JP3235580U - 壁面パネルの表面材及びこの表面材を用いた壁面パネル - Google Patents

壁面パネルの表面材及びこの表面材を用いた壁面パネル Download PDF

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Abstract

【課題】壁面パネルの漏水のおそれを低減し、また固定部材の結露をより防止し、さらにまた固定部材の取り付けの作業性を向上させることのできる壁面パネルの表面材及びこの表面材を用いた壁面パネルを提供する。【解決手段】断熱材40を挟み込んでサンドイッチ構造とする壁面パネル10に用いられる壁面パネル10の裏側表面材30において、ボルト70が螺着可能なナット部60が溶着された補強部52を裏側表面材30にあらかじめ固着し、反対側の表側表面材20にはボルト70が貫通しない構成とした。【選択図】図3

Description

本考案は、壁面パネルの表面材及びこの表面材を用いた壁面パネルに関し、特に外壁用の壁面パネル表面材及びこの表面材を用いた壁面パネルに関する。
従来から、表裏に鋼材等の表面材(パネル)を配し、これらの表面材の間にロックウール等の不燃性を有した断熱材を挟み込んでサンドイッチ構造とした壁面パネルが知られている。このような壁面パネルは、ロックウールのように内部に小さな空間を有しながらも一定以上の密度の断熱材をパネル間に配置することにより、加熱された表面材から反対側への表面材への空気を介する熱の移動を制限して耐火・難燃性・不燃性等の効果を向上させることができる。そして一方、このような壁面パネルを特に外壁に用いる場合、建築物の躯体(鉄製角パイプ)等に対して、ボルトをパネルに貫通させて躯体に縫い付けていく方法をとる。表裏の両面の表面材をボルト及びナット等の固定部材で固定している(特許文献1参照)。
特開2004−11374号公報(図1)
しかしながら従来の壁面パネルでは、表裏の表面材をボルト等の固定部材で貫通して固定しているため、下記の問題点が生じていた。表裏の表面材にそれぞれ貫通孔が設けられているため、これらの貫通孔を介した壁面パネルの一方の側から反対の側への漏水が生ずる恐れがある。また、固定部材は通常金属製であり、表裏の表面材間に配設されているロックウール等の断熱材よりも熱伝導性が高い。よって、表面材の一方の側の熱が、他方の表面材の表側に、貫通している固定部材の一部を介して伝わりやすい。このため、壁面パネルの表側と裏側の温度差がある場合、固定部材が熱橋になり固定部材に結露が生じ、サビの原因にもなったり、壁面パネル全体の耐熱性に問題が生じていた。また、壁面パネルの一方の側からボルトを差し込み、他方の側のナットに螺着するなど、壁面パネルの表裏の両面での作業が必要となるため、作業性についても問題となっていた。
本考案は、前述した従来技術の問題を解決するものであり、壁面パネルの漏水のおそれを低減し、また固定部材の結露をより防止し、さらにまた固定部材の取り付けの作業性を向上させることのできる壁面パネルの表面材及びこの表面材を用いた壁面パネルを提供することを目的とする。
前述の目的を達成する手段は、以下のものである。
(1) 断熱材を挟み込んでサンドイッチ構造とする壁面パネルに用いられる壁面パネルの表面材であって、螺着部材が螺着可能な固定部が表面材の内側面に固着され、前記固定部は、前記表面材の本体部に固着されている補強部を備え、前記補強部には前記壁面パネル内に断熱材としての液体状の発泡樹脂フォームを注入する際に前記壁面パネル内部への流動性を上げるために開口された流通孔が形成されている壁面パネルの表面材。
壁面パネルを構成する表面材に、ボルトなどの螺着部材が螺着可能な固定部が予め固着されている。このため、建築物の躯体に対する壁面パネルの固定の際には、この予め固着された固定部に螺着部材を螺着するだけで良い。よって、サンドイッチ構造を構成する表裏の表面材のうち、固定部が固着された表面材のみに対して螺着部材の固定が可能であり、反対側の表面材にも螺着部材を貫通させてナット等により固定する必要は無い。このため、ボルトなどの螺着部材を挿通させるための貫通孔は、固定部を固着した側の表面材に設けるだけで良く、もう一方の表面材に貫通孔を設ける必要が無い。
(2)前記固定部は、前記表面材の本体部に固着されている補強部を備えている(1)に記載の壁面パネルの表面材。
(3)前記補強部は前記表面材の本体部に溶着されている(2)に記載の壁面パネルの表面材。
(4)前記螺着部材はボルトであり、前記ボルトが螺着可能な固定部には雌ねじ部が設けられている(1)から(3)のいずれかに記載の壁面パネルの表面材。
(5)前記螺着部材はナットであり、前記ナットが螺着可能な固定部にはボルトが備えられている(1)から(3)のいずれかに記載の壁面パネルの表面材。
(6)前記固定部は、プレート状の補強部と雌ねじ部を有するナット部を備えている(1)から(4)のいずれかに記載の壁面パネルの表面材。
(7)前記固定部は、プレート状の補強部と雄ねじ部を有するボルト部を備えている(1)から(3)または(5)のいずれかに記載の壁面パネルの表面材。
(8)(1)から(7)のいずれかの前記表面材を用いた壁面パネル。
(9)断熱材を挟み込んでサンドイッチ構造とする壁面パネルに用いられる壁面パネルの表面材であって、螺着部材が螺着可能な固定部が表面材の内側面に固着され、前記固定部は、前記表面材の本体部に固着されている補強部を備え、前記補強部には前記壁面パネル内に断熱材としての液体状の発泡樹脂フォームを注入する際に前記壁面パネル内部への流動性を上げるために開口された流通孔が形成され、前記補強部は前記表面材の本体部に溶着され、前記螺着部材はボルトであり、前記ボルトが螺着可能な固定部には雌ねじ部が設けられ、前記固定部は、プレート状の補強部と雌ねじ部を有するナット部を備えている壁面パネルの表面材。
本考案の壁面パネルの表面材及びこの表面材を用いた壁面パネルでは、表面材に、螺着部材が螺着可能な固定部が固着されているので、反対側の表面材にボルトなどを挿通するための貫通孔は開設されていない。またしたがって、螺着されたボルトなどが、反対側の表面材を貫通して露呈することが無い。このため、表裏の2枚の表面材の一方の側から、従来であれば設けられていた貫通孔を介した反対側への漏水は防止でき、また表裏の2枚の表面材の一方側の表面材には貫通孔が設けられていないのでボルトなどの部材の結露をより防止でき、さらにまた表裏の表面材の一方側からの螺着作業が可能であるので、ボルトなどの固定部材の取り付けの作業性を向上させることができる。
図1は、本考案の壁面パネルを複数組み合わせた壁面パネルユニットの一部正面図である。 図2は、本考案の壁面パネルの側面視一部縦断面図である。 図3は、本考案の壁面パネルの固定部周辺を示す要部拡大平面図である。 図4は、本考案の壁面パネルの固定部の拡大平面図である。 図5は、本考案の壁面パネルの固定部の斜視図である。 図6は、本考案の壁面パネルの固定部の別の斜視図である。 図7は、本考案の壁面パネルを複数組み立てて外壁を構築する際の施工状態を示す図である。 図8は、本考案の壁面パネルに用いられるブラケットの別の例である。 図9は、本考案の壁面パネルに用いられるブラケットの別の例である。
以下、本考案の壁面パネルの補強材及びこの補強材を用いた壁面パネルについて、図面に示した実施の形態を用いて説明する。図1に示されるように、本考案の壁面パネル10は正面視横長の矩形状の平板形状に形成されている。壁面パネル10は一定の大きさに形成されており、このような壁面パネル10が複数組み合わされて、例えば製造工場や冷蔵倉庫・ドライ倉庫などの躯体の壁面を構成する壁面パネルユニット1を構成することになる。
壁面パネル10は、図1に示されるように、本例では横長の長方形状に形成されている。本例では、この壁面パネル10は、縦が約900mm、横が約3000mm、厚みが約75mmに形成されているが、これらは種々の変更が可能であり、平板状の壁面パネルを組み合わせた壁面パネルユニットであれば、各種の寸法に制限はない。壁面パネル10は、図2及び図3に示されるように、表側表面材20及び裏側表面材30と、これらの表面材20,30の間に挟み込まれた断熱材40を備えている。なお、本例では、躯体の壁面の外側の表面材を表側表面材20とし、壁面の裏側の表面材を裏側表面材30とする。
表側表面材20及び裏側表面材30は、表面側にポリエステル系樹脂等、裏面側にエポキシ系樹脂等を塗装した溶融亜鉛めっき鋼板である。表側表面材20及び裏側表面材30共に、縦が約900mm、横が約3000mm、厚みが約0.5mmに形成されているが、これらは種々の変更が可能であり、各種の寸法に制限はない。そして本例では、表側表面材20は屋外側に、裏側表面材30は屋内側に配設されるように定められている。なお、材質としては、ほうろう鋼板、フッ素樹脂塗装鋼板その他、耐熱性の高い特殊鋼板、ステンレス鋼板、非鉄金属板あるいはそれらの合金板等であっても良い。
断熱材40は、二酸化けい素や酸化カルシウム等を材料とするいわゆるロックウールである。断熱材40は、挟み込む表側表面材20及び裏側表面材30と同様に、縦が約9000mm、横が約3000mmに形成されている。そして断熱材40は、前述したように、壁面パネル10の両表面材20,30の間に充填された状態においては、壁面パネル10の厚みが約75mmとなるように両表面材20,30の間において圧縮された状態とされている。そしてこの断熱材40は、ウレタン樹脂系等の接着剤により、両表面材20,30の裏側面に接着固定されている。なお断熱材は、例えば発泡スチレン、発泡ウレタン等の板状の発泡樹脂やグラスウール等であっても良い。
図2に示されるように、壁面パネル10の下端辺は、幅方向において中央が凹状に形成された凹状部12とされている。一方、壁面パネル10の上端辺は、幅方向において中央が凸状に形成された凸状部14とされている。そして複数の壁面パネル10の間には、凹状部12及び凸状部14に嵌合する形状の嵌合部材15a,15bが取り付けられている。そして複数の壁面パネル10はその上下方向において、嵌合部材15を介して、下方の壁面パネル10の凸状部14がその上方の壁面パネル10の凹状部12に嵌合されるようにして組付けられている。またこれらの嵌合部材15a,15b間には、シリコン系樹脂のシーリング材が塗布されている。
また同様に、図3に示されるように、壁面パネルの10の平面視左端辺は凹状部16とされ、平面視右端辺は凸状部18とされている。そして複数の壁面パネル10の間には、凹状部16及び凸状部18に嵌合する形状の嵌合部材19a,19bが取り付けられている。そして複数の壁面パネル10は、上下方向におけるのと同様に、左右方向においても、シーリング材が塗布された状態で、左右の壁面パネル10が嵌合部材19a,19bを介して、凹状部16と凸状部18とが嵌合されるようにして組付けられている。
ついで、固定部50について説明する。図4に示されるように、本例の壁面パネル10の裏側表面材30には、その内側面(断熱材40が収容される側の面)に金属製の固定部50が固着されており、より具体的には内側面に溶着されている。図5及び図6に示されるように、固定部50は、平板状のプレート状の補強部52と、ナット部60とを備えており、これらの補強部52及びナット部60も、互いに溶着されている。ナット部60は、2個ついているがいずれか1つを使用し、他の1つは予備として使用する。ボルト70を締め付ける時に誤ってナットのネジ山が破壊されてしまった場合や、壁面パネル10の断熱材としてウレタンフォームを使用する場合にウレタンがナット部60の雌ねじ部62に漏れることによりボルト70が締めつけられなくなった場合等に予備用のナット部60を使用する。
図4から図6に示されるように、補強部52は、おおよそ平板のプレート状に形成されており、ボルト70が挿通される貫通孔54が開設された本体部53と、本体部53の左右方向の一方の側において、本体部53から屈曲して「L字」状に連設され、その先端片56は本体部53と平行に形成された屈曲部55を備えている。一方、補強部52は、本体部53の左右方向における屈曲部55と反対側においては、屈曲部55よりも小さくごくわずかに屈曲され、屈曲部55と同方向に屈曲して「L字」状に連設され、その先端片58が本体部53と平行に形成された屈曲部57を備えている。また、補強部52には壁面パネル10内に断熱材としての液体状の発泡樹脂フォームを注入する際に壁面パネル10内部への流動性を上げるために開口された流通孔86が形成されている。
ナット部60は、前述した補強部52の本体部53に溶着されている。ナット部60は、一般的なナットと同様の構成を備えており、そのような一般的なナットを利用して製造することができる。ナット部60は、その雌ねじ部62の軸心を補強部52の本体部53の貫通孔54の軸心と同じ位置となるようにして補強部52に溶着されており、貫通孔54に挿通させたボルト70がそのまま補強部52の貫通孔54に螺着できるように構成されている。また、裏側表面材30には、このような固定部50が取り付けられる位置に、補強部52の貫通孔54及びナット部60の雌ねじ部62の軸心と同じ軸心となるように、貫通孔32が開設されている。そして図4に示されるように、補強部52、ナット部60及び裏側表面材30が互いに固着されている。このようにして補強部52及びナット部60が固着された固定部50が予め裏側表面材30に固着されている。
このように構成された壁面パネル10の複数は、図3及び図4に示されるように、建築物の躯体側の部材Xに取り付けられている。部材Xへの壁面パネル10の固定は、ボルト70とブラケット80を用いて行われている。ブラケット80は、平面視「コ字」状の本体部82と、本体部82の一端から延設された固定片84を備えている。本体部82には、ボルト70を挿通可能な貫通孔83が開設されている。そしてボルト70が、この貫通孔83を通して挿通され、裏側表面材30に固着されている補強部52の貫通孔54に挿通され、さらにはナット部60の雌ねじ部62にねじ込まれて、ブラケット80を裏側表面材30に固定している。ボルト70は、ブラケット80が固定部50に対して固定された状態では、その先端が固定部50のナット部60からわずかに突出する長さに形成されている。よって、ボルト70の先端は反対側の表側表面材20からは距離をおいた位置にとどまっている。本例では、ボルト70の先端は、壁面パネル10の厚みの約3分の1程度しか侵入していない状態となっている。
そしてこの固定されたブラケット80の固定片84は、部材Xの平面視「C字」状の胴縁材Yの一部を裏側表面材30に押し付けるようにして裏側表面材30との間に胴縁材Yを挟持固定し、部材Xが裏側表面材30に固定されている。胴縁材Yは、リップ溝形鋼と呼ばれるものであり、一般構造用圧延鋼材(JIS G 3101)等の材質により形成されている。なお、前述の通り、断熱材40は表側表面材20及び裏側表面材30に接着固定されている。またさらに、嵌合部材19a,19bを介して、表側表面材20と裏側表面材30とが固定されている。
次に、このように構成された壁面パネル10を複数組み合わせて構成される壁面パネルユニット1の組付け方法について説明する。図7に示されるように、各壁面パネル10は、横方向に隣り合う複数の壁面パネル10の接合部の上下方向に沿って配設された胴縁材60に固定されている。この胴縁材60を用いた壁面パネル10の固定は、前述したように、図3に示されるようにボルト70及びブラケット80を介して、胴縁部60と固定部50とを用いて行われる。より具体的には、ブラケット80を、その固定片84によって胴縁材Yの一部を抑え込むようにしながら、ボルト70を用いてブラケット80を固定部50にねじ込む。この際に、固定部50乃至固定部50のナット部60は前述の通り予め裏側表面材30に固着されているので、壁面裏側、すなわち裏側表面材30側からボルト70をねじ込むだけでブラケット80の裏側表面材30に対する固定を行うことができる。つまり、表側表面材20側でナットを保持固定したりする作業は必要なく、裏側表面材30側からの作業だけで固定を完了させることができる。したがって、表側表面材20側でナットを保持するための作業者を不要とすることができる。このようにして壁面の左右方向において複数の壁面パネル10を組み立てる。そして、上方に向かってさらに複数の壁面パネル10を順次組み立てて壁面パネルユニット1を組み立てる。なおブラケット80は、例えば図8に示されるようなアルミニウム製のブラケット80aや、図9に示されるようなスチール製のブラケット80bを用いることとしても良い。
このように構成されている壁面パネル10は、壁面パネル10を建築物の躯体側の部材Xに固定するためのボルト70が、裏側表面材30に固着された固定部50に対して固定可能であり、またボルト70の先端は固定された状態で壁面パネル10の厚み方向の途中にとどまっており、反対側の表側表面材20にはボルト70を挿通させて固定するための貫通孔を設ける必要がない。よって、裏側表面材30側から表側表面材20への漏水をより低減させることができる。また、ボルト70が表側表面材20の外側に露呈することが無いので、表側表面材20側及び裏側表面材30側の温度差によりボルト70が結露する恐れを減少させることができる。また、ボルト70を介して表側表面材20及び裏側表面材30間の断熱性が損なわれるおそれも少なくすることができる。また、固定部50は、補強部52に対して汎用的なナットを用いたナット部60を用いることができるので、簡便・安価に固定部50を用意することができる。
本考案の壁面パネルの表面材及び壁面パネルは、前述した壁面パネル10等に限られるものではなく、本考案の主旨の範囲内で適宜変更が可能である。例えば、前述の固定部50は裏側表面材30に固着されているが、表側表面材20に固着するものとすることも可能である。また、前述の固定部50は補強部52とナット部60を備えていたが、ナット部60を直接表面材に固着することも可能である。また、補強部52ではなく他の形状等の部材を用いてナット部60を表面材に固着することも可能である。また、表面材側に固定する固定部は、前述の例ではナット部60を備えこれにボルトを螺着する構成としていたが、逆に、固定部にはボルトを備え、これにナットを螺着することとしても良い。また、前述の固定部50は裏側表面材30に溶着して固着されているが、他の手段、例えば接着やねじ止めによって固定することを排除するものではない。
本考案は、断熱性を必要とされる種々の建築物及び構造物に用いる壁面パネルの表面材及びこの表面材を用いた壁面パネルに広く利用することができる。
1;壁面パネルユニット、10;壁面パネル、12;凹状部、14;凸状部、15a,15b;嵌合部材、16;凹状部、18;凸状部、19a,19b;嵌合部材、20;表側表面材、30;裏側表面材、32;貫通孔、40;断熱材、50;固定部、52;補強部、53;本体部、54;貫通孔、55;屈曲部、56;先端片、57;屈曲部、58;先端片、60;ナット部、62;雌ねじ部、70;ボルト、80;ブラケット、82;本体部、83;貫通孔、84;固定片、86;流通孔、X;部材、Y;胴縁材。


Claims (9)

  1. 断熱材を挟み込んでサンドイッチ構造とする壁面パネルに用いられる壁面パネルの表面材であって、螺着部材が螺着可能な固定部が表面材の内側面に固着され、前記固定部は、前記表面材の本体部に固着されている補強部を備え、前記補強部には前記壁面パネル内に断熱材としての液体状の発泡樹脂フォームを注入する際に前記壁面パネル内部への流動性を上げるために開口された流通孔が形成されている壁面パネルの表面材。
  2. 前記固定部は、前記表面材の本体部に固着されている補強部 を備えている請求項1に記載の壁面パネルの表面材。
  3. 前記補強部は前記表面材の本体部に溶着されている請求項2に記載の壁面パネルの表面材。
  4. 前記螺着部材はボルトであり、前記ボルトが螺着可能な固定部には雌ねじ部が設けられている請求項1から請求項3のいずれかに記載の壁面パネルの表面材。
  5. 前記螺着部材はナットであり、前記ナットが螺着可能な固定部にはボルトが備えられている請求項1から請求項3のいずれかに記載の壁面パネルの表面材。
  6. 前記固定部は、プレート状の補強部と雌ねじ部を有するナット部を備えている請求項1から請求項4のいずれかに記載の壁面パネルの表面材。
  7. 前記固定部は、プレート状の補強部と雄ねじ部を有するボルト部を備えている請求項1から請求項3または請求項5のいずれかに記載の壁面パネルの表面材。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかの前記表面材を用いた壁面パネル 。
  9. 断熱材を挟み込んでサンドイッチ構造とする壁面パネルに用いられる壁面パネルの表面材であって、螺着部材が螺着可能な固定部が表面材の内側面に固着され、前記固定部は、前記表面材の本体部に固着されている補強部を備え、前記補強部には前記壁面パネル内に断熱材としての液体状の発泡樹脂フォームを注入する際に前記壁面パネル内部への流動性を上げるために開口された流通孔が形成され、前記補強部は前記表面材の本体部に溶着され、前記螺着部材はボルトであり、前記ボルトが螺着可能な固定部には雌ねじ部が設けられ、前記固定部は、プレート状の補強部と雌ねじ部を有するナット部を備えている壁面パネルの表面材。

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