JP3236074U - 連続袋体 - Google Patents
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Abstract
Description
本考案は、スーパーマーケット等の食料品店などでよく見受けられる、切り離し部を介して連続する連続袋体に関する。
スーパーマーケット等のレジカウンターや袋詰め作業台には、特許文献1に開示されているように、ミシン目を介して連続する連続袋体が配置されている。連続袋体はロール状に巻回したロール状体として切り取り装置にセットされ、ロール状体から1枚ずつ袋体を切り取って使用される。
図4及び図5に示すように、連続袋体20は、長さ方向に、切り離し部21を介して連続する袋体22から構成される。連続袋体20は、熱可塑性樹脂製フィルムからなる筒状体の幅方向に伸びるヒートシール部23と、切り離し部21とを備える。切り離し部21は、切り離し部21の長さ方向中央部に形成された切断線部24と、切り離し部21の長さ方向両端部において、切断線部24を挟むように形成された一対のミシン目部25、25とを備える。
ミシン目部25は複数の切込部26が断続的に配列されてなり、切断線部24の長さは切込部26の長さよりも大きくなるように形成される。上記構成の連続袋体20は、切断線部24に切り取り装置の凸部を引っ掛けて手前に引っ張ることでミシン目部25が切断され、袋体22を1枚切り取って使用することができる。
ミシン目部25は、切込部26の長さL及び隣接する切込部26、26間の距離D(切込部間隔)を適宜調整することで一定のミシン目強度を備えるように設定される。しかしながら、切込部26の長さL及び切込部間隔Dは一定に形成されるため、ミシン目部25全域でミシン目強度は一定とされていた。したがって、ミシン目強度が低いと、連続袋体としての強度が弱くなり、予期せぬ状況で切り離し部21が切断されるという問題があった。一方、ミシン目強度を高めると、うまくミシン目部21が切断できず、複数枚の袋体22が繋がった状態でロール状体から引き出されたり、袋体22が変形するという問題が生じていた。
そこで、本考案においては、連続袋体としての強度を維持しつつ、袋体を容易に切り離し可能な連続袋体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案の一態様として、切り離し部を介して連続する袋体からなる連続袋体であって、前記切り離し部は、切り離し部の長さ方向中央部に形成された切断線部と、前記切断線部を挟むように形成された一対のミシン目部とを備え、前記ミシン目部は、複数の切込部が断続的に配列されてなり、前記切断線部の長さは前記切込部の長さよりも大きくなるように形成され、前記ミシン目部の長さ方向両端部のうち、少なくとも前記切断線部に近い側の端部は、前記ミシン目部の長さ方向中央部よりもミシン目強度が低い低強度部とされた構成とすることができる。
さらに、前記ミシン目部の長さ方向両端部のうち、前記切断線部に遠い側の端部が、前記ミシン目部の長さ方向中央部よりもミシン目強度が低い低強度部とされた構成としてもよい。
前記低強度部における前記切込部間距離は、前記ミシン目部の長さ方向中央部における前記切込部間距離よりも短い構成としてもよい。
前記低強度部における前記切込部の長さは、前記ミシン目部の長さ方向中央部における前記切込部の長さよりも長い構成としてもよい。
上記態様によれば、ミシン目部の切断線部に近い側の端部は、ミシン目部の長さ方向中央部よりもミシン目強度が低い低強度部としたため、切断線部に切り取り装置の凸部を引っ掛けて連続袋体の端部を引っ張ることで低強度部から容易にミシン目の切断される。いったんミシン目部の切断が開始されると、あとは次々とミシン目の切断が伝播するため、切り離し部から袋体を容易に切り離すことが可能となる。一方、ミシン目部の長さ方向中央部は、切断線部側の端部よりもミシン目強度が高く形成されているため、連続袋体全体としての強度を維持することができる。
以下、本考案の実施形態について図面をもとに説明する。図1は本実施形態の連続袋体を示す斜視図を、図2は本実施形態の連続袋体の一部拡大図をそれぞれ示す。図示のごとく、本実施形態の連続袋体1は、長さ方向Xに切り離し部2を介して連続する袋体3から構成される。連続袋体1は、熱可塑性樹脂製フィルムからなる筒状体の幅方向Yにヒートシール部4及び切り離し部2を形成することで作製される。連続袋体1を切り離し部2で切断することにより、切り離し部2を開口部とし、ヒートシール部4を底部とする袋体3が得られる。
図2に示すように、切り離し部2は、切り離し部2の長さ方向Yの中央部に形成された切断線部5と、切断線部5を挟むように形成された一対のミシン目部6、6とを備える。ミシン目部6は、複数の切込部7が断続的に配列されてなる。切断線部5の長さは、切込部7の長さよりも大きくなるように形成される。
本実施形態においては、ミシン目部6の長さ方向Yの両端部(以下、「ミシン目部の両端部」と略する。)のミシン目強度がミシン目部6の長さ方向中央部(以下、「ミシン目部の中央部」と略する。)のミシン目強度よりも低くなるように形成される。すなわち、ミシン目部の中央部が高強度部6aとされ、ミシン目部の両端部が低強度部6bとされる。ここで、ミシン目強度とはミシン目部6が切断するときの切断強度を意味する。
ミシン目強度を測定するには、連続袋体1を長さ方向に長い短冊状に切り出す。このとき、短冊の長さ方向中央部にミシン目部6が位置するように調整する。切り出した短冊片は両端部を引張試験機のチャックに取り付けて引張試験を行い、これによって得られた切断強度がミシン目強度とされる。
本実施形態においては、ミシン目部6全域において、切込部7長さを一定とし、ミシン目部6の両端部の切込部間距離D1がミシン目部6の中央部の切込部間距離D2よりも短くなるように設定している。これにより、ミシン目部6の両端部を中央部に比べてミシン目強度が低い低強度部とすることができる。なお、低強度部は、ミシン目部6全域において、切込部間距離を一定とし、ミシン目部6の両端部の切込部7の長さがミシン目部6の中央部の切込部7の長さよりも長くなるように設定することで形成することもできる。
また、低強度部として、ミシン目部6の両端部の切込部間距離D1がミシン目部6の中央部の切込部間距離D2よりも短くなるように設定し、かつ、ミシン目部6の両端部の切込部7の長さがミシン目部6の中央部の切込部7の長さよりも長くなるように設定することも可能である。これにより、ミシン目部6の中央部と、ミシン目部7の両端部とのミシン目強度の差を幅広く設定することが可能となる。
上記構成の連続袋体1は、図3に示すように、切り取り装置Aにセットされ、切断線部5に切り取り装置の凸部A1を引っ掛けた状態で連続袋体1の端部を引っ張ることで、ミシン目部6の切断線部5に近い側の端部からミシン目の切断が開始される。いったんミシン目部6の切断が開始されると、あとは次々とミシン目の切断が伝播するため、切り離し部2から袋体1を容易に切り離すことが可能となる。一方、ミシン目部6の中央部は、切断線部側の端部よりもミシン目強度が高く形成されているため、連続袋体1全体としての強度を維持することができ、予期せぬ状況での切り離し部2の切断を抑止することが可能となる。
なお、本実施形態では、ミシン目部6の両端部のうち、切断線部5に遠い側の端部も低強度部6bとされる。これにより、切断線部5に切り取り装置の凸部A1を引っ掛けなくとも、連続袋体1を回転しないように片手で押さえた状態で連続袋体1の端部を他方の手で引っ張ることで、ミシン目部6において切断線部5に遠い側の端部、すなわち、連続袋体1の幅方向Yの端部からミシン目の切断が開始され、切り離し部2から袋体3を容易に切り離すことができる。
以上、本考案の実施形態につき説明したが、本考案の範囲はこれに限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。たとえば、上記実施形態では、ミシン目部6の両端部を低強度部としているが、これに限らず、切断線部5に近い側のみを低強度部とすることができる。これにより、連続袋体1全体としての強度を高めつつ、連続袋体1の切断線部5に切り取り装置の凸部A1を引っ掛けて連続袋体1の端部を引っ張ったときのみ、袋体3を容易に切り離すことが可能となる。
1 連続袋体
2 切り離し部
3 袋体
4 ヒートシール部
5 切断線部
6 ミシン目部
7 切込部
2 切り離し部
3 袋体
4 ヒートシール部
5 切断線部
6 ミシン目部
7 切込部
Claims (4)
- 切り離し部を介して連続する袋体からなる連続袋体であって、前記切り離し部は、切り離し部の長さ方向中央部に形成された切断線部と、前記切断線部を挟むように形成された一対のミシン目部とを備え、前記ミシン目部は、複数の切込部が断続的に配列されてなり、前記切断線部の長さは前記切込部の長さよりも大きくなるように形成され、前記ミシン目部の長さ方向両端部のうち、少なくとも前記切断線部に近い側の端部は、前記ミシン目部の長さ方向中央部よりもミシン目強度が低い低強度部とされた連続袋体。
- さらに、前記ミシン目部の長さ方向両端部のうち、前記切断線部に遠い側の端部が、前記ミシン目部の長さ方向中央部よりもミシン目強度が低い低強度部とされた請求項1に記載の連続袋体。
- 前記低強度部における前記切込部間距離は、前記ミシン目部の長さ方向中央部における前記切込部間距離よりも短い請求項1又は2に記載の連続袋体。
- 前記低強度部における前記切込部の長さは、前記ミシン目部の長さ方向中央部における前記切込部の長さよりも長い請求項1~3のいずれか1項に記載の連続袋体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021004509U JP3236074U (ja) | 2021-11-25 | 2021-11-25 | 連続袋体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021004509U JP3236074U (ja) | 2021-11-25 | 2021-11-25 | 連続袋体 |
Publications (1)
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JP3236074U true JP3236074U (ja) | 2022-01-27 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2021004509U Active JP3236074U (ja) | 2021-11-25 | 2021-11-25 | 連続袋体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3236074U (ja) |
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2021
- 2021-11-25 JP JP2021004509U patent/JP3236074U/ja active Active
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