JP3237747B2 - 立体冊子体 - Google Patents
立体冊子体Info
- Publication number
- JP3237747B2 JP3237747B2 JP32549296A JP32549296A JP3237747B2 JP 3237747 B2 JP3237747 B2 JP 3237747B2 JP 32549296 A JP32549296 A JP 32549296A JP 32549296 A JP32549296 A JP 32549296A JP 3237747 B2 JP3237747 B2 JP 3237747B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piece
- dimensional
- page
- lower page
- upper page
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Toys (AREA)
Description
し、更に詳しくは、見開き頁の一部が分離して立体片と
なる冊子体に関する。
頁片が連設してなる見開き頁片と、該見開き頁片の一部
が山折可能に分離してなる立体片とを有する立体冊子体
は知られており、図11を用いて従来の技術について説
明する。図11は従来技術による立体冊子体の概略図で
ある。
01は見開き頁片、102は上頁片、103は下頁片、
104は谷折線部、105は立体片、106は上頁立体
片、107は下頁立体片、108は上頁谷折線部、10
9は山折線部、110は下頁谷折線部、111は上頁片
左辺部、112は上頁片右辺部、113は下頁片左辺
部、114は下頁片右辺部、115は上頁立体片左辺
部、116は上頁立体片右辺部、117は下頁立体片左
辺部、118は下頁立体片右辺部、119は印刷された
文字印刷部分である。
を貼着して構成され、各見開き頁101は谷折線104
を介して上頁片102と下頁片103を連設してなる。
また、立体片105は、上頁立体片106と下頁立体片
107を山折線部109を介して連設し、上頁立体片1
06と上頁片102は上頁谷折線部108を介して連設
し、下頁立体片107と下頁片103は下頁谷折線部1
10を介して連設して構成されている。この場合、上頁
立体片左辺部115、上頁立体片右辺部116、下頁立
体片左辺部117及び下頁立体片右辺部118は、上頁
片102と下頁片103より分離していることで、立体
片105は山折可能に分離している。また、上頁立体片
左辺部115と上頁片左辺部111、上頁立体片右辺部
116と上頁片右辺部112、下頁立体片左辺部117
と下頁片左辺部113、下頁立体片右辺部118と下頁
片右辺部114は一致していない。また、印刷は見開き
頁101と立体片105全体に施されており、文字印刷
部分119はその一部である。
造工程概念図である。図12及び図13は従来の16頁
の立体冊子体を作る場合を示しており、図12(A)は
印刷後に断裁、打ち抜き加工を施した折丁の状態図、図
12(B)は折曲加工と同時に内側位置の対向する頁を
貼着する直前の折丁の状態図、図12(C)は折曲加工
後の折丁の状態図、図13(D)は折曲加工後の折丁を
複数貼着する直前の状態図、図13(E)は貼着した複
数の折丁を表紙に貼着する直前の状態図、図13(F)
は完成した立体冊子体の一見開き頁を開き、立体片を立
体化させた状態図である。
丁、152は見開き頁片、153は立体片、154は上
頁片、155は下頁片、156は谷折線部、157は上
頁立体片、158は下頁立体片、159は上頁谷折線
部、160は山折線部、161は下頁谷折線部、163
は上頁立体片左辺部、164は上頁立体片右辺部、16
5は下頁立体片左辺部、166は下頁立体片右辺部、1
67は文字印刷部分、斜線の168は接着部分、169
は折曲線、170は下頁左辺接着部分、171は下頁右
辺接着部分、172は上頁左辺接着部分、173は上頁
右辺接着部分、174は複数の折丁を貼着した綴体、1
75は表紙片、176は表表紙片、177は裏表紙片1
78は背表紙片、179は折曲線、180は折曲線、1
81は立体冊子体である。
線169を介して見開き頁片152を二つ連設してお
り、文字印刷部分167を含む4頁分の印刷が、その表
側に施された一枚の厚紙シートである。折丁151は印
刷後、その四辺が所定寸法で断裁されており、それと前
後して上頁立体片左辺部163、上頁立体片右辺部16
4、下頁立体片左辺部165及び下頁立体片右辺部16
6が打ち抜き加工で形成されている。その際、打ち抜か
ない程度の圧力で、谷折線部156、上頁谷折線部15
9、山折線部160及び下頁谷折線部161を折曲線と
して形成している。尚、接着部分168は折丁151の
裏面に形成されるが、この段階ではまだ接着層が形成さ
れていない。また、矢印A及び矢印Bは折丁の折り曲げ
方向を示しており、矢印Aは谷折線部156の谷折方
向、矢印Bは折曲線169の山折方向を示している。
の矢印A及び矢印Bの方向に折り曲げ加工が施されてい
る。それと同時に、上頁立体片左辺部163、上頁立体
片右辺部164、下頁立体片左辺部165及び下頁立体
片右辺部166は打ち抜かれて分離状態の立体辺153
は、山折線部160で山折加工が施されて立体状態とな
っている。また、折丁151の裏面の接着部分168の
内、対向する頁にある下頁左辺接着部分170と上頁左
辺接着部分172の間、下頁右辺接着部分171と上頁
右辺接着部分173の間には接着剤層が塗布等の方法で
形成され、矢印Cが縮む方向に上頁片154と下頁片1
55を近づけて貼着される。
の対向する頁が接着されて折り曲げられており、その裏
面が露出している。その際、露出している接着部分16
8に接着剤層は未形成である。
り製作された折丁151A、折丁151B、折丁151
C、折丁151Dの四つの折丁が、矢印Dが縮む方向に
接近させて貼着される。その際、各折丁同士の対応する
接着部分168には接着剤層が塗布等の方法で形成され
て貼着されるが、対応する頁の無い両端の接着部分16
8には接着剤層は未形成であり、図の場合接着部分16
8Aに接着剤層は未形成である。尚、折丁151A、折
丁151B、折丁151C及び折丁151Dの各々の印
刷画像は相違しており、その印刷画像に対応して立体片
の形や位置が相違している。尚、折丁を四つ採用してい
るのは16頁本を想定しているためであって、頁数によ
り折丁の数は適宣に変更される。
3(D)により折丁151A、折丁151B、折丁15
1C、折丁151Dの四つの折丁を貼着した製作されて
おり、表紙175は表表紙片176と裏表紙片177が
折曲線179、折曲線180を介して背表紙片178と
連設して形成されている。綴体174の両端頁にある接
着部分168Bと表表紙片176、裏表紙片177の間
に塗布等の方法で接着剤層が形成され、矢印Gの方向に
綴体174を近づけるとともに、矢印E、矢印Fの方向
に表表紙片176、裏表紙片177を折曲線179、折
曲線180で折り曲げることで、綴体174と表紙片1
75を貼着することで、立体冊子体181を製作する。
は図12(A)及至図12(E)の工程を経て製作され
た立体冊子体であり、見開き頁片152を開けると立体
片153が立体状態となる構造を有している。
従来技術の立体冊子体は、見開き頁片の端以外の部分に
立体片が設けられており、立体表現の効果に限界がある
という課題を有していた。すなわち、見開き頁片の端以
外の部分に立体片が設けられているため、立体片上に設
けられた印刷絵柄が、一体として認知が可能な概念駆動
型可視情報でないと不自然になってしまい、これを途中
で分断することが出来ず、立体片上の印刷絵柄に限定が
発生してしまうという課題があった。また、見開き頁片
の端以外の部分に立体片が設けられているため、限られ
た広さしかない見開き頁片を有効につかうことができ
ず、立体表現の効果に限界があるという課題を有してい
た。特に複数の立体片をもちいて一点投視法等の遠近法
を利用した立体表現法を行い、立体表現の効果を向上さ
せたい場合に、見開き頁片を有効につかうことができず
限定が発生してしまうという課題があった。これは一体
として認知が可能な概念駆動型可視情報を途中で分断す
ることが出来ないということは合わせ、更に限定が発生
してしまうという課題があった。
上、見開き頁の両端に立体片を形成することが困難であ
り、無理に形成するとその部分で冊子体としての強度が
低下するという課題を有していた。すなわち、従来技術
の立体冊子体は見開き頁の四辺を他の見開き頁と貼着す
ることで冊子体としての強度を維持しており、そこに立
体辺を形成するとその部分だけが貼着されないことにな
り、強度がその部分で低下してしまい、そこから立体冊
子体が分解してしまう。この状態は立体冊子体の背を持
って吊り下げた場合に極端に現れ、各頁の端に位置する
立体片の部分で冊子体が開いてしまい、各頁が所定位置
よりズリ下がってしまい、表紙近くに位置する立体片の
部分に他の頁の重量全てがかかってしまうため、最悪の
場合は自重で頁が破談する可能性もあった。この背を持
った状態は立体冊子体を運ぶ際に多々発生する状態であ
り、冊子体としては極めて大きな課題であった。
め、本願発明の請求項1は、谷折線部を介して上頁片と
下頁片が連設してなる見開き頁片と、該見開き頁片の一
部が山折可能に分離してなる立体片とを有する立体冊子
体において、前記上頁片及び下頁片は少なくとも基板シ
ート、接着剤層及び切込シートとを有し、該切込シート
は、少なくとも基板シートと接着された背景用切込シー
トと、基板シートと非接着され背景用切込シートより部
分的に分離する立体用切込シートとを有し、前記立体片
は、上頁背景用切込シートより分離した左辺部及び右辺
部有する上頁立体用切込シートと、下頁背景用切込シー
トより分離した左辺部及び右辺部有する下頁立体用切込
シートと、上頁背景用切込シートと上頁立体用切込シー
トを連設する上頁谷折線部と、下頁背景用切込シートと
下頁立体用切込シートを連設する下頁谷折線部と、上頁
立体用切込シートと下頁立体用切込シートを連設する山
折線部を有し、前記基板シートと接着されていない切込
シートの一部分が、山折可能に分離してなる立体片であ
ることを特徴としている。すなわち、本願発明の請求項
1によれば、上頁片及び下頁片は少なくとも基板シー
ト、接着剤層及び切込シートとを有しているため、各頁
間の貼着は基板シートどうしで行われる。従って、冊子
体としての強度を保持することが可能となる。
片を有する立体冊子体において、立体用切込シートと連
設する背景用切込シートの一部は、他の立体用切込シー
トにより囲まれつつ基板シートと接着され、前記複数の
立体片を立体化した際に立体片が少なくとも2重構造を
有することを特徴としている。すなわち、本願発明の請
求項2によれば、立体片は全て、基板シートに貼着する
背景用切込シートの一部と連設しているため、従来の立
体冊子体では困難であった立体片の2重構造を設けるこ
とが可能であり、より立体表現を向上させることが可能
である。
前記立体片と接着剤層の間に、剥離層を有することを特
徴としている。すなわち、本願発明の請求項3によれ
ば、立体片と接着剤層の間に、剥離層を有するため、基
板シートと切込シートの貼着時に部分的な接着剤層を塗
布等の手法で形成する必要が無く、作業工程の合理化を
進めることが可能である。更に、立体片と接着剤層の間
に、剥離層を有するため、切込シート裏面に剥離層を設
け、接着剤層を基板シート全体にローラー等の手法で塗
布した後、切込み部分を既に設けられた切込シートと合
わせて貼着することとなり、切込シート側に接着剤を塗
布する必要が無く、切込み部分に接着剤が侵入して切込
部分同士を貼着して分離困難にし、立体片の立体化を妨
害することを防止することが可能となる。この場合、基
板シート側の露出部分(立体片に対応する部分)に印刷
絵柄を設けてある場合、その印刷絵柄上に接着剤が付着
することとなり、若干美観を損なう可能性がある。
前記基板シートと接着剤層の間の、前記立体片に対応す
る部分に、剥離層を有することを特徴としている。すな
わち、本願発明の請求項4によれば、基板シートと接着
剤層の間の、前記立体片に対応する部分に、剥離層を有
するため、基板シート上に剥離層を設ける形となる。そ
のため、基板シートの露出部分(立体片に対応する部
分)が剥離層で覆われた形となり、その部分に接着剤が
付着せずに切込シート側に付着するため、露出する部分
の美観を向上することが可能である。特に基板シートの
露出部分に印刷絵柄を設けた場合は接着剤が付着しない
ことは、美観を向上させ、より商品価値を高めることが
可能となる。この場合、基板シート側に接着剤を塗布す
ることとなるが、切込み部分に接着剤が侵入して切込部
分同士を貼着して分離困難にし、立体片の立体化を妨害
する可能性がある。これを避けるためには、接着剤の種
類や量を調整した上で、剥離層を設けた基板シートの上
に接着剤を塗布することとなる。
体用切込シート左辺部と下頁立体用切込シート左辺部、
又は、上頁立体用切込シート右辺部と下頁立体用切込シ
ート右辺部の少なくとも何れか一方が、見開き頁片の左
辺部又は右辺部と一致することで分離可能となる端側立
体片を含むことを特徴としている。すなわち、本願発明
の請求項5によれば、見開き頁片の端に端側立体片を有
しているため、立体表現の効果を向上させることが可能
である。
体片には、一体として認知が可能な概念駆動型可視情報
の分断された一部が、印刷インキ皮膜として設けられて
いることを特徴としている。すなわち、本願発明の請求
項6によれば、立体片自体が端に存在しているため、そ
の端側立体片に設けられた印刷絵柄が、一体として認知
が可能な概念駆動型可視情報の一部であっても、例えば
舞台装置のイメージの様になんら不自然にならず、端側
立体片上の印刷絵柄の限定を無くすことが可能である。
可視情報が印刷インキ皮膜として設けらた、少なくとも
一つの端側立体片を含む複数の立体片を有し、該複数の
立体片の概念駆動型可視情報により想起される大きさの
概念が、視点方向より遠方の立体片になるほど小さくな
ることを特徴としている。すなわち、本願発明の請求項
7によれば、端側立体片を有するため見開き頁片全体を
有効に使用することができ、複数の立体片の印刷絵柄に
遠近法を利用して立体表現を向上させることが可能とな
る。
何れか記載の立体冊子体によれば、基板シートと端側立
体片を有した立体冊子となり、冊子体としての強度を保
持しつつ立体表現の向上した立体冊子体を得ることが可
能である。
面に従って説明する。図1は、本願発明の立体冊子体の
全体形状を示す概念図である。図1において、1は見開
き頁片、2は上頁片、3は下頁片、4は谷折線部、5は
端側立体片、6は上頁立体片、7は下頁立体片、8は上
頁谷折線部、9は山折線部、10は下頁谷折線部、11
は上頁片左辺部、12は上頁片右辺部、13は下頁片左
辺部、14は下頁片右辺部、15は上頁立体片左辺部、
16は上頁立体片右辺部、17は下頁立体片左辺部、1
8は下頁立体片右辺部、19は印刷された文字印刷部
分、20は立体冊子体、21は基板シート露出部分であ
る。
した部分を有し、各見開き頁1は谷折線4を介して上頁
片2と下頁片3を連設してなる。また、端側立体片5
は、上頁立体片6と下頁立体片7を山折線部9を介して
連設し、上頁立体片6と上頁片2は上頁谷折線部8を介
して連設し、下頁立体片7と下頁片3は下頁谷折線部1
0を介して連設して構成されている。この場合、上頁立
体片左辺部15、上頁立体片右辺部16、下頁立体片左
辺部17及び下頁立体片右辺部18は、上頁片2と下頁
片3より分離していることで、端側立体片5は山折可能
に分離している。また、上頁立体片左辺部15と上頁片
左辺部11、下頁立体片左辺部17と下頁片左辺部13
は一致しておらず、上頁立体片右辺部16と上頁片右辺
部12、下頁立体片右辺部18と下頁片右辺部14は一
致している。また、絵柄印刷は見開き頁1と端側立体片
105全体に施されており、文字印刷部分119はその
一部で、基板シート露出部分21は特に絵柄印刷は施さ
れていない。ただし、基板シート露出部分21に印刷を
施した場合、製造費用が若干向上するが、美観を向上さ
せることで商品価値を高めることが可能である。その場
合、基板シート露出部分21の印刷絵柄は、見開き頁1
の印刷絵柄と連続して認知可能な概念駆動型可視情報と
すれば、違和感無く美観を向上させることで商品価値を
高めることが可能である。
造工程概念図である。図2及び図3は16頁の立体冊子
体を作る場合を示しており、図2(A)は印刷後に断
裁、打ち抜き加工を施した切抜シートの状態図、図2
(B)は切抜シート裏面に基板シートを貼着する直前の
状態図、図2(C)は折曲加工と同時に内側位置の対向
する頁を貼着する直前の折丁の状態図、図2(D)は折
曲加工後の折丁の状態図、図3(E)は折曲加工後の折
丁を複数貼着する直前の状態図、図3(F)は貼着した
複数の折丁を表紙に貼着する直前の状態図、図3(G)
は完成した立体冊子体をの一見開き頁を開き、立体片を
立体化させた状態図である。
ト、52は見開き頁片、53は端側立体片、54は上頁
片、55は下頁片、56は谷折線部、57は上頁立体
片、58は下頁立体片、59は上頁谷折線部、60は山
折線部、61は下頁谷折線部、斜線の62は剥離層、6
3は立体片端片部、64は切込部、66は文字印刷部
分、67は折曲線、68は基板シート、69は折丁、7
0は下頁接着部分、71は上頁接着部分、72は露出し
ている裏面、73は露出している裏面、74は露出して
いる裏面、75は表紙片、76は表表紙片、77は裏表
紙片、78は背表紙片、79は折曲線、80は折曲線、
81は立体冊子体、82は複数の折丁を貼着した綴体で
ある。
曲線67を介して見開き頁片52を二つ連設しており、
文字印刷部分66を含む4頁分の印刷が、その表側に施
された一枚の厚紙シートである。切込シート51は表側
に絵柄印刷と前後して、裏側に剥離層62が形成され、
絵柄印刷の上に表面保護フィルムが貼着される。この三
つの工程は絵柄印刷工程後に表面保護フィルム貼着工程
(通常、PP貼り工程と呼ばれる)が来る以外は自由に
順序を変更可能である。剥離層62は、例えば、印刷手
法により剥離剤を印刷することで形成されている。本実
施例では印刷手法としてはオフセット印刷を採用してい
るがこれに限定するものでは無く、部分的に塗布可能で
あれば他の手法でも良く、グラビア、シルク等他の印刷
方式を採用しても良く、印刷方法以外の方法としてロー
ラー部分塗布、刷毛塗り等を採用しても良い。本実施例
では剥離剤としては紫外線硬化型シリコン樹脂を採用し
ているが、これに限定するものでは無く、シリコン以外
にフッ素樹脂等他のを採用しても良く、また、これらの
樹脂を基体として使用せず、粒子化して他の樹脂に混入
する方式を採用しても良く、また、乾燥方式も赤外線、
加熱溶剤乾燥、酸化重合等他の方式を採用しても良い。
切込シート51は一般的には厚紙又は板紙と呼ばれる紙
が材質として採用されるが、これに限定するものでは無
く印刷可能であればアート紙、コート紙、上質紙、合成
紙(プラスチック樹脂を印刷可能にするため、表面を粗
面加工又は表面に印刷受容層をコーティング加工したも
の)等他の種類の材質を採用しても良い。本実施例では
白ボール紙L判(80cm*110cm)23.5ベー
スを採用しているが、その重量もこれに限定するもので
は無く、例えば白ボール紙L判の規定重量だけでも27
kg、31kg、35kg、39.5kg、48.5k
g、53kg等があるように適宣のものを採用して良
い。また、表面保護フィルムの材質、厚さ、接着剤の種
類は公知のものを自由に採用可能である。
と前後して、裏側に剥離層62が形成され、絵柄印刷の
上に表面保護フィルムが貼着された後、次にその四辺が
所定の寸法に断裁され、それと前後して切込部64が打
ち抜き加工で形成される。その際、打ち抜かない程度の
圧力で、谷折線部56、上頁谷折線部59、山折線部6
0、下頁谷折線部61及び折曲線部67を折曲線として
形成している。これは打ち抜き型の刃の高さと形状(鋭
さ)を変更することで打ち抜きと同時に加工する。尚、
本実施の形態では見開き頁片52を二つ連設している
が、これに限定するわけでは無く見開き頁片52単体で
製造しても良く、また、三つ以上連設しても良い。
面には基板シート68が、矢印Cを縮める方向で貼着さ
れる。その際、基板シート68の貼着される面には接着
剤が全面に予め塗布されており、接着剤層を形成してい
る。その際、基板シート68は切込シート51より横幅
が略小さい大きさとなっている。これは、基板シート6
8が切込シート51より外側に出ると、切込シート51
の側面に接着剤が付着することとなり、その側面と基板
シート68が接着されて、立体片が立体状態となるのを
阻害することを防止するためである。横幅が略小さい大
きさとは0.1mm及至10mm程度の範囲であれば何
れでもよいが、貼着の際の精度、基板シートによる冊子
体としての強度保持を考慮すると0.5mm及至5mm
の範囲(片側0.25mm及至2.5mm)の範囲が好
ましい。ただしこれに限定するものでは無い。基板シー
ト68は一般的には紙が材質として採用されアート紙、
コート紙、上質紙、合成紙(プラスチック樹脂を印刷可
能にするため、表面を粗面加工又は表面に印刷受容層を
コーティング加工したもの)等の種類の材質から採用さ
れる。本実施例では上質紙四六判(79cm*109c
m)110ベースを採用しているが、その重量もこれに
限定するものでは無く、例えば四六判45ベースから2
40ベースの中で選択するのが好ましいが、これに限定
せず適宣のものを採用して良い。また、接着剤の種類
は、この場合公知の物が使用可能であり、本実施例では
例えば水糊をベースとした物を採用している。
印刷を施してはないが、絵柄印刷を施す場合は、接着剤
の塗布の前に印刷を施す必要がある。また、剥離剤層の
位置を基板ベースと接着剤の間にする場合は、図2
(A)の工程の説明より剥離剤の塗布工程を削除し、基
板シート68に同様の方法で剥離剤層を形成、しかるの
ち切込シート51又は基板シート68のいずれかに接着
剤層を形成する。尚、基板シートに絵柄印刷と剥離剤層
を形成する場合は、まず印刷を行った後剥離剤層を形成
する順序となり、その逆にすると印刷自体が困難とな
る。矢印A、矢印Bは切込シート51と基板シート68
を貼着して折丁69としたのちに行なう折曲加工の方向
を示しており、矢印Aは谷折加工、矢印Bは山折加工を
示している。
ト51と基板シート68を貼着してなる)は前述の矢印
A及び矢印Bの方向に折り曲げ加工が施されている。そ
れと同時に、切込部64が打ち抜かれて分離状態の端側
立体片53は、山折線部60で山折加工が施されて立体
状態となっている。また、折丁69の裏面(基板シート
68の裏面)の内、対向する頁にあたる下頁接着部分7
0と上頁接着部分71の間には接着剤層が塗布等の方法
で形成され、矢印Dが縮む方向に上頁片54と下頁片5
5を近づけて貼着する。
向する頁が接着されて折り曲げられており、その裏面
(基板シート68の裏面)が露出している。その際、露
出している裏面72に接着剤層は未形成である。
作された折丁69A、折丁69B、折丁69C、折丁6
9Dの四つの折丁が、矢印Eが縮む方向に接近されて貼
着される。その際、各折丁同士の対応する裏面73には
接着剤層が塗布等の方法で形成されて貼着されるが、対
応する頁の無い両端の裏面74には接着剤層は未形成で
ある。尚、折丁69A、折丁69B、折丁69C及び折
丁69Dの各々の印刷画像は相違しており、その印刷画
像に対応して立体片の形や位置が相違している。尚、折
丁を四つ採用しているのは16頁本を想定しているため
であって、頁数により折丁の数は適宣に変更される。
(E)により折丁69A、折丁69B、折丁69C、折
丁69Dの四つの折丁を貼着して製作されており、表紙
75は表表紙片76と裏表紙片77が折曲線79、折曲
線80を介して背表紙片78と連設して形成されてい
る。綴体82の両端頁にある裏面74と表表紙片76、
裏表紙片77の間に塗布等の方法で接着剤層が形成さ
れ、矢印Hの方向に綴体82を近づけるとともに、矢印
F、矢印Gの方向に表表紙片76、裏表紙片77を折曲
線79、折曲線80で折り曲げることで、綴体82と表
紙片75を貼着して立体冊子体81を製作する。
2(A)及至図3(F)の工程を経て製作された立体冊
子体であり、見開き頁片52を開けると端側立体片53
が立体状態となる構造を有している。
である。図4において、201は立体冊子体、202は
見開き頁片、203は上頁片、204は谷折線部、20
5は下頁片、206は上頁片左辺部、207は下頁片左
辺部、208は上頁片右辺部、209は下頁片右辺部、
210は印刷された文字印刷部分、211は第一立体
片、212は第一上頁立体片、213は第一山折線部、
214は第一下頁立体片、215は第一立体片上に設け
られた概念駆動型可視情報である第一印刷インキ皮膜、
216は第一立体片211の分離により露出した第一基
板シート露出部、221は第二立体片、222は第二上
頁立体片、223は第二山折線部、224は第二下頁立
体片、225は第二立体片上に設けられた概念駆動型可
視情報である第二印刷インキ皮膜、226は第二立体片
221の分離により露出した第二基板シート露出部、2
31は第三立体片、232は第三上頁立体片、233は
第三山折線部、234は第三下頁立体片、235は第三
立体片上に設けられた概念駆動型可視情報である第三印
刷インキ皮膜、236は第三立体片231の分離により
露出した第三基板シート露出部、237は第三立体片右
辺部の一部である。
を貼着して構成され、各見開き頁202は谷折線204
を介して上頁片203と下頁片205を連設してなる。
そして見開き頁202は全体に絵柄印刷が施されてお
り、文字印刷部分210はその一部である。
2と第一下頁立体片214を第一山折線部213を介し
て連設し、第一上頁立体片212と上頁片203は番号
を付与しない上頁谷折線部を介して連設し、第一下頁立
体片214と下頁片205は番号を付与しない下頁谷折
線部を介して連設して構成されている。
度に開いており、第一立体片211は見開き頁202よ
り分離して立体状態となり、第一基板シート露出部21
6が露出している。本実施の形態では第一基板シート露
出部216に印刷は施されていないが、これに限定する
ものでは無く、第一基板シート露出部216に印刷を施
し美観を向上させても良い。その際、第一基板シート露
出部216に施す印刷は見開き頁202上の印刷と連続
して認知可能な概念駆動型可視情報であれば、不自然感
を無くすことが可能であり、例えば上頁片203の印刷
絵柄が「空」なら第一基板シート露出部216の上頁片
該当部分は同様に印刷絵柄を「空」とし、下頁片204
の印刷絵柄が「地面」なら第一基板シート露出部216
の下頁片該当部分は同様に印刷絵柄を「地面」とすれ
ば、連続して認知可能な概念駆動型可視情報となる。
型可視情報である第一印刷インキ皮膜215は、本実施
例の場合は「木」であり、これは前述の「空、地面」と
相違して一体として認知が可能な概念駆動型可視情報
で、分断されずに一体のままとなっている。
2と第二下頁立体片224を第二山折線部223を介し
て連設し、第二上頁立体片222と上頁片203は番号
を付与しない上頁谷折線部を介して連設し、第二下頁立
体片224と下頁片205は番号を付与しない下頁谷折
線部を介して連設して構成されている。
度に開いており、第二立体片221は見開き頁202よ
り分離して立体状態となり、第二基板シート露出部22
6が露出している。本実施の形態では第二基板シート露
出部226に印刷は施されていないが、これに限定する
ものでは無く、第二基板シート露出部226に印刷を施
し美観を向上させても良い。その際、第二基板シート露
出部226に施す印刷は見開き頁202上の印刷と連続
して認知可能な概念駆動型可視情報であれば、不自然感
を無くすことが可能であり、例えば上頁片203の印刷
絵柄が「空」なら第二基板シート露出部226の上頁片
該当部分は同様に印刷絵柄を「空」とし、下頁片204
の印刷絵柄が「地面」なら第二基板シート露出部226
の下頁片該当部分は同様に印刷絵柄を「地面」とすれ
ば、連続して認知可能な概念駆動型可視情報となる。
型可視情報である第二印刷インキ皮膜225は、本実施
例の場合は「人」であり、これは前述の「空、地面」と
相違して一体として認知が可能な概念駆動型可視情報
で、分断されずに一体のままとなっている。
2と第三下頁立体片234を第三山折線部233を介し
て連設し、第三上頁立体片232と上頁片203は番号
を付与しない上頁谷折線部を介して連設し、第三下頁立
体片234と下頁片205は番号を付与しない下頁谷折
線部を介して連設して構成されている。
度に開いており、第三立体片231は見開き頁202よ
り分離して立体状態となり、第三基板シート露出部23
6が露出している。本実施の形態では第三基板シート露
出部236に印刷は施されていないが、これに限定する
ものでは無く、第三基板シート露出部236に印刷を施
し美観を向上させても良い。その際、第三基板シート露
出部236に施す印刷は見開き頁202上の印刷と連続
して認知可能な概念駆動型可視情報であれば、不自然感
を無くすことが可能であり、例えば上頁片203の印刷
絵柄が「空」なら第三基板シート露出部236の上頁片
該当部分は同様に印刷絵柄を「空」とし、下頁片204
の印刷絵柄が「地面」なら第三基板シート露出部236
の下頁片該当部分は同様に印刷絵柄を「地面」とすれ
ば、連続して認知可能な概念駆動型可視情報となる。
型可視情報である第三印刷インキ皮膜235は、本実施
例の場合は「家」であり、これは前述の「空、地面」と
相違して一体として認知が可能な概念駆動型可視情報で
あるが、第三立体片231は端側立体片であるため分断
された一部だけとしても不自然さが無い状態となってい
る。つまり、第三立体片右辺部の一部237は、見開き
片202の右辺部(上頁片右辺部208及び又は下頁片
右辺部209)と一致しているため、例え一体として認
知が可能な概念駆動型可視情報であっても、例えば舞台
装置の様に、分断された一部だけとしても不自然さが無
い状態となっている。これが、従来技術の立体冊子体の
様に、立体片が端に無い場合は、分断された一部だけで
は極めて不自然な状態となってしまう。尚、本実施の形
態では、端側に位置する第三立体片右辺部の一部237
は、上頁片右辺部208と下頁片右辺部209の双方に
股がっているが、これに限定するものでは無く、何れか
一方としても良い。
である。図5において、251は立体冊子体、252は
見開き頁片、253は上頁片、254は谷折線部、25
5は下頁片、256は上頁片左辺部、257は下頁片左
辺部、258は上頁片右辺部、259は下頁片右辺部、
260は印刷された文字印刷部分、261は第一立体
片、262は第一上頁立体片、263は第一山折線部、
264は第一下頁立体片、265は第一立体片上に設け
られた概念駆動型可視情報である第一印刷インキ皮膜、
266は第一立体片211の分離により露出した第一基
板シート露出部、267は第一立体片左辺部の一部、2
71は第二立体片、272は第二上頁立体片、273は
第二山折線部、274は第二下頁立体片、275は第二
立体片上に設けられた概念駆動型可視情報である第二印
刷インキ皮膜、276は第二立体片271の分離により
露出した第二基板シート露出部、281は第三立体片、
282は第三上頁立体片、283は第三山折線部、28
4は第三下頁立体片、285は第三立体片上に設けられ
た概念駆動型可視情報である第三印刷インキ皮膜、28
6は第三立体片281の分離により露出した第三基板シ
ート露出部、291は第四立体片、292は第四上頁立
体片、293は第四山折線部、294は第四下頁立体
片、295は第四立体片上に設けられた概念駆動型可視
情報である第四印刷インキ皮膜、296は第四立体片2
91の分離により露出した第四基板シート露出部、29
7は第四立体片右辺部の一部である。
を貼着して構成され、各見開き頁252は谷折線254
を介して上頁片253と下頁片255を連設してなる。
そして見開き頁252は全体に絵柄印刷が施されてお
り、文字印刷部分260はその一部である。
2と第一下頁立体片264を第一山折線部263を介し
て連設し、第一上頁立体片262と上頁片253は番号
を付与しない上頁谷折線部を介して連設し、第一下頁立
体片264と下頁片255は番号を付与しない下頁谷折
線部を介して連設して構成されている。
度に開いており、第一立体片261は見開き頁252よ
り分離して立体状態となり、第一基板シート露出部26
6が露出している。本実施の形態では第一基板シート露
出部266に印刷は施されていないが、これに限定する
ものでは無く、第一基板シート露出部266に印刷を施
し美観を向上させても良い。その際、第一基板シート露
出部266に施す印刷は見開き頁252上の印刷と連続
して認知可能な概念駆動型可視情報であれば、不自然感
を無くすことが可能であり、例えば上頁片253の印刷
絵柄が「空」なら第一基板シート露出部266の上頁片
該当部分は同様に印刷絵柄を「空」とし、下頁片254
の印刷絵柄が「地面」なら第一基板シート露出部266
の下頁片該当部分は同様に印刷絵柄を「地面」とすれ
ば、連続して認知可能な概念駆動型可視情報となる。
型可視情報である第一印刷インキ皮膜265は、本実施
例の場合は「木」であり、これは前述の「空、地面」と
相違して一体として認知が可能な概念駆動型可視情報で
あるが、第一立体片261は端側立体片であるため分断
された一部だけとしても不自然さが無い状態となってい
る。つまり、第一立体片左辺部の一部267は、見開き
片252の左辺部(上頁片左辺部256及び又は下頁片
左辺部257)と一致しているため、例え一体として認
知が可能な概念駆動型可視情報であっても、例えば舞台
装置の様に、分断された一部だけとしても不自然さが無
い状態となっている。これが、従来技術の立体冊子体の
様に、立体片が端に無い場合は、分断された一部だけで
は極めて不自然な状態となってしまう。尚、本実施の形
態では、端側に位置する第一立体片左辺部の一部267
は、上頁片左辺部256と下頁片左辺部257の双方に
股がっているが、これに限定するものでは無く、何れか
一方としても良い。
2と第二下頁立体片274を第二山折線部273を介し
て連設し、第二上頁立体片272と上頁片253は番号
を付与しない上頁谷折線部を介して連設し、第二下頁立
体片274と下頁片255は番号を付与しない下頁谷折
線部を介して連設して構成されている。
度に開いており、第二立体片271は見開き頁252よ
り分離して立体状態となり、第二基板シート露出部27
6が露出している。本実施の形態では第二基板シート露
出部276に印刷は施されていないが、これに限定する
ものでは無く、第二基板シート露出部276に印刷を施
し美観を向上させても良い。その際、第二基板シート露
出部276に施す印刷は見開き頁252上の印刷と連続
して認知可能な概念駆動型可視情報であれば、不自然感
を無くすことが可能であり、例えば上頁片253の印刷
絵柄が「空」なら第二基板シート露出部276の上頁片
該当部分は同様に印刷絵柄を「空」とし、下頁片254
の印刷絵柄が「地面」なら第二基板シート露出部276
の下頁片該当部分は同様に印刷絵柄を「地面」とすれ
ば、連続して認知可能な概念駆動型可視情報となる。
型可視情報である第二印刷インキ皮膜275は、本実施
例の場合は「人」であり、これは前述の「空、地面」と
相違して一体として認知が可能な概念駆動型可視情報
で、分断されずに一体のままとなっている。
2と第三下頁立体片284を第三山折線部283を介し
て連設し、第三上頁立体片282と上頁片253は番号
を付与しない上頁谷折線部を介して連設し、第三下頁立
体片284と下頁片255は番号を付与しない下頁谷折
線部を介して連設して構成されている。
度に開いており、第三立体片281は見開き頁252よ
り分離して立体状態となり、第三基板シート露出部28
6が露出している。本実施の形態では第三基板シート露
出部286に印刷は施されていないが、これに限定する
ものでは無く、第三基板シート露出部286に印刷を施
し美観を向上させても良い。その際、第三基板シート露
出部286に施す印刷は見開き頁252上の印刷と連続
して認知可能な概念駆動型可視情報であれば、不自然感
を無くすことが可能であり、例えば上頁片253の印刷
絵柄が「空」なら第三基板シート露出部286の上頁片
該当部分は同様に印刷絵柄を「空」とし、下頁片254
の印刷絵柄が「地面」なら第三基板シート露出部286
の下頁片該当部分は同様に印刷絵柄を「地面」とすれ
ば、連続して認知可能な概念駆動型可視情報となる。
型可視情報である第三印刷インキ皮膜285は、本実施
例の場合は「人」であり、これは前述の「空、地面」と
相違して一体として認知が可能な概念駆動型可視情報
で、分断されずに一体のままとなっている。
2と第四下頁立体片294を第四山折線部293を介し
て連設し、第四上頁立体片292と上頁片253は番号
を付与しない上頁谷折線部を介して連設し、第四下頁立
体片294と下頁片255は番号を付与しない下頁谷折
線部を介して連設して構成されている。
度に開いており、第四立体片291は見開き頁252よ
り分離して立体状態となり、第四基板シート露出部29
6が露出している。本実施の形態では第四基板シート露
出部296に印刷は施されていないが、これに限定する
ものでは無く、第四基板シート露出部296に印刷を施
し美観を向上させても良い。その際、第四基板シート露
出部296に施す印刷は見開き頁252上の印刷と連続
して認知可能な概念駆動型可視情報であれば、不自然感
を無くすことが可能であり、例えば上頁片253の印刷
絵柄が「空」なら第四基板シート露出部296の上頁片
該当部分は同様に印刷絵柄を「空」とし、下頁片254
の印刷絵柄が「地面」なら第四基板シート露出部296
の下頁片該当部分は同様に印刷絵柄を「地面」とすれ
ば、連続して認知可能な概念駆動型可視情報となる。
型可視情報である第四印刷インキ皮膜295は、本実施
例の場合は「家」であり、これは前述の「空、地面」と
相違して一体として認知が可能な概念駆動型可視情報で
あるが、第四立体片291は端側立体片であるため分断
された一部だけとしても不自然さが無い状態となってい
る。つまり、第四立体片右辺部の一部297は、見開き
片252の右辺部(上頁片右辺部258及び又は下頁片
右辺部259)と一致しているため、例え一体として認
知が可能な概念駆動型可視情報であっても、例えば舞台
装置の様に、分断された一部だけとしても不自然さが無
い状態となっている。これが、従来技術の立体冊子体の
様に、立体片が端に無い場合は、分断された一部だけで
は極めて不自然な状態となってしまう。尚、本実施の形
態では、端側に位置する第四立体片右辺部の一部297
は、上頁片右辺部258と下頁片右辺部259の双方に
股がっているが、これに限定するものでは無く、何れか
一方としても良い。
291を有するため、見開き片252の限られたスペー
スを有効に活用することが可能であり、そのため、図4
と相違し立体片271と立体片281の二つの立体片を
設けることが可能となっている。尚、本実施の形態では
四っの立体片を設けたが、これに限定するものでは無
く、一端に立体片を設けさえすれば、その立体片の数、
大きさは任意に設定して良い。
である。図6において、301は立体冊子体、302は
見開き頁片、303は上頁片、304は谷折線部、30
5は下頁片、306は上頁片左辺部、307は下頁片左
辺部、308は上頁片右辺部、309は下頁片右辺部、
310は印刷された文字印刷部分、311は第一立体
片、312は第一上頁立体片、313は第一山折線部、
314は第一下頁立体片、315は第一立体片上に設け
られた概念駆動型可視情報である第一印刷インキ皮膜、
316は第一立体片311の分離により露出した第一基
板シート露出部、317は第一立体片左辺部の一部、3
21は第二立体片、322は第二上頁立体片、323は
第二山折線部、324は第二下頁立体片、325は第二
立体片上に設けられた概念駆動型可視情報である第二印
刷インキ皮膜、326は第二立体片321の分離により
露出した第二基板シート露出部、331は第三立体片、
332は第三上頁立体片、333は第三山折線部、33
4は第三下頁立体片、335は第三立体片上に設けられ
た概念駆動型可視情報である第三印刷インキ皮膜、33
6は第三立体片331の分離により露出した第三基板シ
ート露出部、341は第四立体片、342は第四上頁立
体片、343は第四山折線部、344は第四下頁立体
片、345は第四立体片上に設けられた概念駆動型可視
情報である第四印刷インキ皮膜、346は第四立体片3
41の分離により露出した第四基板シート露出部、34
7は第四立体片右辺部の一部である。
を貼着して構成され、各見開き頁302は谷折線304
を介して上頁片303と下頁片305を連設してなる。
そして見開き頁302は全体に絵柄印刷が施されてお
り、文字印刷部分310はその一部である。
2と第一下頁立体片314を第一山折線部313を介し
て連設し、第一上頁立体片312と上頁片303は番号
を付与しない上頁谷折線部を介して連設し、第一下頁立
体片314と下頁片305は番号を付与しない下頁谷折
線部を介して連設して構成されている。
度に開いており、第一立体片311は見開き頁302よ
り分離して立体状態となり、第一基板シート露出部31
6が露出している。本実施の形態では第一基板シート露
出部316に印刷は施されていないが、これに限定する
ものでは無く、第一基板シート露出部316に印刷を施
し美観を向上させても良い。その際、第一基板シート露
出部316に施す印刷は見開き頁302上の印刷と連続
して認知可能な概念駆動型可視情報であれば、不自然感
を無くすことが可能であり、例えば上頁片303の印刷
絵柄が「空」なら第一基板シート露出部316の上頁片
該当部分は同様に印刷絵柄を「空」とし、下頁片304
の印刷絵柄が「地面」なら第一基板シート露出部316
の下頁片該当部分は同様に印刷絵柄を「地面」とすれ
ば、連続して認知可能な概念駆動型可視情報となる。
型可視情報である第一印刷インキ皮膜315は、本実施
例の場合は「木」であり、これは前述の「空、地面」と
相違して一体として認知が可能な概念駆動型可視情報で
あるが、第一立体片311は端側立体片であるため分断
された一部だけとしても不自然さが無い状態となってい
る。つまり、第一立体片左辺部の一部317は、見開き
片302の左辺部(上頁片左辺部306及び又は下頁片
左辺部307)と一致しているため、例え一体として認
知が可能な概念駆動型可視情報であっても、例えば舞台
装置の様に、分断された一部だけとしても不自然さが無
い状態となっている。これが、従来技術の立体冊子体の
様に、立体片が端に無い場合は、分断された一部だけで
は極めて不自然な状態となってしまう。尚、本実施の形
態では、端側に位置する第一立体片左辺部の一部317
は、上頁片左辺部306と下頁片左辺部307の双方に
股がっているが、これに限定するものでは無く、何れか
一方としても良い。
2と第二下頁立体片324を第二山折線部323を介し
て連設し、第二上頁立体片322と上頁片303は番号
を付与しない上頁谷折線部を介して連設し、第二下頁立
体片324と下頁片305は番号を付与しない下頁谷折
線部を介して連設して構成されている。
度に開いており、第二立体片321は見開き頁302よ
り分離して立体状態となり、第二基板シート露出部32
6が露出している。本実施の形態では第二基板シート露
出部326に印刷は施されていないが、これに限定する
ものでは無く、第二基板シート露出部326に印刷を施
し美観を向上させても良い。その際、第二基板シート露
出部326に施す印刷は見開き頁302上の印刷と連続
して認知可能な概念駆動型可視情報であれば、不自然感
を無くすことが可能であり、例えば上頁片303の印刷
絵柄が「空」なら第二基板シート露出部326の上頁片
該当部分は同様に印刷絵柄を「空」とし、下頁片304
の印刷絵柄が「地面」なら第二基板シート露出部326
の下頁片該当部分は同様に印刷絵柄を「地面」とすれ
ば、連続して認知可能な概念駆動型可視情報となる。
型可視情報である第二印刷インキ皮膜325は、本実施
例の場合は「人」であり、これは前述の「空、地面」と
相違して一体として認知が可能な概念駆動型可視情報
で、分断されずに一体のままとなっている。
2と第三下頁立体片334を第三山折線部333を介し
て連設し、第三上頁立体片332と上頁片303は番号
を付与しない上頁谷折線部を介して連設し、第三下頁立
体片334と下頁片305は番号を付与しない下頁谷折
線部を介して連設して構成されている。
度に開いており、第三立体片331は見開き頁302よ
り分離して立体状態となり、第三基板シート露出部33
6が露出している。本実施の形態では第三基板シート露
出部336に印刷は施されていないが、これに限定する
ものでは無く、第三基板シート露出部336に印刷を施
し美観を向上させても良い。その際、第三基板シート露
出部336に施す印刷は見開き頁302上の印刷と連続
して認知可能な概念駆動型可視情報であれば、不自然感
を無くすことが可能であり、例えば上頁片303の印刷
絵柄が「空」なら第三基板シート露出部336の上頁片
該当部分は同様に印刷絵柄を「空」とし、下頁片304
の印刷絵柄が「地面」なら第三基板シート露出部336
の下頁片該当部分は同様に印刷絵柄を「地面」とすれ
ば、連続して認知可能な概念駆動型可視情報となる。
型可視情報である第三印刷インキ皮膜335は、本実施
例の場合は「人」であり、これは前述の「空、地面」と
相違して一体として認知が可能な概念駆動型可視情報
で、分断されずに一体のままとなっている。
2と第四下頁立体片344を第四山折線部343を介し
て連設し、第四上頁立体片342と上頁片303は番号
を付与しない上頁谷折線部を介して連設し、第四下頁立
体片344と下頁片305は番号を付与しない下頁谷折
線部を介して連設して構成されている。
度に開いており、第四立体片341は見開き頁302よ
り分離して立体状態となり、第四基板シート露出部34
6が露出している。本実施の形態では第四基板シート露
出部346に印刷は施されていないが、これに限定する
ものでは無く、第四基板シート露出部346に印刷を施
し美観を向上させても良い。その際、第四基板シート露
出部346に施す印刷は見開き頁302上の印刷と連続
して認知可能な概念駆動型可視情報であれば、不自然感
を無くすことが可能であり、例えば上頁片303の印刷
絵柄が「空」なら第四基板シート露出部346の上頁片
該当部分は同様に印刷絵柄を「空」とし、下頁片304
の印刷絵柄が「地面」なら第四基板シート露出部346
の下頁片該当部分は同様に印刷絵柄を「地面」とすれ
ば、連続して認知可能な概念駆動型可視情報となる。
型可視情報である第四印刷インキ皮膜345は、本実施
例の場合は「家」であり、これは前述の「空、地面」と
相違して一体として認知が可能な概念駆動型可視情報で
あるが、第四立体片341は端側立体片であるため分断
された一部だけとしても不自然さが無い状態となってい
る。つまり、第四立体片右辺部の一部347は、見開き
片302の右辺部(上頁片右辺部308及び又は下頁片
右辺部309)と一致しているため、例え一体として認
知が可能な概念駆動型可視情報であっても、例えば舞台
装置の様に、分断された一部だけとしても不自然さが無
い状態となっている。これが、従来技術の立体冊子体の
様に、立体片が端に無い場合は、分断された一部だけで
は極めて不自然な状態となってしまう。尚、本実施の形
態では、端側に位置する第四立体片右辺部の一部347
は、上頁片右辺部308と下頁片右辺部309の双方に
股がっているが、これに限定するものでは無く、何れか
一方としても良い。
341を有するため、見開き片302の限られたスペー
スを有効に活用することが可能であり、そのため、図4
と相違し立体片321と立体片331の二つの立体片を
設けることが可能となっている。尚、本実施の形態では
四っの立体片を設けたが、これに限定するものでは無
く、一端に立体片を設けさえすれば、その立体片の数、
大きさは任意に設定して良い。また、各立体片上に設け
られた印刷インキ皮膜は、その想起する大きさの概念が
異なっている。すなわち、本実施の形態では、矢印Aの
視点方向より見て、立体片311が最も近く位置し、次
いで立体片321、立体片331、立体片341が順
次、視点方向より遠方となる様配置され、投視法の内の
一点投視法に準ずる形で配置されている。そして、各立
体片上に印刷された印刷皮膜は視点方向より遠方の立体
片になるほど小さくなる様構成されており、単なる立体
片による立体効果に加えて投視法による立体効果を有
し、より、立体効果を向上させることを可能にしてい
る。尚、本実施の形態は一点投視法採用しているが、本
願発明はこれに限定するものでは無く、複数の立体片の
概念駆動型可視情報により想起される大きさの概念が、
視点方向より遠方の立体片になるほど小さくなるよう構
成してあれば良く、例えば、ランダムな配置であっても
良く、投視法に限定するものでは無い。
である。図7において、351は立体冊子体、352は
見開き頁片、353は上頁片、354は谷折線部、35
5は下頁片、356は上頁片左辺部、357は下頁片左
辺部、358は上頁片右辺部、359は下頁片右辺部、
360は印刷された文字印刷部分、361は第一立体
片、362は第一上頁立体片、363は第一山折線部、
364は第一下頁立体片、365は第一立体片上に設け
られた概念駆動型可視情報である第一印刷インキ皮膜、
366は第一立体片361の分離により露出した第一基
板シート露出部、367は第一立体片左辺部の一部、3
71は第二立体片、372は第二上頁立体片、373は
第二山折線部、374は第二下頁立体片、375は第二
立体片上に設けられた概念駆動型可視情報である第二印
刷インキ皮膜、376は第二立体片371の分離により
露出した第二基板シート露出部、381は第三立体片、
382は第三上頁立体片、383は第三山折線部、38
4は第三下頁立体片、385は第三立体片上に設けられ
た概念駆動型可視情報である第三印刷インキ皮膜、38
6は第三立体片381の分離により露出した第三基板シ
ート露出部、391は第四立体片、392は第四上頁立
体片、393は第四山折線部、394は第四下頁立体
片、395は第四立体片上に設けられた概念駆動型可視
情報である第四印刷インキ皮膜、396は第四立体片3
91の分離により露出した第四基板シート露出部、60
1は第五立体片、602は第五上頁立体片、603は第
五山折線部、604は第五下頁立体片、605は第五立
体片上に設けられた概念駆動型可視情報である第五印刷
インキ皮膜、606は第五立体片601の分離により露
出した第五基板シート露出部、607は第五立体片左辺
部の一部である。
を貼着して構成され、各見開き頁352は谷折線354
を介して上頁片353と下頁片355を連設してなる。
そして見開き頁352は全体に絵柄印刷が施されてお
り、文字印刷部分360はその一部である。
2と第一下頁立体片364を第一山折線部363を介し
て連設し、第一上頁立体片362と上頁片353は番号
を付与しない上頁谷折線部を介して連設し、第一下頁立
体片364と下頁片355は番号を付与しない下頁谷折
線部を介して連設して構成されている。
度に開いており、第一立体片361は見開き頁352よ
り分離して立体状態となり、第一基板シート露出部36
6が露出している。本実施の形態では第一基板シート露
出部366に印刷は施されていないが、これに限定する
ものでは無く、第一基板シート露出部366に印刷を施
し美観を向上させても良い。その際、第一基板シート露
出部366に施す印刷は見開き頁352上の印刷と連続
して認知可能な概念駆動型可視情報であれば、不自然感
を無くすことが可能であり、例えば上頁片353の印刷
絵柄が「空」なら第一基板シート露出部366の上頁片
該当部分は同様に印刷絵柄を「空」とし、下頁片354
の印刷絵柄が「地面」なら第一基板シート露出部366
の下頁片該当部分は同様に印刷絵柄を「地面」とすれ
ば、連続して認知可能な概念駆動型可視情報となる。
型可視情報である第一印刷インキ皮膜365は、本実施
例の場合は「木」であり、これは前述の「空、地面」と
相違して一体として認知が可能な概念駆動型可視情報で
あるが、第一立体片361は端側立体片であるため分断
された一部だけとしても不自然さが無い状態となってい
る。つまり、第一立体片左辺部の一部367は、見開き
片352の左辺部(上頁片左辺部356及び又は下頁片
左辺部357)と一致しているため、例え一体として認
知が可能な概念駆動型可視情報であっても、例えば舞台
装置の様に、分断された一部だけとしても不自然さが無
い状態となっている。これが、従来技術の立体冊子体の
様に、立体片が端に無い場合は、分断された一部だけで
は極めて不自然な状態となってしまう。尚、本実施の形
態では、端側に位置する第一立体片左辺部の一部367
は、上頁片左辺部356と下頁片左辺部357の双方に
股がっているが、これに限定するものでは無く、何れか
一方としても良い。
2と第二下頁立体片374を第二山折線部373を介し
て連設し、第二上頁立体片372と上頁片353は番号
を付与しない上頁谷折線部を介して連設し、第二下頁立
体片374と下頁片355は番号を付与しない下頁谷折
線部を介して連設して構成されている。
度に開いており、第二立体片371は見開き頁352よ
り分離して立体状態となり、第二基板シート露出部37
6が露出している。本実施の形態では第二基板シート露
出部376に印刷は施されていないが、これに限定する
ものでは無く、第二基板シート露出部376に印刷を施
し美観を向上させても良い。その際、第二基板シート露
出部376に施す印刷は見開き頁352上の印刷と連続
して認知可能な概念駆動型可視情報であれば、不自然感
を無くすことが可能であり、例えば上頁片353の印刷
絵柄が「空」なら第二基板シート露出部376の上頁片
該当部分は同様に印刷絵柄を「空」とし、下頁片354
の印刷絵柄が「地面」なら第二基板シート露出部376
の下頁片該当部分は同様に印刷絵柄を「地面」とすれ
ば、連続して認知可能な概念駆動型可視情報となる。
型可視情報である第二印刷インキ皮膜375は、本実施
例の場合は「人」であり、これは前述の「空、地面」と
相違して一体として認知が可能な概念駆動型可視情報
で、分断されずに一体のままとなっている。
2と第三下頁立体片384を第三山折線部383を介し
て連設し、第三上頁立体片382と上頁片353は番号
を付与しない上頁谷折線部を介して連設し、第三下頁立
体片384と下頁片355は番号を付与しない下頁谷折
線部を介して連設して構成されている。
度に開いており、第三立体片381は見開き頁352よ
り分離して立体状態となり、第三基板シート露出部38
6が露出している。本実施の形態では第三基板シート露
出部386に印刷は施されていないが、これに限定する
ものでは無く、第三基板シート露出部386に印刷を施
し美観を向上させても良い。その際、第三基板シート露
出部386に施す印刷は見開き頁352上の印刷と連続
して認知可能な概念駆動型可視情報であれば、不自然感
を無くすことが可能であり、例えば上頁片353の印刷
絵柄が「空」なら第三基板シート露出部386の上頁片
該当部分は同様に印刷絵柄を「空」とし、下頁片354
の印刷絵柄が「地面」なら第三基板シート露出部386
の下頁片該当部分は同様に印刷絵柄を「地面」とすれ
ば、連続して認知可能な概念駆動型可視情報となる。
型可視情報である第三印刷インキ皮膜385は、本実施
例の場合は「人」であり、これは前述の「空、地面」と
相違して一体として認知が可能な概念駆動型可視情報
で、分断されずに一体のままとなっている。
2と第四下頁立体片394を第四山折線部393を介し
て連設し、第四上頁立体片392と上頁片353は番号
を付与しない上頁谷折線部を介して連設し、第四下頁立
体片394と下頁片355は番号を付与しない下頁谷折
線部を介して連設して構成されている。
度に開いており、第四立体片391は見開き頁352よ
り分離して立体状態となり、第四基板シート露出部39
6が露出している。本実施の形態では第四基板シート露
出部396に印刷は施されていないが、これに限定する
ものでは無く、第四基板シート露出部396に印刷を施
し美観を向上させても良い。その際、第四基板シート露
出部396に施す印刷は見開き頁352上の印刷と連続
して認知可能な概念駆動型可視情報であれば、不自然感
を無くすことが可能であり、例えば上頁片353の印刷
絵柄が「空」なら第四基板シート露出部396の上頁片
該当部分は同様に印刷絵柄を「空」とし、下頁片354
の印刷絵柄が「地面」なら第四基板シート露出部396
の下頁片該当部分は同様に印刷絵柄を「地面」とすれ
ば、連続して認知可能な概念駆動型可視情報となる。
型可視情報である第三印刷インキ皮膜395は、本実施
例の場合は「人」であり、これは前述の「空、地面」と
相違して一体として認知が可能な概念駆動型可視情報
で、分断されずに一体のままとなっている。
2と第五下頁立体片604を第五山折線部603を介し
て連設し、第五上頁立体片602と上頁片353は番号
を付与しない上頁谷折線部を介して連設し、第五下頁立
体片604と下頁片355は番号を付与しない下頁谷折
線部を介して連設して構成されている。
度に開いており、第五立体片601は見開き頁352よ
り分離して立体状態となり、第五基板シート露出部60
6が露出している。本実施の形態では第五基板シート露
出部606に印刷は施されていないが、これに限定する
ものでは無く、第五基板シート露出部606に印刷を施
し美観を向上させても良い。その際、第五基板シート露
出部606に施す印刷は見開き頁352上の印刷と連続
して認知可能な概念駆動型可視情報であれば、不自然感
を無くすことが可能であり、例えば上頁片353の印刷
絵柄が「空」なら第五基板シート露出部606の上頁片
該当部分は同様に印刷絵柄を「空」とし、下頁片354
の印刷絵柄が「地面」なら第五基板シート露出部606
の下頁片該当部分は同様に印刷絵柄を「地面」とすれ
ば、連続して認知可能な概念駆動型可視情報となる。
型可視情報である第五印刷インキ皮膜605は、本実施
例の場合は「木」であり、これは前述の「空、地面」と
相違して一体として認知が可能な概念駆動型可視情報で
あるが、第五立体片601は端側立体片であるため分断
された一部だけとしても不自然さが無い状態となってい
る。つまり、第五立体片右辺部の一部607は、見開き
片352の右辺部(上頁片右辺部358及び又は下頁片
右辺部359)と一致しているため、例え一体として認
知が可能な概念駆動型可視情報であっても、例えば舞台
装置の様に、分断された一部だけとしても不自然さが無
い状態となっている。これが、従来技術の立体冊子体の
様に、立体片が端に無い場合は、分断された一部だけで
は極めて不自然な状態となってしまう。尚、本実施の形
態では、端側に位置する第四立体片右辺部の一部607
は、上頁片右辺部358と下頁片右辺部359の双方に
股がっているが、これに限定するものでは無く、何れか
一方としても良い。
601を有するため、見開き片352の限られたスペー
スを有効に活用することが可能であり、そのため、図4
と相違し立体片371、立体片381、立体片391の
三つの立体片を設けることが可能となっている。尚、本
実施の形態では五つの立体片を設けたが、これに限定す
るものでは無く、一端に立体片を設けさえすれば、その
立体片の数、大きさは任意に設定して良い。また、各立
体片上に設けられた印刷インキ皮膜は、その想起する大
きさの概念が異なっている。すなわち、本実施の形態で
は、矢印Aの視点方向より見て、立体片361と立体片
601が最も近く位置し、次いで立体片371と立体片
391、そして最も遠方に立体片381が順次、視点方
向より遠方となる様配置され、投視法の内の一点投視法
に準ずる形で配置されている。そして、各立体片上に印
刷された印刷皮膜は視点方向より遠方の立体片になるほ
ど小さくなる様構成されており、単なる立体片による立
体効果に加えて投視法による立体効果を有し、より、立
体効果を向上させることを可能にしている。尚、本実施
の形態は一点投視法採用しているが、本願発明はこれに
限定するものでは無く、複数の立体片の概念駆動型可視
情報により想起される大きさの概念が、視点方向より遠
方の立体片になるほど小さくなるよう構成してあれば良
く、例えば、ランダムな配置であっても良く、投視法に
限定するものでは無い。
である。図8において、401は立体冊子体、402は
見開き頁片、403は上頁片、404は谷折線部、40
5は下頁片、406は上頁片左辺部、407は下頁片左
辺部、408は上頁片右辺部、409は下頁片右辺部、
410は印刷された文字印刷部分、411は第一立体
片、412は第一上頁立体片、413は第一山折線部、
414は第一下頁立体片、415は第一立体片上に設け
られた概念駆動型可視情報である第一印刷インキ皮膜、
416は第一立体片211の分離により露出した第一基
板シート露出部、421は第二立体片、422は第二上
頁立体片、423は第二山折線部、424は第二下頁立
体片、425は第二立体片上に設けられた概念駆動型可
視情報である第二印刷インキ皮膜、426は第二立体片
421の分離により露出した第二基板シート露出部、4
27は第二立体片右辺部の一部、431は第三立体片、
432は第三上頁立体片、433は第三山折線部、43
4は第三下頁立体片、435は第二立体片上に設けられ
た概念駆動型可視情報である第三印刷インキ皮膜、43
6は第三立体片421の分離により露出した第三基板シ
ート露出部、438は第三上頁谷折線部、439は第三
下頁谷折線部である。
を貼着して構成され、各見開き頁402は谷折線404
を介して上頁片403と下頁片405を連設してなる。
そして見開き頁402は全体に絵柄印刷が施されてお
り、文字印刷部分410はその一部である。
2と第一下頁立体片414を第一山折線部413を介し
て連設し、第一上頁立体片412と上頁片403は番号
を付与しない上頁谷折線部を介して連設し、第一下頁立
体片414と下頁片405は番号を付与しない下頁谷折
線部を介して連設して構成されている。
度に開いており、第一立体片411は見開き頁402よ
り分離して立体状態となり、第一基板シート露出部41
6が露出している。本実施の形態では第一基板シート露
出部416に印刷は施されていないが、これに限定する
ものでは無く、第一基板シート露出部416に印刷を施
し美観を向上させても良い。その際、第一基板シート露
出部416に施す印刷は見開き頁402上の印刷と連続
して認知可能な概念駆動型可視情報であれば、不自然感
を無くすことが可能であり、例えば上頁片403の印刷
絵柄が「空」なら第一基板シート露出部416の上頁片
該当部分は同様に印刷絵柄を「空」とし、下頁片404
の印刷絵柄が「地面」なら第一基板シート露出部416
の下頁片該当部分は同様に印刷絵柄を「地面」とすれ
ば、連続して認知可能な概念駆動型可視情報となる。
型可視情報である第一印刷インキ皮膜415は、本実施
例の場合は「人」であり、これは前述の「空、地面」と
相違して一体として認知が可能な概念駆動型可視情報
で、分断されずに一体のままとなっている。
2と第二下頁立体片424を第二山折線部423を介し
て連設し、第二上頁立体片422と上頁片403は番号
を付与しない上頁谷折線部を介して連設し、第二下頁立
体片424と下頁片405は番号を付与しない下頁谷折
線部を介して連設して構成されている。
度に開いており、第二立体片421は見開き頁402よ
り分離して立体状態となり、第二基板シート露出部42
6が露出している。本実施の形態では第二基板シート露
出部426に印刷は施されていないが、これに限定する
ものでは無く、第二基板シート露出部426に印刷を施
し美観を向上させても良い。その際、第二基板シート露
出部426に施す印刷は見開き頁402上の印刷と連続
して認知可能な概念駆動型可視情報であれば、不自然感
を無くすことが可能であり、例えば上頁片403の印刷
絵柄が「空」なら第二基板シート露出部426の上頁片
該当部分は同様に印刷絵柄を「空」とし、下頁片404
の印刷絵柄が「地面」なら第二基板シート露出部426
の下頁片該当部分は同様に印刷絵柄を「地面」とすれ
ば、連続して認知可能な概念駆動型可視情報となる。
型可視情報である第二印刷インキ皮膜425は、本実施
例の場合は「家」であり、これは前述の「空、地面」と
相違して一体として認知が可能な概念駆動型可視情報で
あるが、第二立体片421は端側立体片であるため分断
された一部だけとしても不自然さが無い状態となってい
る。つまり、第二立体片右辺部の一部427は、見開き
片402の右辺部(上頁片右辺部408及び又は下頁片
右辺部409)と一致しているため、例え一体として認
知が可能な概念駆動型可視情報であっても、例えば舞台
装置の様に、分断された一部だけとしても不自然さが無
い状態となっている。これが、従来技術の立体冊子体の
様に、立体片が端に無い場合は、分断された一部だけで
は極めて不自然な状態となってしまう。尚、本実施の形
態では、端側に位置する第三立体片右辺部の一部427
は、上頁片右辺部408と下頁片右辺部409の双方に
股がっているが、これに限定するものでは無く、何れか
一方としても良い。
2と第三下頁立体片434を第三山折線部433を介し
て連設し、第三上頁立体片432と第二下頁立体片42
4は上頁谷折線部438を介して連設し、第三下頁立体
片435と下頁片405は下頁谷折線部439を介して
連設して構成されている。
度に開いており、第三立体片431は見開き頁402よ
り分離して立体状態となり、第三基板シート露出部43
6が露出している。本実施の形態では第三基板シート露
出部436に印刷は施されていないが、これに限定する
ものでは無く、第三基板シート露出部436に印刷を施
し美観を向上させても良い。その際、第三基板シート露
出部436に施す印刷は見開き頁402上の印刷と連続
して認知可能な概念駆動型可視情報であれば、不自然感
を無くすことが可能であり、例えば上頁片403の印刷
絵柄が「空」なら第三基板シート露出部436の上頁片
該当部分は同様に印刷絵柄を「空」とし、下頁片404
の印刷絵柄が「地面」なら第三基板シート露出部436
の下頁片該当部分は同様に印刷絵柄を「地面」とすれ
ば、連続して認知可能な概念駆動型可視情報となる。
型可視情報である第三印刷インキ皮膜435は、本実施
例の場合は「人」であり、これは前述の「空、地面」と
相違して一体として認知が可能な概念駆動型可視情報
で、分断されずに一体のままとなっている。第三立体片
431は、上頁片403と直接には連設しておらず、第
二立体片421を介して間接的に連設されている。
刷インキ皮膜は、その想起する大きさの概念が異なって
いる。すなわち、本実施の形態では、矢印Aの視点方向
より見て、第一立体片411が最も近く位置し、次いで
第三立体片431、そして最も遠方に第二立体片421
が順次、視点方向より遠方となる様配置され、ランダム
に配置されている。そして、各立体片上に印刷された印
刷皮膜は視点方向より遠方の立体片になるほど小さくな
る様構成されており、単なる立体片による立体効果に加
えて印刷絵柄による立体効果を有し、より、立体効果を
向上させることを可能にしている。
である。図9において、501は立体冊子体、502は
見開き頁片、503は上頁片、504は谷折線部、50
5は下頁片、506は上頁片左辺部、507は下頁片左
辺部、508は上頁片右辺部、509は下頁片右辺部、
510は印刷された文字印刷部分、511は第一立体
片、512は第一上頁立体片の一部、513は第一山折
線部、514は第一上頁立体片の一部、515は第一谷
折線部、516は第一上頁立体片の一部、517は第一
山折線部、518は第一上頁立体片の一部、519は第
一山折線部、520は第一上頁立体片の一部、521は
第一山折線部、522は第一下頁立体片、531は第二
立体片、532は第二上頁立体片、533は第二山折線
部、534は第二下頁立体片、541は第三立体片、5
42は第三上頁立体片、543は第三山折線部、544
は第三下頁立体片、551は第四立体片、552は第四
上頁立体片、553は第四山折線部、554は第四下頁
立体片、561は第五立体片、562は第五上頁立体
片、563は第五山折線部、564は第五下頁立体片、
565は第五上頁谷折線部、571は第六立体片、57
2は第六上頁立体片、573は第六山折線部、574は
第六下頁立体片、575は第六上頁谷折線部、580は
下頁背景用切り込みシートの一部、581は下頁背景用
切り込みシートの一部、582は下頁背景用切り込みシ
ートの主要部、583は上頁背景用切り込みシートであ
る。
を貼着して構成され、各見開き頁502は谷折線504
を介して上頁片503と下頁片505を連設してなる。
そして見開き頁502は全体に絵柄印刷が施されてお
り、文字印刷部分510はその一部である。
一つの下頁立体片を連設して構成され、上頁立体片の内
の一つは更に3つの上頁立体片を有している。すなわ
ち、第一上頁立体片の一部512と第一上頁立体片の一
部514を第一山折線部513を介して連設し、第一上
頁立体片の一部514と第一上頁立体片の一部516を
第一谷折線部515を介して連設し、第一上頁立体片の
一部516と第一下頁立体片522を第一山折線部51
7を介して連設し、第一上頁立体片518と第一下頁立
体片522を第一山折線部519を介して連設し、第一
上頁立体片520と第一下頁立体片522を第一山折線
部521を介して連設し、第一上頁立体片の一部51
2、第一上頁立体片518及び第一上頁立体片520は
番号を付与しない上頁谷折線部を介して連設し、第一下
頁立体片522と下頁片505は番号を付与しない下頁
谷折線部を介して連設して構成されている。
2と第二下頁立体片534を第二山折線部533を介し
て連設し、第二上頁立体片532と上頁片503は番号
を付与しない上頁谷折線部を介して連設し、第二下頁立
体片534と下頁片505は番号を付与しない下頁谷折
線部を介して連設して構成されている。第三立体片54
1は、第三上頁立体片542と第三下頁立体片544を
第三山折線部543を介して連設し、第三上頁立体片5
42と上頁片503は番号を付与しない上頁谷折線部を
介して連設し、第三下頁立体片544と下頁片505は
番号を付与しない下頁谷折線部を介して連設して構成さ
れている。第四立体片551は、第四上頁立体片552
と第四下頁立体片554を第四山折線部553を介して
連設し、第四上頁立体片552と上頁片503は番号を
付与しない上頁谷折線部を介して連設し、第四下頁立体
片554と下頁片505は番号を付与しない下頁谷折線
部を介して連設して構成されている。
2と第五下頁立体片564を第五山折線部563を介し
て連設し、第五上頁立体片562と第一下頁片522は
第五上頁谷折線部565を介して連設することで上頁片
503と間接的に連設し、第五下頁立体片564と下頁
片505は番号を付与しない下頁谷折線部を介して連設
して構成されている。第六立体片571は、第六上頁立
体片572と第六下頁立体片574を第六山折線部57
3を介して連設し、第六上頁立体片572と第一下頁片
522は第六上頁谷折線部575を介して連設すること
で上頁片503と間接的に連設し、第六下頁立体片57
4と下頁片505は番号を付与しない下頁谷折線部を介
して連設して構成されている。
体片531、第三立体片541、第四立体片551は2
重構造を有しており、第一立体片511の後方に第二立
体片531、第三立体片541、第四立体片551が設
けられている。この第二立体片531、第三立体片54
1、第四立体片551は各々、下頁片505と連設して
いるが、この連設している部分は下頁背景用切り込みシ
ートの一部580及び下頁背景用切り込みシートの一部
581で、下頁背景用切り込みシートの主要部582と
分断され、その周囲を立体片により囲まれている。従来
技術による立体冊子体ではその四辺を貼着して立体冊子
体を構成しているため、下頁背景用切り込みシートの一
部580及び下頁背景用切り込みシートの一部581の
様に分離した形状で立体片を構成することは困難であ
り、図9は下頁背景用切り込みシートの一部580及び
下頁背景用切り込みシートの一部581を基板シートと
貼着することで、この2重構造を実現している。尚、図
9において、番号を付さない斜線部分は露出している基
板シートであり、前述の如く、印刷を施す場合と施さな
い場合がある。
概念図である。図10は図9の切込シートの展開概念図
のため、図10において図9と同様の番号を付した物は
同様の内容であり、502は見開き頁片、503は上頁
片、504は谷折線部、505は下頁片、506は上頁
片左辺部、507は下頁片左辺部、508は上頁片右辺
部、509は下頁片右辺部、510は印刷された文字印
刷部分、511は第一立体片、512は第一上頁立体片
の一部、514は第一上頁立体片の一部、516は第一
上頁立体片の一部518は第一上頁立体片の一部、52
0は第一上頁立体片の一部、522は第一下頁立体片、
531は第二立体片、532は第二上頁立体片、534
は第二下頁立体片、541は第三立体片、542は第三
上頁立体片、544は第三下頁立体片、551は第四立
体片、552は第四上頁立体片、554は第四下頁立体
片、561は第五立体片、562は第五上頁立体片、5
64は第五下頁立体片、571は第六立体片、572は
第六上頁立体片、574は第六下頁立体片、580は下
頁背景用切り込みシートの一部、581は下頁背景用切
り込みシートの一部、582は下頁背景用切り込みシー
トの主要部、584は上頁背景用切り込みシート、60
1は切り込みシートである。
込みシート584、下頁背景用切り込みシートの一部5
80、下頁背景用切り込みシートの一部581、下頁背
景用切り込みシートの主要部582、第一立体片51
1、第二立体片531、第三立体片541、第四立体片
551、第五立体片561、第六立体片571に分割さ
れている。背景用切込シートは、上頁背景用切り込みシ
ート又は下頁背景用切り込みシートの何れかよりなり谷
折線部504で分離される。下頁背景用切り込みシート
の一部580及び下頁背景用切り込みシートの一部58
1は第一立体片511により囲まれているが、図示しな
い基板シートと貼着されているため、下頁片としての機
能を失っていない。
て下頁背景用切り込みシートを選択したが、これに限定
するものでは無く、上頁背景用切り込みシートを選択し
ても良く、又は、その双方を選択しても良い。又、本実
施の形態では、第一立体片単体で囲んでいるが、これに
限定するものでは無く、複数の立体片で囲んでも良い。
更に、本実施の形態では、端側立体片を採用している
が、これに限定するものでは無く、端側立体片を有して
なくても良い。何れにせよ、背景用切込シートが立体片
に囲まれ分離していて従来技術の立体冊子体では下頁片
として機能しない場合に於いて、基板シートと貼着する
ことで、下頁片としての機能を有すれば本願発明の範囲
である。
ば、上頁片及び下頁片は少なくとも基板シート、接着剤
層及び切込シートとを有しているため、各頁間の貼着は
基板シートどうしで行われる。従って、冊子体としての
強度を保持することが可能となるという作用効果を奏す
る。
片は全て、基板シートに貼着する背景用切込シートの一
部と連設しているため、従来の立体冊子体では困難であ
った立体片の2重構造を設けることが可能であり、より
立体表現を向上させることが可能であるという作用効果
を奏する。
片と接着剤層の間に、剥離層を有するため、基板シート
と切込シートの貼着時に部分的な接着剤層を塗布等の手
法で形成する必要が無く、作業工程の合理化を進めるこ
とが可能である。更に、立体片と接着剤層の間に、剥離
層を有するため、切込シート裏面に剥離層を設け、接着
剤層を基板シート全体にローラー等の手法で塗布した
後、切込み部分を既に設けられた切込シートと合わせて
貼着することとなり、切込シート側に接着剤を塗布する
必要が無く、切込み部分に接着剤が侵入して切込部分同
士を貼着して分離困難にし、立体片の立体化を妨害する
ことを防止することが可能となるという作用効果を奏す
る。
シートと接着剤層の間の、前記立体片に対応する部分
に、剥離層を有するため、基板シート上に剥離層を設け
る形となる。そのため、基板シートの露出部分(立体片
に対応する部分)が剥離層で覆われた形となり、その部
分に接着剤が付着せずに切込シート側に付着するため、
露出する部分の美観を向上することが可能である。特に
基板シートの露出部分に印刷絵柄を設けた場合は接着剤
が付着しないことは、美観を向上させ、より商品価値を
高めることが可能となるという作用効果を奏する。
き頁片の端に端側立体片を有しているため、立体表現の
効果を向上させることが可能であるという作用効果を奏
する。
片自体が端に存在しているため、その端側立体片に設け
られた印刷絵柄が、一体として認知が可能な概念駆動型
可視情報の一部であっても、例えば舞台装置のイメージ
の様になんら不自然にならず、端側立体片上の印刷絵柄
の限定を無くすことが可能であるという作用効果を奏す
る。
立体片を有するため見開き頁片全体を有効に使用するこ
とができ、複数の立体片の印刷絵柄に遠近法を利用して
立体表現を向上させることが可能となるという作用効果
を奏する。
何れか記載の立体冊子体によれば、基板シートと端側立
体片を有した立体冊子となり、冊子体としての強度を保
持しつつ立体表現の向上した立体冊子体を得ることが可
能である。
す概念図である。
図である。(A)は、印刷後に断裁、打ち抜き加工を施
した切抜シートの状態図である。(B)は、切抜シート
裏面に基板シートを貼着する直前の状態図である。
(C)は、折曲加工と同時に内側位置の対向する頁を貼
着する直前の折丁の状態図である。(D)は、折曲加工
後の折丁の状態図である。
図である。(E)は、折曲加工後の折丁を複数貼着する
直前の状態図ある。(F)は、貼着した複数の折丁を表
紙に貼着する直前の状態図である。(G)は、完成した
立体冊子体の一見開き頁を開き、立体片を立体化させた
状態図である。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
概念図である。
図である。
図である。(A)は、印刷後に断裁、打ち抜き加工を施
した折丁の状態図である。(B)は、折曲加工と同時に
内側位置の対向する頁を貼着する直前の折丁の状態図で
ある。(C)は、折曲加工後の折丁の状態図である。
図である。(D)は、折曲加工後の折丁を複数貼着する
直前の状態図である。(E)は、貼着した複数の折丁を
表紙に貼着する直前の状態図である。(F)は、完成し
た立体冊子体の一見開き頁を開き、立体片を立体化させ
た状態図である。
部、5…端側立体片、6…上頁立体片、7…下頁立体
片、8…上頁谷折線部、9…山折線部、10…下頁谷折
線部、11…上頁片左辺部、12…上頁片右辺部、13
…下頁片左辺部、14…下頁片右辺部、15…上頁立体
片左辺部、16…上頁立体片右辺部、17…下頁立体片
左辺部、18…下頁立体片右辺部、19…印刷された文
字印刷部分、20…立体冊子体、21…基板シート露出
部分、51…切込シート、52…見開き頁片、53…端
側立体片、54…上頁片、55…下頁片、56…谷折線
部、57…上頁立体片、58…下頁立体片、59…上頁
谷折線部、60…山折線部、61…下頁谷折線部、62
…剥離層、63…立体片端片部、64…切込部、66…
文字印刷部分、67…折曲線、68…基板シート、69
…折丁、70…下頁接着部分、71…上頁接着部分、7
2…露出している裏面、73…露出している裏面、74
…露出している裏面、75…表紙片、76…表表紙片、
77…裏表紙片、78…背表紙片、79…折曲線、80
…折曲線、81…立体冊子体、82…複数の折丁を貼着
した綴体
Claims (7)
- 【請求項1】谷折線部を介して上頁片と下頁片が連設し
てなる見開き頁片と、該見開き頁片の一部が山折可能に
分離してなる立体片とを有する立体冊子体において、 前記上頁片及び下頁片は少なくとも基板シート、接着剤
層及び切込シートとを有し、 該切込シートは、少なくとも基板シートと接着された背
景用切込シートと、基板シートと非接着され背景用切込
シートより部分的に分離する立体用切込シートとを有
し、 前記立体片は、 上頁背景用切込シートより分離した左辺部及び右辺部有
する上頁立体用切込シートと、 下頁背景用切込シートより分離した左辺部及び右辺部有
する下頁立体用切込シートと、 上頁背景用切込シートと上頁立体用切込シートを連設す
る上頁谷折線部と、 下頁背景用切込シートと下頁立体用切込シートを連設す
る下頁谷折線部と、 上頁立体用切込シートと下頁立体用切込シートを連設す
る山折線部を有し、 前記基板シートと接着されていない切込シートの一部分
が、山折可能に分離してなる立体片であることを特徴と
する立体冊子体。 - 【請求項2】複数の立体片を有する立体冊子体におい
て、 立体用切込シートと連設する背景用切込シートの一部
は、他の立体用切込シートにより囲まれつつ基板シート
と接着され、前記複数の立体片を立体化した際に立体片
が少なくとも2重構造を有することを特徴とする請求項
1記載の立体冊子体。 - 【請求項3】少なくとも前記立体片と接着剤層の間に、
剥離層を有することを特徴とする請求項1又は請求項2
の何れか記載の立体冊子体。 - 【請求項4】少なくとも前記基板シートと接着剤層の間
の、前記立体片に対応する部分に、剥離層を有すること
を特徴とする請求項1又は請求項2の何れか記載の立体
冊子体。 - 【請求項5】前記上頁立体用切込シート左辺部と下頁立
体用切込シート左辺部、又は、上頁立体用切込シート右
辺部と下頁立体用切込シート右辺部の少なくとも何れか
一方が、見開き頁片の左辺部又は右辺部と一致すること
で分離可能となる端側立体片を含むことを特徴とする請
求項1乃至請求項4の何れか記載の立体冊子体。 - 【請求項6】前記端側立体片には、一体として認知が可
能な概念駆動型可視情報の分断された一部が、印刷イン
キ皮膜として設けられていることを特徴とする請求項5
記載の立体冊子体。 - 【請求項7】概念駆動型可視情報が印刷インキ皮膜とし
て設けられた、少なくとも一つの端側立体片を含む複数
の立体片を有し、該複数の立体片の概念駆動型可視情報
により想起される大きさの概念が、視点方向より遠方の
立体片になるほど小さくなることを特徴とする請求項5
又は請求項6の何れか記載の立体冊子体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32549296A JP3237747B2 (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 立体冊子体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32549296A JP3237747B2 (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 立体冊子体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10165663A JPH10165663A (ja) | 1998-06-23 |
JP3237747B2 true JP3237747B2 (ja) | 2001-12-10 |
Family
ID=18177487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32549296A Expired - Fee Related JP3237747B2 (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 立体冊子体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3237747B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6713851B1 (en) | 1998-09-02 | 2004-03-30 | Texas Instruments Incorporated | Lead over chip semiconductor device including a heat sink for heat dissipation |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002069303A2 (en) * | 2001-02-28 | 2002-09-06 | Lydia Kruger | A book comprising three-dimensional pages |
CN113183657A (zh) * | 2021-05-11 | 2021-07-30 | 荣信教育文化产业发展股份有限公司 | 一种平摊大立体场景展示式立体书 |
-
1996
- 1996-12-05 JP JP32549296A patent/JP3237747B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6713851B1 (en) | 1998-09-02 | 2004-03-30 | Texas Instruments Incorporated | Lead over chip semiconductor device including a heat sink for heat dissipation |
US6784022B2 (en) | 1998-09-02 | 2004-08-31 | Texas Instruments Incorporated | Method of dicing a semiconductor wafer and heat sink into individual semiconductor integrated circuits |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10165663A (ja) | 1998-06-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7955039B2 (en) | Method of creating booklet cover and booklet cover kit | |
US7770933B2 (en) | Printing paper | |
EP1136108A1 (en) | Coloring book with pop-up figures | |
JP3002870B2 (ja) | 粘着シール | |
JP3237747B2 (ja) | 立体冊子体 | |
JP3240229U (ja) | 額縁キット | |
US6578873B2 (en) | Photo album | |
US20230302841A1 (en) | Folding Panoramic Postcard | |
JP2006272738A (ja) | 写真集の製本方法及びそれにより製本された写真集 | |
JP2002120478A (ja) | 情報通信体の製造方法 | |
US7383978B2 (en) | Blank and method for forming a novelty product | |
JP3131810U (ja) | 袋綴じ構造 | |
JP3530569B2 (ja) | カード又は用紙等のラミネート方法 | |
JP5988664B2 (ja) | アルバム | |
FR2757796A1 (fr) | Album de photographies et procedes de fabrication de l'album | |
JP2004017336A (ja) | スリット付きサンプルホルダー | |
JP2606171Y2 (ja) | ポップアップ折丁 | |
JPH0810816Y2 (ja) | 立体表示カード | |
JP3424425B2 (ja) | 冊子体 | |
JPH0318215Y2 (ja) | ||
JP2001030661A (ja) | ポップアップ機構を有するシート材料の製造方法、立体絵本の製造方法、ポップアップ機構を有するシート材料、及び立体絵本 | |
CN201573399U (zh) | 一种粘贴相册 | |
JPH08104085A (ja) | 情報カード用基材並びに情報カード | |
JP3772289B2 (ja) | 帳票 | |
JP2722285B2 (ja) | シークレットシート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081005 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081005 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091005 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091005 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111005 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111005 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131005 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |