JP3236709U - ルアー - Google Patents

ルアー Download PDF

Info

Publication number
JP3236709U
JP3236709U JP2022000065U JP2022000065U JP3236709U JP 3236709 U JP3236709 U JP 3236709U JP 2022000065 U JP2022000065 U JP 2022000065U JP 2022000065 U JP2022000065 U JP 2022000065U JP 3236709 U JP3236709 U JP 3236709U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lure
synthetic resin
rice husk
biodegradable synthetic
biodegradable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022000065U
Other languages
English (en)
Inventor
茂 山下
Original Assignee
株式会社T・S
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社T・S filed Critical 株式会社T・S
Priority to JP2022000065U priority Critical patent/JP3236709U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3236709U publication Critical patent/JP3236709U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Abstract

【課題】魚釣りに使用する、少なくとも一部分が合成樹脂によって形成されるルアーであって、その分解を促進するルアーを提供する。【解決手段】ルアー1は、少なくとも一部分が生分解性合成樹脂15によって形成され、生分解性合成樹脂15には、もみ殻20およびもみ殻の断片21の少なくとも一方が混在している。【選択図】図1

Description

本考案は、魚釣りに使用するルアーに関する。
疑似餌と呼ばれることもある魚釣りに使用するルアーには、合成樹脂製のもの、金属製のもの、木製のもの等がある。また、合成樹脂製のものには、硬質の合成樹脂で形成されていて水中にあっても変形することのないハードルアーと呼ばれるものと、水中で容易に変形するソフトルアーと呼ばれるものとがある。これらのルアーは、使用中に釣り糸から外れて川底や海底に沈んだり、水中を浮遊したりするものがある。そのような挙動をとるルアーの中でも、合成樹脂製のものは、長い年月にわたってその形状をとどめ、時には魚が誤ってそれを口に入れたりすることがあること等から、自然環境を破壊するものの一つとみなされるという問題がある。その問題を解消するための手段の一つとして、合成樹脂製のルアーを生分解性合成樹脂によって作ることが提案されている。
例えば、特許文献1では、ルアーである疑似餌が樹脂を含む部分を有し、その部分は生分解性樹脂であるポリヒドロキシアルカノエートを用いた成形品である。
また、特許文献2では、不飽和結合を含む脂肪族ポリエステルを架橋した生分解性弾性体を構成成分とする生分解性ソフトルアーが提案されている。
さらに、特許文献3では、脂肪族ポリエステル系ウレタンエラストマーからなる疑似餌用生分解性素材が提案されている。
特開2003-9721号公報 特開平11-169025号公報 特開2003-274800号公報
従来技術のルアーでは、それが屋外や水中に放置されると、屋外におけるバクテリアや紫外線等の作用によって、表面から徐々に分解が進行するから、ルアーが分解する速度という観点からは、その分解にかなりの時間(日数)を要する場合がある。そこで、本考案では、少なくとも一部分が生分性の合成樹脂で作られたルアーにおいて、そのルアーの分解を促進することができるように、ルアーに改良を加えることを課題にしている。
本考案が対象とするのは、少なくとも一部分が合成樹脂によって形成されているルアーである。
かかるルアーにおいて、本考案が特徴とするところは、前記合成樹脂が生分解性合成樹脂であり、かつ前記生分解性合成樹脂にはもみ殻およびもみ殻の断片の少なくとも一方が混在していること、にある。
本考案の実施態様の一つにおいて、前記もみ殻および前記もみ殻の断片のいずれかには、前記ルアーの表面に露出するものが含まれている。
本考案に係るルアーは、屋外等の自然環境下においてバクテリアや紫外線の作用を受けて生分解合成樹脂の分解が進行すると、生分解性合成樹脂と、それに混在しているもみ殻とが露出して、これら両者が互いの界面において分離し始める。その分離に伴って、生分解性合成樹脂は外気に対しての露出面積が増加する。その露出面積の増加は、生分解性合成樹脂におけるバクテリアや紫外線の作用する面積の増加であって、その面積が増加した分だけ生分解性合成受樹脂の分解が促進される。露出したもみ殻もまた、徐々に分解しながら自然界に戻ることが可能になる。
図面は、本開示に係る本考案の特定の実施の形態を示し、考案の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本考案一実施態様であるルアーの側面図。 図1のルアーをII-IIに沿って破断して示すルアーの部分斜視図。 実施態様の他の一例であるルアーの側面図。 図3におけるIV-IV線切断面を示す図。
添付の図面を参照して、本考案に係るルアーの詳細を説明すると、以下のとおりである。
図1は、ルアー1の側面図である。ルアー1は、魚の形に作られた本体部分10と、本体部分10の先端部に取り付けられた第1リング11と、本体部分10の胴部と尾部とのそれぞれに取り付けられた第2、第3リング12,13とを有する。第1リング11にはライン(図示せず)が取り付けられ、第2、第3リング12,13にはフック14が取り付けられる。本体部分10は、透明な生分解性合成樹脂15の成形品であって、その表面には魚に似せた目玉17と、えら(鰓)18とが塗料を使って画かれている。本体部分10ではまた、生分解性合成樹脂15に対する添加物(混合材料)として使用されたもみ殻20および/またはもみ殻20の断片21(以下では、併せてもみ殻20という)が透視できる状態にある。
ただし、本考案において、そのように形成されているルアー1は、その型や形状が図示例のものに限定されるわけではなく、ミノーやクランク、バイブレーション、スプーン、バズベイト等の型であってもよく、また、その型における大きさや外観等の形状も適宜選択することができる。さらに、生分解性合成樹脂は、その硬さが限定されることはなく、ハードタイプルアーを作るためのものであってもよいし、ソフトタイプルアーを作るためのものであってもよい。さらにはまた、本体部分10は、透明なものであってもよいし、半透明や不透明のものであってもよい。透明な本体部分10は、塗装等の装飾手段によって、部分的または全体的に半透明または不透明になっていてもよい。
図2は、図1のII-II線に沿った切断面4を含むルアー1の後方部分3の斜視図である。ただし、切断面4では、もみ殻20の一つが切断されることのない状態で示されている。もみ殻20と生分解性合成樹脂15とは、互いの界面16において密着している。
このようなルアー1における本体部分10を製作するには、射出成形、コンプレッション成形、鋳込み成形等の周知の成形方法を使うことができる。例えば、生分解性合成樹脂15のペレットや粉末を出発原料とする場合には、そのペレットや粉末と適宜量のもみ殻20との混合物を射出成形機やコンプレッション成形機で成形することによって得ることができる。また、出発原料が生分解性合成樹脂のモノマーである場合には、そのモノマーに対して適宜量のもみ殻20を混合して成形用の型に流し込み、重合させればよい。もみ殻20は、いずれの成形方法においても、生分解性の合成樹脂やそのモノマーに対して溶解したり膨潤したりするということがなく、また生分解性合成樹脂15が熱溶融するときの温度においてもその形状を維持することができる程度の耐熱性を有している。それゆえ、本体部分10における生分解性合成樹脂15ともみ殻20との間には、明瞭な界面16が存在する。このようにして得られる本体部分10は、それに第1、第2、第3リング11,12,13を取り付け、さらにフック14を取り付けることによって図1のルアー1となる。
そのルアー1は、使用後や使用中にライン(釣り糸)から外れて、大気中や水中に長期間放置されると、生分解性合成樹脂15で形成されている本体部分10は、バクテリアや紫外線、水分等の作用によって分解し、自然環境を破壊することのないものになるという過程をたどることができる。この過程にいおいて、本体部分10がその表面から分解し始めて、もみ殻20が、例えば図2に例示の如く露出し始めると、生分解性合成樹脂15ともみ殻20との界面16では、生分解性合成樹脂15ともみ殻20とが、吸水と乾燥との反復によって伸縮を繰り返すときに、互いの伸縮量の差異等によって剥離して、生分解性合成樹脂15ともみ殻20との間にはすき間の生じることがある。
そのようなすき間が生じると、生分解性合成樹脂15では、バクテリアや紫外線が直接作用することを可能にする露出面積が増加する。その結果として、もみ殻20を含む生分解性合成樹脂15は、もみ殻20を含まない場合に比べて、分解が促進される。もみ殻20は、それ自体が天然物というべきものであって、生分解性合成樹脂15から分離した後において自然環境を破壊するということがない。
図3,4は、実施態様の他の一例を示し、図1のルアー1と形状が同じであるルアー101の側面図と、図3のVI-VI切断面を示すためのルアー101の断面図であって、ルアー1と共通する部分には、同じ参照符号が使用されている。ルアー101は、ルアー1と同様に生分解性合成樹脂15によって本体部分10が形成され、その生分解性合成樹脂15には、もみ殻20および/またはもみ殻の断片21が混在している(以下では、もみ殻20ともみ殻の断片21とを総称してもみ殻20という)。図4に示すルアー101の切断面では、そのもみ殻20の一部分が本体部分10の表面に露出している。ルアー101の表面がこのような状態にあると、ルアー101が置かれた環境の温度や湿度等の変化に伴って生分解性合成樹脂15ともみ殻20との寸法が変化するときに、生分解性合成樹脂15ともみ殻20との間では寸法の変化量に差が生じることがある。その差が大きいときには、生分解性合成樹脂15ともみ殻20との間にずれが生じて、両者15と20とが剥離した状態になり、両者15と20との間にすき間が生じる。その結果、生分解性合成樹脂15では、バクテリアや紫外線、水分が直接的に作用する面積が増加して、ルアー1の場合と同様に分解が促進される。
1 ルアー
10 本体部分
11 第1リング
12 第2リング
13 第3リング
14 フック
15 生分解性合成樹脂
16 界面
17 目玉
18 えら(鰓)
20 もみ殻
21 もみ殻の断片
101 ルアー

Claims (2)

  1. 少なくとも一部分が合成樹脂によって形成されているルアーであって、
    前記合成樹脂が生分解性合成樹脂であり、かつ前記生分解性合成樹脂にはもみ殻およびもみ殻の断片の少なくとも一方が混在していることを特徴とする前記ルアー。
  2. 前記もみ殻および前記もみ殻の断片のいずれかには、前記ルアーの表面に露出するものが含まれている請求項1記載のルアー。
JP2022000065U 2022-01-12 2022-01-12 ルアー Active JP3236709U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022000065U JP3236709U (ja) 2022-01-12 2022-01-12 ルアー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022000065U JP3236709U (ja) 2022-01-12 2022-01-12 ルアー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3236709U true JP3236709U (ja) 2022-03-10

Family

ID=80493024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022000065U Active JP3236709U (ja) 2022-01-12 2022-01-12 ルアー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3236709U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2773016B2 (ja) 擬似餌
US3445953A (en) Fish lure
CA1258225A (en) Artificial fish baits with sustained release properties
WO2003020049A3 (en) Biodegradable fishing lure and material
US4214396A (en) Fishing lures
CN114340388B (zh) 利用谷物和海洋生物的贴合式鱼饵制造方法
US3590514A (en) Fishing lure and method for making
JP3236709U (ja) ルアー
US2955378A (en) Artificial fish lures
KR200408875Y1 (ko) 낚시용 인조미끼
US20200154688A1 (en) Fishing lure with movable tail
JPH10225247A (ja) 擬似餌
JP2004097160A (ja) 生分解性樹脂製ソフトルアー。
JP3050029U (ja) 浮子物付釣り針
US20040111951A1 (en) Fishing lure with reflective gill plate and method of making same
KR20110088314A (ko) 생분해성 인조미끼
JP2635390B2 (ja) 擬似餌およびその製造方法
JP2018102233A (ja) ソフトルアー
CN212993904U (zh) 一种仿生型拟饵
JPH11113448A (ja) 魚形擬似餌
JP3094061B2 (ja) 擬似餌およびその製造方法
JP2001238571A (ja) 高比重ソフトルアーおよびルアーの重り
JP2635389B2 (ja) 擬似餌およびその製造方法
JP2828667B2 (ja) 擬似餌およびその製造方法
JPH10248440A (ja) 生分解樹脂製ルアー

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3236709

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150