JP3234137B2 - 抵抗感圧型タブレットと抵抗感圧型タブレットのペンオン検出方法 - Google Patents

抵抗感圧型タブレットと抵抗感圧型タブレットのペンオン検出方法

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JP3234137B2 JP25576895A JP25576895A JP3234137B2 JP 3234137 B2 JP3234137 B2 JP 3234137B2 JP 25576895 A JP25576895 A JP 25576895A JP 25576895 A JP25576895 A JP 25576895A JP 3234137 B2 JP3234137 B2 JP 3234137B2
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治 吉川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スタイラスペ
ン、指などの押圧位置を検出する抵抗感圧型タブレット
に関し、更に詳しくは、待機モードで抵抗板が押圧され
たことを検出する抵抗感圧型タブレットとそのペンオン
検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の抵抗感圧型タブレットは、図9に
示すように、X座標抵抗板101とY座標抵抗板102
とを、絶縁性のドットスペーサ(図示せず)等で僅かな
間隔で離間させながら、互いの抵抗層が向かい合うよう
に重合している。
【0003】この抵抗層は均一な抵抗体で形成され、従
って抵抗板の一側の電極に座標検出用電圧を印加し他側
の電極を接地すると、抵抗板の各位置で電極からの距離
に比例した電位が生じ、等しい傾きの電位勾配が形成さ
れる。
【0004】このように構成された抵抗感圧型タブレッ
トで座標検出を行う場合には、まずCPU105からの
制御によってX側のスイッチ103、104を閉じX座
標抵抗板101に電位勾配をかける。このとき、A/D
コンバータ106の入力端子と接続するスイッチ107
は、Y座標抵抗板102の出力電極側と接続している。
【0005】ここで、X座標抵抗板101のP点(x,
y)が、スタイラスペンなどで押圧されると、P点での
電位VPは、図のようにX入力電極111からの距離の
抵抗をx2、X出力電極110からの距離の抵抗をx1
とすれば、VCC×x1÷(x1+x2)となり、この電
位VPをA/Dコンバータ106で読み取ることによっ
て、x座標(x)を検出する。
【0006】次いで、X側のスイッチ103、104を
開放するとともに、Y側のスイッチ108、109を閉
じ、A/Dコンバータ106の入力端子と接続するスイ
ッチ107を、X座標抵抗板101のX出力電極110
へ接続する。
【0007】P点での電位VPは、同様にY入力電極1
12からの距離の抵抗をy2、Y出力電極113からの
距離の抵抗をy1とすれば、VCC×y1÷(y1+y
2)となり、この電位VPをA/Dコンバータ106で
読み取ることによって、y座標(y)を検出する。
【0008】このように座標検出モードでは、X座標抵
抗板101とY座標抵抗板102のいずれかに交互に電
位勾配をかけるので、大きな電力を消費する。
【0009】従って、従来の抵抗感圧型タブレットにあ
っては、例えば図9に示す特開平6−309086号の
ように待機モードでは、抵抗板に電位勾配をかけず、ペ
ンオンと判別した後に、座標検出モードに移行するよう
にしている。
【0010】すなわち待機モードでは、X座標抵抗板1
01の一方のスイッチ103を閉じ、他方のスイッチ1
04を開放してX座標抵抗板101をVCCの電位に保
ち、他方、Y座標抵抗板102は、スイッチ108を開
放し、スイッチ109を閉じて接地させておく。
【0011】このとき、A/Dコンバータ106の入力
端子と接続するスイッチ107を、X座標抵抗板101
の電極側へ接続しておくと、前述の通りその入力端子の
電位はVCCである。
【0012】ここで、X座標抵抗板101の位置Pが、
スタイラスペンなどで押圧されたとすると、その押圧点
からY座標抵抗板102、スイッチ109を経て接地側
へ電流が流れ、X座標抵抗板101の電極110での電
位すなわちA/Dコンバータ106の入力端子の電位
は、所定の電位まで降下する。
【0013】CPU105においては、この電位を予め
設定したペンオン検出しきい値VTと比較し、ペンオン
検出しきい値VT以下となったときに、抵抗板が押圧さ
れたと判定し、前述の座標検出モードに移行するように
している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ペンオンにより降下す
る電位VPは、接触抵抗をrとすればVCC×(y1+
r)÷(x2+y1+r)で表され、図10(a)のよ
うに押圧前の電位VCCから接触抵抗rの減少に従って変
化し、接触抵抗rが最も小さくなったときに電位VPL
安定する。
【0015】そこで、ペンオン検出しきい値VTを図1
0(a)に示すようにこれよりやや高い電位に設定し、
この値を予め図示しないROMに記憶して、ペンオンに
より降下する電位VPと比較し、抵抗板が押圧されたこ
とを判定するようにしている。
【0016】しかしながら、この接触抵抗rが最も小さ
くなったときの電位VPLは、X座標抵抗板101とY
座標抵抗板102の抵抗値x2、y1により変化するの
で、抵抗板の抵抗層の材質、抵抗被膜の厚みなどの影響
でタブレット毎に異なるものとなる。
【0017】従って、図10(a)で設定したペンオン
検出しきい値VTで、別のタブレットのペンオン検出し
きい値VT1を設定すると、図10(b)のように、電
位VPL以下となり抵抗板の押圧を判定できない場合が生
じた。
【0018】例えば抵抗層をカーボンで形成したタブレ
ットとITO(Indium tin Oxide)で
形成したタブレットでは、異なるペンオン検出しきい値
Tを記憶させたROMを用いる必要があり、ROMを
共用できないという問題があった。
【0019】この問題を解決するために、図10(a)
に示すようにペンオン検出しきい値VTを待機モードで
の電位VCCより僅かに低い電位まで引き上げてペンオン
検出しきい値VT2とすることも考えられるが、ペンオ
ン検出しきい値VT2を越えたときには、まだ接触抵抗
rがA/Dコンバータ106の内部抵抗などに比べて無
視できる程度に低下していないため、この状態で抵抗板
が押圧されたことを判定し以後の座標検出モードに移行
すると、座標検出が接触抵抗rの変化の影響を受けると
いう問題が生じる。
【0020】すなわち、座標検出モードで例えばx座標
(x)を検出する場合には、前述の通り、P点での電位
を、図9のようにA/Dコンバータ106で読み取
ることによって検出しているが、これはP点で安定した
接触抵抗rが、A/Dコンバータ106の内部抵抗R
1MΩ乃至10MΩ)に比べて無視できるほど小さい
ことを前提とするものであり、P点での電位Vがペン
オン検出しきい値V2を越えた直後での接触抵抗r
は、大きな値となっている。
【0021】このときのA/Dコンバータ106で読み
取る電位VP´は、VP×RA÷(RA+r)であるから、
接触抵抗rがRAに対し無視できない大きな値となる
と、接触抵抗rの変化が読み取る電位VP´に現れ、座
標検出誤差が生じる原因となる。
【0022】特に、接触抵抗rが大きい間は、外部から
のノイズの影響も大きく受け、座標検出の障害となる。
【0023】一方、ペンオン検出しきい値VT2で抵抗
板が押圧されたことを判定してから、接触抵抗rが充分
低下するまでの時間T0のタイマーを設定して、以後の
座標検出モードへの移行を遅らせるものも知られている
が、余分なタイマー回路を必要とし高価なものとなり、
回路も複雑となるという問題があった。
【0024】更に、接触抵抗が充分低下するまでの時間
は、ペンオンの押圧条件によりその都度異なり、一律に
その時間T0を設定することは困難なものであった。
【0025】結局、図10(a)において、ペンオン検
出しきい値Vは、抵抗の材質、抵抗被膜の厚さなどで
定まる電位VPL以上である必要があるとともに、接触
抵抗rが低下して、その変化が座標検出に影響しないと
きの電位VPC以下に設定する必要があるが、この電位
PL、VPCはタブレット毎の固有の電位であるた
め、ペンオン検出しきい値Vをタブレット毎に設定
し、ROMに記憶させる必要があった。
【0026】逆に一度ROMに記憶させた後は、他の機
種に対応できず、その都度ROMを交換する必要があっ
た。
【0027】この問題を解決するため、本出願人は、図
11に示すように抵抗R1と可変抵抗R2との分圧比で
ペンオン検出しきい値VTを設定する抵抗感圧型タブレ
ットを特許出願した(特願平7年第63527号)。
【0028】すなわち、直列に接続した抵抗R1、R2
の一端に基準検出電圧VCCを印加し、他端を接地して、
その中間タップTをA/Dコンバータ114の入力端子
IY+に接続する。中間タップTにおける電位をA/D
コンバータ114のペンオン検出しきい値VTとすれ
ば、中間タップTにおける電位は、基準検出電圧VCC
抵抗R1、R2で分圧された電位であるから、可変抵抗
R2の抵抗値R2を変えるだけで任意のペンオン検出し
きい値VTとすることができる。
【0029】このペンオン検出しきい値VTを、ペンオ
ンの最低電位VPL以上でしかも、抵抗板間の接触抵抗の
変化が無視できる程度にまで接触抵抗が低下したときの
電位VPC以下の電位に設定する為には、試験的にタブレ
ットのペンオンを繰り返しながらタブレットの動作を確
認し、可変抵抗R2の抵抗値を設定する。すなわち、タ
ブレットの押圧が検出でき、しかも検出した後接触抵抗
の変化の影響が表れないように可変抵抗R2の抵抗値を
調整するものである。
【0030】このように調整された可変抵抗R2の値
は、タブレットを試験的に押圧させたときに、接触抵抗
が低下して安定したときの接触抵抗値rMINと押圧位置
P´から電極までの両抵抗板の抵抗値ry、rxの抵抗値
の和(rMIN+ry+rx)より僅かに大きい抵抗値とな
っている。
【0031】一方、ペンオンを検出する待機モードにお
いては、可変抵抗R2の一端(PCHK-)をオフと
し、図のようにX側抵抗板115の電極を接地し、中間
タップTの電位を上記により設定したペンオン検出しき
い値VTと比較し、ペンオンを判別する。
【0032】従って、抵抗感圧型タブレットの材質など
が異なっても、調整の際にタブレットを押圧した位置の
近傍を押圧すれば、タブレットの押圧を正確に検出で
き、しかも検出した後、接触抵抗rの変化の影響が表れ
ることがない
【0033】しかしながら、可変抵抗を調整するために
タブレットを押圧した位置P´と、実際に検出しようと
するペンオンの押圧位置Pが異なっている場合には、図
12のように、押圧位置Pから電極までの両抵抗板の抵
抗値ry´、rx´の抵抗値が異なり、安定した接触抵抗
値rMINに達してもペンオン検出しきい値VTを越えずペ
ンオンを検出できないという問題が生じる。
【0034】すなわち、可変抵抗を調整する際にタブレ
ットを押圧した位置P´より電極から遠い押圧位置Pを
押圧したときには、ry´+rx´>ry+rxとなり、中
間タップTの電位が上がり、ペンオンを検出できないと
いう問題が生じ、逆に、可変抵抗を調整する際にタブレ
ットを押圧した位置P´より電極に近い押圧位置Pを押
圧したときには、ry´+rx´<ry+rxとなり、中間
タップTの電位が下がり、充分接触抵抗rが低下しない
内にペンオンと判別することとなり、以後の座標検出に
おいて、カーソルが移動するという問題が生じる。
【0035】この問題は、ペンオン検出しきい値VT
どのように設定しても、ペンオンを検出する際の押圧位
置Pがその度に異なるので、解決することができない。
【0036】更に、図11に示す抵抗感圧型タブレット
にあっては、ペンオン検出しきい値VTを設定する際に
用いた可変抵抗R2が、以後ペンオンを検出する待機モ
ードと座標検出モードにおいて、A/Dコンバータ11
4の入力電圧に影響しないように、その一端(PCHK
-)をオフとする必要があり、その為のスイッチ回路が
必要となり回路構成が複雑となっていた。
【0037】本発明は、以上の問題点を解決するために
なされたもので、簡単な構成で、抵抗感圧型タブレット
毎のペンオン検出しきい値VTRを設定することができ、
しかもタブレットの押圧位置Pにかかわらず、接触抵抗
が充分低下した状態でペンオンと判別できる抵抗感圧型
タブレットと抵抗感圧型タブレットのペンオン検出方法
を提供することを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の抵抗感圧型タブレットは、X方向の両端
の2辺に沿ってそれぞれX入力電極とX出力電極が形成
されたX座標抵抗板と、X方向と直交するY方向の両端
の2辺に沿ってそれぞれY入力電極とY出力電極が形成
され、X座標抵抗板と僅かな絶縁空隙をもって重合する
Y座標抵抗板と、待機モードにおいては、一方の抵抗板
に基準検出電圧VCCを印加し、他方の抵抗板を接地する
ように制御し、ペンオンにより変化する抵抗板の電位か
ら抵抗板が押圧されたことを検出するCPUとを備えた
抵抗感圧型タブレットにおいて、一方の抵抗板の入力電
極に、調整抵抗RPを介して基準検出電圧を印加すると
ともに、他方の抵抗板の出力電極を接地し、A/Dコン
バータによって、検出電圧印加側抵抗板の入力電極と出
力電極と、接地側抵抗板の入力電極の各電位を検出し、
CPUによって、検出電圧印加側抵抗板の入力電極の電
位と基準検出電圧との第1電位差VAと、検出電圧印加
側抵抗板の出力電極の電位と接地側抵抗板の入力電極の
電位との第2電位差VBを比較して、第2電位差VBが第
1電位差VAから定めたペンオン検出しきい値VTR以下
となったときに抵抗板が押圧されたものと判別すること
を特徴とする。
【0039】ペンオン検出状態においてタブレットを押
圧すると、基準検出電圧を印加した調整抵抗RPの一端
から、調整抵抗RP、検出電圧印加側抵抗板の入力電
極、検出電圧印加側抵抗板、押圧位置での接触抵抗、接
地側抵抗板、接地側抵抗板の出力電極を経由して電流が
流れる。
【0040】このとき、検出電圧印加側抵抗板の出力電
極と接地側抵抗板の入力電極には電流が流れないので、
第1電位差VAは、調整抵抗RPによる電圧降下を表し、
第2電位差VBは、接触抵抗rによる電圧降下を表して
いる。又、調整抵抗値と接触抵抗に流れる電流値は等し
いので、第2電位差VBと第1電位差VAを比較すれば、
変化する接触抵抗の抵抗値と調整抵抗RPの抵抗値を比
較することができる。
【0041】調整抵抗RPの抵抗値を、接触抵抗rの抵
抗値が無視できるほど下がったときの抵抗値(以下、接
触抵抗しきい値rCという)を基準に調整すれば、第1
電位差VAから定めたペンオン検出しきい値VTRと第2
電位差VBを比較し、第2電位差VBがペンオン検出しき
い値VTR以下となったときを、接触抵抗rが接触抵抗し
きい値rCまで低下したものとして、抵抗板が押圧され
たものと判別できる。
【0042】すなわち、タブレットの押圧位置によって
タブレットに流れる電流値は異なるが、調整抵抗値と接
触抵抗の電圧降下を比較することにより押圧位置の影響
を受けずに抵抗板の押圧を判別できる。
【0043】また、ペンオン検出しきい値VTRは、予め
タブレットの接触抵抗しきい値rCを知ることができれ
ば、これに合わせた抵抗値rPの調整抵抗RPを用いるこ
とにより設定することができる。
【0044】請求項2の抵抗感圧型タブレットは、Y方
向の2辺に沿ってそれぞれX入力電極とX出力電極が形
成されたX座標抵抗板と、Y方向と直交するX方向の2
辺に沿ってそれぞれY入力電極とY出力電極が形成さ
れ、X座標抵抗板と僅かな絶縁空隙をもって重合するY
座標抵抗板と、待機モードにおいては、一方の抵抗板に
基準検出電圧VCCを印加し、他方の抵抗板を接地するよ
うに制御し、ペンオンにより変化する抵抗板の電位から
抵抗板が押圧されたことを検出するCPUとを備えた抵
抗感圧型タブレットにおいて、一方の抵抗板の入力電極
に基準検出電圧を印加するとともに、他方の抵抗板の出
力電極を、調整抵抗RPを介して接地し、A/Dコンバ
ータによって、検出電圧印加側抵抗板の出力電極と、接
地側抵抗板の入力電極と出力電極の各電位を検出し、C
PUによって、接地側抵抗板の出力電極の電位と接地電
圧との第1電位差VAと、検出電圧印加側抵抗板の出力
電極の電位と接地側抵抗板の入力電極の電位との第2電
位差VBを比較して、第2電位差VBが第1電位差VA
ら定めたペンオン検出しきい値VTR以下となったときに
抵抗板が押圧されたものと判別することを特徴とする。
【0045】ペンオン検出状態においてタブレットを押
圧すると、基準検出電圧を印加した検出電圧印加側抵抗
板の入力電極から検出電圧印加側抵抗板、押圧位置での
接触抵抗、接地側抵抗板、接地側抵抗板の出力電極、調
整抵抗RPを経由して電流が流れる。
【0046】このとき、検出電圧印加側抵抗板の出力電
極と接地側抵抗板の入力電極には電流が流れないので、
第1電位差VAは、調整抵抗RPによる電圧降下を表し、
第2電位差VBは、接触抵抗rによる電圧降下を表して
いる。又、調整抵抗値と接触抵抗に流れる電流値は等し
いので、第2電位差VBと第1電位差VAを比較すれば、
変化する接触抵抗の抵抗値と調整抵抗RPの抵抗値を比
較することができる。
【0047】第1電位差VAから定めたペンオン検出し
きい値VTRと第2電位差VBを比較し、第2電位差VB
ペンオン検出しきい値VTR以下となったときに、抵抗板
が押圧されたものとすれば、接触抵抗しきい値rCと直
接比較して抵抗板の押圧を判別できる。
【0048】すなわち、タブレットの押圧位置によって
タブレットに流れる電流値は異なるが、調整抵抗値と接
触抵抗の電圧降下を比較することにより押圧位置の影響
を受けずに抵抗板の押圧を判別できる。
【0049】また、ペンオン検出しきい値VTRは、予め
タブレットの接触抵抗しきい値rCを知ることができれ
ば、これに合わせた抵抗値rPの調整抵抗RPを用いるこ
とにより設定することができる。
【0050】請求項3の抵抗感圧型タブレットは、調整
抵抗RPが、可変抵抗であることを特徴とする。
【0051】調整抵抗RPが可変抵抗であるので、調整
抵抗RPの抵抗値rPを容易に変更することができる。従
って、試験的にタブレットのペンオンを繰り返し、タブ
レットの動作を確認しながら可変抵抗の抵抗値rPを変
えて、タブレットの押圧が検出でき、しかも検出した後
に接触抵抗の変化の影響が表れないようなペンオン検出
しきい値VTRを設定できる。
【0052】ペンオン検出しきい値VTRを、可変抵抗の
みで調整し、直列に接続した他の抵抗との分圧比で得る
ものではないので、ペンオン検出しきい値VTRを設定し
た後、前記他の抵抗を回路から切り離すためのスイッチ
が不要となる。
【0053】請求項4の抵抗感圧型タブレットは、ペン
オン検出しきい値が、第1電位差VAと等しいことを特
徴とする。
【0054】ペンオン検出しきい値VTRと第1電位差V
Aは等しいので、接触抵抗しきい値rCと同じ抵抗値の調
整抵抗RPを用いれば、第2電位差VBがペンオン検出し
きい値VTR以下となったときに接触抵抗が接触抵抗しき
い値rC以下となり、接触抵抗しきい値rCと直接比較し
て抵抗板の押圧を判別できる。
【0055】請求項5の抵抗感圧型タブレットは、ペン
オン検出しきい値が、第1電位差VAに1より大きい補
正定数Nを乗じた値であることを特徴とする。
【0056】接触抵抗rが接触抵抗しきい値rC以下と
なったときにペンオンと判別できるペンオン検出しきい
値VTRを、1/Nの抵抗値rPの調整抵抗RPを用いて設
定できるので、座標検出回路への影響が少なく、座標検
出モードに移行した後にもそのまま調整抵抗RPを介し
て、抵抗板に電位勾配を形成することができる。
【0057】請求項6の抵抗感圧型タブレットのペンオ
ン検出方法は、X座標抵抗板とY座標抵抗板を僅かな絶
縁空隙をもって重合し、待機モードにおいては、一方の
抵抗板に基準検出電圧VCCを印加し、他方の抵抗板を接
地するように制御し、ペンオンにより変化する抵抗板の
電位から抵抗板が押圧されたことを検出する抵抗感圧型
タブレットのペンオン検出方法において、一方の抵抗板
に、調整抵抗RPを介して基準検出電圧を印加するとと
もに、他方の抵抗板を接地し、調整抵抗RPの両端の電
位差である第1電位差VAと、抵抗板間の電位差である
第2電位差VBを比較し、第2電位差VBが第1電位差V
Aから定めたペンオン検出しきい値VTR以下となったと
きに抵抗板が押圧されたものと判別することを特徴とす
る。
【0058】請求項7の抵抗感圧型タブレットのペンオ
ン検出方法は、X座標抵抗板とY座標抵抗板を僅かな絶
縁空隙をもって重合し、待機モードにおいては、一方の
抵抗板に基準検出電圧VCCを印加し、他方の抵抗板を接
地するように制御し、ペンオンにより変化する抵抗板の
電位から抵抗板が押圧されたことを検出する抵抗感圧型
タブレットのペンオン検出方法において、一方の抵抗板
に基準検出電圧を印加するとともに、他方の抵抗板を、
調整抵抗RPを介して接地し、調整抵抗RPの両端の電位
差である第1電位差VAと、抵抗板間の電位差である第
2電位差VBを比較し、第2電位差VBが第1電位差VA
から定めたペンオン検出しきい値VTR以下となったとき
に抵抗板が押圧されたものと判別することを特徴とす
る。
【0059】請求項6と請求項7の発明において、第2
電位差VBと第1電位差VAの比は、変化する接触抵抗r
の抵抗値と調整抵抗RPの抵抗値rPの比を表わす。
【0060】第1電位差VAから定めたペンオン検出し
きい値VTRと第2電位差VBを比較し、第2電位差VB
ペンオン検出しきい値VTR以下となったときに、抵抗板
が押圧されたものとすれば、接触抵抗しきい値rCと直
接比較して抵抗板の押圧を判別できる。
【0061】調整抵抗RPが可変抵抗であるので、調整
抵抗RPの抵抗値rPを変更して、容易にペンオン検出し
きい値VTRを設定できる。
【0062】ペンオン検出しきい値VTRは、可変抵抗の
みで調整し、直列に接続した他の抵抗との分圧比で得る
ものではないので、ペンオン検出しきい値VTRを設定し
た後、前記他の抵抗を回路から切り離すためのスイッチ
が不要となる。
【0063】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面にもとづいて説明する。
【0064】図1乃至図4は、本発明の第1の実施の形
態に係る抵抗感圧型タブレット20を示すもので、図1
において、CPU1は、A/Dコンバータ2を内蔵し、
このA/Dコンバータ2は、3個の入力端子AD1、A
D2、AD3を備え、各入力端子の電位を同時に検出で
きるようになっている。
【0065】CPU1には、5個の入出力端子PCH
K、IX+、OX-、IY+、OY-が備えられ、各入出力
端子の後段にこれらの端子と内部回路との接続を切り替
える電子スイッチ3〜7が接続されている。各電子スイ
ッチ3〜7は、CPU1の制御により個別に動作し、C
PU1内の内部回路との接続が切り替えられるようにな
っている。
【0066】8と9は、X座標抵抗板とY座標抵抗板で
あり、抵抗板8、9上にドット状に印刷された印刷スペ
ーサ(図示せず)によって、僅かな間隙を隔てて、互い
に均一に形成された抵抗層を対向させるように重合して
いる。
【0067】図のように、X座標抵抗板8には、X方向
の両端の2辺に沿って、X入力電極8aとX出力電極8
bが形成され、X入力電極8aは、CPU1のIX+
子と調整抵抗である可変抵抗RPを介してPCHK端子
に接続し、X出力電極8bは、CPU1のOX-端子に
接続している。
【0068】また、Y座標抵抗板9には、Y方向の両端
の2辺に沿って、Y入力電極9aとY出力電極9bが形
成され、Y入力電極9aは、CPU1のIY+端子に接
続し、Y出力電極9bは、CPU1のOY-端子に接続
している。
【0069】このように構成された抵抗感圧型タブレッ
トは、使用前に、待機モードで抵抗板の押圧を検出する
検出感度となるペンオン検出しきい値VTRを初期設定す
る。
【0070】ペンオン検出しきい値VTRを初期設定する
際には、CPU1の各電子スイッチ3〜7を図1に示す
ように動作させ、CPU1の各入出力端子を内部回路と
接続させている。
【0071】すなわち、PCHK+端子は、スイッチ3
により電源VCCと接続し、X座標抵抗板8のX入力電極
8aに可変抵抗RPを介して基準検出電圧VCCを印加し
ている。
【0072】また、IX+、OX-、IY+の各入出力端
子は、スイッチ4、5、6によりそれぞれA/Dコンバ
ータ2の入力端子AD1、AD2、AD3に接続し、X
座標抵抗板8のX入力電極8a、X出力電極8b、Y座
標抵抗板9のY入力電極9aの電位を検出するようにし
ている。
【0073】残るOY-入出力端子は、電子スイッチ7
により接地端子と接続し、Y座標抵抗板9のY出力電極
9bをGNDレベルとしている。
【0074】本実施の形態では、この状態から試験的に
タブレットを押圧して、抵抗感圧型タブレットの動作を
確認しながら、可変抵抗RPの抵抗値rPを調整して、ペ
ンオン検出しきい値VTRを設定する。
【0075】以下、このペンオン検出しきい値VTRの設
定について図2で説明する。
【0076】図2は、図1の抵抗感圧型タブレットの等
価回路図である。抵抗感圧型タブレット20は、タブレ
ットが押圧されていないときに、X座標抵抗板8は基準
検出電圧VCCレベルであり、Y座標抵抗板9は、GND
レベルとなっている。
【0077】同図のように、この状態からX座標抵抗板
8を押圧すると、押圧位置P´において、X座標抵抗板
8からY座標抵抗板9に接触抵抗の変化により変化する
電流itが流れる。このとき、IX+、OX-、IY+入出
力端子には、それぞれA/Dコンバータ2が接続されて
いるので、これらの方向に流れる微小電流を無視すれ
ば、可変抵抗RPと接触抵抗rには、等しい電流iが流
れる。
【0078】従って、その両端の電位差をそれぞれ第1
電位差VA、第2電位差VBとして、第1電位差VAと第
2電位差VBを比較すれば、可変抵抗RPの抵抗値rP
接触抵抗rを比較することができる。
【0079】同図から明らかなように、この第1電位差
Aは既知の基準検出電圧VCCとA/Dコンバータ2の
入力端子AD1の電位V1から、第2電位差VBは、A/
Dコンバータ2の入力端子AD2とAD3との電位
2、V3から求めることができる。
【0080】本実施の形態においては、可変抵抗RP
抵抗値rPを接触抵抗しきい値rCと等しい値に調整し、
このときの可変抵抗RPの両端の第1電位差VAをペンオ
ン検出しきい値VTRとして、ペンオン検出しきい値VTR
と第2電位差VBを比較することにより、実質的に、接
触抵抗しきい値rCとタブレットの押圧(以下、ペンオ
ンという)により変化する接触抵抗rとを比較するもの
である。
【0081】可変抵抗RPの抵抗値rPを接触抵抗しきい
値rCと等しい値に調整する為には、可変抵抗RPの抵抗
値rPを変える毎に、タブレットを押圧し、第2電位差
Bが第1電位差VA以下となったときにペンオンを検出
したものと判別させて、タブレットの動作を確認する。
【0082】可変抵抗RPの抵抗値rPが、接触抵抗rの
最小安定値rMINより小さいとペンオンを検出せず、大
きすぎると接触抵抗rがA/Dコンバータの内部抵抗R
Aに比べて無視できるほど小さくなる前に、ペンオンと
判別するので、接触抵抗rの変化が座標検出データの誤
差となって表れ、カーソルが接触抵抗rの変化に伴い移
動する。
【0083】つまり、ペンオンを確実に検出し、しかも
ペンオンを検出した後に接触抵抗rの変化がペンオン検
出後の座標検出に影響を与えないようにペンオンを判別
するときに、可変抵抗RPの抵抗値rPが、A/Dコンバ
ータの内部抵抗RAに比べて充分小さく、最小安定値r
MINよりやや大きい接触抵抗しきい値rCと等しい値に調
整されたものとなる。
【0084】なお、本実施の形態では、調整抵抗RP
可変抵抗として、第1電位差VAを調整しているが、適
宜、抵抗値の異なる調整抵抗RPを付け替えて、第1電
位差VAを調整してもよい。特に、上記実施の形態で
は、試験的にタブレットのペンオンを繰り返しながらタ
ブレットの動作を確認して、可変抵抗RPの抵抗値rP
求め、その抵抗値rPを変化させることによって調整を
行っているが、予め接触抵抗しきい値rCを知ることが
できれば、これとほぼ同一の抵抗値rPの調整抵抗RP
接続することにより、上記調整のためのペンオンを繰り
返すことなく調整することができる。
【0085】このように、調整抵抗RPを接触抵抗しき
い値rCと等しい値に調整した図1のタブレットによ
り、ペンオンを判別する。
【0086】ペンオンを監視する待機モードにおいて
は、上記ペンオン検出しきい値VTRの初期設定の際と同
様、CPU1の各電子スイッチ3〜7を図1に示すよう
に動作させ、X座標抵抗板8を基準検出電圧VCCレベル
とし、Y座標抵抗板9をGNDレベルとしている。
【0087】この待機モードでは、X座標抵抗板8とY
座標抵抗板9との間に電流が流れないので、調整抵抗R
Pの両端の電位は等しく、第1電位差VAは、0Vであ
る。また、OX-、IY+の各入出力端子の電位はそれぞ
れVCCと0Vであり、第2電位差VBは、VCCであるか
ら、第1電位差VAより大きい。
【0088】図2のように、この状態からタブレットが
押圧されると、両抵抗板8、9間の接触位置Pの接触抵
抗rは、接触圧が次第に大きくなるのにつれて、無限大
から急速に減少する。
【0089】この接触抵抗が変化している状態で、流れ
る電流をitとすれば、第1電位差VAは、rP*itであ
り、抵抗値rPは、接触抵抗しきい値rCと等しい値に調
整しているので、第1電位差VAに等しいペンオン検出
しきい置VTRは、rCとitの積で表せる。一方、第2電
位差VBは、押圧力の変化で変化する接触抵抗rとit
積で表せる。
【0090】従って、IX+入出力端子とOX-、IY+
入出力端子の各電位V1、V2、V3をA/Dコンバータ
2で検出し、基準検出電圧VCCと電位V1の差で得られ
るペンオン検出しきい置VTRと、V2とV3の電位差で得
られる第2電位差VBをCPU1で比較すれば、接触抵
抗しきい値rCと接触抵抗rを直接比較することとな
る。
【0091】すなわち、ペンオン検出しきい置VTRと第
2電位差VBには、いずれも抵抗板8、9の抵抗値を含
まないので、抵抗板のどの位置を押圧しても、同じ条件
で比較することができる。
【0092】接触抵抗rが接触抵抗しきい値rC以下と
なると、第2電位差VBはペンオン検出しきい置VTR
下となり、このときをCPU1でペンオンと判別する。
【0093】従って、ペンオンをもれなく検出するとと
もに、ペンオンと判別したときには、接触抵抗rがA/
Dコンバータ2の内部抵抗RAに比べて、無視できるほ
ど小さくなっているので、その変化が後の座標検出モー
ドにおける座標検出に影響を与えない。
【0094】待機モードでペンオンを検出すると、座標
検出モードに移行し、X座標抵抗板8とY座標抵抗板9
に交互に電位勾配を形成して、押圧位置PのX、Y座標
を検出する。座標検出モードでは、電子スイッチ3によ
りPCHK+端子をオフとして、抵抗板の回路から調整
抵抗RPを切り離す。
【0095】図3は、X座標を検出するため、X座標抵
抗板8に電位勾配を形成した状態の抵抗感圧型タブレッ
トを示している。
【0096】すなわち、電子スイッチ4によりIX+
力端子を電源VCCと接続し、IX+入力端子からX座標
抵抗板8のX入力電極8aに基準検出電圧VCCを印加す
るとともに、OX-入出力端子を電子スイッチ5により
接地させて、X座標抵抗板8の他方のX出力電極8bを
接地し、X座標抵抗板8に均一な傾きの電位勾配を形成
している。
【0097】また、Y座標抵抗板9は、Y出力電極9b
と接続するOY-入出力端子を電子スイッチ7によりオ
フとし、X座標抵抗板8との接触位置からY座標抵抗板
9に電流が流れないようにするとともに、IY+入出力
端子を電子スイッチ6によりA/Dコンバータ2の入力
端子AD3に接続し、Y座標抵抗板9のY入力電極9a
から押圧位置Pの電位を検出するようにしている。
【0098】そして、この入力端子AD3で検出した電
位VXから押圧位置PのX座標(VX/VCC)を、CPU
1で計算して検出する。
【0099】X座標を検出した後、同様の方法で、Y座
標を検出する。
【0100】図4は、Y座標抵抗板9に電位勾配を形成
した状態の抵抗感圧型タブレットを示している。
【0101】同図に示すように、電子スイッチ6、7の
動作により、Y座標抵抗板9のY入力電極9aに基準検
出電圧VCCを印加するとともに、他方のY出力電極9b
を接地し、Y座標抵抗板9に均一な傾きの電位勾配を形
成している。
【0102】また、電子スイッチ4、5の動作により、
X座標抵抗板8のX出力電極8b端子をオフとし、Y座
標抵抗板9との接触位置からX座標抵抗板8に電流が流
れないようにするとともに、X入力電極8aと接続する
IX+入出力端子をA/Dコンバータ2の入力端子AD
1に接続し、X入力電極8aから押圧位置Pの電位を検
出するようにしている。
【0103】このようにして、X座標と同様に、入力端
子AD1で検出した電位VYから押圧位置PのY座標
(VY /VCC)を、CPU1で計算して検出する。
【0104】X座標、Y座標の座標検出を終えると、C
PU1は、電子スイッチ3〜7を動作制御し、再び図1
の状態とし、ペンオン検出を繰り返す。
【0105】ペンオン検出において、第2電位差VB
ペンオン検出しきい値VTR以下であれば、座標検出後も
ペンが押され続けていたと判定することができ、直前に
検出したX座標、Y座標を有効位置情報としてパーソナ
ルコンピュータ等上位処理装置(図示せず)へ出力す
る。
【0106】又、このときペンオンと判定できないとき
には、座標検出中にペンが離れたものと判断し、直前に
検出したX座標とY座標の位置情報を無効とする。
【0107】いずれの場合であっても、一度ペンオンを
検出し座標検出を実行した後は、所定時間(例えば5m
sec)後、再び待機モードとなりペンオン検出を繰り
返す。
【0108】以上の第1の実施の形態においては、第1
電位差VAをそのままペンオン検出しきい値VTRとして
第2電位差VBと比較しているが、図5に示す抵抗感圧
型タブレットのように、調整抵抗RP´の抵抗値rP´を
接触抵抗しきい値rCの1/N(Nは1より大きい補正
定数)の抵抗値rC/Nに調整し、調整抵抗RP´の両端
の第1電位差VAのN倍の電位差をペンオン検出しきい
値VTRとして、ペンオン検出しきい値VTRと第2電位
差VBを比較してもよい。
【0109】上記実施の形態と同様に、接触抵抗が変化
している状態で流れる電流をitとすれば、ペンオン検
出しきい置VTRは、N*VAすなわち、N*rP´*it
であり、抵抗値rP´は、接触抵抗しきい値rCの1/N
の抵抗値に調整しているので、結局ペンオン検出しきい
置VTRは、rCとitの積で表せる。
【0110】従って、IX+入出力端子とOX-、IY+
入出力端子の各電位V1、V2、V3をA/Dコンバータ
2で検出し、基準検出電圧VCCと電位V1の差をN倍し
て得られるペンオン検出しきい置VTRと、V2とV3の電
位差で得られる第2電位差VBをCPU1で比較すれ
ば、上述の第1の実施の形態と同様に接触抵抗しきい値
Cと接触抵抗rを直接比較することができる。
【0111】このように調整抵抗RPの抵抗値rPを小さ
い抵抗値rP´の調整抵抗RP´に変えても、接触抵抗し
きい値rCと接触抵抗rを比較して、ペンオンを判別す
ることができる。
【0112】なお、本発明においては、必ずしも座標検
出モードにおいて調整抵抗RPを抵抗板8、9の回路か
ら切り離す必要はないが、この第2の実施の形態のよう
に調整抵抗RP´の抵抗値rP´を小さくすると、そのま
ま抵抗板8、9の回路に接続させておいても、座標検出
の分解能に与える影響が少ない。
【0113】すなわち、図3に示すX座標を検出する座
標検出モードにおいて、仮にPCHK入出力端子から調
整抵抗RPを介してX入力電極8aに基準検出電圧VCC
を印加するとすると、X入力電極8aの電位は、基準検
出電圧VCCより調整抵抗RPによる電圧降下VRPだけ下
がることとなる。
【0114】調整抵抗RPの抵抗値rPは、上述第1の実
施の形態では、接触抵抗しきい値rCに等しく、X座標
抵抗板8の抵抗層と直列に接続された座標検出モードに
おいては、VRPはVCCに比べて無視できない大きさとな
る。
【0115】従って、X座標抵抗板8の両電極8a、8
b間の電位差は、VCC−VRPとなり、VRPが無視できな
い大きさであることから、VX/(VCC−VRP)より求
めるX座標の座標検出精度が損なわれる。
【0116】しかしながら、図5に示す抵抗感圧型タブ
レットにおいては、X座標検出モードで、IX+出力端
子から調整抵抗RP´を介してX入力電極8aに基準検
出電圧VCCを印加しても、調整抵抗RP´の抵抗値rP´
が、接触抵抗しきい値rCを補正定数Nで割った値であ
るので、VRPが小さく、X座標の座標検出精度が損なわ
れることがない。
【0117】また、上記本発明の第1、第2の実施の形
態においては、待機モードにおいて、基準電圧印加側抵
抗板に調整抵抗RPを介して基準検出電圧VCCを印加
し、ペンオンを検出したが、基準検出電圧VCCを印加し
ていない接地側抵抗板に調整抵抗RPを接続し、接地側
抵抗板を調整抵抗RPを介して接地端子と接続し、ペン
オンを検出するようにしてもよい。
【0118】この第3の実施の形態に係る抵抗感圧型タ
ブレット30について、図6及び図7で説明する。
【0119】図6は、接地側抵抗板であるY座標抵抗板
9のY出力電極9bに調整抵抗である可変抵抗RPを接
続し、可変抵抗RPの他端を接地した状態の抵抗感圧型
タブレットを示し、図示の状態で、調整抵抗RPの抵抗
値を初期設定し、ペンオンを検出する待機モードとする
ものである。
【0120】この抵抗感圧型タブレット30は、各電子
スイッチ3〜7で切り替えられるCPU1の内部回路が
異なることと、PCHK端子に接続された調整抵抗RP
の他端がY座標抵抗板9のY出力電極9bに接続されて
いることを除き、概ね第1の実施の形態(図1参照)と
同一の構成である。
【0121】第1の実施の形態と同様の方法で、この抵
抗感圧型タブレットにおいても、使用前に、試験的にペ
ンオンを繰り返し、動作を確認しながら調整抵抗RPの
抵抗値rPを調整し、ペンオン検出しきい値VTRを初期
設定する。
【0122】以下、このペンオン検出しきい値VTRの設
定について図7で説明する。
【0123】図7は、図6の抵抗感圧型タブレットの等
価回路図である。図6の抵抗感圧型タブレットは、タブ
レットが押圧されていないときに、X座標抵抗板8は基
準検出電圧VCCレベルであり、Y座標抵抗板9は、GN
Dレベルとなっている。
【0124】図7のように、この状態からX座標抵抗板
8を押圧すると、押圧位置P´において、X座標抵抗板
8からY座標抵抗板9に電流itが流れる。このときの
可変抵抗RPと接触抵抗rとの関係は、前述と同様にそ
れぞれの抵抗の両端の電位差から比較することができ、
A/Dコンバータ2の入力端子AD1の電位V1と既知
の接地電位GNDとの第1電位差VAと、A/Dコンバ
ータ2の入力端子AD2とAD3との第2電位差VB
比較することで求められる。
【0125】従って、第1の実施の形態と同様に、動作
を確認しながら可変抵抗RPの抵抗値rPを調整し、若し
くは接触抵抗しきい値rCが既知であれば、相当する抵
抗値の調整抵抗RPを接続して、調整抵抗RPの抵抗値r
Pを接触抵抗しきい値rCと等しくする。
【0126】なお、ペンオン検出しきい値VTRは、ペン
オンと判別する際の、この接触抵抗しきい値rCに調整
した調整抵抗RPの両端の第1電位差VAである。
【0127】このように、ペンオン検出しきい値VTR
設定したタブレットにより、ペンオンを判別する。ペン
オンを監視する待機モードにおいても、CPU1の各電
子スイッチ3〜7は、ペンオン検出しきい値VTRの初期
設定の際と同じ図6の位置でCPU1の内部回路と接続
している。
【0128】待機モードにおいて、タブレットが押圧さ
れると、図7に示す両抵抗板8、9間の接触位置Pの接
触抵抗rは、接触圧が次第に大きくなるのにつれて、無
限大から急速に減少する。
【0129】この接触抵抗rが変化している状態で、流
れる電流をitとすれば、第1電位差VAに等しいペンオ
ン検出しきい置VTRは、rC*itであり、第2電位差V
Bは、接触抵抗r*itである。
【0130】従って、OY-入出力端子とOX-、IY+
入出力端子の各電位V1、V2、V3をA/Dコンバータ
2で検出し、電位V1と接地電位GNDの差で得られる
ペンオン検出しきい置VTRと、V2とV3の電位差で得ら
れる第2電位差VBをCPU1で比較すれば、接触抵抗
しきい値rCと接触抵抗rを直接比較することとなる。
【0131】すなわち、ペンオン検出しきい置VTRと第
2電位差VBには、いずれも抵抗板8、9の抵抗値を含
まないので、抵抗板のどの位置を押圧しても、同じ条件
で比較することができる。
【0132】接触抵抗rが接触抵抗しきい値rC以下と
なると、第2電位差VBはペンオン検出しきい置VTR
下となり、このときをCPU1でペンオンと判別する。
【0133】従って、この第3の実施の形態において
も、ペンオンをもれなく検出するとともに、ペンオンと
判別したときには、接触抵抗rがA/Dコンバータ2の
内部抵抗RAに比べて、無視できるほど小さくなってい
るので、その変化が後の座標検出モードにおける座標検
出に影響を与えない。
【0134】なお、この接地側抵抗板に接続された調整
抵抗RPについても、第2実施の形態と同様、調整抵抗
Pの抵抗値rPを、接触抵抗しきい値rCの1/N(N
は1より大きい補正定数)の抵抗値rP´とした調整抵
抗RP´に置き換えることができる。
【0135】図8は、この更に異なる第4の実施の形態
に係る抵抗感圧型タブレット40を示している。
【0136】図8の抵抗感圧型タブレットにおいて、ペ
ンオン検出しきい置VTRは、N*VAすなわち、N*rP
´*itであり、抵抗値rP´は、接触抵抗しきい値rC
の1/Nの抵抗値であるから、ペンオン検出しきい置V
TRは、rC*itである。
【0137】従って、OY-入出力端子とOX-、IY+
入出力端子の各電位V1、V2、V3をA/Dコンバータ
2で検出し、接地電位GNDと電位V1の差をN倍して
得られるペンオン検出しきい置VTRと、V2とV3の電位
差で得られる第2電位差VBをCPU1で比較すれば、
上述の第3の実施の形態と同様に、接触抵抗しきい値r
Cと接触抵抗rを直接比較することができる。
【0138】このように調整抵抗RPの抵抗値rPを小さ
い抵抗値rP´の調整抵抗RP´に変えれば、直接、接触
抵抗しきい値rCと接触抵抗rを比較して、ペンオンを
判別することができるとともに、第2実施の形態と同
様、そのまま抵抗板8、9の回路に調整抵抗RP´を接
続させておいても、座標検出の分解能に与える影響が少
ない。
【0139】又、上述の実施の形態においては、CPU
1にADコンバータ2を内蔵した例で説明したが、少な
くとも3カ所の電位を読み取ることができるものであれ
ば、ADコンバータ2とCPU1は、別部品であっても
よく、また、2以上のADコンバータ2を用いてもよ
い。
【0140】更に、上述の実施の形態においては、AD
コンバータ2により調整抵抗RPの両端の電位と、接触
抵抗rの両端の電位を求めて、第2電位差と第1電位差
から定めたペンオン検出しきい値とを比較しているが、
調整抵抗RPの両端の電位差と、接触抵抗rの両端の電
位差を比較回路に入力し、第2電位差とペンオン検出し
きい値を比較してペンオンを判別してもよい。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
抵抗感圧型タブレットの抵抗の材質、抵抗被膜の厚さな
どが異なっても、予めペンオン検出しきい値VをRO
Mに記憶する必要がないので、調整抵抗の抵抗値を変更
することによって、容易にペンオン検出しきい値VTR
を修正して、タブレット毎に最適な条件でペンオン検出
を行うことができる。
【0142】また、ペンオン検出しきい値VTRを調整抵
抗RPの抵抗値rPで設定するので、従来のように、ペン
オン検出しきい値VTを記憶する記憶部が不要となる。
【0143】更に、ペンオンを判別する際には、タブレ
ットの押圧位置によって、タブレットに流れる電流値は
異なるが、接触抵抗rと調整抵抗RPにおけるそれぞれ
の電圧降下を比較することにより判別するので、押圧位
置の影響を受けずにペンオンを判別できる。
【0144】また、ペンオン検出しきい値VTRは、予め
タブレットの接触抵抗しきい値rCを知ることができれ
ば、これに合わせた抵抗値rPの調整抵抗を用いること
により簡単に設定することができる。
【0145】請求項3、請求項6、請求項7の発明によ
れば、調整抵抗RPが可変抵抗であるので、調整抵抗の
抵抗値rPを容易に変更することができる。従って、試
験的にタブレットのペンオンを繰り返し、タブレットの
動作を確認しながら可変抵抗の抵抗値rPを変えて、タ
ブレットの押圧が検出でき、しかも検出した後に接触抵
抗の変化の影響が表れないようなペンオン検出しきい値
TRを設定できる。
【0146】ペンオン検出しきい値VTRを、可変抵抗の
みで調整し、直列に接続した他の抵抗との分圧比で得る
ものではないので、ペンオン検出しきい値VTRを設定し
た後、前記他の抵抗を回路から切り離すためのスイッチ
が不要となる。
【0147】請求項5の発明によれば、接触抵抗rが接
触抵抗しきい値rC以下となったときにペンオンと判別
できるペンオン検出しきい値VTRを、接触抵抗しきい値
Cの1/Nの抵抗値rP´の調整抵抗RP´を用いて設
定できるので、調整抵抗を抵抗板に接続したまま座標検
出モードに移行しても、座標検出回路への影響が少な
い。
【0148】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る抵抗
感圧型タブレット20の回路図である。
【図2】図2は、図1の抵抗感圧型タブレット20の等
価回路図である。
【図3】図3は、図1の抵抗感圧型タブレット20にお
いて、X座標の座標検出モードを示す回路図である。
【図4】図4は、図1の抵抗感圧型タブレット20にお
いて、Y座標の座標検出モードを示す回路図である。
【図5】図5は、本発明の第2の実施の形態に係る抵抗
感圧型タブレットを示す回路図である。
【図6】図6は、本発明の第3の実施の形態に係る抵抗
感圧型タブレット30の回路図である。
【図7】図7は、図6の抵抗感圧型タブレット30の等
価回路図である。
【図8】図8は、本発明の第4の実施の形態に係る抵抗
感圧型タブレット40を示す回路図である。
【図9】図9は、従来の抵抗感圧型タブレットを示す回
路図である。
【図10】図10は、ペンオンにより電圧が変化する押
圧点Pでの電圧VPとペンオン検出しきい値VTとの関係
を示す波形図であり、(a)は、接触抵抗が安定したと
きの電圧VPLが比較的低いタブレットの波形図、(b)
は、接触抵抗が安定したときの電圧VPLが比較的高いタ
ブレットの波形図である。
【図11】図11は、ペンオン検出しきい値VTを設定
している状態の抵抗感圧型タブレットを示す回路図であ
る。
【図12】図12は、ペンオンを検出する状態の抵抗感
圧型タブレットを示す回路図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 A/Dコンバータ 8 X座標抵抗板 8a X入力電極 8b X出力電極 9 Y座標抵抗板 9a Y入力電極 9b Y出力電極 VTR ペンオン検出しきい値 VCC 基準検出電圧 VA 第1電位差 VB 第2電位差 V1 検出電圧印加側抵抗板の入力電極の電位 V2 検出電圧印加側抵抗板の出力電極の電位 V3 接地側抵抗板の入力電極の電位 N 補正定数 RP 調整抵抗

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X方向の両端の2辺に沿ってそれぞれX
    入力電極(8a)とX出力電極(8b)が形成されたX
    座標抵抗板(8)と、 X方向と直交するY方向の両端の2辺に沿ってそれぞれ
    Y入力電極(9a)とY出力電極(9b)が形成され、
    X座標抵抗板(8)と僅かな絶縁空隙をもって重合する
    Y座標抵抗板(9)と、 待機モードにおいては、一方の抵抗板に基準検出電圧V
    CCを印加し、他方の抵抗板を接地するように制御し、ペ
    ンオンにより変化する抵抗板の電位から抵抗板が押圧さ
    れたことを検出するCPU(1)とを備えた抵抗感圧型
    タブレットにおいて、 一方の抵抗板の入力電極に、調整抵抗RPを介して基準
    検出電圧VCCを印加するとともに、他方の抵抗板の出力
    電極を接地し、 A/Dコンバータ(2)によって、検出電圧印加側抵抗
    板の入力電極と出力電極と、接地側抵抗板の入力電極の
    各電位を検出し、 CPU(1)によって、検出電圧印加側抵抗板の入力電
    極の電位V1と基準検出電圧VCCとの第1電位差VAと、
    検出電圧印加側抵抗板の出力電極の電位V2と接地側抵
    抗板の入力電極の電位V3との第2電位差VBを比較し
    て、第2電位差VBが第1電位差VAから定めたペンオン
    検出しきい値VTR以下となったときに抵抗板が押圧され
    たものと判別することを特徴とする抵抗感圧型タブレッ
    ト。
  2. 【請求項2】 Y方向の2辺に沿ってそれぞれX入力電
    極(8a)とX出力電極(8b)が形成されたX座標抵
    抗板(8)と、 Y方向と直交するX方向の2辺に沿ってそれぞれY入力
    電極(9a)とY出力電極(9b)が形成され、X座標
    抵抗板(8)と僅かな絶縁空隙をもって重合するY座標
    抵抗板(9)と、 待機モードにおいては、一方の抵抗板に基準検出電圧V
    CCを印加し、他方の抵抗板を接地するように制御し、ペ
    ンオンにより変化する抵抗板の電位から抵抗板が押圧さ
    れたことを検出するCPU(1)とを備えた抵抗感圧型
    タブレットにおいて、 一方の抵抗板の入力電極に基準検出電圧VCCを印加する
    とともに、他方の抵抗板の出力電極を、調整抵抗RP
    介して接地し、 A/Dコンバータ(2)によって、検出電圧印加側抵抗
    板の出力電極と、接地側抵抗板の入力電極と出力電極の
    各電位を検出し、 CPU(1)によって、接地側抵抗板の出力電極の電位
    1と接地電圧との第1電位差VAと、検出電圧印加側抵
    抗板の出力電極の電位V2と接地側抵抗板の入力電極の
    電位V3との第2電位差VBを比較して、第2電位差VB
    が第1電位差VAから定めたペンオン検出しきい値VTR
    以下となったときに抵抗板が押圧されたものと判別する
    ことを特徴とする抵抗感圧型タブレット。
  3. 【請求項3】 調整抵抗RPは、可変抵抗であることを
    特徴とする請求項1又は2の抵抗感圧型タブレット。
  4. 【請求項4】 ペンオン検出しきい値VTRは、第1電位
    差VAと等しいことを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れか1項記載の抵抗感圧型タブレット。
  5. 【請求項5】 ペンオン検出しきい値VTRは、第1電位
    差VAに1より大きい補正定数Nを乗じた値であること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の抵抗
    感圧型タブレット。
  6. 【請求項6】 X座標抵抗板(8)とY座標抵抗板
    (9)を僅かな絶縁空隙をもって重合し、 待機モードにおいては、一方の抵抗板に基準検出電圧
    CC を印加し、他方の抵抗板を接地するように制御し、
    ペンオンにより変化する抵抗板の電位から抵抗板が押圧
    されたことを検出する抵抗感圧型タブレットのペンオン
    検出方法において、 一方の抵抗板に、調整抵抗Rを介して基準検出電圧V
    CCを印加するとともに、他方の抵抗板を接地し、 調整抵抗Rの両端の電位差である第1電位差Vと、
    抵抗板間の電位差である第2電位差Vを比較し、第2
    電位差Vが第1電位差Vから定めたペンオン検出し
    きい値以下となったときに抵抗板が押圧されたものと判
    別することを特徴とする抵抗感圧型タブレットのペンオ
    ン検出方法。
  7. 【請求項7】 X座標抵抗板(8)とY座標抵抗板
    (9)を僅かな絶縁空隙をもって重合し、 待機モードにおいては、一方の抵抗板に基準検出電圧V
    CCを印加し、他方の抵抗板を接地するように制御し、ペ
    ンオンにより変化する抵抗板の電位から抵抗板が押圧さ
    れたことを検出する抵抗感圧型タブレットのペンオン検
    出方法において、 一方の抵抗板に基準検出電圧VCCを印加するとともに、
    他方の抵抗板を、調整抵抗RPを介して接地し、 調整抵抗RPの両端の電位差である第1電位差VAと、抵
    抗板間の電位差である第2電位差VBを比較し、第2電
    位差VBが第1電位差VAから定めたペンオン検出しきい
    値以下となったときに抵抗板が押圧されたものと判別す
    ることを特徴とする抵抗感圧型タブレットのペンオン検
    出方法。
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