JP3232280U - 飛沫感染防止シート - Google Patents

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Abstract

【課題】会話のし易さを安価に実現できる飛沫感染防止シートを提供する。【解決手段】飛沫感染防止シートは、顔の口近傍に一つ又は複数の第一開口部17を有する基本シート18と、基本シート18と所定間隔にて口近傍に配置される一枚又は複数枚の外部シート20と、基本シート18及び外部シート20との所定間隔を確保するスペーサ手段10とを備え、基本シート18の面に外部シート20全部を投影した時、外部シート20の投影面が、第一開口部17を包含している。【選択図】図8

Description

本考案は、フェイスシールドやフェイスガード、口元付近だけを覆うマウスガードやアクリル板によるパーティションなどに使用される飛沫感染防止シートに係り、特に会話のし易さを安価に実現した飛沫感染防止シートに関する。
従来、フェイスシールドやフェイスガードは、医療従事者の他、顔の表情が見えるほうが望ましい場面で、飛沫による感染症を防止するために用いられ、口、鼻、目などを含む顔の全面を覆うフィルム状の透明なシートを有しており、これによって飛沫などの飛散物から顔を保護し、口や鼻、目などからの感染を防止している。
しかし、顔の全面をシートで覆うために、声がシート内にこもり、会話やコミュニケーションが取りにくいという課題があり、これを改善する方法として、特許文献1に示すように、フェイスガード内側にマイクを設け、またヘッドホンにより相手の声を聴くという提案がなされている。
実願2020−2020(実用新案登録第3227461号)
特許文献1によれば、[0007]の5行目「固定バンドによって装着者の両耳又は片耳に相当する位置に支持された音響出力手段と、固定バンドに接続されたアーム部と、アーム部によって装着者の口の近傍に臨まれて支持された音響入力手段とを備える。」が必要であり、実際には[図5]及び[図7]に記載されているように、スピーカ84やディスプレイ87を有し、又音響入力手段(マイク6)と音響出力手段(ヘッドフォン5)の音声処理を行う端末装置8も必要であり、非常に高価で装着にも時間を要するという課題がある。
顔の口近傍に一つ又は複数の第一開口部を有する基本シートと、基本シートと所定間隔にて口近傍に配置される一枚又は複数枚の外部シートと、基本シート及び外部シートとの所定間隔を確保するスペーサ手段とを備え、基本シートの面に外部シート全部を投影した時、外部シートの投影面が、第一開口部を包含していることを特徴とした飛沫感染防止シートにより課題を解決することができる。
又、外部シートのうち少なくとも一枚は、開口部の無いシートであり、他のシートは一つ又は複数の第二開口部を有することを特徴とした飛沫感染防止シートにより課題を解決することができる。
又、外部シートの全部が、一つ又は複数の第三開口部を有することを特徴とした飛沫感染防止シートにより課題を解決することができる。
更に基本シート又は外部シートに取付けられる、所定高さの筒状手段又は所定高さで遠方ほど径の大きくなるラッパ型手段を備えたことを特徴とした飛沫感染防止シートにより課題を解決することができる。
本考案によれば、基本シートの面に外部シート全部を投影した時、外部シートの投影面が、第一開口部を包含するように構成することにより、外部にいる他人の発声に伴う飛沫及び装着者本人の発声に伴う飛沫を遮ることができる。
一方、装着者本人の音声は、基本シートの第一開口部及びスペーサによる所定間隔の隙間空間及び外部シートそれぞれの第二開口部又は第三開口部を通過することができ、会話やコミュニケーションを十分に行うことができる。
又、基本シート又は外部シートに筒状手段やラッパ型手段を備えることにより、音声が増幅され、より会話やコミュニケーションが容易になる。
従って前述の特許文献1に対して、簡単な構造で、非常に安価なフェイスシールドやフェイスガード、マウスシールドやパーティションを提供することができ、使い方も従来と変わらず容易であるという効果がある。
具体的には、本考案の飛沫感染防止シートを使用したフェイスシールドやフェイスガード装着者が、カラオケなどで歌を歌った場合、装着者から発する飛沫発散は遮断され、一方で音声は、スペーサによる所定間隔の隙間空間及び各開口部を介して伝達されるので、飛沫感染を防止しながら安全に複数人でのカラオケを楽しむことができる。
又、本考案の飛沫感染防止シートを使用したフェイスシールドやフェイスガードは、劇場での演劇出演者などが声を発する場面にも使用可能である。
更にスポーツ観戦などでは、ラッパ型手段を取り付けた本考案によるフェイスシールドやフェイスガードを使用することにより、より大きな声援を、飛沫を防止しながら行うことができるようになる。
本考案の第一の実施例1(正面図及び側面図) 本考案の第一の実施例2(正面図及び側面図) 本考案の第一の実施例3(正面図及び側面図) 本考案の第一の実施例4(正面図及び側面図) 本考案の第一の実施例4を使用したフェイスガード装着例 本考案の第二の実施例1(正面図及び側面図) 本考案の第二の実施例2(正面図及び側面図) 本考案の第二の実施例3(正面図及び側面図) 本考案の第二の実施例4(正面図及び側面図) 本考案の第二の実施例1又は2又は3を使用したフェイスガード装着例 本考案の第三の実施例1(正面図及び側面図) 本考案の第三の実施例2(正面図及び側面図) 本考案の第四の実施例(正面図及び側面図)
以下、添付図面を参照しながら、本考案を実施するための形態を説明する。
第一の実施例1を、図1の正面図及び側面図を参照しながら説明する。図1において顔全体をガードする基本となる透明のフェイスシート1は、顔の口近傍に円形の開口部2を有しており、第一シート3は、フェイスシート1の開口部2を包含する大きさであり、4個のスペーサ4により、フェイスシート1と所定間隔(例えば4mm程度)にてフェイスシート1の外部に配置されている。第一シート3が開口部2をオーバーラップして包含する幅は、例えば前記所定間隔である4mm以上が望ましい。
以下、第一の実施例1の形態を詳細に説明する。図1の側面図における右側が、装着者の顔が面する側であり、口近傍の開口部2へ、装着者の発する音声が飛沫と共に侵入する。飛沫は、開口部2の正面にある第一シート3に衝突してその表面に付着するが、音声は、フェイスシート1と第一シート3との所定間隔の隙間空間を介して、フェイスシート1の反対側(図1の側面図における左側)に到達する。従って外部にいる人との会話やコミュニケーションが容易になるのである。
一方、外部にいる人が、音声を発すると飛沫を伴うが、その飛沫は、フェイスシート1及び第一シート3の外側の面(図1の側面図における左側)に衝突して付着するため、装着者の顔を飛沫から守ることができるのである。
図1の正面図からわかるようにフェイスシート1の面への第一シート3の投影面(実線)が、開口部2(点線)を包含している構造となっている。
尚、スペーサ4は、高さが均一である必然性はなく(図示せず)、装着者の音声が通過できるフェイスシート1と第一シート3との隙間空間が確保されていればよい。
次に第一の実施例2を、図2の正面図及び側面図を参照しながら説明する。図2において図1と同一手段には、同一符号を付しており、以後の図においても同様である。同図において図1と異なる手段は、フェイスシート1の外部に設けられた開口部5を有する第二シート6及びスペーサ7であり、第一シート3とフェイスシート1の間に追加されている。
以下、第一の実施例2の形態を詳細に説明する。第二シート6及びスペーサ7が追加されていることによって、装着者の発する音声は、開口部2及び開口部5に侵入し、フェイスシート1と第一シート3との所定間隔及び第一シート3と第二シート6との所定間隔の両隙間空間を介してフェイスシート1の反対側(図2の側面図における左側)まで到達し、図1に比較して、より大きな音声が外部にいる人に伝達されることになり、会話やコミュニケーションがより容易になる。
一方、装着者の発する音声に伴う飛沫及び外部にいる人が発する飛沫は、前述の第一の実施例1と同様に遮られる。
図示していないが、フェイスシート1の外部に、開口部を有する第三シートとスペーサをペアとして追加設置すれば、フェイスシート1及び第一シート及び第二シート及び第三シートの所定間隔による隙間空間が多くなり更に音声が伝わり易くなるのは、明白である。又、各スペーサによる各シートとの所定間隔は、同一あるいは平行である必然性はない(他の実施例でも同様)。
図2の正面図からわかるようにフェイスシート1の面への第一シート3及び第二シート6の投影面(実線)が、開口部2(一点鎖線)を包含している構造となっている。
次に第一の実施例3を、図3の正面図及び側面図を参照しながら説明する。同図において図2と異なる手段は、第二シート6−1の開口部5−1の直径が、フェイスシート1の開口部2より小さくなっており、第一シート3−1は、開口部5−1を包含していることである。
以下、第一の実施例3の形態を詳細に説明する。装着者の発する音声は、開口部2及び開口部5―1に侵入し、フェイスシート1と第二シート6−1との所定間隔及び第一シート3−1と第二シート6−1との所定間隔の両空間を介してフェイスシート1の反対側(図3の側面図における左側)まで到達し、より大きな音声が外部にいる人に伝わることになり、会話やコミュニケーションがより容易になる。
一方、装着者の発する音声に伴う飛沫は、第一シート3−1及び第二シート6−1により遮られ、フェイスシート1の外側(図3の側面図における左側)に到達することはない。又、外部にいる人が発する飛沫は、フェイスシート1及び第一シート3−1及び第二シート6−1の面に衝突するため装着者に到達することはなく、装着者の顔を飛沫から守ることができるのである。
図3の正面図からわかるようにフェイスシート1の面への第一シート3−1の投影面(実線)が第二シート6−1の開口部5−1を包含し、第二シート6−1の投影面(実線から一点鎖線まで)がフェイスシート1の開口部2(点線)を包含しており、結果的に第一シート3−1及び第二シート6−1を合わせた投影面が、フェイスシート1の開口部2(点線)を包含する構造となっている。
次に第一の実施例4を、図4の正面図及び側面図を参照しながら説明する。同図において図2と異なる手段は、フェイスシート1に対し垂直方向に取り付けられた円筒8を備えたことである。円筒8は、第一シート3及び第二シート6の縁を所定間隔(例えば4mm以上)で囲んでおり、その高さは、第一シート3の高さ以上が望ましい。
この円筒8を設けることにより、外部にいる人が発する飛沫が、第一シート3及び第二シート6の側面から侵入するのを防止することができ、より飛沫感染防止効果の高いフェイスガードやフェイスシールドを提供できるという効果がある。
又、装着者の発する飛沫は、開口部2と開口部5に侵入して、大粒の飛沫は、第一シート3に衝突してその表面に付着するが、細かい飛沫は、スペーサ4とスペーサ7によるフェイスシート1、第二シート6と第一シート3との隙間空間から外部に放出される可能性がある。しかし直ぐに円筒8の壁が存在するために、細かい飛沫は、その壁に衝突して付着することになる。従って装着者の発する飛沫が、より効果的に防止できるのである。
一方装着者の発する音声は、飛沫同様、開口部2と開口部5に侵入して、スペーサ4とスペーサ7によるフェイスシート1、第二シート6と第一シート3との隙間空間から外部に伝達され、その後円筒8の壁に当たってフェイスシート1の前方(図4の側面図の左側)に伝達されることになり、より音声が伝わり易いという効果もある。
尚、図3(第一の実施例3)の場合には、第二シート6−1に垂直方向に、図4の円筒8のような筒状手段を設ける(図示せず)ことも可能である。その形態は、図4の円筒8と同様である。又、形状は、円筒ではなく、四角や五角など他の筒状手段でもよい。
次に第一の実施例4を適用したフェイスガード装着例を図5に示す。フェイスガード9は、実施例4(図4)を組み立て、人が装着できるように製作されている。同図においてフェイスガード装着者の口近傍にフェイスシート1の開口部2、第一シート3、第二シート6と円筒8が位置するように構成されており、装着者の飛沫や外部からの飛沫を防止することができ、且つ装着者の音声もフェイスガード9の前方に伝達され、会話やコミュニケーションが容易となる。
尚、図1から図4では、フェイスシート1の開口部2は円形であるが、四角形、長方形など他の形状でも良く、又1個ではなく複数個でも差し支えない。
次に第二の実施例1を、図6の正面図及び側面図を参照しながら説明する。同図において開口部2を有するフェイスシート1の外部に、スペーサ10による所定間隔を確保した第一シート11が配置されている。第一シート11は、開口部2の形状(円形)と投影面上で互いに重ならない形状の開口部12(開口部2の同心円状の例)を有しており、スペーサ10は、フェイスシート1と第一シート11との所定間隔(例えば4mm程度)を確保すると共に、開口部2及び開口部12を囲んでおり、外部との空間を遮断している。尚、開口部2と開口部12の重ならない幅は、例えば前記所定間隔である4mm以上が望ましい。
次に第二の実施例1の形態を詳細に説明する。図6の側面図における右側が、装着者などの顔が面する側であり、口近傍の開口部2に装着者の音声が飛沫と共に侵入する。飛沫は、開口部2の正面にある第一シート11に衝突して付着し、音声は、フェイスシート1と第一シート11との所定間隔の隙間空間を介して、第一シート11の開口部12からフェイスシート1の外部(図6の側面図における左側)に到達する。従って外部にいる人との会話やコミュニケーションが容易となるのである。
一方、外部にいる人が発する飛沫は、フェイスシート1及び第一シート11の表面に衝突し、一部は開口部12に侵入するが、フェイスシート1に衝突して装着者に到達することはなく、装着者の顔を飛沫から守ることができるのである。又、外部からの飛沫は、フェイスシート1と第一シート11の空間がスペーサ10により外部と遮断されているのでフェイスシート1と第一シート11の隙間から侵入することはない。
尚、図6の正面図からわかるように、開口部2と開口部12とは重ならない配置となっており、結果的にフェイスシート1の面への第一シート11の投影面が、フェイスシート1の開口部2を包含している構造となっている。
次に第二の実施例2を、図7の正面図及び側面図を参照しながら説明する。同図において図6と異なる手段は、複数の四角形から成る開口部13を有する基本のフェイスシート14と、開口部13の四角形とは投影上重ならない四角形の開口部15を有する第一シート16をフェイスシート14の外部に設けていることである。尚、開口部13と開口部15の重ならない幅は、例えば前記所定間隔である4mm以上が望ましい。
次に第二の実施例2の形態を詳細に説明する。図7の側面図における右側が、装着者などの顔が面する側であり、口近傍の開口部13に、装着者の音声が飛沫と共に侵入する。飛沫は、開口部13の正面にある第一シート16の正面に衝突して付着し、音声は、フェイスシート14と第一シート16との所定間隔の隙間空間を介して、第一シート16の開口部15から外部(図7の側面図における左側)に到達する。従って外部にいる人との会話やコミュニケーションが容易になるのである。
一方、外部にいる人が発する飛沫は、フェイスシート14及び第一シート16の外側の面(図7の側面図における左側)に衝突し、一部は開口部15に侵入するが、フェイスシート14に衝突して装着者に到達することはなく、装着者の顔を飛沫から守ることができるのである。又、外部からの飛沫は、フェイスシート14と第一シート16の空間がスペーサ10により外部と遮断されているのでフェイスシート14と第一シート16の隙間空間から侵入することはない。
尚、図7の正面図からわかるようにフェイスシート14の面への第一シート16の投影面は、フェイスシート14の開口部13を包含している構造となっている。
次に第二の実施例3を、図8の正面図及び側面図を参照しながら説明する。同図において図7と異なる手段は、複数の円形から成る開口部17を有する基本のフェイスシート18と、同じく複数の円形の開口部19を有する第一シート20とを設けていることである。
第二の実施例3の形態については、第二の実施例2の図7における開口部13と開口部15が四角形なのに対して、図8の開口部17と開口部19が円形であることであり、その形態は、第二の実施例2と同様である(詳細記載せず)。
従って、フェイスシートの開口部と第一シートの開口部は、互いに投影上重ならない形状であれば、星形、長方形など他のの形状でも同様の効果を得ることができる。
次に第二の実施例4を、図9の正面図及び側面図を参照しながら説明する。同図において図7と異なる手段は、開口部21を有する第二シート22及びスペーサ23であり、第一シート16の外部に所定間隔にて設置されている。そして開口部21は、第一シート16の開口部15と投影上重ならないような形状となっており、結果的にはフェイスシート14の開口部13と同一形状となっている。
次に第二の実施例4の形態を詳細に説明する。図9の側面図における右側が、装着者などの顔が面する側であり、フェイスシート14における口近傍の開口部13に、装着者の音声が飛沫と共に侵入する。大粒の飛沫は、開口部13の正面にある第一シート16に衝突して付着し、細かい飛沫が、第一シート16の開口部15を通過したとしても、更に第二シート22に衝突して付着するので、より高い飛沫防止効果が得られる。
又、音声は、フェイスシート14の開口部13、第一シート16の開口部15と第二シート22の開口部21を介して、外部に(図9の側面図における左側)到達する。従って外部にいる人との会話やコミュニケーションが容易になるのである。
一方、外部にいる人が発する飛沫は、フェイスシート14の表面(図9の側面図における左側)及び第二シート22に衝突し、一部の飛沫は、開口部21に侵入する。開口部21に侵入した飛沫は、第一シート16に衝突して付着し、細かい飛沫が、第一シート16の開口部15に侵入したとしても、フェイスシート14に衝突して付着するので、装着者に到達することはなく、装着者の顔をより飛沫から守ることができるのである。
第二の実施例4(図9)は、図7に対して飛沫感染防止効果を高めた構造である。尚、スペーサ10とスペーサ22による所定間隔は、同一である必然性はない。
次に第二の実施例1又は2又は3又は4を使用したフェイスガード装着例を図10に示す。フェイスガード24は、第二の実施例1又は2又は3又は4(図6又は図7又は図8又は図9)を組み立て、人が装着できるように製作されている。同図においてフェイスガード装着者の口近傍に、フェイスシート1又は14又は18の開口部2又は13又は17、及び第一シート11又は16又は20又は第二シート22が位置するように構成されており、装着者の飛沫や外部からの飛沫を防止することができ、且つ装着者の音声もフェイスガード24の前方に伝達され、会話やコミュニケーションも容易となる。
ここで、第一の実施例(図1〜図4)と第二の実施例(図6〜図9)の形態の違いを総括する。第一の実施例では、装着者の音声が、フェイスシートの開口部を経由してスペーサによる所定間隔の隙間空間から外部に到達するのに対して、第二の実施例では、装着者の音声が、フェイスシートの開口部を経由し第一シート又は第二シートが有する開口部を介して外部に到達することである。又第一の実施例は、開口部の無い第一シートを少なくとも一枚使用して、飛沫を遮断しているのに対して、第二の実施例では、第一シート及び第二シートは全て開口部を有しており、フェイスシート及び第一シート及び第二シートの隣り合う各開口部の位置が重ならないようにすることにより飛沫を遮断している。
次に第三の実施例1を、図11の正面図及び側面図を参照しながら説明する。同図において図4と異なる手段は、円筒8に、遠方ほど径の大きくなる円すい形のラッパ型手段25を備えたことである。これによって装着者の発する音声は、開口部2と開口部5を介して円筒8の内側に伝達されてラッパ型手段25により拡大される。従ってより会話やコミュニケーションが容易なフェイスガードやフェイスシールドを提供できるようになるのである。
又、同図において、飛沫感染防止の効果は、図4と同様であることは明白である。
尚、ラッパ型手段25は、円筒8の効果をより大きくする作用があり、円筒8以外にフェイスシート1に直接取付けても良い(図示せず)。この場合、ラッパ型手段25の高さは、第一シート3の高さ以上が望ましい。又ラッパ型手段25は、円すい形ではなく、その他の形状でも良い。
次に第三の実施例2を、図12の正面図及び側面図を参照しながら説明する。同図において図7と異なる手段は、第一シート16の開口部15を囲むように遠方ほど径の大きくなる四角すい形のラッパ型手段26を備えたことである。これによって装着者の発する音声は、フェイスシート14の開口部13と第一シート16の開口部15を介して外部に伝達されてラッパ型手段26により拡大される。従ってより会話やコミュニケーションが容易なフェイスガードやフェイスシールドを提供できるようになるのである。又、同図において、飛沫感染防止の効果は、図7と同様であることは明白である。
尚、ラッパ型手段26は、音声を拡大する効果を有し、第一シート16以外にフェイスシート14に取付けても良く、ラッパ型手段26は、四角すい形ではなく、円すい形やその他の形状でも良い。
次に第四の実施例を、図13の正面図及び側面図を参照しながら説明する。同図では、図8における開口部19を有する第一シート20を、人と人との空間を仕切るアクリル板などから成る、透明なパーティションシート27に取付けた例である。パーティションシート27は、開口部28を有し、人と人との会話やコミュニケーションが想定される口近傍付近に、第一シート20及びスペーサ10が配置されている。
図13おいて、人と人が互いにパーティションシート27を境に会話やコミュニケーションを行う時に、飛沫感染防止が行いながら音声の伝達経路を確保する形態は、図8と同様である(詳細記載せず)。
尚、図13におけるパーティションシート27の側面図の右側にもう一組、第一シート20とスペーサ10を設置可能であり、又第一の実施例、他の第二の実施例、第三の実施例を適用してもよいことは明白である(図示せず)。更に口近傍だけでなく、開口部の範囲を広くすることも何ら差し支えない(図示せず)。
1 フェイスシート
2 フェイスシート1の開口部
3 第一シート
3−1 第一シート
4 スペーサ
5 第二シート6の開口部
5−1 第二シート6―1の開口部
6 第二シート
6−1 第二シート
7 スペーサ
8 円筒
9 フェイスガード
10 スペーサ
11 第一シート
12 第一シート1の開口部
13 フェイスシート14の開口部
14 フェイスシート
15 第一シート16の開口部
16 第一シート
17 フェイスシート18の開口部
18 フェイスシート
19 フェイスシート20の開口部
20 フェイスシート
21 第二シート22の開口部
22 第二シート
23 スペーサ
24 フェイスガード
25 ラッパ型手段
26 ラッパ型手段
27 パーティションシート
28 パーティションシート27の開口部

Claims (4)

  1. 顔の口近傍に一つ又は複数の第一開口部を有する基本シートと、該基本シートと所定間隔にて前記口近傍に配置される一枚又は複数枚の外部シートと、前記基本シート及び前記外部シートとの前記所定間隔を確保するスペーサ手段とを備え、前記基本シートの面に前記外部シート全部を投影した時、前記外部シートの投影面が、前記第一開口部を包含していることを特徴とした飛沫感染防止シート。
  2. 前記請求項1において、前記外部シートのうち少なくとも一枚は、開口部の無いシートであり、他のシートは一つ又は複数の第二開口部を有することを特徴とした飛沫感染防止シート。
  3. 前記請求項1において、前記外部シートの全部が、一つ又は複数の第三開口部を有することを特徴とした飛沫感染防止シート。
  4. 前記請求項2又は前記請求項3において、前記基本シート又は前記外部シートに取付けられる、所定高さの筒状手段又は前記所定高さで遠方ほど径の大きくなるラッパ型手段を備えたことを特徴とした飛沫感染防止シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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