JP3238418U - パーテーション - Google Patents
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Abstract
【課題】会話時の音声が聞き取りやすい飛沫感染抑制用のパーテーションを簡単な構成で実現する。【解決手段】パーテーション10は、少なくとも1つの開口25を有するパネル20と、開口25の全体を覆うようにパネル20に取り付けられ、通音性を有するフィルター30と、を備える。【選択図】図1
Description
本技術は、音声が聞き取りやすい飛沫感染抑制用のパーテーションに関する。
近年、新型コロナウィルスの影響により、店舗やオフィス等における飛沫感染対策としてパーテーションを設置する動きが加速している。パーテーションを設置すると会話が聞き取りにくくなるため、これを防ぐために会話の音量が大きくなったり、パーテーション外に顔を移動して会話してしまうという課題が生じている。
特許文献1には、その対策として、話し手の音声が聞き手に聞き取りやすいパーテーションが開示されている。特許文献1に記載のパーテーションは、卓上等に設置される透明な飛沫抑制部材と、飛沫抑制部材に取り付けられる音声拡大装置と、を備える。音声拡大装置はラッパ形状をなし、話し手の音声の振動に指向性を付与することで、音声が聞き取りやすくなるとされている。
特許文献1に記載のパーテーションは、音声拡大装置を備えるため、高コストで小型軽量化が難しく、設置にも手間と時間を要する。また、話し手と聞き手の立場が入れ替わる双方向の会話に対応するには、音声拡大装置を2台設ける必要がある。このため、コスト、大きさ、重量、並びに設置の手間及び時間が増大してしまう課題がある。
本願明細書に記載の技術は、上記のような実情に基づいて完成されたものであって、会話時の音声が聞き取りやすい飛沫感染抑制用のパーテーションを簡易な構成で実現することを目的とする。
本願明細書に記載の技術に関わるパーテーションは、少なくとも1つの開口を有するパネルと、前記開口の全体を覆うように前記パネルに取り付けられ、通音性を有するフィルターと、を備える。
また、前記フィルターは、前記パネルの主面に貼り付けられていてもよい。
また、前記フィルターは、不織布製であってもよい。
また、前記フィルターは、交換可能に取り付けられていてもよい。
また、前記パネルを鉛直方向に沿うように設置するスタンドをさらに備え、前記パネルは、前記開口を複数有しており、前記複数の開口は、前記パネルが前記スタンドに設置された状態において、鉛直方向と交わる左右方向に並んでいてもよい。
また、前記フィルターは、前記開口毎に取り付けられていてもよい。
本願明細書に記載の技術によれば、会話時の音声が聞き取りやすい飛沫感染抑制用のパーテーションを簡単な構成で実現できる。
<実施形態1>
実施形態1に関わるパーテーション10について、図1から図3を参照して説明する。図に示した符号F,B,L,R,U,Dはそれぞれ、パーテーション10の前後方向における前方、後方、正面から見たときの幅方向(左右方向)における左方、右方、鉛直方向(上下方向)の上方、下方を示している。また、複数の同一部材については、一の部材に符号を付して、他の部材の符号は省略することがある。
実施形態1に関わるパーテーション10について、図1から図3を参照して説明する。図に示した符号F,B,L,R,U,Dはそれぞれ、パーテーション10の前後方向における前方、後方、正面から見たときの幅方向(左右方向)における左方、右方、鉛直方向(上下方向)の上方、下方を示している。また、複数の同一部材については、一の部材に符号を付して、他の部材の符号は省略することがある。
パーテーション10は、向かい合う使用者の間に立設され、一方の使用者から放出される飛沫を、他方の使用者が吸い込んで病原体に感染してしまう事態を抑制するために主に用いられる。パーテーション10はおおまかには、図1から図2に示すように、パネル20と、フィルター30と、2つのスタンド40と、を備える。
2つのスタンド40は、図1に示すように、パネル20の底部21の左右両側に間隔を空けて設けられる。スタンド40は、パネル20を鉛直方向に沿って安定的に立設させるための部材であり、卓上等に設置される。
本実施形態ではスタンド40は、図2に示すように、パネル20の底部21が差し込まれる溝部41を有し、差し込まれたパネル20を下方から支持する。スタンド40は三角形状の板状部材であり、三角形状の頂点に溝部41が形成されている。またスタンド40は、パネル20と同一の材質及び板厚の板状部材から形成されているが、パネル20と異なる材質等によって形成されていても構わず、形状も三角形状に限定されない。さらにスタンド40は、卓上の高さ等に合わせてパネル20の高さを調整可能に、深さの異なる複数の溝部41を有していても構わない。
パネル20は、透明な板状部材、又はシート状部材であり、例えばアクリル樹脂や塩化ビニールからなる。本実施形態では、パネル20は図1から図3に示すように、縦長の矩形状をなしているが、形状、大きさ及び厚さは用途等に応じて適宜変更可能である。
パネル20には、図1から図3に示すように、左右方向における中央部に開口25が形成されている。本実施形態では、開口25は横長の矩形状に大きく1つ形成されているが、その形状や数は限定されない。例えば、開口25は楕円形状に大きく1つ形成されていたり(図5)、所定の範囲内に小さいサイズで複数形成されていてもよい(図6)。
フィルター30は、図1から図3に示すように、パネル20の開口25より僅かに大きい平面サイズを有し、開口25全体を覆うように取り付けられる。本実施形態では、フィルター30は開口25に倣う横長の矩形状をなしているが、開口25全体を覆うことができれば形状はそれ以外であってもよい。また、開口25が、図6に示すように所定の範囲内に小さいサイズで複数形成されている場合、フィルター30は、複数の開口25全体を一括して覆う平面サイズ及び形状を有するものとされる。
フィルター30は、図2に示すように、パネル20の一方の主面20Aに両面接着テープ50によって交換可能に貼り付けられる。本実施形態では、両面接着テープ50はフィルター30の上縁部(上端部)31及び下縁部(下端部)32に接着されているが、フィルター30を安定的に貼り付けられれば、それ以外の場所(フィルター30の左右側縁部、角部等)に接着されていてもよい。
本実施形態では、フィルター30は不織布製のシート状部材であるが、通音性を有し、飛沫の通過を抑制できれば、不織布製以外のシート状部材であっても構わない。フィルター30を不織布製とすると、低コストに飛沫の抑制効果を高められる。また、使用済みのフィルター30をパネル20から剥がして未使用のものと容易に交換できるため、パーテーション10を清潔に保ちやすくなる。
ただし、フィルター30を不織布製とすると、不透明なフィルター30によって使用者が互いの顔を視認しにくくなる懸念がある。そこで本実施形態では、フィルター30の上端部31が使用者の顔より下方に位置するように、パネル20の開口25の形成位置、及びこれを覆うフィルター30の取付け配置が調整されている。このようにすれば、フィルター30が不透明であっても、使用者が互いの顔をパネル20の透明な部分を介して視認可能となり、より会話しやすくなる。
以上説明したパーテーション10によれば、パネル20に開口25を設けることで、会話時の音声が開口25を通じて伝わり聞き取りやすくできる。また、開口25全体を通音性のフィルター30で覆うことで、音声の伝播を維持しつつ、開口25が飛沫感染路となってしまう事態を抑制できる。パネル20に開口25を設け、開口25全体を覆うようにフィルター30を貼り付けるという簡易な構成によって、飛沫感染を抑制しつつ、会話時の音声が聞き取りやすいパーテーション10を実現できる。
<実施形態2>
実施形態2に係るパーテーション110について図4を参照して説明する。実施形態2において、実施形態1と同様の構成、作用及び効果については重複する説明は省略する。
実施形態2に係るパーテーション110について図4を参照して説明する。実施形態2において、実施形態1と同様の構成、作用及び効果については重複する説明は省略する。
パーテーション110のパネル120は、図4に示すように、左右方向の寸法が実施形態1のパーテーション10の2倍の大きさに形成されている。パネル120には、スタンド40に設置された状態において左右方向に並ぶように、2つの開口25が形成されている。フィルター30は、開口25毎に1枚ずつ、計2枚貼り付けられている。このようにすれば、パネル120の一方側に2人の使用者が左右方向に並んでいる場合であっても、各使用者の音声が各開口25を通じて聞き取りやすくなる。なお、開口25及びフィルター30の数は2つに限られず、使用人数等に応じてさらに増やしてもよい。
このようにすれば、使用者の人数が増えた場合であっても、飛沫感染を抑制しつつ、会話時の音声が聞き取りやすいパーテーション110を実現できる。
10,110…パーテーション、20,120…パネル、25…開口、30…フィルター、40…スタンド
Claims (6)
- 少なくとも1つの開口を有するパネルと、
前記開口の全体を覆うように前記パネルに取り付けられ、通音性を有するフィルターと、を備えるパーテーション。 - 前記フィルターは、前記パネルの主面に貼り付けられている請求項1に記載のパーテーション。
- 前記フィルターは、不織布製である請求項1又は請求項2に記載のパーテーション。
- 前記フィルターは、交換可能に取り付けられている請求項1又は請求項2に記載のパーテーション。
- 前記パネルを鉛直方向に沿うように設置するスタンドをさらに備え、
前記パネルは、前記開口を複数有しており、
前記複数の開口は、前記パネルが前記スタンドに設置された状態において、鉛直方向と交わる左右方向に並んでいる請求項1又は請求項2に記載のパーテーション。 - 前記フィルターは、前記開口毎に取り付けられている請求項5に記載のパーテーション。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022001704U JP3238418U (ja) | 2022-05-24 | 2022-05-24 | パーテーション |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022001704U JP3238418U (ja) | 2022-05-24 | 2022-05-24 | パーテーション |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3238418U true JP3238418U (ja) | 2022-07-22 |
Family
ID=82448836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022001704U Active JP3238418U (ja) | 2022-05-24 | 2022-05-24 | パーテーション |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3238418U (ja) |
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2022
- 2022-05-24 JP JP2022001704U patent/JP3238418U/ja active Active
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Legal Events
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Ref document number: 3238418 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |