JP3239002U - 清掃用具 - Google Patents

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Abstract

Figure 0003239002000001
【課題】取っ手の取付け部の片面に着脱自在に取り付けられ、他の部分よりも撚りが少なく膨張した膨張部が点在する複数本の糸を林立させた清掃材を備えない清掃用具に比べて、清掃する対象面を傷つけにくく泡が立ちやすい濡れた清掃作業を行うことができ、しかも繰り返して使用することができる清掃用具を提供する。
【解決手段】清掃用具1は、握り部11と板状の取付け部15を有する取っ手10と、取っ手10の取付け部15の片面に取り付けられ、他の部分よりも撚りが少なく膨張した膨張部が点在する複数本の糸を林立させた清掃材20と、清掃材20を取付け部15に着脱自在に装着する装着材30と、を備えている。
【選択図】図1

Description

新規性喪失の例外適用申請有り
本考案は、洗車等の清掃作業に使用されるモップ型の清掃用具に関するものである。
従来、洗車等の清掃作業に使用される清掃用具としては、例えば、下記特許文献1,2に記載されたものが知られている。
特許文献1には、取っ手に磁石をはめ込んで薄板で封入するとともに、その薄板と洗車のモップとの間にマジックテープ(登録商標)を取り付けて脱着できるようにし、作業に際してモップを磁石により車体に吸着させて使用する洗車モップが記載されている。
特許文献2には、取っ手の先に袋状の布雑巾を取り付けた柄付き洗車用モップが記載されている。
実開2003-48518号公報 実用新案登録第3089529号公報
本考案は、取っ手の取付け部の片面に着脱自在に取り付けられ、他の部分よりも撚りが少なく膨張した膨張部が点在する複数本の糸を林立させた清掃材を備えない清掃用具に比べて、清掃する対象面を傷つけにくく泡が立ちやすい濡れた清掃作業を行うことができ、しかも繰り返して使用することができる清掃用具を提供するものである。
本考案(A1)の清掃用具は、
握り部と板状の取付け部を有する取っ手と、
前記取っ手の取付け部の片面に取り付けられ、他の部分よりも撚りが少なく膨張した膨張部が点在する複数本の糸を林立させた清掃材と、
前記清掃材を前記取付け部に着脱自在に装着する装着材と、
を備えるものである。
本考案(A2)の清掃用具は、上記考案A1の清掃用具において、
前記取付け部は、前記握り部の一端部で一方向に延びる板状の部分であり、
前記装着材は、前記取付け部の片面の形状に近似して一方向に延びる面形状からなる支持材を有し、前記支持材の一方の面に前記清掃材が固定されるよう取り付けられ、前記支持材の他方の面に前記取付け部の長手方向の両端部をそれぞれ着脱自在に保持する保持部が設けられているものである。
本考案(A3)の清掃用具は、上記考案A2の清掃用具において、
前記保持部は、前記取付け部の長手方向の一端部を開口から嵌め入れて保持する袋状の第一保持部と、開いた状態で前記取付け部の長手方向の他端部を収容するかまたは取り外すことを可能にしかつ閉じた状態で当該取付け部の長手方向の他端部を保持することを可能にする開閉式の第二保持部とで構成されているものである。
本考案(A4)の清掃用具は、上記考案A3の清掃用具において、
前記第二保持部は、前記支持材の長手方向に沿う部分で重なり合うよう分割されて当該支持材の他方の面に設けられる2つの分割部材と、前記2つの分割部材の重なり合う部分を結合させる面ファスナーとで構成されているものである。
本考案(A5)の清掃用具は、上記考案A2の清掃用具において、
前記装着材における支持材および保持部が多孔質部材で構成されているものである。
上記考案A1によれば、取っ手の取付け部の片面に着脱自在に取り付けられ、他の部分よりも撚りが少なく膨張した膨張部が点在する複数本の糸を林立させた清掃材を備えない清掃用具に比べて、清掃する対象面を傷つけにくく泡が立ちやすい濡れた清掃作業を行うことができ、しかも繰り返して使用することができる
上記考案A2によれば、取っ手の取付け部と装着材が簡易な構成になり、また清掃材を一体になった装着材を介して取っ手の取付け部に容易に着脱自在に装着することができ、使いやすくなる。
上記考案A3によれば、装着材の保持部が簡易な構成になり、取っ手の取付け部に対する清掃材の着脱を容易に行うことができる。
上記考案A4によれば、装着材の第二保持部が上記2つの分割部材と上記面ファスナーで構成されていない場合に比べて、取っ手の取付け部に対する清掃材の着脱をより容易に行うことができる。
上記考案A5によれば、装着材における支持材および保持部が多孔質部材で構成されていない場合に比べて、清掃材の洗浄や乾燥を容易に行うことができる。
実施の形態1に係る清掃用具の斜視図である。 図1の清掃用具の分解斜視図である。 (A)は図1の清掃用具における取っ手の側面図、(B)は(A)の取っ手の平面図である。 (A)は図1の清掃用具における装着材の第二保持部を閉じた状態の斜視図、(B)は(A)の装着材の第二保持部を開いた状態の斜視図である。 (A)は図1の清掃用具における清掃材および装着具の概念図、(B)は(A)のVI-VI線に沿う断面部分の概念図である。 (A)は図5の清掃材における糸の斜視図、(B)は(A)の糸の支持材への取付け構造の概念図である。
以下、本考案を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
実施の形態1.
図1および図2には、実施の形態1に係る清掃用具1が示されている。図1ではその清掃用具1を斜め手前上方から見たときの状態で示し、図2ではその清掃用具1を分解したときの状態で示している。
(清掃用具の全体の構成)
実施の形態1に係る清掃用具1は、濡れた清掃作業の一例である洗車の作業を行うときに使用される、モップ型の道具である。
この清掃用具1は、図1や図2に示されるように、取っ手10と、清掃材20と、装着材30とを備えている。また、この清掃用具1は、清掃材20が特殊な糸を用いて構成されているとともに、その清掃材20が装着材30を介して取っ手10に着脱自在に取り付けられるように構成されている。
(取っ手の構成)
はじめに、取っ手10は、清掃用具1の使用者が手で握る握り部11と、清掃材20を取り付ける板状の取付け部15を有する形態になっている。取っ手10は、例えば合成樹脂を用いて所要の成型法により製作される。
取っ手10の握り部11は、図3等に示されるように、細長い板状の本体部12と、本体部12の長手方向X1の一端から取付け部15に向けて下方に緩やかに曲がるとともに側方から見たときに次第に拡大するよう延びる延長部13とを有する形状に形成された部分である。
延長部13は、図3(B)に示されるように、上方から見たときに、握り部11の本体部12よりも幅が狭められた状態で長く延びる形状になっている。また、本体部12の長手方向X1の他端側には、例えば、止め金具等に引っ掛ける用途、紐を通して縛り付ける用途等に使用される貫通した長孔14が設けられている。
取っ手10の取付け部15は、図3等に示されるように、握り部11の長手方向X1の一端部でもある延長部13の終端部13eにおいて握り部11の長手方向X1に沿う一方向に向けて延びる細長い板状に形成された部分である。取付け部15は、握り部13の延長部13と対峙する面(上面)とは反対側の面(下面)側に、装着材30を介して清掃材20を取り付けるようになっている。
実施の形態1における取付け部15は、延長部13の終端部13eと重なる位置から握り部11の本体部12に対して離れる方向に延びる主要部となる前方取付け部16と、前方取付け部16の後端部から握り部11の本体部12に近づく方向に延びる一部分となる後方取付け部17とを有した形状で構成されている。
前方取付け部16は、図3(B)に示されるように、上方から見たときに、延長部13よりも広い幅で握り部11の本体部12から離れる方向に直線状に延びる板状の形状になっている。また、前方取付け部16の長手方向X2の先端部16aは、平面形状がほぼ半円の形状に形成されている。
この前方取付け部16は、その全体の平面形状が、長手方向の一端(先端)がほぼ半円形状からなる細長い長方形になっている。
一方、後方取付け部17は、図3(B)に示されるように、上方から見たときに、握り部11の延長部13における終端部13eのうち握り部11の本体部12に近い側の後方端部13gに相当する位置から、前方取付け部16の左右両側の部分をそのまま平行に延長して突出させた2本の突出片17A,17Bとして形成されている。
換言すると、後方取付け部17は、握り部11の延長部13における終端部13eの後方端部13gに相当する位置から、前方取付け部16をそのまま平行に延長して突出させた部分のうち、延長部13の幅よりも少し広い幅の矩形の中央領域17dを切り欠いて残る部分(2本の突出片17A,17B)として形成されている。
したがって、後方取付け部17は、その平面形状が、前方取付け部16の後端部において左右両側から互いに離れて突出した2本の突出片17A,17Bからなる形状になっている。
(清掃材の構成)
次に、清掃材20は、取っ手10の板状の取付け部15における片面に(厳密には装着材30を介して)取り付けられて、清掃機能を発揮する部分である。
また、清掃材20は、図5(B)や図6(A)に示されるように、他の部分(23)よりも撚りが少なく且つ膨張した膨張部22が点在する複数本の糸21を林立させた部材として構成されている。
この糸21を含む清掃材20の詳細については後述する。
(装着材の構成)
次に、装着材30は、清掃材20を取っ手10の取付け部15の片面(下面15b:図3(A)等を参照)に対して着脱自在に装着するための部材である。
装着材30は、図2,図4等に示されるように、取っ手10の取付け部15の片面15bの形状に近似して一方向(長手方向X3)に延びる面形状からなる支持材31を有している。
支持材31は、図4等に示されるように、その平面形状が、実施の形態1における取っ手10の取付け部15の下面15bの全体形状に近似した形状、すなわち長手方向X3の一端(先端)がほぼ半円形状をなす細長い長方形からなる面材として構成されている。
また、装着材30は、図5(A)等に示されるように、支持材31の一方の面(下面)31aに、清掃材20が固定されるように取り付けられる。支持材31への清掃材20(実際には糸21)の取り付け構造については後述する。
さらに、装着材30は、図4(A)等に示されるように、支持材31の他方の面(上面)31bに、取っ手10における取付け部15の長手方向X2の両端部15f,15rをそれぞれ着脱自在に保持する保持部32が設けられる。
装着材30における保持部32は、図2等に示されるように、取付け部15の長手方向X2の一端部(後方端部)15rを保持する袋状の第一保持部33と、取付け部15の長手方向X2の他端部(前方端部)15fを保持する開閉式の第二保持部34とで構成されている。
第一保持部33は、図4(A)に示されるように、支持材31の他方の面(上面)31bのうち長手方向X3の後方端部に、矩形の面状の部材35を、その4辺のうちの3辺(35a,35b,35c)だけ固定して取り付けることで形成されている。3辺は、後方になる1辺(35a)と、その1辺35aの両端部に接続する2辺(35b,35c)である。
これにより、第一保持部33は、支持材31上において、前方になる1辺(35d)が開口した収容空間S(図5(B)参照)を有する袋状の保持部になる。収容空間Sは、取付け部15の他端部(前方端部)15fを嵌め入れて収容させることが可能な寸法からなる空間になる。
第二保持部34は、開いた状態(図4(A)参照)で取っ手10の取付け部15の他端部15fを収容するかまたは取り外すことが可能になり、また閉じた状態(図4(B)参照)で取っ手10の取付け部15の他端部15fを保持することが可能になる開閉式の保持部である。
この第二保持部34は、図4(B)に示されるように、2つの分割部材36,37と、面ファスナー38とで構成されている。
2つの分割部材36,37は、支持材31の他方の面(上面)31bに設けられ、支持材31の長手方向X3に沿う一部分で互いに重なり合うよう2つに分割されて配置される部材である。
一方の分割部材36は、支持材31の他方の面31bのうち長手方向X3の前方部における片方の側部(図4中の右下側を端部とする表面部分)に片寄った領域を覆うよう配置される部材である。また、一方の分割部材36は、その片方の側方端部および先方端部が支持材31の一方の側方端部および先端部に固定して取り付けられている。
これにより、一方の分割部材36は、図4(B)に示されるように、支持材31の長手方向X3の後方側に相当する1辺36aと長手方向X3に沿う一方の側部になる1辺36cとが、支持材31に固定されず開放された状態になっている。また、一方の分割部材36は、支持材31と協働して取り囲むとともに1辺36bと1辺36aに対応する部分が開放された収容空間を形成している。分割部材36が形成する収容空間は、取付け部15の他端部(前方端部)15fの一部を収容することが可能な空間になる。
また、他方の分割部材37は、支持材31の他方の面31bのうち長手方向X3の前方部における他方の側部(図4中の左上側を端部とする表面部分)に片寄った領域を覆うとともにその一部が分割部材36の一部を上方から覆うように配置される部材である。また、他方の分割部材37は、その他方の側方端部(1辺37c)が支持材31の他方の側方端部に固定して取り付けられている。
これにより、他方の分割部材37は、図4(B)に示されるように、一辺37cを支点として、支持材31の一部と分割部材36の一部を開閉するように動かすことが可能になっている。また、他方の分割部材37は、支持材31とで(厳密には分割部材36の一部も併せて)取り囲む収容空間を形成している。他方の分割部材37が形成する収容空間は、取付け部15の他端部(前方端部)15fの残りの一部を収容することが可能な空間になる。
面ファスナー38は、2つの分割部材36,37の重なり合う部分を結合させる、マジックテープ(登録商標)とも称される一対の面ファスナーである。
面ファスナー38の一方の部分38aは、図4(B)に示されるように、一方の分割部材36の一辺36cに沿う上面の領域(分割部材37と重なり合う領域)に配置されて取り付けられている。また、面ファスナー38の他方の部分38bは、他方の分割部材37の開放された側方端部である一辺37bに沿う下面の領域(分割部材36と重なり合う領域)に配置されて取り付けられている。
装着材30における支持材31および保持部32は、メッシュ材等の多孔質部材で構成されている。
具体的には、支持材31と第一保持部33の部材35と第二保持部34の分割部材36,37としてはいずれも、化学繊維からなるメッシュ素材を用いている。
また、図4において符号39は、支持材31の外周部と保持部32の外周部をそれぞれ挟み込んで覆う縁の保護材である。第一保持部33の部材35と第二保持部34の分割部材36,37は、例えば、支持材31における縁の保護材39で挟んで縫合することにより支持材31に取り付けられている。
(清掃材の詳細な構成)
清掃材20は、図5(B)に概念的に示されるように、膨張部22が点在する複数本の糸21を所要の密度(単位面積当たりの本数)で林立させた部材である。
清掃材20を構成する糸21は、図6(A)に拡大して示されるように、複数の膨張部22が所要の間隔をあけて存在する糸になっている。糸21の他の部分23とは、糸21の膨張部22以外の部分になる。膨張部22は、他の部分23よりも糸素材となる化学繊維どうしの撚りが少なく(殆んどなく)、しかも化学繊維どうしが離隔して空隙ができる程度に膨んだ外観を呈する部分である。この膨張部22は、例えば、細い糸(繊維)を束ねて膨張部22以外の部分23に相当する部分に風を当てて細い糸どうしを互いに絡ませる(撚り合わせる)とともに熱処理することにより形状を保つようし、膨張部22に相当する部分は細い糸どうしが隙間をあけて撚りの少ない状態にすることで製作される。
糸21の材質、長さ、太さ、本数等の条件については、適宜選定される。
ちなみに、糸21の他の部分23の太さT(図6(A)参照)は、例えば、600D(デニール)前後に設定することができる。また、糸21は、清掃材20を水等で濡らして清掃するときに糸21が倒れにくくする等の観点からすると、その太さ(他の部分の太さT)を例えば600Dの1.5倍以上の太さに設定することができる。
また、糸21の素材となる化学繊維としては、6デニール程度の太さのものを使用している。
また、清掃材20の糸21は、複数本ごとに連続して束ねた状態とし、その束ねた束ね部分25を根本にして装着材30における支持材31の他方の面31bに固定するよう取り付けられている。束ね部分25の支持材31の固定は、例えば、ミシンを用いた縫合等の固定手段を用いて行われる。
糸21の束ね部分25は、図6(B)に概念的に示されるように、支持材31の長手方向X3(図2等を参照)に沿う方向に例えば4列並べるように取り付ける場合、外側に並べる2列の束ね部分25A,25Bをそれぞれ外側(左右の方向)に折り曲げた状態にして取り付け、内側に並べる2列の束ね部分25C,25Dを互いに向き合わせるように折り曲げるとともに上下に重ねた状態にして取り付けている。
このように糸21を取り付けていることにより、例えば、糸21が外側に広がりすぎず多数本の糸21どうしが膨張部22の存在により嵩のある状態で林立するようになり、ボリューム(厚み)があって清掃の対象面に対するクッション性に優れた清掃材20を作製することが可能になる等のメリットがある。
また、この糸21の束ね部分25の取り付けを行う場合、束ね部分25は、支持材31の長手方向X3の両端部に対しては当該両端部の外形線にほぼ沿うよう連続して並べた状態で取り付ければよい。
この場合の束ね部分25は、支持材31の外周部の外形線にほぼ沿って1周するように並べられた状態になる。
清掃材20は、装着材30の支持材31に取り付けられると、図2、図6(B)等に示されるように、複数の糸21が、支持材31の片面31bから所要の長さに揃えられた状態で林立した状態で存在するとともに支持材31の周囲にも存在するような外観を形成する部材として得られる。
図6(B)に実線で模式的に示す直線状の糸21は、実際には、二点鎖線の糸21として例示するよう斜め下方や横方向等の各種方向に曲がって存在する。
(清掃用具の使用例)
清掃用具1は、図1に示されるように、取っ手10の取付け部15の片面に清掃材20を取り付けることで使用することが可能になる。
この場合、清掃材20の取っ手10の取付け部15の片面への取り付けは、次のようにして行われる。
まず、取っ手10の後方端部15r(2本の突出片17A,17B)を、装着材30における袋状の第一保持部33の収容空間S(図5(B)参照)内に1辺35dの開口から嵌め入れて収容することで、図1に示されるように第一保持部33に保持させる。
続いて、取っ手10の前方取付け部16における前方端部15fを、装着材30における第二保持部34の他方の分割部材37を開いた状態にしたとき(図4(B)参照)の一方の分割部材36と支持材31の間に存在する収容空間内に収容させた後、他方の分割部材37を閉じた状態(図4(A)参照)にすることで、図1に示されるように第二保持部34に保持させる。この際、他方の分割部材37は、面ファスナー38により一方の分割部材36に結合して容易に固定される。
この手作業により、清掃材20は、図1に示されるように、取っ手10の取付け部15の片面に取り付けられ、もって清掃用具1が組み立てられる。
そして、清掃用具1は、洗車の清掃作業を行う際には、作業者により取っ手10が手に握られて持たれたうえで、例えば水洗いした後の清掃の対象になる車両のボディー(清掃の対象面)に、洗車用シャンプー等の洗剤を併用して清掃材20を押し当てて擦るように動かされる。
このときの清掃用具1は、清掃材20における糸21が膨張部22(の空隙)を有していることにより、空気とシャンプー等の液体が混ざりやすくなり、その結果、清掃材20においてきめの細かい泡が立ちやすくなる。
また、清掃用具1は、糸21が膨張部22を有していることにより清掃材20がクッション性(弾力のある柔軟性)に優れたものになり、その結果、上記泡立ちと協働して車両のボディー(清掃の対象面)を柔軟に接触した状態で清掃することができる。
さらに、清掃用具1は、糸21の膨張部22が汚れを捕獲しやすくなり、良好な清掃が可能になる。
したがって、清掃用具1によれば、膨張部22が点在する複数本の糸21を林立させた清掃材20を備えない清掃用具に比べると、清掃する対象面を傷つけにくく泡が立ちやすい濡れた清掃作業を行うことができる。しかも、清掃用具1によれば、清掃材20が取っ手10の取付け部15の両面に取り付けられる場合に比べて、清掃材20の重さが水分の保持によって急上昇することが抑えられるようになり、手に対する負担が軽減されて扱いやすいものになる。
また、清掃用具1は、洗車等の清掃作業が終了した後は、図2に示されるように、使用後の清掃材20を、取っ手10の取付け部15から容易に取り外すことが可能である。
この場合、清掃材20の取っ手10の取付け部15の片面からの取り外しは、次のようにして行われる。
まず、装着材30における第二保持部34の他方の分割部材37を開いた状態(図4(B)参照)にする。この際、開けた状態にする他方の分割部材37は、一方の分割部材36との結合が面ファスナー38を引き剥がすことにより容易に解除される。
しかる後、取っ手10の前方取付け部16における前方端部15fを、装着材30における一方の分割部材36と支持材31の間に存在する収容空間内から取り出す。続いて、取っ手10の後方端部15r(2本の突出片17A,17B)を、取っ手10の後方端部15r(2本の突出片17A,17B)を、図2に示されるように、装着材30における袋状の第一保持部33の収容空間S内から完全に取り出す。
この手作業により、清掃材20は、図2に示されるように、取っ手10の取付け部15の片面から取り外される。これにより、清掃用具1は、装着材30を含む清掃材20と取っ手10とに分解された状態になる。
使用済みの清掃材20は、それ単独で洗うことが可能であり、清掃作業により糸21に付着した汚れを落とすことができる。洗浄した清掃材20は、例えば陰干し等で乾燥させることで、糸21の膨張部22が空隙のある膨らみを有する復元した状態になる。
この洗浄して乾燥させた清掃材20は、再び、取っ手10の取付け部15の片面に取り付けられる。これにより、清掃用具1が組み立てられて再使用することが可能である。
このため、清掃用具1によれば、膨張部22が点在する複数本の糸21を林立させた清掃材20が、取っ手10の取付け部15の片面に着脱自在に取り付けられない清掃用具に比べると、繰り返して使用することができる。
変形例.
本考案は、上記実施の形態1の構成例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した各考案の要旨を逸脱しない範囲において種々変更することが可能である。
例えば、取っ手10は、その握り部11や取付け部15の形状、構造等の構成について変更することができる。
また、清掃材20は、その外観形状、大きさ、糸21の密度や長さ、膨張部22の数や大きさ、糸21の装着材30の支持材31への取り付け方等の構成について変更することができる。
さらに、装着材30は、保持部32の形状、構造、面ファスナー38の代替品(結合解除自在な結合手段)の採用等の構成について変更することができる。
この他、清掃用具1は、シャンプー等の洗剤を併用せず、水洗いのみに使用することも可能である。
1 …清掃用具
10…取っ手
11…握り部
15…取付け部
15b…下面(片面)
15f,15r…取付け部の長手方向の両端部
20…清掃材
21…糸
22…膨張部
23…他の部分(糸の膨張部以外の部分)
30…装着材
31…支持材
31a…支持材の一方の面
31b…支持材の他方の面
32…保持部
33…第一保持部
34…第二保持部
36,37…2つの分割部材
38…面ファスナー

Claims (5)

  1. 握り部と板状の取付け部を有する取っ手と、
    前記取っ手の取付け部の片面に取り付けられ、他の部分よりも撚りが少なく膨張した膨張部が点在する複数本の糸を林立させた清掃材と、
    前記清掃材を前記取付け部に着脱自在に装着する装着材と、
    を備える清掃用具。
  2. 前記取付け部は、前記握り部の一端部で一方向に延びる板状の部分であり、
    前記装着材は、前記取付け部の片面の形状に近似して一方向に延びる面形状からなる支持材を有し、前記支持材の一方の面に前記清掃材が固定されるよう取り付けられ、前記支持材の他方の面に前記取付け部の長手方向の両端部をそれぞれ着脱自在に保持する保持部が設けられている請求項1に記載の清掃用具。
  3. 前記保持部は、前記取付け部の長手方向の一端部を開口から嵌め入れて保持する袋状の第一保持部と、開いた状態で前記取付け部の長手方向の他端部を収容するかまたは取り外すことを可能にしかつ閉じた状態で当該取付け部の長手方向の他端部を保持することを可能にする開閉式の第二保持部とで構成されている請求項2に記載の清掃用具。
  4. 前記第二保持部は、前記支持材の長手方向に沿う部分で重なり合うよう分割されて当該支持材の他方の面に設けられる2つの分割部材と、前記2つの分割部材の重なり合う部分を結合させる面ファスナーとで構成されている請求項3に記載の清掃用具。
  5. 前記装着材における支持材および保持部が多孔質部材で構成されている請求項2に記載の清掃用具。
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