JP3239370U - ごみ袋収集設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】ごみ袋を収集するために組み立てる場合や、ごみ袋が入れられないように折り畳んでおく場合の労力を軽減することができるごみ袋収集設備を提供する。【解決手段】折り畳み部材を用いて形成される上蓋3と、ごみ袋を収納するごみ袋収集容器1と、上蓋3およびごみ袋収集容器1を支持する筐体2とを備え、ごみ袋収集容器1は折り畳み部材からなる前側側面部および後側側面部が折り畳まれたとき、前側側面部と後側側面部とを接続する第1の側面接続板部および前記第2の側面接続板部が接近して、ごみ袋収集容器1の側面が収縮するように形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、例えば、家庭からごみ集積所に出されたごみ袋を収納するごみ袋収集設備に関するものである。
例えば、各家庭から出されるごみは、各々の家庭においてゴミ袋に詰められて所定のごみ集積所に置かれ、ごみ収集車が各ごみ集積所に置かれたゴミ袋を集めて回り、ごみ処理場等に運んでいる。
例えば、燃えるゴミの収集日等に、生ごみを含むごみ袋がごみ集積所に放置されていると、カラスなどの動物が、当該ゴミ袋に穴を開けて中に詰められている生ごみ等を引き出して周囲にまき散らすことがある。
そこで、上記の動物がごみ袋に触れることができないように、ごみ集積所に集積された複数のごみ袋を、ネットやブルーシートなどを用いて覆うことが行われている。
しかし、上記の動物は、ネットやブルーシートを用いてごみ袋を覆っただけでは、ネットやブルーシートの隙間等からごみ袋の中身を引き出すことがある。
そのため、ごみ集積所に、例えば、金属材、木材、プラスチック材を用いて枠体を形成し、この枠体に網材を張り付けて箱状に形成したごみ収納箱を設置することが行われるようになった(特許文献1)。
上記のネット、ブルーシート、ごみ収納箱等は、ごみ収集日以外にごみ袋等がごみ集積所に出されないようにするため、例えば、管理人等によって折り畳んだ状態にすることや、倉庫等に収納することが行われている。
登録実用新案第3166063号公報
上記のごみ収納箱は、硬質の枠体に網材を張り付けて、当該ゴミ収納箱の各側面や蓋部分が形成されている。即ち、上記のごみ収納箱は、各側面や蓋部分が1枚のパネル部材によって構成されている。また、上記のごみ収納箱は、各側面を形成する枠体、蓋部分を形成する枠体等を、それぞれヒンジを用いて接続し、当該ヒンジによって接続された部分において折り畳むことができるように構成されている。即ち、各パネル部材の縁辺部分において折り畳むことができるように構成されている。
そのため、ごみ収納箱の組み立てや折り畳みを行う場合には、相当な大きさのパネル部材を動かし、パネル部材とパネル部材との間を開く、または折り畳むことになり、頻繁に組み立てや折り畳みを行う場合には労力等の負担が大きくなる。
本考案は、上記のような問題に鑑みなされたもので、ごみ袋を収集するために組み立てる場合や、ごみ袋が入れられないように折り畳んでおく場合の労力を軽減することができるごみ袋収集設備を提供する。
本考案に係るごみ袋収集設備は、複数の板状部材および可撓性を備えて前記複数の板状部材の各間を接続する接続部を有する折り畳み部材を用いて形成される上蓋と、前記折り畳み部材を用いて形成され、ごみ袋を収納するごみ袋収集容器と、前記上蓋および前記ごみ袋収集容器を支持する筐体と、を備え、前記ごみ袋収集容器は、前記折り畳み部材からなる前側側面部、前記前側側面部に対向配置され、前記折り畳み部材からなる後側側面部、前記前側側面部の一端と前記後側側面部の一端とを接続する第1の側面接続板部、および、前記前側側面部の他端と前記後側側面部の他端とを接続する第2の側面接続板部、を備えて、前記前側側面部および前記後側側面部が折り畳まれたとき、前記第1の側面接続板部と前記第2の側面接続板部とが接近して、前記筐体が設置される地面に平行な方向に収縮するように構成され、前記上蓋は、折り畳まれているときに前記ごみ袋収集容器の側方に配置されて、前記ごみ袋収集容器の側方から伸ばされたとき、前記前側側面部および前記後側側面部が伸ばされた状態の前記ごみ袋収集容器の上側開口部を塞ぐことができる前記筐体の上側部分に支持されることを特徴とする。
また、前記筐体は、地面に載置される筐体基板部と、前記筐体基板部に垂直に設置されて前記筐体の後側部分となる筐体背後壁部と、前記筐体基板部に垂直に設置され、前記筐体背後壁部の一の側方端部側において前記筐体背後壁部の壁面から前記筐体の前側に向かって突出する2つの筐体壁板部と、前記上蓋を前記筐体背後壁部に取り付け支持する上蓋支持部と、前記ごみ袋収集容器を前記筐体壁板部に取り付け支持するごみ袋収集容器支持部と、を有し、前記2つの筐体壁板部のうち、第1の筐体壁板部は、前記筐体背後壁部の一の側方の端部に配置され、前記2つの筐体壁板部のうち、第2の筐体壁板部は、前記第1の筐体壁板部との間に、折り畳まれた前記上蓋を収納することができる間隔を空けて、前記第1の筐体壁板部よりも前記筐体背後壁部の他の側方の端部側に配置され、前記上蓋支持部は、前記折り畳まれた上蓋の長辺部分が前記地面に対して垂直になって前記第1の筐体壁板部と前記第2の筐体壁板部との間に配置されるように前記上蓋を支持するとともに、前記第1の筐体壁板部と前記第2の筐体壁板部との間に配置された前記上蓋が、前記筐体の上側に向かって回動して前記上蓋の長辺部分が前記地面に対して平行になり、前記ごみ袋収集容器の上端部分と同じ高さに配置されるように支持し、前記ごみ袋収集容器支持部は、前記前側側面部および前記後側側面部が折り畳まれた状態の前記ごみ袋収集容器が、前記地面に対して平行に回動して前記筐体背後壁部に接近し、前記筐体に収納された状態になるように、前記ごみ袋収集容器を前記筐体に取り付け支持することを特徴とする。
また、前記筐体は、前記筐体背後壁部の上端に備えられて前記筐体の前側に突出する筐体上板部を有し、前記筐体上板部は、前記折り畳み部材によって形成されて前記筐体の下側に伸ばすことができる保護カバーが取り付けられており、前記保護カバーは、前記筐体の下側に伸ばされたとき、前記前側側面部および前記後側側面部が折り畳まれて前記筐体背後壁部に接近させられ前記ごみ袋収集容器が前記筐体に収納されている場合には、前記筐体の前側部分において前記ごみ袋収集容器を覆い、前記ごみ袋収集容器が前記筐体背後壁部から離れるように回動されて前記前側側面部および前記後側側面部が伸ばされ前記ごみ袋収集容器が前記ごみ袋を収納する状態にされている場合には、前記ごみ袋収集容器の前記上側開口部に挿入されて前記後側側面部に当接することを特徴とする。
また、前記折り畳み部材は、折り畳み式風呂蓋であることを特徴とする。
本考案によれば、ごみ袋を収集するために組み立てる場合や、ごみ袋が入れられないように折り畳んでおく場合の労力を軽減することができる。
本開示の実施の形態によるごみ袋収集設備の構成を示す斜視図である。 図1のごみ袋収集設備において上蓋が開かれた状態を示す斜視図である。 ごみ袋収集容器および上蓋が折り畳まれて筐体に収納された状態を示す斜視図である。 ごみ袋収集容器の後側側面部および前側側面部の構成を示す説明図である。 ごみ袋収集容器の構成を示す説明図である。 ごみ袋収集容器に備える補強板を示す説明図である。 ごみ袋収集容器に備える補強板によって当該ごみ袋収集容器が補強された状態を示す説明図である。 ごみ袋収集容器の下側部分の構成を示す説明図である。 筐体の構成を示す斜視図である。 筐体に備えられた保護カバーを伸ばした状態を示す説明図である。 筐体にごみ袋収集容器が取り付けられた状態を示す説明図である。 上蓋を支持する上側スライド台座板および下側スライド台座板の構成を示す説明図である。 筐体において上蓋を収納する部分の構成を示す説明図である。 折り畳まれた上蓋が筐体の収納部から引き出されている状態を示す説明図である。 上蓋および上側スライド台座板が筐体の前側に引き出された状態を示す説明図である。 筐体に上蓋および保護カバーが収納された状態を示す説明図である。 折り畳まれたごみ袋収集容器が筐体に収納される状態を示す説明図である。 ごみ袋収集容器の内部に保護カバーが挿入された状態を示す説明図である。 ごみ袋収集容器に保護カバーが挿入され、上蓋が閉じられる場合の状態を示す説明図である。
以下、この考案の実施の一形態を説明する。
[実施の形態]
図1は、本開示の実施の形態によるごみ袋収集設備の構成を示す斜視図である。本実施の形態のごみ袋収集設備は、例えば、箱形状の側面部分を形成するごみ袋収集容器1、ごみ袋収集容器1を支持する筐体2、ごみ袋収集容器1の上側開口部を塞ぐ上蓋3を備えている。また、このごみ袋収集設備は、図1において図示を省略した保護カバー4を備えている。
図1に示したごみ袋収集設備は、各家庭から出されるごみ袋を収納することができるようにごみ袋収集容器1が組み立てられ、上蓋3がごみ袋収集容器1の上側開口部を塞いでいる状態を示している。
図2は、図1のごみ袋収集設備において上蓋3が開かれた状態を示す斜視図である。ごみ袋収集設備に備える、上蓋3、後述するごみ袋収集容器1の後側側面部1aおよび前側側面部1b、保護カバー4は、適当な剛性を有する(長方形の)板状部材を複数並べて、これら板状部材の各間に、折り曲げが可能な可撓性を有する(上記の板状部材よりも薄く形成された)接続部を設けた折り畳み部材を用いて構成されている。ごみ袋収集設備は、この折り畳み部材として、例えば、折り畳み式の風呂蓋を用いることができる。
上記の折り畳み部材は、例えば、ポリプロピレン等の樹脂によって形成されている。
上蓋3は、図1、図2に示したように、ごみ袋収集設備がごみ袋を収集することができる状態にされた場合、ごみ袋収集容器1の上側に配置される。
上蓋3は、上記のようにごみ袋収集容器1の上側に配置された状態において、一端の位置が固定されて他端が図2の矢印Aの示す方向(双方向)に移動することができるように、後述する下側スライド台座板2cおよび上側スライド台座板2dによって支持されている。
ごみ袋収集容器1の上側を開口させる場合には、図2に示したように、上蓋3を折り畳んだ状態にして、矢印Aが示す方向において上蓋3の長さを縮める。
なお、ごみ袋収集容器1が組み立てられ、ごみ袋を収納することができる状態にされたときには、筐体2の上側部分に備えられた収納カバー2aが上方に上げられ、この位置に上蓋3が配置される。
図3は、ごみ袋収集容器1および上蓋3が折り畳まれて筐体2に収納された状態を示す斜視図である。この図は、例えば、ごみ収集日以外の日、即ち、ごみ袋収集設備を使用しないときに、ごみ袋収集容器1、上蓋3等を筐体2に収納した状態を示している。
上蓋3は、筐体2に収納されるとき、前述の各板状部材が重なり合った状態(折り畳み状態)にされており、図3において筐体2の左側部分に収納され、筐体2に備えられた収納カバー2aによって上蓋3の上側部分が覆われる。
また、折り畳まれている状態のごみ袋収集容器1は、後述するように後側側面部1aおよび前側側面部1bが折り畳まれて、筐体2が設置されている地面に対して平行に回動し、後述する筐体背後壁部22に接近して筐体2に収納された状態になる。
また、ごみ袋収集容器1が筐体2に収納されている状態においては、ごみ袋収集容器1の前側部分(筐体2の前側部分)を覆い隠すように、筐体2の上側部分に設置されている保護カバー4が下側に向かって伸ばされ、例えば、保護カバー4の下端部分が、ごみ集積所の地面等に接する状態になる。
次に、ごみ袋収集容器1の構成を説明する。
図4は、ごみ袋収集容器1の後側側面部1aおよび前側側面部1bの構成を示す説明図である。また、図5は、ごみ袋収集容器1の構成を示す説明図である。
ごみ袋収集容器1の後側側面部1aおよび前側側面部1bは、前述のように折り畳み部材によって構成されている。
この折り畳み部材は、前述のように長方形の板状部材が複数並べられたもので、詳しくは、長方形の長辺部分が隣り合わせになるように各板状部材が並べられ、これら板状部材の各間が折り曲げ可能な接続部によって接続されている、例えば風呂蓋である。
ここで、後側側面部1aならびに前側側面部1bとして、例えば、10枚の板状部材を有する折り畳み部材を用いる場合について説明する。
後側側面部1aならびに前側側面部1bを構成する折り畳み部材は、両端の板状部材、即ち、(1)の板状部材と(10)の板状部材とが、直線状に配置された(2)~(9)の板状部材に対して直角となるように配置されている。具体的には、(1)の板状部材と(2)の板状部材との間の接続部が直角に曲げられ、(9)の板状部材と(10)の板状部材との間の接続部が直角に曲げられ、前側側面部1b(後側側面部1a)を上方から見たとき、略コの字状となるように形成されている。
図5の上段に示したように、略コの字状に形成された後側側面部1aと前側側面部1bとを対向配置し、後側側面部1aと前側側面部1bとの間を繋ぐように、側面接続板部1cならびに側面接続板部1dを各々接続する。
例えば、後側側面部1aの第1の端辺と前側側面部1bの第1の端辺とを側面接続板部1cによって繋ぎ、後側側面部1aの第2の端辺と前側側面部1bの第2の端辺とを側面接続板部1dによって繋ぎ、図5の左側下段に示したように略箱形状の側面(4面)部分を形成させる。
このように、後側側面部1a、前側側面部1b、側面接続板部1c、側面接続板部1dを接続すると、図5の右側下段に示したように後側側面部1aおよび前側側面部1bが収縮し、また、図5の右側下段に示した収縮した状態から、図5の左側下段に示した状態に伸びる(延在する)ことができるようになる。
換言すると、ごみ袋収集容器1は、ごみ集積所の地面(筐体2が設置される地面)に対して平行に伸縮することができるように構成されている。
以下、「平行方向」と記載する方向は、上記の地面に平行な方向であり、「高さ方向」と記載する方向は、上記の地面に対して垂直となる方向である。
なお、側面接続板部1cおよび側面接続板部1dは、硬質の板材を用いて構成されており、板面等が伸縮することがないものである。
図6は、ごみ袋収集容器1に備える補強板1eおよび補強板1fを示す説明図である。
この図は、ごみ袋収集容器1の前側部分を補強する補強板1eおよび補強板1fの構成を示したもので、前述の後側側面部1aおよび前側側面部1bの図示を簡略化している。
補強板1eおよび補強板1fは、ごみ袋収集容器1の容器形状の内側部分に備えられている。
補強板1eは、側面接続板部1cの前側端部に設けられた複数の蝶番1gによって、当該側面接続板部1cに取り付けられており、当該蝶番1gを軸として図6の矢印Bが示す方向に回動することができるように、側面接続板部1cに支持されている。
補強板1fは、側面接続板部1dの前側端部に設けられた複数の蝶番1gによって、当該側面接続板部1dに取り付けられており、当該蝶番1gを軸として図6の矢印Cが示す方向に回動することができるように、側面接続板部1dに支持されている。
図7は、ごみ袋収集容器1に備える補強板1eおよび補強板1fによって当該ごみ袋収集容器1が補強された状態を示す説明図である。
補強板1eおよび補強板1fは、平行方向の長さが、前側側面部1bを伸ばしたときの平行方向における長さと概ね同様で、当該前側側面部1bよりも若干短い長さを有する。
また、補強板1eおよび補強板1fの高さ方向の長さは、前側側面部1bの高さ方向の長さと概ね同様で、当該前側側面部1bよりも若干短い長さを有する。
ごみ袋収集容器1は、家庭から出されたごみ袋を収納するときには、前述のように後側側面部1aおよび前側側面部1bが伸ばされた状態にされる。また、補強板1eおよび補強板1fが、伸ばされた状態の前側側面部1bの近傍に移動(回動)されて、前側側面部1bが伸ばされた状態を維持するように、即ち、不意に収縮することを防ぐように配置されてごみ袋収集容器1を補強する。
具体的には、ごみ袋収集容器1が、図5の右側下段に示した状態、即ち、後側側面部1aおよび前側側面部1bが収縮された(折り畳まれた)状態にされている場合、補強板1eは、側面接続板部1cの内側面(ごみ袋収集容器1の内側面)と対向し、当該側面接続板部1cの近傍に配置されている(もしくは側面接続板部1cの内側面と接触している)。また、補強板1fは、側面接続板部1dの内側面(ごみ袋収集容器1の内側面)と対向し、当該側面接続板部1dの近傍に配置されている(もしくは側面接続板部1dの内側面と接触している)。
前述のように後側側面部1aおよび前側側面部1bが伸ばされた状態にされると、補強板1fが矢印Cの方向に回動され、前側側面部1bの内側(ごみ袋収集容器1の内部側)の近傍に配置される(もしくは前側側面部1bの内側部分に当接する)。また、補強板1eが矢印Bの方向に回動され、前側側面部1bの内側の近傍に配置され(もしくは前側側面部1bの内側部分に当接し)、補強板1eが補強板1fに重ねられる。即ち、補強板1e、補強板1f、前側側面部1bが重ねられた状態になる。
このような状態にされた場合、例えば、当該前側側面部1bの上端部分に複数の止め金1hが装着され、補強板1e、補強板1f、前側側面部1bが重ねられた状態で固定される。
ここで説明したごみ袋収集容器1は、前側側面部1bを補強する補強板1eおよび補強板1fを備えているが、さらに、後側側面部1aが不意に収縮することを防ぐように、上記の補強板1eおよび補強板1fに相当する補強板を、後側側面部1aと重なるように備えることも可能である。
また、ごみ袋収集容器1は、側面接続板部1cの上端部分に補助板1lを備えている。
補助板1lは、側面接続板部1cの上端になる縁辺部分に、複数の蝶番1mを用いて取り付けられており、図7の矢印Dが示す方向に回動するように設けられている。
補助板1lは、例えば、側面接続板部1cに取り付けられた折り畳みブラケット1nによって、上記の矢印Dが示す方向に回動するように支持されており、当該折り畳みブラケットを伸ばした状態にすると、当該補助板1lの板面が、ごみ袋収集容器1の上側開口部の縁部分と同様な高さ位置において地面と平行になるように設けられている。
なお、後側側面部1aおよび前側側面部1bを伸ばした状態とし、上蓋3を用いてごみ袋収集容器1の上側開口部を閉じる場合や、上蓋3を折り畳んでごみ袋収集容器1の上側開口部を開けて置く場合には、補助板1lは、折り畳みブラケット1nが伸ばされて、補助板1lの板面が地面と平行になるように(上蓋3を載置することができるように)配置される。
図8は、ごみ袋収集容器1の下側部分の構成を示す説明図である。
ごみ袋収集容器1は、側面接続板部1cの下端部分と側面接続板部1dの下端部分とを接続する第1の下側補強板1iおよび第2の下側補強板1iを備え、これら第1の下側補強板1iおよび第2の下側補強板1iによって、後側側面部1aおよび前側側面部1bが伸ばされた状態の、ごみ袋収集容器1の形状に歪が生じることを防いで(抑制して)いる。
ごみ袋収集容器1は、例えば、四角形の枠形状に形成された第1の下側補強板1iおよび第2の下側補強板1iを備え、これら第1の下側補強板1iおよび第2の下側補強板1iが複数の(例えば2つの)蝶番1kによって接続されている。
複数の蝶番1kは、それぞれの回転軸が同一直線上に配置され、第1の下側補強板1iと第2の下側補強板1iとの間を繋ぐように、第1の下側補強板1iおよび第2の下側補強板1iに取り付けられている。
なお、第1の下側補強板1iおよび第2の下側補強板1iの形状は、上記の四角形や中空の枠形状に限定されない。
換言すると、ごみ袋収集容器1の下側開口部には、蝶番1kによって接続された第1の下側補強板1iと第2の下側補強板1iが備えられ、第1の下側補強板1iが複数の(例えば2つの)蝶番1jによって側面接続板部1cの下端部分に取り付けられ、第2の下側補強板1iが複数の(例えば2つの)蝶番1jによって側面接続板部1dの下端部分に取り付けられている。
第1の下側補強板1iを側面接続板部1cに取り付ける複数の蝶番1jは、各蝶番1jの回転軸が同一直線上に配置され、当該回転軸が側面接続板部1cの下端の縁辺と平行になるように取り付けられている。
また、第2の下側補強板1iを側面接続板部1dに取り付ける複数の蝶番1jは、各蝶番1jの回転軸が同一直線上に配置され、当該回転軸が側面接続板部1dの下端の縁辺と平行になるように取り付けられている。
また、第1の下側補強板1iと第2の下側補強板1iとを繋ぐ蝶番1kは、当該蝶番1kの回転軸が、第1の下側補強板1iを側面接続板部1cに取り付ける蝶番1j、および、第2の下側補強板1iを側面接続板部1dに取り付ける蝶番1jの各回転軸と平行になるように配置されている。
上記のように各蝶番1k、各蝶番1jを取り付ける(配置する)ことにより、後側側面部1aおよび前側側面部1bを折り畳んで、側面接続板部1cと側面接続板部1dとを接近させると、蝶番1kによって接続された部分(第1の下側補強板1iと第2の下側補強板1iが相互に接続されている部分)が上方に移動し、ごみ袋収集容器1を収縮することが可能になる。
側面接続板部1cと後側側面部1aとの接続部分の下端、および、側面接続板部1cと前側側面部1bとの接続部分の下端には、各々、高さ調整(バランス調整)が可能な脚部材1qが備えられている。
また、側面接続板部1dと後側側面部1aとの接続部分の下端、および、側面接続板部1dと前側側面部1bとの接続部分の下端には、各々、高さ調整(バランス調整)が可能なキャスター付き脚部材1pが備えられている。
このように構成されたごみ袋収集容器1は、キャスター付き脚部材1pが取り付けられている側面接続板部1d、もしくはその近傍を移動させることにより、後側側面部1aおよび前側側面部1bを容易に伸縮させることが可能になる。
また、ごみ袋収集容器1の下端には、上記のように高さ調整が可能な脚部材1qおよびキャスター付き脚部材1pが備えられており、これらを用いて、後側側面部1a、前側側面部1b、側面接続板部1c、側面接続板部1dの高さを調整することにより、これらの上端部分に載置される上蓋3が、例えば地面に対して平行になるように調整することができる。
次に筐体2の構成を説明する。
図9は、筐体2の構成を示す斜視図である。筐体2は、例えば、硬質の鋼材、または当該鋼材に相当する強度等を有する材料によって形成されており、ごみ集積所の地面に載置される筐体基板部21、筐体基板部21の後側部分において、筐体基板部21(地面)に対して垂直に設置され、ごみ袋収集設備の後側部分を構成する筐体背後壁部22、筐体背後壁部22の上端に備えられる筐体上板部23、筐体背後壁部22の一の側方に設置される筐体壁板部24aおよび筐体壁板部24bを備えている。
筐体基板部21は、例えば、ごみ集積所の地面に載置され、アンカー等の留め具2kを複数用いて当該地面に固定されている。
筐体背後壁部22は、前述のように、ごみ袋収集設備、もしくは筐体2の後側部分を構成するもので、ごみ集積所の後側部分に配置されるように、筐体基板部21に強固に固定されている。
筐体上板部23は、前述のように筐体背後壁部22の上端部分に備えられ、筐体背後壁部22の前側(筐体2の前側)に向かって突出し、例えば、当該筐体上板部23の板面が地面に対して平行になるように、筐体背後壁部22に支持固定されている。
筐体壁板部24aおよび筐体壁板部24bは、後述するように上蓋3を収納するために、例えば、筐体背後壁部22の左側方において、筐体基板部21に対して垂直に設けられ、また、筐体背後壁部22の壁面から筐体2の前側(ごみ袋収集設備の前側)に向かって突出するように配置されている。
筐体壁板部24a(第1の筐体壁板部)は、筐体背後壁部22の左側方の端部に配置され、収納部2mに収納された(折り畳まれた状態の)上蓋3の左側方に当接する(もしくは上蓋3の左側方を支持する)ように設けられている。
筐体壁板部24b(第2の筐体壁板部)は、筐体壁板部24aよりも筐体背後壁部22の右側の端部側に配置され、収納部2mに収納された(折り畳まれた)上蓋3の右側方に当接する(もしくは上蓋3の右側方を支持する)ように、筐体壁板部24aから適当な間隔を空けて設けられている。
図10は、筐体2に備えられた保護カバー4を伸ばした状態を示す説明図である。筐体上板部23の前側端部には、適当な間隔を空けて複数の(例えば3つの)蝶番2jが取り付けられており、これらの蝶番2jによって保護カバー4が筐体上板部23に支持されている。
換言すると、前述のように折り畳み部材によって形成されている保護カバー4は、筐体上板部23の前端からごみ集積所の地面に向かって(筐体2の下側に向かって)伸びるように、複数の蝶番2jを介して筐体上板部23に取り付けられている。
図11は、筐体2にごみ袋収集容器1が取り付けられた状態を示す説明図である。この図は、筐体2と、伸ばされた状態のごみ袋収集容器1の概略形状とを示したものである。
筐体上板部23と接している筐体壁板部24bには、複数の(例えば2つの)蝶番2hが取り付けられている。
詳しくは、筐体壁板部24bの前端側の縁辺部分には、上下方向(高さ方向)に並んだ2つの蝶番2hが取り付けられており、当該蝶番2hを介してごみ袋収集容器1の側面接続板部1cが接続されている。
図12は、上蓋3を支持する上側スライド台座板2dおよび下側スライド台座板2cの構成を示す説明図である。この図は、下側スライド台座板2cの上面に上側スライド台座板2dを載置し、これを上方から見た場合の構成を示している。
上側スライド台座板2dは、同一方向に延設された複数の(例えば4つの)ガイド溝2fが設けられており、下側スライド台座板2cには、当該下側スライド台座板2cに上側スライド台座板2dを重ねたとき、各ガイド溝2fに各々挿入される突起が複数設けられている。
上側スライド台座板2dは、上面に折り畳まれた上蓋3を載置することができる大きさ、形状に形成されている。前述のように長方形の板上部材を複数有する上蓋3を折り畳むと、当該上蓋3は直方体になる。そこで、上側スライド台座板2dの上面は、折り畳んだ状態の上蓋3を載置することができるように長方形に形成される。
下側スライド台座板2cは、上側スライド台座板2dと概ね同様な大きさ形状に形成され、上記のようにガイド溝2fに突起が挿入されることにより、上側スライド台座板2dが、下側スライド台座板2cに対して、図12の矢印Eが示す方向に移動する(スライドする)ことができるように構成されている。
上記のように長方形に形成された下側スライド台座板2cの短辺部位には、当該下側スライド台座板2cを筐体背後壁部22に接続する蝶番2i(ごみ袋収集容器支持部)が複数(例えば2つ)取り付け固定されている。
また、上記のように長方形に形成された上側スライド台座板2dの長辺部位には、当該上側スライド台座板2dに上蓋3を取り付ける蝶番2eが複数(例えば2つ)取り付け固定されている。
図13は、筐体2において上蓋3を収納する部分の構成を示す説明図である。なお、この図13においては、ごみ袋収集容器1等の図示を省略している。
筐体2は、図13において左側に上蓋3を収納する収納部2mを備えている。
筐体2において、収納部2mの上端になる部位には、例えば、複数の蝶番2iを用いて、下側スライド台座板2cが取り付けられている。なお、この下側スライド台座板2cには、前述のように上側スライド台座板2dがスライド可能に取り付けられている。
ここで、上蓋3は、複数の板状部材を重ねた折り畳み状態において、各板状部材の長辺の長さをL1、各板状部材を重ね合わせた折り畳み厚さをL2、各板状部材の幅(短片の長さ)をL3とする。
一般的な折り畳み式の風呂蓋は、例えば、L1が700[mm]、L2が150[mm]、L3が150[mm]の長さを有する。
上記の風呂蓋を、上蓋3、ごみ袋収集容器1の後側側面部1aおよび前側側面部1bに用いる場合、下側スライド台座板2cおよび上側スライド台座板2dは、長手方向の長さがL1と同等、もしくは若干大きく形成され、短手方向の長さがL2と同等、もしくは若干大きく形成される。また、下側スライド台座板2cに対する上側スライド台座板2dのスライド長さを、例えば150[mm]に設定し、この長さのガイド溝2fを上側スライド台座板2dに形成する。
また、後側側面部1aおよび前側側面部1bとして、上記の大きさの風呂蓋を用いる場合、図5等に示した側面接続板部1cおよび側面接続板部1dは、例えば、高さ方向および幅方向(地面に対して平行方向)の各大きさが700[mm]に形成される。
ここで、筐体2(筐体背後壁部22)において、ごみ袋収集容器1を収納する部分、即ち、収納部2mを除いた部分の大きさを、図13における横方向の長さL4、高さ方向の長さL5とする。
前述のような大きさの後側側面部1a、前側側面部1b、側面接続板部1c、側面接続板部1dによって形成されたごみ袋収集容器1を収納する場合、筐体2(筐体背後壁部22)の収納部2mを除いた部分は、例えば、L4が750[mm]、L5が750[mm]の大きさに形成される。
また、ここで、筐体上板部23の大きさについて、長手方向の長さ(図13における横方向の長さ)をL4、短手方向の長さ(筐体背後壁部22から前側に突出する長さ)をL6とする。
前述のような大きさの後側側面部1a、前側側面部1b、側面接続板部1c、側面接続板部1dによって形成されたごみ袋収集容器1を筐体2に収納する場合、筐体上板部23は、例えば、L4が750[mm]、L6が160[mm]の大きさに形成される。
図14は、折り畳まれた上蓋3が筐体2の収納部2mから引き出されている状態を示す説明図である。なお、この図14においては、ごみ袋収集容器1等の図示を省略している。また、この図14においては、上段に示した筐体2の、上蓋3を支持する部分100を、下段に拡大して図示している。
折り畳まれた上蓋3は、上側スライド台座板2dの上面に、当該上面からはみ出さないように載置される。このとき、上蓋3は、折り畳まれた厚み部分(重ねられた板状部材の側方部分)が上側スライド台座板2dの上面に載置されている。また、例えば、上蓋3が折り畳まれた状態で上端(または下端)になる板状部材が、蝶番2eによって上側スライド台座板2dに取り付けられている。
上蓋3は、上側スライド台座板2dおよび下側スライド台座板2cを介して、前述の蝶番2iによって筐体2(収納部2mの背後側を形成する筐体背後壁部22)に取り付けられており、上側スライド台座板2dおよび下側スライド台座板2cとともに、図14の矢印Fが示す方向に(筐体2の上下方向に)回動する。
なお、収納部2mの奥行きL7は、前述の上蓋3の板状部材の幅L3よりも大きく、上側スライド台座板2d(および下側スライド台座板2c)を含めて、折り畳まれた上蓋3を収納することができる大きさである。
図15は、上蓋3および上側スライド台座板2dが筐体2の前側に引き出された状態を示す説明図である。なお、この図15においては、ごみ袋収集容器1等の図示を省略している。また、この図15においては、上段に示した筐体2の、上蓋3を支持する部分100を、下段に拡大して図示している。
上蓋3、上側スライド台座板2d、下側スライド台座板2cが、収納部2mから引き出されたとき、これらが地面に対して平行に支持されるように、例えば、筐体壁板部24aと筐体壁板部24bとの間の部位(筐体背後壁部22)には、折り畳みブラケット2gが取り付けれている。
この折り畳みブラケット2gは、上蓋3、上側スライド台座板2d、下側スライド台座板2cが、筐体2の上側に向かって回動して収納部2mから引き出されると、伸びた状態になって下側スライド台座板2cを下方から支持し、例えば下側スライド台座板2c等が地面に対して平行になって、この状態を維持するように筐体背後壁部22等に取り付けられている。
また、上記のように上蓋3、上側スライド台座板2d、下側スライド台座板2cが平行に支持されているとき、上側スライド台座板2dは、下側スライド台座板2cの上側をスライドして、上蓋3が上側スライド台座板2dとともに、図15に示した矢印Gが示す方向(筐体2の前側)に移動し、図15において図示を省略したごみ袋収集容器1の上側開口部の側方(側面接続板部1cの近傍)に、上蓋3を配置させるように構成されている。
上記のように、上側スライド台座板2d、下側スライド台座板2c、蝶番2i、折り畳みブラケット2gによって、上蓋3を支持する上蓋支持部が構成されている。
図16は、筐体2に上蓋3および保護カバー4が収納された状態を示す説明図である。
上蓋3は、折り畳まれた状態とされて上側スライド台座板2dの上面に載置され、図15の矢印Gの逆方向に、上側スライド台座板2d(上蓋3)を移動させる(回動させる)ことにより、図16に示したように収納部2mに収納される。
収納部2mに収納された上蓋3は、当該上蓋3の長手方向が筐体2の高さ方向と平行になる姿勢で、即ち、折り畳まれた状態の上蓋3の長辺部分が地面に対して垂直になる姿勢で、筐体壁板部24aと筐体壁板部24bとの間に配置される。
また、上蓋3が上記の姿勢で収納部2mに収納されているときには、蝶番2bによって筐体2(筐体背後壁部22の上側部分)に取り付けられている収納カバー2aを閉じた状態にすることにより、上蓋3の上側部分が覆われる。
また、図16は、図3において下側に伸ばされているごみ袋収集設備の保護カバー4を、筐体2に収納した状態を示している。例えば、ごみ収集日以外の日には、図16に示したように保護カバー4を折り畳み、蝶番2jを回動させて筐体上板部23の上面に載置させてもよい。
図17は、折り畳まれたごみ袋収集容器1が筐体2に収納される状態を示す説明図である。
例えば、図7に示した補強板1eを側面接続板部1cに接近するように回動させ、また、図7に示した補強板1fを側面接続板部1dに接近するように回動させて、後側側面部1aおよび前側側面部1bを折り畳み、また、折り畳みブラケット1nを閉じて、補助板1lを側面接続板部1cと平行になる状態にしておき、ごみ袋収集容器1を収縮させる。即ち、ごみ袋収集容器1を、図5の右側下段に示した状態にする。
このように、ごみ袋収集容器1を収縮させて(折り畳まれた状態にして)おき、蝶番2hを回動させて、ごみ袋収集容器1を図17の矢印Hが示す方向に移動させる(蝶番2hを軸として地面に対して平行に回動させる)と、筐体背後壁部22と図17に図示されない側面接続板部1dとが対向し、また、側面接続板部1cが筐体2の前側に配置されて、ごみ袋収集容器1が筐体2(筐体上板部23の下側であって、筐体壁板部24bの右側)に収納される。
上記のように折り畳まれた状態のごみ袋収集容器1を筐体2に収納しておき、筐体上板部23に取り付けられている保護カバー4を下側に伸ばすと、例えば、図3や図10に示したように、保護カバー4が、筐体2の前側部分においてごみ袋収集容器1を覆う。
筐体2に収納されているごみ袋収集容器1を組み立てる場合には、矢印Hの逆方向に蝶番2hを回動させ、即ち、ごみ袋収集容器1が筐体背後壁部22から離れるように回動させ、筐体2の前側にごみ袋収集容器1を引き出し、前述のように、補強板1e,1f等を配置固定して、ごみ袋収集容器1を図7等に示した状態に組み立てる。
図18は、ごみ袋収集容器1の内部に保護カバー4が挿入された状態を示す説明図である。
折り畳み部材を用いた後側側面部1aおよび前側側面部1bは、ごみ袋収集容器1を組み立てた状態において不意に収縮し、容器形状が変形することがある。
ごみ袋収集容器1の形状(内部に複数のごみ袋を収集することができる状態)を維持するため、図18に示したように、筐体上板部23に取り付けられている保護カバー4を、ごみ袋収集容器1の内部へ挿入してもよい。即ち、保護カバー4を、ごみ袋収集容器1の上側開口部から挿入し、後側側面部1aの内壁の近傍に、もしくは、後側側面部1aに当接するように、いわゆるエプロンのように垂らして、ごみ袋収集容器1が不意に収縮しないように補強してもよい。
図19は、ごみ袋収集容器1に保護カバー4が挿入され、上蓋3が閉じられる場合の状態を示す説明図である。
上蓋3によってごみ袋収集容器1の上側開口部が塞がれる場合、前述のように、上蓋3とともに上側スライド台座板2dが、筐体2の前側に引き出される。このとき、ごみ袋収集容器1は、図7に示したように組み立てられており、補助板1lが地面に対して平行に支持されている。
上記のように、筐体2の前側に引き出された上側スライド台座板2dの一部分、ならびに上側スライド台座板2dを下側から支持している下側スライド台座板2cの一部分は、地面に対して平行にされている補助板1lの上面に載置され、当該補助板1lによって上蓋3が支持される。
このように、上側スライド台座板2d、下側スライド台座板2c、補助板1l等によって支持されている上蓋3は、図19に示した矢印Kが示す方向に移動されることにより、即ち、側面接続板部1cの側から側面接続板部1dの側に向かって移動されることにより、ごみ袋収集容器1の上側開口部を塞ぐことができる。
1 ごみ袋収集容器
1a 後側側面部
1b 前側側面部
1c 側面接続板部
1d 側面接続板部
1e 補強板
1f 補強板
1g 蝶番
1h 止め金
1i 下側補強板
1j 蝶番
1k 蝶番
1l 補助板
1m 蝶番
1n 折り畳みブラケット
1p キャスター付き脚部材
1q 脚部材
2 筐体
2a 格納カバー
2b 蝶番
2c 下側スライド台座板
2d 上側スライド台座板
2e 蝶番
2f ガイド溝
2g 折り畳みブラケット
2h 蝶番
2i 蝶番
2j 蝶番
2k 留め具
2m 収納部
3 上蓋
4 保護カバー
21 筐体基板部
22 筐体背後壁部
23 筐体上板部
24a 筐体壁板部
24b 筐体壁板部

Claims (4)

  1. 複数の板状部材および可撓性を備えて前記複数の板状部材の各間を接続する接続部を有する折り畳み部材を用いて形成される上蓋と、
    前記折り畳み部材を用いて形成され、ごみ袋を収納するごみ袋収集容器と、
    前記上蓋および前記ごみ袋収集容器を支持する筐体と、
    を備え、
    前記ごみ袋収集容器は、
    前記折り畳み部材からなる前側側面部、
    前記前側側面部に対向配置され、前記折り畳み部材からなる後側側面部、
    前記前側側面部の一端と前記後側側面部の一端とを接続する第1の側面接続板部、
    および、
    前記前側側面部の他端と前記後側側面部の他端とを接続する第2の側面接続板部、
    を備えて、
    前記前側側面部および前記後側側面部が折り畳まれたとき、前記第1の側面接続板部と前記第2の側面接続板部とが接近して、前記筐体が設置される地面に平行な方向に収縮するように構成され、
    前記上蓋は、
    折り畳まれているときに前記ごみ袋収集容器の側方に配置されて、
    前記ごみ袋収集容器の側方から伸ばされたとき、前記前側側面部および前記後側側面部が伸ばされた状態の前記ごみ袋収集容器の上側開口部を塞ぐことができる前記筐体の上側部分に支持される、
    ことを特徴とするごみ袋収集設備。
  2. 前記筐体は、
    地面に載置される筐体基板部と、
    前記筐体基板部に垂直に設置されて前記筐体の後側部分となる筐体背後壁部と、
    前記筐体基板部に垂直に設置され、前記筐体背後壁部の一の側方端部側において前記筐体背後壁部の壁面から前記筐体の前側に向かって突出する2つの筐体壁板部と、
    前記上蓋を前記筐体背後壁部に取り付け支持する上蓋支持部と、
    前記ごみ袋収集容器を前記筐体壁板部に取り付け支持するごみ袋収集容器支持部と、
    を有し、
    前記2つの筐体壁板部のうち、第1の筐体壁板部は、
    前記筐体背後壁部の一の側方の端部に配置され、
    前記2つの筐体壁板部のうち、第2の筐体壁板部は、
    前記第1の筐体壁板部との間に、折り畳まれた前記上蓋を収納することができる間隔を空けて、前記第1の筐体壁板部よりも前記筐体背後壁部の他の側方の端部側に配置され、
    前記上蓋支持部は、
    前記折り畳まれた上蓋の長辺部分が前記地面に対して垂直になって前記第1の筐体壁板部と前記第2の筐体壁板部との間に配置されるように前記上蓋を支持するとともに、前記第1の筐体壁板部と前記第2の筐体壁板部との間に配置された前記上蓋が、前記筐体の上側に向かって回動して前記上蓋の長辺部分が前記地面に対して平行になり、前記ごみ袋収集容器の上端部分と同じ高さに配置されるように支持し、
    前記ごみ袋収集容器支持部は、
    前記前側側面部および前記後側側面部が折り畳まれた状態の前記ごみ袋収集容器が、前記地面に対して平行に回動して前記筐体背後壁部に接近し、前記筐体に収納された状態になるように、前記ごみ袋収集容器を前記筐体に取り付け支持する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のごみ袋収集設備。
  3. 前記筐体は、
    前記筐体背後壁部の上端に備えられて前記筐体の前側に突出する筐体上板部を有し、
    前記筐体上板部は、
    前記折り畳み部材によって形成されて前記筐体の下側に伸ばすことができる保護カバーが取り付けられており、
    前記保護カバーは、
    前記筐体の下側に伸ばされたとき、
    前記前側側面部および前記後側側面部が折り畳まれて前記筐体背後壁部に接近させられ前記ごみ袋収集容器が前記筐体に収納されている場合には、前記筐体の前側部分において前記ごみ袋収集容器を覆い、
    前記ごみ袋収集容器が前記筐体背後壁部から離れるように回動されて前記前側側面部および前記後側側面部が伸ばされ前記ごみ袋収集容器が前記ごみ袋を収納する状態にされている場合には、前記ごみ袋収集容器の前記上側開口部に挿入されて前記後側側面部に当接する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のごみ袋収集設備。
  4. 前記折り畳み部材は、折り畳み式風呂蓋である、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のごみ袋収集設備。
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