JP3234818U - 装飾具 - Google Patents

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喜一 山内
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株式会社タカハシパール
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Abstract

【課題】突起部が比較的大きく、突起部を削り取って使用することが難しい変形真珠を、突起部を削り取ることなく利用できる装飾具を提供する。【解決手段】珠部の一部に養殖過程で生成された突起部3を有する複数の変形真珠1が糸状体によって繋がれた装飾具50であって、変形真珠は、珠部2から突出する突起部の高さ寸法が珠部の直径寸法に対して40%乃至120%の寸法で形成されており、突起部は、糸状体を通す貫通孔を有しており、貫通孔に糸状体を通して複数の変形真珠の突起部を繋いで、突起部が隣接する突起部と略接触するように変形真珠を繋いでいる。【選択図】図5

Description

本考案は、変形真珠を用いたネックレス、ブレスレット等の装飾具に関する。
従来、アコヤ貝を母貝として養殖された真珠は、母貝から取り出された後に、所定の研磨や水洗い等の処理を経て装飾具に利用される。真珠は、品質に応じて上級珠とスソ珠(この明細書及び実用新案登録請求の範囲の書類中では「変形真珠」という)とに分類される。変形真珠は、養殖過程において珠部の一部に突起部が生成されたものである。変形真珠は、突起部を削り取って装飾具の一部に使用する場合や、突起部を装飾金具等で隠して装飾具に使用される場合などがある。
この種の先行技術として、変形真珠の珠部に挿通孔を設け、この挿通孔に糸状体を通して環状に繋いだ装飾具がある(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3122969号公報
しかし、上記突起部を有する変形真珠は、真珠の全生産量に対して比較的多い。このため、変形真珠を装飾具として有効に利用できる更なる手法が望まれている。
そこで、本考案者は、突起部が比較的大きく、突起部を削り取って使用することが難しい変形真珠を、突起部を削り取ることなく利用できる装飾具を考えた。
本考案に係る装飾具は、珠部の一部に養殖過程で生成された突起部を有する複数の変形真珠が糸状体によって繋がれた装飾具であって、前記変形真珠は、前記珠部から突出する前記突起部の高さ寸法が前記珠部の直径寸法に対して40%乃至120%の寸法で形成されており、前記突起部は、前記糸状体を通す貫通孔を有しており、前記貫通孔に前記糸状体を通して複数の前記変形真珠の前記突起部を繋いで、当該突起部が隣接する当該突起部と略接触するように前記変形真珠を繋いでいる。この明細書及び実用新案登録請求の範囲の書類中における「略接触する」は、糸状体に通した変形真珠の突起部が、常時、隣接する変形真珠の突起部に接触している状態のみではなく、糸状体によって繋げられた変形真珠の偏り等によって、突起部が隣接する変形真珠の突起部から僅かに離間する状態も含む。また、「糸状体」は、ワイヤ、糸、紐などを含む。
この構成により、珠部から突出した突起部を糸状体で繋げられた変形真珠は、糸状体の周囲に珠部が位置して房状にまとまり、変形真珠の珠部が密集した装飾具を構成することができる。これにより、斬新なデザインの変形真珠を用いたネックレス、ブレスレット等の装飾具を提供することができる。
また、前記貫通孔は、前記突起部の基部に設けられていてもよい。このように構成すれば、突起部の比較的強度の高い部分に貫通孔を設けて突起部の強度を保つことができる。
また、前記糸状体に前記突起部の貫通孔を通した前記変形真珠は、前記珠部が前記糸状体を囲うように配置されていてもよい。このように構成すれば、糸状体の周囲に密集した珠部で突起部が見えにくくなり、珠部が密集した斬新なデザインの装飾具とすることができる。
本考案によれば、突起部を有する変形真珠を利用して、斬新なデザインの装飾具を得ることが可能となる。
図1は、本考案の一実施形態に係る装飾具に用いる変形真珠の一例を示す正面図である。 図2は、図1に示す変形真珠の貫通孔に糸状体を通している状態を示す斜視図である。 図3は、図2に示す状態から変形真珠の突起部が隣接する変形真珠の突起部と略接触するように連ねた状態を示す斜視図である。 図4は、図3に示すIV矢視の拡大図である。 図5は、図3に示すように変形真珠の貫通孔に糸状体を通して完成させた装飾具を示す正面図である。 図6は、図5に示す装飾具とは異なる例の装飾具を示す正面図である。
以下、本考案の一実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、装飾具50の一例としてネックレスを例に説明する。また、以下の実施形態において図示する変形真珠1は、作図上同様の形態の変形真珠1を用いて説明するが、変形真珠1は自然界において突起部3が形成されるため形態は様々であり、1つの装飾具50は様々な形態の変形真珠1を用いて製作される。
(変形真珠の構成)
図1は、一実施形態に係る装飾具50に用いる変形真珠1の一例を示す正面図である。なお、図1は、変形真珠1の突起部3を概略的に記載している。
この実施形態の変形真珠1は、核を有する略球状の珠部2と、珠部2の一部から突出する突起部3とを有する。変形真珠1としては、突起部3の高さ寸法Tが、珠部2の直径寸法Dに対して40%乃至120%の寸法で形成されたものを用いることができる。例えば、珠部2の直径寸法Dが8mmの場合、突起部3の高さ寸法Tが3.2mm乃至9.6mmの変形真珠1を用いることができる。変形真珠1は、突起部3の高さ寸法Tがこの範囲のものを用いることで、後述するように突起部3の貫通孔10に糸状体20を通したときに、糸状体を囲うように珠部2を配置しやすくできる。
なお、変形真珠1は、養殖過程における自然界で突起部3が形成されるため、突起部3の形状、大きさは個々の変形真珠1によって異なっており、図示する変形真珠1はその一例である。珠部2の直径寸法Dに対する突起部3の高さ寸法Tは、一定ではない。
このような変形真珠1の突起部3に、貫通孔10が設けられている。貫通孔10は、糸状体(例えば、ワイヤ)を通すための細い孔である。貫通孔10は、突起部3の基部に設けることで、突起部3の比較的強度の高い部分に貫通孔10を設けて突起部3の強度を保つことができる。なお、貫通孔10を設ける位置は、突起部3の付け根の部分でも、より先端側でもよく、この実施形態に限定されるものではない。
(変形真珠を繋いだ状態)
図2は、図1に示す変形真珠1の貫通孔10に糸状体20を通している状態を示す斜視図である。図3は、図2に示す状態から変形真珠1の突起部3が隣接する変形真珠1の突起部3と略接触するように連ねた状態を示す斜視図である。図4は、図3に示すIV矢視の拡大図である。
図2に示すように、突起部3に貫通孔10が設けられた変形真珠1は、貫通孔10に糸状体20が通される。そして、図3に示すように、複数の変形真珠1の突起部3が隣接する変形真珠1の突起部3と略接触するように繋がれる。糸状体20は、変形真珠1を繋ぐためのワイヤ、糸、紐等を用いることができる。複数の変形真珠1は、所定長さになるまで糸状体20に通される。
図4に示すように、この実施形態では、変形真珠1の突起部3を繋ぐときに、珠部2が糸状体20を囲うように突起部3を繋いでいる。これにより、糸状体20の周囲に密集した珠部2で突起部3が見えにくくなり、珠部2が密集した斬新なデザインの装飾具50(図5)とすることができる。
変形真珠1は、突起部3に形成した貫通孔10に糸状体20を通して繋げられる。このとき、突起部3が隣接する変形真珠1の突起部3と略接触するように、高密度に変形真珠1を繋げることが好ましい。このような構成とすることにより、図4に示すように、両隣の変形真珠1の隙間に様々な角度で突起部3が入り込み、装飾具50の表面から突起部3が突出して露出することがなく、滑らかな印象を与えることができる。しかも、糸状体20を通した突起部3の周囲に珠部2が配置されるため、被服や人体が触れても突起部3に引っ掛かるおそれもない。
また、装飾具50としては、方向性や規則性の無い状態で変形真珠1が配列するので、ランダムな美観を起こさせるとともに、変形真珠1が房状に密集して、ボリューム感のある豪華な印象を与えることができる。さらに、突起部3の形状や大きさが様々であるため、変形真珠1の配列が一層不規則になって、装飾具50全体として斬新な美観を起こさせることができる。
(装飾具の構成)
図5は、図3に示すように変形真珠1の貫通孔10に糸状体20を通して完成させた装飾具50を示す正面図である。この実施形態の装飾具50は、突起部3を有する多数の変形真珠1を糸状体20によって環状に繋いだネックレスである。この実施形態の装飾具50は、珠部2の直径寸法Dに対して突起部3の高さ寸法Tが同様の比率で、同様の色の変形真珠1が用いられている。装飾具50は、多数の変形真珠1を繋いだ糸状体20の端部に装着金具30が設けられている。装着金具30は、一般的な装飾具50に用いられている物を用いることができる。このため、装着金具30の詳細な説明は省略する。
図示するように、糸状体20に突起部の貫通孔10を通した変形真珠1は、方向性や規則性の無い状態で変形真珠1が連なった状態となるので、ランダムな美観を起こさせるとともに、変形真珠1が房状に密集して、ボリューム感のある豪華な印象を与えることができる。さらに、変形真珠1は突起部3の形状や大きさが様々であるため、変形真珠1の連なりが一層不規則になって、全体として斬新な美観を起こさせることができる。また、突起部3の貫通孔10に通した糸状体20を珠部2で囲うことで、突起部3が珠部2に隠れて見えにくくなり、より一層高密度な印象を与えることができる。
(その他の装飾具)
図6は、図5に示す装飾具50とは異なる例の装飾具60を示す正面図である。この例は、図5に示す装飾具50の一部を異ならせた変形例である。図示するように、装飾具60は、環状の装飾具50の下半分が変形真珠1で、上半分がワイヤ61となっている。この装飾具60によれば、全体が変形真珠1で形成された装飾具50とは異なった斬新な美観を起こさせることができる。装飾具60は、下半分を変形真珠1としているが、下方の1/3が変形真珠1とすることも、全体の2/3を変形真珠1とすることも可能であり、変形真珠1を用いる部分はこの実施形態に限定されるものではない。また、ワイヤ61をチェーンとすることもできる。
以上のように、本考案よれば、養殖過程で生成された突起部3を有する変形真珠1を、突起部3を削り取ることなくそのままの状態で装飾具50に利用できるため、材料費が安価で、装飾性の高い装飾具50を提供することが可能となる。
しかも、従来、突起部3を有することで下級品として扱われていた「スソ珠」を有効利用できるため、安価な変形真珠1の付加価値を高めることが可能となる。
なお、装飾具50は上記した実施形態に限定されるものではない。例えば、変形真珠1を小さな円環状に繋げて一まとめにしたネックレストップ、イヤリング、ブレスレット等に構成してもよい。
また、上記した実施形態では、珠部2がほぼ同一の直径寸法Dの変形真珠1を用いた例を説明したが、珠部2の直径寸法Dを異ならせることも可能であり、一様に同一径の珠部2を用いた装飾具50に限られない。
また、上記した実施形態は一例を示しており、本考案の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本考案は上記した実施形態に限定されるものではない。
1 変形真珠
2 珠部
3 突起部
10 貫通孔
20 糸状体(ワイヤ)
30 装着金具
50 ネックレス(装飾具)
60 ネックレス(装飾具)
D 直径寸法
T 高さ寸法

Claims (3)

  1. 珠部の一部に養殖過程で生成された突起部を有する複数の変形真珠が糸状体によって繋がれた装飾具であって、
    前記変形真珠は、前記珠部から突出する前記突起部の高さ寸法が前記珠部の直径寸法に対して40%乃至120%の寸法で形成されており、
    前記突起部は、前記糸状体を通す貫通孔を有しており、
    前記貫通孔に前記糸状体を通して複数の前記変形真珠の前記突起部を繋いで、当該突起部が隣接する当該突起部と略接触するように前記変形真珠を繋いでいる、装飾具。
  2. 前記貫通孔は、前記突起部の基部に設けられている、請求項1に記載の装飾具。
  3. 前記糸状体に前記突起部の貫通孔を通した前記変形真珠は、前記珠部が前記糸状体を囲うように配置されている、請求項1又は2に記載の装飾具。
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