JP3234903U - 靴底消毒装置 - Google Patents

Abstract

【課題】取りつけやすく、簡単に移動できる靴底消毒装置を提供する。【解決手段】少なくとも１つの本体のそれぞれが、感知部２１０と、 複数のノズル２２１を備え、吐出部２２０の一部が本体の表面から複数のノズルを内向きに設けた吐出部と、本体に設けられ、複数のノズルと連通する複数の第１枝管ｓ１と、複数の第１枝管と連通する少なくとも１つの第２枝管ｓ２と、を備える少なくとも１つの本体と、内部空洞部３１０と、内部空洞部と連通する作動部３２０と、作動部に電気的に接続され、感知部への信号接続をする受信部３３０と、を設け、第１主管を介して少なくとも１つの第２枝管と連通する収容構造３００と、を含む。【選択図】図１

Description

本考案は、消毒装置に関し、特に、靴底に適用される靴底消毒装置に関する。

従来、人体の洗浄及び／又は消毒を実現する主な目的は、ウイルス及び／又は細菌が人体の表皮への付着を通じて直接或いは間接的に体内に侵入するのを防ぐことである（大腸菌、黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌などの一般的なもの）。

手の様々な動きに対する人体の高い依存性（例えば、押圧、拾い上げ等の接触行動）に鑑み、手に残存及び／又は存在している細菌或いはウイルスについての様々な調査、研究又は予防・治療は、長い期間注目され、例えば、多くの公共の場所（例えば、大型展示場 医療機関、百貨店等）には、感知噴射又は手押しを介してアルコール及び／又は消毒液を供給できる装置（例えば、自動スプレー器、手押しスプレー器等）が設けられ、手の洗浄及び／又は消毒のため、人間の手の高さのモード値に基づいて、これら装置を人々の視界に設ける。また例えば、アルコール又は消毒液を含有する携帯用物体（例えば、密閉型ウェットティッシュ、携帯除菌スプレー等）を使用して随時自分の手を洗浄又は消毒することを選択する人もいる。

実際、人体は、手と同じくらい足を使用する。両者間の唯一の相違点は、多くの人々の足が環境にさらされることなく靴に包まれていることである。しかしながら、地面に残存又は存在している細菌或いはウイルスは、靴底に付着していた場合、無意識に持ち運ばれることで家庭に衛生上の懸念を引き起こす可能性があり、例えば、家の床に落ちた細菌或いはウイルスが手を経由して人体に侵入することである。手の清潔さの維持は重視するが、足（靴底）による間接的な持ち運びを無視する人々の慣性に基づいて、足部（靴底）の清掃に関連する従来の装置の多くがクリーンルーム、無菌室等といった清浄要件の高い空間内にのみ設けられ、公共の場所（例えば、百貨店等）では非常に稀である。

具体的には、地下に埋設された固定パイプラインを介してアルコール及び／又は消毒液を装置表面に「自動的に輸送」して靴底を消毒するため、前記足部（靴底）消毒装置は実際のニーズに応じて機動的に対応できるのではなく、通常、地面に直接固設されるか、又は一体的に形成されるため、公共の場所或いは室内空間（居住空間又はオフィス空間）で施工できない場合（地面の再舗装）、前記装置を用いて足部（靴底）洗浄或いは消毒の効果を奏することができなかった。

上記をまとめると、健康教育の知識の普及に伴い、人々は自分の居住環境或いは公共の場所の清潔さを更に重視することから関連のニーズを生み出し、従来技術の機動性を改善することが期待される。

本考案の目的は、構造が取り付けやすく、簡単に移動できる靴底消毒装置を提供することである。

上記目的を達成するため、本考案は、主に少なくとも１つの本体と、収容構造と、を含み、一方で、前記少なくとも１つの本体のそれぞれは感知部と、吐出部と、複数の第１枝管と、少なくとも１つの第２枝管と、を備え、前記複数の第１枝管は前記少なくとも１つの第２枝管と接続し、前記吐出部は複数のノズルと、各ノズルと連通する複数の第１枝管と、を含み、前記複数のノズルは前記少なくとも１つの本体の表面陥凹部に各々設けられる。もう一方で、収容構造は、第１主管を介して前記少なくとも１つの第２枝管と連通し、内部空洞部、作動部及び受信部を備え、前記内部空洞部は前記作動部と連通し、前記受信部は前記作動部に電気的に接続され、前記感知部への信号接続をする。上記のように、前記本体の数が複数である場合、本考案は任意の２つの前記本体に接続するための少なくとも１つの第２主管をさらに備え、かつ前記複数の本体のうちの少なくとも１つは前記第１主管を介して前記収容構造と接続する。本考案によって提供される靴底消毒装置の様々な構造的特徴又は構成に関しては、以下の実施例において説明する。このため、上記の説明は本考案の概要のみであり、その目的は、本考案のクリティカルな或いは重要な構成要素を１つずつ列挙することではなく、これによって本考案の実用新案登録請求の範囲を限定することではない。

本考案の靴底消毒装置の概略図である。 本考案の靴底消毒装置の部分的な構造概略図である。

以下、本考案の図面を参照して、本考案の実施例中の技術的手段を詳細に説明するが、説明する実施例は、本考案の一部の実施例であり、全ての実施例でないことは言うまでもない。本考案中の実施例に基づいて、当業者が理解し得る全ての他の実施例のいずれも本考案の保護範囲に属する。

本考案の技術的特徴及びその機能や効果を詳細に理解し、考案内容に基づいて実現できるようにするため、さらに図面で開示される具体的な実施例を参照しつつ以下に説明する。

図１に示すように、本考案の靴底消毒装置１０は、主に本体２００と、収容構造３００と、を備え、本体２００と収容構造３００との間は第１主管Ｍ１で接続され、本体２００は感知部２１０と、吐出部２２０と、複数の第１枝管ｓ１と、第２枝管ｓ２と、を備え、吐出部２２０に複数のノズル２２１が設けられる。収容構造３００は、内部空洞部３１０と、受信部３３０と、作動部３２０と、を備える。本実施例において、感知部２１０は、吐出部２２０の下に設けられ、内部空洞部３１０は作動部３２０と連通し、受信部３３０は各々感知部２１０及び作動部３２０への信号接続をする。本実施例において、受信部３３０と感知部２１０との間の信号接続は、有線（図示せず）又は無線の方式で接続でき、本考案は限定されない。その他の実施例において、前記感知部２１０は、また、吐出部の中又は上に配置されることができ、本考案は限定されないことに言及する価値がある。感知部２１０は、吐出部２２０の状態を検出し、前記状態に基づいて信号を送信するかどうかを判断するために用いられ、吐出部２２０は第１枝管ｓ１を介して第２枝管ｓ２に接続され、前記第２枝管ｓ２を通じて第１主管Ｍ１と連通する。内部空洞部３１０は、吐出準備液体を充填するために用いられ、受信部３３０は信号に基づいて内部空洞部３１０から前記液体を吸引するかどうかを判断することができる。作動部３２０は、液体の吸引を実行するために用いられる。感知部２１０は、第１信号を収容構造３００に送信した場合、吐出部２２０が前記ノズル２２１を通じて前記液体を本体２００の外部にスプレーすることで、靴底の洗浄及び／又は消毒の効果を奏する。ここで、前記液体とは、アルコール、消毒液等の液体を意味し、その他の実施例において、前記液体も洗浄或いは消毒効果を有する水溶液又は揮発性液体であり得る。

図１に示すように、前記感知部２１０は、センサー２１１を備え、センサー２１１を介して、吐出部２２０の被消毒物体の存在の有無を確認するため、受信部３３０はセンサー２１１の感知信号に基づいて作動部３２０の動作を制御できる。好ましくは、センサー２１１は、赤外線センサーであり得、前記被消毒物体は靴体であり得るが、これに限定されるものではなく、場合によっては素足等であってもよい。前記センサー２１１はまた、超音波センサー、モーションセンサー或いはその他のセンサーであり得るし、あらかじめ設定された検出ターゲット（例えば、光、温度等）によってのみ調整することができる。前記センサー２１１は、異なる位置（例えば、吐出部の中或いは上）に必要なセンサー２１１の数を調整するため、感知部２１０に合わせて設計されることを理解されたい。

前記本体２００は、吐出部２２０と接続したステッピング部２３０をさらに備え、実際の適用において、センサー２１１が前記被消毒物体の存在の有無を感知する時検出されないか、又は異常になるのを防ぐため、ステッピング部２３０は感知部２１０の検出品質を干渉しない透明／不透明な平坦層を用いることができる。例えば、図１に示すように、この実施例において、吐出部２２０の一部は、本体２００の表面から内向きに内側壁を形成し、前記ステッピング部２３０は前記内側壁に貼着された下縁延出部を備え、ノズル２２１は内側壁の表面まで貫通し、液体を本体２００外部にあるステッピング部２３０にスプレーする。なお、センサー２１１の検出位置に対応するステッピング部２３０の認識可能性をさらに向上させるため、ステッピング部２３０を前記内側壁の上縁延出部に位置合わせし、かつ、押し当てるように変更され得る。この時、前記上縁延伸部自体の構造を介し、ノズル２２１がこれに応じて変形して液体をステッピング部２３０の下部に確実にスプレーすることができることで、ステッピング部２３０は検出された時、ノズル２２１と区別できることから検出品質を効果的に向上させる。

別の実施例において、前記ステッピング部２３０の表面に装飾部２３１を事前設置／事後設置でき、前記装飾部２３１は、平面パターン、立体パターン、凹凸パターン又はこれらの組み合わせとして設計され得、複数の穴パターンの集合であってもよく、特に限定されない。実際、装飾部２３１が前述のパターンのわずかな変化、例えば、２次元又は３次元の構造の切り換えも本考案が主張する範囲に含まれる。この時、装飾部２３１は、感知部２１０の検出品質への干渉を避けるため、薄い物と同一／類似の材料を選択して作製できる。詳細には、前記装飾部２３１が立体パターンの場合、通常ステッピング部２３０表面に予めエッチングするか、或いは事後貼り付けることで、前記表面に複数の隆起した第１領域（図示せず）及び第１領域に対して凹んだ第２領域（図示せず）を形成し、ここで第１領域と第２領域との間の距離、幅、深さ等の構造詳細は、感知部２１０の検出角度に従い決定できるものとするが、本考案では限定されない。

本実施例において前記ノズル２２１は、ほぼ円形を呈し、内部空洞部３１０に格納されていた吐出準備液体を本体２００から物体（例えば、靴）の対面側にスプレーさせる。詳細には、ノズル２２１の開口部は、円形或いは扁平状を呈する時、半径又は幅が実際のニーズに応じて設計できる。また、別の実施例において、前記ノズル２２１は噴霧ノズルであり、液体が噴霧状態で噴霧されるため、物体（例えば、靴）の底面は液体微粒子、液滴の表面層で覆われて洗浄及び／又は消毒される。

図１を引き続き参照すると、図１では、受信部３３０は受信機３３１を備え、受信機３３１及びセンサー２２１が同一或いは類似の特性を持つマッチング要素として設計されるものを用いることができる。例えば、センサー２２１及び受信機３３１は、マッチングされた送信回路と受信回路及び／又はマッチングされたフィルタを有し得、ほぼ同一／類似の回路及び／又はフィルタリング特性を持ち、無線或いは有線（図示せず）の方式で感知信号を受信及び／又は送信する。受信部３３０は、受信機３３１内の信号に基づいて液体を吸引するかどうかを判断する。具体的な実施例において、受信機３３１内の信号がプリセット閾値より高い場合、受信部３３０は作動部３２０に液体を吸引するよう指示し、受信機３３１内の信号がプリセット閾値より低い場合、受信部３３０は作動部３２０に指示を与えない。

さらに図１及び図２を一緒に参照すると、図２は、本考案の靴底消毒装置１０の部分的な構造概略図である。図２に示すように、各ノズル２２１は、第１枝管ｓ１の外向き開口部に設けられ、第１枝管ｓ１と接続するか、又は一体的に形成され、作動部３２０が起動した時、前記液体が第１枝管ｓ１及び第２枝管ｓ２を経由してノズル２２１に導かれ、物体（例えば、靴）の底面にスプレーする。詳細には、本体２００が収容構造３００に組み付けられた時（図１）、吸い上げ管Ｄが収容構造３００の内部に設けられ、内部空洞部３１０に延入することができ、一端の開口部を前記液体に浸漬する。この時、吸い上げ管Ｄの他端の開口部は、前記第１主管Ｍ１に連通するように作動部３２０内に設けられ、吸い上げ管Ｄを通じてノズル２２１に液体を排出させることができる。一実施例では、吸い上げ管Ｄには定量の液体を供給するための、閉鎖弁（図示せず）がさらに設けられ、前記液体が第１枝管ｓ１及び第２枝管ｓ２に飽和するまで充填された場合、閉鎖弁（図示せず）が作動して吸い上げ管Ｄの内部空洞部３１０に浸漬された端の開口部を閉じ、液体の出力を停止する。別の実施例において、液体が駆動されて第１主管Ｍ１に向かって移動する時に抵抗を提供することで、第１枝管ｓ１及び第２枝管ｓ２が飽和した時液体の出力を停止するため、前記閉鎖弁（図示せず）も吸い上げ管Ｄの配管に設けられることができる。ここで、第１枝管ｓ１と第２枝管ｓ２との間は、様々に適した構成を含み得、例えば、多対１、１対１の接合構成の組み合わせを含み得るか、或いは一体成形構造を形成し得る。

図１に示す実施例において、前記収容構造３００は、筐体３４０と、電源３５０と、をさらに含み、筐体３４０が収容構造３００に設けられた内部空洞部３１０を画定し、電源３５０が駆動電力を作動部３２０に供給するため、作動部３２０に電気的に接続される。本実施例において、前記電源３５０は、作動部３２０に外付けされるものとするが、これにより本考案を限定するものでなく、作動部３２０に内蔵することもできる。なお、電源３５０は、作動部３２０の受電状態を自動的に切り替えるため、切替器（図示せず）に接続（内蔵又は外付け）することができ、例えば、前記切替器を手動でオン／オフにするか、或いは遠隔でオン／オフにして、電源３５０のオンとオフの状態を切り替える。或いは電源３５０は、予備電源３５０（図示せず）と電気的に接続し、予備電源との切り替えを通じて作動部３２０の電力供給を維持することができる。

本実施例において、作動部３２０は圧力ポンプとして設計されていることに言及する価値がある。具体的には、内部空洞部３１０からノズル２２１（圧力ポンプの圧力を介して）に流れる液体は、圧力ポンプの関連パラメータ（例えば、圧力値）の変更を通じてそれ自体の流速を調整できる。作動部３２０は、収容構造３００の調整設計によりエアーポンプ、ウォーターポンプ又は液体を吸引できるポンプであり得る。

さらに、前記収容構造３００は、バリア３６０をさらに備え、バリア３６０と筐体３４０が前記内部空洞部３１０を共同で画定し、内部空洞部３１０と前記作動部３２０を仕切ることができるため、本考案の収容構造３００が組み立てられた後、図１に示すように、吸い上げ管Ｄがバリア３６０を貫通し、一端の開口部を液体に浸漬し、前記液体を吸い上げることができる。ここで、前記バリア３６０の数は、１つであるが、その他の実施例において、バリア３６０の数が２つ又は２つ以上にすることもできるが、本考案では限定されない。

本考案の靴底消毒装置１０の本体２００が複数である場合、複数の本体２００のうちの少なくとも１つは、前記収容構造３００の第１主管Ｍ１と連通でき、複数の本体２００の間が第２主管Ｍ２を介して互いに結合して液体が第２主管Ｍ２を経由して各本体２００の第２枝管ｓ２に流れて、各本体２００のノズル２２１に押し込んで本体２００の外部にスプレーできるようにさせる。一実施例では、各本体２００は、液体が通過できるように第２主管Ｍ２と接続し、第２主管Ｍ２が逆止弁（図示せず）で液体が本体２００から次の本体２００に流入することを可能にするが、液体が前記次の本体２００から前記本体２００に逆流することを阻止する。第２主管Ｍ２は、通常の状況においてバルブ付き配管であり得る。各本体２００及び収容構造３００の基本的な動作原理は、前述の方法で実施される。

ただし、上記は本考案の好ましい実施例に過ぎず、本考案の実施範囲は、このような実施形態に限定されるものではなく、すなわち、本考案の実用新案登録請求の範囲及び明細書の内容に従って行われる簡単な変更や修正を加えたものは、本考案の保護範囲内にある。

１０ 靴底消毒装置
２００ 本体
２１０ 感知部
２１１ センサー
２２０ 吐出部
２２１ ノズル
２３０ ステッピング部
２３１ 装飾部
３００ 収容構造
３１０ 内部空洞部
３２０ 作動部
３３０ 受信部
３３１ 受信機
３４０ 筐体
３５０ 電源
３６０ バリア
ｓ１ 第１枝管
ｓ２ 第２枝管
Ｄ 吸い上げ管
Ｍ１ 第１主管
Ｍ２ 第２主管

Claims (10)

1. 靴底消毒装置であって、
   少なくとも１つの本体のそれぞれが、感知部と、 複数のノズルを備え、吐出部の一部が少なくとも１つの本体の表面から前記複数のノズルを内向きに設けた吐出部と、少なくとも１つの本体に設けられ、前記複数のノズルと連通する複数の第１枝管と、前記複数の第１枝管と連通する少なくとも１つの第２枝管と、を備える少なくとも１つの本体と、
   内部空洞部と、前記内部空洞部と連通する作動部と、前記作動部に電気的に接続され、前記感知部への信号接続をする受信部と、を設け、第１主管を介して前記少なくとも１つの第２枝管と連通する収容構造と、
   を含む靴底消毒装置。
2. 前記少なくとも１つの本体は、少なくとも１つのステッピング部をさらに備え、前記少なくとも１つのステッピング部は前記吐出部と接続し、任意選択で前記感知部と接触することができる、請求項１に記載の靴底消毒装置。
3. 前記収容構造は、前記内部空洞部の外表面を画定するための筐体と、前記作動部に電気的に接続される電源と、をさらに備える、請求項１に記載の靴底消毒装置。
4. 前記複数のノズルは、噴霧ノズルである、請求項１に記載の靴底消毒装置。
5. 前記感知部は、センサーを有し、前記センサーが赤外線センサー、超音波センサー又はレーザセンサーである、請求項１に記載の靴底消毒装置。
6. 前記少なくとも１つのステッピング部は、薄形体である、請求項２に記載の靴底消毒装置。
7. 前記少なくとも１つのステッピング部の外向き表面に装飾部が設けられ、前記装飾部は平面パターン、立体パターン、凹凸パターン又はこれらの組み合わせである、請求項２に記載の靴底消毒装置。
8. 前記収容構造は、前記筐体と前記内部空洞部を共同で画定して前記作動部と仕切るためのバリアと、前記少なくとも１つのバリアを貫通して前記内部空洞部までに延在して前記内部空洞部と前記作動部との間の相互連通を形成するための吸い上げ管と、をさらに含む、請求項３に記載の靴底消毒装置。
9. 前記作動部は、圧力ポンプである、請求項３に記載の靴底消毒装置。
10. 前記本体が複数である場合、少なくとも１つの第２主管を介して互いに接続し、複数の本体のうちの少なくとも１つを前記収容構造に接続する、請求項１に記載の靴底消毒装置。

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