JP3239249U

JP3239249U - 隠蔵式ジョイントマット

Info

Publication number: JP3239249U
Application number: JP2022002506U
Authority: JP
Inventors: 益楊夏; 建飛奚; 建達丁
Original assignee: Suzhou Hred Mat Co Ltd
Current assignee: Suzhou Hred Mat Co Ltd
Priority date: 2022-03-01
Filing date: 2022-07-29
Publication date: 2022-09-28
Anticipated expiration: 2032-07-29
Also published as: CN216822705U; US20230279670A1

Abstract

【課題】見た目良好で衛生面に優れ手入れが容易な隠蔵式ジョイントマットを提供する。【解決手段】ジョイント基板２はマット本体１の一側面に接続され、ジョイント基板の１対の隣接する直角辺に２つの凸部２１が形成され、別の一対の隣接する直角辺に２つの凹部が形成され、凸部は凸部接続面２１１を有し、凸部接続面はマット本体の周縁面に対応して設けられて周縁面と面一で、凸部接続面に複数のジョイント用凸歯２１２がマット本体の縁部から突出して設けられ、隣接する２つのジョイント用凸歯の間にジョイント用外側溝２１３が設けられ、凹部２２は凹部接続面２２１を有し、凹部接続面はマット本体の周縁面に対応して設けられて周縁面と面一で、凹部接続面は複数のジョイント用内側溝２２２を有し、隣接する２つのジョイント用内側溝の間にジョイント用内側歯２２３が設けられジョイント基板の２つの凹部は上方から完全に覆われる。【選択図】図２

Description

本考案はマット用品の技術分野に属し、具体的には、隠蔵式ジョイントマットに関する。

マットは日常生活でよく使用されている家庭用品であり、例えば床マット、スポーツマット、子供用の遊びマット、工業用マットなど、多くの種類があり、しかも、マットの用途は広くて、室内の洗面所、子供の部屋、幼児の活働空間、スポーツ会場、工業床坪などの場所に使用することができる。マットは信頼性の高い敷物として、床を清潔に保つことができるという利点に加えて、弾力性と柔軟性とを有し、立ち心地が良好であるという特徴があり、子供、老人や重要な精密機器などを効果的に保護し、上記の人や物品が転んでぶつかって損傷を引き起こすことを避けることができ、高い保護効果がある。

従来のジョイントマットは、主として一体型四角形マットであり、ほとんどプラスチックや布地、発泡材などでできているものであり、四角形マットの周縁部には、複数のジョイント用歯が間隔をおいて外向きに設けられており、ジョイント用歯はそれぞれ均等に配置され、隣接する各ジョイント用歯の間にジョイント用溝が形成され、ジョイント用歯とジョイント用溝との形状が嵌合し、複数のマットをジョイントする際に、隣接するマットはジョイント用歯とジョイント用溝とが互いに嵌合することで一体化したものになる。ただし、従来のジョイントマットは一体型構造であるため、ジグソーパズルのプレート式に似たこのジョイント構造は、ジョイントする際に歯溝構造が表面に露出し、大量の歯溝構造が露出して視覚的にすっきりしないことをもたらし、一方、嵌合式歯溝構造では隙間が避けられないため、ほこり、食べ物の残渣のような汚いものがジョイント用溝に侵入して長期に亘って残留し、衛生性を損ない、汚れをもたらし、また、掃除するのも非常に不便であり、また、単枚式歯溝ジョイント構造では、床全体に敷き詰められた場合、複数のマットの表面の膨らみや窪みが発生しやすく、その結果、全体の表面で凸凹が生じ、平坦度が劣化する。

上記の従来技術に鑑み、本出願者は有益な設計を行い、下記の技術案はこのような背景の下でなされたものである。

本考案の目的は、構造がシンプルであり、外観性に優れ、マットを、全体として、マット本体とジョイント基板を含む2層構造にし、ジョイント基板に、張り出した凸部と、切り欠かれた凹部とを設けることで、複数のマットをジョイントすると、マット本体でジョイント基板の全面を覆うことによって、見た目を良好なものとし、衛生性に優れ、お手入れが容易な利点を有する隠蔵式ジョイントマットを提供することである。

本考案の目的は以下のように達成される。
両方ともに矩形板構造として構成されるマット本体及びジョイント基板を含む隠蔵式ジョイントマットであって、前記ジョイント基板はマット本体の底側面に固定して接続され、該ジョイント基板の１対の隣接する直角辺には２つの凸部が形成され、該ジョイント基板の別の１対の隣接する直角辺、すなわち、該ジョイント基板の対角線に対して２つの凸部と対称である両側直角辺には２つの凹部が形成され、
前記凸部は凸部接続面を有し、該凸部接続面は前記マット本体の周縁面に対応して設けられ、前記周縁面と面一であり、かつ該凸部接続面において複数のジョイント用凸歯が外向きに間隔を空けて凸設され、隣接する２つのジョイント用凸歯の間にジョイント用外側溝が形成され、かつ複数の前記ジョイント用凸歯は全てマット本体の縁部から突出しており、
同様に、前記凹部は凹部接続面を有し、該凹部接続面は前記マット本体の周縁面に対応して設けられ、前記周縁面と面一であり、前記凹部接続面において間隔を空けた窪み部からなる複数のジョイント用内側溝が設けられ、該ジョイント用内側溝と前記ジョイント用凸歯との形状が嵌合し、隣接する２つのジョイント用内側溝の間にジョイント用内側歯がさらに設けられ、該ジョイント用内側歯と前記ジョイント用外側溝との形状が嵌合し、かつ前記マット本体は下方にあるジョイント基板の２つの凹部を上方から完全に覆うことを特徴とする。

本考案の１つの具体的な実施例では、前記ジョイント用凸歯は逆台形構造として構成され、該ジョイント用凸歯のうち前記凸部接続面に連結された部分がジョイント用凸歯底端となり、前記凸部接続面から離れた部分がジョイント用凸歯先端となり、前記ジョイント用凸歯底端の長さが、ジョイント用凸歯先端の長さよりも短い。

本考案の別の具体的な実施例では、前記ジョイント用凸歯底部と凸部接続面との接続箇所において、該ジョイント用凸歯底部の長さ方向の両端の端部に対応してジョイント用凸歯接続面取り部が形成されている。

本考案のさらに別の具体的な実施例では、前記ジョイント用凸歯先端部の長さ方向の両端の端部のいずれにもジョイント用凸歯遷移面取り部が形成されている。

本考案のさらなる実施例では、前記マット本体の上側面に複数の滑り止めリブが均等に凸設されている。

本考案のさらなる具体的な実施例では、前記マット本体及びジョイント基板はいずれもＥＶＡ材質で製造され、かつ一体成形されたものである。

本考案のさらなる具体的な実施例では、前記マット本体とジョイント基板はホットプレスによる複合又は接着剤による粘着のうちの１種によって接続されて一体構造となる。

本考案は、上記構造を用いることによって、従来技術に比べて、以下の有益な効果を有する。マットを、全体としてマット本体とジョイント基板とを含む分離可能な構造にし、隣接する２つのマットユニットをジョイントする際に、一方側のジョイント基板の凸部と他方側のジョイント基板の凹部を嵌合し、凹部が上部のマット本体に内蔵されているので、２つのマットがジョイントされると、一方側のマットのマット本体は他方側のマットで張り出した凸部を上方から覆い、複数のマットユニットが床に敷き詰められた後、下部のジョイント基板は全てマット本体で覆われ、張り出した凸部及びジョイント用凸歯は全て隠され、四角形マット本体は互いに緊密に接合され、これによって、外観性が大幅に向上し、シンプルで美しく、しかも、歯が露出していないので、埃やゴミなどの汚れ物がジョイント箇所に侵入することはなく、衛生性や信頼性が向上し、お手入れが容易であり、これに加えて、ジョイントされたものの繋ぎ合わせが強力であり、複数のマット本体の表面が水平に維持され、水平方向における高さ差が小さい。

本考案の一実施例の全体構造の概略図の一例である。図１に示す実施例の構造解体図の一例である。本考案の一実施例の適用例を示す図の一例である。本考案の一実施例の別の角度での適用例を示す図の一例である。

以下、図面を参照しながら本考案の具体的な実施形態について詳細に説明するが、実施例の説明は技術案を限定するものではなく、本考案の構想に基づいて行われる非実質的な変化は全て本考案の特許範囲に含まれるものとしてみなすべきである。

以下の説明において、上、下、左、右、前及び後という方向（又は方位）に関する概念は全て説明対象の図における位置の状態に対するものであり、理解しやすくするためのものであり、本考案による技術案を特に限定するものとして理解すべきではない。

図１～図４には、隠蔵式ジョイントマットが示されており、上記隠蔵式ジョイントマットは、両方ともに矩形板構造として構成されるマット本体１及びジョイント基板２を含み、前記ジョイント基板２はマット本体１の底側面に固定して接続され、該ジョイント基板２の１対の隣接する直角辺には２つの凸部２１が形成され、該ジョイント基板２の別の１対の隣接する直角辺、すなわち、該ジョイント基板２の対角線に対して２つの凸部２１と対称である両側直角辺には２つの凹部２２が形成され、前記凸部２１は凸部接続面２１１を有し、該凸部接続面２１１は前記マット本体１の周縁面に対応して設けられ、前記周縁面と面一であり、かつ該凸部接続面２１１において複数のジョイント用凸歯２１２が外向きに間隔を空けて凸設され、隣接する２つのジョイント用凸歯２１２の間にジョイント用外側溝２１３が形成され、かつ複数の前記ジョイント用凸歯２１２は全てマット本体１の縁部から突出しており、同様に、前記凹部２２は凹部接続面２２１を有し、該凹部接続面２２１は前記マット本体１の周縁面に対応して設けられ、上記周縁面と面一であり、前記凹部接続面２２１において間隔を空けた窪みからなる複数のジョイント用内側溝２２２が設けられ、該ジョイント用内側溝２２２と前記ジョイント用凸歯２１２との形状が嵌合し、隣接する２つのジョイント用内側溝２２２の間にジョイント用内側歯２２３がさらに設けられ、該ジョイント用内側歯２２３と前記ジョイント用外側溝２１３との形状が嵌合し、かつ前記マット本体１は下方にあるジョイント基板２の２つの凹部２２を上方から完全に覆う。

さらに、前記ジョイント用凸歯２１２は逆台形構造として構成され、該ジョイント用凸歯２１２のうち前記凸部接続面２１１に連結された部分がジョイント用凸歯底端２１２１となり、前記凸部接続面２１１から離れた部分がジョイント用凸歯先端２１２２となり、前記ジョイント用凸歯底端２１２１の長さが、ジョイント用凸歯先端２１２２の長さよりも短く、もちろん、該ジョイント用凸歯２１２の形状はこれに限定されるものではなく、「Ｔ」字形又はジグザグ状などの構造としてもよい。

好ましくは、前記ジョイント用凸歯底端２１２１と凸部接続面２１１との連結箇所において、該ジョイント用凸歯底端２１２１の長さ方向の両端の端部に対応してジョイント用凸歯接続面取り部２１２１１が形成されており、前記ジョイント用凸歯先端２１２２の長さ方向の両端の端部のいずれにもジョイント用凸歯遷移面取り部２１２２１が形成されており、前記ジョイント用凸歯接続面取り部２１２１１及びジョイント用凸歯遷移面取り部２１２２１によってジョイント用凸歯２１２全体の外縁表面が滑らかであり、使用者が手動でジョイントを行うときの安全性が確保され、ひっかき傷が回避され、人間化が重視化される。

また、図１及び図２に示すように、前記マット本体１の上側面に複数の滑り止めリブ１１が均等に凸設されており、複数の滑り止めリブ１１はマット本体１の上面の摩擦係数を増加し、マット本体１の滑り止め性を向上させ、全体としての安全性を向上させる。

さらに、前記マット本体１及びジョイント基板２はいずれもＥＶＡ材質で製造され、かつ一体成形されたものであり、ＥＶＡ材質は柔軟性に優れ、マット本体１とジョイント基板２に優れた防振性や滑り止め性、及び良好な耐圧縮能力を持たせる。

好ましくは、前記マット本体１とジョイント基板２はホットプレスによる複合又は接着剤による粘着のうちの１種によって接続されて一体構造となる。

図１及び図２に加えて、図３及び図４を参照して、本考案による技術案の作動原理を簡単に説明する。本技術案に係るマットを複数ジョイントする際には、隣接する２つのマットのジョイント基板２をジョイントし、一方のジョイント基板２の凸部２１を他方のジョイント基板２の凹部２２に嵌合して固定し、複数のジョイント用凸歯２１２を、それぞれに対応するジョイント用内側溝２２２に嵌合し、かつ複数のジョイント用内側歯２２３を、それぞれに対応するジョイント用外側溝２１３に嵌合し、凸部２１が常にマット本体１において切りかかれた隣接する凹部２２と嵌合するので、２つのマットがジョイントされた後、一方側のマットのマット本体１は他方側のマットの張り出した凸部２１を上方から覆い、凸部２１及びジョイント用凸歯２１２は露出しなくなり、これによって、隠覆方式のジョイントが行われる。具体的には、図３及び図４に示すように、４つのマットユニットを十字状構造としてジョイントする場合、図４の右上方のマットのジョイント基板２の左側凸部２１と左上方のジョイント基板２の右側凹部２２とを嵌合して接合し、一方、この右上方のマットのジョイント基板２の下側凹部２２と右下方のジョイント基板２の上側凸部２１とを嵌合して接合することによって、４つのマットユニットの隣接するジョイント基板２の接続部位は全て凸部２１と凹部２２とをもって互いにジョイントすることによって固定して組み立てられ、かつ、図３に示すように、上部のマット本体１は４つのジョイント基板２の内部において隣接するジョイント用の凸部２１を完全に覆い、このようにして、複数のマットユニットを継ぎ合わせて床全体に敷き詰めた後、下部のジョイント基板２の凸部２１及びジョイント用凸歯２１２はマット本体１で覆われ、露出することはなく、正面から複数の四角形マット本体１として見られ、このため、外観性がよく、お手入れが容易である。

以上のとおり、本考案による技術案は従来技術の欠陥を解決し、考案を順調に実現し、出願者が以上の技術的効果の部分に記載する技術的効果が得られる。

１．マット本体
１１．滑り止めリブ
２．ジョイント基板
２１．凸部
２１１．凸部接続面
２１２．ジョイント用凸歯
２１２１．ジョイント用凸歯底端
２１２１１．ジョイント用凸歯接続面取り部
２１２２．ジョイント用凸歯先端
２１２２１．ジョイント用凸歯遷移面取り部
２１３．ジョイント用外側溝
２２．凹部
２２１．凹部接続面
２２２．ジョイント用内側溝
２２３．ジョイント用内側歯

Claims

隠蔵式ジョイントマットであって、
両方ともに矩形板構造として構成されるマット本体（１）及びジョイント基板（２）を含み、前記ジョイント基板（２）はマット本体（１）の底側面に固定して接続され、該ジョイント基板（２）の１対の隣接する直角辺には２つの凸部（２１）が形成され、該ジョイント基板（２）の別の１対の隣接する直角辺、すなわち、該ジョイント基板（２）の対角線に対して２つの凸部（２１）と対称である両側直角辺には２つの凹部（２２）が形成され、
前記凸部（２１）は凸部接続面（２１１）を有し、該凸部接続面（２１１）は前記マット本体（１）の周縁面に対応して設けられ、前記周縁面と面一であり、かつ該凸部接続面（２１１）において複数のジョイント用凸歯（２１２）が外向きに間隔を空けて凸設され、隣接する２つのジョイント用凸歯（２１２）の間にジョイント用外側溝（２１３）が形成され、かつ複数の前記ジョイント用凸歯（２１２）は全てマット本体（１）の縁部から突出しており、
同様に、前記凹部（２２）は凹部接続面（２２１）を有し、該凹部接続面（２２１）は前記マット本体（１）の周縁面に対応して設けられ、前記周縁面と面一であり、前記凹部接続面（２２１）において間隔を空けた窪み部からなる複数のジョイント用内側溝（２２２）が設けられ、該ジョイント用内側溝（２２２）と前記ジョイント用凸歯（２１２）との形状が嵌合し、隣接する２つのジョイント用内側溝（２２２）の間にジョイント用内側歯（２２３）がさらに設けられ、該ジョイント用内側歯（２２３）と前記ジョイント用外側溝（２１３）との形状が嵌合し、かつ前記マット本体（１）は下方にあるジョイント基板（２）の２つの凹部（２２）を上方から完全に覆う、ことを特徴とする隠蔵式ジョイントマット。
前記ジョイント用凸歯（２１２）は逆台形構造として構成され、該ジョイント用凸歯（２１２）のうち前記凸部接続面（２１１）に連結された部分がジョイント用凸歯底端（２１２１）となり、前記凸部接続面（２１１）から離れた部分がジョイント用凸歯先端（２１２２）となり、前記ジョイント用凸歯底端（２１２１）の長さが、ジョイント用凸歯先端（２１２２）の長さよりも短い、ことを特徴とする請求項１に記載の隠蔵式ジョイントマット。
前記ジョイント用凸歯底端（２１２１）と凸部接続面（２１１）との接続箇所において、該ジョイント用凸歯底端（２１２１）の長さ方向の両端の端部に対応してジョイント用凸歯接続面取り部（２１２１１）が形成されている、ことを特徴とする請求項２に記載の隠蔵式ジョイントマット。
前記ジョイント用凸歯先端（２１２２）の長さ方向の両端の端部のいずれにもジョイント用凸歯遷移面取り部（２１２２１）が形成されている、ことを特徴とする請求項２に記載の隠蔵式ジョイントマット。
前記マット本体（１）の上側面に複数の滑り止めリブ（１１）が均等に凸設されている、ことを特徴とする請求項１に記載の隠蔵式ジョイントマット。
前記マット本体（１）及びジョイント基板（２）はいずれもＥＶＡ材質で製造され、かつ一体成形されたものである、ことを特徴とする請求項１に記載の隠蔵式ジョイントマット。
前記マット本体（１）とジョイント基板（２）はホットプレスによる複合又は接着剤による粘着のうちの１種によって接続されて一体構造となる、ことを特徴とする請求項１に記載の隠蔵式ジョイントマット。