JP3236335U - 折り畳みトルク工具 - Google Patents

Abstract

【課題】使用者が力を入れやすく且つ快適な把持環境を提供することができるようにハンドルが設計され、且つトルク駆動部材が異なる使用要求に適合するようにハンドルに対して重ね合わせ位置及び展開位置に回転することができ、そして、係止構造がトルク駆動部材を展開位置に確実に位置決めして任意に揺動離脱しないことができる折り畳みトルク工具を提供する。【解決手段】ハンドル１、トルク駆動部材２及び係止構造を含み、該トルク駆動部材は該ハンドルに回転可能に設けられる。該係止構造は、該ハンドルに設けられた第１係止ユニットと、該トルク駆動部材に設けられた第２係止ユニット３２を含む。該トルク駆動部材が展開位置にある時、該第１係止ユニットは、該トルク駆動部材を重ね合わせ位置に回転させることができないように、側方に該第２係止ユニットを係止する。【選択図】図５

Description

本考案は、折り畳みトルク工具に関する。

スリーブ、ドライバービット等の手動工具は、組み立て又は取り外しの目的を達成するように締結具を回動させるが、力が大きすぎて締結具が破裂する状況がしばしば生じる。このため、当業者は、トルクが大きすぎることによる締結具の破損状況の発生を回避するために、トルク工具を開発し改良しており、トルク工具は、基本的にトルク値の大きさを設定することができ、様々な部材の組み立て、取り外し過程に対応して適切なトルク設定値を選択することができるようにしている。

トルク工具の構造は、トルクが大きすぎることによる締結具の破損の問題を改善することができるが、トルク工具の操作構造のほとんどは、従来の既存の構造を流用するだけであり、使用者の異なる使用方法を提供することはできず、且つ現在のニーズに適合するように、配置、携帯の実際の使用上において更なる改良は行われていない。

そこで、上記問題点を解決するために、新規で進歩性のある折り畳みトルク工具を提供する必要がある。

本考案の主な目的は、使用者が力を入れやすく且つ快適な把持環境を提供することができるようにハンドルが設計され、且つトルク駆動部材が異なる使用要求に適合することにようにハンドルに対して重ね合わせ位置及び展開位置に回転することができ、そして、係止構造がトルク駆動部材を展開位置に確実に位置決めして任意に揺動離脱しないことができる折り畳みトルク工具を提供することである。

上記目的を達成するために、本考案は、ハンドル、トルク駆動部材及び係止構造を含む折り畳みトルク工具を提供する。該ハンドルは、内部空間、第１開口及び第２開口を含み、該第１開口と該第２開口とは各開口面が交差して配置されてそれぞれ該内部空間１３に連通し、該第１開口及び該第２開口は互いにに連通する。該トルク駆動部材は、物品の回動を駆動し、且つ予め設定されたトルク値に達する時に空回りし、回転軸を軸心として重ね合わせ位置と展開位置とに回転するように該内部空間に位置決めすることができ、該重ね合わせ位置にある時、該トルク駆動部材の軸心線が該第１開口に向かって延び、該展開位置にある時、該トルク駆動部材の一部が該第２開口を介して該ハンドルから突出し、該トルク駆動部材が該展開位置から該重ね合わせ位置まで回転する方向を第１切換方向と定義する。該係止構造は、該トルク駆動部材が該展開位置にある時、該第１係止ユニットは、該トルク駆動部材を該第１切換方向に沿って該重ね合わせ位置に回転させることができないように、該回転軸側に位置し、該第１切換方向に該第２係止ユニットを干渉して係止する。

本考案の一実施例の斜視図である。 図１の分解図である。 本考案の一実施例のトルク駆動部材の部分分解図である。 本考案の一実施例のハンドルの第２部材が開かれたことを示す斜視図である。 本考案の一実施例のトルク駆動部材が展開位置にあることを示す模式図である。 本考案の一実施例のトルク駆動部材が展開位置と重ね合わせ位置との間に揺動することを示す模式図である。 本考案の一実施例のトルク駆動部材が重ね合わせ位置にあることを示す模式図である。 図５の平面図である。 図７の右側面図である。 本考案の一実施例のハンドルの斜視図である。 図１０の平面図である。

以下、実施例にて本考案の可能な実施形態を説明するが、本考案の特許範囲を制限するものではない。

図１から図１１を参考し、それが本考案の一実施例を示し、本考案の折り畳みトルク工具は、ハンドル１、トルク駆動部材２及び係止構造を含む。

該ハンドル１は、内部空間１３、第１開口１４及び第２開口１５を含み、該第１開口１４と該第２開口１５とは各開口面が互いに交差して配置されてそれぞれ該内部空間１３に連通し、該第１開口１４及び該第２開口１５は互いに連通し、言い換えれば、該ハンドル１は、２つの異なる使用方向を使用者が選択するために提供することができ、詳細は後述する。

該トルク駆動部材２は、物品の回動を駆動し、且つ予め設定されたトルク値に達する時に空回りし、該トルク駆動部材２は、回転軸２５を軸心として重ね合わせ位置と展開位置とに回転するように該内部空間１３に位置決めすることができ、該重ね合わせ位置にある時、該トルク駆動部材２の軸心線２４は、該第１開口１４に向かって延び、本実施例では、全体として棒状の延長部（図７に示す）を形成し、この態様では、収納携帯しやすいように占有空間を大幅に減らすことができ、且つドライバーのように使用する態様を提供することができるが、該展開位置にある時、該トルク駆動部材２の一部は、該第２開口１５を介して該ハンドル１から突出し、本実施例では、Ｔ型レバーのように使用する態様（図５に示す）を形成し、該ハンドル１は、比較的大きい面積を提供して手が快適に把持することができ、且つ付勢のために比較的長いモーメントアームを提供することができ、さらに大きいトルクを発生させて回動作業を行い、ここで、該トルク駆動部材２が該展開位置から該重ね合わせ位置まで回転する方向を第１切換方向４１と定義する。

該係止構造は、該ハンドル１の内壁に設けられた第１係止ユニット３１と、該トルク駆動部材２に設けられた第２係止ユニット３２とを含み、ここで、該トルク駆動部材２が該展開位置にある時、該第１係止ユニット３１は、該トルク駆動部材２を該第１切換方向４１に沿って該重ね合わせ位置に回転させることができず、該トルク駆動部材２を該展開位置に確実に位置させることができるように、該回転軸２５側に位置し、該第１切換方向４１に該第２係止ユニット３２を干渉して係止し、使用者は安定して操作することができる。

本実施例では、該ハンドル１は、プラスチック、ゴム材質であり、快適な把持感覚を提供し、射出成形を行って大量生産することができ、一体成形が可能であり、好ましい構造強度、及び回復可能に変形するなどの多くの利点を有する。そして、該トルク駆動部材２は、現在の工場でよく使用される手動工具の形態を満たすようなトルクスリーブである。

好ましくは、該重ね合わせ位置にある時、該トルク駆動部材２の一部は、該第１開口１４を介して該ハンドル１から突出し、使用者が突出した部分を引いて該トルク駆動部材２全体を動かして該展開位置に回転させることに役立つ。

該トルク駆動部材２が該重ね合わせ位置から該展開位置まで回転する方向を第２切換方向４２と定義し、該係止構造は、該ハンドル１の内壁に設けられた第３係止ユニット３３と、該トルク駆動部材２に設けられた第４係止ユニット３４とをさらに含み、ここで、該トルク駆動部材２が該重ね合わせ位置にある時、該第３係止ユニット３３は、該トルク駆動部材２を該第２切換方向４２に沿って該展開位置に回転させることができず、該トルク駆動部材２を予期しない外力に効果的に抗して該重ね合わせ位置に安定的に保持させるように、該第２切換方向４２に該第４係止ユニット３４を干渉して係止する。

より具体的には、該第１係止ユニット３１は、対称的な支持力を提供するために、該第２開口１５に向かって更に延びて近接する２つの第１長尺係止突起３１１を含み、様々な深さ位置から該第２係止ユニット３２を係止して干渉することができ、係止能力を大幅に向上させ、同様に、該第３係止ユニット３３は、該第１開口１４向かって延びて近接する２つの第２長尺係止突起３３１を含む。本実施例では、該第２係止ユニット３２及び該第４係止ユニット３４は、それぞれ該トルク駆動部材２の外表面である。

より具体的には、該第２開口１５の開口縁部の対向する両側には２つの突出部１６が設けられ、該２つの突出部１６は、該第２開口１５が２種類の異なる口径の大きさを含む開口形態を形成するようにし、該２つの突出部１６が相対的に延びて近接して該トルク駆動部材２の回転経路に位置し、ここで、該トルク駆動部材２は円柱状をなし、該２つの突出部１６の該第２開口１５に垂直する方向における直線最短距離は該トルク駆動部材２の直径以下であり、さらに該２つの突出部１６は、該第１切換方向４１又は該第２切換方向４２においていずれも該トルク駆動部材２を係止する効果を追加的に提供することができる。

好ましくは、該第２開口１５の開口方向に沿って見ると、該２つの第２長尺係止突起３３１は、該２つの突出部１６から突出し、それにより締結力を追加的に提供して該トルク駆動部材２を該重ね合わせ位置に締結することができる。同様に、該２つの第１長尺係止突起３１１の該第２開口１５に垂直する方向における直線最短距離は該トルク駆動部材２の直径以下であり、さらに該２つの第１長尺係止突起３１１は、クランプ力を生成するように該トルク駆動部材２をクランプすることができる。

別の好ましくは、該２つの第１長尺係止突起３１１は、該第２開口１５の開口縁部まで延びることにより、係止するためにより多くの異なる深さ位置を提供する。

さらに好ましくは、該トルク駆動部材２が該重ね合わせ位置にある時、該トルク駆動部材２は、該第１切換方向４１において該第１開口１４の開口縁部に当接し、該第１係止ユニット３１に合わせて安定して位置決めする効果を達成することができ、同様に、該トルク駆動部材２が該展開位置にある時、該トルク駆動部材２は、該第２切換方向４２において該第２開口１５の開口縁部に当接する。

次に、該トルク駆動部材２についてより詳細に説明すると、該トルク駆動部材２は、調整部材２１、本体２２及びトルク調整レバー２３をさらに含み、該調整部材２１は該ハンドル１に枢着され、該トルク調整レバー２３は、該本体２２に対して回転可能に該本体２２の内部に収容され、且つ該軸心線２４に沿って該本体２２の調整端面２２１から突出し、該調整部材２１は該トルク調整レバー２３に嵌着されて同一の回転関係をなし、使用者は、該調整部材２１を回転させるだけで、異なる被回転物に応じて跳び出し空回りの最大トルク値を調整することができる。

好ましくは、該調整部材２１、該本体２２及び該トルク調整レバー２３は金属材質であり、比較的耐久性及び強固な構造強度を有する。

より詳しくは、該調整部材２１には嵌合溝２１１が設けられ、該嵌合溝２１１の開口は該調整端面２２１に向けられ、該調整端面２２１には嵌合部２２２が設けられ、該調整部材２１は、該トルク調整レバー２３に対して軸方向にロック位置及び解放位置に移動可能であり、該調整部材２１が該ロック位置にある時、該嵌合部２２２が該嵌合溝２１１に嵌め込まれ、該調整部材２１は該本体２２に対して回転できず、該調整部材２１が該解放位置にある時、該嵌合部２２２が該嵌合溝２１１から離脱し、該調整部材２１は該本体２２に対して回転できる。

さらに、該調整端面２２１には第１凸柱２２３がさらに凸設され、該調整部材２１には第２凸柱２１２が凸設され、該調整部材２１が該トルク調整レバー２３に嵌着される時、該第１凸柱２２３と該第２凸柱２１２とは該軸心線２４の周方向において干渉関係にあり、さらに該調整部材２１が回転する時の限界位置及び回転方向を決定する。例を挙げてこれに限定されるものではないが、第１トルク値の場合、該第２凸柱２１２は該第１凸柱２２３の一側に周方向に当接し、該調整部材２１を時計回りに回転させると、該第２凸柱２１２が該第１凸柱２２３の反対側に当接することにより第２トルク値に達するが、反時計回りに回転させると、第２トルク値から第１トルク値に変化する。

好ましくは、該調整部材２１の対向する両側には、２つの切り欠き溝２１３が凹設され、該ハンドル１の２つの枢軸１８の部分は該内部空間１３に位置し、且つそれぞれ該２つの切り欠き溝２１３に入り込み、該２つの切り欠き溝２１３は該トルク駆動部材２の全体重量を軽減することができ、且つ該調整部材２１と該２つの第１長尺係止突起３１１との間に回転対するより多くの空間的な余裕を与えるすることができ、そして、回転の滑らかさを確保することができ、位置決めされた位置及び係止の安定度を正確に把握する効果である。

なお、該ハンドル１は、該内部空間１３、該第１開口１４及び該第２開口１５が設けられた第１部材１１と、該第１部材１１に対して開閉可能に設けられた第２部材１２とを含み、該第１部材１１は該第２部材１２と共に収納空間１７を囲み、該収納空間１７は少なくとも１つの駆動ヘッド５を配置するために用いられ、携帯使用を便利にする。

１ ハンドル
１１ 第１部材
１２ 第２部材
１３ 内部空間
１４ 第１開口
１５ 第２開口
１６ 突出部
１７ 収納空間
１８ 枢支柱
２ トルク駆動部材
２１ 調整部材
２１１ 嵌合溝
２１２ 第２凸柱
２１３ 切り欠き溝
２２ 本体
２２１ 調整端面
２２２ 嵌合部
２２３ 第１凸柱
２３ トルク調整レバー
２４ 軸心線
２５ 回転軸
３１ 第１ストッパユニット
３１１ 第１長尺ストッパ突起
３２ 第２ストッパユニット
３３ 第３ストッパユニット
３３１ 第２長尺ストッパ突起
３４ 第４ストッパユニット
４１ 第１切替方向
４２ 第２切替方向
５ 駆動ヘッド

Claims (10)

1. 折り畳みトルク工具であって、
   内部空間、第１開口及び第２開口を含み、前記第１開口と前記第２開口とは各開口面が互いに交差して配置されてそれぞれ前記内部空間１３に連通し、前記第１開口及び前記第２開口は互いに連通するハンドルと、
   トルク駆動部材であって、物品の回動を駆動し、且つ予め設定されたトルク値に達する時に空回りし、回転軸を軸心として重ね合わせ位置と展開位置とに回転するように前記内部空間に位置決めすることができ、前記重ね合わせ位置にある時、前記トルク駆動部材の軸心線が前記第１開口に向かって延び、前記展開位置にある時、前記トルク駆動部材の一部が前記第２開口を介して前記ハンドルから突出し、前記トルク駆動部材が前記展開位置から前記重ね合わせ位置まで回転する方向を第１切換方向と定義するトルク駆動部材と、
   前記ハンドルの内壁に設けられた第１係止ユニットと、前記トルク駆動部材に設けられた第２係止ユニットとを含む係止構造と、を含み
   前記トルク駆動部材が前記展開位置にある時、前記第１係止ユニットは、前記トルク駆動部材を前記第１切換方向に沿って前記重ね合わせ位置に回転させることができないように、前記回転軸側に位置し、前記第１切換方向に前記第２係止ユニットを干渉して係止する、折り畳みトルク工具。
2. 前記ハンドルは、前記内部空間、前記第１開口及び前記第２開口が設けられた第１部材と、前記第１部材に対して開閉可能に設けられた第２部材とを含み、前記第１部材は前記第２部材と共に収納空間を囲み、前記収納空間は少なくとも一つの駆動ヘッドを配置するために用いられる、請求項１に記載の折り畳みトルク工具。
3. 前記トルク駆動部材は、調整部材、本体及びトルク調整レバーをさらに含み、前記調整部材は前記ハンドルに枢着され、前記トルク調整レバーは前記本体に対して回転可能に前記本体の内部に収容され、前記軸心線に沿って前記本体の調整端面から突出し、前記調整部材は、前記トルク調整レバーに嵌着されて同一の回転関係にあり、請求項１に記載の折り畳みトルク工具。
4. 前記調整部材には嵌合溝が設けられ、前記嵌合溝の開口は前記調整端面に向けられ、前記調整端面には嵌合部が設けられ、前記調整部材は、前記トルク調整レバーに対してロック位置及び解放位置に軸方向に移動可能であり、前記調整部材が前記ロック位置にある時、前記嵌合部が前記嵌合溝に嵌め込まれ、前記調整部材は前記本体に対して回転できず、前記調整部材が前記解放位置にある時、前記嵌合部が前記嵌合溝から離脱し、前記調整部材は前記本体回転に対して回転できる、請求項３に記載の折り畳みトルク工具。
5. 前記調整端面には第１凸柱がさらに凸設され、前記調整部材には第２凸柱が凸設され、前記調整部材が前記トルク調整レバーに嵌着される時、前記第１凸柱と前記第２凸柱とは前記軸心線の周方向において干渉関係にある、請求項３に記載の折り畳みトルク工具。
6. 前記トルク駆動部材が前記重ね合わせ位置から前記展開位置まで回転する方向を第２切換方向と定義し、前記係止構造は、前記ハンドルの内壁に設けられた第３係止ユニットと、前記トルク駆動部材に設けられた第４係止ユニットとをさらに含み、前記トルク駆動部材が前記重ね合わせ位置にある時、前記第３係止ユニットは、前記トルク駆動部材を前記第２切換方向に沿って前記展開位置に回転させることができないように、前記第２切換方向に前記第４係止ユニットを干渉して係止する、請求項１に記載の折り畳みトルク工具。
7. 前記第１係止ユニットは、前記第２開口に向かって延びて近接する２つの第１長尺係止突起を含み、前記第３係止ユニットは、前記第１開口に向かって延びて近接する２つの第２長尺係止突起を含み、前記第２係止ユニット及び前記第４係止ユニットは、それぞれ前記トルク駆動部材の外表面である、請求項６に記載の折り畳みトルク工具。
8. 前記第２開口の開口縁部の対向する両側には２つの突出部が設けられ、前記２つの突出部は、前記第２開口が２種類の異なる口径の大きさを含む開口形態を形成するようにし、前記２つの突出部が相対的に延びて近接して前記トルク駆動部材の回転経路に位置し、前記トルク駆動部材は円柱状をなし、前記２つの突出部の前記第２開口方向に垂直する方向における直線最短距離は前記トルク駆動部材の直径以下である、請求項１に記載の折り畳みトルク工具。
9. 前記重ね合わせ位置にある時、前記トルク駆動部材の一部は、前記第１開口を介して前記ハンドルから突出する、請求項１から８のいずれか１項に記載の折り畳みトルク工具。
10. 前記ハンドルは、前記内部空間、前記第１開口及び前記第２開口が設けられた第１部材と、前記第１部材に対して開閉可能に設けられた第２部材とを含み、前記第１部材は前記第２部材と共に収納空間を囲み、前記収納空間は少なくとも一つの駆動ヘッドを配置するために用いられ、
    前記トルク駆動部材は、調整部材、本体及びトルク調整レバーをさらに含み、前記調整部材は前記ハンドルに枢着され、前記トルク調整レバーは前記本体に対して回転可能に前記本体の内部に収容され、前記軸心線に沿って前記本体の調整端面から突出し、前記調整部材は、前記トルク調整レバーに嵌着されて同一の回転関係にあり、
    前記調整部材には嵌合溝が設けられ、前記嵌合溝の開口は前記調整端面に向けられ、前記調整端面には嵌合部が設けられ、前記調整部材は、前記トルク調整レバーに対してロック位置及び解放位置に軸方向に移動可能であり、前記調整部材が前記ロック位置にある時、前記嵌合部が前記嵌合溝に嵌め込まれ、前記調整部材は前記本体に対して回転できず、前記調整部材が前記解放位置にある時、前記嵌合部が前記嵌合溝から離脱し、前記調整部材は前記本体回転に対して回転でき、
    前記調整端面には第１凸柱がさらに凸設され、前記調整部材には第２凸柱が凸設され、前記調整部材が前記トルク調整レバーに嵌着される時、前記第１凸柱と前記第２凸柱とは前記軸心線の周方向において干渉関係にあり、
    前記第２開口の開口縁部の対向する両側には２つの突出部が設けられ、前記２つの突出部は、前記第２開口が２種類の異なる口径の大きさを含む開口形態を形成するようにし、前記２つの突出部が相対的に延びて近接して前記トルク駆動部材の回転経路に位置し、
    前記トルク駆動部材は円柱状をなし、前記２つの突出部の前記第２開口方向に垂直する方向における直線最短距離は前記トルク駆動部材の直径以下であり、
    前記トルク駆動部材が前記重ね合わせ位置にある時、前記トルク駆動部材は前記第１切換方向において前記第１開口の開口縁部に当接し、
    前記トルク駆動部材が前記展開位置にある時、前記トルク駆動部材は前記第２切換方向に置いて前記第２開口の開口縁部に当接し、
    前記ハンドルはプラスチック、ゴム材質であり、
    前記調整部材、前記本体及び前記トルク調整レバーは金属材質であり、
    前記トルク駆動部材はトルクスリーブであり、
    前記第２開口の開口方向に沿って見ると、前記２つの第２長尺係止突起は前記２つの突出部から突出し、
    前記２つの第１長尺係止突起は、前記第２開口の開口縁部まで延びており、
    前記調整部材の対向する両側には２つの切り欠き溝が凹設され、前記ハンドルの２つの枢軸の部分は前記内部空間に位置し、且つそれぞれ前記２つの切り欠き溝に入り込み、
    前記２つの第１長尺係止突起の前記第２開口に垂直する方向における直線最短距離は前記トルク駆動部材の直径以下である、請求項７に記載の折り畳みトルク工具。

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