JP3239344U - 髪留め - Google Patents

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Abstract

【課題】頭髪を簡易な構成で束ねることができる髪留めを提供する。【解決手段】ゴム紐50で束ねた頭髪に装着する髪留め1であって、前記頭髪が挿通され、連続的に配列された複数のリング状部11を有する挿通部10と、前記複数のリング状部11の配列方向における一端側に設けられ、前記ゴム紐に係止される係止部20とを備え、前記複数のリング状部11は、一本以上の線状部材により形成されていることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年7月6日から令和4年7月8日まで第13回国際ファッション雑貨EXPO夏にて展示
本考案は、頭髪を束ねるための髪留めに関する。
従来から頭髪を束ねる髪留めは、様々な仕様のものが使用されている。
例えば、特許文献1には、変形可能な金属棒部と、この金属棒部の両端部に着脱自在に設けられた端部カバーとを備えた髪止め具が開示されている。金属棒部が変形可能であるため、ゴム紐のように収縮力を用いずに、金属棒部を手で曲げて髪を容易に束ねることができると共に、結束を解く際も手で金属棒部を伸ばして横から抜くだけで容易に取り外すことができる。
特開2006-296512号公報
ところで、1本の金属棒により構成されている髪止め具を使用して髪の毛を束ねる場合、束ねられていない部分の髪の毛が様々な方向に広がってしまうという問題があった。また、このような髪留め具は、簡単に抜けてしまうという問題もあった。
そこで、本考案は、頭髪を簡易な構成で束ねることができる髪留めを提供することを目的とする。
本考案は、ゴム紐で束ねた頭髪に装着する髪留めであって、前記頭髪が挿通され、連続的に配列された複数のリング状部を有する挿通部と、前記複数のリング状部の配列方向における一端側に設けられ、前記ゴム紐に係止される係止部とを備え、前記複数のリング状部は、一本以上の線状部材により形成されていることを特徴とする髪留めである。
本考案に係る髪留めにおいて、前記複数のリング状部は、弾性変形可能な線状部材により螺旋状に形成されてなる部分であることとすることができる。
本考案に係る髪留めにおいて、前記複数のリング状部は、塑性変形性を有する線状部材により螺旋状に形成されてなる部分であることとすることができる。
本考案に係る髪留めにおいて、前記ゴム紐と前記係止部とが組み合わされて一体的に構成されているものとすることができる。
以上説明したように本考案によれば、頭髪を簡易な構成で束ねることができる。
本考案の実施形態に係る髪留めの模式的な斜視図である。 本考案の実施形態に係る髪留めが装着された状態を示す模式的な斜視図である。
以下、図面を参照して、本考案の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本考案の解決手段として必須であるとは限らない。
図1は、本考案の実施形態に係る髪留め1の模式的な斜視図である。髪留め1は、挿通部10と、係止部20、把持部30とを有して構成されている。
挿通部10は、頭髪が挿通され、連続的に配列された複数のリング状部11により構成されている。各リング状部11は、円形の部材であり、それぞれが同じ大きさ、同じ形状に形成されている。複数のリング状部11が直線状に一列に並んで配列された状態では、挿通部10には頭髪が挿通されるスペースが形成される。なお、複数のリング状部11は、隣接するリング状部11との間に隙間を有していることが望ましい。
複数のリング状部11は、1本の線状部材を折り曲げることにより形成される。具体的には、髪留め1を構成する1本の線状部材を螺旋状に折り曲げることにより、各リング状部11が円形に形成される。なお、線状部材の長さは、特に限定されるものではない。頭髪の長さが長ければ、リング状部11の個数が多くなるように長い線状部材を選択すればよい。束ねた頭髪が太ければ、リング状部11の径が大きくなるように長い線状部材を選択すればよい。なお、複数のリング状部11は、2本以上の線状部材を折り曲げることにより形成されてもよい。
髪留め1の素材は特に限定されるものではないが、複数のリング状部11は、例えばスプリングゴムのように、弾性変形可能な線状部材により螺旋状に形成されてなる部分であることが望ましい。リング状部11がスプリングゴムであれば、頭髪との間に生じる摩擦力により髪留め1が頭髪に装着された状態が維持されやすくなる。
また、複数のリング状部11は、塑性変形性を有する線状部材により螺旋状に形成されてなる部分であることが望ましい。複数のリング状部11が塑性変形性を有することにより、挿通部10を自在に伸長又は圧縮させて任意の長さを維持することができる。
係止部20は、複数のリング状部11の配列方向における一端側に設けられている。係止部20は、例えば髪を束ねるゴム紐に係合する金具として配置されている。なお、係止部20は、挿通部10から連続した状態で、挿通部10の一部として線状部材を折り曲げることにより形成されてもよい。係止部20の形状、素材は、ゴム紐に係合できる態様であれば特に限定されるものではない。例えば、係止部20は、クリップ状に形成されていてもよい。なお、図1に示すようにゴム紐50と係止部20とが組み合わされて一体的に構成されていてもよい。
把持部30は、複数のリング状部11の配列方向における他端側に設けられている。把持部30は、髪留め1の長さを調整するために使用者に把持される部位である。使用者は、係止部20がゴム紐に係止された状態で把持部30を引っ張ることにより、髪留め1の全長を調整することができる。
図2は、本考案の実施形態に係る髪留め1が装着された状態を示す模式的な斜視図である。図2に示すように、髪の根本がゴム紐50で束ねられた状態で髪留め1がゴム紐50に取り付けられる。具体的には、ゴム紐50に係止部20が係止され、螺旋状に折り曲げられた各リング状部11(挿通部10)に頭髪が挿通された状態で取り付けられる。
複数のリング状部11が弾性変形可能であれば、髪留め1が装着される際に各リング状部11は拡径する方向に弾性変形し、装着後は復元力により各リング状部11が縮径する方向に弾性変形する。従って、様々な太さの頭髪に対応することができる。
複数のリング状部11が塑性変形性を有していれば、頭髪が短い場合にはリング状部11の間隔を詰めて挿通部10を挿通方向(リング状部11の配列方向)に沿って圧縮させる。あるいは、頭髪が長い場合には、把持部30を引っ張ることにより複数のリング状部11を配列方向に沿って伸長させる。従って、髪留め1の全長を異なる長さに維持して様々な長さの頭髪に対応することができる。
以上説明したように、本考案の実施形態に係る髪留め1は、頭髪が挿通され、連続的に配列された複数のリング状部11を有する挿通部10と、複数のリング状部11の配列方向における一端側に設けられ、ゴム紐に係止される係止部20とを備え、複数のリング状部11は、一本以上の線状部材により形成されている。従って、頭髪を簡易な構成で束ねることができる。
なお、上記のように本考案の一実施形態及び実施例について詳細に説明したが、本考案の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは、当業者には、容易に理解できるであろう。したがって、このような変形例は、全て本考案の範囲に含まれるものとする。
例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また、髪留め1の構成も本考案の一実施形態及び実施例で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
1 髪留め、10 挿通部、11 リング状部、20 係止部、30 把持部

Claims (4)

  1. ゴム紐で束ねた頭髪に装着する髪留めであって、
    前記頭髪が挿通され、連続的に配列された複数のリング状部を有する挿通部と、
    前記複数のリング状部の配列方向における一端側に設けられ、前記ゴム紐に係止される係止部とを備え、
    前記複数のリング状部は、一本以上の線状部材により形成されていることを特徴とする髪留め。
  2. 前記複数のリング状部は、弾性変形可能な線状部材により螺旋状に形成されてなる部分であることを特徴とする請求項1に記載の髪留め。
  3. 前記複数のリング状部は、塑性変形性を有する線状部材により螺旋状に形成されてなる部分であることを特徴とする請求項1に記載の髪留め。
  4. 前記ゴム紐と前記係止部とが組み合わされて一体的に構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の髪留め。
JP2022002608U 2022-08-05 髪留め Active JP3239344U7 (ja)

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