JP3236502B2 - 表示用ネオン管 - Google Patents
表示用ネオン管Info
- Publication number
- JP3236502B2 JP3236502B2 JP09401396A JP9401396A JP3236502B2 JP 3236502 B2 JP3236502 B2 JP 3236502B2 JP 09401396 A JP09401396 A JP 09401396A JP 9401396 A JP9401396 A JP 9401396A JP 3236502 B2 JP3236502 B2 JP 3236502B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- bead glass
- display
- electrodes
- neon tube
- Prior art date
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- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気機器の電圧表
示に用いられる表示用ネオン管に関し、特に使用される
明るさの条件によっても点灯電圧が影響されない表示用
ネオン管に関する。
示に用いられる表示用ネオン管に関し、特に使用される
明るさの条件によっても点灯電圧が影響されない表示用
ネオン管に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より電気機器の電圧表示のためにネ
オン管が広く用いられており、その構成は図３に示すよ
うに、主電極７、８を相対向してビードガラス９を挿通
して設け、このビードガラス９でガラスバルブ６の開口
端を封止、さらにガラスバルブ６の内部にネオンガスを
封入したものである。
オン管が広く用いられており、その構成は図３に示すよ
うに、主電極７、８を相対向してビードガラス９を挿通
して設け、このビードガラス９でガラスバルブ６の開口
端を封止、さらにガラスバルブ６の内部にネオンガスを
封入したものである。
【０００３】かかる構成のネオン管は、例えば図４に符
号１１で示すようにコンデンサ１０の充電電圧を表示す
るために、コンデンサ１０に抵抗を介して並列に接続さ
れ、そしてコンデンサ１０の充電電圧が所定の電圧に充
電された時点で点灯するように使用される。
号１１で示すようにコンデンサ１０の充電電圧を表示す
るために、コンデンサ１０に抵抗を介して並列に接続さ
れ、そしてコンデンサ１０の充電電圧が所定の電圧に充
電された時点で点灯するように使用される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ネオン管は、その製作
に際しては、表示する電圧の大きさに応じて、電極間
隔、封入ガス圧等を考慮して設定されているが、使用さ
れる明るさの雰囲気の条件、即ち明るい所と暗い所とで
は、点灯電圧に大きな差異を生じる問題点を有してい
る。
に際しては、表示する電圧の大きさに応じて、電極間
隔、封入ガス圧等を考慮して設定されているが、使用さ
れる明るさの雰囲気の条件、即ち明るい所と暗い所とで
は、点灯電圧に大きな差異を生じる問題点を有してい
る。
【０００５】したがって本発明は、かかる問題点を改善
すべく成したものであり、明・暗の使用条件下でも点灯
電圧に差異を生じない表示用ネオン管を提供することを
目的とする。
すべく成したものであり、明・暗の使用条件下でも点灯
電圧に差異を生じない表示用ネオン管を提供することを
目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は相対向する２つの電極とは別に金属体を
ビードガラスに埋設してなる。
めに、本発明は相対向する２つの電極とは別に金属体を
ビードガラスに埋設してなる。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、ビードガラスと、このビードガラスを挿通して相対
向して設けられる一対の電極と、前記一対の電極を結ぶ
線上になくこの一対の電極から略等しい距離の位置で前
記ビードガラスに植設される金属体と、前記ビードガラ
スで開口端が封止されるガラスバルブと、このガラスバ
ルブに封入されるネオンガスとからなる表示用ネオン管
である。一対の電極とは別の金属体をビードガラス上に
埋設することにより、明・暗の点灯電圧差を著しく少な
くすることができる。
は、ビードガラスと、このビードガラスを挿通して相対
向して設けられる一対の電極と、前記一対の電極を結ぶ
線上になくこの一対の電極から略等しい距離の位置で前
記ビードガラスに植設される金属体と、前記ビードガラ
スで開口端が封止されるガラスバルブと、このガラスバ
ルブに封入されるネオンガスとからなる表示用ネオン管
である。一対の電極とは別の金属体をビードガラス上に
埋設することにより、明・暗の点灯電圧差を著しく少な
くすることができる。
【０００８】本発明の請求項２に記載の発明は、ビード
ガラスに埋設される金属体のビードガラスからのその高
さは、前記ビードガラスに設けられる一対の電極の前記
ビードガラスからの高さに略等しいものである電圧表示
用ネオン管であり、金属体と一対の電極のビードガラス
からの高さを揃えることによって安定した放電特性を得
ることができる。
ガラスに埋設される金属体のビードガラスからのその高
さは、前記ビードガラスに設けられる一対の電極の前記
ビードガラスからの高さに略等しいものである電圧表示
用ネオン管であり、金属体と一対の電極のビードガラス
からの高さを揃えることによって安定した放電特性を得
ることができる。
【０００９】以下本発明の実施の形態について説明す
る。図１は、本発明の実施の形態を示す表示用ネオン管
の断面図であり、図において、１は鉛ガラス、ソーダガ
ラス等で作成されたガラスバルブ、２はガラスバルブ１
の開口端を封止するビードガラス、３、４はビードガラ
ス２を挿通して設けられる電極、５はビードガラス２を
挿通せずにビードガラスに端部が埋め込まれて埋設され
るニッケル、鉄、モリブデン等の単体材料の金属棒より
なる金属体であり、ガラスバルブ１の内部には放電電圧
を考慮した圧力のネオンガスが封入される。
る。図１は、本発明の実施の形態を示す表示用ネオン管
の断面図であり、図において、１は鉛ガラス、ソーダガ
ラス等で作成されたガラスバルブ、２はガラスバルブ１
の開口端を封止するビードガラス、３、４はビードガラ
ス２を挿通して設けられる電極、５はビードガラス２を
挿通せずにビードガラスに端部が埋め込まれて埋設され
るニッケル、鉄、モリブデン等の単体材料の金属棒より
なる金属体であり、ガラスバルブ１の内部には放電電圧
を考慮した圧力のネオンガスが封入される。
【００１０】図２は、図１のＡ−Ａ線の横断面図であ
り、一対の電極３、４と金属体５は図示の相対位置でビ
ードガラスに設けられる。斯くの構成よりなる本発明の
表示用ネオン管の点灯電圧特性を確認すべく、ガラスバ
ルブ１には外径４．２ｍｍφ、肉厚０．５ｍｍのもの、
電極３、４には０．２ｍｍφの銅線にニッケルメッキを
施したもの、金属体５には０．２ｍｍφのモリブデン線
を用い、電極３、４と金属体５のビードガラスに対する
高さｈ、電極間隔ａ、電極３、４に対する金属体の相対
距離ｂ、ｃを夫々、ｈ＝２．０ｍｍ、ａ＝１．２ｍｍ、
ｂ＝０．５ｍｍ、ｃ＝０．５ｍｍ、ガラスバルブ１内の
封入ネオンガス圧を５０Ｔｏｒｒにして本発明による表
示用ネオン管を５個作成し、また従来品のものとして本
発明品の金属体５を除いた他の仕様を全く同一にして試
料を５個作成し、図４に示す表示回路で点灯電圧を確認
し以下の結果を得た。
り、一対の電極３、４と金属体５は図示の相対位置でビ
ードガラスに設けられる。斯くの構成よりなる本発明の
表示用ネオン管の点灯電圧特性を確認すべく、ガラスバ
ルブ１には外径４．２ｍｍφ、肉厚０．５ｍｍのもの、
電極３、４には０．２ｍｍφの銅線にニッケルメッキを
施したもの、金属体５には０．２ｍｍφのモリブデン線
を用い、電極３、４と金属体５のビードガラスに対する
高さｈ、電極間隔ａ、電極３、４に対する金属体の相対
距離ｂ、ｃを夫々、ｈ＝２．０ｍｍ、ａ＝１．２ｍｍ、
ｂ＝０．５ｍｍ、ｃ＝０．５ｍｍ、ガラスバルブ１内の
封入ネオンガス圧を５０Ｔｏｒｒにして本発明による表
示用ネオン管を５個作成し、また従来品のものとして本
発明品の金属体５を除いた他の仕様を全く同一にして試
料を５個作成し、図４に示す表示回路で点灯電圧を確認
し以下の結果を得た。
【００１１】 本発明品（ｎ＝５） 従来品（ｎ＝５） 点灯雰囲気 平均値 （範 囲） 平均値（範 囲） 明 275Ｖ（285〜270Ｖ） 280Ｖ（290〜275Ｖ） 暗 280Ｖ（295〜280Ｖ） 295Ｖ（310〜285Ｖ） 以上の結果より明らかなように、本発明品は暗い雰囲気
での点灯電圧は明るい時に比べてやや高いものの差異は
少ない。これに比して従来品は明と暗との雰囲気による
点灯電圧は、相当開きがあることが示され、本発明品が
明・暗の雰囲気における点灯電圧の差を著しく改善され
ることが明らかになっている。
での点灯電圧は明るい時に比べてやや高いものの差異は
少ない。これに比して従来品は明と暗との雰囲気による
点灯電圧は、相当開きがあることが示され、本発明品が
明・暗の雰囲気における点灯電圧の差を著しく改善され
ることが明らかになっている。
【００１２】なお、ビードガラス２からの高さに関して
は、金属体５の高さは製作上の誤差範囲ならば点灯電圧
に影響はしない。また、金属体５のビードガラス２に埋
設する位置は、電極３、４から略同等の距離にあり、か
つ電極を結ぶ直線上にないことが必要である。
は、金属体５の高さは製作上の誤差範囲ならば点灯電圧
に影響はしない。また、金属体５のビードガラス２に埋
設する位置は、電極３、４から略同等の距離にあり、か
つ電極を結ぶ直線上にないことが必要である。
【００１３】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の表示用ネオ
ン管は、一対の電極を結ぶ直線上でなく、両電極から略
同等の距離の位置に金属体を設けたので、明るい雰囲気
と暗い雰囲気の条件下での点灯電圧差を極めて少なくす
ることが出来る効果を呈する。
ン管は、一対の電極を結ぶ直線上でなく、両電極から略
同等の距離の位置に金属体を設けたので、明るい雰囲気
と暗い雰囲気の条件下での点灯電圧差を極めて少なくす
ることが出来る効果を呈する。
【図１】本発明の実施の形態の表示用ネオン管を示す断
面図
面図
【図２】図１にかかる表示用ネオン管のＡ−Ａ線におけ
る横断面図
る横断面図
【図３】従来の表示用ネオン管の断面図
【図４】表示用ネオン管を使用した電圧表示回路図
１ ガラスバルブ ２ ビードガラス ３ 電極 ４ 電極 ５ 金属体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−28152（ＪＰ，Ａ) 実開 昭53−42479（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01J 61/10 H01J 61/36 H01J 61/56 H01J 61/64
Claims (2)
- 【請求項１】ビードガラスと、このビードガラスを挿通
して相対向して設けられる一対の電極と、前記一対の電
極を結ぶ線上になくこの一対の電極から略等しい距離の
位置で前記ビードガラスに埋設される金属体と、前記ビ
ードガラスで開口端が封止されるガラスバルブと、この
ガラスバルブに封入されるネオンガスとからなる表示用
ネオン管。 - 【請求項２】ビードガラスに埋設される金属体のビード
ガラスからのその高さは、前記ビードガラスに設けられ
る一対の電極の前記ビードガラスからの高さに略等しい
ものである請求項１に記載の表示用ネオン管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09401396A JP3236502B2 (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 表示用ネオン管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09401396A JP3236502B2 (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 表示用ネオン管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09283084A JPH09283084A (ja) | 1997-10-31 |
| JP3236502B2 true JP3236502B2 (ja) | 2001-12-10 |
Family
ID=14098612
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09401396A Expired - Fee Related JP3236502B2 (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 表示用ネオン管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3236502B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3199110B2 (ja) | 1997-12-05 | 2001-08-13 | 松下電器産業株式会社 | 蛍光ランプ |
-
1996
- 1996-04-16 JP JP09401396A patent/JP3236502B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09283084A (ja) | 1997-10-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |