JP3235061B2 - 路面用木レンガ - Google Patents

路面用木レンガ

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    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/60Planning or developing urban green infrastructure

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  • Road Paving Structures (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歩道や公園などの
路床に敷設され、道路等の表面素材として用いられる路
面用木レンガに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自然と調和した道路景観を得るた
めに、舗装路面上に図5に示すような木質のレンガを敷
設することがある。この木レンガ31の平面形状は一般
に長方形等の四角形であって、外側面周囲にほぞ溝32
を設け、このほぞ溝32どうしを連結用の金具33でも
って連結して施工される。そして、木レンガ31の加工
に際しては、図示するように原木である丸太の縦断面
(板目)が上表面に表れるように木取りされる場合が多
い。
【0003】上記のように木取りされた木レンガは、板
目模様により良好な外観意匠が得られるものの、丸太の
単位体積から切り取られる木レンガの取り都合、いわゆ
る歩留まりが悪い。また、丸太を繊維方向に切り取る
と、繊維が設置面と平行する方向に延びるため、木レン
ガの厚さ方向の圧縮強さが弱くなる。さらに、表面が極
めて平滑に仕上げられるため歩行中に足が滑り易い(歩
行者がスリップし易い)という問題があった。
【0004】そこで本発明者は、丸太の横断面(年輪)
が上表面に表れるように木取りすることで圧さ方向の圧
縮強さを増加することができ、更に表面の摩擦抵抗が増
加して滑り難い木レンガが得られると考え、図4に示す
ように、まず、原木の繊維が延びる長手方向L(縦方
向)に対して直交する方向W(横方向)に平行に切り取
り、すなわち、原木を先ず輪切りにして所定の厚さの円
形状の木片を得た後、その四方端部を縦方向に切り落と
すことで四角形の木レンガ21を作製した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに木取した木レンガ21は乾燥収縮した際に内周と外
周との収縮率の違いにより、木口に割れ(クラック)2
1aが生じやすく、強度、体裁、歩行性の面で不具合が
生じるおそれがあった。本発明は上記のような課題に鑑
み、製材の歩留まり及び厚さ方向の圧縮強さを低下させ
ることなく木口の割れを防止でき、歩行性の良好な路面
用木レンガを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、上
面に年輪が露出するように路床に敷設される木レンガで
あって、該木レンガの木取りは、原木の繊維方向に対し
て斜めに交差する傾斜方向と平行に切り取って、所定の
厚さの木片を得ると共に、該木片の端部を該木片の厚さ
方向に切り落とすことで、その平面形状を角形に形成し
たことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において、木レンガが敷設
される場所は、歩道、サイクリングロード、広場などの
ほかに、バルコニー、プールサイドなどの建築・土木施
設の路面にも敷設できる。 木レンガの平面形状は角形
であって、正方形、長方形、菱形の他に、所要の平行四
辺形に形成することがある。
【0008】木レンガの原木丸太からの木取り順序は、
通常、まず原木丸太の長手方向、つまり 繊維方向に対
して斜めに交差する傾斜方向と平行になるように切り取
ることで、所要厚さの木片を得る。繊維方向に対する交
差角度は、製材効率及び使用圧縮強さの双方を確保する
観点から、30°〜60°の範囲、特に45°付近が好
ましい。次に、木片を切り取った後、該木片の平面形状
の端部を厚さ方向と同じ方向に切り落とすことで平面角
形の木レンガに成形加工する。尚、場合によりこれと逆
の順序で成形加工することがある。すなわち、丸太の一
部端部箇所を繊維方向と平行に切り落とした後、前記繊
維方向に対して斜交する方向と平行に切り取るようにし
てもよい。
【0009】木レンガの側面には連結用のほぞ溝が設け
られ、このほぞ溝は、木レンガの側面中間部において、
横方向(木レンガの敷設状態における水平方向)にのび
るように形成される。 そして、木レンガの敷設状態に
おいて、隣接する木レンガどうしは互いに面一となるよ
うに、ほぞ溝に係合する連結部材によりに連結される。
連結部材は所要厚さの平板状に形成され、硬質ゴム、板
バネなどの合成樹脂材もしくは金属(複合)材からなる
弾性体によって製作される。
【0010】このようにして木レンガを成形すると、木
レンガの内周と外囲の乾燥収縮の差が小さくなり、木口
表面における割れ(クラック)の発生が防止される。ま
た、木レンガの厚さ方向に対して丸太の繊維が斜め方向
に延びるため、その板厚方向の圧縮強度が強くなる 。
更に、丸太の繊維方向に切り取って木レンガを得た場合
に比べ、本発明では木片端部の切り落とし部分が少なく
て済むので、歩留まりが良くなる。
【0011】また、木レンガを敷設した状態において、
複数の木レンガどうしは、連結用のほぞ溝に係合する連
結部材により連結されるので、各木レンガの上面が同一
高さに設定される。その結果、たとえ木レンガが軟弱路
床に敷設されたとしても、隣接する木レンガ間に凹凸が
生ずることがなく、歩行路面としての快適性や安全性が
良好に維持される。また、連結部材は弾性材料より構成
されるので、木レンガに大きな重力負荷が作用しても、
この負荷に対し連結部材の弾性的な変形力により容易に
対応でき、連結部材の長期使用に対する耐久性も向上す
る。
【0012】以下、図面に示す実施例に基づいて本発明
の実施の形態を説明する。図1は本発明に係る木レンガ
を示す斜視図、図2は木レンガの施工状況を示す斜視
図、図3(A)及び(B)は本発明に係る木レンガの加
工方法を示す斜視図、図4及び図5は従来の木レンガを
示す斜視図である。
【0013】
【実施例】尚、本実施例は、複数の表面正方形の木レン
ガを透水性路面に施工したものである 。
【0014】図1及び図2において、1は透水性路面の
表面素材として用いられる木レンガで、 木レンガ1に
は、横方向に延びるほぞ溝2が、木レンガ1の全外周側
面の中間部に形成され、隣り合う木レンガ1、1どうし
は、ほぞ溝2に嵌る硬質ゴム(弾性材料)製の板状連結
部材3あるいは4を介して着脱可能に接合されている。
尚、連結部材3あるいは4の材質は弾性体であれば、板
ばね等の金属又は合成樹脂でも差し支えない。
【0015】上記の木レンガ1を施工するには、次の手
順で行なう。図2に示すように、まず縁木5が固定され
た路床の上に、状況に応じて砂や小石を敷いた後、砂の
クッションレベルを調整する。次に、この上に複数の木
レンガ1を順次位置決めし、連結部材3及び4で連結し
ながら敷設する。その際、木レンガ1の角隅端部が設定
寸法に過不足するときは、木レンガ1の連結個数を加減
するか、木レンガ1の当該箇所を適当形状に切断して敷
設すれ ばよい。すべての木レンガ1を敷設したら、ロ
ーラー等により転圧する。この後、木レンガ1、1どう
しの間に目地砂をはき込むことにより施工が終了する。
【0016】次に、図3によって木レンガ1の木取り順
序を説明する。原木の丸太から木取る際は、先ず、原木
繊維方向に対し斜め方向に平行に切り取ることで、所定
厚さの板状木片とする。次いで、板状木片の平面形状に
おける前後幅方向(図3の前後方向)R両側の対向端部
を、木片の厚さT方向に切り落とす。図3(A)に示す
ように、これにより切り取られた木片11の断面形状
は、繊維方向Lに対し角度θ度(40°〜50°)で交
差する上辺部12a、下辺部12bをもつ平行四辺形と
なる。同様にして、木片11の左右幅方向 (上記の前
後方向Rと直交する左右方向)S方向両側の対向端部
を、木片の厚さT方向に切り落とす。図4(B)に示す
ように、これにより得られた木片11aの縦断面形状
は、 繊維方向Lに対しδ度(90°−θ度)で交差す
る左右辺部13a、13bをもつ長方形となり、これに
よって、上下両面の平面形状が略正方形である木レンガ
1が作製される。 この後、木レンガ1の外側面全周に
渡ってほぞ溝2を形成し、必要に応じて木レンガ1の平
面中央部に固定具挿通用の孔6を設ける(図1参照)。
【0017】このように、木レンガ1の木取りは、原木
の繊維方向に対して斜め方向と平行となるように切断加
工しているので、切り落とし部分が少なくて済む上、木
レンガ1の木口表面における内周と外周との乾燥収縮の
差が小さくなる。また、本実施例は、木レンガ1の板厚
方向に対し繊維が斜めに延びるために、板厚方向に対し
繊維が平行に延びるものに比べて、木レンガ1の板厚方
向の圧縮応力強さが増大する。
【0018】木レンガ1を道路に敷設した状態におい
て、隣接する木レンガ1どうしは、ほぞ溝2に係合する
連結部材3、4により連結されているので、複数の木レ
ンガ1は互いに面一の高さに設置される。したがって、
仮に木レンガ1が軟弱な道路に長期間にわたり敷設され
たとしても、隣接する木レンガ1の間に凹凸が生ずるお
それもなく、道路面における歩行性ないし景観性が良く
なる。また、連結部材3、4は弾性材料より構成されて
いるので、木レンガ1に重い負荷が掛かったときでも、
連結部材3、4の撓み変形作用もしくは弾発的な復元作
用により、重い負荷を速やかに吸収除去することができ
る。しかも、連結部材3、4自体の衝撃力も弾発的に緩
和され、連結部材3、4の荷重耐久性および木レンガ1
の使用寿命が向上する。
【0019】尚、本実施例では、正方形の木レンガを単
体で連結しながら敷設する例を挙げたが 、複数の木レ
ンガを予め組合わせてユニット化しておき、このユニッ
ト単位で敷設施工するものでもよい。また、木レンガを
透水性路面に敷設する透水乾式工法に応用した例を挙げ
たが、コンクリートの上に木レンガを敷設するだけの簡
易な工事に用いても良く、また、硬化前のモルタル上に
レンガブロックを敷設し、その状態で養生固定させるモ
ルタル工法に用いても良い。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、上面の木口年輪により
意匠効果及びスリップ防止効果を損なわないばかりか、
原木の繊維方向に対し斜め方向に切り取って木レンガを
得るので、木レンガの内周と外周との乾燥収縮の差が小
さくなり、木口面における割れの発生を防止することが
できる。しかも、繊維方向と平行に切り取る場合に比べ
て、木取る際に原木の端部切り落とし部分が少なくて済
むので、製材の歩留まりを良くすることができる。更
に、木レンガの板厚方向に対して原木繊維が斜めに延び
るので、板厚方向の圧縮強さを向上させることができ
る。
【0021】また、木レンガの側面にほぞ溝を設け、隣
接する木レンガどうしを、ほぞ溝に係合する連結部材に
より連結することによって、道路に設置した状態の複数
の木レンガを常に面一に設定することができ、以って道
路上における歩行性を高めることができる。さらに、連
結部材を弾性材料より構成したので、木レンガに作用す
る荷重を弾性的に吸収除去できると共に、連結部材の使
用耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る木レンガを示す斜視図である。
【図2】本発明に係る木レンガの施工状況を示す斜視図
である。
【図3】(A)及び(B)は本発明に係る木レンガの加
工方法を示す斜視図である。
【図4】従来の木レンガを示す斜視図である。
【図5】従来の木レンガを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 木レンガ 2 ほぞ溝 3 連結部材(硬質ゴム) 4 連結部材(硬質ゴム) 5 縁木 6 固定具挿通用の孔 11 木片 11a木片 12a上辺部 12b下辺部 13a左辺部 13b右辺部 21 従来の木レンガ 21a割れ(クラック) 31 従来の木レンガ 32 ほぞ溝 33 連結用の金具

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に年輪が露出するように路床に敷設
    される木レンガであって、該木レンガの木取りは、原木
    の繊維方向に対して斜めに交差する傾斜方向と平行に切
    り取って、所定の厚さの木片を得ると共に、該木片の端
    部を該木片の厚さ方向に切り落とすことで、その平面形
    状を角形に形成したことを特徴とする路面用木レンガ。
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