JP3236479U - 金属製スラットが埋め込まれた押圧防止カートン - Google Patents
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Abstract
【課題】ストラップによって、箱体に締め付け痕、エッジの凹みが発生する現象を効果的に防止し、箱体内の材料の安全性及び完全性を効果的に保護する金属製スラットが埋め込まれた押圧防止カートンを提供する。【解決手段】金属製スラットが埋め込まれた押圧防止カートンは、箱体2と、複数組のストラップ11とを含み、複数組のストラップは全部箱体の外部に縛り付けられ、箱体は、ガードシート、2組の蓋シート及び底部ライニングシートを含み、2組の蓋シートは、それぞれガードシートの高さ方向における両端に位置し、蓋シートは、組ごとに主体シート及び複数組の側縁シートを含み、側縁シートは全部主体シートの外周を囲んで設置され、主体シートと側縁シートとの互いに近接する内外両側には、それぞれ複数本の金属製耐圧スラット4が設置され、底部ライニングシートは、低い位置にある蓋シートの内壁に設置される。【選択図】図2
Description
本考案は、包装カートンの分野に関し、特に、金属製スラットが埋め込まれた押圧防止カートンに関する。
現在、段ボール箱は、非常に幅広く使用される包装製品である。
関連技術には、カートン本体1及び複数組のストラップ11を含むカートンが開示されており、図1を参照してください。カートン本体1の内部空洞は、材料の装填に用いられ、ストラップ11は、カートン本体1の構造の安定性を保障するために、カートン本体1の外部に縛り付けられる。
上記の関連技術について、発明者は、自動機械が梱包するときの作用力の下で、ストラップによって、カートン本体の外壁に締め付け痕やエッジが凹む現象が発生しやすく、さらに、カートン本体が破壊されて、箱体の内部に装填されている材料の変形や破損が発生するという欠点があると考えた。
ストラップによって、カートン本体に締め付け痕やエッジが凹む現象が発生する問題を減少するために、本考案は、金属製スラットが埋め込まれた押圧防止カートンを提供する。
本考案は、金属製スラットが埋め込まれた押圧防止カートンを提供し、以下のような技術的解決手段を採用する。
金属製スラットが埋め込まれた押圧防止カートンであって、箱体と、複数組のストラップとを含み、前記複数組のストラップは全部箱体の外部に縛り付けられ、前記箱体はガードシート、2組の蓋シート及び底部ライニングシートを含み、2組の前記蓋シートは、それぞれガードシートの高さ方向における両端に位置し、前記蓋シートは、組ごとに主体シート及び複数組の側縁シートを含み、前記側縁シートは全部主体シートの外周を囲んで設置され、前記主体シートと側縁シートとの互いに近接する内外両側には、それぞれ複数本の耐圧スラットが設置され、前記底部ライニングシートは、低い位置にある蓋シートの内壁に設置される。
上記の技術的解決手段を用いることにより、自動梱包機械設備が折り畳み圧痕にしたがって側縁シートを曲げ、材料の包装に使用される箱体を迅速に成形することができ、このプロセスは、自動梱包機械設備の操作ステップや難易度を増やさない。蓋シートを成形すると、側縁シート上の耐圧スラットの長手方向における端部同士は当接して、安定なフレーム構造を形成するため、蓋シートの成形品質の安定性を保障するのに役立ち、蓋シートの押圧防止性能を向上させた。底部ライニングシートは、材料を受け取るために用いられ、マニピュレーターは、ライニングシートを一定の高さまで持ち上げて材料を受け取ることができ、次に、材料が載せられた底部ライニングシートは、マニピュレーターに伴って低い位置にある蓋シート内まで下がることができ、続いて、2枚の蓋シート及びガードシートで囲んで梱包すると同時に、底部ライニングシートは箱体内の底壁で材料を支持して、材料と箱体との間の振動力を緩和することができ、箱体内の材料の輸送の安定性及び安全性を保障する。耐圧スラットの自体の押圧防止性が高く、変形しにくく、重圧に耐える特性により、ストラップが緊締されるときに蓋シートが押圧されて、凹みや締め付け痕が発生する現象が効果的に減少し、箱体の完全性を保障し、箱体の支持強度と縁耐圧強度、及び箱体内の材料の完全性を向上させた。
好ましくは、前記耐圧スラットは、金属製スラットである。
上記の技術的解決手段を用いることにより、金属製スラットによって、ストラップが箱体に緊締されるときに、凹みや締め付け痕が発生する現象が減少することができる。
好ましくは、前記耐圧スラットは、それぞれ蓋シートの厚さ方向における両側に位置する。
上記の技術的解決手段を用いることにより、耐圧スラットが同時に蓋シートの厚さ方向における側壁に設置されると、蓋シート全体の押圧防止性能を大幅に向上させることができ、ストラップが緊締されるときに締め付け痕、凹みが発生する現象をさらに減少する。
好ましくは、前記耐圧スラットは蓋シートに接着固定される。
上記の技術的解決手段を用いることにより、耐圧スラットは蓋シートに接着固定され、取り付けが便利かつ迅速になり、箱体の生産効率を向上させた。
好ましくは、前記主体シートに位置する全ての耐圧スラットの長手方向における端部同士は当接して、長方形の枠体を共に形成する。
上記の技術的解決手段を用いることにより、長手方向における端部同士が当接する耐圧スラットは、安定な長方形の枠体を共に形成することは、主体シート全体の構造の強度及び支持の安定性を向上させるのに役立ち、蓋シートが材料を受け取る安定性をさらに向上させた。
好ましくは、低い位置に位置する前記蓋シートには、側縁シートの側壁に位置する補強スラットが設置されており、前記補強スラットと側縁シートに位置する耐圧スラットとは、互いに平行で、且つ、互いに離れている。
上記の技術的解決手段を用いることにより、補強スラットは、蓋シートの構造の強度を補強するように、低い位置にある蓋シートに設置され、蓋シートの構造の強度を補強し、さらに、過度の負荷によって蓋シートが変形する現象を減少し、底部蓋シートでのストラップの緊締力が大きいことによる締め付け痕、凹みの発生を減少する。
好ましくは、前記補強スラットは金属製スラットである。
上記の技術的解決手段を用いることにより、金属製スラットによって、ストラップが箱体外部に緊締されるときに凹みや締め付け痕が発生する現象が減少し、低い位置にある蓋シートに設置された補強スラットによって、ストラップが締め付けられた後に、締め付け痕やエッジの凹みが発生する現象がさらに減少する。
好ましくは、前記ガードシートは、2枚の突き当てシートを含み、2枚の前記突き当てシートの長手方向における端部同士は当接し、かつ、相対的にスライドすることができ、2枚の前記突き当てシートは共にガードシートを形成する。
上記の技術的解決手段を用いることにより、2組の突き当てシートは共にガードシートを形成して箱体の外部フレームとし、2組の突き当てシートが互いにスライドすることにより、箱体の外周寸法を変化させることができ、梱包中に箱体が締付けで潰れる現象をさらに減少する。
好ましくは、前記蓋シート及びガードシートの内外両側の壁には、いずれにもモールド膜が設置されている。
上記の技術的解決手段を用いることにより、モールド膜によって、箱体の側壁に程度の防水・防湿性を備え、箱体全体の強度及び防カビ機能を向上させた。
好ましくは、前記底部ライニングシートは、熱収縮膜に完全に包まれる。
上記の技術的解決手段を用いることにより、熱収縮膜で底部ライニングシートの外周を包むことにより、底部ライニングシートが防湿機能を有し、かつ、それ自体又はその表面に載せ物によってカビが発生することを防止し、また、熱収縮膜は、底部ライニングシートの強度の向上に役立ち、高温熱収縮プロセスによっても殺菌効果を達成できる。
要約すると、本考案は、以下の有益な技術的効果を少なくとも1つ含む。
1.耐圧スラットは、ストラップに耐えるように、蓋シートとストラップとの接触位置に設置され、ストラップによって箱体に締め付け痕や凹みが発生する現象を減少し、底部ライニングシートが底部蓋シートの内部空洞に位置して、底部蓋シートの材料に対する支持の安定性を向上させて、クッション効果を発揮する。
2.箱体の内外両側の壁はモールド膜に覆われ、底部ライニングシートの外部が熱収縮膜に完全に包まれることにより、箱体及び底部ライニングシートは、いずれも一定の防水・防湿性能を有し、さらに、箱体及び底部ライニングシートの適用の安定性、及び箱体内の材料の輸送の安定性及び安全性を効果的に保障した。
以下、図面2~6を参照しながら、本考案をさらに詳細に説明する。
本考案の実施例は、金属製スラットが埋め込まれた押圧防止カートンを開示した。図2を参照すると、金属製スラットが埋め込まれた押圧防止カートンは、箱体2及び複数組のストラップ11を含み、箱体2の内部空洞は、材料の装填のために用いられ、ストラップ11は、箱体2を縛って、箱体2の構造の安定性、及び箱体2による材料の輸送の安全性を保障するために用いられる。
図3及び図4を参照すると、箱体2は、ガードシート21、2組の蓋シート22及び底部ライニングシート23を含む。
図3及び図5を参照すると、ガードシート21は、2枚の突き当てシート211を含み、突き当てシート211は、長手方向の両端がいずれもL字状を呈する段ボールシートである。突き当てシート211の厚さ方向における両側は、それぞれモールド膜3に覆われ、モールド膜3によりガードシート21が一定の防水・防湿性能を備える。2枚の突き当てシート211の長手方向における端部同士は当接して、長方形のガードシート21を共に形成し、作業者は、対向する2枚の突き当てシート211をスライドさせることにより、ガードシート21の外周寸法を変化させ、箱体2がストラップの締め付けで潰れる現象を減少することができる。
図4及び図5を参照すると、2組の蓋シート22は、ガードシート21とともに材料を包装するために、それぞれガードシート21の高さ方向における両端に位置する。本実施例では、低い位置に位置する蓋シート22は、材料を載せるための底部蓋シート22であって、高い位置に位置する蓋シート22は頂部蓋シート22である。蓋シート22は、多層の段ボールシートで製造されたシート体であり、蓋シート22の厚さ方向における両側も、それぞれモールド膜3に覆われ、箱体2の防水・防湿性能をさらに向上させる。
図5及び図6を参照すると、蓋シート22は、主体シート221及び複数組の側縁シート222を含み、本実施例では、主体シート221は、長方形を呈し、側縁シート222の数は4枚であってもよい。側縁シート222は、主体シート221と一体成形され、4枚の側縁シート222は、それぞれ主体シート221の4本の側縁に位置して、主体シート221の外周を共に囲む。蓋シート22を使用する必要があるとき、自動梱包機械設備は、蓋シート22に予め設けられた折り畳み圧痕にしたがって曲げることにより、側縁シート222が主体シート221に垂直になり、このとき、蓋シート22は箱体の構造を呈し、適用できる。
図5及び図6を参照すると、各蓋シート22の厚さ方向における両側には、それぞれ複数本の耐圧スラット4が接着固定されており、本実施例では、耐圧スラット4は金属シートであってもよい。主体シート221の幅方向の一側にある耐圧スラット4の数が4本であってもよく、4本の耐圧スラット4の長手方向における端部同士は当接して安定な長方形の枠体を共に形成し、各耐圧スラット4は、いずれも主体シート221の側縁シート222に近い側に位置する。
図6を参照すると、側縁シート222の幅方向における一側に位置する耐圧スラット4の数は4つであってもよく、側縁シート222に位置する耐圧スラット4と、主体シート221に位置する耐圧スラット4とは互いに近接し、かつ、互いに平行である。側縁シート222と主体シート221とが、互いに垂直である場合、側縁シート222に位置する全ての耐圧スラット4の長手方向における端部同士は近接しており、次に、ストラップで箱体2を緊締する場合、側縁シート222に位置する全ての耐圧スラット4の長手方向における端部同士は当接し、さらに、全ての側縁シート222の側壁の内外両側に、それぞれ複数の安定な長方形のフレームが形成されて、ストラップ11に耐え、ストラップ11が緊締されて、蓋シート22に締め付け痕が発生する現象を減少する。
図6を参照すると、本実施例では、低い位置に位置する蓋シート22には、さらに、複数の補強スラット5が接着固定されており、各側縁シート222の幅方向における両側には、いずれにも補強スラット5が設置されている。隣接する補強スラット5と耐圧スラット4とは、互いに平行で、且つ、互いに一定の距離を離れている。ストラップで箱体2を緊締する場合、全ての補強スラット5の長手方向における端部同士は当接して、安定な長方形のフレームを形成し、このとき、側縁シート222の側壁の内外両側には、複数組の構造が安定な長方形のフレームが形成されて、蓋シート22の押圧防止性能をさらに向上させる。
図4を参照すると、本実施例では、底部ライニングシート23は、多層の段ボールシートで製造されたシート体である。底部ライニングシート23の防水・防湿性能を向上させるために、底部ライニングシート23の外部に熱収縮膜6が熱間プレス成形されている。底部ライニングシート23は、低い位置にある蓋シート22の内部空洞に位置し、箱体2内の材料を受けるために用いられる。
本考案の実施例に係る、ストラップ11の締め付け痕やエッジの凹みを防止するためのセパレート型押圧防止カートンの実施原理は、自動梱包機械設備が折り畳み圧痕にしたがって側縁シートを曲げ、箱体で箱詰め構造を迅速に形成することであり、このプロセスは、自動梱包機械設備の操作ステップや難易度を増やさず、かつ、蓋シートの成形品質の安定性を保障するのに役立ち、蓋シートの押圧防止性能を保障した。
底部ライニングシート23は、低い位置にある蓋シート22の内部空洞に位置して、材料を支持するとともに、クッション効果を発揮するために用いられる。耐圧スラット4及び補強スラット5は、蓋シート22の内外両側で同時にストラップ11に耐え、ストラップ11で蓋シート22を緊締すると、蓋シート22の外壁に押圧で締め付け痕や凹みが発生する現象を減少し、さらに、箱体2内で材料が押される現象も減少した。モールド膜3により、箱体2が一定の防水・防湿性能を備え、熱収縮膜6により、底部ライニングシート23が一定の防水・防湿性能を備え、箱体2全体の防水性能をさらに向上させた。
以上は、いずれも本考案の好ましい実施例であり、本考案の保護範囲を制限するものではないため、本考案の構造、形状、原理に従って行われた等価変更は、いずれも本考案の保護範囲内にあるべきである。
1...カートン本体、11...ストラップ、2...箱体、21...ガードシート、211...突き当てシート、22...蓋シート、221...主体シート、222...側縁シート、23...底部ライニングシート、3...モールド膜、4...耐圧スラット、5...補強スラット、6...熱収縮膜。
Claims (10)
- 箱体(2)と、全部が箱体(2)の外部に縛り付けられた複数組のストラップ(11)とを含む金属製スラットが埋め込まれた押圧防止カートンであって、前記箱体(2)は、ガードシート(21)、2組の蓋シート(22)及び底部ライニングシート(23)を含み、2組の前記蓋シート(22)は、それぞれガードシート(21)の高さ方向における両端に位置し、前記蓋シート(22)は、組ごとに主体シート(221)及び複数組の側縁シート(222)を含み、全ての前記側縁シート(222)は主体シート(221)の外周を囲んで設置され、前記主体シート(221)と側縁シート(222)との互いに近接する内外両側には、それぞれ複数本の耐圧スラット(4)が設置され、前記底部ライニングシート(23)は、低い位置にある蓋シート(22)の内壁に設置される、
ことを特徴とする金属製スラットが埋め込まれた押圧防止カートン。 - 前記耐圧スラット(4)は、金属製スラットである、
ことを特徴とする請求項1に記載の金属製スラットが埋め込まれた押圧防止カートン。 - 前記耐圧スラット(4)は、それぞれ蓋シート(22)の厚さ方向における両側に位置する、
ことを特徴とする請求項2に記載の金属製スラットが埋め込まれた押圧防止カートン。 - 前記耐圧スラット(4)は、蓋シート(22)に接着固定される、
ことを特徴とする請求項3に記載の金属製スラットが埋め込まれた押圧防止カートン。 - 前記主体シート(221)に位置する全ての耐圧スラット(4)の長手方向における端部同士は当接して、長方形の枠体を共に形成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の金属製スラットが埋め込まれた押圧防止カートン。 - 低い位置に位置する前記蓋シート(22)には、側縁シート(222)の側壁に位置する補強スラット(5)が設置され、前記補強スラット(5)と、側縁シート(222)に位置する耐圧スラット(4)とは、互いに平行で、且つ、互いに離れている、
ことを特徴とする請求項5に記載の金属製スラットが埋め込まれた押圧防止カートン。 - 前記補強スラット(5)は金属製スラットである、
ことを特徴とする請求項6に記載の金属製スラットが埋め込まれた押圧防止カートン。 - 前記ガードシート(21)は、2枚の突き当てシート(211)を含み、2枚の前記突き当てシート(211)の長手方向における端部同士は当接し、かつ、相対的にスライドすることができ、2枚の前記突き当てシート(211)は共にガードシート(21)を形成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の金属製スラットが埋め込まれた押圧防止カートン。 - 前記蓋シート(22)及びガードシート(21)の内外両側の壁には、いずれにもモールド膜(3)が設置されている、
ことを特徴とする請求項8に記載の金属製スラットが埋め込まれた押圧防止カートン。 - 前記底部ライニングシート(23)は、熱収縮膜(6)に完全に包まれる、
ことを特徴とする請求項1に記載の金属製スラットが埋め込まれた押圧防止カートン。
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JP2021003099U Active JP3236479U (ja) | 2020-06-11 | 2021-08-10 | 金属製スラットが埋め込まれた押圧防止カートン |
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2021
- 2021-08-10 JP JP2021003099U patent/JP3236479U/ja active Active
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Legal Events
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