JP3237740B2 - プローブ装置 - Google Patents

プローブ装置

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JP3237740B2
JP3237740B2 JP32380595A JP32380595A JP3237740B2 JP 3237740 B2 JP3237740 B2 JP 3237740B2 JP 32380595 A JP32380595 A JP 32380595A JP 32380595 A JP32380595 A JP 32380595A JP 3237740 B2 JP3237740 B2 JP 3237740B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プローブ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のプローブ装置は、装置本体の天面
に装着されたプロービングカードと、このプロービング
カードの裏面に形成された接続端子に、これらの端子と
対応する接続端子が形成されたテストヘッドとを備え、
上記テストヘッドの接続端子を上記プロービングカード
の接続端子に電気的に導通させて被検査体例えば半導体
ウエハの電気的検査を行なうように構成されている。
【0003】即ち、プローブ装置本体にはその天面を形
成するヘッドプレートが取り付けられている。このヘッ
ドプレートの略中央には開口部が形成され、この開口部
にインサートリングが装着されている。そして、このイ
ンサートリングにカードホルダーを介してプロービング
カードが着脱自在に装着されている。また、このヘッド
プレートの上方にはプロービングカードの接続端子と電
気的に導通するテストヘッドが配設されている。テスト
ヘッドは装置本体の側面の外方に向けて反転できるよう
に例えばヒンジなどを介して装置本体の側面に取り付け
られ、プロービングカードを交換する時あるいは装置本
体内を点検する時などのメンテナンス作業時にテストヘ
ッドは側面の外方へ反転し、ヘッドプレートはテストヘ
ッドと干渉しない別の方向へ反転してメンテナンス作業
が行なえるようになっている。また、テストヘッドとプ
ロービングカードとはパフォーマンスボードや接続リン
グなどを介して互いに電気的に導通するようになってい
る。
【0004】また、最近では半導体ウエハの大口径化、
高集積化により、検査内容が膨大になり検査対象によっ
てはテストヘッドが大型化、重量化して来ているため、
テストヘッドを反転させる駆動源としてモータを用いる
ようになって来ている。そして、反転方式としては駆動
機構とテストヘッドをアームによって連結し、テストヘ
ッドをスイングさせるスイング方式を採っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プローブ装置に場合には、テストヘッドをモータによっ
て反転する方式としてスイング方式を採用しているた
め、例えば250Kg前後のテストヘッドであれば、ス
イング方式でもテストヘッドを円滑且つ安全に反転をさ
せることができるが、最近のように半導体ウエハの大口
径化、高集積化が急激に進むと、これに伴って検査内容
が膨大になりテストヘッドが例えば500Kgを超える
ように超重量化し、超大型化するため、従来のスイング
方式を用いてこのような超重量級のテストヘッドを反転
させると、テストヘッドがアームによって持ち上げられ
てテストヘッドの重心位置が高くなって、反転時のテス
トヘッドが不安定になり、ひいてはオペレータ等に不安
を与えるという課題があった。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、特に半導体ウエハ等の被検査体の大型化、
高集積化に伴った超重量級のテストヘッドであっても
ンテナンス等の作業時に重心を高めることなくテストヘ
ッドを安全且つ円滑に反転、移動させることができ、メ
ンテナンス等の作業性に優れたプローブ装置を提供する
と共に、テストヘッドを任意の反転角度で固定維持でき
るプローブ装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のプローブ装置は、装置本体に設けられたプローブを有
するプロービングカードと、このプロービングカードの
プローブに対応する接続端子を有するテストヘッドとを
備え、上記プロービングカードのプローブと被検査体の
電極とを接触させるプローブ装置において、上記テスト
ヘッドを回転動させる回転駆動機構と、上記テストヘッ
及び回転駆動機構を上下方向に移動させる昇降駆動機
構と、上記テストヘッド及び上記昇降駆動機構を上記装
置本体の少なくとも一軸方向に移動させる水平移動機構
とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の請求項2に記載のプローブ
装置は、請求項1に記載の発明において、上記回転駆動
機構をロックするロック機構を設けたことを特徴とする
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本実施形態のプローブ装置は、図
1〜図3に示すように、装置本体1の固定体であるヘッ
ドプレート2に着脱自在に装着(例えば螺着)された、
被検査体としての例えば半導体ウエハ(図示せず)の電
極パッドに電気的に接触するプローブ列を有するプロー
ビングカード3と、このプロービングカード3の裏面に
形成されたプローブ例えばプリント回路に半田付けされ
たプローブ針列(図示せず)と、これらと対応して上記
プロービングカード3の上方に設けられた接続端子を有
するICテスタ(図示せず)に接続されたテストヘッド
4とを備え、このテストヘッド4の接続端子をプロービ
ングカード3のプローブ針列に電気的に導通させて半導
体ウエハの電気的検査をICテスタにより自動的に行な
うように構成されている。
【0010】上記テストヘッド4の内部には半導体ウエ
ハ上に形成されたICチップにICテスタからの予め定
められたテスト信号を印加する出力回路やこのテスト信
号に応答してICチップからの出力を測定部例えばテス
タに取り込むための入力部などからなるピンエレクトロ
ニクス(図示せず)が内蔵され、このピンエレクトロニ
クスは上記プロービングカード3と電気的に接続するパ
フォーマンスボード5に搭載された複数の電子部品回路
に対して電気的に接続されている。そして、これらの電
子部品回路の接続端子は、パフォーマンスボード5に同
心円状に配列して形成され、接続リング(図示せず)の
上面には配列されたポゴピンと圧接するようになってい
る。これによりテストヘッド4は、パフォーマンスボー
ド5及び接続リングを介してプロービングカード3と電
気的に導通するようになっている。そして、テストヘッ
ド4は、大口径化、高集積化した半導体ウエハの検査に
即して膨大な検査内容に対応できるように接続端子数が
構成され、その重量が超重量級例えば500Kg程度の
ものとして構成されている。
【0011】そして、本実施形態のプローブ装置は、図
1〜図3に示すように、ICテスタに接続されたテスト
ヘッド4を装置本体1の一側面において例えば前後方向
(Y方向)、上下方向(Z方向)及びθ方向で移動させ
る移動機構6を備えている。この移動機構6は、図1〜
図3に示すように、テストヘッド4を片持ち支持すると
共にこの支持部を中心にテストヘッド4を上記装置本体
1及びプロービングカード3の上方で図3に示すように
θ方向で正逆回転移動させる回転駆動機構7と、この回
転駆動機構7を支持する第1支持体8(図6参照)を介
してテストヘッド4を上下方向に移動させる昇降駆動機
構9と、この昇降駆動機構9を支持する第2支持体10
を介してテストヘッド4を装置本体1の一側に沿って装
置本体1の前方とその後方間において水平面内で往復移
動させる水平移動機構11とを備えて構成されている。
【0012】上記回転駆動機構7は、図1に示すよう
に、上下に延びる第1ケーシングC1内に収納されてい
る。また、上記昇降駆動機構9及び水平移動機構11
は、同図に示すように、装置本体1の一側面に沿って装
置本体1の正面から後方へ水平に延びる第2ケーシング
C2内に収納され、第1ケーシングC1が第2ケーシン
グC2において昇降し、水平方向で移動するように構成
されている。また、図6に示す上記各支持体8、10
は、図面上具体的には図示してないが、例えば略格子状
の枠体として形成され、各格子枠を利用して上述の各機
器を固定してある。そこで、上記各構成機器について以
下詳述する。
【0013】上記回転駆動機構7は、図4に示すよう
に、第1支持体8に固定されたモータ71と、このモー
タ71の回転軸に固定された比較的小型の小歯車72
と、この小歯車72と噛合し且つ軸受73で軸支された
回転軸に固定された大歯車74とを備えている。そし
て、大歯車74には連結部材75を介してテストヘッド
4を支持する支持フレーム41が連結され、テストヘッ
ド4は大歯車74の回転に伴って支持フレーム41を介
してテストヘッド4の重心または重心付近を回転中心と
して正逆方向で回転するようにしてある。また、大歯車
74の回転軸の延長線はテストヘッド4の重心付近を通
り、回転中心と重心との距離を0または極力短くしてテ
ストヘッド4の回転モーメントを極力小さくしてテスト
ヘッド4を回転させる時のトルクが最小限で済むように
してある。そして、回転駆動機構7は、例えば180°
/30秒の回転速度でテストヘッド4を回転させるよう
にしてある。
【0014】また、第1支持フレーム8には回転駆動機
構7の大歯車74、即ちテストヘッド4を任意の回転位
置で止めるロック機構12が設けられている。このロッ
ク機構12は、図5に示すように、エアシリンダ121
と、このエアシリンダ121のシリンダロッド121A
に回動自在に連結されたピン122と、このピン122
に一端側が結合された一対のフラットバー123、12
4を有している。そして、右側のフラットバー(以下、
「右フラットバー」と称す。)123の左端にはピン1
22が回動自在に係合し、その右端にはロック時に一点
鎖線で示すように大歯車74の歯に噛み込むロック爪1
25が設けられている。更に、上記右フラットバー12
3の右端にはコロ126が取り付けられ、このコロ12
6が第1支持体8に固定されたガイド部材例えば水平方
向に長いガイド溝127に嵌入し、上記フラットバー1
23の移動方向をガイドしている。一方、左側のフラッ
トバー(以下、「左フラットバー」と称す。)124の
右端部には長手方向に延びる長孔128が形成され、こ
の長孔128に沿ってピン122がエアシリンダ121
の移動に応答して移動自在になっている。また、左フラ
ットバー124は、その左端は第1支持体8において固
定されたピン124Aに回動自在に枢着され、この結合
部を中心に左フラットバー124が回転自在になってい
る。また、第1支持体8と各フラットバー123、12
4は互いにスプリング129、129によってそれぞれ
連結され、各スプリング129によって各フラットバー
123、124を常にエアシリンダ121による押し上
げ方向とは逆の方向へ付勢するようにしてある。
【0015】従って、エアシリンダ121が駆動して図
5の実線で示すようにシリンダロッド121Aが伸長す
ると、左フラットバー124は左端のピン124Aを中
心に反時計方向へ回転すると共に、右フラットバー12
3はコロ126がガイド溝127内で左方へ移動しなが
ら持ち上げられ、ロック爪125が大歯車74の歯間か
ら外れて回転駆動機構7のロックを解除するように構成
されている。逆に、上記エアシリンダ121内の圧縮空
気が抜けると、スプリング129によって各フラットバ
ー123、124が引き下げられて図5の一点鎖線で示
すように水平状態(直線状態)になり、ロック爪125
が大歯車74に噛み込み、回転駆動機構7によりテスト
ヘッド4を任意の位置でロックするように構成されてい
る。
【0016】上記昇降駆動機9は、装置本体1上におい
てテストヘッド4を昇降駆動させる機構で、図6に示す
ように、第2支持体10に取り付けられた昇降駆動用の
モータ91と、このモータ91の回転軸に固定された駆
動力伝達用の第1歯車92と、この第1歯車92と噛合
する駆動力伝達用の第2歯車93と、この第2歯車93
の回転軸に接続固定されて回転軸と一体に回転するボー
ルネジ94と、このボールネジ94に螺合し且つ第1支
持体8に固定されたナット部材95とを備えている。そ
して、上記第2支持体10には一対のガイドレール9
6、96が縦方向に配設され、また、第1支持体8には
各ガイドレール96、96と係合する係合部材97、9
7が取り付けられている。従って、モータ91が回転す
ると、この回転運動が第1、第2歯車92、93を介し
てボールネジ94に伝達され、この回転運動がボールネ
ジ94及びナット部材95を介して第1支持体8の上下
運動に変換されて第1支持体8がガイドレール96、9
6、即ち第2支持体10に沿って昇降することになる。
そして、この昇降駆動機構9の昇降作用により、例えば
300mm/60秒の速度でテストヘッド4を昇降させ
る。尚、ボールネジ94は軸受98を介して第2支持体
10に対して固定されている。
【0017】上記水平移動機構11は、テストヘッド4
を前後方向に移動させる機構で、図6に示すように、第
2支持体10に取り付けられたモータ111と、このモ
ータ111の回転軸に連結、固定されたピニオン112
と、このピニオン112と噛合するラック113とを備
えて構成されている。ラック113は第2ケーシングC
2の内面に沿って水平方向に配設されている。そして、
このラック113の上方には一対のガイドレール11
4、114が互いに所定間隔を隔ててラック113に対
して上方に平行に配設されている。各ガイドレール11
4、114は第2ケーシングC2の略全長に亘る長さに
設けられ、ラック113は第1ケーシングC1を第2ケ
ーシングC2の全長に亘って移動させる長さに設けられ
ている。即ち、ラック113はテストヘッド4の前後方
向の移動範囲に亘って設けられている。そして、各ガイ
ドレール114には第2支持体10に取り付けられた係
合部材(図示せず)が係合している。従って、モータ1
11が回転すると、ピニオン112、ラック113を介
して第2支持体10及び第1支持体8がガイドレール1
14、114に従って水平方向で往復移動するように構
成されている。そして、水平移動機構11によるテスト
ヘッド4の移動速度はその重量によって異なるが、その
速度は例えば1000〜1500mm/40秒が好まし
く、本実施形態では例えば1295mm/40秒の速度
でテストヘッド4を移動させるようにしてある。
【0018】ところで、上記移動機構6は支持フレーム
41を介してテストヘッド4を移動させる機構である
が、移動機構6は上述したようにモータを駆動源とする
ため、駆動源の振動が精密機器であるテストヘッド4に
伝達されないようにフローティング機構13が組み込ま
れている。このフローティング機構13は、図7、図8
に示すように、テストヘッド4と支持フレーム41を連
結すると共にテストヘッド4を支持フレーム41からフ
ローティング状態にする機構として構成されている。こ
のフローティング機構13は、一対のガイドブロック1
31、132と、各ガイドブロック131、132によ
って挟持される筒状の防振ゴム133とを有している。
上記防振ゴム133は、図8に示すように、筒状のゴム
部材133Aと、この筒状のゴム部材133Aの内外周
面をそれぞれ被覆する金属製の筒状部材133B、13
3Cとから構成され、支持フレーム41からの振動を吸
収してテストヘッド4への振動の伝達を防止している。
また、上記各ガイドブロック131、132は、図9に
示すように、それぞれの円弧面131A、132Aにお
いて防振ゴム133を挟むように半割構造に形成され、
更に、これら両者131、132は防振ゴム133を挟
んだ状態で横方向のボルト孔131B、132Bを介し
て図7に示すようにボルト、ナットにより締結されて一
体化するようにしてある。
【0019】また、図9に示すように上記テストヘッド
4の側面及び上記支持フレーム41内面には互いに対向
する上下一対のL型鋼14、14及びL型鋼15、15
がそれぞれ固定され、L型鋼14、14にフローティン
グ機構13のガイドブロック131を取り付け、L型鋼
15、15にフローティング機構13のガイドブロック
132を取り付け、フローティング機構13を介してテ
ストヘッド4と支持フレーム41を連結するようにして
ある。即ち、フローティング機構13は、L型鋼15、
15間に差し込まれたガイドブロック131がボルト孔
15A、15A及びボルト孔131Cを介してボルト、
ナット(図示せず)によりL型鋼15、15間に取り付
けられ、、また、ガイドブロック132がボルト孔14
A、14A及び防振ゴム133の中心孔を介してボルト
16、ナット17によりL型鋼14、14間に取り付け
られている。これによりテストヘッド4はL型鋼14、
14及びフローティング機構13に通したボルトを介し
て支持フレーム41に連結されている。従って、上記移
動機構6により支持フレーム41が振動してもこの振動
は防振ゴム133のゴム部材133Aによって吸収さ
れ、テストヘッド4へ伝達されることがないようになっ
ている。
【0020】次に、本実施形態のプローブ装置のメンテ
ナンス等を行う場合について図10の(a)〜(d)を
参照しながら説明する。尚、図10において、○印はテ
ストヘッド4の重心位置を示す。本実施形態のプローブ
装置のプロービングカード3を交換する際には、まず、
図6に示す昇降駆動機構9を駆動させてテストヘッド4
を装置本体1の上方へ移動させる。それには昇降駆動機
構9のモータ91を回転駆動させる。これにより第1、
第2歯車92、93を介してボールネジ94が回転し、
ボールネジ94に螺合したナット部材95を介して第1
支持体8がガイドレール96に従って上昇する。第1支
持体8の上昇で、第1支持体8上の回転駆動機構7に連
結された支持フレーム41を介して図1に示すようにテ
ストヘッド4が所望距離(例えば、120mm)だけ上
昇し、テストヘッド4とプロービングカード3との電気
的な導通状態を解除する。
【0021】次いで、図6に示す水平移動機構11を駆
動させてテストヘッド4を装置本体1から後方へ退避さ
せる。それには水平移動機構11のモータ111を回転
駆動させる。これによりピニオン112が回転し、ラッ
ク113を介して第2支持体10、即ちテストヘッド4
がガイドレール114に従って水平方向で後方へ所望の
距離(例えば、1295mm)だけ移動し、テストヘッ
ド4が装置本体1から退避し、装置本体1と干渉しない
位置へ到達する。この状態で、再び昇降駆動機構9を駆
動させると、テストヘッド4が図10の(a)の二点鎖
線で示す状態から所定距離(例えば、300mm)だけ
下降し、テストヘッド4の重心が下がり、テストヘッド
4が安定した同図の実線で示す状態になる。これにより
テストヘッド4が装置本体1の後方へ離れているため、
ヘッドプレート2を持ち上げて装置本体1を開放してヘ
ッドプレート2の略中央に装着されたプロービングカー
ド3を交換できる。ヘッドプレート2を開放した後、使
用後のプロービングカード3を次のプロービングカード
3と交換する。プロービングカード3の交換後、ヘッド
プレート2を降ろして装置本体1の上面を閉じた後、移
動機構6を介してテストヘッド4を検査位置へ戻す。
【0022】また、テストヘッド4のメンテナンスを行
う際にテストヘッド4を図10の(b)で示す垂直状態
にする必要がある場合には、例えば以下のようにする。
即ち、まず、図6に示す昇降駆動機構9を駆動して装置
本体1からテストヘッド4を120mm上昇させた後、
水平移動機構11を駆動させて975mm後方へ水平移
動させる。この状態で、図5に示すロック機構12のエ
アシリンダ121を駆動させ、シリンダロッドによりフ
ラットバー123、124のピン結合部を図3の実線で
示す状態まで押し上げると、ロック爪125が回転駆動
機構7の大歯車74から外れ、回転駆動機構7のロック
を解除する。この状態で図4に示す回転駆動機構7のモ
ータ71を駆動させる。これにより小歯車72を介して
大歯車74が回転すると、大歯車74に連結された支持
フレーム41を介してテストヘッド4が大歯車74の回
転軸を中心として回転し、テストヘッド4が90°回転
した時点で、再び図5に示すロック機構12を駆動させ
る。この時には、エアシリンダ121の圧縮空気を抜く
と、スプリング129、129のバネ力により各フラッ
トバー123、124が図3の実線で示す状態から一点
鎖線で示す水平状態になってロック爪125が大歯車7
4の歯に噛み込み、回転駆動機構7をロックする。これ
によりテストヘッド4は垂直状態で保持される。更に、
図6に示す昇降駆動機構9を駆動させてテストヘッド4
が垂直状態のまま図10の(b)の二点鎖線で示した状
態から300mm下降させて同図の実線で示した状態に
して作業性を良くする。この作業として例えばパフォー
マンスボード5のメンテナンスをすることができる。更
に必要であれば、図6に示す水平移動機構11を駆動さ
せて例えば320mm後退させて同図の二点鎖線で示す
位置まで後退させる。この状態で、テストヘッド4のカ
バーを外せば、テストヘッド4を両側から点検すること
ができる。
【0023】また、パフォーマンスボード5の交換を行
う場合には、例えば以下のようにして行う。まず、図6
に示す昇降駆動機構9を駆動させてテストヘッド4を装
置本体1から120mm上昇させる。次いで、水平移動
機構11を駆動させてテストヘッド4を975mm後方
へ移動させる。更に、図5に示すロック機構12のロッ
クを解除した後、図6に示す回転駆動機構7を駆動させ
てテストヘッド4を90°回転させ、ロック機構12で
回転駆動機構7をロックする。再度水平移動機構11を
駆動させてテストヘッド4を320mm後方へ移動させ
た後、回転駆動機構7により更に30°同方向へ回転さ
せテストヘッド4を当初から120°回転した図10の
(c)で示す状態にする。更に、昇降駆動機構9により
テストヘッド4を二点鎖線で示す位置から300mm下
降させて同図の実線で示す状態にする。これによりパフ
ォーマンスボード5を交換し易い姿勢を採ることができ
る。また、上述した30°回転を90°回転にすること
により図10の(d)で示すようにテストヘッド4を当
初から180°回転させ、テストヘッド4をメンテナン
スに即して姿勢にすることができる。これら一連の動作
はプログラムの設定に基づいて自動的に実行することが
できる。即ち、マイクロコンピュータに上述の各駆動機
構の動作モードをプログラミングすることにより上述の
一連の動作を実行することができる。
【0024】以上説明したように本実施形態によれば、
テストヘッド4を装置本体1の一側において片持ち支持
し且つこの支持部を中心にテストヘッド4を正逆回転さ
せる回転駆動機構7と、この回転駆動機構7を支持する
第1支持体8を介してテストヘッド6を上下方向に移動
させる昇降駆動機構と、この昇降駆動機構9を支持する
第2支持体10を介してテストヘッド4を装置本体1の
一側に沿って正面側から背面後方へ水平方向で往復移動
させる水平移動機構11とを備えているため、本実施形
態のような半導体ウエハの大型化、高集積化に伴った超
重量級のテストヘッド4であってもテストヘッド4を安
全且つ円滑に反転させ、前後、上下に移動させることが
でき、テストヘッド4をメンテナンス等の作業性に優れ
た位置へ移動させることができる。
【0025】また、回転駆動機構7をロックするロック
機構12を設けたため、ロック機構12によってテスト
ヘッド4の回転角度位置でロックすることができ、メン
テナンスに応じて任意の傾斜を保持することができる。
【0026】尚、本発明は上記実施形態に何等制限され
るものではなく、本発明の要旨に反しない限り本発明に
包含される。例えば、上記実施例ではプロービングカー
ドをオペレータが交換するプローブ装置について説明し
たが、本発明はプロービングカードを自動交換するプロ
ーブ装置についても適用することができる。また、上記
実施形態では半導体ウエハの検査に用いるプローブ装置
を例に挙げて本発明のプローブ装置を説明したが、LC
D基板の検査を行うプローブ装置に対しても本発明を適
用することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の発明によれ
ば、被検査体の大型化、高集積化に伴った超重量級のテ
ストヘッドであってもメンテナンス等の作業時に重心を
高めることなくテストヘッドを安全且つ円滑に反転、移
動させることができ、メンテナンス等の作業性に優れた
プローブ装置を提供することができる。
【0028】また、本発明の請求項2に記載の発明によ
れば、テストヘッドを任意の反転角度で固定維持できる
プローブ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプローブ装置の一実施形態の外観を示
す斜視図である。
【図2】図1に示すプローブ装置のテストヘッドを取り
外し、移動機構によるテストヘッドの移動方向を説明す
るための斜視図である。
【図3】図1に示すプローブ装置の回転駆動機構の構成
を示す概略構成図で、この回転駆動機構によりテストヘ
ッドを回転させた状態を示す図である。
【図4】図1に示すプローブ装置の回転駆動機構の概要
を示す斜視図である。
【図5】図1に示すプローブ装置のロック機構の構成を
示す説明図である。
【図6】図1に示すプローブ装置の昇降駆動機構及び水
平移動機構の概要を示す斜視図である。
【図7】図1に示すプローブ装置の支持フレームとフロ
ーティング機構を示す斜視図である。
【図8】図1に示すプローブ装置のフローティング機構
の防振ゴムを中心に示す斜視図である。
【図9】図1に示すプローブ装置に用いられたテストヘ
ッドのフローティング機構及びその取付部材を示す分解
斜視図である。
【図10】(a)〜(d)は図1に示すプローブ装置の
移動機構によるテストヘッドの移動形態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 プローブ装置本体 3 プロービングカード 4 テストヘッド 7 回転駆動機構 8 第1支持体 9 昇降駆動機構 10 第2支持体 11 水平移動機構 12 ロック機構

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に設けられたプローブを有する
    プロービングカードと、このプロービングカードのプロ
    ーブに対応する接続端子を有するテストヘッドとを備
    え、上記プロービングカードのプローブと被検査体の電
    極とを接触させるプローブ装置において、上記テストヘ
    ッドを回転動させる回転駆動機構と、上記テストヘッド
    及び回転駆動機構を上下方向に移動させる昇降駆動機構
    と、上記テストヘッド及び上記昇降駆動機構を上記装置
    本体の少なくとも一軸方向に水平移動機構とを備えたこ
    とを特徴とするプローブ装置。
  2. 【請求項2】 上記回転駆動機構をロックするロック機
    構を設けたことを特徴とする請求項1に記載のプローブ
    装置。
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