JP3234243U - 冷風扇風機 - Google Patents

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Abstract

【課題】より冷却効果を高めることができる冷風扇風機を提供する。【解決手段】保冷具3により冷却された空気を送風する冷風扇風機1は、保冷具を収容するとともに、この保冷具の周囲に配置された冷却路121を有するケース10と、冷却路を通過した空気を外部へ放出する送風ファン11と、を備える。冷却路は、ケースのケース本体12の上部側に設けられ、外部から空気を取り込む吸気口124と、吸気口に流入した空気をケース本体の底面側まで導く冷却往路125と、冷却往路によってケース本体の底面側まで導かれた空気をケース本体の上部側まで導く少なくとも一つの冷却復路126と、を有する。送風ファンは、冷却復路から放出された空気を外部へ放出する。【選択図】図3

Description

本考案は、保冷具により冷却された空気を送風する冷風扇風機に関する。
従来、空調設備より省電力かつ経済的で、扇風機より効果的に冷却できる冷風扇風機が知られている。冷風扇風機は、水、氷、アイスパック等の吸熱体または冷却剤を内蔵した保冷具により冷却された空気を送風機により送風する。
例えば、特許文献1には、送風機と、送風機の風下に設置された冷却材スタンドと、冷却材スタンドを収容するとともに、送風機側に設けられた吸気口および冷却材スタンドを介して吸気口の反対側に設けられた排気口を有するケースと、備えた冷風扇風機が開示されている。この冷風扇風機によれば、送風機によって、空気がケースの吸気口からケース内に送り込まれ、冷却スタンドに保持された冷却材(保冷具)により冷却される。その後、冷却材により冷却された空気がケースの排気口から外部へ放出される。
実用新案登録第3170702号公報
しかしながら、特許文献1に記載の冷風扇風機は、送風機によって、強制的に、空気をケースの吸気口に流入させて冷却スタンドに保持された冷却材の付近を通過させ、ケースの排気口から外部へ放出する。このため、空気がケースの吸気口に流入してからケースの排気口から排出されるまでのケース内での滞在時間が短く、ケース内の空気を冷却材で十分に冷却することができない。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、より冷却効果を高めることができる冷風扇風機を提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案の第1の態様では、ケースに収容された保冷具の周囲に冷却路を配置し、冷却路を通過した空気を送風機により外部へ放出する。冷却路は、ケースの上部側に設けられ、外部から空気を取り込む吸気口と、この吸気口に流入した空気をケースの底面側まで導く冷却往路と、冷却往路によってケースの底面側まで導かれた空気をケースの上部側まで導く少なくとも一つの冷却復路と、を有する。
例えば、本考案の第1の態様は、
保冷具により冷却された空気を送風する冷風扇風機であって、
前記保冷具を収容するとともに、収容された前記保冷具の周囲に配置された冷却路を有するケースと、
前記冷却路を通過した空気を外部へ放出する送風機と、を備え、
前記冷却路は、
前記ケースの上部側に設けられ、外部から空気を取り込む吸気口と、
前記吸気口に流入した空気を前記ケースの底面側まで導く冷却往路と、
前記冷却往路によって前記ケースの底面側まで導かれた空気を前記ケースの上部側まで導く少なくとも一つの冷却復路と、を有し、
前記送風機は、
前記冷却復路から放出された空気を外部へ放出する。
また、本考案の第2の態様では、厚さ方向に並べて収容された複数の保冷具各々の周囲に冷却路を配置し、冷却路を通過した空気を送風機により外部へ放出する。冷却路は、保冷具の周囲に沿ってケース内の互いに対向する一方の壁面側から他方の壁面側に向けて空気を導く冷却往路と、保冷具の周囲に沿ってケース内の互いに対向する他方の壁面側から一方の壁面側に向けて空気を導く冷却復路とが、保冷具の並び方向に交互に配置されて隣接する冷却往路および冷却復路間が接続され、ケースの側面の吸気口から、最も上流側に配置された冷却往路の吸気側に外部の空気を取り込む。
例えば、本考案の第2の態様は、
複数の保冷具により冷却された空気を送風する冷風扇風機であって、
前記複数の保冷具を厚さ方向に並べて収容するとともに、収容された前記複数の保冷具各々の周囲に配置された冷却路を有するケースと、
前記冷却路を通過した空気を外部へ放出する送風機と、を備え、
前記冷却路は、
前記保冷具の周囲に沿って前記ケース内の互いに対向する一方の壁面側から他方の壁面側に向けて空気を導く冷却往路と、前記保冷具の周囲に沿って前記他方の壁面側から前記一方の壁面側に向けて空気を導く冷却復路とが、前記保冷具の並び方向に交互に配置されて、隣接する前記冷却往路および前記冷却復路間が接続され、
最も上流側に配置された前記冷却往路の吸気側に位置する前記ケースの側面に、外部から空気を取り込む吸気口を有し、
前記送風機は、
最も下流側に配置された前記冷却往路あるいは前記冷却復路から放出された空気を外部へ放出する。
なお、本考案の各態様において、冷却往路および冷却復路の少なくとも一方に、金属製のメッシュ構造体を配置してもよい。また、冷却往路および冷却復路を、ポリウレタンフォーム材を用いて形成してもよい。
本考案の第一の態様では、ケースに収容された保冷具の周囲に配置された冷却路を、ケースの上下方向に空気が往復するように配置することにより、この冷却路をケースの高さより長くすることができるので、冷却路を通過する空気を十分に冷却して送風機により外部へ放出することができる。また、本考案の第二の態様では、厚さ方向に並べて収容された複数の保冷具各々の周囲に配置された冷却路がケース内の互いに対向する壁面間を複数回往復することにより、この冷却路をケースの幅より長くすることができるので、冷却路を通過する空気を十分に冷却して送風機により外部へ放出することができる。このように、本考案によれば、冷風扇風機の冷却効果をより高めることができる。
図1(A)、図1(B)、および図1(C)は、本考案の第一実施の形態に係る冷風扇風機1の正面図、側面図、および背面図である。 図2(A)は、図1(A)に示す冷風扇風機1のA−A断面図であり、図2(B)は、図2(A)に示す冷風扇風機1から送風ファン11を省略した図であり、図2(C)は、図1(A)に示す冷風扇風機1のB−B断面図である。 図3(A)は、本考案の第一実施の形態に係る冷風扇風機1の蓋13を開けた状態を示す図であり、図3(B)は、この冷風扇風機1の動作時における空気の流れを説明するための図である。 図4(A)、図4(B)、および図4(C)は、本考案の第二実施の形態に係る冷風扇風機2の上面図、正面図、および背面図である。 図5(A)は、図4(A)に示す冷風扇風機2のC−C断面図であり、図5(B)は、図5(A)に示す冷風扇風機2から送風ファン21を省略した図であり、図5(C)は、図4(B)に示す冷風扇風機2のD−D断面図である。 図6(A)は、本考案の第二実施の形態に係る冷風扇風機2の蓋23を開けた状態を示す図であり、図6(B)は、この冷風扇風機2の動作時における空気の流れを説明するための図である。
以下に、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1実施の形態]
まず、本考案の第1実施の形態について説明する。
図1(A)、図1(B)、および図1(C)は、本実施の形態に係る冷風扇風機1の正面図、側面図、および背面図である。また、図2(A)は、図1(A)に示す冷風扇風機1のA−A断面図であり、図2(B)は、図2(A)に示す冷風扇風機1から送風ファン11を省略した図であり、図2(C)は、図1(A)に示す冷風扇風機1のB−B断面図である。
本実施に係る冷風扇風機1は、凍結した飲料水入りペットボトル等のボトル型の保冷具3(図3(B)参照)により冷却された空気を送風する携帯型冷風扇風機であり、図示するように、保冷具3を収容するための例えば円筒型のケース10と、保冷具3により冷却されたケース10内の空気を外部へ放出するための充電式の送風ファン11と、を備える。
ケース10は、上部が開口した底付き円筒型のケース本体12と、ヒンジ14によってケース本体12の開口を開閉可能に取り付けられた蓋13(図3(A)参照)と、を有する。
ケース本体12は、保冷具3を収容する収容室120と、収容室120の周囲に配置された冷却路121と、を有する。
収容室120は、ケース本体12の内周面に周方向に適当な間隔で複数取り付けられた板状の第1弾性部材122と、隣接する第1弾性部材122の隙間を埋めるようにケース本体12の内周面に取り付けられた三角柱状の第2弾性部材123と、を有する。ケース本体12の内周面に、周方向に交互に配置された第1弾性部材122および第2弾性部材123をライナーとして設けることにより、収容室120に収容された保冷具3の外径に合わせて収容室120が変形するので、異なる外径の保冷具3をガタツキなく収容室120に収容することができる。
なお、第1弾性部材122および第2弾性部材123には、例えばポリウレタンフォーム材が用いられる。この場合、第1弾性部材122に反発弾性率(50[cm]の高さから厚さ5[cm]以上の試験片に硬球を落として、跳ね返ってきた高さをH[cm]とした場合、反発弾性率[%]は、(H/50)×100で表される)が15[%]以下のいわゆる低反発ポリウレタンフォーム材を用い、第2弾性部材123に反発弾性率が50[%]以上のいわゆる高反発ポリウレタンフォーム材を用いるとよい。このようにすることにより、保冷具3を収容室120に出し入れする際に、保冷具3に回転力が加わっても、隣接する第1弾性部材122間に配置された第2弾性部材123によって、第1弾性部材122が位置ずれを起こすのを防止することができる。
冷却路121は、ケース本体12の上部(蓋13側)に設けられ、外部から空気を取り込む吸気口124と、ケース本体12の内周面と吸気口124に対向する第1弾性部材122との間に形成され、吸気口124から流入した空気をケース本体12の底面側まで導く冷却往路125と、収容室120に保冷具3が収容された場合に保冷具3と第1弾性部材122との間に配置され、冷却往路125によってケース本体12の底面側まで導かれた空気をケース本体12の上部側まで導く冷却復路126と、を有する。ここでは、冷却復路126は、冷却往路125を形成する第1弾性部材122以外の第1弾性部材122の内壁にアルミニウム、銅等の金属製のメッシュ構造体を配置することにより形成されている。このような金属製のメッシュ構造体として、例えば、東亜鉄網株式会社の製品「アキュームヒートシンク(商標)」を用いることができる。
また、ケース本体12は、蓋13のロック/ロック解除を行うための開閉ボタン127を有する。開閉ボタン127はスナップフィットを有し、このスナップフィットが、蓋13の内面縁部に内向きに形成された突起部と係合することにより蓋13がロックされる。開閉ボタン127を押すことにより、突起部から離れる方向にスナップフィットが移動して、スナップフィットと突起部との係合(蓋13のロック)が解除され、蓋13を開けることができる(図3(A)参照)。
さらに、ケース本体12には、冷風扇風機1を首等に吊り下げるためのストラップ(不図示)を取り付けるためのストラップハンガー128が設けられている。
蓋13は、冷却復路126を通過した空気を送風ファン11により外部へ放出するための放出口130と、蓋13の内部に設けられ、冷却復路126を通過した空気を放出口130から送風するための送風ファン11を収容するファン収容室131と、を有する。
また、蓋13は、送風ファン11をオンオフするためのスイッチボタン132と、送風ファン11を充電するためのUSBコネクタ133と、をさらに有する。
上記構成の冷風扇風機1において、スイッチボタン132が操作されて、送風ファン11がオンになると、図3(B)に示すように、空気(外気)が吸気口124から冷却往路125へ流れ込み、ケース本体12の収容室120に収容された保冷具3によって冷却されながらケース本体12の底面側へ導かれる。ケース本体12の底面側へ導かれた空気は、金属製のメッシュ構造体により形成された冷却復路126に流入し、ケース本体12の収容室120に収容された保冷具3によって効果的に冷却されながらケース本体12の上部側へ導かれる。そして、ケース本体12の上部側へ導かれた空気は、送風ファン11により放出口130から外部へ放出される。
以上、本考案の第1実施の形態について説明した。
本実施の形態では、ケース本体12の収容室120に収容された保冷具3の周囲に配置された冷却路121が、ケース本体12の上部の吸気口124から始まり、ケース本体12の底面を介して再びケース本体12の上部に到達する。これにより、冷却路121をケース本体12の高さより長くすることができるので、冷却路121を通過する空気を十分に冷却して送風ファン11により外部へ放出することができる。
また、本実施の形態では、金属製のメッシュ構造体を配置することにより冷却復路126を形成しているので、ケース本体12の収容室120に収容された保冷具3の放熱効果を高めることができ、これにより冷却復路126を通過する空気を効率的に冷却することができる。
さらに、本実施の形態では、ケース本体12の内周面に、ライナーとして、周方向に交互に第1弾性部材122および第2弾性部材123を配置している。これにより、収容室120に収容された保冷具3の外径に合わせて収容室120が変形するので、異なる外径の保冷具3をガタツキなく収容室120に収容することができる。また、冷却復路126を形成する金属製のメッシュ構造体を第1弾性部材122の内壁に取り付けているので、ケース本体12の収容室120に収容された保冷具3と冷却復路126を形成する金属製のメッシュ構造体とを密着させて保冷具3の放熱効果をより高めることができる。これにより、冷却復路126を通過する空気をより効率的に冷却することができる。
また、本実施の形態において、例えば凍結した飲料水入りペットボトルを保冷具3として冷風扇風機1に使用する場合、使用後にペットボトル内の飲料水を飲むことができる。
なお、本実施の形態では、冷却路121を構成する冷却往路125および冷却復路126のうち、冷却復路126にのみ金属製のメッシュ構造体を配置しているが、本考案はこれに限定されない。冷却往路125にも金属製のメッシュ構造体を配置してもよい。
また、本実施の形態では、冷却路121を一つとし、冷却復路126を複数としているが、本考案はこれに限定されない。冷却路121も複数設けてもよい。この場合、外部からすべての冷却路121に空気を取り込めるように吸気口124を形成する。
[第2実施の形態]
つぎに、本考案の第2実施の形態について説明する。
図4(A)、図4(B)、および図4(C)は、本実施の形態に係る冷風扇風機2の上面図、正面図、および背面図である。また、図5(A)は、図4(A)に示す冷風扇風機2のC−C断面図であり、図5(B)は、図5(A)に示す冷風扇風機2から送風ファン21を省略した図であり、図5(C)は、図4(B)に示す冷風扇風機2のD−D断面図である。
本実施に係る冷風扇風機2は、氷嚢、保冷剤等のシート状あるいはプレート状の保冷具4(図6(B)参照)により冷却された空気を送風する据置型冷風扇風機であり、図示するように、保冷具4を複数収容するための箱型のケース20と、保冷具4により冷却されたケース20内の空気を外部へ放出するための充電式の送風ファン21と、を備える。
ケース20は、上部が開口した箱型のケース本体22と、ヒンジ24によってケース本体22の開口を開閉可能に取り付けられた蓋23(図6(A)参照)と、を有する。
ケース本体22は、複数の保冷具4を保冷具4の厚さ方向に並べて収容する収容室220と、収容室220に収容された複数の保冷具4各々の周囲に配置された冷却路221と、を有する。
収容室220の内部には、正面側の壁面222から背面側の壁面223へ向かって配置され、背面側の壁面223と接続することなく終端する第1仕切り壁226と、背面側の壁面223から正面側の壁面222へ向かって配置され、正面側の壁面222と接続することなく終端する第2仕切り壁227と、が交互に配置されている。右側面側の壁面224とこの壁面224に隣接する第1仕切り壁226との間、左側面側の壁面225とこの壁面225に隣接する第1仕切り壁226あるいは第2仕切り壁227(本実施の形態では第1仕切り壁226)との間、および隣接する第1仕切り壁226と第2仕切り壁227との間には、それぞれ、板状の保冷具4を収容する隙間が収容個室228として形成されている。
また、収容室220は、右側面側の壁面224、左側面側の壁面225、第1仕切り壁226の両面、および、第2仕切り壁227の両面にそれぞれ取り付けられた板状の弾性部材229を有する。これにより、収容個室228に収容された保冷具4の厚さに合わせて収容個室228が変形するので、異なる厚さの保冷具4をガタツキなく収容個室228に収容することができる。なお、弾性部材229には、第1実施の形態における第1弾性部材122および第2弾性部材123と同様に、例えばポリウレタンフォーム材(特に高反発ポリウレタンフォーム材)が用いられる。
冷却路221は、収容個室228に収容された保冷具4の両面に沿って正面側の壁面222から背面側の壁面223へ向けて空気を導く一対の冷却往路230と、収容個室228に収容された保冷具4の両面に沿って背面側の壁面223から正面側の壁面222へ向けて空気を導く一対の冷却復路231とが、保冷具4の並び方向に交互に配置され、隣接する一対の冷却往路230の排気側および一対の冷却復路231の吸気側間が接続されて構成されている。ここで、冷却往路230および冷却復路231は、第1実施の形態における冷却復路126と同様に、弾性部材229の壁面にアルミニウム、銅等の金属製のメッシュ構造体を配置することにより形成されている。
また、冷却路221は、ケース本体22の正面の壁面に設けられた吸気口232を有している。吸気口232は、右側面側の壁面224とこの壁面224に隣接する第1仕切り壁226との間に形成された収容個室228(最上流の収容個室228)に対応する位置に設けられ、最上流の収容個室228に配置された一対の冷却往路230の吸気側に、外部から空気が取り込まれる。
また、ケース本体22は、蓋23のロック/ロック解除を行うための開閉ボタン233を有する。開閉ボタン233はスナップフィットを有し、このスナップフィットが、蓋23の内面縁部に内向きに形成された突起部(不図示)と係合することにより蓋23がロックされる。開閉ボタン233を押すことで、突起部から離れる方向にスナップフィットが移動してスナップフィットと突起部との係合(蓋23のロック)が解除され、蓋23を開けることができる(図6(A)参照)。
蓋23は、左側面側の壁面225とこの壁面225に隣接する第1仕切り壁226あるいは第2仕切り壁227(本実施の形態では第1仕切り壁226)との間に形成された収容個室228(最下流の収容個室228)に配置された一対の冷却往路230あるいは一対の冷却復路231(本実施の形態では一対の冷却復路231)の排気側に設けられた放出口234と、収容室220内の空気を放出口234から放出するための送風ファン21を蓋23内に収容するファン収容室235と、を有する。送風ファン21により、一対の冷却往路230と一対の冷却復路231とが交互に配置されて形成された冷却路221を通過した空気が外部へ放出される。
また、蓋23は、送風ファン21をオンオフするためのスイッチボタン236と、送風ファン21を充電するためのUSBコネクタ237と、冷風扇風機2を持ち運ぶための取っ手238と、をさらに有する。
上記構成の冷風扇風機2において、スイッチボタン236が操作されて、送風ファン21がオンになると、図6(B)に示すように、空気(外気)が、吸気口232から最上流の収容個室228に配置された一対の冷却往路230へ流れ込み、この収容個室228に収容された保冷具4によって冷却されながら、最上流の収容個室228に隣接する収容個室228に配置された一対の冷却復路231へ流れ込む。そして、この隣接する収容個室228に収容された保冷具4によって冷却されながら、この収容個室228とさらに隣接する収容個室228があるならば、このさらに隣接する収容個室228に配置された一対の冷却往路230へ流れ込む。これを繰り返すことにより、吸気口232から流れ込んだ空気が、正面側の壁面222と背面側の壁面223との間を複数回往復しながら、冷却往路230および冷却復路231を構成する金属製のメッシュ構造体によって効果的に冷却され、最終的に、最下流の収容個室228に配置された一対の冷却往路230あるいは一対の冷却復路231(本実施の形態では一対の冷却復路231)から放出される。そして、送風ファン21により放出口234から外部へ放出される。
以上、本考案の第2実施の形態について説明した。
本実施の形態では、厚さ方向に並べて収容された複数の保冷具4各々の周囲に配置された冷却路221が、ケース本体22内部で正面側の壁面222と背面側の壁面223との間を複数回往復することにより、この冷却路221をケース本体22の幅より長くすることができるので、冷却路221を通過する空気を十分に冷却して送風ファン21により外部へ放出することができる。
また、本実施の形態では、金属製のメッシュ構造体を配置することにより冷却路221を形成しているので、ケース本体22の収容室220の収容個室228にそれぞれ収容された保冷具4の放熱効果を高めることができ、これにより冷却路221を通過する空気を効率的に冷却することができる。
さらに、本実施の形態では、ケース本体22の収容室220の収容個室228のライナーとして弾性部材229を設けている。これにより、収容個室228に収容された保冷具4の厚さに合わせて収容個室228が変形するので、異なる厚さの保冷具4をガタツキなく収容個室228に収容することができる。また、冷却路221(冷却往路230および冷却復路231)を形成する金属製のメッシュ構造体を弾性部材229の壁面に取り付けているので、収容個室228に収容された保冷具4と冷却路221を形成する金属製のメッシュ構造体との密着度を上げて保冷具4の放熱効果をより高めることができ、これにより、冷却路221を通過する空気をより効率的に冷却することができる。
なお、本実施の形態おいて、ケース本体20の収容室220の底面に、収容個室228に収容された保冷具4の幅方向(壁面222、223の一方から他方に向かう方向)の移動を拘束する機構(保冷具4の幅方向の両端部側に設けられ、保冷具4より低い高さの突起部あるいは仕切り板、または、保冷具4が装着される溝等)を設けてもよい。このようにすることにより、保冷具4の幅方向のガタツキをより効果的に防止することができる。
なお、本考案は上記の各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。例えば、上記の各実施の形態では、受電式の送風ファン11、21を用いているが、乾電池式の送風ファンでもよい。
1、2:冷風扇風機 10、20:ケース
11、21:送風ファン 12、22:ケース本体
13、23:蓋 14、24:ヒンジ
120、220:収容室 121、221:冷却路
122:第1弾性部材 123:第2弾性部材
124、232:吸気口 125、230:冷却往路
126、231:冷却復路 127、233:開閉ボタン
128:ストラップハンガー 130、234:放出口
131、235:ファン収容室 132、236:スイッチボタン
133、237:USBコネクタ
222:収容室220の正面側の壁面
223:収容室220の背面側の壁面
224:収容室220の右側面側の壁面
225:収容室220の左側面側の壁面 226:第1仕切り壁
227:第2仕切り壁 228:収容個室 229:弾性部材
238:取っ手

Claims (4)

  1. 保冷具により冷却された空気を送風する冷風扇風機であって、
    前記保冷具を収容するとともに、収容された前記保冷具の周囲に配置された冷却路を有するケースと、
    前記冷却路を通過した空気を外部へ放出する送風機と、を備え、
    前記冷却路は、
    前記ケースの上部側に設けられ、外部から空気を取り込む吸気口と、
    前記吸気口に流入した空気を前記ケースの底面側まで導く冷却往路と、
    前記冷却往路によって前記ケースの底面側まで導かれた空気を前記ケースの上部側まで導く少なくとも一つの冷却復路と、を有し、
    前記送風機は、
    前記冷却復路から放出された空気を外部へ放出する
    ことを特徴とする冷風扇風機。
  2. 複数の保冷具により冷却された空気を送風する冷風扇風機であって、
    前記複数の保冷具を厚さ方向に並べて収容するとともに、収容された前記複数の保冷具各々の周囲に配置された冷却路を有するケースと、
    前記冷却路を通過した空気を外部へ放出する送風機と、を備え、
    前記冷却路は、
    前記保冷具の周囲に沿って前記ケース内の互いに対向する一方の壁面側から他方の壁面側に向けて空気を導く冷却往路と、前記保冷具の周囲に沿って前記他方の壁面側から前記一方の壁面側に向けて空気を導く冷却復路とが、前記保冷具の並び方向に交互に配置されて、隣接する前記冷却往路および前記冷却復路間が接続され、
    最も上流側に配置された前記冷却往路の吸気側に位置する前記ケースの側面に、外部から空気を取り込む吸気口を有し、
    前記送風機は、
    最も下流側に配置された前記冷却往路あるいは前記冷却復路から放出された空気を外部へ放出する
    ことを特徴とする冷風扇風機。
  3. 請求項1または2に記載の冷風扇風機であって、
    前記冷却往路および前記冷却復路の少なくとも一方に配置された金属製のメッシュ構造体をさらに有する
    ことを特徴とする冷風扇風機。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の冷風扇風機であって、
    前記冷却往路および前記冷却復路は、ポリウレタンフォーム材を用いて形成されている
    ことを特徴とする冷風扇風機。
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