JP3237051U - 血圧計用アームバンド - Google Patents

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Abstract

Figure 0003237051000001
【課題】血圧計用アームバンドを提供する。
【解決手段】腕式血圧計に用いる、血圧計用アームバンド10であり、カフ12とクランプ14を含み、クランプ14は弧形挟持部18、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22を含み、弧形挟持部18はカフ12において弾性的に挟合する。第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22は、それぞれが弧形挟持部18の外側に設置され、加力を通じて、弧形挟持部18の相対的両端部24のギャップを制御する。結果として、血圧測定時の操作の利便性と、血圧測定結果の精確性の向上が達成される。
【選択図】図2

Description

本考案は医療機器の技術分野に関し、特に、血圧計アームバンド及びその制御方法を指す。
血圧は人体の健康についての重要な指標であり、心臓や血管、血液循環システムの機能状態を反映する。よって、臨床分野における疾病の認定や医療効果の測定、データ予測等を行う際の重要な根拠となる。
科学の進歩に伴い、人類の生活の品質が日々向上し続けると同時に、生活リズムも加速して、現代人の健康に影響が及びつつある。血圧の測定は、自身の健康状態を知り、疾病の発生を予防するのに役立つ。そのため、血圧計の需要も日々増している。
血圧計は、腕に装着して測定を行うものが便利なため人気だが、現在の技術による腕に挟むタイプの血圧計は、そのアームバンドがヘアクリップの様な二枚式の構造をしており、そこに腕を通す形になり、その二枚式構造の中間にはちょうつがいやバネが施される。そのため、使用時には、ちょうつがいやバネの突起がおこり、使用者が上腕を通す際に接触して不快さを感じる。また、カフの給気と脱気を行う際にも、血圧測定結果の不正確さをもたらす。
故に、本考案は血圧計アームバンド及びその制御方法を提供することで、上述した問題を解決する。
本考案の目的は、腕式血圧計に用いるための、血圧計アームバンドを提供することである。血圧計アームバンドはカフとクランプを含み、クランプは弧形挟持部、第一弧形加力部及び第二弧形加力部を含み、そのうち弧形挟持部は相対的両端部を備え、カフにおいて弾性的に挟合し、第一弧形加力部及び第二弧形加力部は、弧形挟持部の相対的両端部の外側に設置され、加力を通じて、弧形挟持部の相対的両端部のギャップを制御する。
更に、第一弧形加力部と第二弧形加力部は、それぞれが弧形挟持部の外側に向かって延伸することで第一柄部及び第二柄部を形成し、第一柄部と第二柄部で間隔を定義し、該間隔は、相対的両端部が備える前述のギャップとは遠く離れており、且つ第一弧形加力部のラジアンは、第二弧形加力部のラジアンに等しく、弧形挟持部の曲率半径は、第一弧形加力部または第二弧形加力部の曲率半径の以下である。
更に、弧形挟持部は弾性材料で製造され、第一弧形加力部及び第二弧形加力部、弧形挟持部は同様の材料で製造することができ、弧形挟持部の弾力係数は、第一弧形加力部または第二弧形加力部の弾力係数の以下とすることができる。
これ以外に、カフは、第一カバーくち及び第二カバーくちを備える布カバーを更に含むことができ、第一カバーくち及び第二カバーくちはそれぞれ、弧形挟持部の相対的両端部をしまい入れるのに適しており、これにより弧形挟持部はカフ上において挟合し、並びに、第一弧形加力部の第一柄部及び第二弧形加力部の第二柄部は、第一カバーくち及び第二カバーくちの外において露出する。
本考案の目的は、血圧計アームバンドの制御方法を提供することにもある。血圧計アームバンドはカフとクランプを含み、クランプは弧形挟持部と、弧形挟持部の相対的両端部の外側に設置される第一弧形加力部と第二弧形加力部とを含む。前記制御方法は、第一弧形加力部及び第二弧形加力部が、それぞれ弧形挟持部の外側に向かって延伸することで第一柄部及び第二柄部を形成し、且つ第一柄部と第二柄部との間で間隔を定義し、そのうち該間隔が、相対的両端部が備える前述のギャップとは遠く離れていることと、第一柄部及び第二柄部との間で外力による制御を受けた際、第一弧形加力部と第二弧形加力部が、弧形挟持部の相対的両端部が備える前記ギャップを、被検者の腕が通過するのに適したものとし、並びに弧形挟持部により腕を弾性的に挟合し、これによりカフが被検者の腕で貼合することを含む。
上述した内容を整理すれば、本考案による血圧計アームバンド及びその制御方法では、弧形挟持部、第一弧形加力部及び第二弧形加力部の設置を通じて、血圧測定時の操作が更に便利になり、血圧測定の結果が更に精確なものになる、という効果を達する。
上述の説明は、本考案による技術の大まかなプランを示したものであり、本考案の詳細な技術的手段については、下の考案を実施するための形態を参照されたうえで実施を行い、また、上述した本考案の目的、特徴及び利点等については、同じく下の考案を実施するための形態に示す実施例を、図面と合わせて参照されたうえで理解を深められたい。
明細書に含まれる図面は、本考案の実施例についての理解を深められることを目的とし、考案を制限するものではない。即ち、図面は、考案を実施するための形態の一部として、文章の記載と合わせて閲覧されることで、本考案の原理に対する理解を促進するものと捉えられたい。
本考案による第一実施例での血圧計アームバンドの構造を示す図である。 図1が示す本考案による血圧計アームバンド(外力を受けてない状態)の断面図である。 図1が示す血圧計アームバンドに関連するクランプの構造を示す図である。 図3が示すクランプ(外力を受けてない状態)の側面図である。 図3が示すクランプが外力を受けた際の構造を示す図である。 本考案による第二実施例での血圧計アームバンドの構造を示す図である。 図6が示す弧形加力部の側面図である。 図6が示す弧形加力部の立体図である。
明細書に開示される具体的な構造や機能等は、実施例を説明する目的にすぎず、本考案が実施例記載の内容に制限されるという解釈がなされるものではない。即ち、考案は当業者であれば諸般の修飾が可能であるが、そのいずれも本考案の範囲を脱せず、いずれも後付の実用新案登録請求の範囲の保護範囲に含まれる。
本考案の記載において、「中心」、「横向き」、「上」、「下」、「左」、「右」、「垂直」、「平行」、「頂点」、「底」、「内」、「外」等の、方位や位置関係を示す用語は、図面に描出される方位や位置関係に基づくものの、これは本考案の実施例記載の利便性に寄与するものに過ぎず、装置やユニット(以下「要素」という)による特定の位置を指示又は暗示して、ある構造や操作を特定するものではないので、これが本考案を制限するものだと捉えられるべきではない。又、「第一」、「第二」の用語も同様に、本考案の実施例記載の利便性のためであり、比較的にあるいは潜在的に重要な技術的特徴における数量を指示又は暗示するものではなく、「第一」、「第二」等の特徴を有する要素は、明示的にあるいは内在的に、一つの、または更に多くの場合を包括する。加えて、本考案において「複数の」という要素の個数は、特に記載がない場合を除き、二つまたは二つ以上である場合を含む。
本考案の記載において、「取り付け」や「相互接続」、「接続」等の用語は、特に記載がない場合を除き、広義的に理解されることが求められる。例えば、固定して連接、取り外して連接、一体的連接、機械的連接、電気的連接、直接的かつ相互に接続、間接的に媒介を通じて相互に接続、二つの要素内部での連通、といった理解が広義的になされうる。当業者においては、具体的状況に応じて、これら用語の本考案における具体的意義を適宜理解されたい。
本考案の記載において、各用語の使用は実施例の具体的な描写のみを意図したもので、本考案を制限するものではない。要素の個数は、特に記載がない場合を除き、一つまたは少なくとも一つであり 、且つ複数である場合を含むことを理解されたい。また、「含む」や「備える」またそれらに類似する用語は、それが網羅し得る特徴や整数、ステップ、操作、ユニット、パーツの存在を示すもので、即ち、被排他的に、それが網羅し得る一つまたは更に多くの特徴や整数、ステップ、操作、ユニット、パーツ及び/またはその組合せの存在や追加を示唆する。
図1、即ち本考案による第一実施例での血圧計アームバンド10の構造を示す図を参照されたい。上述した本考案の利点の内少なくとも一つ、又はその他利点を達するために、本考案の第一実施例においては、腕式血圧計に用いるための、血圧計アームバンド10が提供される。図1に例示されるように、血圧計アームバンド10はカフ12とクランプ14を含み、カフ12は布カバー16を含み、クランプ14はカフ12上に設置され、且つ弧形挟持部18、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22を含み、そのうち弧形挟持部18は相対的両端部24を備え、且つ相対的両端部24の間にはギャップが定義され、該ギャップは好ましくは90度のラジアンを備え、またこれに限定されるものではない。
図1と、図1に対応する断面図に当たる図2を合わせて参照されたい。図2から理解できるように、クランプ14は弧形挟持部18、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22を含む。本考案の第一実施例において、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22は、弧形挟持部18の相対的両端部24の外側表面に固定して設置される。弧形挟持部18はカフ12上において弾性的に挟合することで、カフ12が被検者の腕に緊密に貼りつく。カフ12の布カバー16は弧形挟持部18と、部分的な第一弧形加力部20及び部分的な第二弧形加力部22を収容する。また布カバー16は第一カバーくち161及び第二カバーくち162を備え、第一カバーくち161及び第二カバーくち162はそれぞれ、弧形挟持部18の相対的両端部24をしまい入れるのに適しており、これにより弧形挟持部18はカフ12上において挟合することになる。並びに、第一弧形加力部20の第一柄部201及び第二弧形加力部22の第二柄部221は、第一カバーくち161及び第二カバーくち162の外において露出する。
更に説明すれば、第一弧形加力部20の端部26及び第二弧形加力部22の端部28が、それぞれ弧形挟持部18の相対的両端部24を固定することで、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22が弧形挟持部18の相対的両端部24に連接する。第一弧形加力部20と第二弧形加力部22は、それぞれが弧形挟持部18の外側に向かって延伸することで第一柄部201及び第二柄部221を形成し、且つ第一柄部201と第二柄部221の間で間隔を定義する。そのうち、該間隔は、弧形挟持部18の相対的両端部24が備える前述のギャップとは遠く離れている。ゆえに、第一弧形加力部20の第一柄部201及び第二弧形加力部22の第二柄部221との間に外力が加えられることで、図5に示すように、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22は、加えられた力を通じて、弧形挟持部18の相対的両端部24が備える前記ギャップを制御し、これにより前記ギャップを被験者の腕が通過しやすいものにする。外力が除去されれば、図4に示すように、弧形挟持部18はカフ12上において弾性的に挟合することができ、これによりカフ12が被検者の腕に緊密に貼りつくようになる。
但し、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22と、弧形挟持部18の相対的両端部24との連接方式は上述した内容に限定されない。第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22は、施錠といった方式で直接に弧形挟持部18の相対的両端部24へと連接することもでき、あるいは粘接、留め具といった方式で弧形挟持部18の相対的両端部24へと連接することもできる。また、第一弧形加力部20、第二弧形加力部22及び弧形挟持部18は一体成形とすることもできる。
図1と、本考案による血圧計アームバンド10に関連するクランプ14の構造を示す図3を合わせて参照されたい。図から分かるように、クランプ14は第一弧形加力部20、第二弧形加力部22及び弧形挟持部18を含み、第一弧形加力部20の端部26及び第二弧形加力部22の端部28は、それぞれが弧形挟持部18の相対的両端部24と整列してギャップを形成する。また、第一弧形加力部20の第一柄部201及び第二弧形加力部22の第二柄部221との間で間隔を有する。そのうち、該間隔は、相対的両端部24が備える前記ギャップとは遠く離れている。第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22に外力が加えられることで、第一弧形加力部20の第一柄部201と第二弧形加力部22の第二柄部221とが近寄り、弧形挟持部18の相対的両端部24が備える前記ギャップが開き、これにより被験者の腕が通過しやすいものになる。並びに、外力が除去されれば、弧形挟持部18の弧形の内側面により、カフ12が被検者の腕において更に貼合するようになるので、結果として測定の精確性がもたらされる。
図4、即ち図3が示すクランプ(外力を受けてない状態)の側面図を参照されたい。本実施例において、第一弧形加力部20のラジアンβ1は、第二弧形加力部22のラジアンβ2に等しく、第一弧形加力部20の曲率半径R1は、第二弧形加力部22の曲率半径R2に等しく、且つ第一弧形加力部20の曲率半径R1は、弧形挟持部18の曲率半径R3より大きく、またこれに制限されるものではない。他の実施例において、第一弧形加力部20の曲率半径R1及び第二弧形加力部22の曲率半径R2は、弧形挟持部18の曲率半径R3と等しくすることもでき、または、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22のうち一つの曲率半径が、弧形挟持部18の曲率半径R3より大きいようにすることもでき、あるいは、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22のうち一つの曲率半径が、弧形挟持部18の曲率半径R3に等しいようにすることもできる。更に説明すれば、第一弧形加力部20の第一柄部201と第二弧形加力部22の第二柄部221が、効果的に加力を通じて弧形挟持部18の相対的両端部24へと作用することができれば、本願の範囲となる。
更に補足的説明を加えれば、クランプ14が効果的に被験者の腕を挟み込み、且つカフ12が被験者の腕で貼合するには、弧形挟持部18、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22がいずれも弾性材料で製造され、且つ第一弧形加力部20、第二弧形加力部22及び弧形挟持部18が同様の材料で製造される。
図4と、図3が示すクランプ14が外力を受けた際の構造を示す図である図5を合わせて参照されたい。第一弧形加力部20の第一柄部201及び第二弧形加力部22の第二柄部221に対して外力が加えられる時、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22、及び弧形挟持部18はいずれも変形を生じる。本実施例において、弧形挟持部18の弾力係数は、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22の弾力係数よりも小さく、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22に加えられた外力を、効果的に弧形挟持部18へと伝達することができ、これにより、クランプ14を使用する際、弧形挟持部18の相対的両端部24のギャップが更に開きやすくなるので、被検者が腕をクランプ14内に入れやすくなる。但し、これに制限されるものではなく、一実施例においては、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22の弾力係数は、弧形挟持部18の弾力係数と同じにすることができ、または、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22のうち一つの弾力係数を、弧形挟持部18の弾力係数よりも大きくすることができ、あるいは、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22のうち一つの弾力係数を、弧形挟持部18の弾力係数と同じにすることもできる。更に言えば、第一弧形加力部20の第一柄部201と第二弧形加力部22の第二柄部221が、弧形挟持部18の相対的両端部24のギャップを開くことで、被検者が腕をクランプ14内に入れることができれば、本願の範囲となる。
図6、即ち本考案による第二実施例での血圧計アームバンドの構造を示す図を参照されたい。本考案の第二実施例においては、血圧計アームバンド10はカフ12とクランプを含み、クランプは弧形挟持部18、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22を含み、弧形挟持部18は相対的両端部24を備え、且つ相対的両端部24の間にはギャップが備えられる。カフ12は布カバー16を含み、且つ布カバー16は前記クランプの弧形挟持部18を緊密に被覆し、並びにカフ12を弧形挟持部18の内側に位置させる。第一実施例と比較すれば、本考案の第二実施例においては、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22が弧形挟持部18の外側表面に固定されるのではなく、取り外しを可能として布カバー16の外側に設けられる。弧形挟持部18を被覆する布カバー16は、第一カバーくち161及び第二カバーくち162を備え、第一カバーくち161及び第二カバーくち162はそれぞれ弧形挟持部18の外側面に位置し、且つ第一弧形加力部の端部26及び第二弧形加力部の端部28をしまい入れるのに適している。ゆえに、布カバー16が弧形挟持部18を被覆することで、第一弧形加力部20の第一柄部201と第二弧形加力部22の第二柄部221の間で外力が加えられた際、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22は、加えられた力を通じて、弧形挟持部18の相対的両端部24が備える前記ギャップを制御し、これにより前記ギャップを被験者の腕が通過しやすいものにする。外力が除去されれば、弧形挟持部18はカフ12上において弾性的に挟合することができ、これによりカフ12が被検者の腕に緊密に貼りつくようになる。
本考案の第二実施例において、取り外しが可能な第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22は、同様の構造及び曲面の輪郭を有する。第一弧形加力部20を例に取れば、第一弧形加力部20の側面図及び立体図を示す図7A、図7Bを参照して分かるように、第一弧形加力部20は一体成型の第一柄部201及び第一弧形加力部の端部26を備え、第一弧形加力部の端部26は、弧形挟持部18の外周曲率を有し、第一柄部201は第一弧形加力部の端部26から弧形挟持部18の径方向へと延伸する。第一弧形加力部の端部26はフック構造21を有し、第一弧形加力部の端部26を布カバー16の第一カバーくち161にしまい入れた後、フック構造21が第一カバーくち161の辺縁に引っ掛ることになり、第一弧形加力部の端部26は第一カバーくち161の内部で保持される。同様に、第一弧形加力部と同様の構造である第二弧形加力部22も、同じ方式で布カバー16の第二カバーくち162にしまい入れることができる。
本考案の実施例に基づけば、血圧計アームバンドの制御方法は、以下のステップを含む。まず、カフ12とクランプ14とを結合させ、クランプ14が弧形挟持部18と、弧形挟持部18の相対的両端部24の外側に設置される第一弧形加力部20と第二弧形加力部22とを含み、そのうち、弧形挟持部18はカフ12上において弾性的に挟合し、且つ相対的両端部24の間にはギャップが定義され、且つ、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22を弧形挟持部18の外側表面に固定することができ(本考案の第一実施例を参照)、または布カバー16が弧形挟持部18を緊密に被覆することで、取り外しが可能な第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22を布カバー16の第一カバーくち161及び第二カバーくち162にしまい入れることができる。次に、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22が、それぞれ弧形挟持部18の外側に向かって延伸することで第一柄部201及び第二柄部221を形成し、且つ第一柄部201と第二柄部221との間で間隔を定義し、そのうち、該間隔は、相対的両端部24が備える前述のギャップとは遠く離れている。そして、第一柄部201及び第二柄部221との間で外力による制御を受けた際、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22が、弧形挟持部18の相対的両端部24が備える前記ギャップを、被検者の腕が通過するのに適したものとし、並びに弧形挟持部18により腕を弾性的に挟合し、これによりカフ12が被検者の腕において貼合する。
更に説明を加えれば、血圧計アームバンド10は更にゴムチューブ(図示していない)及び血圧計(図示していない)を含む。ゴムチューブは、血圧計及びカフ12の接続に用いられ、血圧計はゴムチューブを通じたカフ12の給気及び脱気が可能である。そのうち、給気及び脱気は、手動を通じて、または血圧計によるカフ12への自動給気または自動脱気を通じて行われる。血圧計内には更に血圧計算ユニット(図示していない)が包括され得るもので、カフ12の給気及び脱気が完了した際、血圧計算ユニットは被検者の血圧値を算出でき、並びに血圧値のデータをディスプレイ(図示していない)に表示できる。
よって、血圧測定時には、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22への加力により弧形挟持部18を開いて被検者の腕を直接に挟合し、並びに、血圧計によるカフ12への給気や脱気、及び被検者の血圧値の算出といったことが実行できる。
上述した内容を整理すれば、本考案者による血圧計アームバンド10では、弧形挟持部18、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22の設置を通じて、被験者の腕への圧迫による不快感を防ぎ、血圧測定時の操作を更に便利なものとし、血圧測定の結果を更に精確なものとする、という効果が達成される。
10 血圧計アームバンド
12 カフ
14 クランプ
16 布カバー
161 第一カバーくち
162 第二カバーくち
18 弧形挟持部
20 第一弧形加力部
201 第一柄部
21 フック構造
22 第二弧形加力部
221 第二柄部
24 弧形挟持部の相対的両端部
26 第一弧形加力部の端部
28 第二弧形加力部の端部
β1 第一弧形加力部のラジアン
β2 第二弧形加力部のラジアン
R1 第一弧形加力部の曲率半径
R2 第二弧形加力部の曲率半径
R3 弧形挟持部の曲率半径
本考案は医療機器の技術分野に関し、特に、血圧計用アームバンド及びその制御方法を指す。
血圧は人体の健康についての重要な指標であり、心臓や血管、血液循環システムの機能状態を反映する。よって、臨床分野における疾病の認定や医療効果の測定、データ予測等を行う際の重要な根拠となる。
科学の進歩に伴い、人類の生活の品質が日々向上し続けると同時に、生活リズムも加速して、現代人の健康に影響が及びつつある。血圧の測定は、自身の健康状態を知り、疾病の発生を予防するのに役立つ。そのため、血圧計の需要も日々増している。
血圧計は、腕に装着して測定を行うものが便利なため人気だが、現在の技術による腕に挟むタイプの血圧計は、そのアームバンドがヘアクリップの様な二枚式の構造をしており、そこに腕を通す形になり、その二枚式構造の中間にはちょうつがいやバネが施される。そのため、使用時には、ちょうつがいやバネの突起がおこり、使用者が上腕を通す際に接触して不快さを感じる。また、カフの給気と脱気を行う際にも、血圧測定結果の不正確さをもたらす。
故に、本考案は血圧計用アームバンド及びその制御方法を提供することで、上述した問題を解決する。
本考案の目的は、腕式血圧計に用いるための、血圧計用アームバンドを提供することである。血圧計用アームバンドはカフとクランプを含み、クランプは弧形挟持部、第一弧形加力部及び第二弧形加力部を含み、そのうち弧形挟持部は相対的両端部を備え、カフにおいて弾性的に挟合し、第一弧形加力部及び第二弧形加力部は、弧形挟持部の相対的両端部の外側に設置され、加力を通じて、弧形挟持部の相対的両端部のギャップを制御する。
更に、第一弧形加力部と第二弧形加力部は、それぞれが弧形挟持部の外側に向かって延伸することで第一柄部及び第二柄部を形成し、第一柄部と第二柄部で間隔を定義し、該間隔は、相対的両端部が備える前述のギャップとは遠く離れており、且つ第一弧形加力部のラジアンは、第二弧形加力部のラジアンに等しく、弧形挟持部の曲率半径は、第一弧形加力部または第二弧形加力部の曲率半径の以下である。
更に、弧形挟持部は弾性材料で製造され、第一弧形加力部及び第二弧形加力部、弧形挟持部は同様の材料で製造することができ、弧形挟持部の弾力係数は、第一弧形加力部または第二弧形加力部の弾力係数の以下とすることができる。
これ以外に、カフは、第一カバーくち及び第二カバーくちを備える布カバーを更に含むことができ、第一カバーくち及び第二カバーくちはそれぞれ、弧形挟持部の相対的両端部をしまい入れるのに適しており、これにより弧形挟持部はカフ上において挟合し、並びに、第一弧形加力部の第一柄部及び第二弧形加力部の第二柄部は、第一カバーくち及び第二カバーくちの外において露出する。
本考案の目的は、血圧計用アームバンドの制御方法を提供することにもある。血圧計用アームバンドはカフとクランプを含み、クランプは弧形挟持部と、弧形挟持部の相対的両端部の外側に設置される第一弧形加力部と第二弧形加力部とを含む。前記制御方法は、第一弧形加力部及び第二弧形加力部が、それぞれ弧形挟持部の外側に向かって延伸することで第一柄部及び第二柄部を形成し、且つ第一柄部と第二柄部との間で間隔を定義し、そのうち該間隔が、相対的両端部が備える前述のギャップとは遠く離れていることと、第一柄部及び第二柄部との間で外力による制御を受けた際、第一弧形加力部と第二弧形加力部が、弧形挟持部の相対的両端部が備える前記ギャップを、被検者の腕が通過するのに適したものとし、並びに弧形挟持部により腕を弾性的に挟合し、これによりカフが被検者の腕で貼合することを含む。
上述した内容を整理すれば、本考案による血圧計用アームバンド及びその制御方法では、弧形挟持部、第一弧形加力部及び第二弧形加力部の設置を通じて、血圧測定時の操作が更に便利になり、血圧測定の結果が更に精確なものになる、という効果を達する。
上述の説明は、本考案による技術の大まかなプランを示したものであり、本考案の詳細な技術的手段については、下の考案を実施するための形態を参照されたうえで実施を行い、また、上述した本考案の目的、特徴及び利点等については、同じく下の考案を実施するための形態に示す実施例を、図面と合わせて参照されたうえで理解を深められたい。
明細書に含まれる図面は、本考案の実施例についての理解を深められることを目的とし、考案を制限するものではない。即ち、図面は、考案を実施するための形態の一部として、文章の記載と合わせて閲覧されることで、本考案の原理に対する理解を促進するものと捉えられたい。
本考案による第一実施例での血圧計用アームバンドの構造を示す図である。 図1が示す本考案による血圧計用アームバンド(外力を受けてない状態)の断面図である。 図1が示す血圧計用アームバンドに関連するクランプの構造を示す図である。 図3が示すクランプ(外力を受けてない状態)の側面図である。 図3が示すクランプが外力を受けた際の構造を示す図である。 本考案による第二実施例での血圧計用アームバンドの構造を示す図である。 図6が示す弧形加力部の側面図である。 図6が示す弧形加力部の立体図である。
明細書に開示される具体的な構造や機能等は、実施例を説明する目的にすぎず、本考案が実施例記載の内容に制限されるという解釈がなされるものではない。即ち、考案は当業者であれば諸般の修飾が可能であるが、そのいずれも本考案の範囲を脱せず、いずれも後付の実用新案登録請求の範囲の保護範囲に含まれる。
本考案の記載において、「中心」、「横向き」、「上」、「下」、「左」、「右」、「垂直」、「平行」、「頂点」、「底」、「内」、「外」等の、方位や位置関係を示す用語は、図面に描出される方位や位置関係に基づくものの、これは本考案の実施例記載の利便性に寄与するものに過ぎず、装置やユニット(以下「要素」という)による特定の位置を指示又は暗示して、ある構造や操作を特定するものではないので、これが本考案を制限するものだと捉えられるべきではない。又、「第一」、「第二」の用語も同様に、本考案の実施例記載の利便性のためであり、比較的にあるいは潜在的に重要な技術的特徴における数量を指示又は暗示するものではなく、「第一」、「第二」等の特徴を有する要素は、明示的にあるいは内在的に、一つの、または更に多くの場合を包括する。加えて、本考案において「複数の」という要素の個数は、特に記載がない場合を除き、二つまたは二つ以上である場合を含む。
本考案の記載において、「取り付け」や「相互接続」、「接続」等の用語は、特に記載がない場合を除き、広義的に理解されることが求められる。例えば、固定して連接、取り外して連接、一体的連接、機械的連接、電気的連接、直接的かつ相互に接続、間接的に媒介を通じて相互に接続、二つの要素内部での連通、といった理解が広義的になされうる。当業者においては、具体的状況に応じて、これら用語の本考案における具体的意義を適宜理解されたい。
本考案の記載において、各用語の使用は実施例の具体的な描写のみを意図したもので、本考案を制限するものではない。要素の個数は、特に記載がない場合を除き、一つまたは少なくとも一つであり 、且つ複数である場合を含むことを理解されたい。また、「含む」や「備える」またそれらに類似する用語は、それが網羅し得る特徴や整数、ステップ、操作、ユニット、パーツの存在を示すもので、即ち、被排他的に、それが網羅し得る一つまたは更に多くの特徴や整数、ステップ、操作、ユニット、パーツ及び/またはその組合せの存在や追加を示唆する。
図1、即ち本考案による第一実施例での血圧計用アームバンド10の構造を示す図を参照されたい。上述した本考案の利点の内少なくとも一つ、又はその他利点を達するために、本考案の第一実施例においては、腕式血圧計に用いるための、血圧計用アームバンド10が提供される。図1に例示されるように、血圧計用アームバンド10はカフ12とクランプ14を含み、カフ12は布カバー16を含み、クランプ14はカフ12上に設置され、且つ弧形挟持部18、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22を含み、そのうち弧形挟持部18は相対的両端部24を備え、且つ相対的両端部24の間にはギャップが定義され、該ギャップは好ましくは90度のラジアンを備え、またこれに限定されるものではない。
図1と、図1に対応する断面図に当たる図2を合わせて参照されたい。図2から理解できるように、クランプ14は弧形挟持部18、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22を含む。本考案の第一実施例において、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22は、弧形挟持部18の相対的両端部24の外側表面に固定して設置される。弧形挟持部18はカフ12上において弾性的に挟合することで、カフ12が被検者の腕に緊密に貼りつく。カフ12の布カバー16は弧形挟持部18と、部分的な第一弧形加力部20及び部分的な第二弧形加力部22を収容する。また布カバー16は第一カバーくち161及び第二カバーくち162を備え、第一カバーくち161及び第二カバーくち162はそれぞれ、弧形挟持部18の相対的両端部24をしまい入れるのに適しており、これにより弧形挟持部18はカフ12上において挟合することになる。並びに、第一弧形加力部20の第一柄部201及び第二弧形加力部22の第二柄部221は、第一カバーくち161及び第二カバーくち162の外において露出する。
更に説明すれば、第一弧形加力部20の端部26及び第二弧形加力部22の端部28が、それぞれ弧形挟持部18の相対的両端部24を固定することで、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22が弧形挟持部18の相対的両端部24に連接する。第一弧形加力部20と第二弧形加力部22は、それぞれが弧形挟持部18の外側に向かって延伸することで第一柄部201及び第二柄部221を形成し、且つ第一柄部201と第二柄部221の間で間隔を定義する。そのうち、該間隔は、弧形挟持部18の相対的両端部24が備える前述のギャップとは遠く離れている。ゆえに、第一弧形加力部20の第一柄部201及び第二弧形加力部22の第二柄部221との間に外力が加えられることで、図5に示すように、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22は、加えられた力を通じて、弧形挟持部18の相対的両端部24が備える前記ギャップを制御し、これにより前記ギャップを被験者の腕が通過しやすいものにする。外力が除去されれば、図4に示すように、弧形挟持部18はカフ12上において弾性的に挟合することができ、これによりカフ12が被検者の腕に緊密に貼りつくようになる。
但し、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22と、弧形挟持部18の相対的両端部24との連接方式は上述した内容に限定されない。第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22は、施錠といった方式で直接に弧形挟持部18の相対的両端部24へと連接することもでき、あるいは粘接、留め具といった方式で弧形挟持部18の相対的両端部24へと連接することもできる。また、第一弧形加力部20、第二弧形加力部22及び弧形挟持部18は一体成形とすることもできる。
図1と、本考案による血圧計用アームバンド10に関連するクランプ14の構造を示す図3を合わせて参照されたい。図から分かるように、クランプ14は第一弧形加力部20、第二弧形加力部22及び弧形挟持部18を含み、第一弧形加力部20の端部26及び第二弧形加力部22の端部28は、それぞれが弧形挟持部18の相対的両端部24と整列してギャップを形成する。また、第一弧形加力部20の第一柄部201及び第二弧形加力部22の第二柄部221との間で間隔を有する。そのうち、該間隔は、相対的両端部24が備える前記ギャップとは遠く離れている。第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22に外力が加えられることで、第一弧形加力部20の第一柄部201と第二弧形加力部22の第二柄部221とが近寄り、弧形挟持部18の相対的両端部24が備える前記ギャップが開き、これにより被験者の腕が通過しやすいものになる。並びに、外力が除去されれば、弧形挟持部18の弧形の内側面により、カフ12が被検者の腕において更に貼合するようになるので、結果として測定の精確性がもたらされる。
図4、即ち図3が示すクランプ(外力を受けてない状態)の側面図を参照されたい。本実施例において、第一弧形加力部20のラジアンβ1は、第二弧形加力部22のラジアンβ2に等しく、第一弧形加力部20の曲率半径R1は、第二弧形加力部22の曲率半径R2に等しく、且つ第一弧形加力部20の曲率半径R1は、弧形挟持部18の曲率半径R3より大きく、またこれに制限されるものではない。他の実施例において、第一弧形加力部20の曲率半径R1及び第二弧形加力部22の曲率半径R2は、弧形挟持部18の曲率半径R3と等しくすることもでき、または、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22のうち一つの曲率半径が、弧形挟持部18の曲率半径R3より大きいようにすることもでき、あるいは、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22のうち一つの曲率半径が、弧形挟持部18の曲率半径R3に等しいようにすることもできる。更に説明すれば、第一弧形加力部20の第一柄部201と第二弧形加力部22の第二柄部221が、効果的に加力を通じて弧形挟持部18の相対的両端部24へと作用することができれば、本願の範囲となる。
更に補足的説明を加えれば、クランプ14が効果的に被験者の腕を挟み込み、且つカフ12が被験者の腕で貼合するには、弧形挟持部18、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22がいずれも弾性材料で製造され、且つ第一弧形加力部20、第二弧形加力部22及び弧形挟持部18が同様の材料で製造される。
図4と、図3が示すクランプ14が外力を受けた際の構造を示す図である図5を合わせて参照されたい。第一弧形加力部20の第一柄部201及び第二弧形加力部22の第二柄部221に対して外力が加えられる時、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22、及び弧形挟持部18はいずれも変形を生じる。本実施例において、弧形挟持部18の弾力係数は、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22の弾力係数よりも小さく、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22に加えられた外力を、効果的に弧形挟持部18へと伝達することができ、これにより、クランプ14を使用する際、弧形挟持部18の相対的両端部24のギャップが更に開きやすくなるので、被検者が腕をクランプ14内に入れやすくなる。但し、これに制限されるものではなく、一実施例においては、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22の弾力係数は、弧形挟持部18の弾力係数と同じにすることができ、または、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22のうち一つの弾力係数を、弧形挟持部18の弾力係数よりも大きくすることができ、あるいは、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22のうち一つの弾力係数を、弧形挟持部18の弾力係数と同じにすることもできる。更に言えば、第一弧形加力部20の第一柄部201と第二弧形加力部22の第二柄部221が、弧形挟持部18の相対的両端部24のギャップを開くことで、被検者が腕をクランプ14内に入れることができれば、本願の範囲となる。
図6、即ち本考案による第二実施例での血圧計用アームバンドの構造を示す図を参照されたい。本考案の第二実施例においては、血圧計用アームバンド10はカフ12とクランプを含み、クランプは弧形挟持部18、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22を含み、弧形挟持部18は相対的両端部24を備え、且つ相対的両端部24の間にはギャップが備えられる。カフ12は布カバー16を含み、且つ布カバー16は前記クランプの弧形挟持部18を緊密に被覆し、並びにカフ12を弧形挟持部18の内側に位置させる。第一実施例と比較すれば、本考案の第二実施例においては、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22が弧形挟持部18の外側表面に固定されるのではなく、取り外しを可能として布カバー16の外側に設けられる。弧形挟持部18を被覆する布カバー16は、第一カバーくち161及び第二カバーくち162を備え、第一カバーくち161及び第二カバーくち162はそれぞれ弧形挟持部18の外側面に位置し、且つ第一弧形加力部の端部26及び第二弧形加力部の端部28をしまい入れるのに適している。ゆえに、布カバー16が弧形挟持部18を被覆することで、第一弧形加力部20の第一柄部201と第二弧形加力部22の第二柄部221の間で外力が加えられた際、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22は、加えられた力を通じて、弧形挟持部18の相対的両端部24が備える前記ギャップを制御し、これにより前記ギャップを被験者の腕が通過しやすいものにする。外力が除去されれば、弧形挟持部18はカフ12上において弾性的に挟合することができ、これによりカフ12が被検者の腕に緊密に貼りつくようになる。
本考案の第二実施例において、取り外しが可能な第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22は、同様の構造及び曲面の輪郭を有する。第一弧形加力部20を例に取れば、第一弧形加力部20の側面図及び立体図を示す図7A、図7Bを参照して分かるように、第一弧形加力部20は一体成型の第一柄部201及び第一弧形加力部の端部26を備え、第一弧形加力部の端部26は、弧形挟持部18の外周曲率を有し、第一柄部201は第一弧形加力部の端部26から弧形挟持部18の径方向へと延伸する。第一弧形加力部の端部26はフック構造21を有し、第一弧形加力部の端部26を布カバー16の第一カバーくち161にしまい入れた後、フック構造21が第一カバーくち161の辺縁に引っ掛ることになり、第一弧形加力部の端部26は第一カバーくち161の内部で保持される。同様に、第一弧形加力部と同様の構造である第二弧形加力部22も、同じ方式で布カバー16の第二カバーくち162にしまい入れることができる。
本考案の実施例に基づけば、血圧計用アームバンドの制御方法は、以下のステップを含む。まず、カフ12とクランプ14とを結合させ、クランプ14が弧形挟持部18と、弧形挟持部18の相対的両端部24の外側に設置される第一弧形加力部20と第二弧形加力部22とを含み、そのうち、弧形挟持部18はカフ12上において弾性的に挟合し、且つ相対的両端部24の間にはギャップが定義され、且つ、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22を弧形挟持部18の外側表面に固定することができ(本考案の第一実施例を参照)、または布カバー16が弧形挟持部18を緊密に被覆することで、取り外しが可能な第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22を布カバー16の第一カバーくち161及び第二カバーくち162にしまい入れることができる。次に、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22が、それぞれ弧形挟持部18の外側に向かって延伸することで第一柄部201及び第二柄部221を形成し、且つ第一柄部201と第二柄部221との間で間隔を定義し、そのうち、該間隔は、相対的両端部24が備える前述のギャップとは遠く離れている。そして、第一柄部201及び第二柄部221との間で外力による制御を受けた際、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22が、弧形挟持部18の相対的両端部24が備える前記ギャップを、被検者の腕が通過するのに適したものとし、並びに弧形挟持部18により腕を弾性的に挟合し、これによりカフ12が被検者の腕において貼合する。
更に説明を加えれば、血圧計用アームバンド10は更にゴムチューブ(図示していない)及び血圧計(図示していない)を含む。ゴムチューブは、血圧計及びカフ12の接続に用いられ、血圧計はゴムチューブを通じたカフ12の給気及び脱気が可能である。そのうち、給気及び脱気は、手動を通じて、または血圧計によるカフ12への自動給気または自動脱気を通じて行われる。血圧計内には更に血圧計算ユニット(図示していない)が包括され得るもので、カフ12の給気及び脱気が完了した際、血圧計算ユニットは被検者の血圧値を算出でき、並びに血圧値のデータをディスプレイ(図示していない)に表示できる。
よって、血圧測定時には、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22への加力により弧形挟持部18を開いて被検者の腕を直接に挟合し、並びに、血圧計によるカフ12への給気や脱気、及び被検者の血圧値の算出といったことが実行できる。
上述した内容を整理すれば、本考案者による血圧計用アームバンド10では、弧形挟持部18、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22の設置を通じて、被験者の腕への圧迫による不快感を防ぎ、血圧測定時の操作を更に便利なものとし、血圧測定の結果を更に精確なものとする、という効果が達成される。
10 血圧計用アームバンド
12 カフ
14 クランプ
16 布カバー
161 第一カバーくち
162 第二カバーくち
18 弧形挟持部
20 第一弧形加力部
201 第一柄部
21 フック構造
22 第二弧形加力部
221 第二柄部
24 弧形挟持部の相対的両端部
26 第一弧形加力部の端部
28 第二弧形加力部の端部
β1 第一弧形加力部のラジアン
β2 第二弧形加力部のラジアン
R1 第一弧形加力部の曲率半径
R2 第二弧形加力部の曲率半径
R3 弧形挟持部の曲率半径
本考案は医療機器の技術分野に関し、特に、血圧計用アームバンドを指す。
血圧は人体の健康についての重要な指標であり、心臓や血管、血液循環システムの機能状態を反映する。よって、臨床分野における疾病の認定や医療効果の測定、データ予測等を行う際の重要な根拠となる。
科学の進歩に伴い、人類の生活の品質が日々向上し続けると同時に、生活リズムも加速して、現代人の健康に影響が及びつつある。血圧の測定は、自身の健康状態を知り、疾病の発生を予防するのに役立つ。そのため、血圧計の需要も日々増している。
血圧計は、腕に装着して測定を行うものが便利なため人気だが、現在の技術による腕に挟むタイプの血圧計は、そのアームバンドがヘアクリップの様な二枚式の構造をしており、そこに腕を通す形になり、その二枚式構造の中間にはちょうつがいやバネが施される。そのため、使用時には、ちょうつがいやバネの突起がおこり、使用者が上腕を通す際に接触して不快さを感じる。また、カフの給気と脱気を行う際にも、血圧測定結果の不正確さをもたらす。
故に、本考案は血圧計用アームバンドを提供することで、上述した問題を解決する。
本考案の目的は、腕式血圧計に用いるための、血圧計用アームバンドを提供することである。血圧計用アームバンドはカフとクランプを含み、クランプは弧形挟持部、第一弧形加力部及び第二弧形加力部を含み、そのうち弧形挟持部は相対的両端部を備え、カフにおいて弾性的に挟合し、第一弧形加力部及び第二弧形加力部は、弧形挟持部の相対的両端部の外側に設置され、加力を通じて、弧形挟持部の相対的両端部のギャップを制御する。
更に、第一弧形加力部と第二弧形加力部は、それぞれが弧形挟持部の外側に向かって延伸することで第一柄部及び第二柄部を形成し、第一柄部と第二柄部で間隔を定義し、該間隔は、相対的両端部が備える前述のギャップとは遠く離れており、且つ第一弧形加力部のラジアンは、第二弧形加力部のラジアンに等しく、弧形挟持部の曲率半径は、第一弧形加力部または第二弧形加力部の曲率半径の以下である。
更に、弧形挟持部は弾性材料で製造され、第一弧形加力部及び第二弧形加力部、弧形挟持部は同様の材料で製造することができ、弧形挟持部の弾力係数は、第一弧形加力部または第二弧形加力部の弾力係数の以下とすることができる。
これ以外に、カフは、第一カバーくち及び第二カバーくちを備える布カバーを更に含むことができ、第一カバーくち及び第二カバーくちはそれぞれ、弧形挟持部の相対的両端部をしまい入れるのに適しており、これにより弧形挟持部はカフ上において挟合し、並びに、第一弧形加力部の第一柄部及び第二弧形加力部の第二柄部は、第一カバーくち及び第二カバーくちの外において露出する。
また、血圧計用アームバンドは、第一弧形加力部及び第二弧形加力部が、それぞれ弧形挟持部の外側に向かって延伸することで第一柄部及び第二柄部を形成し、且つ第一柄部と第二柄部との間で間隔を定義し、そのうち該間隔が、相対的両端部が備える前述のギャップとは遠く離れていることと、第一柄部及び第二柄部との間で外力による制御を受けた際、第一弧形加力部と第二弧形加力部が、弧形挟持部の相対的両端部が備える前記ギャップを、被検者の腕が通過するのに適したものとし、並びに弧形挟持部により腕を弾性的に挟合し、これによりカフが被検者の腕で貼合することを含む制御を行う
上述した内容を整理すれば、本考案による血圧計用アームバンドでは、弧形挟持部、第一弧形加力部及び第二弧形加力部の設置を通じて、血圧測定時の操作が更に便利になり、血圧測定の結果が更に精確なものになる、という効果を達する。
上述の説明は、本考案による技術の大まかなプランを示したものであり、本考案の詳細な技術的手段については、下の考案を実施するための形態を参照されたうえで実施を行い、また、上述した本考案の目的、特徴及び利点等については、同じく下の考案を実施するための形態に示す実施例を、図面と合わせて参照されたうえで理解を深められたい。
明細書に含まれる図面は、本考案の実施例についての理解を深められることを目的とし、考案を制限するものではない。即ち、図面は、考案を実施するための形態の一部として、文章の記載と合わせて閲覧されることで、本考案の原理に対する理解を促進するものと捉えられたい。
本考案による第一実施例での血圧計用アームバンドの構造を示す図である。 図1が示す本考案による血圧計用アームバンド(外力を受けてない状態)の断面図である。 図1が示す血圧計用アームバンドに関連するクランプの構造を示す図である。 図3が示すクランプ(外力を受けてない状態)の側面図である。 図3が示すクランプが外力を受けた際の構造を示す図である。 本考案による第二実施例での血圧計用アームバンドの構造を示す図である。 図6が示す弧形加力部の側面図である。 図6が示す弧形加力部の立体図である。
明細書に開示される具体的な構造や機能等は、実施例を説明する目的にすぎず、本考案が実施例記載の内容に制限されるという解釈がなされるものではない。即ち、考案は当業者であれば諸般の修飾が可能であるが、そのいずれも本考案の範囲を脱せず、いずれも後付の実用新案登録請求の範囲の保護範囲に含まれる。
本考案の記載において、「中心」、「横向き」、「上」、「下」、「左」、「右」、「垂直」、「平行」、「頂点」、「底」、「内」、「外」等の、方位や位置関係を示す用語は、図面に描出される方位や位置関係に基づくものの、これは本考案の実施例記載の利便性に寄与するものに過ぎず、装置やユニット(以下「要素」という)による特定の位置を指示又は暗示して、ある構造や操作を特定するものではないので、これが本考案を制限するものだと捉えられるべきではない。又、「第一」、「第二」の用語も同様に、本考案の実施例記載の利便性のためであり、比較的にあるいは潜在的に重要な技術的特徴における数量を指示又は暗示するものではなく、「第一」、「第二」等の特徴を有する要素は、明示的にあるいは内在的に、一つの、または更に多くの場合を包括する。加えて、本考案において「複数の」という要素の個数は、特に記載がない場合を除き、二つまたは二つ以上である場合を含む。
本考案の記載において、「取り付け」や「相互接続」、「接続」等の用語は、特に記載がない場合を除き、広義的に理解されることが求められる。例えば、固定して連接、取り外して連接、一体的連接、機械的連接、電気的連接、直接的かつ相互に接続、間接的に媒介を通じて相互に接続、二つの要素内部での連通、といった理解が広義的になされうる。当業者においては、具体的状況に応じて、これら用語の本考案における具体的意義を適宜理解されたい。
本考案の記載において、各用語の使用は実施例の具体的な描写のみを意図したもので、本考案を制限するものではない。要素の個数は、特に記載がない場合を除き、一つまたは少なくとも一つであり、且つ複数である場合を含むことを理解されたい。また、「含む」や「備える」またそれらに類似する用語は、それが網羅し得る特徴や整数、ステップ、操作、ユニット、パーツの存在を示すもので、即ち、被排他的に、それが網羅し得る一つまたは更に多くの特徴や整数、ステップ、操作、ユニット、パーツ及び/またはその組合せの存在や追加を示唆する。
図1、即ち本考案による第一実施例での血圧計用アームバンド10の構造を示す図を参照されたい。上述した本考案の利点の内少なくとも一つ、又はその他利点を達するために、本考案の第一実施例においては、腕式血圧計に用いるための、血圧計用アームバンド10が提供される。図1に例示されるように、血圧計用アームバンド10はカフ12とクランプ14を含み、カフ12は布カバー16を含み、クランプ14はカフ12上に設置され、且つ弧形挟持部18、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22を含み、そのうち弧形挟持部18は相対的両端部24を備え、且つ相対的両端部24の間にはギャップが定義され、該ギャップは好ましくは90度のラジアンを備え、またこれに限定されるものではない。
図1と、図1に対応する断面図に当たる図2を合わせて参照されたい。図2から理解できるように、クランプ14は弧形挟持部18、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22を含む。本考案の第一実施例において、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22は、弧形挟持部18の相対的両端部24の外側表面に固定して設置される。弧形挟持部18はカフ12上において弾性的に挟合することで、カフ12が被検者の腕に緊密に貼りつく。カフ12の布カバー16は弧形挟持部18と、部分的な第一弧形加力部20及び部分的な第二弧形加力部22を収容する。また布カバー16は第一カバーくち161及び第二カバーくち162を備え、第一カバーくち161及び第二カバーくち162はそれぞれ、弧形挟持部18の相対的両端部24をしまい入れるのに適しており、これにより弧形挟持部18はカフ12上において挟合することになる。並びに、第一弧形加力部20の第一柄部201及び第二弧形加力部22の第二柄部221は、第一カバーくち161及び第二カバーくち162の外において露出する。
更に説明すれば、第一弧形加力部20の端部26及び第二弧形加力部22の端部28が、それぞれ弧形挟持部18の相対的両端部24を固定することで、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22が弧形挟持部18の相対的両端部24に連接する。第一弧形加力部20と第二弧形加力部22は、それぞれが弧形挟持部18の外側に向かって延伸することで第一柄部201及び第二柄部221を形成し、且つ第一柄部201と第二柄部221の間で間隔を定義する。そのうち、該間隔は、弧形挟持部18の相対的両端部24が備える前述のギャップとは遠く離れている。ゆえに、第一弧形加力部20の第一柄部201及び第二弧形加力部22の第二柄部221との間に外力が加えられることで、図5に示すように、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22は、加えられた力を通じて、弧形挟持部18の相対的両端部24が備える前記ギャップを制御し、これにより前記ギャップを被験者の腕が通過しやすいものにする。外力が除去されれば、図4に示すように、弧形挟持部18はカフ12上において弾性的に挟合することができ、これによりカフ12が被検者の腕に緊密に貼りつくようになる。
但し、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22と、弧形挟持部18の相対的両端部24との連接方式は上述した内容に限定されない。第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22は、施錠といった方式で直接に弧形挟持部18の相対的両端部24へと連接することもでき、あるいは粘接、留め具といった方式で弧形挟持部18の相対的両端部24へと連接することもできる。また、第一弧形加力部20、第二弧形加力部22及び弧形挟持部18は一体成形とすることもできる。
図1と、本考案による血圧計用アームバンド10に関連するクランプ14の構造を示す図3を合わせて参照されたい。図から分かるように、クランプ14は第一弧形加力部20、第二弧形加力部22及び弧形挟持部18を含み、第一弧形加力部20の端部26及び第二弧形加力部22の端部28は、それぞれが弧形挟持部18の相対的両端部24と整列してギャップを形成する。また、第一弧形加力部20の第一柄部201及び第二弧形加力部22の第二柄部221との間で間隔を有する。そのうち、該間隔は、相対的両端部24が備える前記ギャップとは遠く離れている。第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22に外力が加えられることで、第一弧形加力部20の第一柄部201と第二弧形加力部22の第二柄部221とが近寄り、弧形挟持部18の相対的両端部24が備える前記ギャップが開き、これにより被験者の腕が通過しやすいものになる。並びに、外力が除去されれば、弧形挟持部18の弧形の内側面により、カフ12が被検者の腕において更に貼合するようになるので、結果として測定の精確性がもたらされる。
図4、即ち図3が示すクランプ(外力を受けてない状態)の側面図を参照されたい。本実施例において、第一弧形加力部20のラジアンβ1は、第二弧形加力部22のラジアンβ2に等しく、第一弧形加力部20の曲率半径R1は、第二弧形加力部22の曲率半径R2に等しく、且つ第一弧形加力部20の曲率半径R1は、弧形挟持部18の曲率半径R3より大きく、またこれに制限されるものではない。他の実施例において、第一弧形加力部20の曲率半径R1及び第二弧形加力部22の曲率半径R2は、弧形挟持部18の曲率半径R3と等しくすることもでき、または、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22のうち一つの曲率半径が、弧形挟持部18の曲率半径R3より大きいようにすることもでき、あるいは、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22のうち一つの曲率半径が、弧形挟持部18の曲率半径R3に等しいようにすることもできる。更に説明すれば、第一弧形加力部20の第一柄部201と第二弧形加力部22の第二柄部221が、効果的に加力を通じて弧形挟持部18の相対的両端部24へと作用することができれば、本願の範囲となる。
更に補足的説明を加えれば、クランプ14が効果的に被験者の腕を挟み込み、且つカフ12が被験者の腕で貼合するには、弧形挟持部18、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22がいずれも弾性材料で製造され、且つ第一弧形加力部20、第二弧形加力部22及び弧形挟持部18が同様の材料で製造される。
図4と、図3が示すクランプ14が外力を受けた際の構造を示す図である図5を合わせて参照されたい。第一弧形加力部20の第一柄部201及び第二弧形加力部22の第二柄部221に対して外力が加えられる時、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22、及び弧形挟持部18はいずれも変形を生じる。本実施例において、弧形挟持部18の弾力係数は、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22の弾力係数よりも小さく、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22に加えられた外力を、効果的に弧形挟持部18へと伝達することができ、これにより、クランプ14を使用する際、弧形挟持部18の相対的両端部24のギャップが更に開きやすくなるので、被検者が腕をクランプ14内に入れやすくなる。但し、これに制限されるものではなく、一実施例においては、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22の弾力係数は、弧形挟持部18の弾力係数と同じにすることができ、または、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22のうち一つの弾力係数を、弧形挟持部18の弾力係数よりも大きくすることができ、あるいは、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22のうち一つの弾力係数を、弧形挟持部18の弾力係数と同じにすることもできる。更に言えば、第一弧形加力部20の第一柄部201と第二弧形加力部22の第二柄部221が、弧形挟持部18の相対的両端部24のギャップを開くことで、被検者が腕をクランプ14内に入れることができれば、本願の範囲となる。
図6、即ち本考案による第二実施例での血圧計用アームバンドの構造を示す図を参照されたい。本考案の第二実施例においては、血圧計用アームバンド10はカフ12とクランプを含み、クランプは弧形挟持部18、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22を含み、弧形挟持部18は相対的両端部24を備え、且つ相対的両端部24の間にはギャップが備えられる。カフ12は布カバー16を含み、且つ布カバー16は前記クランプの弧形挟持部18を緊密に被覆し、並びにカフ12を弧形挟持部18の内側に位置させる。第一実施例と比較すれば、本考案の第二実施例においては、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22が弧形挟持部18の外側表面に固定されるのではなく、取り外しを可能として布カバー16の外側に設けられる。弧形挟持部18を被覆する布カバー16は、第一カバーくち161及び第二カバーくち162を備え、第一カバーくち161及び第二カバーくち162はそれぞれ弧形挟持部18の外側面に位置し、且つ第一弧形加力部の端部26及び第二弧形加力部の端部28をしまい入れるのに適している。ゆえに、布カバー16が弧形挟持部18を被覆することで、第一弧形加力部20の第一柄部201と第二弧形加力部22の第二柄部221の間で外力が加えられた際、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22は、加えられた力を通じて、弧形挟持部18の相対的両端部24が備える前記ギャップを制御し、これにより前記ギャップを被験者の腕が通過しやすいものにする。外力が除去されれば、弧形挟持部18はカフ12上において弾性的に挟合することができ、これによりカフ12が被検者の腕に緊密に貼りつくようになる。
本考案の第二実施例において、取り外しが可能な第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22は、同様の構造及び曲面の輪郭を有する。第一弧形加力部20を例に取れば、第一弧形加力部20の側面図及び立体図を示す図7A、図7Bを参照して分かるように、第一弧形加力部20は一体成型の第一柄部201及び第一弧形加力部の端部26を備え、第一弧形加力部の端部26は、弧形挟持部18の外周曲率を有し、第一柄部201は第一弧形加力部の端部26から弧形挟持部18の径方向へと延伸する。第一弧形加力部の端部26はフック構造21を有し、第一弧形加力部の端部26を布カバー16の第一カバーくち161にしまい入れた後、フック構造21が第一カバーくち161の辺縁に引っ掛ることになり、第一弧形加力部の端部26は第一カバーくち161の内部で保持される。同様に、第一弧形加力部と同様の構造である第二弧形加力部22も、同じ方式で布カバー16の第二カバーくち162にしまい入れることができる。
本考案の実施例に基づけば、血圧計用アームバンドは、以下のステップを含む制御を行う。まず、カフ12とクランプ14とを結合させ、クランプ14が弧形挟持部18と、弧形挟持部18の相対的両端部24の外側に設置される第一弧形加力部20と第二弧形加力部22とを含み、そのうち、弧形挟持部18はカフ12上において弾性的に挟合し、且つ相対的両端部24の間にはギャップが定義され、且つ、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22を弧形挟持部18の外側表面に固定することができ(本考案の第一実施例を参照)、または布カバー16が弧形挟持部18を緊密に被覆することで、取り外しが可能な第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22を布カバー16の第一カバーくち161及び第二カバーくち162にしまい入れることができる。次に、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22が、それぞれ弧形挟持部18の外側に向かって延伸することで第一柄部201及び第二柄部221を形成し、且つ第一柄部201と第二柄部221との間で間隔を定義し、そのうち、該間隔は、相対的両端部24が備える前述のギャップとは遠く離れている。そして、第一柄部201及び第二柄部221との間で外力による制御を受けた際、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22が、弧形挟持部18の相対的両端部24が備える前記ギャップを、被検者の腕が通過するのに適したものとし、並びに弧形挟持部18により腕を弾性的に挟合し、これによりカフ12が被検者の腕において貼合する。
更に説明を加えれば、血圧計用アームバンド10は更にゴムチューブ(図示していない)及び血圧計(図示していない)を含む。ゴムチューブは、血圧計及びカフ12の接続に用いられ、血圧計はゴムチューブを通じたカフ12の給気及び脱気が可能である。そのうち、給気及び脱気は、手動を通じて、または血圧計によるカフ12への自動給気または自動脱気を通じて行われる。血圧計内には更に血圧計算ユニット(図示していない)が包括され得るもので、カフ12の給気及び脱気が完了した際、血圧計算ユニットは被検者の血圧値を算出でき、並びに血圧値のデータをディスプレイ(図示していない)に表示できる。
よって、血圧測定時には、第一弧形加力部20と第二弧形加力部22への加力により弧形挟持部18を開いて被検者の腕を直接に挟合し、並びに、血圧計によるカフ12への給気や脱気、及び被検者の血圧値の算出といったことが実行できる。
上述した内容を整理すれば、本考案による血圧計用アームバンド10では、弧形挟持部18、第一弧形加力部20及び第二弧形加力部22の設置を通じて、被験者の腕への圧迫による不快感を防ぎ、血圧測定時の操作を更に便利なものとし、血圧測定の結果を更に精確なものとする、という効果が達成される。
10 血圧計用アームバンド
12 カフ
14 クランプ
16 布カバー
161 第一カバーくち
162 第二カバーくち
18 弧形挟持部
20 第一弧形加力部
201 第一柄部
21 フック構造
22 第二弧形加力部
221 第二柄部
24 弧形挟持部の相対的両端部
26 第一弧形加力部の端部
28 第二弧形加力部の端部
β1 第一弧形加力部のラジアン
β2 第二弧形加力部のラジアン
R1 第一弧形加力部の曲率半径
R2 第二弧形加力部の曲率半径
R3 弧形挟持部の曲率半径

Claims (10)

  1. 血圧計アームバンドであり、カフとクランプとを含み、
    前記クランプが弧形挟持部と、第一弧形加力部及び第二弧形加力部とを含み、
    前記弧形挟持部が、相対的両端部を備え、前記カフ上において弾性的に挟合し、
    前記第一弧形加力部及び前記第二弧形加力部が、固定を可能として、または取り外しを可能として、前記弧形挟持部の前記相対的両端部の外側に設置され、前記弧形挟持部の前記相対的両端部のギャップを制御する、血圧計アームバンド。
  2. 前記第一弧形加力部及び前記第二弧形加力部が、それぞれ前記弧形挟持部の外側に向かって延伸することで第一柄部及び第二柄部を形成し、且つ前記第一柄部と前記第二柄部との間で間隔を有し、そのうち前記間隔が、前記相対的両端部の前記ギャップとは遠く離れている、請求項1に記載の血圧計アームバンド。
  3. 前記第一柄部と前記第二柄部との間で外力を受けた際、前記第一弧形加力部と前記第二弧形加力部が、前記弧形挟持部の前記相対的両端部の前記ギャップを制御する、請求項2に記載の血圧計アームバンド。
  4. 前記弧形挟持部の曲率半径が、前記第一弧形加力部または前記第二弧形加力部の曲率半径の以下である、請求項1に記載の血圧計アームバンド。
  5. 前記弧形挟持部が弾性材料で製造される、請求項1に記載の血圧計アームバンド。
  6. 前記弧形挟持部の弾力係数が、前記第一弧形加力部または前記第二弧形加力部の弾力係数の以下である、請求項5に記載の血圧計アームバンド。
  7. 前記弧形挟持部の弾力係数が、前記第一弧形加力部または前記第二弧形加力部の弾力係数の以下である、請求項1に記載の血圧計アームバンド。
  8. 前記カフが、第一カバーくち及び第二カバーくちを備える布カバーを含み、前記布カバーの前記第一カバーくち及び前記第二カバーくちがそれぞれ、前記第一弧形加力部及び前記第二弧形加力部の両端部をしまい入れることに適用され、これにより前記弧形挟持部は前記カフ上において挟合し、且つ前記第一弧形加力部の第一柄部及び前記第二弧形加力部の第二柄部が、前記第一カバーくち及び前記第二カバーくちの外において露出する、請求項1に記載の血圧計アームバンド。
  9. 前記弧形挟持部の前記相対的両端部の前記ギャップが90度のラジアンを備える、請求項1に記載の血圧計アームバンド。
  10. 請求項1に記載の血圧計アームバンドの制御方法であって、
    前記第一弧形加力部及び前記第二弧形加力部が、それぞれ前記弧形挟持部の外側に向かって延伸することで第一柄部及び第二柄部を形成し、且つ前記第一柄部と前記第二柄部との間で間隔を有し、そのうち前記間隔が、前記相対的両端部の前記ギャップとは遠く離れていることと、
    前記第一柄部と前記第二柄部との間で外力による制御を受けた際、前記第一弧形加力部と前記第二弧形加力部が、前記弧形挟持部の前記相対的両端部の前記ギャップを、被検者の腕が通過するのに適したものとし、並びに前記弧形挟持部が前記腕を弾性的に挟合し、これにより前記カフが前記腕で貼合することを含む、血圧計アームバンドの制御方法。
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