JP3235295U - 静水圧線形スライド - Google Patents

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Abstract

【課題】静水圧線形スライドを提供する。【解決手段】スライダー10及びスライド20を備え、スライダーは第一スライド溝12及び第一スライド溝を外部に連通するための油輸送ネットワーク16を含み、第一スライド溝の対向する2つの内側面には負荷部が各々設けられ、各負荷部には油輸送ネットワークに連通しているオイルタンクエリア154〜156が設けられている。スライドの対向する両側には2つの第一スライド面211、212とこれら第一スライド面の間にある第二スライド溝を各々備え、これら第二スライド溝はこれら負荷部をそれぞれ収容し、これら第一スライド面とスライダーとの間に油膜が形成される。これにより、静水圧線形スライドの剛性及び負荷性能を兼ね備えた上に、スライドの幅を短縮し、加工時間も短縮し、スライドの構造強度を高めている。【選択図】図3

Description

本考案は、静水圧線形スライドに関し、より詳しくは、スライド上の応力を低下させ、スライドが受力して変形するのを防止する静水圧線形スライドに関する。
従来の静水圧線形スライドは、例えば、特許文献1と特許文献2に示すように、スライドの対向する両側面にスライド溝が各々凹設され、且つスライダーとスライド溝の上下の壁との間には油膜が形成されている。
しかしながら、前述した従来の技術では、スライダーにはスライド溝下方を被覆する側面がないため、スライダー及びスライド溝下方の側面(負荷無しエリア)には油膜が形成されなかった。
また、特許文献1のスライドは、スライド溝の上下の壁の長さのためにスライドの全幅も広くなり、応力を分析すると、スライドの構造強度が不足していた。特許文献2の静水圧線形スライドを使用する場合、静水圧内部の水圧により流体が外部に漏れ出し、工作機械の使用環境に影響が及んだ。
そこで、かかる従来の実情に鑑みて、本考案は、静水圧線形スライドを提供し、静水圧線形スライドの剛性及び負荷性能に影響を与えずにスライドの幅を短縮し、加工時間も短縮し、スライドの構造強度を高めることを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案のある態様の静水圧線形スライドは、第一スライド溝及び前記第一スライド溝を外部に連通するための油輸送ネットワークを含み、前記第一スライド溝の対向する両側には2つの第一オイルシール面とこれら前記第一オイルシール面の間にある負荷部が各々設けられ、各前記負荷部は2つの第二オイルシール面を有し、各前記負荷部には前記油輸送ネットワークに連通している少なくとも1つのオイルタンクエリアが凹設されているスライダーと、対向する両側には2つの第一スライド面とこれら前記第一スライド面の間にある第二スライド溝を各々含むスライドであって、これら前記第二スライド溝はこれら前記負荷部をそれぞれ収容するために用いられ、各前記第二スライド溝は2つの第二スライド面を有し、前記スライドのこれら前記第一スライド面及びこれら前記第二スライド面は前記スライダーのこれら前記第一オイルシール面及びこれら前記第二オイルシール面にそれぞれ対応し、各前記第一スライド面と対応する前記第一オイルシール面との間及び各前記第二スライド面と対応する前記第二オイルシール面との間には油膜が形成され、且つ前記スライドの各前記側の各前記第二スライド面及び隣接する前記第一スライド面は非共面であるスライドと、を備えている。
本明細書及び図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
本考案の一実施形態に係る静水圧線形スライドを示す外観概略図である。 本考案の一実施形態に係る静水圧線形スライドを示す分解概略図である。 本考案の一実施形態に係る図1の3−3線に沿う静水圧線形スライドの断面図である。 本考案の一実施形態に係る図1の4−4線に沿う静水圧線形スライドの断面図である。 本考案の一実施形態に係る図2の5−5線に沿う静水圧線形スライドの断面図である。 本考案の一実施形態に係る図2のスライドを示す側面図である。 本考案の一実施形態に係る図2の7−7線に沿うスライドの断面図である。 本考案の一実施形態に係る図2の8−8線に沿うスライドの断面図である。 本考案の一実施形態に係る図2の9−9線に沿うスライドの断面図である。 本考案の一実施形態に係るスライドをある視角からみた概略図である。 本考案の一実施形態に係る図2の11−11線に沿う内のエンドキャップ組立部材の断面図である。 本考案の一実施形態に係る図2の12−12線に沿う内の他のエンドキャップ組立部材の断面図である。 本考案の一実施形態に係る静水圧線形スライドを示す概略図であって、シール部材の取り付け位置を示す。
以下に図面を参照して、本考案を実施するための形態について、詳細に説明する。なお、本考案は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
以下、本考案の具体的な実施形態について図1乃至図13に基づき説明する。本考案の一実施形態に係る静水圧線形スライドはスライダー10と、スライド20と、2つのエンドキャップ組立部材30と、を備えている。スライダー10は2つのエンドキャップ組立部材30をそれぞれ連結するための対向する2つの端面11を備えている。スライダー10はスライド20を収容するための第一スライド溝12も備え、スライダー10がスライド20上で往復滑動する。
スライダー10の第一スライド溝12は、図1乃至図5に示すように、対向する2つの内側面13と2つの内側面13との間に位置していると共に両者を接続するための底面14を有している。対向する2つの内側面13には負荷部15が各々設けられている。各内側面13は負荷部15の上側及び下側に位置している部分が2つの第一オイルシール面131、132と定義されている。スライダー10の各負荷部15は2つの第二オイルシール面151、152と、2つの第二オイルシール面151、152の間に位置していると共に両者を接続するための接続面153と、第二オイルシール面151から凹設されている第一オイルタンクエリア154と、第二オイルタンクエリア155と、接続面153から凹設されている第三オイルタンクエリア156と、を有している。
各負荷部15の2つの第二オイルシール面151、152はこの負荷部15の上側及び下側の2つの第一オイルシール面131、132にそれぞれ接続されている。第二オイルシール面151の第二オイルタンクエリア155は第一オイルタンクエリア154の上側(図の上方)及び左右両側(図の左右両側)を包囲し、第二オイルシール面152の第二オイルタンクエリア155は第一オイルタンクエリア154の左右両側及び下側(図の下方)を包囲している。第三オイルタンクエリア156は対応する上下2つの第二オイルタンクエリア155に連通している。
スライド20は、図1乃至図3と図6に示すように、第一軸方向D1に沿って延伸している。スライド20は対向する両側面21に第二スライド溝22が各々凹設されている。各側面21の対応する第二スライド溝22の上側及び下側に位置している部分は2つの第一スライド面211、212とそれぞれ定義されている。この2つの第二スライド溝22はスライダー10の2つの負荷部15をそれぞれ収容するために用いられている。各第二スライド溝22は2つの第一スライド面211、212の第二スライド面221、222と第二スライド面221、222との間にそれぞれ接続されていると共に両者を接続するための支持面223を有している。各第二スライド溝22の第二スライド面221、222の延長交差点Pは参考面BS1を通過する。
参考面BS1は水平面である。各第二スライド溝22の第二スライド面221、222は参考面BS1との間に第一夾角α及び第二夾角βをそれぞれ有している。各第二スライド溝22の第二スライド面221、222の夾角(すなわち、第一夾角α及び第二夾角βの総和)は制限しないが、例えば90度未満である。第一夾角α及び第二夾角βは共に制限しないが、例えば0度超90度未満である。好ましくは、第一夾角αは第二夾角βにほぼ相等する。よって、各第二スライド溝22の2つの第二スライド面221、212はそれぞれ対向する方向に傾斜する傾斜面である。スライド20の各側の第一スライド面211、212は相互に揃えられ、且つ第一スライド面211及び支持面223は共に垂直面であり、互いに平行している。
また、スライド20の各側の第一スライド面211、212及び隣接する第二スライド面221、222は非共面である(図6参照)。好ましくは、第一スライド面212と参考面BS2との間の第三夾角γは60度超90度以下であり、最も好ましくは90度である。参考面BS2は水平面である。このため、応力を分析すると、スライド20が使用時に受ける応力が低下し、変形量が減少している。
以下、スライドの応力値及び変形量に対する異なる第三夾角γの影響について試験する。第一スライドの第三夾角γは90度であり、第二スライドの第三夾角γは45度であり、第三スライドの第三夾角γは60度であり、且つこの3つのスライドの残りの条件は同じである。同じ試験条件では、第二スライド上の応力値が第一スライド上の応力値より約47%大きく、第二スライドの変形量が第一スライドの変形量より約52%大きい。第三スライド上の応力値が第一スライド上の応力値より約7%大きく、第三スライドの変形量が第一スライドの変形量より約11%大きい。
上述の試験結果から分かるように、第一スライドの応力値及び変形量のパフォーマンスは第二スライド及び第三スライドよりも優れており、よって、第三夾角γが60度超90度未満である場合、スライドが使用時に受ける応力値が効果的に減少し、変形量も相対的に低下する。
本実施例では、スライダー10は、図1乃至図5と図7乃至図10に示すように、第一スライド溝12を外部に連通するための油輸送ネットワーク16をさらに備えている。油輸送ネットワーク16は複数の油路161で構成されている。
油輸送ネットワーク16は各負荷部15の各第一オイルタンクエリア154内に開口部162を有し、各負荷部15の各第二オイルタンクエリア155内には複数の開口部163、164を有し、各負荷部15の第三オイルタンクエリア156内には複数の開口部165を有し、スライダー10の対応する外側面17に複数の開口部166、167を各々有し、スライダー10の1つの端面11には2つの開口部168を有し、スライダー10の他の端面11には2つの開口部168及び複数の開口部169を有している。よって、油輸送ネットワーク16の開口部162〜169により第一スライド溝12が外部に連通している。
各エンドキャップ組立部材30は、図1乃至図2、図4乃至図5、図10乃至図13に示すように、油輸送ネットワーク31が設置されている。油輸送ネットワーク31は複数の油路311で構成されている。そのうちの1つのエンドキャップ組立部材30の油輸送ネットワーク31は、図11に示すように、このエンドキャップ組立部材30のうちの1つの外側面32には開口部312を有し、このエンドキャップ組立部材30はスライダー10に向けた端面33に2つの開口部313を有し、この2つの開口部313はスライダー10の1つの端面11にある2つの開口部168にそれぞれ接合している。
他のエンドキャップ組立部材30の油輸送ネットワーク31は、図12に示すように、このエンドキャップ組立部材30の1つの外側面32にも開口部312を有し、このエンドキャップ組立部材30のスライダー10に向けた他の端面33には複数の開口部314を有し、これら開口部314はスライダー10の他の端面33にある開口部169にそれぞれ接合している。よって、各エンドキャップ組立部材30の油輸送ネットワーク31がスライダー10の油輸送ネットワーク16に連通可能となる。
また、図3に示すように、スライダー10の各側にある第一オイルシール面131、132、第二オイルシール面151、152、及び接続面153はスライド20の対応する一側にある第一スライド面211、212、第二スライド面221、222、及び支持面223にそれぞれ対応(或いは対向)している。よって、油が油輸送ネットワーク16を通過してスライダー10の各負荷部15に位置している開口部162〜165から、図3乃至図4、図7乃至図9に示すように、スライダー10の第一スライド溝12に進入すると、各第一オイルシール面131と対応する第一スライド面211との間、各第一オイルシール面132と対応する第一スライド面212との間、各第二オイルシール面151と対応する第二スライド面221との間、各第二オイルシール面152と対応する第二スライド面222との間、及び各接続面153と対応する支持面223との間に油膜が形成される。
これにより、スライダー10の油輸送ネットワーク16及び各エンドキャップ組立部材30の油輸送ネットワーク31が共同で循環経路を構成し、油が循環経路内の圧力差により2つのエンドキャップ組立部材30とスライダー10との間に流れる。
一方で、本考案に係る静水圧線形スライドは、油が外に漏れるのを防止するため、環状の2つのシール部材40をさらに備えている。2つのシール部材40は第一軸方向D1に沿ってスライダー10とスライド20との間にそれぞれ配置され、第一スライド溝12内の対向する両側及びスライド20の対向する両側にそれぞれ位置している(図3参照)。詳しくは、図5を参照する。スライダー10の第一オイルシール面131、132には対応するくぼんだ領域181が各々設けられ、且つ対応する負荷部15はこの2つのくぼんだ領域181の間に位置している。
スライダー10の各端面11は第一スライド溝12の対向する両側にくぼんだ領域182が各々設けられ、このくぼんだ領域182も同一側の第一オイルシール面131、132から凹設されている。また、スライダー10の同一側に位置している2つのくぼんだ領域181及び2つのくぼんだ領域182は連通していると共に共同で凹部18を構成し、シール部材40を収容している。各凹部18が対応する負荷部15を包囲するため、凹部18内のシール部材40もこの負荷部15を包囲している(図4参照)。すなわち、シール部材40は第一オイルシール面131、132に延伸しているのみならず、第二オイルシール面151、152及び接続面153にも延伸し、対応する負荷部15の全てのオイルタンクエリアをその内側に装入している。
また、図5に示すように、スライダー10の各側では、第二オイルシール面151の対応する第一オイルタンクエリア154と対応する第二オイルタンクエリア155との間に位置している部分及び対応する第一オイルタンクエリア154と対応する第三オイルタンクエリア156との間に位置している部分がオイルシールインナーサークルと定義され、第二オイルシール面152の対応する第一オイルタンクエリア154と対応する第二オイルタンクエリア155との間に位置している部分及び対応する第一オイルタンクエリア154と対応する第三オイルタンクエリア156との間に位置している部分が他のオイルシールインナーサークルと定義されている。また、スライダー10の各側では、第一オイルシール面131の対応するくぼんだ領域181と対応する負荷部15との間に位置している部分がオイルシールエリアR1と定義され、第一オイルシール面132の対応するくぼんだ領域181と対応する負荷部15との間に位置している部分がオイルシールエリアR2と定義され、第二オイルシール面151の対応する第二オイルタンクエリア155と対応する左側及び右側のくぼんだ領域182との間に位置している部分がオイルシールエリアR3、R4と定義され、第二オイルシール面152の対応する第二オイルタンクエリア155と対応する左側及び右側のくぼんだ領域182との間に位置している部分がオイルシールエリアR5、R6と定義され、接続面153の第三オイルタンクエリア156と対応する左側及び右側のくぼんだ領域182との間に位置している部分がオイルシールエリアR7、R8と定義され、且つこれらオイルシールエリアR1乃至R8が共同で全てのオイルタンクエリア及び2つのオイルシールインナーサークルを包囲しているオイルシールアウターサークルを構成している。
よって、オイルシールインナーサークル及びオイルシールアウターサークルの位置に油膜が形成されている。なお、オイルシールインナーサークルとスライド20との間に発生する油膜は流動抵抗力を形成し、第一オイルタンクエリア154をロックする高圧力により、スライダー10が負荷エリアを生成し、スライダー10及びスライド20が非接触低摩擦運動を行い、スライダー10及びスライド20の損耗を抑えている。オイルシールアウターサークルとスライド20との間に生成される油膜も流動抵抗力を形成し、第二オイルタンクエリア155及び第三オイルタンクエリア156の油脂がシール部材40に直接衝突してシール部材が損壊しないようにしている。
また、各シール部材40は対向する2つの位置に第一接合構成41及び第二接合構成42が設置されている(図2と図13参照)。スライダー10の各端面11の対向する2つのくぼんだ領域182内には第三接合構成183及び第四接合構成184がそれぞれ設置されている(図10参照)。1つのシール部材40の第一接合構成41及び第二接合構成42はスライダー10の2つの端面11の2つの第三接合構成183にそれぞれ接合され、他のシール部材40の第一接合構成41及び第二接合構成42はスライダー10の2つの端面11の2つの第四接合構成184にそれぞれ接合されている。これにより、2つのシール部材40がスライダー10に固定されている。
本実施例では組み立てた後、図13に示すように、各シール部材40はそれと同側にある2つの第一スライド面211、212に延伸し、且つ2つのエンドキャップ組立部材30の端面33に当接している。これにより、スライダー10とスライド20との間では各シール部材40が包囲する範囲内にシール空間が形成されている。この場合、スライダー10とスライド20との間に進入する油がこのシール空間中の各オイルタンクエリア内で循環し、シール空間の外に漏れ出さず、例えば、スライダー10の底面14とスライド20との間にある隙間、エンドキャップ組立部材30のスライダー10から離間する端面33、静水圧線形スライドの底部等に広がることはない。よって、給油機を別途接続せずとも油輸送ネットワーク16、31の開口部の間の水圧差により、静水圧線形スライド内で油を自動的に循環排出できる。
本実施例では、各負荷部15のオイルタンクエリアの数量、位置、及びサイズ、静水圧線形スライド内の油輸送ネットワークの分布、並びに油輸送ネットワークの開口部の数量及び位置の実施態様は図1〜13に示すものに限られず、実際の需要に応じて設計する。
以上を総合すると、本考案に係る静水圧線形スライドはスライド20の4つの翼部23により、特に下方にある2つの第一スライド面212がスライダー10により被覆され、スライド20の翼部23の第一軸方向D1に対し垂直になる第二軸方向D2上で延出されている長さが短縮し、これにより翼部23上の応力値が減少し、スライド20の変形量も減少する。スライド20に上述の第三夾角γ、すなわち、第一スライド面212の傾斜程度を設計することで、さらに明確な改善効果を獲得する。
また、本考案に係る静水圧線形スライドはさらに各オイルタンクエリア、開口部、及び油輸送ネットワークの組み合わせにより、静水圧線形スライド内部に水圧差を流体動力源とする循環システムを形成し、且つ各オイルシール面と対応するスライド面との間及び各接続面と対応する支持面との間の特にオイルシールインナーサークル及びオイルシールアウターサークルの位置に油膜が形成されている。より好ましくは、スライダー10とスライド20との間にシール部材40が設置され、且つシール部材40が全てのオイルタンクエリア及びオイルシールインナーサークル並びにオイルシールアウターサークルを包囲し、流体が静水圧線形スライドの各隙間から外部に漏れ出すことを防止している。
以上、本考案を実施の形態を元に説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本考案の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
10 スライダー
11 端面
12 第一スライド溝
13 内側面
131 第一オイルシール面
132 第一オイルシール面
14 底面
15 負荷部
151 第二オイルシール面
152 第二オイルシール面
153 接続面
154 第一オイルタンクエリア
155 第二オイルタンクエリア
156 第三オイルタンクエリア
16 油輸送ネットワーク
161 油路
162 開口部
163 開口部
164 開口部
165 開口部
166 開口部
167 開口部
168 開口部
169 開口部
17 外側面
18 凹部
181 くぼんだ領域
182 くぼんだ領域
183 第三接合構成
184 第四接合構成
20 スライド
21 側面
211 第一スライド面
212 第一スライド面
22 第二スライド溝
221 第二スライド面
222 第二スライド面
223 支持面
23 翼部
30 エンドキャップ組立部材
31 油輸送ネットワーク
311 油路
312 開口部
313 開口部
314 開口部
32 外側面
33 端面
40 シール部材
41 第一接合構成
42 第二接合構成
BS1 参考面
BS2 参考面
D1 第一軸方向
D2 第二軸方向
P 延長交差点
R1 オイルシールエリア
R2 オイルシールエリア
R3 オイルシールエリア
R4 オイルシールエリア
R5 オイルシールエリア
R6 オイルシールエリア
R7 オイルシールエリア
R8 オイルシールエリア
α 第一夾角
β 第二夾角

Claims (5)

  1. 第一スライド溝及び前記第一スライド溝を外部に連通するための油輸送ネットワークを含み、前記第一スライド溝の対向する両側には2つの第一オイルシール面とこれら前記第一オイルシール面の間にある負荷部が各々設けられ、各前記負荷部は2つの第二オイルシール面を有し、各前記負荷部には前記油輸送ネットワークに連通している少なくとも1つのオイルタンクエリアが凹設されているスライダーと、
    対向する両側には2つの第一スライド面とこれら前記第一スライド面の間にある第二スライド溝を各々含むスライドであって、これら前記第二スライド溝はこれら前記負荷部をそれぞれ収容するために用いられ、各前記第二スライド溝は2つの第二スライド面を有し、前記スライドのこれら前記第一スライド面及びこれら前記第二スライド面は前記スライダーのこれら前記第一オイルシール面及びこれら前記第二オイルシール面にそれぞれ対応し、各前記第一スライド面と対応する前記第一オイルシール面との間及び各前記第二スライド面と対応する前記第二オイルシール面との間には油膜が形成され、且つ前記スライドの各前記側の各前記第二スライド面及び隣接する前記第一スライド面は非共面であるスライドと、を備えていることを特徴とする、
    静水圧線形スライド。
  2. 前記スライドの各前記第一スライド面及び参考面の夾角は60度超90度以下であることを特徴とする請求項1に記載の静水圧線形スライド。
  3. 前記スライドの同一側のこれら前記第一スライド面が揃っていることを特徴とする請求項1に記載の静水圧線形スライド。
  4. 各前記負荷部はこれら前記第二オイルシール面の間に位置している接続面をさらに有し、各前記第二スライド溝はこれら前記第二スライド面の間に位置している支持面をさらに有し、これら前記支持面はこれら前記接続面にそれぞれ対応し、各前記負荷部の前記少なくとも1つのオイルタンクエリアの数量は複数であり、且つ前記負荷部の各前記第二オイルシール面に位置している第一オイルタンクエリア及び第二オイルタンクエリア、並びに前記負荷部の前記接続面に位置している第三オイルタンクエリアを有し、各前記負荷部の各前記第二オイルタンクエリアは対応する前記第一オイルタンクエリアを包囲していると共に対応する前記第三オイルタンクエリアに連通していることを特徴とする請求項1に記載の静水圧線形スライド。
  5. 2つのシール部材をさらに備え、これら前記シール部材は前記スライダーの前記第一スライド溝の前記対向する両側と前記スライドとの間にそれぞれ設置され、各前記シール部材は対応する前記負荷部を包囲していることを特徴とする請求項1に記載の静水圧線形スライド。
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