JP3236218B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

Info

Publication number
JP3236218B2
JP3236218B2 JP15978296A JP15978296A JP3236218B2 JP 3236218 B2 JP3236218 B2 JP 3236218B2 JP 15978296 A JP15978296 A JP 15978296A JP 15978296 A JP15978296 A JP 15978296A JP 3236218 B2 JP3236218 B2 JP 3236218B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
black
signal
color
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15978296A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08321946A (ja
Inventor
正具 清水
義則 池田
哲也 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP15978296A priority Critical patent/JP3236218B2/ja
Publication of JPH08321946A publication Critical patent/JPH08321946A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3236218B2 publication Critical patent/JP3236218B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Analysis (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及び画
像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、印刷,デザイン分野のみならず、
オフィス等に於てもフルカラーの画像が増加し、これに
伴いカラー原稿を忠実に読み取り、出力するカラー複写
装置が普及してきている。これらカラー複写機には、フ
ルカラー画像を高階調に出力する事と、カラーの文字原
稿を鮮明に高解像に出力する事が同時に要求される。一
方、フルカラー画像を高階調に出力する方法としてディ
ザ方式や網点ドット変調等が知られているが、これらの
方式を文字、線画に適用すると、解像度が著しく低下
し、文字品位が劣化する。一方、文字、線画を良好に再
現するためには、2値処理が適しているが、これを網点
や写真画像に適用すると、階調が著しく低下し、画質の
著しい劣化が生じる事は周知の処である。そこでこうし
た文字品位と中間調の品位の両立をすべく、数多くの提
案がなされている。例えば、(1)特開61−1171
9では色分解された原信号Y(イエロー),M(マゼン
タ),C(シアン)より計算されるBK(黒成分)の大
小と、エッジ成分の大小に応じてY,M,C信号を減
じ、BK信号を増大させるようにして、黒い文字のエッ
ジ部については各色成分を極力、黒単成分に置き換え
て、文字の品位を向上させる様にしている。また、
(2)全体にエッジ強調(輪部強調)をかけて、中間調
の階調を落とさず文字の品位を向上させる試みもなされ
ている。更には、(3)文字領域と、網点領域、写真領
域を、オペレータが別途指定し、指定入力に応じて高解
像処理と高階調処理を切り換える方法など多種にわた
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来方式によ
れば、第1の場合、黒文字の輪郭が黒単一に置き換わる
ものの、例えば人の髪の毛やまつ毛などを黒文字と誤判
定したり、網点中のイエロー、マゼンタ、シアンの各網
点の重なった箇所も黒文字と判断してしまい、網点中に
不要な黒点をして残り、画質としては充分とは言えなか
った。また第2の場合、鮮鋭度は向上するが、黒文字部
はあくまで4色の色重ねが行なわれるので、色ズレを生
じてしまい、文字の品位も充分ではない。第3の方法で
は、例えば黒文字部と指定された領域は黒単一で高解像
処理、カラー中間調の領域は中間調処理という様に、各
領域の処理が行なえるが、その毎にオペレータが精度良
く位置指定を行なわなくてはならないので、非常に操作
が複雑であった。
【0004】上述の点に鑑みて、本発明は、画像を良好
に再現することが可能な画像処理装置及び画像処理方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、画像に応じた画像情報から明る
さ情報及び色情報を抽出する抽出手段と、前記抽出され
た明るさ情報及び色情報に基づき、前記画像の注目画素
が第1の黒線画領域であるか否かを判別する判別手段
と、前記判別された第1の黒線画領域の周辺の色情報を
参照して、網点で形成されたカラー画像の中で各色の網
点ドットが重なった黒ドット部分が第2の黒線画領域で
あると誤判別することを阻止するように該第1の黒線画
領域が該第2の黒線画領域であるか否かを判別する第2
の判別手段と、前記判別された第2の黒線画領域に対し
て高解像度に像形成するための処理の実行を決定する決
定手段とを有することを特徴とする。
【0006】また、請求項2の発明は、画像に応じた画
像情報から明るさ情報及び色情報を抽出する抽出工程
と、前記抽出された明るさ情報及び色情報に基づき、前
記画像の注目画素が第1の黒線画領域であるか否かを判
別する判別工程と、前記判別された第1の黒線画領域の
周辺の色情報を参照して、網点で形成されたカラー画像
の中で各色の網点ドットが重なった黒ドット部分が第2
の黒線画領域であると誤判別することを阻止するように
該第1の黒線画領域が該第2の黒線画領域であるか否か
を判別する第2の判別工程と、前記判別された第2の黒
線画領域に対して高解像度に像形成するための処理の実
行を決定する決定工程とを有することを特徴とする。
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】以下説明する本発明の実施例にお
いては、カラー複写時に応用するに適した画像処理装置
が開示されるが、本発明はかかる複写機に限定されるも
のではなく、種々の機器に応用可能であることは勿論で
ある。
【0009】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例
の回路構成を示すブロック図である。図1においてR
(赤),G(緑),B(青)信号は、カラー原稿読み取
り装置から読み取られた1画素分の色信号である。カラ
ー原稿読み取り装置1は例えばモザイクフィルタをCC
D1に貼り合わせたものであればよい。本実施例におい
ては、CCD1からは点順次のカラー信号が出力され、
かかる出力はアンプ5で増幅され色分離回路7でRGB
に色分解される。10はRGB信号から、輝度信号Yと
色信号I,Qを算出する回路である。輝度信号Yは黒文
字のエッジ信号を得るため信号でインバータ30で反転
され暗度信号Y′と変換された後、黒エッジ発生回路で
ラプラシアンによりエッジ抽出されKEが出力される。
I,Q信号は無彩色との色差を表わす信号で、無彩色信
号算出回路20に入力され、ルックアップテーブルを用
いて無彩色信号Wを出力する。W信号は値が大きくなる
程無彩色であることを示す。W信号とY′信号は黒レベ
ル判定回路50に入力され、暗い無彩色である。即ち黒
であるレベルを2値以上の値でT信号として出力する。
黒文字エッジ発生回路では、黒エッジ信号KEから黒レ
ベル信号に応じて、黒文字エッジ信号E1,E2を出力す
る。E1信号は黒文字のエッジを強張し、E2は黒文字の
エッジの色ズレを除去するための信号である。像域信号
発生回路70では、W信号とY信号から明るい有彩色と
その近傍を像域と判定し、像域判定信号Zを出力する。
黒文字補正回路80では、R,G,B信号からC(シア
ン),M(マゼンタ),Ye(イエロー),K(ブラッ
ク)信号を求める。次に、像域信号Zが出力されていな
い領域であって、かつ黒文字エッジE1,E2が発生して
いる領域の信号に対して次の様な補正を行う。即ち、
C,M,YにE2,KにE1を補正信号として加算して、
示談のプリンター等の出力装置に出力する。またPはプ
リンタ線数信号で、解像度を指示する。
【0010】次に図1に示した各回路のブロックについ
て説明する。
【0011】図1において70はRGB信号を入力信号
としたY,I,Q信号算出手段である。次に図2を用い
てY,I,Q信号算出回路について説明する。図2にお
いて11,12,13はR,G,B各信号とあらかじめ
定められたパラメータaij(i,j=1,2,3)と
を乗算する乗算器である。14はaijを記憶している
メモリで15はR,G,B信号に乗算するパラメータを
乗算器11,12,13にセットするために各乗算器を
セレクトするセレクタである。16は乗算器11,1
2,13の出力を加算する加算器で、17は加算器16
の出力をY,I,Q各信号にセレクトするセレクタであ
る。Y,I,Q信号はR,G,B信号とパラメータai
jを用いて、Y=a11×R+a12×G+a13×B、I=
21×R+a22×G+a23×B、Q=a31×R+a32×
G+a33×Bで表わされる。
【0012】図2において、セレクタ15は入力する一
画素のR,G,B信号に対する3つの係数の組、即ち
(a11,a12,a13)、(a21,a22,a23)、
(a31,a32,a33)を順次発生する。
【0013】したがって、加算器16は入力する一画素
のR,G,B信号に対して、順次Y,I,Q信号を出力
する。セレクタ117は入力するY,I,Qの順次の信
号からラインaにはY信号、ラインbにはI信号、ライ
ンcにはQ信号を出力する。
【0014】図1において20は無彩色信号算出回路で
ある。図3に無彩色信号W算出回路の内部構成を示す。
21はIの2乗を出力する乗算器で、22はQの2乗を
求める乗算器である。23は乗算器21,22の出力を
加算して(I2+Q2)を出力する加算器で、24は入力
された(I2+Q2)に応じて出力Wを決定するルック・
アップ・テーブルである。ルック・アップ・テーブル2
4の出力Wは次に示す式で決定される。
【0015】
【外1】
【0016】30は前述のインバータでY信号をインバ
ートしてY′信号を出力する。
【0017】40は前述の黒エッジ量KE発生回路であ
り、図4にかかる黒エッジ発生回路の内部構成を示す。
31,32,33,34,35は注目画素を中心とする
ラインバッファである。36はエッジ量を算出する演算
回路で次の演算を行う。ラインバッファに格納されてい
る値をxij(i,j=1,2,3,4,5)とする
と、注目画素は、x33=Y′で表わされ、次の式でエッ
ジ量KEを求める。
【0018】 KE=x33−(x11+x15+x51+x55)/4
【0019】50は前述の黒レベル判定回路であり、図
5に黒レベル判定回路の内部構成を示す。51はY′と
Wを乗算する乗算器で、52は乗算器51の出力uを閾
値処理し、u<T0ならば0、T0 u<T1ならば1、
1<u<T2ならば2、T2 uならば3を黒レベル信
号Tとして出力する閾値処理回路である。
【0020】60は前述のエッジ信号算出回路であり、
黒エッジ発生回路40からの黒エッジ信号KEと黒レベ
ル判定回路50からの黒レベル信号Tから、2種類のエ
ッジ信号E1,E2を出力する。
【0021】図6にかかるエッジ信号算出手段の構成を
示す。61は入力されたKEとメモリ62に格納された
閾値を比較する比較器で、KEが閾値より大きい場合は
1、そうでない場合は0を出力する。62はあらかじめ
定められた閾値を格納するメモリである。63はKEと
Tと比較器61の出力からエッジ信号E1を算出する演
算回路である。比較器61の出力が0のときE1=0、
1のときE1=α1×KEを演算回路63は出力する。α
1はTの値によって適時決定される定数であり、かかる
α1を用いてE1は表わされる。64はKEとメモリ65
に格納された閾値を比較する比較器で、KEが閾値より
大きい場合は1、そうでない場合は0を出力する。65
はあらかじめ決められた閾値を格納するメモリである。
66はKEとTと比較器64の出力からエッジ信号E2
を算出する演算回路である。メモリ65には閾値として
0を格納し、比較器64の出力が0のとき、E2=KE
×(−1)×α2、1のときE2=KE×α2を演算回路
66は出力する。α2はTの値によって適時決定される
定数であり、かかるα2を用いてE2は表わされる。
【0022】図1において70は像域判定回路であり、
図7にかかる像域判定回路の構成を示す。71はY信号
とW信号をインバース(反転)したW′信号を乗算して
X信号を得る乗算器である。72はあらかじめ定められ
た閾値とX信号を比較して、前記閾値とX信号との大小
関係を出力する閾値処理回路である。73,74,75
は閾値処理回路72の出力を格納するラインバッファで
ある。76は注目画素の周辺ラインバッファ73,7
4,75の値を読み出して、注目画素が像域か否か判定
する回路である。像域ならば1、そうでないなら0を像
域信号Zとして出力する。
【0023】図1において80は黒文字補正回路であ
り、図8にかかる黒文字補正回路を示す。81は公知の
技術を用いてR,G,B信号からシアン(Co),マゼ
ンタ(Mo),イエロー(Yo),ブラック(Ko)信
号を算出する回路であり、内部にはR,G,BからY,
M,Cへの変換を行う回路及び色マスキング回路、及び
UCR処理を行ってブラック(Ko)信号を出力する回
路を含む。82は黒レベル信号Tと像域判定信号Zか
ら、黒レベルが0ではなく、かつ像域判定信号Zが0な
らば1を出力し、それ以外なら0を出力する。83は8
2の出力が1ならばE1′=E1,E2′=E2を0ならば
1′=0,E2′=0を出力するセレクタである。84
はCo信号にE2′信号を加算する加算器で、85はM
o信号にE2′信号を加算する加算器で、86はYo信
号にE2′信号を加算する加算器で、87はKo信号に
2′信号を加算する加算器である。88はE1′信号を
入力信号とし、注目画素の近傍の処理に基づいて、プリ
ンターの出力解像度を指示するプリンター線数信号Pを
発生する回路である。図9にかかるプリンタ線数信号発
生回路を示す。881はE1′信号が0のときは0を、
そうでないときは1を出力するコンパレータである。出
力が0のときは低解像での出力を、1のときは高解像度
での出力を示している。882,883,884は注目
画素とその近傍の画素例えば5×5の画素についてコン
パレータ881の出力を格納するラインバッファであ
る。885のOR回路では注目画素とその近傍が1画素
でも高解像度での出力を示している場合は、注目画素を
高解像度で出力することを示す1を出力し、そうでない
場合は注目画素を低解像度で出力することを示す0を出
力する。
【0024】かかる回路を用いることによって、後述の
プリンタ線数信号発生回路の出力が頻繁に切り換わるこ
とを防止出来る。
【0025】次に、前述の装置により出力された画像信
号により像形成を行う、画像形成装置(レーザ・プリン
タ)の一例を図12に示す。かかる図12に示す実施例
ではPWM変調と呼ばれる方法によって階調性の再現が
行われる。図12において、201はマスタークロック
をJK−FF205によって分周したクロックVKに応
じてデジタルビデオ信号をラッチするラッチ部、202
はラッチされたデジタルビデオ信号をアナログ信号に変
換するD/Aコンバータ、225はD/Aコンバータ2
02の出力のダイナミックレンジを調整するためのダイ
ナミックレンジ調整手段、206はマスタークロックの
位相を制御するためのフリップフロップであり、CPU
222,213は206によって位相が制御されたクロ
ックを分周するフリップフロップ、224はフリップフ
ロップ213からの出力によってマスタークロックの位
相を制御する。出力に応じて三角波を出力するための三
角波発生手段である。コンパレータ204はダイナミッ
クレンジ調整手段225の出力と三角波発生手段208
の出力とを比較し、比較結果を出力する。三角波は発生
手段208には該三角波のバイアス成分を調整するバイ
アス調整手段である。本実施例においては前記三角波発
生手段208の出力としては比較的周波数の高い第1の
三角波と該第1の三角波よりも周波数が低い第2の三角
波が切り換え可能であって、CPU222の出力に応じ
て切り換えが行われる。かかる222は各回路を制御す
るCPUであり、226は動作プログラムが格納されて
いるROMである。
【0026】また227はCPU222が動作するとき
のワークエリアとして使用するRAMである。
【0027】229は矢印方向に回転するドラム状電子
写真感光体である。感光体229はまず帯電器230で
均一に帯電され、次にコンパレータ204の出力する変
調信号Eに対応して点滅変調されたレーザビーム231
で、感光体229の回転方向と略垂直な方向に走査、露
光される。これによって感光体229に形成された静電
潜像は、現像器232によって現像可視化される。
【0028】形成された可視トナー像は、転写帯電器2
33により転写材234に転写される。転写材234に
転写された可視トナー像は不図示の定着器で定着され、
一方、転写後感光体229に残留したトナーはクリーニ
ング器235で除去、クリーニングされる。その後、感
光体229に残留している電荷は、ランプ236の除電
光によって除電され、再び上記各工程が繰り返される。
【0029】尚、本実施例においてはトナーはY,M,
C,Kの4色分用意されており面順次に4色分のプリン
トが行われる。即ち、フルからの画像形成が行われる。
【0030】レーザビーム231は半導体レーザ237
から出射される。而して半導体レーザ237は、コンパ
レータ204から出力されるパルス幅変調信号Eの印加
される駆動回路241により駆動され、この変調信号E
に対応して点滅変調されたレーザビーム231を出射す
るものである。
【0031】半導体レーザ237から出射されたレーザ
ビーム231は、回転多面鏡、ガルバノミラー等の走査
器238によって走査される。239はレーザビーム2
31を感光体229に点状に結像させるレンズ、240
は光路を折る為のミラーである。
【0032】図13は、図12に示す三角波発生手段2
08の内部構成及びその周辺の構成の他の構成例を示す
図であり、上記パルス幅変調を行って像形成する際に用
いられる回路の一例を示したものである。インターフェ
ースからのディジタルビデオ信号Vinはラッチ301
でビデオクロックVCLKでラッチされ同期がとられ
る。この画像信号DvinはD/Aコンバータ302でア
ナログビデオ信号AVに変換される。D/Aコンバータ
302の出力は抵抗303で電圧レベルに変換された後
に2つのコンパレータ304a,304bの一方の入力
端子に入力される。又、積分回路を基本構成とする三角
波発生回路は、この例では2系統用意されており、それ
ぞれVCLKに同期し、周期が互いに異なるPHCL
K,TXCLKを2分周するJ/Kフリップフロップ3
05,313の出力を積分する。ここでTXCLKの周
波数は、解像力が重要となる比較的高いaの周波数、例
えば400dpi用の周波数となる。一方PHCLKの
周波数は階調性が重要となる比較的低いb周波数(ただ
しa>b)、例えば200dpi用の周波数になる様設
定してある。これらの分周された50%デューティのク
ロックはバッファ306a,306bを通して、抵抗3
07a,307bとコンデンサ308a,308bで構
成された積分回路で三角波となる。そして、コンデンサ
309a,309b、抵抗310a,310bでバイア
ス分を調整し、前述のコンパレータ304a,304b
のもう一方の入力端子に入力され、アナログビデオ信号
AVと比較され、2系統のパルス幅変調信号Ea,Eb
となる。
【0033】スイッチ318には、この2つの信号E
a,Ebが入力されており、CPU322からの制御信
号CISにより文字部分の場合はEaに、写真(ハーフ
トーン画像)部分の場合はEbにセレクタ回路318で
切り換えている。この切換は図1の信号Pに応じた信号
に同期してCPU322の動作により行われる。
【0034】尚、354はカウンタ352の出力、又は
CPUからアドレスバスを介して出力されるアドレスを
切り換え信号selectに応じて切換える切換回路で
あり、352はVCLKを計数するカウンタである。3
58はセレクタ354から出力されるアドレスとCPU
からデータバスを介して出力されるデータに基づいてD
−FF350に信号を出力する回路である。
【0035】CPU222は図1に示す黒文字補正回路
80の出力するPに応じてコンパレータ304a,30
4bの出力を切り換えるため、セレクタ354及び35
8に夫々アドレス、データをセットする。
【0036】したがって、図13に示す実施例の構成に
依れば、CPU222は黒文字補正回路80の出力に応
じてコンパレータ304a,304bの2つの出力を切
り換える際に所望の修正を行うことが出来る。
【0037】又、前述した図12に示した実施例におい
ては、コンパレータ204に入力する三角波発生手段が
出力する三角波の周波数を変えていたが、図13に示す
実施例においては2つのコンパレータ304a,304
bを設けて、かかる2つのコンパレータの出力をスイッ
チ318によって切り換える様にしている。したがっ
て、回路の応答性が向上する。
【0038】以上の装置においては文字部と判別された
領域についてはエッジの強張が行われ、網点カラー画像
であると判別された領域についてはエッジの強張が行わ
れない様に処理される。更に文字部と判別された領域は
自動的に高解像度を必要とするaの周波数が選択されカ
ラー画像であると判別された領域は自動的に階調性を必
要とするbの周波数が選択されるので更に再生される画
質が向上する。
【0039】(実施例2)次に抽出された所定色の文
字、線画成分の近傍の黒文字処理を図1の黒文字補正回
路において行う実施例について述べる。
【0040】図10に2値処理による黒文字補正回路を
示す。91は公知技術を用いてR,G,B信号から、シ
アン(Co),マゼンタ(Mo),イエロー(Yo),
ブラック(Ko)を算出する回路である。92は黒いレ
ベル信号Tが0以外の値で、かつ像域信号が0のときは
1を、そうでないときは0を出力するAND回路であ
る。93は注目画素の近傍のAND回路92の出力から
プリンター線数を決定する。プリンター線数信号発生回
路である。セレクタ94,95,96,97は各々、プ
リンター線数信号Pが1のときは、各0,0,0,Ko
を出力し、Pが0のときは各Co,Mo,Yo,0を出
力するセレクタである。
【0041】(実施例3)次に抽出された所定色の文
字、線画成分の近傍の黒文字処理を図1の黒文字補正回
路において行う実施例について述べる。
【0042】図11に2値処理による黒文字補正回路を
示す。101は公知技術を用いてR,G,B信号から、
シアン(Co),マゼンタ(Mo),イエロー(Y
o),ブラック(Ko)を算出する回路である。102
は黒いレベル信号Tが0以外の値で、かつ像域信号が0
のときは1を、そうでないときは0を出力するAND回
路である。103は注目画素の近傍のAND回路102
の出力からプリンター線数を決定するプリンター線数信
号発生回路である。104はプリンター線数発生回路1
03の出力が0のときのみ公知のディザ処理を行い、該
回路103の出力が1のときには与えられた信号スルー
させるディザ処理回路である。
【0043】以上の実施例においては、まず原稿の明度
情報と彩度情報により、黒い領域を抽出し、更に原稿の
エッジ成分を抽出する事により、黒のエッジ部を判別す
るとともに、近傍の色情報を参照し、黒エッジの度合い
と近傍の色情報の度合いに基づき、黒文字を色画像、網
点中の黒再選とを自動的に識別することにより、オペレ
ータの手をわずらわさず、しかも高品位な中間調、或い
は網点と黒文字を両立させる事を可能とすることが出来
る。
【0044】即ち、本実施例では対象画像の特性を判別
するに際して、対象画像の高周波成分と該対象画像の注
目画像の色成分だけではなく、その周辺の色成分を検出
しているので、網点で形成されたカラー画像の中で各色
の網点ドットが重なった黒ドット部分が黒文字であると
誤判別する怖れがなくなる。
【0045】したがって、所定の色文字とその他の画
像、例えば網点で形成されたカラー画像とを別個に判定
することが出来る。その結果、黒文字の色ズレを抑制
し、カラーの網点画像中の各色ドットが重なったドット
が黒文字であると誤検知する誤動作を減少させ、黒文字
の品位を大幅に向上させることができる。さらに文字と
カラー画像が混在するような原稿もこの両者を自動的に
判別することができる。
【0046】(実施例4)上述の実施例においては黒文
字を抽出する場合については説明したが、赤文字を抽出
する場合は、第1にYIQ算出回路で輝度信号Yの値と
してR信号の値を出力する。前述の実施例においてY信
号はR,G,B信号を用いて、Y=a11×R+a12×G
+a13×Bで求めていたが、このとき各パラメータを、
11=1,a12=0,a13=0とすればよい。
【0047】又、無彩色信号算出回路で、I信号、Q信
号からW信号を求めるルックアップテーブルについては
前述したが、これに限らず次式を用いて設定してもよ
い。ただし、次式においてa,bは定数である。有彩
色、無彩色の度合いを示す信号であれば他のパラメータ
であってもよい。
【0048】
【外2】
【0049】次に図3に示した無彩色信号算出回路の他
の実施例について図4を用いて説明する。図4におい
て、191はR,G,B3信号のうちの最大値を算出す
る回路で、192はR,G,B3信号のうちの最小値を
算出する回路である。193は191から出力される
R,G,B3信号の最大値から、192から出力される
R,G,B3信号の最小値を減算する減算器である。1
94は減算器193の出力をインバートするインバータ
で無彩色信号Wを出力する。
【0050】又、無彩色の度合いを判別するにはこれに
限らず他の種々の方法が適用可能である。
【0051】実施例では対象画像の高周波成分を検出す
る一方法として対象画像中のエッジを判別することとし
たが、これに限らず単に画像情報の高周波成分を抽出す
る様な回路を用いる様にしてもよい。
【0052】以上説明した様に、実施例によれば所定の
色文字とその他の画像を判定することが実現した。その
結果、黒文字の色ズレを抑制し、網点画像の黒文字の誤
検知を減少させ、黒文字の品位を大幅に向上させること
ができた。さらに文字とカラー画像が混在するような原
稿も、オペレータの手を必要とせず文字とカラー画像の
判別を自動的に行うことが出来、走査の効率化を果すこ
とができる。
【0053】本実施例においてはエッジ近傍の色成分を
判別する手段をして図7に内部構成を示した図1の像域
判定回路としたが、かかる構成に限らず、他の構成、例
えばエッジ近傍の色成分を検出するために例えばCCD
1の他に専用のセンサを設ける様にしてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、画像に
応じた画像情報から明るさ情報及び色情報を抽出し、前
記抽出された明るさ情報及び色情報に基づき、前記画像
の注目画素が第1の黒線画領域であるか否かを判別し、
前記判別された第1の黒線画領域の周辺の色情報を参照
して、網点で形成されたカラー画像の中で各色の網点ド
ットが重なった黒ドット部分が第2の黒線画領域である
と誤判別することを阻止するように該第1の黒線画領域
が該第2の黒線画領域であるか否かを判別し、前記判別
された第2の黒線画領域に対して高解像度に像形成する
ための処理の実行を決定するので、黒線線画領域と誤判
別されやすい各色の網点ドットが重なった黒ドット部分
が黒線画領域であると誤判別することなく、精度よく黒
線画領域を判別し、該精度よく判別された黒線画領域に
対して高解像度に像形成することができるので、その結
果、画像を良好に再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した画像処理装置の図
【図2】図1におけるYIQ信号算出回路を示す図
【図3】図1における無彩色信号算出回路を示す図
【図4】図1における黒エッジ発生回路を示す図
【図5】図1における黒レベル判定回路を示す図
【図6】図1におけるエッジ信号算出回路を示す図
【図7】図1における像域判定回路を示す図
【図8】図1における黒文字補正回路を示す図
【図9】図8におけるプリンター線数発生回路を示す図
【図10】黒文字補正回路(2値処理を示す図
【図11】黒文字補正回路(ディザ処理)夫々の構成を
示すブロック図
【図12】プリンタの一例を示す図
【図13】図12の208の構成を示す図
【図14】図1における無彩色信号算出回路の他の実施
例の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 カラー原稿読み取り装置 10 YIQ信号算出回路 20 無彩色信号算出回路 80 黒文字補正回路 103 プリンタ線数信号発生回路 204 コンパレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−240175(JP,A) 特開 昭64−72662(JP,A) 特開 昭62−183267(JP,A) 特開 昭62−256573(JP,A) 特開 昭60−38978(JP,A) 特開 昭63−292770(JP,A) 特開 昭63−197173(JP,A) 特開 平1−264847(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/46 - 1/64

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像に応じた画像情報から明るさ情報及
    び色情報を抽出する抽出手段と、 前記抽出された明るさ情報及び色情報に基づき、前記画
    像の注目画素が第1の黒線画領域であるか否かを判別す
    る判別手段と、 前記判別された第1の黒線画領域の周辺の色情報を参照
    して、網点で形成されたカラー画像の中で各色の網点ド
    ットが重なった黒ドット部分が第2の黒線画領域である
    と誤判別することを阻止するように該第1の黒線画領域
    が該第2の黒線画領域であるか否かを判別する第2の判
    別手段と、 前記判別された第2の黒線画領域に対して高解像度に像
    形成するための処理の実行を決定する決定手段とを有す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 画像に応じた画像情報から明るさ情報及
    び色情報を抽出する抽出工程と、 前記抽出された明るさ情報及び色情報に基づき、前記画
    像の注目画素が第1の黒線画領域であるか否かを判別す
    る判別工程と、 前記判別された第1の黒線画領域の周辺の色情報を参照
    して、網点で形成されたカラー画像の中で各色の網点ド
    ットが重なった黒ドット部分が第2の黒線画領域である
    と誤判別することを阻止するように該第1の黒線画領域
    が該第2の黒線画領域であるか否かを判別する第2の判
    別工程と、 前記判別された第2の黒線画領域に対して高解像度に像
    形成するための処理の実行を決定する決定工程とを有す
    ることを特徴とする画像処理方法。
JP15978296A 1996-06-20 1996-06-20 画像処理装置及び画像処理方法 Expired - Fee Related JP3236218B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15978296A JP3236218B2 (ja) 1996-06-20 1996-06-20 画像処理装置及び画像処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15978296A JP3236218B2 (ja) 1996-06-20 1996-06-20 画像処理装置及び画像処理方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1159076A Division JPH02140057A (ja) 1988-06-20 1989-06-20 画像処理装置及び画像形成装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000231328A Division JP2001069366A (ja) 2000-07-31 2000-07-31 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08321946A JPH08321946A (ja) 1996-12-03
JP3236218B2 true JP3236218B2 (ja) 2001-12-10

Family

ID=15701159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15978296A Expired - Fee Related JP3236218B2 (ja) 1996-06-20 1996-06-20 画像処理装置及び画像処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3236218B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08321946A (ja) 1996-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0765075B1 (en) Image forming and processing apparatus
JP2872285B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JPH0698151A (ja) 画像処理装置の合成処理方式
JPH04219067A (ja) 画像処理方法
US6795576B2 (en) Image processing method and apparatus
JPH07274021A (ja) 画像処理装置
JPH10233928A (ja) 画像処理装置
JP3333894B2 (ja) 画像処理装置
JP3376081B2 (ja) 画像処理方法及び装置
JPH08307722A (ja) 画像再現装置
JPH08149323A (ja) 画像処理装置
JP3425847B2 (ja) 画像処理装置
JP3236218B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP3176212B2 (ja) 画像処理装置
JPH02140057A (ja) 画像処理装置及び画像形成装置
JP2001069366A (ja) 画像処理装置
JP3093217B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2000216994A (ja) 画像処理装置
JP3665722B2 (ja) 画像処理装置
JP4035254B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2000032257A (ja) 画像処理装置及び方法及び記憶媒体
JP3289530B2 (ja) 画像処理装置
JP2696902B2 (ja) カラー画像処理装置
JP2951972B2 (ja) 画像処理装置
JP3079630B2 (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000530

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010904

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees