JP3238146U - 焚き火台 - Google Patents

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Abstract

【課題】最低限の構成で固形燃料を支持できる、組立式の焚き火台を提供する。【解決手段】底支持枠1と、前記底支持枠1の外周を囲む側板2を備える焚き火台Xにおいて、前記底支持枠が燃料を支持する係止部14を有し、前記側板2が対向する組を2つ以上有する組立式の焚き火台である。そして、好ましくは、前記底支持枠1が、前記側板2と垂直に交わる構造を有し、さらに好ましくは、前記係止部14が、前記底支持枠1の外周部から内向きに張り出す形状である焚き火台である。【選択図】図1

Description

本考案は、角材などの燃料を嵌め込んで固定する、組立式の焚き火台の構造に関する。
キャンプなどで用いられる焚き火台が、種々の形式で提案・製造されているが、このような焚き火台は常設するものではなく、持ち運ぶことが想定される。このため、焚き火台の使用時のみ組み立て、持ち運びを含む非使用時には焚き火台を折り畳むもしくは分解し、コンパクトにしておくのが一般的である。
このような要望に応じて、容易な組立および分解が可能な焚き火台が、特許文献1に記載されている。
特開2011-75270号公報
特許文献1に記載の組立式焚き火台は、十分な強度を担保した平板の側板および通気用貫通孔を開けた火床板を組み立てて倒立四角錐台形の焚き火台とする構造を備える。
このような構成は、通常の組立式焚き火台として使用する場合は特に問題はないが、前記火床板単体で強度を確保し、同時に燃料を支持する構造のため前記火床板の通気用貫通孔が小さく、燃焼に必要な酸素の供給量に制限がある。
本考案は、上記の課題に鑑み、最低限の構成で固形燃料を支持できる、組立式の焚き火台を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本願考案は、底支持枠と、前記底支持枠の外周を囲む側板を備える焚き火台であり、前記底支持枠が燃料を支持する係止部を有し、前記側板が対向する組を2つ以上有する組立式の焚き火台である。
このような構成によって、燃料を支持して燃焼させることができる。
本考案の好ましい形態では、前記底支持枠が前記側板と垂直に交わる構造を有する。
このような構成によって、使用する燃料が角材の場合、前記角材の端部を焚き火台に嵌め込むように固定することができる。
本考案の好ましい形態では、前記底支持枠に、前記側板と前記底支持枠を接続可能とする組立接続部を有する。
このような構成によって、焚き火台の使用時のみ組み立てて形状を固定し、非使用時では前記底支持枠と各前記側板に分解し、薄い平板の状態にして持ち運ぶことができる。
本考案の好ましい形態では、前記係止部が、前記底支持枠の外周部から内向きに張り出す形状である。
このような構成によって、通気用開口部を大きくとりながら、角材を地面から離して支持するとともに、焚き火台の軽量化を図ることができる。
本考案の好ましい形態では、前記側板に支持され、物品を支持する支持部を形成する支持板を備える。
このような構成によって、五徳として使用することができる。
本考案の好ましい形態では、前記側板または前記支持部の少なくともいずれか一方に、前記側板と前記支持部の接続を可能とする支持接続部を有する。
このような構成によって、必要に応じて焚き火台に五徳を追加することができ、また非使用時は前記支持板を薄い平板の状態で持ち運ぶことができる。
本考案の好ましい形態では、前記底支持枠は、固形燃料を支持し、前記側板が、前記固形燃料と少なくとも2点以上において接する。
このような構成によって、角材の両端を同一の前記焚き火台2つで固定できる。
上記課題を解決する本考案は、最低限の構成で固形燃料の支持を可能とする、焚き火台を提供することができる。
本考案の第一の実施形態に係る、焚き火台の斜視図を示す。 本考案の第一の実施形態に係る、非使用状態および製造状態にある焚き火台の部品図を示す。 本考案の第一の実施形態に係る、焚き火台の組立方法の斜視図を示す。 本考案の第一の実施形態に係る、焚き火台の組立方法の斜視図を示す。 本考案の第一の実施形態に係る、焚き火台の組立方法の斜視図を示す。 本考案の第一の実施形態に係る、固形燃料を焚き火台で支持および固定した状態の斜視図を示す。 本考案の第一の実施形態に係る、固形燃料の両端を焚き火台で固定する状態の斜視図を示す。 本考案の第二の実施形態に係る、非使用状態および製造状態における上台の部品図を示す。 本考案の第二の実施形態に係る、上台の組立方法の斜視図を示す。 本考案の第二の実施形態に係る、固形燃料の上端を上台で固定する方法の斜視図を示す。
以下、図1~10を用いて、本考案の各実施形態に係る焚き火台について説明する。
なお、以下に示す各実施形態は本考案の一例であり、本考案を以下の各実施形態に限定するものではない。
《第一の実施形態》
焚き火台Xは、図1に示すように、底支持枠1と、側板2と、で構成される。
以下、固形燃料を支持する際に、底支持枠1に加わる荷重の方向を作用線Aと定める。
底支持枠1は、外形を長方形、好ましくは正方形とする部品であり、1組の対辺の各中央部に、側板2と接続する、長方形で、かつ外側に張り出した横側板用タブ部11と、残る辺のうち1辺の中央に、横側板用タブ部11より幅広の長方形で、かつ外側に張り出した後側板用タブ部12と、残る1辺の中央に、後側板用タブ部12より幅広の長方形、かつ外側に張り出した前側板用タブ部13と、を備える。好ましくは、横側板用タブ部11と、後側板用タブ部12と、前側板用タブ部13の張り出し長さが、各側板2の厚みよりも長い構成である。また、前側板用タブ部13は、底支持枠1のもとの外形の辺に沿う位置を根元部とし、前側板用タブ部13の根元部に沿って前側板用スリット部131を有する。このような構成によって、底支持枠1の各辺と、側板2の対応関係を示し、側板2の取り違えおよび組立のやり直しを防ぐ。
底支持枠1と、側板2と、を接続する、横側板用タブ部11と、後側板用タブ部12と、前側板用タブ部13と、前側板用スリット部131と、をまとめて組立接続部と呼称する。
側板2は、2枚の横側板21と、1枚の後側板22と、1枚の前側板23と、によって構成される。
側板2において、2枚の横側板21は、外形形状が略同一な長方形である。また、横側板21は、作用線Aと垂直な方向の辺の長さが、底支持枠1の横側板用タブ部11を設ける辺の長さと等しい。また後側板22と前側板23が、外形形状が略同一な長方形である。さらに、後側板22は、作用線Aと垂直な方向の辺の長さが、底支持枠1の後側板用タブ部12を設ける辺の長さと等しく、前側板23は、作用線Aと垂直な方向の辺の長さが、底支持枠1の前側板用タブ部13を設ける辺の長さと等しい。好ましくは、すべての側板2が、略同一な長方形を外形とする構成である。
横側板21は、後側板22または前側板23と接続するL字型の横鉤爪211を、作用線Aと平行な2辺にそれぞれ上下2か所ずつ、かつ上側同士の横鉤爪211を同じ高さ、かつ下側同士の横鉤爪211を同じ高さで、上下両端付近に設ける。このような構成によって、各側板2同士の拘束箇所を減らすことができ、組立時に接続部を少し開くための遊びをつくりやすくなる。好ましくは、外角を丸める構成である。このような構成によって、組立時に角で手などを傷つける事故を防ぐ。
後側板22は、横側板21と接続するL字を上下反転した形状の後鉤爪221を、作用線Aと平行な2辺にそれぞれ上下2か所ずつ、かつ上側同士の後鉤爪221を同じ高さ、かつ下側同士の後鉤爪221を同じ高さで、上下両端付近に設ける。このような構成によって、焚き火台Xを倒立させて使用する場合でも、接続部が正立時と同じ構造のまま組立状態を保つことができる。好ましくは、外角を丸める構成である。このような構成によって、鉤爪同士を差し込みやすくなる。
前側板23は、横側板21と接続するL字を上下反転した形状の前鉤爪231を、作用線Aと平行な2辺にそれぞれ上下2か所ずつ、かつ上側同士の前鉤爪231を同じ高さ、かつ下側同士の前鉤爪231を同じ高さで、上下両端付近に設ける。好ましくは、後鉤爪221と同様の構成である。
横側板21は、作用線Aの方向と垂直、かつ中央部に、かつ横側板用タブ部11に合わせた大きさで、底支持枠1を支持する横側スリット212を設ける。
底支持枠1と、横側板21とは、横側板用タブ部11を、横側スリット212に差し込むことで接続される。
後側板22は、作用線Aの方向と垂直、かつ中央部の横側スリット212と同じ高さに、かつ後側板用タブ部12に合わせた大きさで、底支持枠1を支持する後側スリット222を設ける。
底支持枠1と、後側板22とは、後側板用タブ部12を、後側スリット222に差し込むことで接続される。
前側板23は、前側板23の下辺中央から、下辺側が広く上に向かって窄まり、かつ上辺が底支持枠1の前側板用タブ部13の幅よりも長く、かつ上辺が横側スリット212の上側と同じ高さ、かつ作用線Aの方向に垂直である切り欠き234を設け、また、切り欠き234の下辺沿い両隣に前脚236を設ける。さらに切り欠き234の上辺を根元部とし、下向きかつ長方形で張り出す形状、かつ前側板用スリット部131の方向に合わせた幅、で前タブ部232を設ける。このような構成によって、空気の供給口を確保し、燃焼が継続しやすくなる。また、前側板23の下辺中央を切取り、前脚236の接地面積を小さくすることで、焚き火台Xを設置する地面に凹凸がある場合でも、安定する設置場所を容易に決定できる。さらに、広い切り欠き幅から窄まることで、切り欠き234の内側に前側板用タブ部13を挿入しやすくなる。切り欠き234において、前タブ部232の根元部を直線とし、かつ下辺側に向かって広がる形状とする場合、好ましくは、切り欠き234を、前側板用タブ部13よりも幅広な等脚台形とする構成である。
底支持枠1は、固形燃料を載置する係止部14を、前記底支持枠1の外形形状から内側に張り出す形状で設ける。好ましくは、係止部14の内側の開口部が長方形である構成、より好ましくは、すべての辺が底支持枠1の外形の辺に垂直または平行である構成、さらに好ましくは、底支持枠1の外形形状に相似な長方形となる構成である。また、好ましくは、係止部14の張り出し長さが、5cm以下となる構成である。このような構成によって、少ない部材で固形燃料を支持し、軽量化できるほか、作用線Aの下から上方向に空気を通す開口部を広くとることにより、多くの空気を供給し、燃焼を維持しやすくなる。また、2か所の横側板用タブ部11と、後側板用タブ部12の3か所で支持され、かつ係止部14の張り出し長さが短いため、燃料を載置した際のたわみを小さく抑えられる。
底支持枠1と、側板2と、を組立てた状態は、底支持枠1の面と、各側板2の面が各々垂直に交わり、かつ後側板22の面は、両隣に接続する横側板21の各面と、各々が垂直に交わり、かつ前側板23の面は、両隣に接続する横側板21の各面と、各々が垂直に交わる構造である。
支持板3は、下支持板31と、上支持板32と、によって構成され、必要に応じて焚き火台Xに追加される。
横側板21は、支持板3を支持する横側切込214を、上辺中央部、かつ作用線A方向に設ける。
後側板22は、支持板3を支持する後側切込224を、上辺中央部、かつ作用線A方向に設ける。好ましくは、後側切込224が、横側切込214と同じ深さの構成である。
前側板23は、支持板3を支持する前側切込235を、上辺中央部、かつ作用線A方向、かつ後側切込224と同じ深さで設ける。
下支持板31は、長辺が底支持枠1のもとの外形の1辺より長い長方形を外形とする部品であり、上支持板32と接続する下組立用切込311を長辺の中央部、かつ作用線Aの方向、かつ上支持板32と接続する際に上面が面一になる深さで設ける。また、側板2と接続する下接続切込312を下組立用切込311と対向する辺の両端付近2か所、かつ作用線Aの方向、かつ下接続切込312内側同士の距離が底支持枠1の外形の辺と等しい長さ、で設ける。好ましくは、下支持板31の短辺の長さが、横側板21の上辺から横側スリット212までの距離よりも短い構成である。
上支持板32は、短辺の長さが下支持板31の短辺と等しく、かつ長辺が底支持枠1のもとの外形の1辺より長く、好ましくは、長辺の長さが下支持板31の長辺の長さと等しい長方形を外形とする部品であり、下支持板31と接続する上組立用切込321を長辺の中央部、かつ作用線Aの方向、かつ下接続切込312の深さと、上接続切込322の深さと、を足した長さが、上支持板32の短辺と等しくなる深さで設ける。また、側板2と接続する上接続切込322を上組立用切込321と同一の辺の両端付近2か所、かつ作用線Aの方向、かつ上接続切込322内側同士の距離が底支持枠1の外形の辺と等しい長さ、で設ける。好ましくは、下接続切込312の深さと、上接続切込322の深さが、下支持板31、および上支持板32の短辺の長さの半分となる構成である。また、下支持板31の短辺の長さと上支持板32の短辺の長さは異なってもよいが、その場合は、下組立用切込311と、上組立用切込321と、下接続切込312と、上接続切込322と、横側切込214と、後側切込224と、前側切込235と、の各々の深さを、焚き火台Xの状態に組立て、支持板3を追加した場合の支持板3の上辺が、水平かつ面一になるように各々の切込みの深さを定める。
支持板3は、底支持枠1と、側板2と、を組立てた状態に追加される。実施形態においては、下接続切込312、および上接続切込322と、を横側切込214、および後側切込224、および前側切込235に各々差し込んで各側板2と接続する。
下接続切込312と、上接続切込322と、横側切込214と、後側切込224と、前側切込235と、をまとめて、支持接続部と呼称する。
下支持板31および上支持板32は、各々の上辺の一部を切り取り、複数の突出部を形成する載置下切り欠き314および載置上切り欠き324を複数設ける。好ましくは、上辺中央から対称的に配置される構成であり、さらに好ましくは、作用線A方向の高さが、下組立用切込311の深さと同等か、またはそれ以下となる構成であり、より好ましくは、載置下切り欠き314と、載置上切り欠き324の位置がすべてそろう構成である。このような構成によって、組立時に上下の判別をしやすく、また調理器具を載置する際に安定を保ちやすくなるほか、支持板3同士の間に串などの細い棒を渡す際に、棒が転がり落ちずに位置を保つことができる。
横側板21は、横側スリット212より上、かつ横側切込214より下の位置に、横開口部213を設ける。このような構成によって、空気の通り道を確保し、燃焼を継続しやすくなる。好ましくは、横開口部213が作用線Aの方向に垂直な辺と平行な辺をもつ長方形の構成である。このような構成によって、外形の辺との間を把持して持ち運ぶことが容易になるほか、設計および製造の際の負担を軽減する。
後側板22は、後側スリット222より上、かつ後側切込224より下の位置に、後開口部223を設ける。このような構成によって、空気の通り道を確保し、燃焼を継続しやすくなる。好ましくは、横開口部213と同様な構成である。
前側板23は、前タブ部232より上、かつ前側切込235より下の位置に、前開口部233を設ける。このような構成によって、空気の通り道を確保し、燃焼を継続しやすくなる。好ましくは、横開口部213と同様な構成である。
横側板21は、下辺中央寄りに、下辺の一部を切り取るように、かつ横側スリット212よりも下までの横下切り欠き215を設け、その両隣に横脚216を設ける。このような構成によって、使用者が持ち手として使用できる効果や、焚き火台Xを設置する地面に凹凸がある場合でも、安定する設置場所を容易に決定できる。横下切り欠き215においては、持ち手として使用者の指が少なくとも3本入り、かつ脚の接地面積を小さくする大きさを確保するため、好ましくは、下辺の切取り長さが6~13cm、より好ましくは、下辺の切取り長さが7~12.5cm、さらに好ましくは、下辺の切取り長さが8~12cmとなる構成である。また、作用線A方向の高さについて、使用者の指を入れるため、好ましくは2cm以上であり、場合によっては凹凸面からの持ち上げや指の太さの個人差も考慮して4cm以上としてもよい。このほか、横下切り欠き215において、3本の指を確実に差し込めるようにし、かつ角部への応力集中を低減する形状として、好ましくは、下底が横側板21の下辺に沿い、かつ上底に向けて窄まる等脚台形となる構成である。
後側板22は、下辺中央寄りに、下辺の一部を切り取るように、かつ後側スリット222よりも下までの後下切り欠き225を設け、その両隣に後脚226を設ける。好ましくは、後下切り欠き225の形状を、横下切り欠き215と同様に構成する。
横側板21、および後側板22、および前側板23は、各々の上辺の一部を切り取り、複数の突出部を形成する載置横切り欠き217、および載置後切り欠き227、および載置前切り欠き237を複数設ける。好ましくは、上辺中央から対称的に配置される構成であり、さらに好ましくは、作用線A方向の高さが、横側切込214の深さと同等か、またはそれ以下となる構成であり、さらに好ましくは、載置横切り欠き217と、載置後切り欠き227と、載置前切り欠き237の位置がすべてそろう構成であり、さらに好ましくは、載置下切り欠き314と、載置上切り欠き324の位置と、載置横切り欠き217と、載置後切り欠き227と、載置前切り欠き237の位置がすべてそろう構成である。このような構成によって、組立時に上下の判別をしやすく、また調理器具を載置する際に安定を保ちやすくなるほか、側板2同士の間に串などの細い棒を渡す際に、棒が転がり落ちずに位置を保つことができる。
実施形態においては、底支持枠1と、側板2と、を組立てた焚き火台Xに、角材Yなどの固形燃料を図6のように筒状に配した上で、焚き火台Xの上方から挿入し、底支持枠1で支持する構成であり、かつ、側板2が角材Yの側面を囲むように接し、角材Yを固定する構成である。このような構成によって、底支持枠1の中央から空気が送られ、角材Yの燃焼を継続させるほか、筒状に配する角材Yの側面の外側から内側への空気の通り道を遮断する。
以下、図1~7を用いて、本考案の実施の方法について詳述する。また、以下に示す実施の方法は一例であり、実施の方法はこれに限られず、順番は前後してもよい。
使用者は、図3に示すように、横側板21のうち1枚と、後側板22と、を作用線Aの上方向(以下、上と称す)から見てL字型に配し、各々の作用線Aに平行な辺同士を当接させ、2つの横鉤爪211に、2つの後鉤爪221を上から差し込んで接続する。また、もう1枚の横側板21を、後側板22の残りの後鉤爪221と同様に接続し、上から見て略コの字型に組み立てる。このとき、横鉤爪211と後鉤爪221の向きが異なるため、使用者が、各側板2の順番を組立前に理解でき、側板2の取り違えおよび組立のやり直しを防ぐ。
次に使用者は、図4に示すように、底支持枠1を、略コの字型に組んだ横側板21および後側板22に向かって水平に挿入し、2か所の横側板用タブ部11を、各々の横側板21の横側スリット212に差し込み、さらに後側板用タブ部12を後側スリット222に差し込んで、底支持枠1を支持する形状に組み立てる。このとき、底支持枠1に設けられた各タブの幅が異なることにより、使用者が、底支持枠1の組立接続部と、各側板2との対応関係を組立前に理解でき、底支持枠1の向きを間違えることによる組立のやり直しを防ぐ。
次に使用者は、図5に示すように、前側板23を、底支持枠1の前側板用タブ部13のある辺に上から挿入し、前タブ部232を前側板用スリット部131に差し込み、かつ4か所の前鉤爪231を、4か所空いている横鉤爪211に差し込んで接続する。
使用者は、底支持枠1と、側板2と、を組立てた状態で、角材Yを図6に示すように、長辺と短辺を面一に合わせて筒状に配し、焚き火台Xの上方から挿入することで、角材Yを支持および固定する。このように、角材Yを筒状にして固定することで、側面の外側から内側への空気の通り道を遮断でき、内部から順に燃焼するため、燃焼を長時間継続できる。以下、この底支持枠1、および側板2、および角材Y、を組立てた状態を系Zと呼称する。
使用者は、焚き火台Xを五徳として使用する場合、支持板3を追加する。使用者は、下支持板31と、上支持板32と、を下組立用切込311と、上組立用切込321と、を相互に差し込むことで接続し、2枚の支持板3が交差する形状に組み立てる。さらに支持接続部、すなわち前記支持板3の下接続切込312と、上接続切込322と、の計4か所と、横側切込214と、後側切込224と、前側切込235と、の計4か所、を互いに差し込んで接続し、支持板3を支持する。
使用者は、固定した系Z(図6)において、新たな焚き火台Xを加え、図7に示すように、系Z内の角材Yの上部に、2つ目の焚き火台Xを被せるように取付け、角材Yを固定し、さらに2つ目の焚き火台Xの上部に支持板3を加える。このとき、上下の焚き火台Xの側板2の向きを揃える必要はない。また、使用者は、底支持枠1および側板2を組立てた状態での焚き火台Xを倒立させ、その上で筒状に配した角材Yなどの固形燃料を焚き火台Xの上方から挿入して支持する、もしくは、倒立状態の前記焚き火台Xを、系Zの角材Yの上部に被せて固定してもよい。これにより、使用者は、焚き火台Xを、五徳として使用することが可能となる。
以下、図2を用いて、本実施形態の製造方法について詳述する。なお、以下に示す実施の方法は一例であり、実施の方法はこれに限られず、順番は前後してもよい。
製造者が焚き火台Xを製造する際には、製造者は、図2に示すように、底支持枠1と、2枚の横側板21と、後側板22と、前側板23と、下支持板31と、上支持板32と、を同一平面上に並べて設計し、切り出すことで焚き火台Xを製造する。このような製造方法とすることで、焚き火台Xを構成するすべての部品を1枚の板材Bから製造することができ、製造時の負担を軽減する。
《第二の実施形態》
以下、図8~10を用いて、本考案の第二の実施形態に係る上台Wの説明を行う。本実施形態においては、焚き火台Xと合わせて上台Wを用いる。なお、第一の実施形態の記載と同様の構成については同じ符号を用いて、かつ説明を省略する。
上台Wは、4枚の上台側板4で構成される。
上台側板4は、図8に示すように、2枚の上台横側板41と、上台後側板42と、上台前側板43と、で構成される。
上台横側板41は、長辺を作用線Aと垂直な方向の辺とし、かつ底支持枠1のもとの外形の最長辺より長い、略長方形の外形である。好ましくは、側板2の作用線A方向の辺よりも上台横側板41の作用線A方向の辺の方が短い構成である。このような構成によって、焚き火台Xよりも小さい上台Wで角材Yの上部を固定でき、重心の上昇を抑えられるほか、調理器具を載置する際に燃焼部との距離を近くとることができ、効率的な伝熱を期待できる。上台後側板42および上台前側板43は、長辺を作用線Aと垂直な方向の辺とし、かつ底支持枠1のもとの外形の最長辺より長く、かつ作用線A方向の辺が上台横側板41の作用線A方向の辺の長さと等しい、略長方形の外形である。好ましくは、すべての上台側板4が、略同一な長方形を外形とする構成である。
上台横側板41、および上台後側板42、および上台前側板43は、各々の下辺中央寄りに下辺を切り取る長方形の固定用横切り欠き412、および固定用後切り欠き422、および固定用前切り欠き432を設ける。下辺を切り取る長さは角材Yを筒状に配したときの一辺の長さと等しい。好ましくは、切り欠きの作用線A方向の高さがすべての上台側板4で等しく、かつ外形の作用線A方向の辺の半分以下の長さである構成である。このような構成によって、上台Wを角材Yの上部に被せて固定することができる。また、各上台側板4の作用線A方向の辺の長さは異なってもよいが、その場合は、側板4を組立てた際の固定用横切り欠き412と、固定用後切り欠き422と、固定用前切り欠き432の上辺の高さが等しくなるように切り欠きの高さを定める。
上台前側板43は、下辺および固定用前切り欠き432の上辺の、両端付近2か所から作用線A方向上向きに上台前組立切込431を設ける。好ましくは、2つの上台前組立切込431の距離が固定用前切り欠き432の下辺切取り長さよりも短い構成である。
上台後側板42は、上辺の両端付近2か所から作用線A方向下向きに、かつ上台前組立切込431と同じ距離だけ離れた上台後組立切込421を設ける。
上台横側板41は、下辺または固定用横切り欠きの片端付近に作用線A方向上向きの上台横組立切込411を設け、互い違いの位置になるように上辺片端付近に作用線A方向下向きの上台横組立切込411を設ける。好ましくは、2つの上台横組立切込411の距離が固定用横切り欠き412の下辺切取り長さよりも短い構成である。また、好ましくは、作用線A方向下向きの上台横組立切込411の深さと、上台前組立切込431の深さを足した長さが上台側板4の作用線A方向の辺の長さと等しく、かつ作用線A方向上向きの上台横組立切込411の深さと、上台後組立切込421の深さを足した長さが上台側板4の作用線A方向の辺の長さと等しい構成であり、より好ましくは、各上台側板4において、2つの組立切込間の距離がすべて等しい構成である。このような構成によって、上台側板4を組立てる際の順番を組立て前に判断することができる。
上台横側板41は、支持板3を支持する上台横切込414を、上辺中央部、かつ作用線A方向に設ける。
上台後側板42は、支持板3を支持する上台後切込424を、上辺中央部、かつ作用線A方向に設ける。好ましくは、上台後切込424が、上台横切込414と同じ深さの構成である。
上台前側板43は、支持板3を支持する上台前切込434を、上辺中央部、かつ作用線A方向、かつ上台後切込424と同じ深さで設ける。好ましくは、上台横切込414と、上台後切込424と、上台前切込434と、がすべて同じ深さの構成である。
上台横側板41は、上台横切込414より下、かつ固定用横切り欠き412より上、かつ2か所の上台横組立切込411の間に上台横開口部413を設ける。このような構成によって、空気の通り道を確保し、燃焼を継続しやすくなる。好ましくは、上台横開口部413が作用線Aの方向に垂直な辺と平行な辺をもつ長方形の構成である。このような構成によって、外形の辺との間を把持して持ち運ぶことが容易になるほか、設計および製造の際の負担を軽減する。上台後側板42も同様に上台後開口部423を設け、上台前側板43も同様に上台前開口部433を設ける。好ましくは、上台横開口部413と同様の構成である。
上台横側板41、および上台後側板42、および上台前側板43は、各々の上辺の一部を切り取り、複数の突出部を形成する上台載置横切り欠き415、上台載置後切り欠き425、上台載置前切り欠き435を複数設ける。好ましくは、上辺中央から対称的に配置される構成であり、さらに好ましくは、上台載置横切り欠き415と、上台載置後切り欠き425と、上台載置前切り欠き435の位置がすべてそろう構成であり、さらに好ましくは、上台載置横切り欠き415と、上台載置後切り欠き425と、上台載置前切り欠き435の位置と、載置下切り欠き314と、載置上切り欠き324の位置がすべてそろう構成である。このような構成によって、組立時に上下の判別をしやすく、また調理器具を載置する際に安定を保ちやすくなるほか、上台側板4同士の間に串などの細い棒を渡す際に、棒が転がり落ちずに位置を保つことができる。
支持板3は、必要に応じて上台Wに追加される。
下支持板31は、下接続切込312よりも内側で、かつ側板4の2つの組立切込間と等しい距離で、下上台接続切込313を設ける。
上支持板32は、上接続切込322よりも内側で、かつ側板4の2つの組立切込間と等しい距離で、上上台接続切込323を設ける。好ましくは、下上台接続切込313と、上上台接続切込323と、上台横切込414と、上台後切込424と、上台前切込434と、の深さが、上台Wを組立て、支持板3を取付けた際に、支持板3の上辺が水平かつ面一になるような構成である。
支持板3は、上台側板4を組立てた上台Wに追加される。実施形態においては、下上台接続切込313、および上上台接続切込323と、を上台横切込414、および上台後切込424、および上台前切込434に各々差し込んで各上台側板4と接続する。このような構成によって、上台Wの中央部で補強がなされ、全体の強度を増す。
以下、図8~10を用いて、本実施形態の製造方法について詳述する。なお、以下に示す実施の方法は一例であり、実施の方法はこれに限られず、順番は前後してもよい。また、第一の実施形態において述べた使用方法については説明を省略する。
使用者は、図9に示すように、上台前側板43の上台前組立切込431を、上台横組立切込411の向きが揃うように平行に並べた2枚の上台横側板41の、下向きの上台横組立切込411計2か所に差し込んで接続し、作用線A方向上から見て略コの字型に組立てる。
使用者は次に、図9に示すように、上台後側板42の上台後組立切込421を、上向きの上台横組立切込411計2か所に差し込んで接続し、作用線A方向上から見て略井の字型となる上台Wに組立てる。
使用者は、下支持板31と、上支持板32を、交差するように組立てた状態から、図10に示すように、組立てた支持板3の下上台接続切込313および上上台接続切込323の計4か所を、上台横切込414と、上台後切込424と、上台前切込434と、の計4か所に差し込んで接続する。
使用者は、支持板3を取付けた上台Wを、図10に示すように、系Z中の角材Yの上部に被せて固定する。このような操作をして、支持板3を加えた上台Wを、五徳として使用することができる。また、支持板3で筒状の角材Yの中心線に近い位置で補強をするため、角材の固定がより強固なものにでき、燃焼による崩壊までの時間を長くすることができる。
X 焚き火台
Y 角材
Z 系
W 上台
A 作用線
B 板材
1 底支持枠
11 横側板用タブ部
12 後側板用タブ部
13 前側板用タブ部
131 前側板用スリット部
14 係止部
2 側板
21 横側板
211 横鉤爪
212 横側スリット
213 横開口部
214 横側切込
215 横下切り欠き
216 横脚
217 載置横切り欠き
22 後側板
221 後鉤爪
222 後側スリット
223 後開口部
224 後側切込
225 後下切り欠き
226 後脚
227 載置後切り欠き
23 前側板
231 前鉤爪
232 前タブ部
233 前開口部
234 切り欠き
235 前側切込
236 前脚
237 載置前切り欠き
3 支持板
31 下支持板
311 下組立用切込
312 下接続切込
313 下上台接続切込
314 載置下切り欠き
32 上支持板
321 上組立用切込
322 上接続切込
323 上上台接続切込
324 載置上切り欠き
4 上台側板
41 上台横側板
411 上台横組立切込
412 固定用横切り欠き
413 上台横開口部
414 上台横切込
415 上台載置横切り欠き
42 上台後側板
421 上台後組立切込
422 固定用後切り欠き
423 上台後開口部
424 上台後切込
425 上台載置後切り欠き
43 上台前側板
431 上台前組立切込
432 固定用前切り欠き
433 上台前開口部
434 上台前切込
435 上台載置前切り欠き

Claims (7)

  1. 底支持枠と、前記底支持枠の外周を囲む側板を備える焚き火台において、
    前記底支持枠が燃料を支持する係止部を有し、前記側板が対向する組を2つ以上有する組立式の焚き火台。
  2. 前記底支持枠が前記側板と垂直に交わる構造を有する、
    請求項1に記載の焚き火台。
  3. 前記底支持枠に、前記側板と前記底支持枠を接続可能とする組立接続部を有する、
    請求項1に記載の焚き火台。
  4. 前記係止部が、前記底支持枠の外周部から内向きに張り出す形状である、
    請求項1に記載の焚き火台。
  5. 前記側板に支持され、物品を支持する支持部を形成する支持板を備える、
    請求項1~4のいずれかに記載の焚き火台。
  6. 前記側板または前記支持部の少なくともいずれか一方に、前記側板と前記支持部の接続を可能とする支持接続部を有する、
    請求項5に記載の焚き火台。
  7. 前記底支持枠は、固形燃料を支持し、
    前記側板が、前記固形燃料と少なくとも2点以上において接する、請求項1に記載の焚き火台。

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