JP3238881U - 足場用ハンマー - Google Patents
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Abstract
【課題】ビケ足場などで使用される足場用ハンマーを提供する。【解決手段】ハンマー1の打撃用頭部2の一方の側面の打撃先端を従来に比して幅狭となる幅狭打点部3に設定しており、打撃用頭部2の中途位置に前後に貫通する孔部4を透設しており、該孔部4の直径が筋交いのパイプの径に対して略同一ないし僅かに大径に設定されている。打撃先端が幅狭打点部3となっているので、支柱のフランジに放射状に多数の孔が穿設されていても、パイプの先端のピンや楔を孔に打ち付けることができる。打撃用頭部2に設けられた孔部4は、筋交いパイプの先端の筋交い止め具をパイプ内に押し戻すことができる。【選択図】図2
Description
本考案は、ビケ足場もしくはIQ足場などで使用される足場用ハンマーの改良に関する。
従来、足場用ハンマーとしては、例えば、特開2002-200578号のハンマー及びハンマー用キャップのように騒音を抑えるための構造が提案されていた。
また、図5に示すような、打撃用頭部42に半円形の枠43を設けて、該枠43をカラビナに掛止めて作業しやすいようにした足場用ハンマー41が知られている。
後者の足場用ハンマー41にはカラビナに掛け止めるための半円形状の枠43が一体に取り付けられているので、不使用時にカラビナに掛止めるのには都合がいいが、作業者によっては、前記枠43で打撃して枠43を損傷させたり枠43が破損させる惧れがあった。
また、最近の足場としては、IQシステム足場や先行手摺工法クサビ足場(商標名:アルバトロス)などが用いられており、支柱のパイプに設けたフランジには放射状に複数の孔が隣接して配置されており、これに対して、先端に枢動するピンや楔を設けた手摺りや筋交いなどのパイプを固定する場合に、慣れない作業者では、径の大きいハンマーでピンや楔をフランジの孔に正確に打ち込むことができない。
更に、筋交いのパイプの先端に、バネで出没自在な抜止め片を有する筋交い止め具(グラビティロック)の付いたパイプを外す場合には、作業者が手で突出している抜止め片をパイプ内に押し込んでからパイプを抜き取る必要があり、力のかかる煩雑な作業となっていた。
また、図5に示すような、打撃用頭部42に半円形の枠43を設けて、該枠43をカラビナに掛止めて作業しやすいようにした足場用ハンマー41が知られている。
後者の足場用ハンマー41にはカラビナに掛け止めるための半円形状の枠43が一体に取り付けられているので、不使用時にカラビナに掛止めるのには都合がいいが、作業者によっては、前記枠43で打撃して枠43を損傷させたり枠43が破損させる惧れがあった。
また、最近の足場としては、IQシステム足場や先行手摺工法クサビ足場(商標名:アルバトロス)などが用いられており、支柱のパイプに設けたフランジには放射状に複数の孔が隣接して配置されており、これに対して、先端に枢動するピンや楔を設けた手摺りや筋交いなどのパイプを固定する場合に、慣れない作業者では、径の大きいハンマーでピンや楔をフランジの孔に正確に打ち込むことができない。
更に、筋交いのパイプの先端に、バネで出没自在な抜止め片を有する筋交い止め具(グラビティロック)の付いたパイプを外す場合には、作業者が手で突出している抜止め片をパイプ内に押し込んでからパイプを抜き取る必要があり、力のかかる煩雑な作業となっていた。
この考案が解決しようとする問題点は、例えば、通常のハンマー幅が40mmのところを25mm程度の狭い範囲であっても他の部品と干渉することがなくピンや楔をフランジの孔に打ち込むことができるハンマーであって、筋交いのパイプの先端に筋交い止め具が付いてる場合にも、手で筋交い止め具を抑えることなく筋交いのパイプを抜き取ることができ、同時に作業者のカラビナにも掛止めることができる孔部を備えた足場用ハンマーを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1の考案では、
ハンマーの打撃用頭部の一方の側面の打撃先端を漸次幅狭となる幅狭打点部に設定しており、
打撃用頭部の中途位置に前後に貫通する孔部を透設しており、該孔部の直径が筋交いのパイプの径に対して略同一ないし僅かに大径に設定されていることを特徴とする。
請求項2の考案では、
打撃用頭部の打撃先端が、20mmから30mm、より好ましくは25mmの横幅からなっていることを特徴とする。
ハンマーの打撃用頭部の一方の側面の打撃先端を漸次幅狭となる幅狭打点部に設定しており、
打撃用頭部の中途位置に前後に貫通する孔部を透設しており、該孔部の直径が筋交いのパイプの径に対して略同一ないし僅かに大径に設定されていることを特徴とする。
請求項2の考案では、
打撃用頭部の打撃先端が、20mmから30mm、より好ましくは25mmの横幅からなっていることを特徴とする。
足場用ハンマーの打撃先端を従来より幅狭な面(例えば約25mm程度)に設定したので、フランジに放射状に多数の孔が穿設されていても、支障なくパイプの先端のピンや楔を孔に打ち付けることができる。
また、先端に筋交い止め具が付いている筋交いのパイプを抜き取る場合には、支柱のパイプに取り付けられて筋交い止め具が突出して抜け止め姿勢となっている場合に、足場用ハンマーの孔部を前記抜け止め姿勢の筋交い止め具に通してスプリングに抗して筋交い止め具を筋交いのパイプ内に押し込めて、スムーズに前記パイプを抜き取ることができる。
上記孔部は、ハンマーの不使用時には、作業者のカラビナに掛止めて収納することもできる、
また、先端に筋交い止め具が付いている筋交いのパイプを抜き取る場合には、支柱のパイプに取り付けられて筋交い止め具が突出して抜け止め姿勢となっている場合に、足場用ハンマーの孔部を前記抜け止め姿勢の筋交い止め具に通してスプリングに抗して筋交い止め具を筋交いのパイプ内に押し込めて、スムーズに前記パイプを抜き取ることができる。
上記孔部は、ハンマーの不使用時には、作業者のカラビナに掛止めて収納することもできる、
以下に、この考案の足場用ハンマーの好適実施例について図面を参照しながら説明する。
図1、図2は、本実施例の足場用ハンマー1を示す。
この足場用ハンマー1は、打撃用頭部2と、これを支持する把手部9とからなっている。
打撃用頭部2は、図2に示すように、正面から見ると、左右の一方、図示例では左側が幅狭打点部3となっており、右側が徐々に幅狭となる短い直径の略半円形状となっている。
この足場用ハンマー1は、打撃用頭部2と、これを支持する把手部9とからなっている。
打撃用頭部2は、図2に示すように、正面から見ると、左右の一方、図示例では左側が幅狭打点部3となっており、右側が徐々に幅狭となる短い直径の略半円形状となっている。
そのため、打撃力は幅狭打点部3の面で行われる。
幅狭打点部3は、従来のハンマーの横幅の40mm程度に比して、幅狭に設定されており、本実施例では、幅狭打点部3の横幅が20mmから30mm、より好ましくは25mmの横幅からなっている。
更に、打撃用頭部2の厚みは、図1に示すように、中途位置から先端の幅狭打点部3に向かって漸次幅狭に設定されており、図示例では1/3から1/2程度の厚みとなるように薄くなっており、軽量小型化されている。
一例を挙げると、従来のハンマーは0.9kg~1.35kg程度の重量であるのに対して、本実施例では670g程度となっている。
これは、IQシステム足場や先行手摺工法足場では、軽く打撃を加えるだけでよいので、十分な重量であり、軽量化を実現できた。
幅狭打点部3は、従来のハンマーの横幅の40mm程度に比して、幅狭に設定されており、本実施例では、幅狭打点部3の横幅が20mmから30mm、より好ましくは25mmの横幅からなっている。
更に、打撃用頭部2の厚みは、図1に示すように、中途位置から先端の幅狭打点部3に向かって漸次幅狭に設定されており、図示例では1/3から1/2程度の厚みとなるように薄くなっており、軽量小型化されている。
一例を挙げると、従来のハンマーは0.9kg~1.35kg程度の重量であるのに対して、本実施例では670g程度となっている。
これは、IQシステム足場や先行手摺工法足場では、軽く打撃を加えるだけでよいので、十分な重量であり、軽量化を実現できた。
そこで、これらの足場の現場では、図3に示すように、支柱のパイプ10に設けたフランジ11には放射状に複数の孔12が配置されており、複数の方向に向けて手摺りなどのパイプを取り付けることができる。
例えば、15°間隔に20個の孔12が支柱10を中心に等間隔に配置されている場合であっても、正確に所望の孔12に連結用のパイプ20のピン21(または楔)を本実施例の足場用ハンマー1を用いて軽く叩いて装着することができる。
例えば、15°間隔に20個の孔12が支柱10を中心に等間隔に配置されている場合であっても、正確に所望の孔12に連結用のパイプ20のピン21(または楔)を本実施例の足場用ハンマー1を用いて軽く叩いて装着することができる。
また筋交いのパイプ30については、図4に示すように、先端側にスプリング31でパイプ30内に出没する筋交い止め具(グラビティロック)32を設けたパイプの場合、筋交い取付部35に筋交いパイプ30を掛合すると、前記筋交い止め具32が筋交い取付部35の外側で外方に突出してパイプ30の抜け止めとして機能する(図4(a)参照)。
これにより筋交いのパイプ30を筋交い取付部35から外す場合には、従来は、作業者が手作業で筋交い止め具32を前記パイプ30内に没入させて抜き取っていたが、本実施例では、足場用ハンマー1の打撃用頭部2の孔部4をパイプ30の軸線に沿って差し込む。
そして、前記孔部4を押し進めることで、前記突出した筋交い止め具32をスプリング31の反発力に抗して、パイプ30内に押し戻し、抜け止め機能を解除することで、パイプ30を簡便に筋交い取付部35から抜き取ることができる。
そして、前記孔部4を押し進めることで、前記突出した筋交い止め具32をスプリング31の反発力に抗して、パイプ30内に押し戻し、抜け止め機能を解除することで、パイプ30を簡便に筋交い取付部35から抜き取ることができる。
そのため、前記孔部4の直径はパイプ30の直径よりわずかに大径に設定しておくことが好ましく、孔部4はパイプ30の外周に沿って軸方向に摺動し、筋交い止め具32をパイプ30内に押し戻すことができる(図4(b)参照)。
なお、前記孔部4は、足場用ハンマーの不使用時には、作業者に装備されたカラビナ(図示せず)に掛止めて、作業者が携帯しうるようになっている。
なお、前記孔部4は、足場用ハンマーの不使用時には、作業者に装備されたカラビナ(図示せず)に掛止めて、作業者が携帯しうるようになっている。
上記実施例で、フランジの形状や、孔の形状や数は図示例に限定されないこと勿論である。
幅狭打点部3は幅狭になっていればよく、矩形状でなくてもよく、反対側は円弧状になっていなくてもよい。
また、筋交い取付部の構造は図示しないが公知のものを用いることができる。
筋交い止め具の構造は図示に限定されず、パイプから出没して抜け止め機能を有するものであればよい。
その他、この考案は、上記実施例に限定されるものではなく、この考案の要旨を変更しない範囲で種々設計変更することができる。
幅狭打点部3は幅狭になっていればよく、矩形状でなくてもよく、反対側は円弧状になっていなくてもよい。
また、筋交い取付部の構造は図示しないが公知のものを用いることができる。
筋交い止め具の構造は図示に限定されず、パイプから出没して抜け止め機能を有するものであればよい。
その他、この考案は、上記実施例に限定されるものではなく、この考案の要旨を変更しない範囲で種々設計変更することができる。
1 足場用ハンマー
2 打撃用頭部
3 幅狭打点部
4 孔部
10 支柱パイプ
11 フランジ
12 孔
20、30 パイプ
32 筋交い止め具
2 打撃用頭部
3 幅狭打点部
4 孔部
10 支柱パイプ
11 フランジ
12 孔
20、30 パイプ
32 筋交い止め具
Claims (2)
- ハンマーの打撃用頭部の一方の側面の打撃先端を漸次幅狭となる幅狭打点部に設定しており、
打撃用頭部の中途位置に前後に貫通する孔部を透設しており、該孔部の直径が筋交いのパイプの径に対して略同一ないし僅かに大径に設定されていることを特徴とする足場用ハンマー。 - 打撃用頭部の打撃先端が、20mm~30mm、より好ましくは25mmの横幅からなっていることを特徴とする請求項1に記載の足場用ハンマー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022002012U JP3238881U (ja) | 2022-06-16 | 2022-06-16 | 足場用ハンマー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022002012U JP3238881U (ja) | 2022-06-16 | 2022-06-16 | 足場用ハンマー |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019128838A Continuation JP2021014696A (ja) | 2019-07-10 | 2019-07-10 | 足場用ハンマー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3238881U true JP3238881U (ja) | 2022-08-26 |
Family
ID=82932835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022002012U Active JP3238881U (ja) | 2022-06-16 | 2022-06-16 | 足場用ハンマー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3238881U (ja) |
-
2022
- 2022-06-16 JP JP2022002012U patent/JP3238881U/ja active Active
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