JP3238447U - ゴルフ用のティの保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】挿入し易く競技中であっても保持をすることが可能なゴルフ用のティの保持具を提供する。【解決手段】ゴルフ用のティ3、5を保持しながら身体に装着し携帯するためのゴルフ用のティの保持具であって、ティを保持する保持部材と、保持部材を固着し、保持具の形体を維持する保持筐体と、を設け、保持筐体は、折り介して折り曲げられ、前片14と後片11を設けている。保持部材は、糸を結束して編み込んだロープ状の紐27、29が、経糸23又は緯糸25により綾織り又は平織りによって織られている。【選択図】図6

Description

本考案は、ゴルフ用のティを収納して携帯する際に、取り出しやすいように身体に装着して使用する保持具に関する。
ゴルフのティはロングコース等の距離が長いコースの1打目に長いティを使用して競技を行う。またショートコースの距離が短いコースの1打目に短いティを使用して競技を行う。このように、ゴルフの競技を行う際は、長いティと短いティの両方を使い分ける。そのため、身体に装着して使用する場合には、ゴルフ用のティを2本以上携帯して競技をする。
例えば、特許文献1は、基材11と、基材11に装着されたティー保持具12とで構成されているティーホルダー具10と、ティーホルダー具を被装着物に着脱自在に装着する連結具20と、を備える。基材11は、磁石体または被磁着体とし、該基材11に着脱自在の、磁石体または被磁着体からなるホルダー具を設けることができる。さらにティーホルダー具10に装飾品を設けることができる考案が開示されている。
例えば、特許文献2は、ティー、グリーンフォーク、グリーンマーカー等を取り付ける収容部2を設けたゴルフ小物用ホルダー本体1の裏面上部にU字状のフック3を固定し、さらに小物ホルダー本体裏面下部には伸縮性のある帯体4と帯体先端にU字状のフック3を設ける考案が開示されている。
登録実用新案特開第3171188号公報 登録実用新案特開第3177708号公報
従来のように、ゴルフ用のティの保持具は、携帯性がよく、素早くティを収納及び取出し易い保持具が望まれている。
しかしながら、競技中に保持具から脱落したりすることがあり、確り保持することも望まれている。従来では、収納しやすさと保持し易さの両立を満足することは困難であった。
本考案は、挿入がし易く競技中であっても保持をすることが可能なゴルフ用のティの保持具を提供することにある。
ゴルフ用のティを保持しながら身体に装着し携帯するためのゴルフ用のティの保持具であって、
前記ティを保持する保持部材と、
前記保持部材を固着し、保持具の形体を維持する保持筐体と、を設け、
編み目を形成する上糸と下糸によって前記ティを保持する前記保持部材を備えたことを特徴とする。
以上の特徴によって、本考案は、ティを上方から挿入しやすくするとともに、ティが脱落しがたくなり、またティを取出しもしやすくすることが可能である。
実施形態の保持具を使用した様子を示す概要図である。 実施形態の保持具の部品の構成を示す概要図である。 実施形態の保持具を示す斜視図である。 実施形態の保持具の部品の一部を示す概要図である。 実施形態の保持具の部品の一部を示す概要図である。 実施形態の保持具の断面図を示す概要図である。
本考案にかかる保持具について、図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態及び図面は、本考案の実施形態の一部を例示するものであり、これらの構成に限定する目的に使用されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。
図1は、保持具1の全体を示す概要図である。図2は保持具1の部品の構成を示す概要図である。図1又は図2を参照し保持具1の説明を行う。
図1の保持具1は、ゴルフのロングティ3及びショートティ5を装着した様子である。身体に装着するように折り曲げられた保持筐体10は、金属又は樹脂で形成し、保持具1の形体を維持するための筐体である。折り曲げた保持具1の空間部6は、ベルトやズボンの端に引っ掛けるための空間である。
また、ロングティ3及びショートティ5は、保持部材20に設けられたロープ状の隙間に挟み込まれ保持されている。保持部材20は、先端に摘まみ部21を形成している。摘まみ部21は、革や布等で形成し、ベルトやズボンの端に引っ掛ける際に使用する摘まみである。
接続リング7は、クリップ状に形成し、保持筐体10に取り付けられている。また、 接続リング7に装着リング8を取り付け、輪状の装着リング8は保持具1を紛失しないように鎖等を接続することが可能である。
図2は、保持具1の主な部品の構成を示している。保持具1は、主にベルトやズボンの端に引っ掛けるための保持筐体10及びゴルフのロングティ3とショートティ5を装着する保持部材20により構成している。
保持部材20は、図3又は図6に示すように、糸を結束して編み込んだロープ状の紐である紐27・29を経糸23又は緯糸25とし、綾織り又は平織りによって織りや編み構造によって織られたベルト状の先端に摘まみ部21を構成している。紐27・29は、直径が1mm程度の束ねたアクリルや綿等の糸を紐状に編んであり2から3mmの直径の紐である。
編み目は、図3(A)の正面図に示すように45度から60度傾いた状態であれば良く、ゴルフのロングティ3とショートティ5を上方から挿入しやすくするとともに、ロングティ3とショートティ5が脱落しがたくなり、またロングティ3とショートティ5を取出しもしやすくすることが可能である。図3(B)は、編み目部分の断面図である。
図3又は図6に示すように、保持部材20は、上糸である経糸23又は緯糸25と下糸である経糸23又は緯糸25との間にロングティ3とショートティ5を挿入することによって、ロングティ3とショートティ5は挟み込まれる。
図2、図4、図5又は図6に示す保持筐体10は、折り介して折り曲げられている。保持筐体10は前片14と後片11を設けている。前片14及び後片11は、中央に長穴状の貫通した幅7mmから12mm程度の長孔13を設けている。
長孔13は、中央に長孔13の幅より1から3mm程度大きな円形状の貫通した丸孔を設けている。長孔13によってロングティ3とショートティ5を挟み込むときの挟み込み易さとロングティ3とショートティ5を保持するときの保持力を調整するための空間ができる。
図5又は図6に示すように、保持筐体10に示す斜線は、保持部材20を、接着剤やテープ等により保持筐体10に固定する領域Sを示している。上述した長孔13による空間は、接着する領域ではないため、その部分におけるベルト状の保持部材20は、自由に経糸23又は緯糸25が動くことができるので、ロングティ3とショートティ5を挿入しやすくなる。
また、長孔13は、 接続リング7を接続するための空間でもある。長孔13と接続リングを接続することによって、保持具1は、接続リング7を介して身体に装着することが可能であるので、他の保持具1自体の落下を防止することが可能である。
また、経糸23又は緯糸25は、固定されている領域Sと前記した長孔13によって適度な張力が発生し、その張力によってロングティ3とショートティ5を保持することが可能である。この保持力により競技中であってもロングティ3とショートティ5は保持部材20から脱落することはない。
通常、保持部材20の全面を固定した場合に、上糸と下糸との隙間が発生しないので、ロングティ3とショートティ5を挿入し難くなるとともに保持力も低下してしまうが、本考案のように経糸23又は緯糸25との間に適度な張力が発生するために保持力も低下することない。
図6の断面図に示すように、保持筐体10は、先端を10度から20度程度曲げることによって、ベルトやズボンの端に挿入しやすくなり、更に摘まみ部21によってベルトやズボンの端に導入しやすくなる。また図6に示すように保持筐体10は全体を身体に沿わせて少し曲げることも可能である。これにより保持具1自体の落下を防止することが可能である。
(技術的特徴)
以下に本実施形態の技術的特徴点の一例を括弧に内に示すが、特に限定するものでもなく例示しているものであり、これら特徴から考えられる効果についても記載する。
<第1の特徴点>
ゴルフ用のティ(例えば、主にてロングティ3とショートティ5)を保持しながら身体に装着し携帯するためのゴルフ用のティの保持具(例えば、主に保持具1)であって、
前記ティを保持する保持部材(例えば、主に保持部材20)と、
前記保持部材を固着し、保持具の形体を維持する保持筐体(例えば、主に保持筐体10)と、を設け、
編み目を形成する上糸(例えば、主に経糸23又は緯糸25)と下糸(例えば、主に経糸23又は緯糸25)によって前記ティを保持する前記保持部材を備えたことを特徴とする。
以上の特徴によって、ティを上方から挿入しやすくするとともに、ティが脱落しがたくなり、またティを取出しもしやすくすることが可能である。
<第2の特徴点>
前記保持部材の幅方向の中央に貫通した長孔状の空間(例えば、主に長孔13)を備えたことを特徴とする。
以上の特徴によって、上糸と下糸の張力が自由に調整が可能になるため、ティを上方から挿入しやすくするとともに、ティが脱落しがたくなり、またティを取出しもしやすくすることが可能である。
<第3の特徴点>
前記長孔の長手方向の中央に、更に長孔より大きな円形状の貫通した貫通孔(例えば、主に長孔13の幅より1から3mm程度大きな円形状の貫通した丸孔)を備えたことを特徴とする。
以上の特徴によって、上糸と下糸の張力が自由に調整が可能になるため、ティを上方から挿入しやすくするとともに、ティが脱落しがたくなり、またティを取出しもしやすくすることが可能である。
<第4の特徴点>
屈曲した前記保持筐体との間に形成した空間となるクリップ部( 空間部6)を備えたことを特徴とする。
以上の特徴によって、身体への装着が容易であるとともに脱落がし難い構造である。
<第5の特徴点>
前記上糸と前記下糸は45度から60度傾いた状態で前記保持筐体に固着した前記保持部材を備えたことを特徴とする。
以上の特徴によって、ティを上方から挿入しやすくするとともに、ティが脱落しがたくなり、またティを取出しもしやすくすることが可能である。
<第6の特徴点>
糸を結束して編み込んだロープ状の紐(例えば、主に紐27・29)を、編み込んで形成した前記編み目であることをことを特徴とする請求項4に記載の保持具。
以上の特徴によって、競技中に脱落しがたくなるとともに、上方から挿入しやすくするとともに、またティを取出しもしやすくすることが可能である。
<第7の特徴点>
2から3mmの太さである前記紐を備えたことを特徴とする請求項5に記載の保持具。
以上の特徴によって、競技中に脱落しがたくなるとともに、上方から挿入しやすくするとともに、またティを取出しもしやすくすることが可能である。
本考案は、ゴルフ用のティの他に、鉛筆や釣り用の浮き等の円筒状や四角柱等の身につける物品を携帯して持ち運ぶためにも利用が可能である。
1…保持具、3…ロングティ、5…ショートティ、6…空間部、
10…保持筐体、13…長孔、20…保持部材、
23…経糸、25…緯糸、27・29…紐。

Claims (7)

  1. ゴルフ用のティを保持しながら身体に装着し携帯するためのゴルフ用のティの保持具であって、
    前記ティを保持する保持部材と、
    前記保持部材を固着し、保持具の形体を維持する保持筐体と、を設け、
    編み目を形成する上糸と下糸によって前記ティを保持する前記保持部材を備えたことを特徴とするゴルフ用のティの保持具。
  2. 前記保持部材の幅方向の中央に貫通した長孔状の空間を備えたことを特徴とする請求項1に記載のゴルフ用のティの保持具。
  3. 前記長孔の長手方向の中央に、更に長孔より大きな円形状の貫通した貫通孔を備えたことを特徴とする請求項2に記載のゴルフ用のティの保持具。
  4. 屈曲した前記保持筐体との間に形成した空間となるクリップ部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のゴルフ用のティの保持具。
  5. 前記上糸と前記下糸は45度から60度傾いた状態で前記保持筐体に固着した前記保持部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載のゴルフ用のティの保持具。
  6. 糸を結束して編み込んだロープ状の紐を編み込んで形成した前記編み目であることをことを特徴とする請求項5に記載のゴルフ用のティの保持具。
  7. 2から3mmの太さである前記紐を備えたことを特徴とする請求項6に記載のゴルフ用のティの保持具。
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