JP3236210U - ヘルメット装着用発光帯状体 - Google Patents
ヘルメット装着用発光帯状体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3236210U JP3236210U JP2021004652U JP2021004652U JP3236210U JP 3236210 U JP3236210 U JP 3236210U JP 2021004652 U JP2021004652 U JP 2021004652U JP 2021004652 U JP2021004652 U JP 2021004652U JP 3236210 U JP3236210 U JP 3236210U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- band
- helmet
- wearing
- flexible substrate
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Helmets And Other Head Coverings (AREA)
Abstract
Description
本考案は、ヘルメットに装着される発光帯状体に関する。
特許文献1に次のような技術が記載されている。
特許文献1には、着衣、ヘルメットなどに取り付けられる発光標識体というものが記載されている。この発光標識体は、表面側に発光色の異なる複数のLED素子を配置した反射ベルトの背面側に、各LED素子を点滅させるための点滅回路および電源と各LED素子とを電気的に接続するフレキシブル基板を重ねて配置してなるものである。また、反射ベルトの表面側に透明な保護シートが配置され、反射ベルトの背面側にフレキシブル基板を挟むようにして裏側シートが配置されている。重ねられた保護シート、反射ベルト、および裏側シートは、両側縁において縫合されている。
上記発光標識体を用いることの効果として、特許文献1に次のことが記載されている。各LED素子を交互に点滅させるようにしたので、単色の点滅に比べて赤、青、白等の異なる発光が交互に点滅し派手な発光状態となる。そのため、遠くからでもドライバーの視認が容易で目に付き易くなる。その結果、安全衣類や各種安全具の安全性向上を図ることができる。
交通整理や検問などを夜間に行う警察官、交通整理員は、クリップボードなどに挟んだ用紙に暗闇の中で文字を書くことがある。また、工事現場で夜間に働く作業員も暗闇の中で用紙に文字を書くことがある。
特許文献1に記載の発光標識体によると、赤、青、白等の各LED素子が点滅することで目に付き易くなり周囲への注意喚起性が向上する。そのため、警察官、交通整理員、工事現場の作業員などは、夜間の作業時に上記発光標識体を装着しておくことで、事故にあうことを防止できる。しかしながら、各LED素子が点滅していては、用紙に文字などを書くことは難しい。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、周囲に注意喚起が可能であることに加えて、暗闇の中でも文字などを容易に書くことができる状態をつくりだすことができるヘルメット装着用発光帯状体を提供することである。
本明細書で開示されるヘルメット装着用発光帯状体は、ヘルメットに巻き付けられるバンドと、前記バンドの表面側に固定された反射テープと、前記バンドの表面側に配置されたフレキシブル基板であって、当該フレキシブル基板の長手方向に沿って複数のLEDライトが間隔をあけて取り付けられたフレキシブル基板と、前記バンドとの間に前記反射テープおよび前記フレキシブル基板を挟むようにして前記バンドの表面側に固定された防水カバーと、前記バンドに固定された電池ケースであって、前記LEDライトに電力を供給する電池を収容するとともに前記LEDライトを点灯および消灯させるためのスイッチが設けられた電池ケースと、前記バンドの一方の端部と前記バンドの他方の端部とを連結するためのバンド固定具と、を備えている。複数の前記LEDライトは、複数の有彩色LEDライトと、少なくとも1つの白色LEDライトとで構成され、前記白色LEDライトは、前記スイッチがオン状態とされることで点灯状態となる。
上記ヘルメット装着用発光帯状体によれば、複数の有彩色LEDライト、および少なくとも1つの白色LEDライトにより、周囲への注意喚起が可能となる。また、用紙などに向けられて白色LEDライトが点灯状態とされることで、暗闇の中でも文字などを容易に書くことができる状態をつくりだすことができる。
前記少なくとも1つの白色LEDライトは、前記フレキシブル基板の長手方向において隣り合う1組の白色LEDライトで構成されてもよい。
この構成によると、1つの白色LEDライトの場合よりも白色発光の光度が増す。そのため、用紙などの視認性が向上して文字などをより書きやすくなる。
前記少なくとも1つの白色LEDライトは、前記フレキシブル基板の長手方向の略中央部に配置されてもよい。
この構成によると、ヘルメットの正面に白色LEDライトを配置し易くなる。
前記ヘルメット装着用発光帯状体において、前記有彩色LEDライトを構成する、LED素子のカバー部の色が、前記有彩色LEDライトの発光色と同色とされてもよい。
車のヘッドライトなどからの白色の光が有彩色LEDライトにあたると、有彩色LEDライトの有彩色の光が白色の光に同化されて有彩色の光が視認されないことがある。上記構成によると、有彩色LEDライトの発光色と同色の光がカバー部で反射され、外部からの白色の光による同化を抑制することがきる。
前記ヘルメット装着用発光帯状体において、前記LEDライトを取り付けるための複数のLED取付部が、前記フレキシブル基板の全長にわたって互いに近接して設けられていてもよい。
この構成によると、全体的にLEDライトを密に配置したり、一部だけLEDライトを密に配置したりなど、LEDライトの配置の自由度が高まる。
前記ヘルメット装着用発光帯状体において、前記バンド、前記反射テープ、および前記フレキシブル基板が、この順で積層配置されてもよい。
この構成によると、ヘルメット装着用発光帯状体の製造(組み立て)を容易に行うことができる。
前記ヘルメット装着用発光帯状体において、前記反射テープと前記防水カバーとの間に前記フレキシブル基板が配置された状態で、前記バンドに対して前記防水カバーが縫合されており、前記バンドと前記防水カバーとの前記縫合が、前記フレキシブル基板の幅方向外側近傍において前記フレキシブル基板に沿ってなされていてもよい。
この構成によると、バンドと防水カバーとを固定するための上記縫合により、フレキシブル基板がその幅方向に位置ずれすることを防止することができる。
前記ヘルメット装着用発光帯状体は、当該ヘルメット装着用発光帯状体をヘルメットに固定するためのヘルメット固定用器具をさらに備えていてもよい。このヘルメット固定用器具は、電池を収容可能な筒状ライトが取外し可能な構造とされている。
この構成によると、ヘルメット装着用発光帯状体をヘルメットに容易に装着することができる。また、ヘルメット固定用器具に筒状ライトを取り付けることで、用紙などの視認性をより向上させることができる。
本考案によれば、周囲に注意喚起が可能であることに加えて、暗闇の中でも文字などを容易に書くことができる状態をつくりだすことができる。
以下、本考案を実施するための一実施形態について図1から図5Bを参照しつつ説明する。以下の説明では、「ヘルメット装着用発光帯状体」を、「発光帯状体」という。
図1、図3などに示すように、発光帯状体100は、バンド1、反射テープ2、複数のLEDライト4が取り付けられたフレキシブル基板3、防水カバー7、電池ケース10、およびバンド固定具としてのバックル13を備えている。
バンド1は、発光帯状体100の土台となる部材である。バンド1は、帯状体である。バンド1は、複数のLEDライト4を保持した状態でヘルメット50に巻き付けられる(図5A、図5B参照)。バンド1は、水に濡れた場合に乾きやすいことが好ましい。バンド1の材料は、例えば、アクリル繊維、ナイロン繊維などの合成繊維である。
反射テープ2は、光があてられた際に光を反射させる作用をもつテープである。反射テープ2は、バンド1の表面側に固定される。バンド1の表面とは、バンド1がヘルメット50と接触する面(=裏面)とは反対側の面のことをいう。本実施形態では、反射テープ2の幅は、バンド1の幅と等しくされている。なお、反射テープ2の幅は、バンド1の幅と等しくされていなくてもよい。反射テープ2は、光を反射させる作用で、発光帯状体100の視認性を向上させるためのものである。
フレキシブル基板3は、可撓性のある帯状体である。フレキシブル基板3は、バンド1の表面側に配置される。本実施形態では、図3に示すように、バンド1、反射テープ2、およびフレキシブル基板3が、この順で積層配置されている。フレキシブル基板3として、バンド1の幅、および反射テープ2の幅よりも小さい幅のフレキシブル基板3が用いられている。
複数のLEDライト4がフレキシブル基板3の長手方向に沿って間隔をあけてフレキシブル基板3に取り付けられる。フレキシブル基板3は、LEDライト4を取り付けるための複数のLED取付部19を有する。本実施形態では、複数のLED取付部19は、フレキシブル基板3の全長にわたって互いに近接してフレキシブル基板3に設けられている。換言すれば、多数のLED取付部19が、フレキシブル基板3の全長にわたってフレキシブル基板3に設けられている。LED取付部19にLEDライト4が取り付けられる。フレキシブル基板3は、複数のリード線11を有し、LEDライト4は、LED取付部19を介してリード線11に電気的に接続される。
防水カバー7は、LEDライト4、フレキシブル基板3、および反射テープ2を、水や粉塵から防護するためのカバーである。防水カバー7は透明である。防水カバー7は、バンド1との間に、反射テープ2および複数のLEDライト4が取り付けられたフレキシブル基板3を挟むようにしてバンド1の表面側に固定される。防水カバー7の材料は、例えば、PVC(ポリ塩化ビニル)である。本実施形態では、防水カバー7の幅は、バンド1の幅と等しくされている。なお、防水カバー7の幅は、バンド1の幅と等しくされていなくてもよい。
電池ケース10は、LEDライト4に電力を供給する電池を収容するものである。電池ケース10は、バンド1に固定される。電池ケース10は、例えば、面ファスナーなどによってバンド1に固定される。なお、バンド1への電池ケース10の固定手段は、面ファスナーに限られるものではない。電池ケース10は、電池収容部10aを有し、電池ケース10にはスイッチ10bが設けられている。電池収容部10aには、単三電池、単四電池などの電池が収容される。スイッチ10bは、LEDライト4を点灯および消灯させるためのスイッチである。スイッチ10bは、例えば、押しボタンスイッチである。電池ケース10には、複数のLEDライト4の点灯および消灯を制御するための電気回路(不図示)が収納されている。複数のLEDライト4は、スイッチ10bの操作により、点灯状態とされたり、点滅状態とされたり電気回路を介して制御される。電池ケース10から複数のリード線18が延ばされている。リード線18と、フレキシブル基板3のリード線11とは、接続端子12で電気的に接続される。電池ケース10は、複数のLEDライト4が取り付けられたフレキシブル基板3と重ならないようにバンド1の端部などに固定される。防水仕様の電池ケース10とされることが望ましい。スイッチ10bは、1つではなく、複数、例えば2つ設けられてもよい。スイッチ10bが2つ設けられた場合、ヘルメット50の正面に配置されるLEDライト4と、ヘルメット50の側面に配置されるLEDライト4とを、別々のスイッチ10bでコントロールすることが可能となる。
バックル13は、バンド1の一方の端部とバンド1の他方の端部とを連結するためのバンド固定具である。本実施形態では、バンド1の長手方向において、電池ケース10が固定された側とは反対側のバンド1の端部にバックル13が取り付けられている。なお、バックル13は、電池ケース10が固定された側と同じ側のバンド1の端部に取り付けられてもよい。バックル13が取り付けられた側とは反対側のバンド1は余長部を有する。この余長部がバックル13に通され、且つ引っ張られ、これにより長さ調整がされて、発光帯状体100はヘルメット50に装着される。
複数のLEDライト4は、複数の有彩色LEDライト5と、少なくとも1つの白色LEDライト6とで構成される。有彩色LEDライト5とは、有彩色の光を発光するLEDライトのことである。白色LEDライト6とは、白色の光を発光するLEDライトのことである。白色LEDライト6に関し、本実施形態では、フレキシブル基板3の長手方向において隣り合う1組の白色LEDライト6がフレキシブル基板3に取り付けられている。なお、白色LEDライト6は、1つだけでもよいし、本実施形態のように2つ(1組)でもよいし、さらには3つ以上であってもよい。また、フレキシブル基板3に複数の白色LEDライト6が取り付けられる場合、本実施形態のように、複数の白色LEDライト6が、相互に間隔をあけてまとめて配置されてもよいし、複数の白色LEDライト6の間に有彩色LEDライト5が介在されてもよい。
ここで、警察官などの人が発光帯状体100をヘルメット50に装着する際に、1組の白色LEDライト6をヘルメットの正面に配置し易いよう、1組の白色LEDライト6は、フレキシブル基板3の長手方向の略中央部に配置されていることが好ましい。なお、白色LEDライト6(1組の白色LEDライト6)が配置される位置は、フレキシブル基板3の長手方向の略中央部に限られることはない。
複数の有彩色LEDライト5は、全て赤色LEDライトであってもよいし、全て青色LEDライトであってもよい。また、赤色LEDライトと青色LEDライトとが混在させられていてもよい。赤色LEDライトとは、赤色の光を発光するLEDライトのことである。青色LEDライトとは、青色の光を発光するLEDライトのことである。さらには、有彩色LEDライト5として、赤色LEDライトおよび/または青色LEDライトに加えて、または、赤色LEDライトおよび/または青色LEDライトに代えて、赤色、青色以外の有彩色の光を発光するLEDライトが用いられてもよい。
複数の有彩色LEDライト5、および少なくとも1つの白色LEDライト6は、合計で数個から数十個、フレキシブル基板3の長手方向に沿ってフレキシブル基板3に取り付けられる。前記のとおり、多数のLED取付部19が、フレキシブル基板3の全長にわたってフレキシブル基板3に設けられている。本実施形態では、おおよそLED取付部19、5つおきに有彩色LEDライト5が1つ取り付けられている。また、2つ(1組)の白色LEDライト6が取り付けられている。残りのLED取付部19は空きとされている。赤色、青色などの有彩色の光の光度を増したい場合には、赤色、青色などの有彩色LEDライト5の数を増やせばよい。同様に、白色の光の光度を増したい場合には、白色LEDライト6の数を増やせばよい。
スイッチ10bの操作によって、複数の有彩色LEDライト5は、例えば、白色LEDライト6と同時に(一緒に)、点灯状態とされたり点滅状態とされたりする。なお、複数の有彩色LEDライト5は、白色LEDライト6が点灯状態とされているときに、消灯状態とされたり、白色LEDライト6が消灯状態とされているときに、点灯状態とされたり点滅状態とされたりしてもよい。このように、複数のLEDライト4(有彩色LEDライト5および白色LEDライト6)の発光パターンは様々なパターンがあってよい。さらには、LEDライト4(有彩色LEDライト5および白色LEDライト6)の点滅の間隔も様々なパターンがあってよい。
ここで、警察官などの人が暗闇の中で文字などを容易に書くことができる状態をつくりだすために、スイッチ10bがオン状態とされることで白色LEDライト6が点灯状態となる発光パターンは必須である。白色LEDライト6が点灯状態のとき、複数の有彩色LEDライト5は、消灯状態でもよい。しかし、周囲への注意喚起が明確になされるように、白色LEDライト6が点灯状態のとき、複数の有彩色LEDライト5は、点灯状態または点滅状態とされたほうがよい。
図4は、LEDライト4が取り付けられたフレキシブル基板3の一部の平面図である。図4に示すように、有彩色LEDライト5(LEDライト4)は、LED素子8と、ランプハウス17と、カバー部9とを有する。ランプハウス17に形成された穴17aの底にLED素子8が配設される。カバー部9は、LED素子8が配設されたランプハウス17の穴17aに注入されて固化した封止樹脂であったり、LED素子8が配設されたランプハウス17の穴17aを塞ぐガラスカバーであったりする。有彩色LEDライト5に関し、本実施形態では、このカバー部9の色は、有彩色LEDライト5の発光色と同色とされている。車のヘッドライトなどからの白色の光が有彩色LEDライト5にあたると、有彩色LEDライト5の有彩色の光が白色の光に同化されて有彩色の光が視認されないことがある。本実施形態によると、カバー部9の色が、有彩色LEDライト5の発光色と同色とされていることで、有彩色LEDライト5の発光色と同色の光がカバー部9で反射され、外部からの白色の光による同化が抑制される。なお、カバー部9の色は、有彩色LEDライト5の発光色と同色とされていなくてもよい。カバー部9の色は、透明であってもよい。
図3は、バンド1、反射テープ2、LEDライト4が取り付けられたフレキシブル基板3、および防水カバー7の積層配置を示す図である。図3を参照しつつ、バンド1、反射テープ2、LEDライト4が取り付けられたフレキシブル基板3、および防水カバー7の組み立ての一例について説明する。なお、バンド1、反射テープ2、LEDライト4が取り付けられたフレキシブル基板3、および防水カバー7の組み立て方法は下記のものに限られることはない。
バンド1の上(表面)に反射テープ2が配置される。反射テープ2はバンド1の表面に貼られてもよいし、載せられるだけでもよい。バンド1の表面に反射テープ2が配置された状態で、バンド1に対して反射テープ2が縫合される。バンド1と反射テープ2との縫合箇所を縫合部14として図3に示している。
次いで、反射テープ2の上(表面)に複数のLEDライト4が取り付けられたフレキシブル基板3が配置される。フレキシブル基板3は反射テープ2の表面に貼られてもよいし、載せられるだけでもよい。そして、複数のLEDライト4が取り付けられたフレキシブル基板3および反射テープ2を覆うように防水カバー7がその上に被せられる。反射テープ2と防水カバー7との間に、複数のLEDライト4が取り付けられたフレキシブル基板3が配置された状態で、バンド1に対して防水カバー7が縫合される。バンド1と防水カバー7との縫合箇所を縫合部15として図3に示している。図3からわかるように、反射テープ2を間に挟んでなされるバンド1と防水カバー7との縫合は、フレキシブル基板3の幅方向外側近傍においてフレキシブル基板3に沿ってなされる。
本実施形態によると、バンド1と防水カバー7とを固定するための縫合が、フレキシブル基板3の幅方向外側近傍においてフレキシブル基板3に沿ってなされていることにより、複数のLEDライト4が取り付けられたフレキシブル基板3がその幅方向に位置ずれすることを防止することができる。
上記構成の発光帯状体100は、次のような効果を奏する。
発光帯状体100によれば、複数の有彩色LEDライト5、および白色LEDライト6により、発光帯状体100をヘルメット50に装着した人の周囲への注意喚起が可能となる。また、用紙などに向けられて白色LEDライト6が点灯状態とされることで、暗闇の中でも文字などを容易に書くことができる状態をつくりだすことができる。
また、本実施形態では、2つの白色LEDライト6が用いられ、フレキシブル基板3の長手方向において隣り合う1組の白色LEDライト6とされている。これによれば、1つの白色LEDライト6の場合よりも白色発光の光度が増す。そのため、用紙などの視認性が向上して文字などをより書きやすくなる。
また、本実施形態では、1組の白色LEDライト6が、フレキシブル基板3の長手方向の略中央部に配置されている。これによれば、ヘルメット50の正面に白色LEDライト6を配置し易い。
また、本実施形態では、有彩色LEDライト5を構成する、LED素子8のカバー部9の色が、有彩色LEDライト5の発光色と同色とされている。車のヘッドライトなどからの白色の光が有彩色LEDライト5にあたると、有彩色LEDライト5の有彩色の光が白色の光に同化されて有彩色の光が視認されないことがある。上記構成によれば、有彩色LEDライト5の発光色と同色の光がカバー部9で反射され、外部からの白色の光による同化を抑制することがきる。
また、本実施形態では、LEDライト4を取り付けるための複数のLED取付部19が、フレキシブル基板3の全長にわたって互いに近接して設けられている。これによれば、全体的にLEDライト4を密に配置したり、一部だけLEDライト4を密に配置したりなど、LEDライト4の配置の自由度が高まる。そのため、製造者は、光度などの要求に応じた発光帯状体100を製造しやすい。
また、本実施形態では、バンド1、反射テープ2、およびフレキシブル基板3が、この順で積層配置されている。これによれば、製造者は、発光帯状体100の製造(組み立て)を容易に行うことができる。
また、本実施形態では、反射テープ2と防水カバー7との間にフレキシブル基板3が配置された状態で、バンド1に対して防水カバー7が縫合されており、バンド1と防水カバー7との上記縫合が、フレキシブル基板3の幅方向外側近傍においてフレキシブル基板3に沿ってなされている。これによれば、フレキシブル基板3がその幅方向に位置ずれすることを防止することができる。
図5Aは、発光帯状体100が装着されたヘルメット50の正面図である。図5Bは、発光帯状体100が装着されたヘルメット50の側面図である。図5Bに示すように、本実施形態の発光帯状体100は、ヘルメット固定用器具20を付属品として備える。なお、図5Aにおいて、ヘルメット固定用器具20の図示は省略されている。
ヘルメット固定用器具20は、発光帯状体100をヘルメット50に固定するためのものである。ヘルメット固定用器具20は、電池を収容可能な筒状ライト21が取外し可能な構造とされている。筒状ライト21は、ヘルメット固定用器具20の上端部に取り付けられる。ヘルメット固定用器具20は、ヘルメット50の側面に配置される。図5Bにおいて、ヘルメット固定用器具20は、1つだけ図示されているが、ヘルメット固定用器具20は、ヘルメット50の両側面に1つずつ配置される。筒状ライト21は、電池を内蔵する形式のライトである。筒状ライト21は、例えばLEDライトである。
発光帯状体100がヘルメット固定用器具20を付属品として備えることで、使用者は、発光帯状体100をヘルメット50に容易に装着することができる。また、ヘルメット固定用器具20に筒状ライト21を取り付けることで、用紙などの視認性をより向上させることができる。
本考案は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態の各構成を適宜組み合わせたり、上記実施形態に種々の変更を加えたりすることが可能である。
例えば、上記実施形態は、次のように変更可能である。
図6は、図1から図5Bに示す発光帯状体100の変形例を示す、発光帯状体101の平面図である。図6では、発光帯状体101の両端部を除く部分の図示は省略されている。
本変形例の発光帯状体101では、バンド固定具としてバックル13に代えて面ファスナー16が用いられている。バンド1の一方の端部の表面に第1面ファスナー16aが取り付けられ、バンド1の他方の端部の裏面に第2面ファスナー16bが取り付けられている。ヘルメット50にバンド1(発光帯状体101)が巻き付けられた後、第1面ファスナー16aに第2面ファスナー16bが押し付けられることで、バンド1の一方の端部とバンド1の他方の端部とが連結される。
1:バンド
2:反射テープ
3:フレキシブル基板
4:LEDライト
5:有彩色LEDライト
6:白色LEDライト
7:防水カバー
8:LED素子
9:カバー部
10:電池ケース
10b:スイッチ
13:バックル(バンド固定具)
16:面ファスナー(バンド固定具)
19:LED取付部
20:ヘルメット固定用器具
21:筒状ライト
50:ヘルメット
100:発光帯状体(ヘルメット装着用発光帯状体)
2:反射テープ
3:フレキシブル基板
4:LEDライト
5:有彩色LEDライト
6:白色LEDライト
7:防水カバー
8:LED素子
9:カバー部
10:電池ケース
10b:スイッチ
13:バックル(バンド固定具)
16:面ファスナー(バンド固定具)
19:LED取付部
20:ヘルメット固定用器具
21:筒状ライト
50:ヘルメット
100:発光帯状体(ヘルメット装着用発光帯状体)
Claims (8)
- ヘルメットに巻き付けられるバンドと、
前記バンドの表面側に固定された反射テープと、
前記バンドの表面側に配置されたフレキシブル基板であって、当該フレキシブル基板の長手方向に沿って複数のLEDライトが間隔をあけて取り付けられたフレキシブル基板と、
前記バンドとの間に前記反射テープおよび前記フレキシブル基板を挟むようにして前記バンドの表面側に固定された防水カバーと、
前記バンドに固定された電池ケースであって、前記LEDライトに電力を供給する電池を収容するとともに前記LEDライトを点灯および消灯させるためのスイッチが設けられた電池ケースと、
前記バンドの一方の端部と前記バンドの他方の端部とを連結するためのバンド固定具と、
を備え、
複数の前記LEDライトは、複数の有彩色LEDライトと、少なくとも1つの白色LEDライトとで構成され、
前記白色LEDライトは、前記スイッチがオン状態とされることで点灯状態となる、
ヘルメット装着用発光帯状体。 - 請求項1に記載のヘルメット装着用発光帯状体において、
前記少なくとも1つの白色LEDライトは、前記フレキシブル基板の長手方向において隣り合う1組の白色LEDライトで構成されている、
ヘルメット装着用発光帯状体。 - 請求項1または2に記載のヘルメット装着用発光帯状体において、
前記少なくとも1つの白色LEDライトは、前記フレキシブル基板の長手方向の略中央部に配置されている、
ヘルメット装着用発光帯状体。 - 請求項1から3のいずれかに記載のヘルメット装着用発光帯状体において、
前記有彩色LEDライトを構成する、LED素子のカバー部の色が、前記有彩色LEDライトの発光色と同色とされている、
ヘルメット装着用発光帯状体。 - 請求項1から4のいずれかに記載のヘルメット装着用発光帯状体において、
前記LEDライトを取り付けるための複数のLED取付部が、前記フレキシブル基板の全長にわたって互いに近接して設けられている、
ヘルメット装着用発光帯状体。 - 請求項1から5のいずれかに記載のヘルメット装着用発光帯状体において、
前記バンド、前記反射テープ、および前記フレキシブル基板が、この順で積層配置されている、
ヘルメット装着用発光帯状体。 - 請求項1から6のいずれかに記載のヘルメット装着用発光帯状体において、
前記反射テープと前記防水カバーとの間に前記フレキシブル基板が配置された状態で、前記バンドに対して前記防水カバーが縫合されており、
前記バンドと前記防水カバーとの前記縫合が、前記フレキシブル基板の幅方向外側近傍において前記フレキシブル基板に沿ってなされている、
ヘルメット装着用発光帯状体。 - 請求項1から7のいずれかに記載のヘルメット装着用発光帯状体において、
前記ヘルメットに固定するためのヘルメット固定用器具をさらに備え、
前記ヘルメット固定用器具は、電池を収容可能な筒状ライトが取外し可能な構造とされている、
ヘルメット装着用発光帯状体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021004652U JP3236210U (ja) | 2021-12-06 | 2021-12-06 | ヘルメット装着用発光帯状体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021004652U JP3236210U (ja) | 2021-12-06 | 2021-12-06 | ヘルメット装着用発光帯状体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3236210U true JP3236210U (ja) | 2022-02-03 |
Family
ID=80124003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021004652U Active JP3236210U (ja) | 2021-12-06 | 2021-12-06 | ヘルメット装着用発光帯状体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3236210U (ja) |
-
2021
- 2021-12-06 JP JP2021004652U patent/JP3236210U/ja active Active
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5434759A (en) | Safety indicating device | |
US5980060A (en) | Portable object having a fastening band illuminated by a super thin light element | |
WO2010013716A1 (ja) | 照明バンド、照明装置及びヘルメット | |
US20050057943A1 (en) | Illumination and reflective devices | |
JP3236210U (ja) | ヘルメット装着用発光帯状体 | |
KR101512492B1 (ko) | 모자 부착용 발광장치 | |
JP4552127B2 (ja) | 安全チョッキ | |
JP7004995B2 (ja) | 帽体用発光具及びヘルメット | |
KR100922972B1 (ko) | 손목 착용형 램프 | |
KR20170110265A (ko) | 발광 기능을 구비한 의복 | |
KR102291107B1 (ko) | 탈부착이 가능한 led램프가 장착된 안전조끼 | |
JP3148064U (ja) | 安全チョッキ | |
JP2008223167A (ja) | 発光標識体 | |
KR101492037B1 (ko) | 발광모자 | |
JPH10251906A (ja) | 発光機能を備えた衣服体 | |
KR0131722Y1 (ko) | 야간용 안전조끼 | |
JP2011246822A (ja) | 照明付き帽子 | |
JP2001186908A (ja) | 発光ベルト装置 | |
JP3223168U (ja) | 安全ベスト | |
CN211882439U (zh) | 一种多功能环卫工人用的工作帽 | |
KR20230163216A (ko) | 점멸 led가 설치된 안전 조끼 | |
KR20030028982A (ko) | 발광 패드 장치 및 그 발광 패드 장치가 장착된 의류 | |
KR200345348Y1 (ko) | 안전 작업등 | |
KR200364184Y1 (ko) | 솔라전지를 갖춘 안전조끼 | |
JP3017403B2 (ja) | 警告表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A623 | Registrability report |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A623 Effective date: 20221206 |
|
A624 | Registrability report (other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A624 Effective date: 20221206 |