JP3236797B2 - 電気コネクタの結合構造 - Google Patents

電気コネクタの結合構造

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JP3236797B2 JP17617297A JP17617297A JP3236797B2 JP 3236797 B2 JP3236797 B2 JP 3236797B2 JP 17617297 A JP17617297 A JP 17617297A JP 17617297 A JP17617297 A JP 17617297A JP 3236797 B2 JP3236797 B2 JP 3236797B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相対応する第1コ
ネクタと第2コネクタとを結合して電気的に導通状態と
する電気コネクタの結合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実開平3−126379号
公報に示されるように、端子数が多く結合抵抗の大きい
多極構造のコネクタの結合性を向上させるため、作業者
によって駆動される操作部と、一対のコネクタを結合さ
せる方向に駆動するカム板とを有し、上記操作部に入力
された駆動力をカム板により増幅して両コネクタの結合
力に変換するように構成された作動部材を設け、この作
動部材を使用して両コネクタを結合させることが行われ
ている。
【0003】すなわち、上記コネクタは、作動部材の操
作部が回動操作されることにより、一方のコネクタハウ
ジングに設けられた上下一対のカム従節のカムピンが、
他方のコネクタハウジングの上下を挟む作動部材のカム
溝に導入され、カム従節側のコネクタハウジングの上下
に、増幅された大きな前進力が付与されて両コネクタが
簡便かつ確実に結合されるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のコネクタで
は、操作者によって回動操作される作動部材がコネクタ
ハウジングの外方に配設されているため、コネクタの搬
送時または使用時等に上記作動部材が障害物または周辺
機器等に接触して破損し易いという問題がある。このた
め、上記公報に記載されたコネクタでは、作動部材の設
置部に片持ち梁状の保護板を設け、この保護板とコネク
タハウジングの壁面との間に作動部材を配設することに
より、この作動部材を保護するようにしているが、この
ように構成した場合には、コネクタハウジングの構造が
複雑になるとともに、コネクタが大型化するという問題
がある。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、簡単かつコンパクトな構成で、第1コネクタと
第2コネクタとを容易かつ適正に結合することができる
電気コネクタの結合構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
ホルダーに支持された第1コネクタと、この第1コネク
タに結合される第2コネクタとを有する電気コネクタの
結合構造において、上記ホルダーと第1コネクタとの間
に、支持ピンを支点にして揺動自在に支持された揺動レ
バーと、第1コネクタに対する第2コネクタの結合操作
時に第1コネクタがホルダーに沿ってスライド変位する
のに応じて上記揺動レバーを揺動変位させる駆動部と、
この揺動レバーの駆動力を増大しつつ上記第2コネクタ
に伝達してこの第2コネクタを第1コネクタに結合する
方向に移動させる作動部とを配設するとともに、上記揺
動レバーの設置部の左右を覆うことにより揺動レバーを
保護するように、設置高さおよび長さが設定された左右
一対の保護リブを、上記揺動レバーの設置部に設けた
のである。
【0007】上記構成によれば、ホルダーと第1コネク
タとの間に設置された揺動レバーが上記保護リブにより
保護された状態で、第1コネクタと第2コネクタとを結
合させる操作力に応じ、第1コネクタがホルダーに沿っ
てスライド変位すると、上記駆動部から入力される駆動
力に応じて揺動レバーが揺動変位するとともに、この駆
動力が上記作動部を介して第2コネクタに伝達され、両
コネクタが大きな力で結合されることになる。
【0008】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
の電気コネクタの結合構造において、第1コネクタのコ
ネクタハウジングに、揺動レバーを保護する一対の保護
リブを左右非対称に設置するとともに、この保護リブに
対応する一対のガイド溝を第2コネクタのコネクタハウ
ジングに設けたものである。
【0009】上記構成によれば、揺動レバーが上記左右
一対の保護リブにより保護されるとともに、第1コネク
タのコネクタハウジングに設置された上記一対の保護リ
ブが、第2コネクタのコネクタハウジングに設けられた
上記一対のガイド溝に係合された状態で、両コネクタが
結合されることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明に係る
電気コネクタの結合構造の実施形態を示している。この
コネクタは、第1コネクタ1を支持するホルダー2と、
第1コネクタ1に結合される第2コネクタ3とを有し、
上記第1コネクタ1とホルダ2との間には、両コネクタ
1,3の結合操作時に、第2コネクタ3を第1コネクタ
1に結合させる方向に駆動する揺動レバー4が支持ピン
5を支点にして揺動自在に支持されている。
【0011】上記ホルダー2は、上下一対の水平板6
と、左右一対の側板7とを有する筒状に形成され、上記
左右の両側板7の内壁面には、第1コネクタ1を前方の
待機位置に支持する左右一対の支持ランス8が設けられ
ている。この支持ランス8は、ホルダー2の側壁7の後
端部からこの側壁7の内壁面に沿って前方側に延びる板
状部材からなり、後述する両コネクタ1,3の結合状態
において、第2コネクタ3の後壁部から外方に先端部が
所定長さだけ突出するように、支持ランス8の長さが設
定されている。また、支持ランス8の先端部内面には、
内方側に突出する係止突起9が形成されるとともに、こ
の係止突起9の後部には、先窄まりのテーパ面が形成さ
れている。
【0012】上記ホルダー2の水平板6には、揺動レバ
ー4の後端部上面に突設された係合ピン16が係合され
る係合溝10が形成されている。この係合溝10は、ホ
ルダー2の後端部からその前方側に伸びる導入溝部10
aと、この導入溝部10aの端部から側方に伸びる駆動
溝部10bとからなっている。そして、上記係合溝10
の駆動溝部10bと、揺動レバー4に突設された係合ピ
ン16とにより、両コネクタ1,3の結合操作時に、上
記揺動レバー4を揺動変位させる駆動部が構成されてい
る。
【0013】なお、図示を省略しているが、ホルダー2
の下方に位置する水平板6には、上方の係合溝10と左
右対称位置に配設された係合溝10が形成され、これら
の係合溝10の駆動溝部10bに沿って揺動レバー4の
係合ピン16がそれぞれ摺動することにより、第1コネ
クタ1の上方に配設された揺動レバー4と、下方に配設
された揺動レバー4とが左右逆向きに揺動変位するよう
になっている。
【0014】上記第1コネクタ1は、ホルダー2内に挿
入されてスライド可能に支持されるとともに、図示を省
略した複数の雌型端子を収容するコネクタハウジング1
1を有し、上記端子に接続された電線15aが、コネク
タハウジング11の後部から外方に導出されている。こ
のコネクタハウジング11の側壁部には、上記支持ラン
ス8の係止突起9に当接して第1コネクタ1を、ホルダ
ー2の前方に位置する結合待機位置に仮係止する仮係止
部12が突設され、この仮係止部12の前部には、先窄
まりのテーパ面が設けられている。
【0015】上記コネクタハウジング11の上壁面およ
び底壁面には、揺動レバー4を揺動自在に支持する支持
ピン5が突設されるとともに、前後方向に伸びる左右一
対の保護リブ13,13と、第2コネクタ3に形成され
た係合部(図示せず)に係合されることにより、両コネ
クタ1,3を結合状態に係止する一対の係止部材14,
14とが設けられている。
【0016】上記一対の保護リブ13,13は、揺動レ
バー4の設置部の左右を覆うことによってこの揺動レバ
ー4を保護するように、その設置高さおよび長さが設定
されている。また、上記一対の保護リブ13,13は、
平面からみて左右非対称に配設されるとともに、後述す
る両コネクタ1,3の結合時に、第2コネクタ3のコネ
クタハウジング19に形成されたガイド溝22に係合さ
れることにより、第1コネクタ1のコネクタハウジング
11または第2コネクタ3のコネクタハウジング19の
一方が上下逆向きの状態で結合されるのを防止する機能
を有している。
【0017】上記揺動レバー4は、第1コネクタ1に突
設された支持ピン5を支点にして揺動自在に支持された
プレート材からなり、この揺動レバー4の後部には、上
記ホルダー2に形成された係合溝10に係合される係合
ピン16が、上記支持ピン5の設置部から所定距離だけ
離れた位置に突設されている。そして、上記揺動レバー
4の係合溝10と、ホルダー2の係合ピン16とによ
り、両コネクタ1,3の結合操作時に揺動レバー4を揺
動変位させる駆動部が構成されている。
【0018】さらに、揺動レバー4の前部には、上記第
2コネクタ3に突設された被駆動ピン17が挿入される
凹溝からなる案内溝18が形成されている。この案内溝
18は、上記被駆動ピン17の導入案内部となる導入溝
部18aと、この導入溝部18aの端部から後方側に伸
びる円弧状の作動溝部18bと、この作動溝部18bの
端部から上記支持ピン5を中心とした円弧状に伸びる係
止溝部18cとからなっている。
【0019】上記案内溝18の作動溝部18bは、その
前端部から後端部にかけて上記支持ピン5との間隔が次
第に小さくなるように、支持ピン5に対する距離が設定
されている。そして、上記揺動レバー4の作動溝部18
bと、第2コネクタ3の被駆動ピン17とにより、上記
駆動部から揺動レバー4に入力された駆動力を第2コネ
クタ3に伝達して、この第2コネクタ3を第1コネクタ
1側に移動させる作動部が構成されている。
【0020】すなわち、両コネクタ1,3の結合操作時
に、上記第1コネクタ1のコネクタハウジング11がホ
ルダー2に沿ってスライド変位するとともに、揺動レバ
ー4が上記駆動部により駆動されて支持ピン5を支点に
して揺動変位するのに応じ、上記被駆動ピン17が揺動
レバー4の作動溝部18bに沿って摺動することによ
り、上記被駆動ピン17が支持ピン5側に引き寄せられ
て第2コネクタ3が第1コネクタ1に結合される方向に
駆動されるようになっている。
【0021】また、上記ホルダー2に沿ってスライド変
位する第1コネクタ1の移動量に比べ、上記結合方向へ
の第2コネクタ3の移動量が小さくなるように、上記支
持ピン5に対する上記係合溝10および上記案内溝18
の作動溝部18bの位置および形状が設定されることに
より、上記駆動部から揺動レバー4に入力された駆動力
が増大されて上記作動溝部18bから第2コネクタ3の
被駆動ピン17に伝達されるように構成されている。な
お、上記実施形態では、案内溝18の作動溝部18bを
円弧状に形成しているが、上記導入溝部18aの端部か
ら後部内方側に向けて直線状に伸びる作動溝部、あるい
は放物線状に伸びる作動溝部を、上記揺動レバー4に設
けた構造としてもよい。
【0022】上記第2コネクタ3は、第1コネクタ1の
コネクタハウジング11に外嵌されて係合されるととも
に、図示を省略した複数の雄型端子が設置されたコネク
タハウジング19を備え、上記端子に接続された電線1
5bが、コネクタハウジング19の後部から外方に導出
されている。このコネクタハウジング19の側壁部内方
には、第1,第2コネクタ1,3の結合操作時に、上記
支持ランス8に設けられた係止突起9の上下両端部に当
接して支持ランス8を仮係止解除方向に揺動変位させる
揺動操作部20が突設され、この揺動操作部20の前部
外面には、先窄まりのテーパ面が形成されている。
【0023】また、上記コネクタハウジング19の後壁
部左右には、支持ランス8の先端部に対向する左右一対
の開口部21が形成されている。そして、両コネクタ
1,3の結合状態において、支持ランス8の先端部が上
記開口部21を挿通することにより、第2コネクタ3の
後方側に支持ランス8の先端部が露出するようになって
いる。さらに、上記コネクタハウジング19の上下壁の
内面には、第1コネクタ1の保護リブ13,13に対応
する凹溝からなるガイド溝22,22が形成されてい
る。
【0024】上記構成の第1コネクタ1と第2コネクタ
3とを結合する場合には、雄型のコネクタハウジング1
1内に雌型端子が組み込まれるとともに、上記両保護リ
ブ13,13の間において上記支持ピンに揺動レバー
4が支持された第1コネクタ1を、ホルダー2の後端開
口部に対向させた後、第1コネクタ1のコネクタハウジ
ング11をホルダー2内に挿入することにより、図3に
示すように、第1コネクタ1をホルダー2の前方に位置
する結合待機位置にセットする。
【0025】すなわち、第1コネクタ1に突設された仮
係止部12の前部テーパ面を支持ランス8の係止突起9
に当接させ、この支持ランス8の先端部を外方に押動し
て弾性変形させた状態で、上記係止突起9を乗り越えさ
せてその前方側に上記仮係止部12を移動させることに
より、この仮係止部12の後端面に支持ランス8の係止
突起9の前面が当接した結合待機位置に上記第1コネク
タ1が仮係止されることになる。また、上記ホルダー2
に対する第1コネクタ1の挿入操作に応じ、揺動レバー
4の後端部に突設された係合ピン16を、ホルダー2に
形成された係合溝10の導入溝部10aから駆動溝部1
0b内に導入させることにより、揺動レバー4とホルダ
ー2とを連結する。
【0026】次いで、第1コネクタ1のコネクタハウジ
ング11に形成された保護リブ13,13と、第2コネ
クタ3のコネクタハウジング19に形成されたガイド溝
22,22とを相対向させた状態で、両コネクタ1,3
を互いに結合させる方向に押動することにより、上記第
2コネクタ3のコネクタハウジング19を、ホルダー2
と、第1コネクタ1のコネクタハウジング11との間に
押し込み、両コネクタ1,3を結合状態に移行させる。
【0027】上記第1,第2コネクタ1,3の結合操作
時には、図4に示すように、第2コネクタ3の揺動操作
部20によって上記支持ランス8に設けられた係止突起
9の上部および下部が外方に押されることにより、支持
ランス8の先端部が外方に揺動変位して第1コネクタ1
の仮係止状態が解除される。この状態で、上記第2コネ
クタ3によって第1コネクタ1が後方に押動されると、
ホルダー2に沿って後方にスライド変位することにな
る。
【0028】また、上記第1,第2コネクタ1,3の結
合操作に応じて第2コネクタ3の被駆動ピン17が上記
揺動レバー4の案内溝18内に導入され、上記被駆動ピ
ン17と揺動レバー4とが係合される。この状態から図
5に示すように、第2コネクタ3がホルダー2内にさら
に押し込まれて、第1コネクタ1が後方にスライド変位
すると、これに応じて第1コネクタ1に支持された揺動
レバー4の係合ピン16が上記係合溝10の駆動溝部1
0bに沿って摺動しつつ、上記揺動レバー4の後端部が
ホルダー2の側方に移動し、上記支持ピン5を支点にし
て揺動レバー4が揺動変位する。
【0029】上記揺動レバー4の揺動変位に伴い、その
前部に設けられた案内溝18の作動溝部18bに沿って
第2コネクタ3の被駆動ピン17が摺動することによ
り、この被駆動ピン17が上記支持ピン5側に引き寄せ
られて第2コネクタ3が第1コネクタ1側に移動する。
また、上記のように揺動レバー4を揺動変位させる際に
相対変位する第1コネクタ1とホルダー2とのスライド
変位量に比べ、上記揺動レバー4によって駆動される第
2コネクタ3の結合方向への移動量が小さくなるように
構成されているため、上記駆動部から揺動レバー4に入
力された駆動力が増大されて上記作動溝部18bから被
駆動ピン17に伝達される。この結果、上記揺動レバー
4の揺動変位に応じ、この揺動レバー4の作動溝部18
bから上記被駆動ピン17を介して第2コネクタ3に伝
達される駆動力により、第2コネクタ3が第1コネクタ
1側に大きな力で押圧されて両コネクタ1,3が確実に
結合されることになる。
【0030】そして、上記第1コネクタ1に対する第2
コネクタ3の結合操作の最終段階では、図6に示すよう
に、第2コネクタ3の被駆動ピン17が揺動レバー4に
形成された案内溝18の係止溝部18c内に導入され、
両コネクタ1,3が一体の状態でスライド変位してホル
ダー2内に挿入される。また、上記支持ランス8の先端
部が第2コネクタ3の開口部21から後方側に突出して
外部に露出するとともに、第1コネクタ1の係止部材1
4,14が第2コネクタ3の係合部(図示せず)に係合
されることにより、両コネクタ1,3の結合状態が維持
される。
【0031】なお、上記第1コネクタ1と第2コネクタ
3との結合を解除する場合には、上第2コネクタ3をホ
ルダー2の前方側にスライド変位させることにより、揺
動レバー4を上記結合操作と逆方向に揺動変位させつ
つ、この揺動レバー4および上記第1コネクタ1を前方
にスライド変位させた後、第1,第2コネクタ1,3の
結合状態を解除する。
【0032】上記のようにホルダー2と第1コネクタ1
との間に、支持ピン5を支点にして揺動自在に支持され
た揺動レバー4と、第1コネクタ1に対する第2コネク
タ3の結合操作時に第1コネクタ1がホルダー2に沿っ
てスライド変位するのに応じ、揺動レバー4を揺動変位
させる駆動部と、この揺動レバー4の駆動力を増大しつ
つ上記第2コネクタ3に伝達してこの第2コネクタ3を
第1コネクタ1に結合する方向に移動させる作動部とを
配設するとともに、上記揺動レバー4の設置部に、この
揺動レバー4を保護する左右一対の保護リブ13を設け
たため、簡単かつコンパクトな構成で上記揺動レバー4
を保護し、コネクタの搬送時または使用時等に、上記揺
動レバー4が障害物または周辺機器等に接触して破損す
るのを効果的に防止することができるとともに、端子に
接続された電線15a等が上記揺動レバー4の設置部に
進入するのを防止し、上記電線15aが揺動レバー4等
に絡みつくのを防ぐことができる。
【0033】そして、上記第2コネクタ3を第1コネク
タ1に結合させる方向に押動だけの簡単な操作で、上記
駆動ピン17および係合溝10の駆動溝部10bからな
る駆動部より、上記揺動レバー4を揺動させるととも
に、これに応じて上記被駆動ピン17および案内溝18
の作動溝部18bからなる作動部により、上記第2コネ
クタ3を大きな力で結合方向に移動させることができる
ので、両コネクタ1,3を容易かつ確実に結合状態に移
行させることができる。
【0034】特に上記実施形態では、第1コネクタ1の
コネクタハウジング11に、揺動レバー4を保護する一
対の保護リブ13,13を左右非対称に設置するととも
に、この保護リブ13,13に対応する一対のガイド溝
22,22を第2コネクタ3のコネクタハウジング19
に設けたため、上記保護リブ13,13およびガイド溝
22,22に基づいて上記両コネクタハウジング11,
19の位置合わせを行うことにより、上記両コネクタ
1,3のコネクタハウジング11,19の一方が上下逆
向きの状態で結合されるのを防止することができる。
【0035】なお、第1コネクタ1のコネクタハウジン
グ11に形成された保護リブ13,13に対応する凹溝
からなるガイド溝22,22を、第2コネクタ3のコネ
クタハウジング19に形成してなる上記実施形態に代
え、上記保護リブ13,13に対応する切欠からなるガ
イド溝を、上記第2コネクタ3のコネクタハウジング1
9に形成した構造としてもよい。このように構成した場
合には、上記保護リブ13,13と、ホルダー2との間
に、上記第2コネクタ3のコネクタハウジング19が挿
入される隙間を設ける必要がなく、上記保護リブ13,
13の設置高さを、上記ハウジング11とホルダー2と
の間隙に略対応させることにより、上記揺動レバー4を
保護リブ13,13により、さらに効果的に保護できる
という利点がある。
【0036】また、上記実施形態に示すようにホルダー
2の内壁面と、これに対向する第1コネクタ1の外壁面
との間に揺動レバー4を配設したため、この揺動レバー
4がコネクタの設置部外に突出することに起因してデッ
ドスペースが形成されることを防止しつつ、上記揺動レ
バー4を揺動変位させることができる。しかも、上記揺
動レバー4をプレート状に形成してその板厚を小さくす
ることにより、コネクタの上下寸法が大きくなるのを防
止することができる。
【0037】また、上記実施形態では、ホルダー2の上
下内壁面に沿って揺動レバー4をそれぞれ設置するとと
もに、これらの揺動レバー4を点対称位置に配設したた
め、簡単な構成で第1,第2コネクタ1,3の各部に均
等な結合力を付与して両者を適正に結合することができ
る。すなわち、電気コネクタの幅寸法が大きい場合に、
その両側端部に上記揺動レバー4をそれぞれ配設するこ
とにより、電気コネクタの対角線上の両端部に結合力を
作用させることができるため、第2コネクタ3の一側辺
部に偏った結合力が付与されることによる結合不良の発
生を効果的に防止することができる。
【0038】さらに、上記実施形態では、第1コネクタ
1の上下に設置された両揺動レバー4が互いに逆向きに
揺動変位するように、その揺動方向を設定したため、上
記両揺動レバー4から第2コネクタ3に対して伝達され
る駆動力の作用方向が、平面からみてそれぞれ逆向きと
なって、上記両揺動レバー4から第2コネクタ3に伝達
される駆動力の幅方向成分が打ち消し合うことになる。
したがって、上記駆動力に応じ、第2コネクタ3をホル
ダー2に沿って真っ直にスライド変位させることによ
り、両コネクタ1,3を適正に結合することができる。
【0039】また、上記実施形態では、同一形状に形成
された少なくとも一対の揺動レバー4をホルダー2の相
対向する壁面に沿って配設するとともに、相対向する揺
動レバー4をそれぞれ表裏逆向きに設置するように構成
したため、部品の種類を少なくして生産性を向上させる
ことができるとともに、上記のように両揺動レバー4の
揺動方向を逆向きに設定して第2コネクタ3を真っ直に
スライド変位させることができる。
【0040】なお、上記構成に代えて第1コネクタ1の
上方または下方にいずれか一方のみに、揺動レバー4を
設けた構造とし、あるいは第1コネクタ1の上下に、そ
れぞれ左右一対の揺動レバー4を配設した構造としても
よい。また、一対の揺動レバー4を配設した場合に、そ
の揺動方向を必ずしも逆向きに設定する必要はなく、両
揺動レバー4を同方向に揺動変位させるように構成して
もよい。
【0041】また、上記ホルダー2に形成された係合溝
10に、揺動レバー4に突設された係合ピン16を導入
して係合するようにした上記構成に代え、上記ホルダー
2に係合ピン16を突設するとともに、この係合ピン1
6が係合される係合溝10を上記揺動レバー4に設けた
構造としてもよい。さらに、上記ホルダー2に揺動レバ
ー4を揺動自在に支持させるとともに、この揺動レバー
4を揺動変位させる駆動部を構成する係合溝10の駆動
溝部10bまたは係合ピン16を第1コネクタ1のコネ
クタハウジング11に設けた構造としてもよい。
【0042】さらに上記実施形態では、上記ホルダー2
に設けられ支持ランス8によって第1コネクタ1を結合
待機位置に仮係止するとともに、両コネクタ1,3の結
合操作時に上記支持ランス8による第1コネクタ1の仮
係止状態を解除し、かつ両コネクタ1,3の結合状態に
おいて、上記支持ランス8の先端部を両コネクタ1,3
の外部に露出させるように構成したため、上記支持ラン
ス8の先端部の露出状態を確認することにより、両コネ
クタ1,3が適正な結合状態にあるか否か容易かつ正確
に判別することができる。
【0043】上記支持ランス8は、両コネクタ1,3の
結合前に第1コネクタ1を前方の結合待機位置に仮係止
するものであり、両コネクタ1,3の結合状態において
上記支持ランス8が誤って操作されても、コネクタ1,
3の結合状態が解除される等の問題を生じることはな
い。しかも、上記支持ランス8の一部のみをコネクタ
1,3の外部に露出させることによって、上記結合状態
の適否を表示することができるので、支持ランス8の大
部分をホルダー2内に収容することにより、簡単かつコ
ンパクトな構成で上記支持ランス8の損傷を効果的に防
止することができる。
【0044】また、上記実施形態では、ホルダー2の左
右両側方部から前方側に支持ランス8,8を突設すると
ともに、第2コネクタ3の後壁部に、上記支持ランス8
の先端部が挿通される開口部21を設け、この開口部2
1から支持ランス8の先端部を第2コネクタ3の外部に
露出させるように構成したため、両コネクタ1,3の端
子に接続された電線15a,15bに、上記支持ランス
8,8が干渉するという事態の発生を効果的に防止しつ
つ、この支持ランス8,8の先端部が上記開口部から外
部に突出しているか否かを確認することにより、両コネ
クタ1,3の結合状態の適否を一目で判別することがで
きる。
【0045】さらに、上記実施形態では、ホルダー2に
設けられた支持ランス8によって前方の結合待機位置に
仮係止された第1コネクタ1の仮係止状態を、上記両コ
ネクタ1,3の結合操作時に、第2コネクタ3に設けら
れた揺動操作部20によって上記支持ランス8に設けら
れた係止突起9の上部および下部を外方に押動すること
により、上記第1コネクタ1の仮係止状態を自動的に解
除するように構成したため、両コネクタ1,3を結合方
向に押動するだけのワンタッチで操作で、両コネクタ
1,3を容易かつ確実に結合状態に移行させることがで
きる。
【0046】また、上記実施形態に示すように、支持ラ
ンス8の係止突起9の後部と、上記第1コネクタ1の仮
係止部12の前部とに、それぞれ相対応するテーパ面を
形成した場合には、ホルダー2の後方から第1コネクタ
1を挿入してこの第1コネクタ1を前方の結合待機位置
に仮係止する際に、上記両テーパ面を相当接させて上記
支持ランス8の先端部を内方側に揺動変位させることに
より、上記第1コネクタ1をホルダー1の後端部から挿
入して上記仮係止状態に容易に移行させることができ
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明は、ホルダーに支持された第1コネクタと、この第1
コネクタに結合される第2コネクタとを有する電気コネ
クタの結合構造において、上記ホルダーと第1コネクタ
との間に、支持ピンを支点にして揺動自在に支持された
揺動レバーと、第1コネクタに対する第2コネクタの結
合操作時に第1コネクタがホルダーに沿ってスライド変
位するのに応じて上記揺動レバーを揺動変位させる駆動
部と、この揺動レバーの駆動力を増大しつつ上記第2コ
ネクタに伝達してこの第2コネクタを第1コネクタに結
合する方向に移動させる作動部とを配設するとともに、
上記揺動レバーの設置部の左右を覆うことにより揺動レ
バーを保護するように、設置高さおよび長さが設定され
た左右一対の保護リブを、上記揺動レバーの設置部に設
けたため、簡単かつコンパクトな構成で上記揺動レバー
を効果的に保護し、コネクタの搬送時または使用時等
に、上記揺動レバーが障害物または周辺機器等に接触し
て破損するのを防止することができるとともに、第1コ
ネクタに設置された電線等が揺動レバーの設置部に進入
するのを防止し、上記電線が揺動レバー等に絡みつくの
を防ぐことができる。
【0048】また、請求項2に係る発明は、第1コネク
タのコネクタハウジングに、揺動レバーを保護する一対
の保護リブを左右非対称に設置するとともに、この保護
リブに対応する一対のガイド溝を第2コネクタのコネク
タハウジングに設けたため、上記保護リブおよびガイド
溝に基づいて上記両コネクタハウジングの位置合わせを
行うことができ、上記両コネクタのコネクタハウジング
の一方が上下逆向きの状態で結合されるのを防止できる
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気コネクタの結合構造の実施形
態を示す断面図である。
【図2】上記電気コネクタの結合構造を示す斜視図であ
る。
【図3】第1コネクタをホルダーに仮係止した状態を示
す断面図である。
【図4】第1コネクタの仮係止状態を解除した状態を示
す断面図である。
【図5】上記電気コネクタの結合過程を示す断面図であ
る。
【図6】第1コネクタと第2コネクタとの結合状態を示
す平面断面図である。
【符号の説明】
1 第1コネクタ 2 ホルダー 3 第2コネクタ 4 揺動レバー 10b 駆動溝部(駆動部) 13 保護リブ 16 係合ピン(駆動部) 17 被駆動ピン(作動部) 18b 作動溝部(作動部) 22 ガイド溝
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−26077(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/629

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダーに支持された第1コネクタと、
    この第1コネクタに結合される第2コネクタとを有する
    電気コネクタの結合構造において、上記ホルダーと第1
    コネクタとの間に、支持ピンを支点にして揺動自在に支
    持された揺動レバーと、第1コネクタに対する第2コネ
    クタの結合操作時に第1コネクタがホルダーに沿ってス
    ライド変位するのに応じて上記揺動レバーを揺動変位さ
    せる駆動部と、この揺動レバーの駆動力を増大しつつ上
    記第2コネクタに伝達してこの第2コネクタを第1コネ
    クタに結合する方向に移動させる作動部とを配設すると
    ともに、上記揺動レバーの設置部の左右を覆うことによ
    り揺動レバーを保護するように、設置高さおよび長さが
    設定された左右一対の保護リブを、上記揺動レバーの設
    置部に設けたことを特徴とする電気コネクタの結合構
    造。
  2. 【請求項2】 第1コネクタのコネクタハウジングに、
    揺動レバーを保護する一対の保護リブを左右非対称に設
    置するとともに、この保護リブに対応する一対のガイド
    溝を第2コネクタのコネクタハウジングに設けたことを
    特徴とする請求項1記載の電気コネクタの結合構造。
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