JP3236567U - 簡易トイレ及び簡易トイレを備えた車 - Google Patents

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Abstract

Figure 0003236567000001
【課題】屋外の簡易トイレにおいても洗浄機能付き便座を使用できる簡易トイレ及びかかる簡易トイレを備えた車を提供する。
【解決手段】簡易トイレ1は、屋外で使用される簡易トイレであって原水を貯めるタンク部2と、原水を浄水するための浄水装置10と、浄化された浄水が供給される洗浄機能付き便座5と、便器4と、を備えており、浄水装置は、逆浸透膜を備えた浄化部11と、浄化部に加圧水を供給する加圧ポンプ12と、を備えている。浄水装置を作動させれば、原水からウィルスなどを除去した浄水を調製できるので、屋外の簡易トイレであっても洗浄機能付き便座を安心して使用することができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、簡易トイレ及び簡易トイレを備えた車に関する。さらに詳しくは、洗浄機能付き便座を備えた簡易トイレ及びかかる簡易トイレを備えた車に関する。
従来、工事現場、レジャー施設、イベント会場などの屋外では、移動可能な仮設のトイレ(以下、単に簡易トイレという)が使用されている(例えば、特許文献1~3)。このような簡易トイレは、貯水タンクと、便器と、し尿用タンクとを備えており、貯水タンクの水を使って便器を洗浄できるようになっている。この貯水タンク内に貯める水は、一般的に水道水のほか、井戸水や、排水を処理した処理水などが用いられている。
ここで、日本国内における屋内用のトイレでは、排泄後の臀部等を洗浄するための洗浄機能を有する便座(例えば、ウォッシュレット(登録商標))(例えば、特許文献4、5)を備えたトイレが一般世帯、公共施設、オフィスなどで広く使用されてきている。とくに、一般世帯普及率においては、80%以上になっているという調査もある。
特開2006-57417号公報 特表2008-504861号公報 実用新案登録第3230957号公報 特開2011-208380号公報 特開2000-45355号公報
上述したように、屋内のトイレにおける洗浄機能付き便座の装着率が80%以上にもかかわらず、従来の簡易トイレではその普及率は0%に近いというのが実情である。この大きな理由は、使用する水が、衛生的観点から上記洗浄機能用として適していないからである。
本考案は上記事情に鑑み、屋外の簡易トイレにおいても洗浄機能付き便座を使用できる簡易トイレ及びかかる簡易トイレを備えた車を提供することを目的とする。
第1考案の簡易トイレは、屋外で使用される簡易トイレであって、原水を貯めるタンク部と、原水を浄水するための浄水装置と、該浄水装置によって浄化された浄水が供給される洗浄機能付き便座と、便器と、を備えており、前記浄水装置は、逆浸透膜を備えた浄化部と、該浄化部に加圧水を供給する加圧ポンプと、を備えていることを特徴とする。
第2考案の簡易トイレは、第1考案において、前記浄化装置は、原水をろ過するフィルター部を備えており、該フィルター部は、前記加圧ポンプと前記浄化部の間および/または前記タンク部と前記加圧ポンプの間に配設されていることを特徴とする。
第3考案の簡易トイレは、第1考案または第2考案において、前記フィルター部が、セディメントフィルターと、活性炭フィルターと、を備えていることを特徴とする。
第4考案の簡易トイレは、第1考案、第2考案または第3考案のいずれかに記載の考案において、前記浄水装置は、前記浄化部と前記洗浄機能付き便座との間に前記浄水を貯留する浄水タンク部を備えていることを特徴とする。
第5考案の簡易トイレは、第1考案、第2考案、第3考案または第4考案のいずれかに記載の考案において、前記浄水タンク部が、陽圧になっていることを特徴とする。
第6考案の簡易トイレは、第1考案、第2考案、第3考案、第4考案または第5考案のいずれかに記載の考案において、前記浄水部と、前記フィルター部が、プレートに取り付けられており、該プレートに取り付けられた状態において、横幅が200mm~400mm、奥行きが50mm~150mm、縦幅が250mm~450mmであることを特徴とする。
第7考案の簡易トイレは、第1考案、第2考案、第3考案、第4考案、第5考案または第6考案のいずれかに記載の考案において、前記浄水タンク部が、内容量1L~5Lの筒状であり、外径が100mm~200mm、長軸方向の長さが150mm~400mmであることを特徴とする。
第8考案の車は、第1考案乃至第7考案のいずれかに記載の考案の簡易トイレを備えていることを特徴とする。
第1考案によれば、浄水装置を作動させれば、原水からウィルスなどを除去した浄水にできるので、簡易トイレであっても洗浄機能付き便座を安心して使用することができる。
第2考案によれば、浄化器具の上流側にフィルターを設けることにより、浄化部の機能を適切に発揮させることができる。しかも、浄化部を長期間使用できるようになる。
第3考案によれば、フィルター部のろ過機能を適切に発揮させることができる。
第4考案によれば、浄水を浄水タンク部に貯留することにより、洗浄機能付き便座の洗浄機能を適切に使用できるようになる。
第5考案によれば、浄水タンク部内が陽圧になっているので、洗浄機能付き便座に供給する安定した量の浄水を供給することができる。
第6考案、第7考案によれば、浄水部とフィルター部の設置スペースをコンパクトにでき、取り扱い性を向上させることができる。
第8考案によれば、簡易トイレの移動性および利便性を向上させることができる。
本実施形態の簡易トイレ1の概略フローの一例図である。 本実施形態の簡易トイレ1の浄水装置10の概略フローの一例図である。 本実施形態の簡易トイレ1を備えた車Cの概略図であり、(B)はトランク内の概略平面図である。
本考案の簡易トイレは、水を浄化する装置を設けることにより、簡易トイレであっても洗浄機能付き便座を安心して使用できるようにしたことに特徴を有している。
本実施形態の簡易トイレ1を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態の簡易トイレ1は、タンク部2、送液ポンプ20、浄水装置10、便器ユニット3、し尿用タンク7、を備えている。このタンク部2には、原水が貯められている。そして、浄水装置10は、逆浸透膜11aを備えた浄化部11と、この浄化部11に加圧水を供給するための加圧ポンプ12とを備えている。また、便器ユニット3は、便器4と、便器4に取り付けられた洗浄機能付き便座5と、便器洗浄用タンク6とを備えている。そして、送液ポンプ20と加圧ポンプ12を作動させると、タンク部2内の原水がチューブtを通って送液ポンプ20、浄水装置10の順に流れ、浄化された浄水を洗浄機能付き便座5に供給できるようになっている。この洗浄機能付き便座5は、使用者の臀部等の局部を洗浄するための機能を備えている。例えば、洗浄機能付き便座5は、洗浄スイッチを操作して洗浄機能を作動すれば、出没可能に設けられた洗浄ノズルから浄水をシャワー状に放出できるようになっている。
上記のごとき構成であるので、洗浄機能付き便座5を使用する際に供給される水が、浄逆浸透膜11aで浄化された浄水である。この浄水は、逆浸透膜11a(いわゆるROフィルター)を通って供給されたものであるので、原水中に含まれるバクテリアやウィルスなどを適切に除去されている。つまり、この浄水は、衛生上の観点において、安全性が高い水であるといえる。このため、屋外に設置される本実施形態の簡易トイレ1であっても、安心して洗浄機能付き便座5の洗浄機能を使用することができる。
以下、本実施形態の浄水装置1の各部を説明する。
(タンク部2)
タンク部2は、原水を貯めるためのタンクである。この原水は、便器を洗浄することができる水であれば、水質はとくに限定されない。例えば、原水として、水道水、井戸水、雨水、リサイクル水などを用いることができる。
図1に示すように、タンク部2は、チューブtを介して浄化装置10のフィルター部13に連通されている。そして、タンク部2と浄水装置10のフィルター部13との間には、送液ポンプ20と弁部21が設けられている。つまり、タンク部2は、チューブ2tを介して送液ポンプ20と弁部21に連通されており、この弁部21からさらにチューブ21tを介して浄水装置10のフィルター部13に連通されている。
弁部21は、3方弁であり、第一の開口がチューブ2tを介してタンク部2に連通しており、第二の開口がチューブ21t1を介して浄水装置10のフィルター部13に連通されており、第三の開口がチューブ21t2を介して便器ユニット3の便器洗浄用タンク6に連通されている。そして、この弁部21は、開閉を切り替えることにより、原水を便器ユニット3の便器洗浄用タンク6に流れるようにしたり、浄水装置10に流すことができるようになっている。
弁部21は、上記のように原水の流れを調整できるようになっていれば、とくに限定されない。例えば、弁部21が電磁弁の場合、便器洗浄用タンク6内に設けた水位検知器に制御部を介して電気的に接続する。この場合、便器洗浄用タンク6内の水位が下がると制御部の指示信号により弁を開いて便器洗浄用タンク6に連結されたチューブ21tに原水を流すことができる。一方、便器ユニット3が便器洗浄用タンク6を備えていない構成の場合には、便器ユニット3の洗浄コックに洗浄モードを検知するセンサを設けた構成にすればよい。この場合、弁部21は、このセンサに制御部を介して電気的に接続しており、センサが洗浄モードを検知すれば制御部の指示信号により弁を開いて便器4に連結されたチューブ21tに原水を流すことができる。
なお、弁部21は、便器ユニット3に原水を供給する場合以外の状態が、浄水装置10に原水を流すように第一の開口と第二の開口が連通するように調整されていればよい。
(浄化装置10)
図1に示すように、浄化装置10は、フィルター部13と、加圧ポンプ12と、浄化部11とを備えている。フィルター部13は、チューブ13tを介して、浄化部11に連通されている。そして、フィルター部13と浄化部11との間には、チューブ13tを介して加圧ポンプ12が設けられている。
(フィルター部13)
フィルター部13は、弁部21を通って供給された原水をろ過して、浮遊物などの不純物を除去する機能を有している。このフィルター部13は、ケースの一端(図1、2では左端)に設けられた流入口から流入した原水がケースの他端(図1、2で右端)に設けられた流出口から流出する間に、原水がフィルターを通過するように設けられている。そして、ろ過されたろ過水は、フィルター部13の流出口から流出されてチューブ13tを介して浄化部11に供給されるようになっている。このとき、ろ過水は、チューブ13tの途中に設けられた加圧ポンプ12により加圧された状態(加圧水の状態)で浄化部11に供給されるようになっている。
フィルター部13が上記のごとく配設されているので、フィルター部13は浄化部11の前処理フィルターとして機能させることができる。そして、浄水装置10が浄化部11の上流側にフィルター部13を備えることにより、原水中に存在する微細な不純物により浄化部11への影響を抑制できるので、浄化部11の浄化機能を適切に発揮させることができるようになる。しかも、フィルター部13によって、浄化部11を長期間使用できるようになる。
フィルター部13は、原水中の錆びや砂、ちりなどを微細な不純物等をろ過する機能を有するものであれば、フィルターの種類はとくに限定されない。例えば、フィルター部13は、ポリエチレン繊維やポリプロピレン繊維などからなるセディメントフィルター13aや、活性炭フィルター13bを備えた構成とすることができる。なお、活性炭フィルター13bは、粒状やブロック状、繊維状等の活性炭を使用することができる。
例えば、図2に示すように、フィルター部13は、上流側からセディメントフィルター13aと、活性炭フィルター13bの順に設けることができる。
図2に示すように、セディメントフィルター13aのケースには、流入口とろ過した水を流出するための流出口が設けられている。この流入口は、チューブ21t、2tを介してタンク部2に連通されており、タンク部2の原水を内部へ取り込むことができるようになっている。他方の流出口は、チューブ13atを介して、活性炭フィルター13bに連通されており、セディメントフィルター13aでろ過したろ過水を活性炭フィルター13bに供給できるようになっている。
図2に示すように、活性炭フィルター13bのケースには、流入口とろ過した水を流出するための流出口が設けられている。この流入口は、チューブ31atを介してセディメントフィルター13aに連通されており、セディメントフィルター13aでろ過されたろ過水を内部へ取り込むことができるようになっている。他方の流出口は、チューブ13tを介して、浄化部11に連通されており、活性炭フィルター13bでろ過したろ過水を浄化部11に供給できるようになっている。
なお、フィルター部13は、セディメントフィルター13a、活性炭フィルター13bのいずれか一方のフィルターだけで構成してもよいし、それぞれを複数個備えた構成としてもよい。
また、図1、図2には、上流側(タンク部2側)からセディメントフィルター13aと活性炭フィルター13bの順に配置した構成を例示しているが、この順はとくに限定されない。例えば、図示しないが、上流側から活性炭フィルター13bとセディメントフィルター13aの順に配置してもよい。
さらに、フィルター部13のセディメントフィルター13aや活性炭フィルター13bは、取り替え可能なカートリッジ方式となっているのが好ましい。この場合、簡単に取り替えが可能となるので、定期交換が容易になる。
(加圧ポンプ12)
図1、図2に示すように、加圧ポンプ12は、フィルター部13と浄化部11の間に設けられている。
この加圧ポンプ12は、流入口から流入した水を流出口から流入したときの圧力よりも高い圧力で流出できるような構造を有している。そして、加圧ポンプ12を作動させれば、加圧したろ過水を浄化部11へ向かって送りだすことができるようになっている。
なお、加圧ポンプ12は、上記のように加圧ポンプ12を浄化部11とフィルター部13の間に設ける場合について説明したが、この配置構成に限定されない。例えば、加圧ポンプ12は、加圧ポンプ12をフィルター部13の上流側に設けてもよいし、浄化部11とフィルター部13の間とフィルター部13の上流側の両方に設けてもよい。言い換えれば、加圧ポンプ12と浄化部11の間にフィルター部13を設けた構成および/または加タンク部2と圧ポンプ12の間にフィルター部13を設けた構成(図1参照)としてもよい。
(浄化部11)
図1、図2に示すように、浄化部11には、チューブ13tを介して、フィルター部13でろ過されたろ過水が加圧ポンプ12により加圧された状態で供給される。浄化部11では、このろ過水中に含まれるフィルター部13では除去できなかった不純物(例えば、バクテリアや細菌、ウィルスなど)を除去する機能を有している。
この浄化部11は、ケース内に逆浸透膜11aを備えており、ケースの一端(図1、2では上端)に設けられた流入口から流入したろ過水がケースの他端(図1、2で下端)に設けられた第一の流出口から流出する間に、ろ過水が逆浸透膜11aを通過するように設けられている。流入口は、浄化部11のケース内面と中空糸膜の外面との間の連通空間に連通するようになっている。また、第一の流出口は、逆浸透膜11aの内部と連通するようになっている。
加圧ポンプ12により加圧された状態のろ過水が流入口から浄化部11のケース内に供給されると、逆浸透膜11aによりろ過水中のウィルス等の不純物がろ過された浄水が逆浸透膜11aの内部に供給される。そしてこの浄水は、逆浸透膜11aに連通した第一の流出口から流出される。そして、この浄化部11から流出された浄水は、チューブ11tを介して、便器ユニット3の洗浄機能付き便座5に供給される。
図2に示すように、浄化部11のケースの下端には、第二の流出口が設けられている。この流出口は、チューブ11t2を介して、タンク部2に連結されている。そして、加圧ポンプ12を作動させれば、浄水が第一の流出口から流出される一方、浄化部11のケース内には不純物が濃縮された水が貯まる。この不純物が濃縮された水がある程度貯まると、第二の流出口からチューブ11t2を介して、タンク部2に供給されるようになっている。
なお、浄化部11は、逆浸透膜11aと同等の機能を有するろ過膜を、追加で設けてもよいし、逆浸透膜11aに代えて設けてもよい。
このろ過膜としては、例えば、中空糸膜からなるフィルターを採用することができる。この場合、逆浸透膜11aと同様に、中空糸膜の内部を第二の流出口と連通させ、ケース内面と中空糸膜の外面との間の連通空間を流入口に連通させればよい。
本実施形態の簡易トイレ1の浄水装置10は、上記のごとく洗浄機能付き便座5の洗浄機能に使用するための浄水を供給する装置である。一般的に1回の洗浄で使用される水量は、数百ml程度である。このため、浄水装置10をコンパクトにすることができる。
例えば、図2に示すように、プレート14に浄水装置10を取り付けた状態において、横幅が200mm~400mm程度、奥行きが50mm~150mm程度、縦幅が250mm~450mm程度にすることができる。この程度の大きさであれば、収納スペースも小さくできるので、本実施形態の簡易トイレ1を配置する際に簡単に設置することができる。
(浄水タンク部15)
とくに、図1、図2に示すように、簡易トイレ1の浄水装置10は、浄化部11の下流側、つまり浄化部11と洗浄機能付き便座5との間に浄水を貯留する浄水タンク部15を設けてもよい。
この浄水タンク部15には、チューブ11t1を介して、浄化部11で浄化された浄水が供給される流入口と、チューブ15tを介して、洗浄機能付き便座5に連通する流出口が設けられている。使用者が、洗浄機能付き便座5を使用しない場合には、この浄水タンク部15に浄水を貯留しておければ、使用者の使用量にかかわらず適切な量の浄水を洗浄機能付き便座5に供給することができる。
また、流入口から供給される浄水は、加圧ポンプ12により加圧されているので、浄水タンク部15に浄水が貯まっていくと内圧が浄水タンク部15の周囲の気圧よりもある程度高くなる。この場合、浄水タンク部15が陽圧状態に耐えれるように形成されていれば、洗浄機能付き便座5に安定した量の浄水を適切に供給できるので、使用者がより快適に洗浄機能付き便座5を使用することができるようなる。
なお、この浄水タンク部15は、洗浄機能付き便座5に使用できる浄水を貯留できれるサイズであればとくに限定されない。例えば、浄水タンク部15を内容量が1L~5Lの筒状に形成することができる。また、その大きさも、外径が100mm~200mm程度、長軸方向の長さが150mm~400mm程度にすることができる。この場合、浄水タンク部15の可搬性を向上させることができる。しかも、この程度の大きさであれば、収納スペースも小さくできるので、本実施形態の簡易トイレ1を配置する際に簡単に設置することができる。
上記のごとく本実施形態の簡易トイレ1が構成されているので、送液ポンプ20、加圧ポンプ12を作動させれば、以下のように流路を形成し水を流すことができる。
浄水を調製する場合は、タンク部2→送液ポンプ20→弁部21→フィルター部13(セディメントフィルター13a→活性炭フィルター13b)→浄化部11(逆浸透膜11a)→浄水タンク部15→洗浄機能付き便座5となる。
また、便器ユニット3の便器4を洗浄する場合は、タンク部2→送液ポンプ20→弁部21→便器洗浄用タンク6となる。
(本実施形態の車C)
上記のごとく本実施形態の簡易トイレ1は、浄水装置10をコンパクトにすることができるので、図3に示すように、本実施形態の簡易トイレ1を車Cの後部に配設することができる。しかも、本実施形態の簡易トイレ1の浄水装置10は上記のごとくコンパクトにできるので、小さな収納庫であっても適切に配設できる。また、浄化部11とフィルター部13がプレート14に取り付けられていれば、かかる収納庫に簡単に設置することができる。
本実施形態の簡易トイレ1を備えた車C(以下、単に本実施形態の車Cという)は、後部に本実施形態の簡易トイレ1を収納できる程度のスペースを有する車であれば、とくに限定されない。例えば、軽トラック(例えば、全量3500mm程度、全高2600mm程度、全幅1600mm程度)の荷台を本実施形態の簡易トイレ1の設置スペースとして使用することができる。
図3に示すように、本実施形態の車Cは、後部ドアから階段等を使って内部に入ることができるようになっている。内部には、様式の便器ユニット3、洗面台、小便器などを設けることができるようになっている。そして、小便器の後ろの収納庫が設けられており、この収納庫に本実施形態の簡易トイレ1の浄水装置10を設置することができるようになっている。また、本実施形態の簡易トイレ1の他の部(タンク部2、送液ポンプ20、し尿用タンク7など)は、床下等に収容することができるようになっている。
上記のごときスペースを有する車であれば、図3に示すように、本実施形態の簡易トイレ1を設置した状態でも他の設備(例えば、洗面台や小便器、着替えスペースなど)を設けることができるので、より快適に使用できる。
また、本実施形態の車Cは、自走することができるので、設置、給水、し尿用タンク7内に貯まった排泄物の後処理等を簡単に行うことができる。つまり、本実施形態の簡易トイレ1の利便性を向上させることができる。しかも、清潔な個室空間にできるので、トイレを使用する以外にも着替えやメイク直しなど屋内のトイレと同様の使用勝手にすることができる。
なお、上記例では、本実施形態の簡易トイレ1の送液ポンプ20を設けた場合について説明したが、上記のごとき水が流れる流路を形成することができれば、かかる構成に限定されない。
例えば、本実施形態の簡易トイレ1のタンク部2を、フィルター部13、浄化部11、便器ユニット3などよりも高い位置(例えば、本実施形態の車Cであれば荷台上部のスペース、一般的な屋外設置タイプのような躯体に本実施形態の簡易トイレ1を収容する場合には天井部など)に配置すれば、水圧により便器ユニット3まで水を流すことができるようになる。この場合、送液ポンプ20を設けなくて水を流すことができるようになるので、本実施形態の簡易トイレ1をよりコンパクトにすることができるという利点が得られる。
本考案の簡易トイレ及び簡易トイレを備えた車は、屋外においても快適に利用することができるトイレとして適している。

Claims (8)

  1. 屋外で使用される簡易トイレであって、
    原水を貯めるタンク部と、原水を浄水するための浄水装置と、該浄水装置によって浄化された浄水が供給される洗浄機能付き便座と、便器と、を備えており、
    前記浄水装置は、
    逆浸透膜を備えた浄化部と、該浄化部に加圧水を供給する加圧ポンプと、を備えている
    ことを特徴とする簡易トイレ。
  2. 前記浄化装置は、
    原水をろ過するフィルター部を備えており、
    該フィルター部は、前記加圧ポンプと前記浄化部の間および/または前記タンク部と前記加圧ポンプの間に配設されている
    ことを特徴とする請求項1記載の簡易トイレ。
  3. 前記フィルター部が、
    セディメントフィルターと、活性炭フィルターと、を備えている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の簡易トイレ。
  4. 前記浄水装置は、
    前記浄化部と前記洗浄機能付き便座との間に前記浄水を貯留する浄水タンク部を備えている
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の簡易トイレ。
  5. 前記浄水タンク部が、陽圧になっている
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の簡易トイレ。
  6. 前記浄水部と、前記フィルター部が、プレートに取り付けられており、
    該プレートに取り付けられた状態において、横幅が200mm~400mm、奥行きが50mm~150mm、縦幅が250mm~450mmである
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の簡易トイレ。
  7. 前記浄水タンク部が、内容量1L~5Lの筒状であり、
    外径が100mm~200mm、長軸方向の長さが150mm~400mmである
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の簡易トイレ。
  8. 請求項1~7のいずれかに記載の簡易トイレを備えている
    ことを特徴とする車。

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