JP3235074U - ゆで卵切断具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ゆで卵を調理盛り付け状態に適する状況に切断できるようにしたゆで卵切断具を提供する。【解決手段】細い針金を四角枠に架設してこれを切断部4とし、この切断部4の一部を支点として動作できるようにして、ゆで卵を固定させる台座7に結合させてある。台座7上部には、ゆで卵を安定させて設置させるための凹状の楕円状くぼみ8の形成とともに、切断押し下げ部6を矢印10の方向に押し下げる時に、台座7に針金刃がつかえないようにスリット状の隙間9が、それぞれの針金刃に対応するように設けられている。四角形状の切断部4の一方は押し下げる方向10に動作させるとき、支点5として台座7に可動可能に取り付けられている。【選択図】図1
Description
本考案は、ゆで卵を盛り付けのための形に切断するための、ゆで卵切断具に関するものである。
従来、ゆで卵を切断する道具として、基本的に、ゆで卵を載せて固定するための凹部のゆで卵設置部を形成させた台と、四角枠に細い複数の金属線を平衡に架設したものを組み合わせ、この金属線を切断の刃として、ゆで卵に押し付けるように力を加えて、ゆで卵を一気に数枚の薄い輪切りにするための道具がある。
実用新案登録第3221922号
しかしながら、上記のごとき従来のものでは、一動作でゆで卵を多くの薄い輪切り状態にするための手間を簡易にする目的で作られており、ゆで卵を7枚、8枚というように、多く薄い輪切りにするためだけのものである。
ゆで卵を図7、図8に示すように盛り付けるためには、楕円形状のゆで卵を、楕円縦長方向を縦になる姿勢に立てかけなければならないが、ゆで卵そのままの状態では、形状的に自立は無理であり、縦長方向に立てるためには、安定させるべく、玉子の端一部を平らにする必要がある。
上記状態にゆで卵を、楕円縦長方向を縦になるように立てかけようとすれば、包丁のような切断具で、ゆで卵の楕円端付近の一部を切断して平らにする必要があるが、滑ったりして切りにくかったりして面倒である。
先に述べた、従来のゆで卵切断具では、ゆで卵を多数の輪切り状態にするために作られており、玉子を部分的に切断するように作られていないため、本考案の目的に沿うようにゆで卵を部分切断できることが求められる。
本考案は、上記不都合を解決し、図7、図8のような盛り付けのために適する形状にゆで卵を容易に切断できるようにしたもので、ゆで卵楕円の両端、または両端と中央付近のみを切断できるように工夫した。
盛り付け具合に応じて、異なった位置でゆで卵を切断する必要があり、盛り付け具合を図7のようにする場合は、ゆで卵の楕円両端付近のみを切断できるようにした、二本の針金切刃を用いた図1の実施形態を用いる。
盛り付け具合を図8のようにする場合は、ゆで卵楕円両端付近を切断するための二本の針金刃に加え、黄身中央付近を切断できるようにした一本の針金刃を加えた三本の針金刃で構成される図2の実施形態を用いる。
ゆで卵の縦長両端の部分的二ヶ所を切断する二本の針金刃の実施形態では、楕円のゆで卵縦長の一部を、縦に立てかけることができるように、黄身を切らない程度の白身外端からわずかな位置を切断し、もう一方のゆで卵縦長反対側は卵の黄身が、わずかに切れる程度の位置を切断するようにしてあるため、この黄身の一部が切れた部分より、黄身を取り出した後、図7に示すごとく、黄身の占めていた部分にスープなどを入れた盛り付けをることができる。
ゆで卵の縦長両端の部分的二ヶ所と黄身中央付近を切断する三本の針金刃の実施形態では、楕円のゆで卵縦長の二ケ所両端を、黄身を切らない程度の白身外端からわずかな位置で切断し、同時に黄身中央付近を切断し、二つの塊に分割されたゆで卵のそれぞれの黄身を取り出した後、黄身の占めていた部分に図8のごとくサラダなどを盛り付ける。
上記説明のように、ゆで卵を単に食するだけではなく、ゆで卵自体に盛り付けの工夫をして、目でも楽しみながら、食を増進させる。
図1及び図2は本考案の実施の形態例であるが、細い針金を四角枠に架設してこれを切断部4とし、この切断部4の一部を支点として動作できるようにして、ゆで卵を固定させる台座7に結合させてある。
台座7上部には、ゆで卵を安定させて設置させるための凹状の楕円状くぼみ8の形成とともに、切断押し下げ部6を矢印10の方向に押し下げる時に、台座7に針金刃がつかえないようにスリット状の隙間9が、それぞれの針金刃に対応するように設けられている。
四角形状の切断部4の一方は押し下げる方向10に動作させるとき、支点5として台座7に可動可能に取り付けられている。
針金刃は極細の針金を使用してあるため、切断部4を切断押し下げ部6を押し下げる方向10に押さえると、図3、図5のようにゆで卵に食い込んで、極細の針金は包丁などの刃物のように機能する。
図7のように盛り付ける目的の場合は、図1に示す、二本の針金刃の切断部構造のもので切断するが、この場合、切断使用状況は図3のごとくであり、ゆで卵の切断部の位置は図4のようになる。
図8のように盛り付ける目的の場合は、図2に示す、三本の針金刃の切断部構造のもので切断するが、この場合、切断使用状況は図5のごとくであり、ゆで卵の切断部の位置は図6のようになる。
ゆで卵を使用する料理の盛り付けは多々あるが、ゆで卵を料理の主役の一つとして盛り付けを行うことで、調理の幅が広がり、目で楽しみながらの食の増進に寄与する。
1 針金刃a
2 針金刃b
3 針金刃c
4 切断部
5 支点
6 切断押し下げ部
7 台座
8 楕円状のくぼみ
9 隙間
10 押し下げる方向
11 図3の表示方向を示す
12 図5の表示方向を示す
13 ゆで卵
14 黄身
15 白身
16 切断刃aのゆで卵切断位置
17 切断刃bのゆで卵切断位置
18 切断刃cのゆで卵切断位置
19 スープ状の調理品
20 サラダなどの盛り付け
2 針金刃b
3 針金刃c
4 切断部
5 支点
6 切断押し下げ部
7 台座
8 楕円状のくぼみ
9 隙間
10 押し下げる方向
11 図3の表示方向を示す
12 図5の表示方向を示す
13 ゆで卵
14 黄身
15 白身
16 切断刃aのゆで卵切断位置
17 切断刃bのゆで卵切断位置
18 切断刃cのゆで卵切断位置
19 スープ状の調理品
20 サラダなどの盛り付け
Claims (3)
- ゆで卵を切断するための複数の針金細線材を架設した切断部と、当該切断部の一部側を動作の支点として倒作動させてゆで卵を押し切るように機能させるべく、ゆで卵を固定して乗せることができるくぼみと、針金細線材が切断刃として台座に食い込ませるようにして、ゆで卵を完全に切断可能とさせるよう隙間を形成させた台座とを組み合わせ、ゆで卵を調理盛り付け状態に適する状況に切断できるようにした、ゆで卵切断具
- ゆで卵を切断したとき黄身を切断しない程度のゆで卵端を切断できる程度の位置に一方の針金細線材を切断部に架設し、もう一方の針金細線材は、ゆで卵の黄身をわずかに切断して、黄身が1センチ程度の広がりの隙間をのぞかせる位置に該当する切断部に架設した、二本の針金細線材切断刃を構成する、ゆで卵を調理盛り付け状態に適する状況に切断できるようにした、請求項1記載のゆで卵切断具
- ゆで卵を切断したとき黄身を切断しない程度の、ゆで卵両端それぞれを切断できる程度の位置に二本のそれぞれの針金細線材を当該切断部に架設し、尚且つ、同時に黄身の中央付近を切断する位置に一本の針金細線材切断刃を切断部に架設した、合計三本の針金細線材切断刃を構成させた、ゆで卵を調理盛り付け状態に適する状況に切断できるようにした、請求項1記載のゆで卵切断具
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021003293U JP3235074U (ja) | 2021-07-14 | 2021-07-14 | ゆで卵切断具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021003293U JP3235074U (ja) | 2021-07-14 | 2021-07-14 | ゆで卵切断具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3235074U true JP3235074U (ja) | 2021-11-25 |
Family
ID=78604326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021003293U Active JP3235074U (ja) | 2021-07-14 | 2021-07-14 | ゆで卵切断具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3235074U (ja) |
-
2021
- 2021-07-14 JP JP2021003293U patent/JP3235074U/ja active Active
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Legal Events
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