる。以上のことから明らかなように、本考案に係る口紅は、その構造が簡単であり新しく、操作が簡便であり、消費者のニーズをうまく満たしている。一方、本考案に係る口紅の構造は、前記底部と前記キャップの両方をリサイクルすることができ、消費者の買い物コストを節約しつつ、製品をより環境に優しいものにすることができる。

以上の記載は、本考案の好適な実施形態に過ぎず、本考案を限定するためのものではない。なお、当業者であれば、本考案の技術的思想から逸脱することなく、本考案の範囲内であると見なされるべきいくつかの修正および変形も可能である。

１：底部、１０：底部ケーシング、１１：底部内柱、１２：収容室、１３：返しリブ、１４：回り止め歯Ａ、１５：支持リブＡ、１６：支持リブＢ、１７：底部係止点、２：バレル、２０：バレル係止点、３：フォーク、３０：くり抜き案内溝、３１：フォーク本体、３２：仕切溝、３３：第１弾性ブロック、３４：第２弾性ブロック、３５：弾性フック、３６：凸リブ、３７：回り止め歯Ｂ、３８：第１ストッパリング、３９：第２ストッパリング、３１０：弾性シート、４：スパイラル、４０：スパイラル案内溝、４１：スパイラル本体、５：アルミ製チューブ、５０：アルミ製チューブ本体、６：ウェイト、７：キャップ、７０：キャップ本体、７１：係止溝。

Claims (6)

1. 底部（１）と、
   内側から外側に向かって順に同軸に嵌設された、バレル（２）、フォーク（３）、スパイラル（４）及びアルミ製チューブ（５）を含むチューブコアであって、前記バレル（２）の外側壁にバレル係止点（２０）が一体に突設され、前記フォーク（３）にその軸方向に延びるくり抜き案内溝（３０）が設けられ、前記スパイラル（４）の内側壁にその軸方向に沿って螺旋状に上昇するスパイラル案内溝（４０）が設けられ、かつ前記バレル係止点（２０）が前記くり抜き案内溝（３０）を通過した後に前記スパイラル案内溝（４０）に挿入されて摺動可能であり、また、前記スパイラル（４）が前記フォーク（３）に対して軸方向に係止可能かつ周方向に回動可能であり、前記アルミ製チューブ（５）の位置が前記スパイラル（４）に対して一定であるチューブコアと、を含み、
   前記フォーク（３）の底部は、前記底部（１）に取り外し可能に係合可能であるとともに、前記フォーク（３）は、前記底部（１）に対して周方向に係止可能である、
   ことを特徴とするチューブコア交換可能な口紅。
2. 前記底部（１）は、中空の円柱体形状で上軸端が開放された底部ケーシング（１０）と、前記底部ケーシング（１０）の下軸端の内面に一体成形され前記底部ケーシングの軸方向に延びる底部内柱（１１）と、前記底部ケーシング（１０）と前記底部内柱（１１）との間に形成された収容室（１２）とを有し、かつ前記底部ケーシング（１０）の内側壁には、一回りの返しリブ（１３）が形成され、前記底部内柱（１１）の外側壁の上部には、一回りの回り止め歯Ａ（１４）が形成され、
   前記フォーク（３）は、フォーク本体（３１）を有し、前記フォーク本体（３１）は、上下両軸端が開放された中空の円柱体構造であり、前記フォーク本体（３１）の底部には、その軸方向に延び、その下軸端に開口する複数の仕切溝（３２）が設けられ、複数の前記仕切溝（３２）は、前記フォーク本体（３１）の底部を複数の弾性ブロックに仕切るように輪列状に配置され、複数の前記弾性ブロックは、複数の第１弾性ブロック（３３）と複数の第２弾性ブロック（３４）とが順に交互に配置されてなり、かつ前記第１弾性ブロック（３３）のそれぞれの外側壁に弾性フック（３５）がそれぞれ一体成形され、前記第２弾性ブロック（３４）のそれぞれの外側壁に凸リブ（３６）がそれぞれ一体成形され、また、前記フォーク本体（３１）の内側壁であって複数の前記仕切溝（３２）に近接する位置には、径方向に内向きに一回りの凸リングが延在して形成されており、かつ、前記凸リングの内壁には、一回りの周り止め歯Ｂ（３７）が設けられ、
   前記フォーク本体（３１）の底部が前記収容室（１２）に挿入されたときに、複数の前記弾性フック（３５）は、前記返しリブ（１３）にそれぞれ係合可能であり、前記回り止め歯Ｂ（３７）は、前記回り止め歯Ａ（１４）に回り止め嵌合可能に連結されている、
   ことを特徴とする請求項１に記載のチューブコア交換可能な口紅。
3. 前記底部内柱（１１）も上軸端が開放された中空の円柱体構造であり、かつ前記底部内柱（１１）は、前記底部ケーシング（１０）と同軸上に配置され、
   また、前記底部ケーシング（１０）の下部の内側壁には、輪列状に分布する複数の支持リブＡ（１５）が一体に突設され、さらに、前記底部内柱（１１）の下部の外側壁には、輪列状に分布する複数の支持リブＢ（１６）が一体に突設され、かつ複数の前記支持リブＡ（１５）と複数の前記支持リブＢ（１６）とは、同一径方向平面上に位置し、
   前記収容室（１２）に内蔵されたリング状のウェイト（６）がさらに設けられており、かつ、複数の前記支持リブＡ（１５）と複数の前記支持リブＢ（１６）は、前記ウェイト（６）の内側壁と外側壁とそれぞれ対応して当接する、
   ことを特徴とする請求項２に記載のチューブコア交換可能な口紅。
4. 前記フォーク本体（３１）の上軸端の外側壁には、一回りの第１ストッパリング（３８）が一体に突設され、前記フォーク本体（３１）の下部の外側壁には、一回りの第２ストッパリング（３９）が一体に突設され、前記フォーク本体（３１）における前記第１ストッパリング（３８）と前記第２ストッパリング（３９）との間の部位を取付部と定義し、かつ前記くり抜き案内溝（３０）は、前記取付部に形成され、
   前記スパイラル（４）は、中空の直円管状のスパイラル本体（４１）を有し、前記スパイラル本体（４１）は、前記取付部に可動に嵌設され、かつ、前記第１ストッパリング（３８）および前記第２ストッパリング（３９）は、前記スパイラル本体（４１）の上軸端および下軸端をそれぞれストッパし、また、前記スパイラル案内溝（４０）は、前記スパイラル本体（４１）の内側壁に形成されている、
   ことを特徴とする請求項２に記載のチューブコア交換可能な口紅。
5. 前記アルミ製チューブ（５）も中空の直円筒状のアルミ製チューブ本体（５０）を有し、前記アルミ製チューブ本体（５０）は、前記スパイラル本体（４１）の外に嵌設され、さらに前記スパイラル本体（４１）に点接着固定方式により固定接続され、
   また、前記フォーク本体（３１）の外側壁であって前記第２ストッパリング（３９）と前記弾性ブロックとの間の位置には、一回りの凹溝が形成され、前記凹溝には、複数の弾性シート（３１０）が環設され、かつ複数の前記弾性シート（３１０）は、それぞれ前記アルミ製チューブ本体（５０）の内側壁に弾性的に当接する、
   ことを特徴とする請求項４に記載のチューブコア交換可能な口紅。
6. キャップ本体（７０）を有するキャップ（７）がさらに設けられており、前記キャップ本体（７０）は、下軸端が開放された中空の円柱体構造であり、かつ前記キャップ本体（７０）の内側壁であってその下開口に近接した位置には、一回りの係止溝（７１）が凹設されており、
   また、前記底部ケーシング（１０）の上部の外径は、その中下部の外径よりも小さく、さらに、前記底部ケーシング（１０）の上部の外側壁には、輪列状に分布する複数の底部係止点（１７）が一体に凸設され、かつ複数の前記底部係止点（１７）は、いずれも前記係止溝（７１）に係合可能である、
   ことを特徴とする請求項２に記載のチューブコア交換可能な口紅。

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