JP3239159U - 靴 - Google Patents

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澤凱 劉
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株式会社シンニチコーポレーション
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Abstract

【課題】ハンズフリーでの履きやすさを向上させた靴を提供する。【解決手段】靴10は、靴底12又はアッパー11の下部に固定され、且つ、アッパー11の後部における幅方向の内側から、履き口5の後端部5aを経て、アッパー11の後部における幅方向の外側まで延びるようにアッパー11に内蔵され、履き口5の後端部5aが踏まれた時にアッパー11の踵部11hの形状を復元するバネ部20を備えている。アッパー11の踵部11hは、踵部11hの上部においてバネ部20の外表面を被覆する第1硬質皮部31と、靴底12の上端から上方に延びる第2硬質皮部32と、第1硬質皮部31及び第2硬質皮部32よりも柔軟な素材が用いられて第1硬質皮部31の下端と第2硬質皮部32の上端との間で露出する中間皮部33とを有する。【選択図】図2

Description

本考案は、履きやすくする工夫がなされた靴に関する。
従来から、様々な工夫がなされた靴が考案されている。非特許文献1には、履きやすくする工夫がなされた靴が掲載されている。この靴は、靴を履く際に、履き口の後端部が踏まれた時に、アッパーに内蔵されたバネ構造によって踵部の形状が復元するように構成されている。そのため、使用者は、手を使うことなくハンズフリーで靴を履くことができる。
「ナイキがハンズフリー・ラブズに出資」と表記された動画が掲載された、「Bloomberg」のWEBサイト,[online],<URL:https://www.bloomberg.co.jp/news/videos/2019-11-29/Q1PQ5S6JIJUO01>,[2022年7月20日検索]
ところで、従来の靴は、ハンズフリーでの履きやすさという点において、改良の余地がある。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ハンズフリーでの履きやすさを向上させた靴を実現することを目的とする。
上述の課題を解決するべく、第1の考案は、履き口を有し、履き口から挿入された足を被覆するアッパーと、アッパーの下側に一体化された靴底とを備えた靴であって、靴底又はアッパーの下部に固定され、且つ、アッパーの後部における幅方向の内側から、履き口の後端部を経て、アッパーの後部における幅方向の外側まで延びるようにアッパーに内蔵され、履き口の後端部が踏まれた時にアッパーの踵部の形状を復元するバネ部とを備え、アッパーの踵部は、踵部の上部においてバネ部の外表面を被覆する第1硬質皮部と、靴底の上端から上方に延びる第2硬質皮部と、第1硬質皮部及び第2硬質皮部よりも柔軟な素材が用いられて第1硬質皮部の下端と第2硬質皮部の上端との間で露出する中間皮部とを有する、靴である。
第2の考案は、第1の考案において、中間皮部は、上側が第1硬質皮部の内側に積層され、下側が第2硬質皮部の内側に積層され、アッパーの踵部の後ろ端では、第1硬質皮部の高さに対する中間皮部の露出部分の高さの比率が0.5以上0.8以下であり、第1硬質皮部の高さに対する第2硬質皮部の高さの比率が0.5以上0.8以下である。
第3の考案は、第1又は第2の考案において、第1硬質皮部の下側の外形線は、アッパーの幅方向の内側から外側に亘って、バネ部に沿って延びている。
本考案では、アッパーの踵部が、踵部の上部においてバネ部の外表面を被覆する第1硬質皮部と、靴底の上端から上方に延びる第2硬質皮部と、第1硬質皮部及び第2硬質皮部よりも柔軟な素材が用いられて第1硬質皮部の下端と第2硬質皮部の上端との間で露出する中間皮部とを有する。ここで、アッパーの踵部を硬質皮部のみで構成する場合、踵部全体が硬くなるためハンズフリーで履く際の抵抗が大きくなりすぎる虞がある。また、アッパーの踵部を上側から硬質皮部及び柔軟な皮部で構成する場合(つまり第2硬質皮部がない場合)、ハンズフリーで履く際に踵部が変形しすぎて踵部が復元されにくくなる虞がある。それに対し、本考案では、アッパーの踵部が、上側から、第1硬質皮部、柔軟な中間皮部、及び、第2硬質皮部とを有するため、ハンズフリーで履く際の抵抗が大きくなりすぎること、及び、踵部が復元されにくくなることを抑制することができ、ハンズフリーでの履きやすさを向上させることができる。
図1は、実施形態に係る靴の小指側の側面図である。 図2は、実施形態に係る靴を、後ろ側斜め上方から見た図である。 図3は、実施形態に係る靴の踵部を正面から見た図である。 図4は、実施形態に係る靴の踵部の断面図である。
以下、図面を参照しながら、本考案の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本考案の一例であって、本考案、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
本実施形態は、スニーカーなどの短靴10である。短靴10は、本発明の靴の一例である。短靴10は、使用者がハンズフリーで履くことができるように構成されている。なお、短靴10は、スニーカー以外の靴(例えば運動靴、ナースシューズなど)であってもよい。以下、詳細に説明を行う。
短靴10は、図1及び図2に示すように、履き口5を有して履き口5から挿入された足を被覆するアッパー11と、アッパー11の下側に一体化された靴底12と、アッパー11の後部に内蔵されたバネ部20とを備えている。ここで、アッパー11の後部とは、アッパー11のうち履き口5の前端よりも後ろ側の部分を言う。以下では、短靴10の幅方向における内側(親指側)を「内足側」、短靴10の幅方向における外側(小指側)を「外足側」と言う。
バネ部20は、履き口5の後端部5aが踏まれた時にアッパー11の踵部11hの形状を復元させるための部品である。バネ部20は、アッパー11の下部(靴底12の近傍)に固定され、且つ、アッパー11の後部の内足側から、履き口5の後端部5aを経て、アッパー11の後部の外足側まで延びるようにアッパー11に内蔵されている(図3参照)。バネ部20は、略U字状に湾曲した線材21と、線材21の中央部に固定された板片22とを有する。なお、バネ部20は、アッパー11の下部ではなく、靴底12に固定されていてもよい。
線材21は、弾性変形可能な材料(例えば金属)により構成されている。線材21の一端部は、アッパー11の内足側における後部の下部に固定されている。線材21の他端側は、アッパー11の外足側における後部の下部に固定されている。線材21の各端部は、高強度の素材を用いた袋部23を介して、アッパー11に固定されている。具体的に、線材21の各端部は、前方に折り曲げられて、接着又は縫製などによってアッパー11に固定された袋部23の内側に挿入されて、袋部23に固定されている。なお、図3では袋部23の記載を省略している。
板片22は、硬質の材料(例えば硬質樹脂)によって構成されている。板片22は、履き口5の後端部5aに内蔵されており、履き口5の後端部5aの形状に沿って湾曲している。また、板片22は、幅方向の中央部の高さが最も高く、その中央部から足内側又は足外側に近づくに従って高さが徐々に小さくなっている。線材21は、板片22を幅方向に貫通している。
アッパー11の踵部11hは、踵部11hの上部においてバネ部20の外表面(板片22の外表面)を被覆する第1硬質外皮(第1硬質皮部)31と、靴底12の上端から上方に延びる第2硬質外皮(第2硬質皮部)32と、第1硬質外皮31及び第2硬質外皮32よりも柔軟な素材が用いられて第1硬質外皮31の下端と第2硬質外皮32の上端との間で露出する中間外皮(中間皮部)33とを有する。すなわち、アッパー11の踵部11hでは、上側から、第1硬質外皮31、中間外皮33、及び、第2硬質外皮32がこの順番で露出している。これらの外皮31~33の内側には、中間外皮33と同等又はそれ以上の柔軟性を有する内皮35が重ねられている(図4参照)。
第1硬質外皮31は、表面が比較的硬い合成皮革(例えばポリエステルの合成皮革など)により構成されている。第1硬質外皮31は、アッパー11において踵部11hの上部だけでなく、アッパー11の左右の側面にも設けられている。アッパー11の後部では、図3に示すように、第1硬質外皮31の下側の外形線31bが、短靴10の内足側から外足側まで、バネ部20に沿って延びている。具体的に、下側の外形線31bは、アッパー11の内足側の下端から踵部11hの後ろ端に向かって斜め上に延びて、踵部11hの後ろ端で折り返し、折り返し箇所から斜め下に延びて、アッパー11の外足側の下端に至る。短靴10の踵部11hを正面から見た場合に、下側の外形線31bは、逆U字状を呈する。
第2硬質外皮32は、表面が比較的硬い合成皮革(例えばポリエステルの合成皮革など)により構成されている。第2硬質外皮32は、第1硬質外皮31と同じ材料を用いることができる。但し、第2硬質外皮32は、第1硬質外皮31とは異なる材料を用いてもよい。第2硬質外皮32の上側の外形線32uは、両端部を除いて、第1硬質外皮31の下側の外形線31bよりも下方に位置している。第2硬質外皮32の両端部は、第1硬質外皮31の内側に重ねられている。
中間外皮33は、柔軟な樹脂製の生地(例えばナイロン生地)により構成されている。中間外皮33の上端部は、縫製部18によって第1硬質外皮31の下端部に一体化されている。中間外皮33の下端部は、縫製部19によって第2硬質外皮32の上端部に一体化されている。図1-図3では、縫製部18,19が破線で表されている。中間外皮33は、下側の外形線31bと上側の外形線32uとの間の領域で露出している。
図4は、アッパー11の踵部11hの後ろ端(図3の一点鎖線Xの位置)における断面図である。アッパー11の踵部11hの上部では、板片22の外表面が第1硬質外皮31によって被覆されている。例えば第1硬質外皮31は、板片22に接着されている。また、板片22の内表面にはクッション材34が固定され、クッション材34が内皮35によって被覆されている。第2硬質外皮32の下端部は、靴底12に固定されている。中間外皮33の上端部は、第1硬質外皮31の内側に積層され、中間外皮33の下端部は、第2硬質外皮32の内側に積層されている。内皮35は、クッション材34、中間外皮33、及び、第2硬質外皮32に積層されている。なお、内皮35には、踵部11hの硬さに与える影響が小さい柔軟な素材が用いられる。
[実施形態の効果]
本実施形態では、アッパー11の踵部11hが、上側から、第1硬質外皮31、柔軟な中間外皮33、及び、第2硬質外皮32を有するため、ハンズフリーで履く際の抵抗が大きくなりすぎること、及び、踵部11hが復元されにくくなることを抑制することができ、ハンズフリーでの履きやすさを向上させることができる。
また、本実施形態では、アッパー11の踵部11hの後ろ端において、第1硬質外皮31の高さh1に対する中間外皮33の露出部分の高さh2の比率が0.4以上0.8以下であり、第1硬質外皮31の高さh1に対する第2硬質外皮32の高さh3の比率が0.5以上0.8以下である。この場合、アッパー11の踵部11hでは、撓みにくい第1硬質外皮31及び第2硬質外皮32と、撓みやすい中間外皮33とのバランスが良く、ハンズフリーでの履きやすさを向上させることができる。
[その他の実施形態]
上述の実施形態において、第1硬質外皮31及び第2硬質外皮32の材料は、合成皮革以外のものを用いてもよい。
上述の実施形態において、中間外皮33の材料は、樹脂製の生地以外のものを用いてもよい。
本考案は、履きやすくする工夫がなされた靴等に適用可能である。
5 履き口
5a 履き口の後端部
10 靴
11 アッパー
11h 踵部
12 靴底
20 バネ部
31 第1硬質外皮(第1硬質皮部)
32 第2硬質外皮(第2硬質皮部)
33 中間外皮(中間皮部)

Claims (3)

  1. 履き口を有し、前記履き口から挿入された足を被覆するアッパーと、
    前記アッパーの下側に一体化された靴底とを備えた靴であって、
    前記靴底又は前記アッパーの下部に固定され、且つ、前記アッパーの後部における幅方向の内側から、前記履き口の後端部を経て、前記アッパーの後部における幅方向の外側まで延びるように前記アッパーに内蔵され、前記履き口の後端部が踏まれた時に前記アッパーの踵部の形状を復元するバネ部とを備え、
    前記アッパーの踵部は、前記踵部の上部において前記バネ部の外表面を被覆する第1硬質皮部と、前記靴底の上端から上方に延びる第2硬質皮部と、前記第1硬質皮部及び前記第2硬質皮部よりも柔軟な素材が用いられて前記第1硬質皮部の下端と前記第2硬質皮部の上端との間で露出する中間皮部とを有する、靴。
  2. 前記中間皮部は、上側が前記第1硬質皮部の内側に積層され、下側が前記第2硬質皮部の内側に積層され、
    前記アッパーの踵部の後ろ端では、前記第1硬質皮部の高さに対する前記中間皮部の露出部分の高さの比率が0.4以上0.8以下であり、前記第1硬質皮部の高さに対する前記第2硬質皮部の高さの比率が0.4以上0.8以下である、請求項1に記載の靴。
  3. 前記第1硬質皮部の下側の外形線は、前記アッパーの幅方向の内側から外側に亘って、前記バネ部に沿って延びている、請求項1又は2に記載の靴。
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